〈語蛍〉720ml 4800円 原材料:米(国産)・米麹(国産米)アルコール度15度
酒造のテーマは「失われつつある日本の原風景を伝え残すこと」
メガソーラーの設置、過度な森林伐採など。
近年、古来から続く森林環境へ人の手が加わり、
水質悪化や生態系への影響が危惧されています。
里山の夏の風物詩であるホタルにも、その影響は顕著。
清流を好むホタル生息域は、この50年で10分の1になったそうです。
同じく「水」が製造の要である日本酒ですが、
後継者不足や経営破綻などによる廃業などから
1999~2019年の20年間で、全国の酒蔵の数は
2007社から1235社に激減しています(※)。
※:国税庁「清酒製造業の概況 令和2年調査分」より。

三重県で1805年創業の老舗・元坂酒造は、森林環境の保全への願いと、
そのようなホタルと日本酒には上質な水が欠かすことができないという共通点から、
「失われつつある日本の原風景を伝え残すこと」をテーマに、
ホタルが訪れた年にだけ製造する日本酒〈語蛍(かたる ほたる)〉を発表。
2024年6月21日に2500本もの語蛍が発売されました。

ラベルには、元坂酒造の取水地である宮川(大台町柳原)で、その年にはじめてホタルが観測された日付が刻まれています。今年発売されたものには、2023年6月7日の文字が。
元坂酒造の重要な原料である水は、
国交相の一級河川水質調査で過去何度も日本一と評価され、
「清流日本一」として名高い日本屈指の清流・宮川です。
自らの学問を「発光生物学」と称し、
ホタルや発光キノコなどを研究する大場裕一教授も、
宮川のことをこのように話しています。

大場裕一教授 1970年札幌生まれ。山形育ち。北海道大学理学部化学科卒業。基礎生物学研究所、名古屋大学大学院生命農学研究科を経て、現在中部大学応用生物学部環境生物科学科教授。中部大学蝶類研究資料館副館長。中部大学民俗資料博物館副館長、中部大学創造的リベラルアーツセンター兼任。自らの学問を「発光生物学」と称し、ホタルから、発光キノコ、深海魚まで、あらゆる発光する生物を研究している。主な著書に『ホタルの光は、なぞだらけ』(青少年読書感想文全国コンクール課題図書、くもん出版)、『恐竜はホタルを見たか』(岩波科学ライブラリー)、『光る生き物の科学』(日本評論社)、『世界の発光生物』(名古屋大学出版会)など。

「過去11回にわたり「水質1位」を獲得している宮川は、
極めて水質の高い河川です。
ゲンジボタルは河川の水質の問題に加え、
光の明るさや河川の護岸がコンクリート舗装されているかなど、
様々な要因で出現するか否かが決まると言われていますが、
特に水質においては、生活排水や工業廃水などによる汚染が
極めて少ないことがホタルの生息に影響する要因のひとつです」









































































































