〈福田パン〉 創業76年のコッペパン専門店が 盛岡のソウルフードになるまで

地元で愛され続ける理由

直営店のカウンターに並ぶ具材は約50種。シングルでも注文できるが、
パンの片側ずつに異なった具材を塗る「ミックス」、
上下に異なった具材を塗る「半々」を合わせると、
味の組み合わせは2000種にもおよぶといわれる〈福田パン〉は、
盛岡市を中心に愛されている岩手県のご当地パンだ。

具材の種類は数あれど、それを挟んでいるパンは1種類。
きつね色の、大人の顔の長さほどに大きくふっくら膨らんだコッペパンが福田パンの顔だ。

岩手県内のスーパーやコンビニにも、袋詰めされた福田パンは毎日並び、
お盆やゴールデンウィークなど、多いときには1日2万個、
平日でも1日約1万個の売り上げを誇っている。

業務用も含めて3サイズあるが、125グラムの生地を膨らませたこのサイズが、おもに直営店と、コンビニ、スーパーなどに流通している。

業務用も含めて3サイズあるが、125グラムの生地を膨らませたこのサイズが、おもに直営店と、コンビニ、スーパーなどに流通している。

創業は、戦後間もない1948年。3代目の現社長 福田潔さんの祖父・留吉さんが、
国産イーストの開発に取り組んでいた大手製パン業者・マルキ号製パンの
〈マルキイースト菌研究所〉の勤務を経て、パン屋を始めた。

留吉さんは、花巻市生まれ。貫郡立稗貫農学校(現・花巻農業高等学校)に進学し、
当時教師だった宮沢賢治の教え子となる。
卒業後は、学費が払えなかったため学問を諦めようとしていたが、
賢治の紹介で盛岡高等農林学校(現・岩手大学農学部)へ。
発酵や醸造を専門とする教授の助手となり、働きながら学んでいたという。

開業当初は、パン屋を名乗りながらも、ジャムや乳酸菌飲料をつくって販売するなど、
生計を立てるために食に関わる事業にはさまざま挑戦したそうだ。
パンに具材を塗るスタイルも、初期の頃からだと潔さんは話す。

3代目社長の福田潔さん。

3代目社長の福田潔さん。

「昔はこのスタイルのパン屋は全国にいっぱいあったそうですよ。
デニッシュとかクロワッサンとか、今はいろんな種類のパンをつくることができますが、
当時はそれができなかったんでしょうね。
だからパンは1〜2種類だけど、中身を変えてレパートリーを増やしていた。
世の中にだんだんそういうスタイルがなくなってきたけど、うちはこのかたちが人気で、
残ったんですね」

正確な時期は記録に残っていないが、開業してまもなく、留吉さんは、
母校・岩手大学でパンの販売を始める。それが現在のコッペパンの原型。
当時は砂糖や油脂など、パンを柔らかくする材料が入手できなかったこともあり、
生地はソフトフランスパンだったが、福田パンを象徴する大きなパンは、
「学生にお腹いっぱい食べてもらいたい」という想いから生まれた。

直営店の注文カウンターの奥に並ぶ具材のペーストは見るだけでワクワクする。

直営店の注文カウンターの奥に並ぶ具材のペーストは見るだけでワクワクする。

また、留吉さんは、岩手の小学校でパン給食が始まった際に創設された、
〈岩手県パン工業組合〉の初代メンバーでもあるそう。
給食用のパンのレシピは指定されており、福田パンの製法とは異なるものだったが、
県内の小学校へ届ける量産ラインを徐々に構築していった。

そうして1970年代に始まったのが、高校での出張販売。
潔さんの母校でもある盛岡商業高等学校を皮切りに、
市内のほぼすべての高校に福田パンが並ぶようになる。

「すごかったですよ。まだコンビニが普及していない時代でしたからね。
だいたいみんな、お弁当は2時間目の後に食べ終わってしまうので、
昼休みに福田パンが販売に来ると、人だかりができていました。
盛商(盛岡商業高等学校)だけで、1日500個くらい売れていたんです」

出荷用の箱はグレーと決まっている。この箱に見覚えがある盛岡市民も多いのだろう。「福田製パン」は初代、赤い「フクダパン」は先代、黒い「フクダパン」は潔さんの代のもの。「赤字は嫌だな、黒字がいいなと思って黒にしました」と潔さんは笑う。

出荷用の箱はグレーと決まっている。この箱に見覚えがある盛岡市民も多いのだろう。「福田製パン」は初代、赤い「フクダパン」は先代、黒い「フクダパン」は潔さんの代のもの。「赤字は嫌だな、黒字がいいなと思って黒にしました」と潔さんは笑う。

盛岡市で高校時代を過ごした人なら、
たぶん一度は食べたことがあると想像できるエピソード。
福田パンがソウルフードとして定着してきた大きな理由のひとつは、
この高校での出張販売だろう。

「若い頃、お腹を空かせていたときの味って思い出深いですからね」と潔さん。
自身も授業を抜け出し、真っ先に買いに行っていたそうだ。

また、同社の製造の98%はコッペパンだが、業務用で食パン、ドックパン、
ハンバーガーのバンズ、テーブルロールなどもつくり、
盛岡市内を中心とした喫茶店や惣菜店、病院、幼稚園・保育園の給食、
老人ホームなどに卸している。
形は変わっても、生地はほぼコッペパンというこれらのパンを、
知らず知らずに食べ慣れていることも、
福田パンをローカルフードにしているゆえんかもしれない。

甲斐みのりの 「いま食べたい、もう一度食べたい、 何度でも食べたい地元パン®️」

著書での紹介は200点超え。
全国のパンを食べてきたなかでも衝撃を受けた「地元パン®️」は?
また食べたい! 何度でも食べたい! と心躍る「地元パン®️」は?
エッセイストで『地元パン手帖』著者の甲斐みのりさんが
「地元パン®️」との出合いを綴ります。

それぞれのパンに、豊かな物語が潜んでいる

主には昭和20年~30年代に創業した店や、地域の学校給食を手がけ、
戦後の食糧難の時代から地元の食を支えてきた店がつくるパン。
それから、材料、かたち、ネーミング、パッケージに、
地域性や時代性があらわれていたり、独特の趣があるパン。
これらを「地元パン®️」と呼称し、研究や採集を始めてから20年近くが経ちました。
その間、『地元パン手帖』や『日本全国 地元パン』などの本を出版したり、
実在する地元パンのミニチュアカプセルトイや地元パン文具の監修、
講演会やワークショップの機会も増えてきたため、
「地元パン」で商標登録も行いました。

もともとは、和菓子でも洋菓子でも、日本各地に根づく郷土菓子が好きで、
味や素材だけでなく、成り立ちや意匠、パッケージのデザインにも魅力を感じ、
“お菓子の旅”と称して全国を巡りながら、独自に研究を重ねていました。
旅先では、チェーン店から個人店まで大小の菓子店、百貨店、スーパー、道の駅に立ち寄り、
新たなお菓子を探し出すことができると心が満たされます。
そうするうちに地域の老舗パン屋も、
和洋の菓子を販売していることが多いため訪れるようになったのですが、
そこで日本には、その土地土地に根づくパンがあり、
それぞれのパンには豊かな物語が潜んでいると気がついて、
ローカルパンに魅了されていきました。

甲斐みのりさんの著書『日本全国地元パン』(エクスナレッジ刊)、『地元パン手帖』(グラフィック社刊)。

甲斐みのりさんの著書『日本全国地元パン』(エクスナレッジ刊)、『地元パン手帖』(グラフィック社刊)。

日本のパン屋は世界に誇れる多様な技術を身につけています。
ただパンを焼くだけでなく、
サンドイッチに挟むポテトサラダやトンカツなどの惣菜も自家製。
パンとともに販売する、プリンやクッキー、まんじゅうや
羊羹までも手づくりのものを並べています。
関東の昔ながらのパン屋でときどき見かける、
もはやパンというよりお菓子といえる、
カステラで羊羹を挟んだ明治時代から親しまれる「シベリア」を見つけたときには、
日本のパンの“菓子パン”というジャンルは、
世界的に見て大変珍しいのでは? と思い至りました。
どうやら日本において、菓子とパンは親戚関係にあるようだ……
とますますパン研究にのめり込み、そのうち甘辛の垣根を越えて、
惣菜パンや袋パン……土地土地で長年愛されるパンの研究に没頭していったのです。

日本に初めてパンが伝わったのは、鉄砲伝来と同じ安土桃山時代。
しかし当時のパンは非常にかたくて日本人の口に合わず、
実際に食べていたのは外国人の商人や宣教師に限られていたそうです。
その後、日本人による日本人のためのパンを最初につくったのは、
日本のパンの祖といわれる軍学者・江川太郎左衛門。
携帯しやすく日持ちがする兵糧としてパンの生産を行いましたが、
それもまたかたくておいしさとはほど遠く、日常食として根づくことはありませんでした。

やがて開国した港町・横浜に、外国人がつくる外国人に向けたパン屋が誕生します。
それを見て「これからの日本はパンの時代がやってくる」と先を見越して、
明治2年に日本人初のパン専門店を開いたのが、〈木村屋總本店〉の創業者。
日本人でも食べやすい食感となるように、
酒まんじゅうに着想を得て酒種酵母菌で発酵させた生地にあんこを合わせ、
あんぱんを売り出しました。
そうしてあんぱんは、「文明開化の味がする」と大流行。
日本のパン食文化の幕開けはあんぱんにあるように、
日本でパンとお菓子は、切っても切れない縁があるというわけです。

とはいえ第二次世界大戦前は、まだまだパンは贅沢品。
私たちが今のように、朝や昼、ときに夜の食事として、
当たり前にパンを食べるようになったのは戦後から。
食糧難の時代に学校給食制度が導入され、
子どもたちの昼食にコッペパンが配膳されたのが大きな契機となりました。
学校給食用のパンを焼いたり、地域の人々の食生活を支えるため、
和菓子店・洋菓子店はじめ、さまざまな業種の人たちがパン屋に転業し、
各地にパン屋が急増。戦後まもまく創業したパン屋に、
和菓子や洋菓子を販売しているところが多いのも、こんな歴史につながっています。

地元パンのたのしみは、材料、かたち、ネーミング、パッケージを知るほかにも、
日常を豊かに彩るさまざまな広がりがあります。
ここからは私が日々心躍らせる、地元パンを楽しむ視点を紹介します。

パンのふんわりとした風合いまで再現された地元パンのカプセルトイ。

パンのふんわりとした風合いまで再現された地元パンのカプセルトイ。

全国各地の郷土料理を 自宅で味わえるミールキット〈咲耶〉

非日常体験が味わえる全国各地の極上和食御膳のミールキット

「日本を愉しむ」というビジョンのもと、日本各地をテーマに現地食材や郷土料理を
自宅で簡単に味わうことができる「ご当地体験ミールキット」の〈咲耶(さくや)〉。
一般的なミールキットは日常利用向けなのに対して、〈咲耶〉のキットは時短や
手軽さの利点は残しつつも、一汁三菜以上の和食献立がつくれるので、
自宅で非日常の特別な食事の時間を愉しめることが特徴です。

「ご当地体験ミールキット」の〈咲耶(さくや)〉

〈咲耶〉のミールキットは、普段はなかなか味わうことのできない
その土地で愛されている郷土料理を再現しています。
お米をはじめとして、使用する食材や調味料はその地域にゆかりのある
ものも取り入れており、食材からも地域の世界観やその土地らしさを感じられます。
また、同封されているリーフレットに、各メニューのこだわりや特徴が紹介されており、
食を通じて歴史や伝統などの新たな発見もあります。

メニューは5、6品で煮るだけ、焼くだけ、盛るだけなど調理も簡単

メニューは主食、汁物、主菜、副菜を組み合わせた5、6品からなる一汁三菜以上の和食献立

メニューは主食、汁物、主菜、副菜を組み合わせた5、6品からなる
一汁三菜以上の和食献立となっており、
まるで旅館で提供されるような御膳を楽しめます。
また、商品に同封されているおしながきを食卓に添えることで、
旅館の食事の雰囲気を一層感じられそうです。

それぞれのメニューは簡単な調理で作ることができる

それぞれのメニューは簡単な調理で作ることができるようになっており、
袋から取り出しお皿に盛り付けするだけの品もたくさん。
その他にもお米は無洗米、主菜のお魚も味付け済みで届くので
最後の仕上げに焼くだけなど、時間をかけずに手軽に調理できます。

実際、今回注文した瀬戸内のキットも仕上げに魚に焼き目をつける、
届いた無洗米と出汁、具材を炊飯器に入れて炊飯するだけ
まな板と包丁を使うのは大根と小口ネギを切るときだけ
味噌は溶けやすい合わせ味噌、大根おろしはおろしの状態で届くなど
かゆいところにも手が届く心配りが各所に見られました。

〈祇園辻利〉のペアリングティーも届く定期便がスタート

〈祇園辻利〉のペアリングティー

そんな〈咲耶〉では2か月に1度季節に合わせて
各地のキットが届く「ご当地ミールキット定期便」も提供中。
現在発売中の計6商品が、初回配送月を基準として隔月で届きます。
単品購入するよりもお得で、年6回の合計では30960円(2人前)、
1商品あたり5160円(2人前)となっています。

さらに、定期便では京都祇園の宇治茶専門店〈祇園辻利〉が、
キットごとに特別にペアリングしたお茶も届きます。

災害時にも役立つレシピ 「パックご飯」「耐熱ポリ袋」を使った 簡単ごはん4選

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

2024年は元旦から能登半島地震など
心を痛める出来事が続きました。
辛い思いをされた方々の心休まる日が
1日でも早くやって来ますように。
そんなことばかりを考えていた年始でした。

そして今回、
我が家もあらためて非常時の備蓄を見直すことにしました。

倉庫には1年分の備蓄米があり、
湧き水が流れ、薪のストックがあるため、
いざというときにもそこまで困らないだろうと考えてはいましたが、
こういった備えが使えない状況も十分起こり得ます。

また「簡単に食べられるかたちで備蓄しておいたほうがいいのでは?」
とも思い、企業に依頼して、
我が家の棚田米で“温めるだけで食べられる”「パックご飯」をつくりました。

こうしておけば、いざというときに誰かの役に立てるかもしれない、
そんな思いもありました。

透明なフィルムパックに入ったパックごはんの写真。赤米が混ざっているので全体的にピンク色のご飯になっている。

赤米とうるち米をミックスしたパックご飯をつくりました。もちもちな仕上がりでおいしい!

パックご飯のメリットは

・長期保存が可能(今回のパックご飯は1年半ほど)

・温めるだけで食べられる

というところ。

我が家に限っていうと、
いつも食べている自家栽培米が
災害時でも食べられるというのもポイントです。

今後、なにかしらの災害で私たち自身が被災する可能性もあります。
そんなとき、この棚田米のパックご飯や常備食材を使って
どのような「災害時のごはん」が展開できるかを考えてみました。

今回は、備蓄の見直しのなかで決めた常備食材やアイテム、
それらを使った簡単レシピを紹介したいと思います。

【2024年版】 バレンタイン&ホワイトデーに 買いたい、ローカル食材を使った チョコレート6選

海底熟成ワイン〈SUBRINA〉を使った〈LIFENRI〉のショコラ

もうすぐやってくるバレンタイン、ホワイトデーシーズン。
今回は、日本のローカル食材や食品を使った2024年の
最新チョコレートをピックアップしてみました。

まずご紹介するのは、南伊豆の海底で熟成されたワイン〈SUBRINA(サブリナ)〉と、
2023年10月に世田谷線の松原駅近くにパティスリーをオープンした
ショコラティエの清水佑紀シェフが率いる〈LIFENRI(リフェンリ)〉
とのコラボレーションによるボンボンショコラ
「BonBon de noir 海底熟成ワインのマリアージュショコラ」(2600円)です。

海底熟成ワイン〈SUBRINA〉を使った〈LIFENRI〉のショコラ

海底熟成ワイン〈SUBRINA〉をストレートに表現したボンボンショコラや、
希少価値の高いマダガスカル産のショコラを使用したマダガスカル64%、
まろやかな甘みと旨味のあるフランス・ブルターニュ地方のゲランド塩を利かせた
カカオの力強さを感じるビターガナッシュのオリビエ、
浅めにキャラメリゼした、皮付きヘーゼルナッツを食感が残る程度に粗めに挽き
自家製プラリネペーストにしたプラリネノワゼットの4粒がセットになっています。

〈SUBRINA〉ワインとのスペシャルセット

〈SUBRINA〉ワインとのスペシャルセットでは、ギフトボックス内に
ボンボンショコラが同梱されています。

さらに、〈LIFENRI〉の実店舗でも、2月1日より
「マリアージュショコラ」の単品購入が可能となっています。

information

BonBon de noir 海底熟成ワインのマリアージュショコラ

〈獺祭〉の焼酎と梅酒を使った〈ショコラティエ パレドオール〉の生ショコラとトリュフ

「生ショコラ 獺祭焼酎」

続いてご紹介するのは、カカオ豆から本格的なチョコレートづくりを手掛ける
ショコラティエ・三枝俊介氏によるチョコレート専門ブランド
〈ショコラティエ パレドオール〉によるチョコレート。
山口県の銘酒〈獺祭〉の酒粕から生まれた「獺祭焼酎」を使用した
「生ショコラ 獺祭焼酎」(9個入り2700円)と、
「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」を使って仕込まれた
「獺祭 本格梅酒 磨き二割三分仕込み」を使った
「獺祭梅酒トリュフ」(5個2700円)が新たに登場しました。

「獺祭焼酎」は獺祭の香りを残しながら、アルコール度数39度による
インパクトと力強い味わいが特徴です。
そんな「獺祭焼酎」とカカオの融合をイメージし、マダガスカル産や
ベリーズ産カカオの自家製チョコレートを使い、口どけなめらかに仕上げたのが
「生ショコラ 獺祭焼酎」です。
口中でとろけるにつれ広がる「獺祭焼酎」の香りが、
フルーティーな香りからゆっくりと変化する余韻を楽しめます。

「獺祭梅酒トリュフ」

南高梅の最高級適熟梅を使い「純米大吟醸 磨き二割三分」で仕込んだ「獺祭梅酒」に、
さまざまなカカオ産地の自家製チョコレートをブレンドし、
奥行きのある味わいに仕上げているのが「獺祭梅酒トリュフ」。
「獺祭梅酒」の仕込みに使用した梅のペーストやラズベリーピューレを配合することで
やわらかな酸味がプラスされ、熟成されたまろやかな甘みが楽しめます。

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“農家さんと一緒につくるお菓子”がテーマの兵庫県〈ル フルーヴ〉の「完熟柑橘アソート4」

「ル フルーヴ」の「完熟柑橘アソート4」

続いては、兵庫県北部の養父市にある、自然豊かな山あいに工房を構える
〈ル フルーヴ〉のチョコレートをご紹介。
“農家さんと一緒につくるお菓子”をテーマにした〈ル フルーヴ〉は
シェフの味覚による妥協のない素材選びが特徴です。

「完熟柑橘アソート4」(1998円)は、顔の見える農家さんから仕入れた伊予柑、
金柑、ブラッドオレンジ、レモンを使った4種類のチョコレートアソートです。
柑橘畑でもぎたての果実をかじるよう瑞々しい素材感を表現しています。
柑橘は一個ずつ大切に皮を剥き、火入れをし、カットをするなど、全て手作業。
時間も手間もかかりますが、柑橘もカカオも国内・海外の農家さんに
大事に育てられた素材のおいしさを最大限に引き出したい、
そんなシェフの思いが詰まっています。

2月1日(木)〜14日(水)には、〈渋谷スクランブルスクエア〉の
ショップ&レストラン1F TOKYU Foodshow EDGE内、
ポップアップスペース「Event Stage1」にも出店(※数量限定、なくなり次第終了)
されるなど、東京でも購入が可能です。

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あなたが決めるTHEご当地パンは? ご当地パン総選挙を開催!

あなたが思い浮かべるご当地パンは?

全国各地に存在するその地域ならではのご当地パン。
今回コロカルでは、日本一のご当地パンを決めるSNS連動企画を実施!
「あなたが決めるTHEご当地パン総選挙」をSNSで募集します。
集まったご当地パンの投稿を元に、トップ10をランキング形式で発表予定。
あなたの地元のパンはもちろん、旅先やアンテナショップで出合ったご当地パン、
学生時代の思い出のパンでも構いません。
「これぞご当地パン!」と思うイチオシのパンを教えてください。
投稿はinstagram、X(旧Twitter)で募集します。
#ご当地パン のハッシュタグと、コロカルのアカウントをタグ付けし、
写真を添えて投稿してください。
みなさんからのたくさんの投稿、お待ちしております!

【応募方法】
・instagram、X(旧Twitter)で #ご当地パン のハッシュタグと、コロカルのアカウント(instagram:@colocal_jp、X:@colocal_jp)をタグ付けして投稿。
なお、instagramストーリーズは写真が24時間で消えてしまうため、NGとします。
・締切は2024年2月18日(日)です。

・①パンの写真、②名前、③地域
上記3点と、推薦コメントを添えてご投稿ください。

※こちらの企画で集まった写真は、コロカル2月の特集記事で掲載させていただく可能性があることをご了承ください。
※全体公開のアカウントをご使用ください。
※ご自身で撮影されたパンの写真をお使いください。

青森・宮城・福島・千葉の 水産加工業者が提案する、 魚食のお取り寄せ

被災地水産業の復興支援の一環でスタートした、水産加工品の商品開発

豊かな海に囲まれた日本では、生活とは切っても切り離せない魚食の歴史があります。
先人の知恵や工夫によって、日本の風土に合った保存技術を進化させながら、
日本人は魚と共に歩み、育ってきました。
それはまさに、日本が誇る食文化とも言えます。

昨今、魚食は現代の多様なライフスタイルと技術の発展により、
「おいしく手軽に食べたい」というニーズが高まりつつあります。

被災地水産業の本格的な復興を果たすことを目的に、
日本の水産業において重要な位置を占める被災地の水産加工品を、
オンラインショップや ECサイトなどを通じて販売する取り組みを
〈ジェイアール東日本企画〉が支援。
本事業で開発・リニューアルした青森県・宮城県・福島県・千葉県の海の幸を使用した商品が、
12月4日(月)より、〈&fish〉にて発売されています。
今回はこの中からコロカル編集部の視点でピックアップしたいくつかの商品をご紹介。

アンコウやマダラなど海の幸たっぷりな福島県・海幸の「福島常磐鍋」

福島県・海幸の「福島常磐鍋」

「福島常磐鍋」(メーカー希望小売価格5400円)は
「常磐もの」の「鮟鱇(アンコウ)」や
「真鱈(マダラ)」を中心にさつま揚げやあおさのりをセットにした鍋です。
オリジナルの塩ベースのタレがついており、
切った野菜を鍋に盛り付け、解凍した魚を軽く水洗いし盛り付け
鍋の素を加水し煮立たせるだけで、本格的な海鮮鍋が完成します。
魚介のうま味とさつま揚げのだしが溶け出たスープは、
自宅で食べるレベルを超えた本格的で滋味深い味わい。
あおさのりは半分、鍋の具として、
残りの半分をしめの雑炊に加えて楽しむのがおすすめです。

瀬戸内を五感で楽しむワインリゾート 〈瀬戸内醸造所レストランmio〉が 本格稼働

瀬戸内の四季を味わうオリジナルメニュー

広島県の南部に位置し、瀬戸内海と美しい山々に囲まれた三原市。
県内唯一の空港があり、空の玄関口として知られる地域です。

〈瀬戸内醸造所レストランmio〉外観

三原市の南部、瀬戸内海沿岸の造船所跡地に
〈瀬戸内醸造所〉という名のワイナリーがあります。
同施設はワインの醸造所だけでなく、地産地消レストランや、
同社のワインを購入できるショップが併設されているワインリゾートです。

そのなかのひとつ、〈瀬戸内醸造所レストランmio〉は
コロナの影響で休業を経て、団体利用や大型連休のみの限定オープンとなっていましたが、
2023年の10月から新たなメニューを追加し、本格的に再スタートを切りました。

〈瀬戸内醸造所レストランmio〉内観

〈瀬戸内醸造所〉のワインに合う料理を提供する地産地消レストラン
〈瀬戸内醸造所レストランmio〉では、
洋食や和食などジャンルにとらわれないオリジナルの「SETOUCHI料理」が楽しめます。

山も海も近くにある三原市は、
魚介や野菜だけでなく、お肉やフルーツなどの食材が豊富な地域です。
地元の旬の食材をたっぷり使用して、上質なコース料理からカジュアルなランチセット、
フルーツを使ったデザートやノンアルコールドリンクまで幅広く提供します。

薪焼きお肉のプレートセット ※世羅みのり牛 2800円。平日のみの提供。お魚のプレートセット(2500円)に変更も可能。

薪焼きお肉のプレートセット ※世羅みのり牛 2800円。平日のみの提供。お魚のプレートセット(2500円)に変更も可能。

10月からの本格始動にあたり、
新たにメニューに加わったのは「薪焼きお肉のランチセット」です。
薪焼き(まきやき)とは薪火(まきび)で食材を焼く、今注目の料理スタイルのこと。
〈瀬戸内醸造所レストランmio〉では自社畑で育てたぶどうの枝を用い、
華やかな薫香をつけています。
ジューシーに焼き上げたお肉は、ワインとの相性も抜群!
瀬戸内の地魚と旬の野菜を使った「レストランmioの瀬戸内アヒージョサラダ」も
ぜひご賞味あれ。

1名から頼めるランチコース

1名から頼めるランチコースもおすすめです。
旬の地産食材の拡充を図り、地域の食をふんだんに楽しめる料理を提供しています。

季節のパフェのティーセット 2500円〜。※季節によりフルーツの種類は変わります。

季節のパフェのティーセット 2500円〜。※季節によりフルーツの種類は変わります。

季節の果物をメインに使ったパフェも絶品!
セットの小菓子は、自社畑のハーブを使った手づくりクッキーなどを予定しています。
春や秋など気候が穏やかな日には、テラス席で瀬戸内海を眺めながら
お食事をするのもおすすめですよ。

浅草・合羽橋〈釜浅商店〉の WEB講座「育てる料理道具学」が 京都芸術大学で2月から開講

包丁研ぎをWEB上でレクチャー。合羽橋の料理道具店が教える「料理道具を育てること」

東京の上野と浅草の間くらいに位置し、
飲食業向けの食器や調理器具などが集まる問屋街・合羽橋。

そんな合羽橋に店を構える〈釜浅商店〉は、
1908(明治41)年創業の料理道具店。
4代目店主・熊澤大介氏が考える「料理道具を育てること」とは?

学校法人瓜生山学園 京都芸術大学の藝術学舎では、
副学長の小山薫堂氏が率いるオレンジ・アンド・パートナーズ社が
プロデュースする「熱狂!○○学」シリーズのひとつとして、
熊澤氏を講師に迎え、「料理道具を育てること」について考え
実践する講座を開講します。
WEB上の一般公開講座なので、誰でも気軽に遠隔での参加が可能です。
2024年2月10日(土)・17日(土)・3月9日(土)・16日(土)の
計4回の講座となります。

創業116年の老舗が考える「良い理の道具」とは

使いやすく、タフで永く使える料理道具を扱う〈釜浅商店〉は、
116年もの長きにわたり、料理人と料理道具に向き合ってきました。
そのなかで導き出された「良い道具には、良い理(ことわり)がある」
=「良理道具」という考え。
日々の料理に欠かせない、包丁、まな板、フライパンなどにも、
それぞれに“理(ことわり)”があり、
それらの特性や持ち味を生かすことで良い仕事をしてくれる。
しかし、どんなに“良い理”がある道具も、
手入れをしてあげなければ、その力を発揮できなくなってしまうことも。

講座の第1回はそんな「料理道具を育てること」について、
熊沢氏の講義を通して、一緒に考えていきます。

1908(明治41)年創業の料理道具店〈釜浅商店〉

包丁の産地を知る、つくりを知る、違いを知る

第2回は包丁について、より深く知り、学んでいく講座。
日本を代表する包丁の産地である、岐阜県関市、大阪府堺市、
福井県越前市をとり上げ、それぞれの違いに迫ります。
同じ包丁でも、鋼材・刃の構造・ハンドル・耐久性などがまったく異なるそう。
包丁の産地、種類による特徴や違いを理解することで、
これからの料理にも生かせるのでは。

包丁の産地を知る、つくりを知る、違いを知る

クラフトサケ醸造所〈稲とアガベ〉と 〈一風堂〉がコラボした 「男鹿塩ラーメン」を再現した 袋麺が完成

秋田県男鹿市で2021年の秋に創業したクラフトサケ醸造所〈稲とアガベ〉

秋田県男鹿市で2021年の秋に、旧駅舎を醸造所にリノベーションし
創業したクラフトサケ醸造所の〈稲とアガベ〉。
無肥料無農薬の自然栽培米を食用米程度にしか精米せず、田んぼから醸造まで無添加で
お酒を醸造し、清酒製造参入規制の緩和を目指しています。

クラフトサケとは、日本酒の製造技術をベースとしたお酒、または
そこに副原料を入れることで新しい味わいを目指した新ジャンルのお酒です。
現在の日本では、日本酒を造るための免許の新規発行が原則認められていません。
そのため新しい醸造所は日本酒を造ることができないのです。

しかし、2020年4月の法律改正により、海外輸出向けという条件付きで、
免許が発行されるようになりました。
〈稲とアガベ〉はこの新しい免許を活用し、輸出用の日本酒を造り、
世界の方々に日本酒の魅力を知っていただくことを目指しています。
〈稲とアガベ〉は「日本酒特区の新規創出」「男鹿酒シティ構想」
「地域の未来を担う人材の創出」、この3つを目指し
「男鹿の風土を醸す」ことを経営理念に活動しています。

年末年始の宴準備。 “ハマのアメ横” 〈横浜洪福寺松原商店街〉で マグロを狙う! あなたのまちの 焼酎ハイボール アテ探し旅

年末年始にふさわしい豪華で豪快なアテを探す

なにかとお呼ばれの機会も多い年末年始。
親しい友人と焼酎ハイボールを楽しむアテを探そう。
目をつけたのは〈横浜洪福寺松原商店街〉。
最寄りは横浜駅から相鉄線で3駅の天王町駅。
“ハマのアメ横”との呼び名を持つ商店街で、
年末年始に入り用になるあれこれを扱う食材専門店が集まる。
しかも総じて安い。

戦後の復興にあわせて、横浜各所には商店が立ち並び始める。〈横浜洪福寺松原商店街〉もそのひとつ。3、4軒から始まり次第に活況へ。チェーン店はほとんどなく、菓子、野菜、洋服・靴、総菜に加えて、タレ・調味料専門店といったユニークな専門店も。それほど大きな商店街ではないが、道幅が広く、開放的。

戦後の復興にあわせて、横浜各所には商店が立ち並び始める。〈横浜洪福寺松原商店街〉もそのひとつ。3、4軒から始まり次第に活況へ。チェーン店はほとんどなく、菓子、野菜、洋服・靴、総菜に加えて、タレ・調味料専門店といったユニークな専門店も。それほど大きな商店街ではないが、道幅が広く、開放的。

まず向かったのは〈かつ信〉。
お目当ては“松原名物”と謳われる「木炭焼焼豚」。
店頭で、炭火でじっくり焼き上げるという光景も、
商店街のすてきな風景になっている。

店頭でご主人の武井さん自ら焼豚を焼く。「今使っているのは茨城のブランド豚。部位はひとつじゃなく、肩ロース、モモ、ミスジなどいろいろあってそれぞれ味わいが違って、お客さんも好みが分かれますね」。確かに旨み、脂の甘みや強さ、食感などが違っておもしろい。価格は1パック1000円台から。

店頭でご主人の武井さん自ら焼豚を焼く。「今使っているのは茨城のブランド豚。部位はひとつじゃなく、肩ロース、モモ、ミスジなどいろいろあってそれぞれ味わいが違って、お客さんも好みが分かれますね」。確かに旨み、脂の甘みや強さ、食感などが違っておもしろい。価格は1パック1000円台から。

一般的に焼豚にはいろいろなタイプがあるが、
こちらは、周りが紅色。横浜中華街で見るようなタイプだ。
となるとタレは八角などを使ったオリエンタルな風味を想像するが、
そうした刺激的な香りではない。
ほのかな甘みと照りをまとい、噛めば、豚肉の脂自体の甘みがじわっと感じられ、
そもそもの肉の旨みもどんどん広がっていく。

店主の武井信助さんに聞けば、
「確かにこの色だと中華街って感じですかね。
ただうちは昔から見た目も味もつくり方も変わってないんです」とのこと。

もともとは横浜・野毛の精肉店。戦後、この地に移転した。
「当時このあたりの店は〈魚幸水産〉さんとうちと3、4軒ぐらい」
しかなかった頃から変わらぬレシピ。
「味つけは企業秘密ということにしておこうかな(笑)」というが、
なんと醤油は使っていないのだとこっそりヒントを教えてくれた。

店名が示す通り、もともとはとんかつ屋。
コロナ禍で休業していたところ、
年配の常連さんからの熱望があって焼豚を店頭販売。
土日だけ出していたところ、毎日やってというリクエストがあったという。
ありがたい言葉だけれど、とにかく仕込みに時間も手間もかかる。
結果、いろいろあってとんかつはお休みを続けて、
現在は焼豚や肉まんのテイクアウトを中心とした営業となっている。

そんな話を武井さんと話していたところ、
保育園か幼稚園かといった感じの5、6人の子どもたちが通る。
保育士さんが「ここの焼豚おいしいんだよ」と言えば、
子どもたちが「知ってる~」と返事。
変わらぬ味が、愛され続けていく。

お正月準備はこれでOK! 野草の手づくり「お屠蘇」と 「3種のおせち」レシピ

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

いよいよ2024年が近づいてきましたね。
年末の準備などはお済みですか?

我が家の大掃除は、毎年手づくりの灰洗剤が大活躍! 
灰の研磨剤を使えば、換気扇やコンロ周りのしつこい汚れもすっきりです。

そして、大掃除が終われば「おせち」の準備が始まります。
今回は、我が家で定番の
簡単「おせち」 & 野草でつくるオリジナル「お屠蘇(おとそ)」
のレシピをご紹介します。

オリジナルブレンドのお屠蘇の写真。薬草・野草もわきに添えてある。

お正月に無病長寿を願って飲まれる「お屠蘇」。薬草・野草をブレンドしてオリジナルのお屠蘇をつくりました。

初心者でも簡単! 小さなかわいい「3種のおせち」

今となっては「おせち=買ってくるもの」というイメージになりつつあるようですが、
昔はそれぞれの家庭で手づくりするのが主流でした。

お重に詰めれば豪華絢爛に見えるおせち料理も、
ひとつひとつの料理は意外とシンプル。
特別な技術は必要なく、普段のごはんをつくる感覚でつくれてしまいます。

今回は「これが揃えばお正月が迎えられる!」という
おせち料理の代表格「祝い肴三種」から「田づくり」「黒豆」の2品と、
主役級の存在感を放つ「なます」のレシピを紹介します。
この機会に、手づくりおせちに挑戦してみませんか?

(1)カリカリおいしい、ナッツといりこの「田づくり」

フライパンでいりことクルミを炒って、田づくりをつくっている写真

このポリポリ感と、甘じょっぱさがお酒と合う。手が止まりません。

「五穀豊穣」の象徴としておせちに欠かせない「田づくり」。
たくさん獲れたイワシを田んぼの肥料にしたところ
大豊作になったことが名前の由来なのだとか。
また、幼魚を多く使うことから「子孫繁栄」の意味も込められているといいます。

<材料>

・いりことくるみ:50グラム(割合はお好みで)

・醤油:大さじ2

・砂糖:大さじ3

・酒:大さじ2

・みりん:大さじ1

<つくり方>

1.フライパンでいりことくるみをカリカリになるまで炒って水分をとばす。(強火にすると焦げるので注意!)

2.フライパンからいりことくるみを取り出し、調味料すべてを入れて中火にかけて煮詰め、水分を飛ばす。

3.とろっとしたカラメル状になったら火を消し、いりことくるみを加えて手早くからめる。

4.くっつかないようにクッキングシートに広げて冷ます。

固まるとくっつきやすいので、手早く行うのがポイント! 
カリカリの風味を楽しんで。

(2)錆び釘を使ったツヤツヤ本格「黒豆」

しわのない、つやつやした煮豆をスプーンですくっている写真

黒豆煮。関西では「不老長寿」を願ってシワがつかないようにつくりますが、関東では「しわが寄るまで元気でいられますように」と、しわがつくように煮るのだそう。

黒豆には「マメに元気に働けるように」と
「無病息災」の意味が込められています。

また「黒は邪気を払う」とされ、
昔は豆の黒さを引き出すために錆びた釘を一緒に煮ていました。
くぎの鉄分が豆の色素と反応し美しい黒になるのです。

錆びた釘はなかなか手に入らないので、
南部鉄器でつくられた鉄玉を入れたり、鉄鍋で煮ると黒く美しい豆になります。
(なくても大丈夫!)

<材料>

・黒豆 70グラム

・錆びた釘や鉄玉など(あれば)

・醤油 小さじ2

・砂糖 50〜60グラム(お好みでOK)

・塩 ひとつまみ

<つくり方>

【1日目】

1.黒豆と錆び釘はさっと洗い、釘はお茶パックに入れる。(釘の錆は落とさないように)

2.豆と釘、醤油、砂糖、塩を420mlの熱湯に入れ、一晩浸水する。(10時間以上)

【2日目】

3.2を鍋に移して火にかけ、煮立ったらアクを丁寧に除く。

4.落としぶた(なければキッチンペーパーでもOK)をし、さらに鍋のふたをして3~4時間弱火で煮る。

5.豆がやわらかくなったら火を止める。錆び釘を取り出し、そのまま冷まして味を染み込ませる。

6.煮汁ごと保存容器に入れ、豆がひたるようにして冷蔵庫で保存。(空気に触れるとシワが出ます)

保存期間は5日ほど。
途中で火入れをすればもう少し長持ちします。
食べ切れない分は小分けして冷凍保存すれば、約1か月半ほど持ちます。

調味料と混ぜて煮るだけの、至ってシンプルなレシピです。
ただし、前日から浸水する必要があるので、事前準備をお忘れなく! 

(3)ほんのり甘い、干し柿の「なます」

豪華に盛り付けられたおせちの写真。なますは柚子の実をくりぬいて器しに詰めてある。

なますって地味……と侮るなかれ。ゆずや小さな柑橘を器にするだけで一気に主役級の一品になります。ちょっと手間だけど、この存在感は手をかける価値アリ。

紅白なますは色合いがお祝いの水引に似ているため、
「平安」と「平和」を願う縁起物とされています。

我が家では干し柿を加えて、
酸味と甘みのバランスがとれた、爽やかな組み合わせのレシピにしています。

<材料>

・大根 2分の1本

・にんじん 2分の1本

・干し柿 1~2個 

・塩 大さじ2分の1

・砂糖 大さじ4

・酢 半カップ

・塩(塩もみ用) ひとつまみ

<つくり方>

1.大根、にんじんは長さ3~4センチの細切りにする。

2.1に塩ひとつまみをふって手でもみ、しんなりしたら水で塩を洗い流す。ぎゅっと絞って水気を切る。 

3.干し柿はへたと種を除いて細切りにする。

4.調味料をすべて混ぜてから、干し柿、大根、にんじんを加えてあえる。

ゆずや柑橘の中身をくり抜いて入れ物にすると、おせちがパッと華やかに!

ジンの蒸留時に出る ボタニカルの粕をアップサイクル。 福島県の酒蔵から新たなお酒が登場

新進気鋭の酒のつくり手がコラボ

2021年に福島県南相馬市で開業した酒蔵
〈haccoba -Craft Sake Brewery-(ハッコウバ クラフトサケブルワリー)〉から、
ジンの蒸留時に出るボタニカルの粕(かす)を使ったお酒が登場しました。

〈Vert〉と名づけられたその商品は、
「さまざまなボタニカルで香りをつくっていくクラフトジンの蒸留粕を、
お米と一緒に発酵させたらどんなお酒が生まれるんだろう」
という好奇心から生まれたと言います。

クラフトメーカーが商品をつくるうえで、避けて通ることのできない「粕」の問題。

酒蔵ならお酒を搾った際に「酒粕」が、ジンの蒸留所なら蒸留時に
「ボタニカルの粕」が出てしまいます。

そんな未利用資源のアップサイクルにもつながる新たなお酒づくりを行うために、
彼らが声をかけたのが、2022年に長野県で開業した〈野沢温泉蒸留所〉でした。

食のコミュニティによる交流企画をきっかけに〈野沢温泉蒸留所〉とのコラボが実現。

食のコミュニティによる交流企画をきっかけに〈野沢温泉蒸留所〉とのコラボが実現。

〈オリオンビール〉がリブランド。 〈オリオンホテル 那覇〉がオープン

〈ホテルロイヤルオリオン〉を改修工事し〈オリオンホテル 那覇〉として開業

那覇空港から車で20分、モノレールで15分(牧志駅下車徒歩約3分)という
国際通りに面した好立地に構えた〈ホテルロイヤルオリオン〉。
ビジネス・観光・ショッピングなどに適し、宿泊のみならず、
和洋中のレストラン、宴会場を有するシティホテルとして
1975年の開業以来、長年愛されてきました。

〈オリオンホテル 那覇〉

そんなホテルロイヤルオリオンが、沖縄のローカルビールとして知名度を誇る
〈オリオンビール〉によってリブランドが行われ、
2023年11月20日に、〈オリオンホテル 那覇〉としてリニューアルオープン。
オリオンビールが手がけるホテルとして、
「知っているけど、新しい」オリオンビール体験と沖縄ステイを創造し、
ビールや沖縄の新しい魅力、楽しみ方を提案するホテルとして誕生しました。

限定オリジナルビール4種などが味わえるオールデイダイニング〈THE ORION BEER DINING〉

オールデイダイニング〈THE ORION BEER DINING〉

ホテル1階には「知っているけど、新しい」というホテルコンセプトを象徴する
オールデイダイニング〈THE ORION BEER DINING〉が新設されました。
オリオン名護工場でつくられた「オリオンビール」が
ビールメーカーだからこそのパーフェクトサーブで提供されます。
ホテル限定オリジナルビール4種、沖縄の新鮮なフルーツなどを用いた
新感覚のビールやビアカクテルもラインナップ。

ホテル限定オリジナルビール4種

食事は、県産牛やアグー、シーフード、野菜など、沖縄各地の旬のおいしさを活かした
沖縄スタイルのグリル料理をメインに、一日の活力をチャージする色鮮やかな
ビタミンブレックファースト、県産の肉や魚からエネルギーをもらう
パワーランチなどを味わえます。
一日を通してさまざまなシーンで、オリオンビールならではの
「知っているけど、新しい」体験を届けています。

またホテルロイヤルオリオン時代から
長年愛されてきた中華料理〈四川飯店〉も営業を再開。
オリオンホテル 那覇の開業を記念した特別プランも登場しているので
この機会に本格四川料理を楽しむのも良さそうです。

〈久原本家〉創業の地・久山町で 農業を通じて未来を耕す、 〈里山サポリ〉の循環の輪

個性的な企業、個性的な個人が共存する久山町

福岡県の中央に位置する久山町。
福岡市の近郊にも関わらず、手つかずの自然が残る土地として知られている。
そんな久山町の名前が全国へと広がるきっかけになったのが、
1893年に創業した〈久原本家〉の存在だ。

久原本家が手がける和食の店〈御料理 茅乃舎〉の鍋の味わいを家庭でも再現できる
「だし」を販売したところ大ヒットする。
そのヒットを受けて、茅乃舎のだしは全国的な知名度を獲得。
久山町という名前も全国へと知れ渡っていった。

久原本家グループの本社。周囲には田畑が広がる。

久原本家グループの本社。周囲には田畑が広がる。

〈御料理 茅乃舎〉から生まれた〈茅乃舎〉ブランドでは、
現在、だしだけでなく、醤油や味噌、麹といった幅広い調味料を展開。
さらに、こうした商品を企画・販売するだけでなく、関わりの深い食材にスポットをあて、
産地とつくり手を自社のウェブサイトを通して紹介している。

そのひとりが久山町でイタリア野菜を育てている城戸勇也さんだ。
海外での経験を含め、長らく飲食業に従事していたが、
前職のイタリアンでの勤務のなかで農業への転身を決意。
その後、ひとりで、しかも独学で、
ゼロから〈里山サポリ〉という屋号を打ち出し、農業を始めた。
しかも城戸さんは当初からイタリア野菜に特化。
その野菜づくりをベースに、さまざまなアクションを起こしているのだ。
そんな城戸さんの活動もまた、福岡県下はもちろん、今では全国へと認知を広げつつある。
久山という地に個性的な企業、そして個性的な人物が共存するのは、
果たして偶然なのだろうか。
普段よりも早起きして、久山町へと車を走らせた。

〈キッキリッキー〉のそばを流れる猪野川。水の透明度に見惚れてしまう。

〈キッキリッキー〉のそばを流れる猪野川。水の透明度に見惚れてしまう。

訪れたのは予約制をとる朝食専門店〈キッキリッキー〉だ。
入口のドアを開けると「いらっしゃいませ!」と元気な挨拶に迎え入れられた。
声の主はキッキリッキーを手がける里山サポリ代表・城戸勇也さんその人。
野菜づくりを軸としながらも、
こうして朝からキッキリッキーで料理人として自ら腕を振るい、
午後からは畑に出るという日々だ。

厨房に立つ城戸さん(写真中央)。

厨房に立つ城戸さん(写真中央)。

〈今代司酒造〉が 2024年の干支「辰」ラベルの 純米大吟醸を数量限定で発売

新潟県にて1767年に創業した〈今代司酒造〉

日本一の蔵元数を誇る新潟県内において、玄関口である新潟駅から歩いて行ける距離に
蔵を構える1767年創業の〈今代司(いまよつかさ)酒造〉。
同蔵が手がけた「錦鯉」をモチーフにした日本酒ボトルは、以前コロカルでも紹介しました。

1767年創業の〈今代司(いまよつかさ)酒造〉

酒造りを見直したいという想いで、2006年からアルコール添加を一切行わない
全量純米仕込みに切り替えた蔵元です。
少しでも多くの人々によりいっそう地酒に親しめる環境を提供したいという想いで
酒蔵案内も毎日行っており、多くの酒愛好家が足を運んでいます。

〈純米大吟醸 今代司 干支ラベル 2024 辰〉が数量限定で登場

『純米大吟醸 今代司 干支ラベル 2024 辰』

そんな今代司酒造が、2024年の干支である「辰」をラベルにあしらった
純米大吟醸酒〈純米大吟醸 今代司 干支ラベル 2024 辰〉
(720ミリリットル/2530円、桐箱入り 3630円)を
2023年11月10日(金)より数量限定で販売しています。

新潟県産の酒米である五百万石を100%使用し、精米歩合は50%の純米大吟醸酒で、
米のうまみがしっかりと出ていながら、
穏やかな香りとサラリとした口当たりが心地よいお酒です。
ほどよい辛さとうまみ、軽やかさで、スッと喉を通ります。
冷酒や常温でいただくのがおすすめです。

紀州南高梅を使った人気商品 〈ぺたんこちょび梅〉の破片が 新感覚スイーツに生まれ変わって登場

「甘じょっぱい」のループにハマること間違いなし?!

日本一の梅の里、和歌山県みなべ町が誇る梅干し専門ブランド〈梅見月〉の
人気商品〈ぺたんこちょび梅〉を使った新感覚チョコスイーツ
〈CHOBI CHOCO(ちょびチョコ)〉がMakuake(マクアケ)で限定発売中です。

みなべ町の自社農園などで丹精込めて栽培された紀州南高梅を使ってつくられる
〈ぺたんこちょび梅〉は、梅のペーストをチップ状にして天日干しした
自然派志向の無添加乾燥梅肉。

本物の梅干しさながらのしょっぱさがクセになる味わいで人気を集めています。

〈ぺたんこちょび梅〉

その一方で、製造時に梅チップの破片が出てしまうという問題を抱えていました。

破片は、これまで地域の子どもたちに配って再活用に取り組んでいましたが、
時には破棄することもあったと言います。

フードロス削減の観点から、新たな再利用の道を考えた結果、
新商品の開発に挑戦することに。

製造時に梅チップの破片が出てしまうという問題を抱えていました。

〈ぺたんこちょび梅〉の最大の特長である、まるで本物の梅干しを食べているような
しっとり食感を引き出せて、若い世代や梅干しが苦手な人にも響く商品を目指し、
たどり着いたのがチョコレート。

東京・世田谷にある人気ショコラティエ
〈Chocolate de Familia(ショコラ・ダ・ファミリア)〉の
協力を得て、同店が得意とするバークチョコレートをヒントに〈CHOBI CHOCO〉が
誕生しました。

〈木内酒造〉が ウィスキー造りを体感できる 〈八郷蒸溜所 ビジターセンター〉を オープン

〈菊盛〉〈日の丸ウイスキー〉などで知られる〈木内酒造〉

1823年に茨城県那珂市で創業した〈木内酒造〉。
清酒「菊盛」にはじまり、梅酒、常陸野ネストビールなどその土地ならではの酒を
国内外に届けています。

2016年にはウイスキー事業を開始。
創業200年を迎える2023年に向けて〈日の丸ウイスキー〉〈日の丸ジン蔵風土〉
の生産がスタートしました。
また食と酒を楽しむ場として飲食事業を展開し、関東に〈常陸野ブルーイング〉など
12店舗を運営しています。

蒸溜所滞在の中心となる〈八郷蒸溜所 ビジターセンター〉がオープン

八郷蒸溜所 ビジターセンター

木内酒造のある茨城県は、昭和の中頃までは、ビールやウイスキー製造に用いる
二条大麦の日本最大の栽培地でした。
冬から初夏にかけての麦栽培は、その麦からビールの製造に、
そして麦芽粕を飼料として活用する畜産業へ。
一方で、夏から秋にかけての畑では蕎麦や芋を裏作で栽培するなど、
農を中心とした食のリサイクルの輪が確立していました。

しかし、昭和中期に貿易の自由化による麦芽への関税の撤廃が行われると、
日本のビール・ウイスキー製造会社では、廉価な輸入麦芽の使用が中心となり
国産の麦栽培はほぼ壊滅してしまいました。

そのような中木内酒造では、もう一度茨城県の麦栽培を復活させるべく
古代麦「金子ゴールデン」の復元栽培を始めました。
また、ビールやウイスキー製造からの麦芽粕は、県内の畜産農家に供給しており、
ビール粕などを飼料として育った豚・牛などを、
木内酒造の直営レストランの食材として活用しています。
さらに、麦栽培の裏作に栽培する蕎麦は、
自社直営の〈蔵+蕎麦 な嘉屋〉で提供しています。

木内酒造・八郷蒸溜所

木内酒造では2020年に国産原料使用による真のジャパニーズウイスキーの製造
および製造規模の拡大を目指し〈木内酒造・八郷蒸溜所〉を稼働させています。
今回、その付属施設として〈八郷蒸溜所 ビジターセンター〉
が2023年11月11日に開業しました。

各都道府県の素材を使った ジンシリーズ  10月に「東京ジン」をリリース

東京の老舗とコラボした香り高いクラフトジン

近年、ジンに注目が集まり、
日本の各地でクラフトジンづくりが盛んに行われています。
ジンは、風味づけにジュニパーベリーを使用していれば、
ほかにどんな素材を使ってもよいという自由度の高い蒸留酒です。
各地の特産物や名産品を活用した多種多様のジャパニーズクラフトジンが多く登場し、
ジン業界はさらなる盛り上がりをみせています。

そんななか、〈スターマーク株式会社〉がすすめる
47都道府県のご当地ジンをつくる取り組み「県ジンプロジェクト」で
第3弾のクラフトジンが発売されました。

東京ジン 4950円

東京ジン 4950円

10月に第3弾として発表された「東京ジン」は、
江戸の老舗店とコラボレーションした東京らしさがあふれる商品です。
ボタニカルは、東京日本橋で300年以上続く鰹節の専門店〈にんべん〉の本枯鰹節を使用。
旨味を感じられる味わい深さが魅力です。

さらに宝永年間に創業の楊枝専門店〈日本橋さるや〉をフィーチャーし、
和製ハーブとして黒文字(くろもじ)を加えました。
〈日本橋さるや〉では爪楊枝づくりに、日本固有種の香木である黒文字を使っています。
黒文字の甘みのある落ち着いた香りと爽やかな香りがアクセントとなり、
香り高いクラフトジンができあがりました。

パッケージデザインにもこだわりがあり、
浴衣の老舗店〈竺仙〉の行儀小紋柄をあしらいました。
行儀小紋柄とは江戸小紋三役のうちのひとつ。
パッケージからも東京の伝統を感じることができます。

鰹節と黒文字を組み合わせた「東京ジン」は、特に和食との相性が抜群とのことです。
食事の味わいを邪魔しないため、
ソーダと1対1で割って、食中酒としてぜひ楽しんでみてください。

“食べられない果物”が、 おいしく大変身! カリンのまち、 まんのう町の新たな挑戦

カリンのまちに、ご当地カリン商品が誕生

カリンを使った粉末ドリンクにアイスクリーム、チョコレート。
これらの商品は、カリンのおもな産地のひとつである香川県まんのう町で、
地元の企業によって開発されたもの。

でもカリンそのものの味を想像できる人は少ないのでは。
それもそのはず、実はカリンは生では食べられず、加工も難しいことから、
シロップやリキュールなどに漬け込むような食べ方くらいしか知られておらず、
商品化にもつながりにくかったのだ。

そのカリンをなんとかおいしく食べてもらおうと、試行錯誤のうえ完成した商品は、
今回〈カリンのトリコ〉ブランドとして、
まんのう町で開催された「かりんまつり」で来場者に提供された。

2023年10月29日に国営讃岐まんのう公園で開催された「かりんまつり」には多くの人が訪れた。(写真提供:ロッテ)

2023年10月29日に国営讃岐まんのう公園で開催された「かりんまつり」には多くの人が訪れた。(写真提供:ロッテ)

甘すぎない爽やかな味わいに
「カリンは子どものときからある、身近な存在」
「懐かしい味にも感じた」と、カリンのまちならではの声が。一方で、
「シロップやのど飴くらいしかカリンのことを知らなかった」
「カリンって食べられるんだ!」という声も。
どうやらカリンのイメージは千差万別のようだ。

写真提供:ロッテ

写真提供:ロッテ

実はこの3商品、まんのう町と株式会社ロッテによる
取り組みのひとつとして開発されたもの。

1985年から〈のど飴〉を販売してきたロッテにとって、
カリンは大切な原料のひとつであり、シンボルマーク。
しかし、生では果実を食べられないこともあり、市場にはあまり出回っておらず、
実際にカリンの実を目にしたことがある人は少ないのが現状だ。

だが、カリンは1000年以上前から日本に根づいてきた果物。
家庭によっては寒くなり乾燥した季節になると、
カリンを漬け込んだシロップを飲むなど、古くから日常的に親しまれてきた。

そんなあまり知られていないカリンが持つ魅力を伝えるため、
ロッテは2022年9月に、商品に使用するカリン原料をすべて国産にリニューアル。
同時に、かねてよりカリンでまちを売り出そうとしていたまんのう町と
「まんのう町民のかりん認知拡大推進に関する連携協定」を締結し、
一緒にカリンを盛り上げていく仲間として、さまざまな取り組みを行っているのだ。

かりんまつりに先立ち実施された「かりん認知拡大推進に関する報告会」では、
ご当地カリン商品の開発に協力した、地元で活躍する3企業による商品の紹介と、
まんのう町のふたつの小学校で行われたカリンの魅力を伝える地域授業について報告。
ご当地カリン商品について、栗田隆義町長も
「カリンそのものを食べるのは難しいのですが、研究開発していただき、
おいしい商品ができたことを非常に喜んでいます」と太鼓判。

カリン商品に期待を寄せるまんのう町の栗田隆義町長(一番左)と、カリン生産者の田中阿佐実さん(左から2番目)。株式会社ロッテの豊田直弥さんと地元企業の担当者も〈カリンのトリコ〉ユニフォームで報告会に参加。

カリン商品に期待を寄せるまんのう町の栗田隆義町長(一番左)と、カリン生産者の田中阿佐実さん(左から2番目)。株式会社ロッテの豊田直弥さんと地元企業の担当者も〈カリンのトリコ〉ユニフォームで報告会に参加。

また、毎年7月頃になると約75万本が満開になるという、
まんのう町の夏の風物詩ひまわりと合わせて、
「春夏にはひまわり、秋冬にはカリンで、
まち、町民、カリン栽培者、企業みんなでカリンを盛り上げ、
ひまわりとカリンで元気あふれるまんのう町を推進していきたい」と、
まちぐるみでカリンを盛り上げていく意欲を語った。

佐賀の〈楠乃花蒸留所〉と 〈ヒルトップリゾート 福岡〉が 手がけたクラフトジン 〈THE GLAMOROUS GIN〉

佐賀県佐賀市諸富にて県産素材にこだわったクラフトジンをつくる〈楠乃花蒸留所〉

佐賀県佐賀市諸富に拠点を置き、2020年にスピリッツ製造免許を受けたばかりの
新設蒸留所の〈楠乃花(くすのはな)蒸留所〉。
ジン発祥の地であるオランダから蒸留器を導入し、
佐賀産の素材にこだわったオリジナルのクラフトジンをつくっています。

〈楠乃花蒸留所〉

蒸留所のすぐ近くには筑後川昇開橋があり、またその向こうには「凌風丸」が
建造された三重津海軍跡があります。
150年ほど前、幕末の佐賀藩がオランダから「電流丸」という蒸気船を輸入し、
佐賀藩の技術者に調べさせて建造した「陵風丸」と同じように
オランダから蒸留器を導入しジンをつくっていることに縁を感じさせます。
ちなみに蒸留所の名前は、設立された2020年5月に
敷地内の楠木に花が咲いていたことから名付けられました。

〈ヒルトップリゾート 福岡〉のペストリーシェフとコラボレーションしたクラフトジンが新登場

そんな〈楠乃花蒸留所〉が〈ヒルトップリゾート 福岡〉と手を取り合い、
クラフトジン〈THE GLAMOROUS GIN(ザ・グラマラス ジン)〉を
2023年11月1日(水)より発売しました。

〈ヒルトップリゾート 福岡〉は
「Excitement & Tranquility 〜動と静〜 都会の自然に優雅に触れる、
静寂を約束するサンクチュアリ」をコンセプトに掲げるリゾートホテルで、
2023年11月1日(水)にリブランドオープンしています。
今回のコラボレーションは、佐賀市で特徴的なクラフトジンを次々に生み出している
〈楠乃花蒸留所〉のマスター・ディスティラー・和田真司氏と、
〈ヒルトップリゾート 福岡〉のエグゼクティブペストリーシェフ・高橋草哉氏が
出会い始まりました。
高橋氏はマリーナベイ・サンズ〈Sky on 57〉シンガポールのシェフパティシエを
皮切りに、ミシュラン3つ星〈Otto e Mezzo BOMBANA 本店〉や、
ギャラクシー・マカオ〈Innovative Kitchen〉、ミシュラン1つ星の
〈小笠原伯爵邸〉でペストリーシェフを歴任した経歴を持ちます。

常に新しいフレーバーを探求し、さまざまなクラフトスピリッツを
スイーツづくりに使用している高橋氏が、いつか実現したいと願っていた
唯一無二のクラフトジン作りが、和田氏の手腕により見事に実現しました。

〈楠乃花蒸留所〉のマスター・ディスティラー・和田真司氏

和田氏は「ザ・グラマラスジンは、ボタニカルの選定において、
ペストリーシェフならではの感性が反映され、
これが見事に調和し、洗練されたジンになったと感じています。
ジントニックやカクテルなど、いろいろな飲み方で美味しくお召し上がりいただけると
思いますが、お料理やスイーツとの組み合わせも、
お互いの存在感を高めることができる最高のジンではないかと思います」
とペストリーシェフならではの感性で生まれたジンだと評しています。

アートディレクター・ 佐藤亜沙美の旅コラム 「北へ“人と本”に会いに行く」

さまざまなクリエイターによる旅のリレーコラム連載。
第37回は、アートディレクター・デザイナーの佐藤亜沙美さん。
子どもを産む前と産んだ後では、
旅に求めるものが変わってきたという。
そんな出産後に再訪することになった八戸市。
子どもと一緒に訪れたことで、感じたこととは?

子どもが生まれて変わった旅への意識

出産以前と以後で一番変わったのは旅の目的かもしれない。
歳とともに衰えていくものと思っていた好奇心はどんどん強くなるばかりで
産前には見たことがない場所、食べたことがないもの、
触れたことのない文化に足が向かった。

あるときは地図にも載っていないようなイタリアの山奥に、
あるときは沖縄の離島に、タイの屋台に、台南の朝のお粥文化に。
それは外に外に向かっていた。
移動距離の長さや現地で体験する予期せぬできごとの多様さによって
旅の満足感は高まった。

子どもが産まれたことで行ける場所も行ける距離もぐっと小さくなった。
子どもは縦横無尽に動き回るため、常に気を張って見ていなければならないし、
旅の直前に体調を崩す可能性も頭に置いておかなければならず、
計画をするだけでも精神的に負荷がかかる。

かつてのわたしはそれらの不自由をさぞ負担に思うだろうと思っていた。
わたしが人生の中心に据えていたのは常に「自由であること」だったからだ。
自分のわがままをいかに貫いていくかに生きるエネルギーのすべてを割いていた。

産後、体調が落ち着くとすぐに内なる好奇心が発動した。
旅での移動を、車で1時間、2時間とどんどん時間と距離をのばしていった。
そして先日、ハードルの高い新幹線移動を乗り越え、
ようやく自分がこれまで行った最北地点である八戸を再訪した。

熊本県民に愛された チーズケーキの店〈白い貴婦人〉 新店舗が装いを新たにオープン!

“ふわふわシュワシュワ”のチーズケーキが復活

熊本一の繁華街として知られる下通(しもとおり)からほど近い場所に、
2023年11月4日、チーズケーキ専門店〈白い貴婦人〉の新店舗がオープンしました。

1991年に1号店となる下通り店をオープンし、
行列の絶えない人気店となった〈白い貴婦人〉。

一時は県内に多数の店舗を展開していましたが、近年はコロナ禍の影響を受け、
オンラインなどでの冷凍チーズケーキ販売にシフト変更していました。

今年に入り、新型コロナの状況が落ち着きを見せたのを機に、
「焼き立てスフレチーズケーキで再び熊本の方に喜んでいただきたい」と
新店舗のオープンを決めたといいます。

チーズケーキ専門店〈白い貴婦人〉

焼き立て販売を復活するにあたり、原料の見直しやパッケージの刷新など
大幅リニューアルを実施。

チーズケーキは、きめ細かく泡立てたメレンゲと生地をさっくりと混ぜ合わせ、
蒸気でじっくりと蒸らし、時間をかけて焼き上げるという製法はそのままに、
生地にクリームチーズとゴーダチーズを組み合わせることで、従来よりも
チーズのコクと深みをアップさせました。

“ふわふわシュワシュワ”のチーズケーキ

そして、パッケージはくすみがかったピンク色をベースに、
ロゴマークのチーズケーキを手にした女性をメインにしたデザインに一新。

デザインを手がけたのは、熊本県出身のクリエイティブディレクター・村井隆太さん。

「皆さんのなかにある〈白い貴婦人〉との思い出がよみがえるような、
ノスタルジーを感じられるデザインに仕上がったのではないでしょうか」と
同店の担当者は話します。

パッケージはくすみがかったピンク色をベースに、ロゴマークのチーズケーキを手にした女性をメインにしたデザインに一新。

また、阿蘇の地層をイメージしたという店舗の内装も
パッケージと同じ色を基調にしています。

〈五島クラフトジン蒸溜所〉と 歴史遺産の見学、 五島食材の特別ディナーが体験できる 宿泊プランが登場

全室オーシャンフロント、豊かな大自然を味わえるホテル〈カラリト五島列島〉

五島列島・福江島の美しい海を目の前に臨む全室オーシャンビューのホテルとして、
2022年8月にオープンした〈カラリト五島列島〉。
“飾らない自分にかえる、晴れやかな時間”をコンセプトに、季節を運ぶ爽やかな海風や、
地元の食材で彩られたおいしい食事、我が家のように心地よくくつろげる
ゲストルームを備えています。

〈カラリト五島列島〉

また、五島列島の豊かな大自然に囲まれて過ごすホテルでの宿泊体験に加え、
地域の新鮮な食材を生かした料理が味わえるレストランと、
五島列島の魅力を存分に感じられるアクティビティギアも展開しています。

一泊二日で五島の歴史や自然を体験しながら、クラフトジンと料理を味わうツアーがスタート

五島列島・福江島の美しい海

そんな〈カラリト五島列島〉が〈五島つばき蒸溜所〉、おくうら夢のまちづくり協議会と
共同し、五島列島・福江島唯一のクラフトジンである「GOTOGIN」を中心に、
地域の歴史や文化を学ぶツアー、蒸溜所見学とボタニカル原酒の試飲、
スペシャルディナーの3つを通して満喫する、
五島「風景のアロマ」体感プランをスタートさせました。

〈五島つばき蒸溜所〉

〈五島つばき蒸溜所〉は五島列島、福江島に2022年12月に開業した、
ジン専用蒸溜所です。
1922年に建てられ、昨年100周年を迎えた半泊教会のすぐとなりに位置し、
五島のシンボルにもなっている椿をはじめとした17種類のボタニカルを使用した、
この土地ならではのジンをつくっています。

〈カラリト五島列島〉と〈五島つばき蒸溜所〉は同時期にオープン。
お互いに五島列島を盛り上げたいというLocal Goodへの強い思いを持ち、
一緒に何か出来ないかと対話を重ねる中で生まれたのが今回のプランです。
さらに「GOTOGIN」の背景にある「風土に根ざした物語」をより深く
参加者に感じてもらうため、現地・奥浦地区のまちづくり協議会も参画し、
三者でのコラボレーションが実現しました。