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「まちじゅう図書館」は、公立図書館の蔵書をまちの施設に分散させ
地域の人や観光で訪れる人に
図書館の本にふれる機会を増やしていこうという、
全国数か所かで始まっている取り組みです。
この4月から下田市がその事業を始めるにあたり、
光栄なことにLAC伊豆下田にお声をかけていただいたのです。
自分としても本を通じて価値観を広げたり、人生観が変わったりと、
本から受けた影響ははかり知れません。
そんな「本との出合い」の場に関わることができるのは
すばらしいではないか! と、
ふたつ返事で引き受けることにしました。
というふたつ返事が良かったのか、
LAC伊豆下田が
「まちじゅう図書館」の登録第1号ということになり、
事業スタートの4月1日の登録証をお渡しいただく際には
多くの報道の方もいらっしゃったのです。
といっても蔵書は50冊にも満たない小さな「図書館」
……というか「本棚」です。
この蔵書は、LAC利用者の特性を考慮して
図書館司書さんと自分とで選びました。
日中10時から17時はLAC宿泊者以外の一般の方も施設に入って
自由に本を手に取り、
コミュニティスペースでお読みいただけるという仕組みです。
(ただし施設外への貸し出しは不可となっています)
蔵書に関しては1か月単位で見直しをはかる計画で、
毎回全部は変えないと思いますが、
様子を見ながら一部を更新していきます。
下田を多拠点居住のベースとする方が滞在するLAC伊豆下田では、
これまでたくさんの「人と人の出会い」をつくってきました。
LACユーザー同士だったり、LACユーザーと地域の人だったり。
今後は、LACに滞在する人とまちじゅう図書館に置かれた
「本との出合い」の場になるわけです。
よき出合いの場となるように
「まちじゅう図書館」を運営していきたいと思います。