校舎の敷地全体を使ったイベント。5つのエリアに多彩な楽しみが
近隣の閉校した校舎を舞台に13日間開催した『みる・とーぶ展』と
『みんなとMAYA MAXX展』が5月14日に終了した。
私が代表を務める〈みる・とーぶ〉プロジェクトが、
2021年よりこのふたつの展覧会を開催しており、今回で5回目。
市内だけでなく、全道から、そして道外からも訪れる人があり、
過去最高となる2261名が来場した。

校舎のひさしには画家・MAYA MAXXさんがつくった赤いクマの立体がある。奥が体育館。展覧会中はその前にテントを張り、フードブースが設けられた。
校舎の敷地全体を会場としていて、1階、2階、3階の各教室、体育館、屋外と
エリアは5つに分けられる。
今回、私が感じたのは、それぞれのエリアごとの個性が
今まで以上に際立ってきたのではないかということだった。

MAYAさんの絵がかわいい、みる・とーぶ展会場マップ。
まず、『みる・とーぶ展』のメイン会場となったのは1階エリア。
元職員室があり、ここでは主に地域のつくり手の作品が販売された。
焼き菓子、陶芸、木工、織物、ハーブティーやハーブアイテム、スパイス類、
本、作品などさまざまなアイテムが揃った。
旧校舎での展覧会が始まって以来、継続して参加するメンバーが多く、
販売するアイテムがどんどん磨かれていっている。

〈麻の実堂〉の新作。ハーブを蒸留してつくったアロマスプレー。
例えばハーブアイテムを販売する〈麻の実堂〉は、ハーブティーブレンドの種類が増え、
アロマスプレーなど新しい商品も登場。
スパイス類を中心に販売するカレー屋〈ばぐぅす屋〉も、
スナックをラインナップに加えるなど、毎回、工夫を凝らしている。

〈ばぐぅす屋〉は、定番のスパイスとともに、ポテトチップスやスリランカのお菓子「トフィ」なども販売。
もうひとり、新しい挑戦をしたのは〈つきに文庫〉。
美流渡地区で月に2回、古本を販売している小さなお店だ。
店主の吉成里紗さんは、これまで『みる・とーぶ展』ではセレクトした古本を並べていたが、
何かもっと自分自身の感性を表せるものはないかという思いがあり、
今回は本と一緒に「絵本のおやつ」と題してケーキを出すことにした。

今回の『みる・とーぶ展』では絵本を中心とした古本を販売。
選んだ本のひとつは『赤毛のアン』で、牧師さん夫婦をお茶会に招待して振る舞った
レモンタルトからイメージしたケーキをつくった。
「ジャムやフルーツの砂糖漬けでお菓子を作っていた時代なので、
レモンソースとメレンゲの素朴なお菓子にしました」と里紗さん。

レモンタルト。
もうひとつは、せなけいこさんの絵本『ちいさなうさぎはんしろう』からとったキャロットケーキ。
「母さんがたくさんにんじんを買ってきたのに、食べさせてもらえないはんしろう。
いじけていると、母さんがキャロットケーキをつくってくれたというお話から選びました」
レモンケーキは、レモンの甘酸っぱさが口いっぱいに広がる爽やかで上品な味わい。
キャロットケーキは、にんじんとくるみ、ひまわりの種がたっぷりと入っていて
味わい深くボリュームも満点だった。

吉成里紗さん。小さな古本屋を営むほか、アフリカンダンサーとしても活動中。
元職員室の前の廊下では、自分の山で化石発掘を行っている日端義美さんによる展示が行われた。
発掘した化石をパズルのように組み合わせるゲームも用意され、
大人から子どもまで、まじまじと石に見入っていた。




























































































































