地域のおばあちゃん直伝! 未熟な「栗」をおいしく食べる 秘密の方法

※山の栗は自然に生えているように見えて、持ち主さんがいることがほとんどです。収穫する際は、土地の持ち主さんに確認しましょう。

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

甘くてホクホクな秋の味覚「栗」。
栗は私の大好物。毎年栗拾いを楽しみにしています。
以前、「旬の「栗」レシピ4選」という記事で、
お気に入りの栗レシピや、田舎の知恵がつまった保存&調理法、
鬼皮がスルッと剥ける裏技をご紹介しました。

ところで、秋の始まりに、黄緑色の未熟な栗のイガが落ちているのを
見かけたことはありませんか? 
栗のイガを割ってみると、中の実は白っぽく、
まだ熟していないことがわかります。

でも、食べられないと処分するのはちょっと待って! 
今回は、ちょっとしたひと工夫で
未熟な栗をおいしくする方法をご紹介します。

木の上になっている栗の写真。

巨大台風で栗が落下! そんな未熟な栗をおいしく食べるには?

大好きな栗拾い、今年も楽しみにしていたのですが、
9月頭の大きな台風が、栗の実の約8割を落としていってしまいました。

栗の木の根もとには、緑色のイガに包まれた若い栗たちがゴロゴロ転がっています。
年に一度のお楽しみなのに、こんなの悲しすぎる……! 

「この栗って、食べられるのだろうか?」

気にはなったものの、
このまま放置していたら猪に食べられてしまうので
ひとまずは収穫していくことに。

緑色のイガに包まれた栗の写真。

中の実を取り出して持ち帰ろうとしたのですが、
イガが未熟すぎて、なかなか開かない! 
さらに、なんとかこじ開けても、栗の実がイガにくっついて剥がれない! 

うーん、どうしたものか。
悪戦苦闘の末、イガつきのままいったん家に持ち帰ることにしました。

この栗をどうしようかと考えていると、
ご近所のおばあちゃんが
「天日干ししておくと、自然とイガが割れて開けやすくなるよー。
栗の実も、数日置いておくと茶色くなるよ」
と教えてくれたのです。

これは試してみるしかない! ということで、
さっそく未熟なイガをザルに乗せ、天日干ししてみました。

ついでに、イガから無理やり取り出したものの、
真っ白すぎておいしくなさそうな栗の実も一緒に干してみます。

日本の海からはじまる、 新たな価値創造を目指して。 海藻から未来の食を変える 〈シーベジタブル〉

海藻を食べることで未来が変わる

日本の食卓に欠かせない海苔やわかめなどの海藻。
普段あまりにも当たり前の存在ゆえ、
その価値や魅力に注目することは少ないかもしれない。
しかし、今、海藻への注目が高まっている。

日本近海に約1500種を超える海藻が生息し、
そのすべてが食用になり得るとされている。
一方で、世界で類をみないほど海藻を食べるとされている日本でも
普段の食卓に並ぶのは数十種類に留まっているという。

海藻を手ですくう様子

まだまだ海藻食文化は発展途上なのだ。
そんな海藻の栽培や研究に取り組みながら、海藻食文化の普及に力を入れている
〈合同会社シーベジタブル(以下、シーベジタブル)〉。

〈シーベジタブル〉共同代表の友廣裕一さん

〈シーベジタブル〉共同代表の友廣裕一さん

「海藻が育つことで、海の環境もよくなるんです。
環境問題への意識が高まり、
さまざまなサステナブルフードが登場してきましたが、
中にはサステナブルであるためだけに、つくられているものもあるので、
食べずにいたほうが環境に負荷はないんです。

でも、海藻は食べて消費量が増えても、
環境負荷をかけずにたくさん育てることができる。
そして、海やそこに暮らす魚たちにとってもよりよい環境をつくることができる。
食べることで地球環境に貢献できる稀有な存在なんです」
と〈シーベジタブル〉共同代表の友廣裕一さんは話す。

佐賀牛の40年にわたる軌跡。 美しい「サシ」誕生前夜の物語と 50周年に向けたネクストアクション

変わらないピンク色こそ佐賀牛の証

パチパチと高く弾ける音がフロアに響き渡る。
やがてその拍手のようなリズミカルな音に、ジュワーという低い音が加わった。
いま、目の前の鉄板では肉が焼かれている。
本日の主役は「佐賀牛」。
いわずと知れた食の宝庫・佐賀県が誇る、全国にその名を轟かすブランド牛だ。

この美しいサシこそ、佐賀牛の証。写真の部位はサーロイン。

この美しいサシこそ、佐賀牛の証。写真の部位はサーロイン。

ダイヤモンドを散りばめたかのような、美しいサシを持つそれに、
シェフは丁寧に、かつ確実に火を通していく。
溶け出した脂は鉄板の上でキラキラと輝き、
その脂の上で浮遊するかのように焼かれていく佐賀牛は、
火を通してもなお、佐賀牛の魅力であるみずみずしいピンク色を保っていた。

「佐賀牛の特徴といえば、その肉質のやわらかさと、口溶けの良さですね。
ただ、見た目ですぐわかるのはこの色でしょうか。
この霜降りが、
きれいに肉に散りばめられることで生まれるピンク色があってこその佐賀牛。
当店では必ず、焼く前に生の状態の肉をお客様にご覧いただいているんですよ。
期待感も高まりますしね」

そう話してくれたのが、昨年30周年を迎えた〈JAグループさが〉直営のレストラン
〈佐賀牛レストラン 季楽 (きら)本店〉で腕を振るう料理長・田中洋一郎さん。

料理長・田中洋一郎さんの軽やかなナイフさばきに思わず見惚れてしまう。

料理長・田中洋一郎さんの軽やかなナイフさばきに思わず見惚れてしまう。

田中さんは続けて「与えられた最高の素材を、
限りなくおいしい状態でお客様に届けること。私たち料理人は、それが仕事です。
最高の素材になるよう育ててくださった生産者さんたちの熱い思いの結晶が、
このピンク色なんです。焼く前の、佐賀牛本来の色をお客様にきちんと披露することは、
生産者の方々への礼儀でもあると思っています」と言葉に力を込めた。

〈佐賀牛レストラン 季楽 (きら)本店〉ではコースのほか、単品でも気軽に佐賀牛を味わうことができる。佐賀牛を含むディナーコースは11000円〜。

〈佐賀牛レストラン 季楽 (きら)本店〉ではコースのほか、単品でも気軽に佐賀牛を味わうことができる。佐賀牛を含むディナーコースは11000円〜。

八戸の横丁に行けば、 誰しも夜の魔法にかけられる。 「酔っ払いに愛を2024」が10月に開催

ディープな横丁の世界へようこそ

「お酒+α」で、そこに集った皆がつながるアートイベント
「八戸横丁月間 酔っ払いに愛を 2024」が今年も開催されます。
戦後の闇市が始まりといわれる、日本全国の横丁。狭い空間で肩を寄せ合い、
しっぽり飲むという、どこかアンダーグラウンドなイメージがつきまといます。
しかし、最近では、インバウンド人気や昭和リバイバルもあり、
誕生年数が少ない健全なイメージで、気軽に入れる横丁も全国に増えてきました。
青森県八戸市には、戦後にできたディープな横丁から、比較的新しい横丁まで、
なんと8つの横丁が存在します。

妖しい魅力で酔客を魅了する八戸の横丁文化

みろく横丁

まず紹介するのは、比較的入りやすい5つの横丁。
2002年東北新幹線八戸駅の開業を記念してできた〈みろく横丁〉は、
八戸市中心街にあり、道幅は狭いですが、外から店内が見えるため、
横丁初心者でも安心して楽しめます。みろく横丁と交差する〈花小路〉も、
マチニワや八戸ブックセンターに通じるため、人通りも多く入りやすい雰囲気。
藩政時代に牢屋があったため〈ロー丁(ろーちょう)れんさ街〉と呼ばれる横丁は、
戦後引き揚げ者のためにできたマーケットでした。
そこと隣接する〈長横町れんさ街〉は1945年から続く飲食店街で、
長横町の中ほどには、かつて駐留米兵のためのローラースケート場があったそう。
〈ロー丁れんさ街〉〈長横町れんさ街〉〈八戸昭和通り〉は比較的道幅も広く、
お店に入るハードルは低め。

そして、次の3つの横丁は、道幅も狭く薄暗い、ディープな雰囲気の横丁です。
〈たぬき小路〉は道幅の狭さや看板など、
古い映画のセットのように昭和の趣がそのまま残っています。
そこから続く〈五番街〉はひとりしか歩けないような小路沿いに、
隠れ家的なお店が並びます。〈ハーモニカ横町〉も、1945年から続く飲食店街で、
小料理屋からエスニック料理まで多種多様なお店が営業しています。

ポスター

これらの多彩な横丁を、初めての人でもディープに楽しんでほしい。
そのためにさまざまなイベントを10月に凝縮し、常連客や観光客関係なく、
誰もがピースに楽しむことができる催しにしたのが、
アートイベント「酔っ払いに愛を2024」なのです。
八戸の横丁の魅力をファンタジックに加速させるこのイベントについて、
実行委員会の方にお話をうかがいました。

八戸横丁の魅力を味わうアートプロジェクトとして2009年にスタート

現行の「酔っ払いに愛を」は2014年から始まりましたが、
そもそものはじまりは2009年でした。
八戸の10月は、夏祭り「三社大祭(さんしゃたいさい)」が終わった後の
飲食店の閑散期。また、全国の都市と同様に、八戸でも郊外化が進み、
中心街の空洞化が問題視されていました。
そういった横丁の課題や可能性をアートの視点から盛り上げることができないか。
八戸ポータルミュージアムが主導し、
民間の助成金事業としてスタートしたのが「横丁オンリーユーシアター」でした。

「横丁オンリーユーシアター」は横丁の路地や空き店舗を舞台に、
約10団体のパフォーマーが、ダンスやお芝居、お笑い芸などを披露。
横丁の酔客たちとハプニング的にコミュニケーションし、
その瞬間ならではのパフォーマンスを生み出します。
この「横丁オンリーユーシアター」に、
「地酒で乾杯!」「横丁飲みだおれラリー」
「八戸さんぽマイスターによる横丁探訪」といった
さまざまな主催者によるイベントが加わり、
現在の「八戸横丁月間 酔っ払いに愛を」という複合イベントになり、
毎年10月に開催されてきました(2021年のみ中止)。

ピンクの提灯

「酔っ払いに愛を」を統括し、「横丁オンリーユーシアター」のプロデュースを手がけるのは、
酔っ払いに愛を実行委員会の皆さん。
事務局・八戸ポータルミュージアムのコーディネーター・寺地菜摘さんと、
主査・坂本淳美さんが、このイベントの魅力について語ってくれました。

 左から、坂本淳美さんと寺地菜摘さん。八戸ポータルミュージアム〈はっち〉にて。

左から、坂本淳美さんと寺地菜摘さん。八戸ポータルミュージアム〈はっち〉にて。

「横丁は、人と人のつながりや、愛を感じられる場所。
その魅力を、初めての方にも安心して体験してもらえるのがこのイベントです」

15年前から続いているだけあり、
八戸というまちの個性が伝わるエピソードもたくさんあるといいます。

「今年も出演してくださるロービングパフォーマーのun-paさんが
2018年にパフォーマンスした際の話です。un-paさんは全身銀色で、
どう見てもパフォーマンスしている方なのに、白い紙を掲げて立つun-paさんを、
タクシーの運転手が乗せて走り去ってしまいました。
実行委員の担当者が慌ててタクシーを拾ってun-paさんを追跡したことがあります」

八戸は、酔っ払いだけではなく、タクシーの運転手もノリが良さそう。

秋の山で見かける“野生のイチジク” 「イヌビワ」って知ってる? おいしい食べ方3選も

※野生植物は毒を持つものもあるため、必ず毒性がないか調べてからつくりましょう。
※採取する際は、土地の持ち主さんに許可をとってからにしましょう。

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

「スーパーには並ばない、オツな味」と題した、
あまり知られてはいないけれど、
身近かつ、意外とおいしい植物たちをご紹介するシリーズも3回目!

ほうれん草のような味わいの野草「ハゼラン」
市販品のあの味が楽しめる「アロエ」に続き、
初秋の山の味覚「イヌビワ」と、そのアレンジレシピをご紹介します。

* * * * *

スーパーには並ばない、オツな味 #03 「イヌビワ」

棚田で草刈りをしていたら、
狩猟採集が大好きなシェアメイト・けいたくんが
道端の木になっている小さな黒い実をもぎ取り、
「これ、食べられるんですよ!」
と教えてくれました。

トラックの荷台に乗る女の子と、トラックに寄りかかる男性が談笑している写真。

けいたくんと娘。

彼は以前、山奥でガスなし水道なしのハードな暮らしを実践していた野生児。
先日は、庭で見かけたヘビを素手で捕まえていて、
そのワイルドっぷりには驚かされるばかりです。

野生動物だけでなく、植物の生態にも詳しい彼が
今回教えてくれたのが「イヌビワ」の実。
田んぼの近くなどでよく見かける雑木ですが、
この実が食べられるとは知らなかった! 

赤紫色に色づいてきた、木になるイヌビワの実。

イヌビワの実。もう少し黒っぽく熟すのを待ちます。

ただし、食べられる実(雌株)と、食べられない実(雄株)があるのだとか。

赤くておいしそうに見える「雄株」は、
黒く熟すことはなく、食べても甘みはなくて、パサパサしています。

さらに、実のなかには「イヌビワコバチ」という小さな蜂が棲んでいます。
とても小さいため、見た目にも、食べても、わからないほどだそうですが、
食べるのはちょっと抵抗がありますよね。

山でイヌビワの実を見つけたら、黒く熟した「雌株」を選びましょう。

抱っこしてもらい、イヌビワを収穫する女の子の写真。

「高い所のイヌビワをとりたい!」という娘。抱っこしてとらせてもらいました。

「イヌビワ」って、どんな味?

イヌビワはクワ科イチジク属で、見た目も味もイチジクに似ています。
実の大きさは1〜2センチで、夏から秋にかけて黒っぽく熟していきます。
熟れた実を手にとるとやわらかく、
半分に切ると小さな種がたくさん入っていて、イチジクにそっくり。
また、実を傷つけると、ペトペトした白い乳液が出てきます。

イヌビワの断面写真。トロトロの果肉の中に小さな種がたくさん入っている。

見た目は小さなイチジク。山の鳥たちも大好きなので、実の収穫は野生動物たちとの競争です。

名前の由来は
「果実の形がビワに似ているけれど、ビワほどおいしくない」
ことから来ているそう。(イヌは“劣る”という意味)

確かにビワほど華やかでジューシーさはありませんが、
素朴な甘さとプチプチした食感が楽しい。

これはいろんな料理に合いそうだぞ! 
とワクワクしてたくさん収穫しました。

イヌビワを収穫する女性の写真。

イヌビワをどんどん摘んでいくシェアメイトのまほちゃん。

北海道富良野の高校生が 企画した地場産品 〈富良野トマトパテ〉が誕生

シビックプライドを育む「産官学連携によるふるさと納税共創プロジェクト」が始動

1999年に、富良野農業高校、富良野工業高校、富良野高校商業科の2校1学科を併せて
開校した、農業科・工業科・商業科の3学科を有する全道で唯一の富良野緑峰高校。
2025年4月には富良野高校と統合した新設校が誕生のため、
本年度は富良野緑峰高校として最後の1年となっています。

富良野緑峰高校の商業クラブ「ビーグルCoCo」

同校で25年の歴史を持つ商業クラブの〈ビーグルCoCo〉は、
地場産品を活用した商品開発などに取り組んでいます。

そんな富良野緑峰高校のビーグルCoCoのメンバー6人が
富良野市と市内事業者である共済農場、地域創生を基幹事業とする
レッドホースコーポレーションと行ったのが
「産官学連携によるふるさと納税共創プロジェクト」です。

「産官学連携によるふるさと納税共創プロジェクト」キックオフミーティング

同プロジェクトは、富良野緑峰高校の生徒が地域資源の価値や魅力について考え、
それを創造することにより、地元地域に対する誇りと愛着を育むことを
目的として企画されました。

「産官学連携によるふるさと納税共創プロジェクト」キックオフミーティング

キックオフミーティングにて、ふるさと納税について理解後、ターゲットの
ペルソナを踏まえ、誰にどんな商品を届けたいか、メンバーひとり最低1アイデアを企画。
生徒の企画を元に、協力事業者が開発商品を選定し、商品化に向けて、開発・試食を行い、
決定した商品を7月~9月の富良野市のハイシーズン(グリーンシーズン)に
学校行事や市内イベント、特産品売り場などで販売し、
並行して、ふるさと納税返礼品として登録するまでを
プロジェクト内容として設定していました。

「産官学連携によるふるさと納税共創プロジェクト」キックオフミーティング

商品開発においては「瓶詰めで保存がきくもの」「甘いもの・塩辛いものが製造可能」
「ソース・ジャム・ドレッシング・味噌であること」「使用可能食材はほうれん草・
チンゲン菜・スナップエンドウ・アスパラ・とうもろこし・トマト・人参のいずれか」
が条件として盛り込まれていました。

夏の疲れた体に効果あり? 「アロエ」の食べ方&使い方

※アロエには緩下作用があり、多量に摂取するとお腹が緩くなる場合があります。
※生のアロエは子宮を収縮させる成分を含むとされ、生理中・妊娠中・授乳中の女性、子どもの摂取は控えてください。

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

前回から「スーパーには並ばない、オツな味」と題して
あまり知られてはいないけれど、
身近かつ、意外とおいしい植物たちをご紹介しています。

ほうれん草のような味わいの野草「ハゼラン」に続き、
今回は住宅の庭などでときどき見かける
「アロエ」の食べ方&使い方をご紹介します!

* * * * *

スーパーには並ばない、オツな味 #02 「アロエ」

この間、シェアメイトのまほちゃんに
見慣れない形の細長い段ボールが届きました。

中から出てきたのは、なんと大きなアロエ! 
アロエ入りのヨーグルトは何度も食べたことがあるけれど、
アロエそのものを見たのは初めてでした。

保育士であるまほちゃんは、子どもたちと海や山で遊ぶのが仕事。
話を聞くと、日焼けをしやすい仕事がら、
お肌のケアのために去年からインターネットで購入しているということでした。

植木鉢に植栽したアロエを紹介するようなしぐさを見せる笑顔の女性と、アロエの大きさに驚いた表情を見せる女の子の写真。

まほちゃんと、彼女が買った宮古島の巨大なアロエ。サボテンのようです。

アロエを食べると、
体にこもった熱をクールダウンしてくれるといいます。
スキンケアにも有効とされ、日焼けしたお肌の回復をサポートし、
肌のコラーゲン量を増やして、美白効果も期待できるのだとか。
あのクレオパトラも、
美容や健康のためにアロエを愛用していたといわれています。

まほちゃんからアロエのヌルヌルしたエキスを分けてもらい
肌に塗ってみると、もっちもちのツヤツヤ、そしてしっとり‼ 
これはすごい! 

「アロエを食べておけば、日焼けをしてもまた白く戻るんですよ」
とまほちゃん。
彼女の肌が真っ白でピカピカなだけに、とても説得力があります……! 

「私もアロエ、買ってみようかな?」
と思ったとき、ご近所さんの家にもアロエが生えていることを思い出しました。
確認してみると、
「うちの家にあるから好きなだけ持っていきな!」
とコンテナいっぱいに、どっさりいただきました。

青いコンテナいっぱいに入ったキダチアロエの写真。

昔々、ご近所さんのお父さんが
どこかからもらってきたアロエを家の横に植えたそうで、
そこからどんどん増えてここまで立派に成長したのだとか。

アロエは昔から「医者いらず」といわれ、
内用では胃もたれ、外用では火傷・美容液と
さまざまな民間療法で活用されてきました。
近所のおばあちゃんもこのアロエで化粧水をつくっていたと聞きました。

植えられているキダチアロエの写真。

ご近所さんのアロエはまほちゃんが買ったアロエよりも細くて小さい。キダチアロエという種類だそうです。

というわけで、今回はこのアロエの活用レシピを紹介していきます!

愛知の自動車部品メーカー発! 世界最小水粒子を使った スパークリングティー

空気中の水分子を世界最小の水粒子に変換する技術を開発した、自動車部品メーカー

自動車産業が盛んな愛知県にある自動車部品メーカーの〈アイシン〉。
「“移動”に感動を、未来に笑顔を。」という経営理念を掲げるアイシンは、
自動車部品メーカーでありながらもエネルギー・住生活関連の製品も手掛けています。
そんなアイシンが2018年に開発したのが
空気中の水分子を世界最小(アイシン調べによる国内外論文及び特許の調査結果)
の水粒子「AIR(以下、アイル)」に変換して放出する技術。

静岡県〈長峰製茶〉

「アイル」は、生体と相性がよく、美容、バイオ、医療、食品、農業、工業など、
生活のさまざまな場面で活用できる可能性を秘めています。
バイオ分野においては、微生物に注目し、健康増進・栄養価向上に寄与できる発酵への
応用展開を目指して、さまざまな大学や企業と連携しながら研究開発を進めてきました。

静岡〈長峰製茶〉と、「アイル」を活用したスパークリングティーワインを開発

SPARKLING TEA WINE「bodhi9(nava)

そして今回、アイシンが「アイル」を活用して生み出したのが
SPARKLING TEA WINEの〈bodhi9(nava)〉(ボーディーナヴァ)です。

お茶を乳酸発酵させた「後発酵茶(こうはっこうちゃ)」で独自製法をもつ
静岡県の〈長峰製茶〉と協業しています。

酒飲みらしさ全開!  新潟市古町で出合う「半身揚げ」と 名物豚汁で奇跡のコラボが実現 あなたのまちの焼酎ハイボール アテ探し旅

全国で思わずその場で缶を空けたくなるほど魅力的な
「焼酎ハイボールのお供」を見つけるこの連載。
今回は、新潟県新潟市にUターン移住し〈上古町の百年長屋SAN〉の副館長を務める、
金澤李花子さんがアテンドします。

金澤李花子さん

新潟市の中心市街地・新潟古町で、市民からこよなく愛されるアテを探す

古くから北前船や開港五港の港まちとして、
日本の東と西を結ぶ物流の重要拠点の役割を果たしたこの場所。
外からの客人を迎える機会が多かったことから
飲食店が多く立ち並び、美食と美酒を武器にして
切磋琢磨しながら、今もなお食文化が昇華され続けるエリアがある。

それが今回案内する、新潟市古町だ。

信濃川の河口がある新潟市は、人口80万人が暮らす政令指定都市。中心市街地には商業ビルや高層マンションもありながらも、全国で水田面積が一番広い市町村として、米どころ・新潟を代表するエリアだ。

信濃川の河口がある新潟市は、人口80万人が暮らす政令指定都市。中心市街地には商業ビルや高層マンションもありながらも、全国で水田面積が一番広い市町村として、米どころ・新潟を代表するエリアだ。

古町は、古町通を中心としたまちの呼び名である。
前述の物流拠点という地の利から
明治時代には人口が日本一だった古町は、
JR東京駅から上越新幹線に乗って2時間ほど
終点駅の新潟駅から、公共交通機関で10分ほどの場所にある。

左側が古町のある「新潟島」と呼ばれるエリア。中央の信濃川と右奥の日本海によって、上から見るとひとつの島のように見えることからそう呼ばれるようになった。さらに左奥にはうっすらと、世界文化遺産に登録された金山を有す佐渡島がある。

左側が古町のある「新潟島」と呼ばれるエリア。中央の信濃川と右奥の日本海によって、上から見るとひとつの島のように見えることからそう呼ばれるようになった。さらに左奥にはうっすらと、世界文化遺産に登録された金山を有す佐渡島がある。撮影:飯山福子

その昔、船で新潟に行き来していた多くの商人たちは、
長い旅の道中、一定期間この古町に滞在して飲食を楽しんでいたそうだ。

そんな彼らを出迎えることから育まれたもてなしの文化が、
かつての日本三大花街をつくり
今でもこのまちに美食家がはるばる足を運ぶ理由でもある。

もてなすための料亭もさることながら、
そんな文化を支える地元民のための飲食店もまた
しのぎを削り合っている。

今回焼酎ハイボールのアテとしてご紹介する2店舗は、
どちらも地元民から愛されるローカルグルメの専門店。

ちょっと食には口うるさい市民の代表として(笑)、
大好きなアテを求めて、まずはあの暖簾を目指そう。

庶民の味方は、暖簾系居酒屋!

建物の半分が緑に覆われた〈鳥専門店 せきとり〉。

建物の半分が緑に覆われた〈鳥専門店 せきとり〉。

昭和34年創業、今年で65年目になる。

昭和34年創業、今年で65年目になる。

まずは、にいがた名物「半身揚げ」の元祖である〈鳥専門店 せきとり〉へ。

昭和34年の創業当時からこの場所で鳥専門店を営んでいるが、
新潟で鳥? という方も多いのではないだろうか。

「祖父が創業した鳥専門店ですが、元はこの場所に養鶏場があったんです。
当時、養鶏は親族が経営していて、
それだけでやっていくには難しい時代になってきたということで
祖父が試しに鶏一羽を半分にして油で揚げたのが、今でも続く半身揚げです」

そう話してくれたのは、3代目店主の関雅仁(せき・まさひと)さん。
もともと養鶏場だったからできる鳥の豪快な使い方に、納得だ。

この半身揚げは、いわゆる唐揚げとは異なり、味付けがカレー味で、
スパイシーで大きいのが特徴だ。だが、なぜカレー味なのか。

味付けはカレースパイスと塩のみ。揚げる直前にさっと味をつけて油で揚げるだけ。

味付けはカレースパイスと塩のみ。揚げる直前にさっと味をつけて油で揚げるだけ。

「半身揚げをカレー味にしたのも創業当時からで、祖父のアイデアです。
カレーは学校給食で馴染みの味で、みんな好きだからだと聞いています」

実は、新潟市は総務省の家計調査で、
1世帯あたりのカレールウの年間支出金額と購入数量が全国1位の、
カレー大好きという県民性がある。
※家計調査(ふたり以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2020年~2022年の平均)による。

確かに、私も週に一度以上はカレーを食べるし、
カレーライスの翌日に、カレー蕎麦にいっちゃうな……
と、65年前の初代のマーケティング力に驚く。
今では市民の大好物になっている半身揚げのほかに、
全国的にはあまり知られていない、もうひとつの人気のメニューがある。

それが、この「蒸し鶏」。

秘伝のスープで半身を30分かけて煮る。煮詰まっていくスープが半身に染み込んで、ジューシーな仕上がりに。

秘伝のスープで半身を30分かけて煮る。煮詰まっていくスープが半身に染み込んで、ジューシーな仕上がりに。

蒸し鶏キャベツ

半身揚げより蒸し鶏派という常連さんもいるほど、根強い人気を誇るメニューで、
店でいただくときには千切りキャベツを一緒に頼んで
鶏を煮ていたスープに浸して食べるのがツウな食べ方だ。

店内の様子

メニュー。

名物の半身揚げ・蒸しは、時価。

日本唐揚協会が主催する〈全国からあげグランプリ 半身揚げ部門〉では
13年連続で金賞を受賞し、ご当地グルメとして全国区の知名度となったせきとり。

3代目としてお店を続けているなかで、大切にしていることをうかがうと、

「やっぱり、この味を守りながら続けていくことですね。
遠方にこの味を送りたいと言ってくださるお客様もいらっしゃるので
通販でお届けができるようにもしています。
より多くの方が手軽にどこでもこの味を召しあがれるように。
冷凍だからおいしくないね、なんて言われないようにしたいなと(笑)」

控えめに実直に、おいしいものをおいしい状態で届けたいと語る姿は
地元民にとって頼もしく、ありがたく、かっこいい職人の背中だった。

関さんが着用しているTシャツなど、店内で販売している〈せきとり〉ロゴグッズも、ファン心をくすぐる。

関さんが着用しているTシャツなど、店内で販売している〈せきとり〉ロゴグッズも、ファン心をくすぐる。

味はまるで“ほうれん草”! 道端で見かける野草「ハゼラン」を おいしく食べるレシピ5選

※野生植物は毒を持つものもあるため、必ず毒性がないか調べてからつくりましょう。
※採取する際は、土地の持ち主さんに許可をとってからにしましょう。

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

福岡県の糸島で暮らし始めてからというもの、
案外身近なところに、おいしく食べられる野生植物が
いろいろとあることを知る日々です。

10年以上暮らしても、まだまだ新しい学びや発見がある、
これが田舎暮らしの醍醐味だと感じています。

さて、今回から3回にわたり
「スーパーには並ばない、オツな味」と題して
あまり知られてはいないけれど、
身近かつ、意外とおいしい植物たちをご紹介していこうと思います!

* * * * *

スーパーには並ばない、オツな味 #01 「ハゼラン」

みなさん、「ハゼラン」という野草をご存知ですか? 
道端や土手でピンク色の小さな花を咲かせる植物なのですが、
ほうれん草にそっくりの味で、調理も簡単、
おいしくて、すっかりハマってしまいました。

日本ではあまり食用として認識されていませんが、
ビタミンや鉄分、カルシウムなどが含まれており、
海外ではほうれん草の代用品として栽培する国もあるのだとか。

見てかわいい、食べておいしいこの野草と出合ったのは、
“若杉ばあちゃん”こと、野草料理研究家の若杉友子さんのワークショップ。

「見たことあると思ったら、うちの庭に生えてる!」
と手にとったのがきっかけで、
サラダ、卵炒め、おひたし、豆腐和え、バター炒め、お味噌汁など
さまざまな料理に使っています。

収穫したハゼランの葉っぱを手にしている写真。

若杉ばあちゃんはこの野草を「月の雫」と呼んでいましたが、正式名称は「ハゼラン」というそう。

クセがなくて食べやすく、ほうれん草やツルムラサキと似た
少し土っぽい風味がします。
茹でると少し滑りが出て、口当たりはモロヘイヤにも似ているかも? 

こんなにおいしいのに、知られていないなんてもったいなさすぎる! 
ということで、今回はハゼランの食べ方についてご紹介します。

精神科医・星野概念の旅コラム 「初めての酒蔵見学。 醸造家を質問攻めにした夜」

さまざまなクリエイターによる旅のリレーコラム連載。
第41回は、精神科医の星野概念さん。

発酵、なかでも日本酒に興味があり、
尊敬する醸造家に会えるならば、
地方にまで足を運ぶことを厭わないという星野さん。

しかしながら、まだ酒蔵見学に行ったことがなく、
実際の酒造りをしている醸造家にも会ったことなかった頃、
ある酒蔵を行く機会を得る。

聞きたいことがたくさんあったようですが、
初めての体験で緊張していたという星野さん。
実りのある旅になったのだろうか。

発酵とメンタルヘルスは似ている

旅の多くは、メンタルヘルスや発酵に導かれることが多いです。
両者は僕のなかでは強いつながりがあります。
目に見えない微細な変化が実は常に生じ続けていて、
あるときそれが目視できたり、実感することができるものになるというのは
多くの物事に共通したことかもしれません。
僕はメンタルヘルスや発酵の学びを通してそれを感じています。

人のこころは簡単には変わりません。
でも、長い年月を振り返ってみると、
いろいろな物事に対する向き合い方は変化しているはずです。
この変化に関係するのは年齢だけではありません。
さまざまな経験や取り組んだ自己研鑽のような物事が、
年月を経て本当に少しずつかたちになっているのだと思います。

酒づくりで考えてみると、タンクの中に入っているのが水と米だけだったはずなのに、
実は地道に発酵のプロセスが進んでいて、
目に見えない反応がタンクの中ではたくさん生じています。
そしてあるとき、そんな少しずつの変化が形になり、
タンクの中の液面にポコポコと反応が現れ始めるのです。

メンタルヘルスと発酵の重なりについては、
これ以外にもたくさん感じていることがあり、
僕はそれを追い求めて旅をしています。
自分の活動地域ではなくても、
メンタルヘルスの中で気になる取り組みをしている場所を見学できる機会があれば
出かけていくし、
尊敬する醸造家とコミュニケーションできる可能性があるならば、
迷わず足を運んでいます。
そんな旅が始まったときの体験を書こうと思います。

売り切れ御免! 県民だけが知っている アンテナショップ目玉商品10選

世の中にこれだけネット販売が充実していても、
アンテナショップにはそこでしか手に入らない商品が数多く販売されている。

現地以外では、アンテナショップにしか流通しない“幻のローカルフード”を求めて、
店舗に列をなし入荷日のうちに即完売、という商品も少なくない。

今回は数ある商品のなかから、選りすぐりの数量限定・即完売商品を紹介しよう。

レインボーラムネ┃奈良まほろば館@新橋

奈良県生駒市生まれの「幻のラムネ」といわれる〈レインボーラムネ〉。
ふるさと納税の返礼品として登録されたものの、
人気のあまりわずか8分で品切れになったという逸話があるほどだ。

〈奈良まほろば館〉では、月・木曜の週2回、10個限定で販売され、ひとり1点限り。

人気の秘密は、カラフルな見た目はもちろんだが、
外はカリっと、中身はトロっとした食感がやみつきになるのだとか。

その評判は大手お菓子メーカーの目に留まり、
本家〈イコマ製菓本舗〉と〈UHA味覚糖〉が共同開発した姉妹品が流通
しているが、オリジナルの〈レインボーラムネ〉を定期的に入荷しているのは、
都内では〈奈良まほろば館〉だけとのこと。

information

【レインボーラムネ】

内容量:77グラム

価格:550円

入荷日:月・木曜

販売場所:奈良まほろば館

水だんご┃日本橋とやま館@日本橋

〈水だんご〉は、富山県黒部市生地(いくじ)地域の家庭で
古くから親しまれている夏菓子。
材料は富山県産コシヒカリの米粉、北海道産片栗粉、おいしいお水だけ。

冷水にしっかりとさらし、特製の青大豆きなこをかけて食べることからその名がついた。

〈日本橋とやま館〉では、富山県魚津市の水だんご専門店〈藤吉〉から
毎週水曜に入荷されているが、その日のうちに売り切れることもしばしば。

〈藤吉〉の店舗では、ソフトクリームと合わせて提供されており、
〈日本橋とやま館〉で購入したら自宅でアレンジしてみるのもよさそうだ。

information

【水だんご】

内容量:180グラム

価格:415円

入荷日:毎週水曜日

販売場所:日本橋とやま館

バラパン┃日比谷しまね館@日比谷

〈日比谷しまね館〉で入荷日になると、
多くの人が買い求めている姿が見られるのが〈バラパン〉。
発売から70年以上、世代を超えて愛される島根県出雲市のソウルフードだ。

ひとつひとつ手づくりされ、
くるくると巻かれた生地に挟まっているオリジナルのバタークリームは、
島根県民ではなくてもどこか懐かしさを感じるはず。

〈日比谷しまね館〉では、毎週土曜にプレーン味とコーヒー味を入荷。
そのままかぶりつくもよし、花弁を解きながら食べるもよし。

information

【バラパン】

価格:プレーン味 242円、コーヒー味 278円

入荷日:毎週土曜

販売場所:日比谷しまね館

田中知之(Fantastic Plastic Machine)プロデュース。 京都〈FUL〉は 静謐なサウンドフォレスト

音楽好きコロンボとカルロスが
リスニングバーを探す巡礼の旅、次なるディストネーションは京都市。

森に彷徨い込んだようなおだやかなサウンドスケープ

コロンボ(以下コロ): 音が上から降ってくるって気持ちいいもんだね。
すこぶる心地いいので、チルっちゃったよ。

カルロス(以下カル): 〈ドルビーアトモス〉とかの空間オーディオってこと?
サラウンドを進化させた7.1.4chのいわゆる多次元システムで聴いたのかな?

コロ: 京都にある〈FUL〉っていうミュージック・ラウンジなんだ。
いわゆる空間オーディオの文脈とはちょっと違くて、
サウンドフォレストと標榜するだけに、森に迷い込んだみたいなんだよ。

ソファと木があふれる店内。

北アフリカやモロッコの建築様式をベースにつくり上げたサウンドフォレスト。

カル: FPM(Fantastic Plastic Machine)の田中知之さんが
プロデュースしたスペースだよね。空間オーディオとはどう違うの?

コロ: いま、いちばんイケてるアメリカの〈1 SOUND〉ってところの
スピーカーシステムを採用していて、
すべてのスピーカーは天井に配置されているんだ。

カル: 〈1 SOUND〉っていえば、クラブイベントで人気の〈VOID〉に続く、
サウンドシステムのアップカマーだね。

コロ: そうそう。セレブや音楽好きがこぞって集まる
バリ島のスミニャックにあるビーチラウンジ
〈POTATO HEAD〉のシステムもそうだよ。

カル: 〈POTATO HEAD〉っていえば、
この間、細野晴臣さんも出た〈NTS One Day Bali〉が行われたところだ。
〈1 SOUND〉って何がすぐれているわけ?

コロ: 田中さんによれば、非常に解像度がよくて、
周波数帯の整理が行き届いているんだって。

カル: 周波数帯の整理が行き届いてるって?

コロ: ある程度の音量で聴いたとき、
ダイナミズムをたっぷり感じるにもかかわらず、
人の会話も聞き取りやすいってこと。

カル: ラウンジにはうってつけだけね。

コロ: しかも小口径のスピーカーにも関わらず、いい音圧でちゃんと鳴るんだ。

テーブルと木にあふれる店内。

森に迷い込んだような空間。プラントデザインは〈MAESTRO〉の綛谷武史さんと〈松竹園〉の竹岡篤史さんが担当。

店内の壁にも自然のアート。

店内は3つの空間から構成される。自然光が入る日没前の独特の表情もまたたまらない。

全国のブランド米を使った 〈生米パン〉が ふるさと納税品として続々登場

全国のブランド米を活用した「生米パン」構想

農林水産省発表の「食料需給表」によると、2022年度の国民ひとり当たりのお米の
年間消費量は50.9キロ。
ピークだった1962年度の118.3キロの半分以下になっています。

そんな米離れが進む状況下において、米農家をサポートする支援へと動き出したのが、
地域創生を基幹事業とする〈レッドホースコーポレーション〉。
米の活用方法についてさまざまな調査・検討を進めるなかで、
自然派でしかも生米からつくるという珍しくも興味深い商品を製造する
〈ハニーマザー〉と出合いました。
両社がタッグを組んで生まれたのが、全国のブランド米を使った「生米パン構想」です。

青森県鰺ヶ沢町のブランド米「まっしぐら」を使った「生米パン」

生米パン

その第1弾として販売が開始されたのが、青森県鰺ヶ沢町産のブランド米
「まっしぐら」と秋田県男鹿市産のブランド米「あきたこまち」を
使った2種類の〈生米パン〉(最低寄付金額13000円、4個入り)です。

本品の開発はレッドホースコーポレーションの鰺ヶ沢町担当による
「まちの豊富な食材を使って新しい特産品を開発してほしい」
という熱い要望から始まりました。
町からは地元事業者の開拓・底上げを希望され、それを受けて既存の地元事業者の
商品との組み合わせで互いを高め合えるような商品の開発を目指しました。
その結果、青森県内で最も作られているブランド米「まっしぐら」を使った
「生米パン」が商品化されました。

青森県鰺ヶ沢町産まっしぐら使用の生米パン

ローカルの“地元自慢”を体験しよう! ニューオープンから“特化型”店舗まで 注目のアンテナショップ7選

2023〜24年にかけてアンテナショップは注目の年を迎えている。
ニューオープンやリニューアルを果たした店舗が次々と登場し、
ローカルの魅力を打ち出した多彩なコンテンツが盛りだくさんだ。

行ったことない地域でも、縁もゆかりもない県でも、
そこを訪れればきっと何か新しい発見があるはず。

今回は、そんなニューオープン・リニューアルしたアンテナショップと、
独自の進化を遂げた“特化型”アンテナショップを取り上げた。

ニューオープン・リニューアルした
注目のアンテナショップ

まずは2023年、2024年にニューオープン・リニューアルした
アンテナショップのなかから注目の店舗をピックアップ。

新規オープンのショップでは、陳列されている商品だけでなく、
県産材を使っていたり、伝統技術で手がけた什器を設置していたり、
意匠を凝らした内装も見どころのひとつだ。

また、お酒の試飲コーナーやギャラリースペース、レストランを併設する店舗など、
ローカルを「体験」できるからくりが盛り込まれているので、
そんなところに注目しながらアンテナショップめぐりを楽しんでほしい。

新潟県|THE NIIGATA@銀座

2024年8月8日、銀座5丁目のすずらん通りにグランドオープンしたのが
〈銀座・新潟情報館 THE NIIGATA〉。

9階建てのビルのうち、地下1階と地上1〜3階と8階の全5フロアからなり、
店内で握った魚沼産コシヒカリのおにぎりを提供する〈THE ONIGIRI・Ya〉や、
30種類以上の日本酒を試飲できる(1500円で5杯)
〈新潟清酒・THE SAKE Stand〉を展開している。

8階には、ものづくりのまち・新潟県燕三条を本拠地とするイタリア料理店
〈Tsubamesanjo Bit〉が〈THE NIIGATA Bit GINZA〉として出店している。

米どころ・新潟なのにイタリアン?
と思うかもしれないが、お米はしっかりと新潟産を使用。
イタリアンのコースのなかで際立つ新潟米を楽しめるでしょう。
そして、食材だけではなく、お酒やカトラリー、うつわにいたるまで
新潟の商品で統一するというこだわりも。

ここまで「新潟一色」に統一された空間は、現地でも体験できない、
〈THE NIIGATA〉だからこそ実現できた空間なのかもしれない。

関連記事:〈THE NIIGATA〉がグランドオープン!進化した新潟の玄関口が銀座にやってきた(新潟のつかいかた)

information

map

【銀座・新潟情報館 THE NIIGATA】

住所:東京都中央区銀座5-6-7 SANWAすずらんBldg. B1〜3階・8階

TEL:

ショップ 03-6280-6551

にいがた暮らし・しごと支援センター 03-6281-9256

営業時間:

ショップ 10:30〜19:30 ※新潟清酒・THE SAKE Standは12:00~19:00

にいがた暮らし・しごと支援センター 10:30〜18:30

定休日:

ショップ 年始

にいがた暮らし・しごと支援センター 火曜・祝日、年末年始

WEB:THE NIIGATA

Instagram:@the_niigata

information

map

【THE NIIGATA Bit GINZA】

TEL:03-6228-5636

営業時間:ランチ11:30〜14:00(L.O.13:30) ※土・日曜、祝日は〜15:00(L.O.14:30)

ディナー18:00〜22:00(L.O.21:00)

定休日:月曜、不定休

座席数:46

WEB:THE NIIGATA Bit GINZA

Instagram:@bit_ginza

時代とともに「進化するローカル」。 変遷をたどって見えてきた アンテナショップの次なる役目とは?

東京にいながらにして、地域の特産品や食材を手に入れることができ、
ローカルの雰囲気を楽しむことができる「アンテナショップ」。

現在、自治体のアンテナショップは
銀座、有楽町、日本橋エリアに約30の店舗が点在している。
その歴史は古く、昭和初期から東京駅近辺に集まりだし
バブル崩壊や東京駅の再開発など紆余曲折を経て、
現在のような「アンテナショップ特区」が広がっている。

そんなアンテナショップの動向をつぶさに見てきた、
〈地域活性化センター〉のメディアマーケティングマネージャーの畠田千鶴さんに
アンテナショップの変遷についてうかがった。

アンテナショップの先駆け!
東京未上陸の味で躍進した沖縄と鹿児島

〈かごしま遊楽館〉は1995年の開業当時の場所・日比谷で現在も営業。

〈かごしま遊楽館〉は1995年の開業当時の場所・日比谷で現在も営業中。

「1990年代、東京駅の八重洲口にあった鉄道会館と国際観光会館のふたつのビル
(現在のグラントウキョウ ノースタワー付近)には、
都道府県や市町村など約30の自治体の観光案内所が入居しており、
地域の玄関口として機能していました。

それが東京駅八重洲口の再開発による同ビルからの立ち退きと、
バブルの崩壊による銀座周辺の地価の下落によって、
それまでビル内に入居していた自治体の観光案内所が
銀座の一等地に個別の路面店型アンテナショップとしてオープンしたのです」

このときに現在のアンテナショップの原型となった
沖縄県の〈銀座わしたショップ本店〉(1994年)と
鹿児島県の〈かごしま遊楽館〉(1995年)が登場。
第1次アンテナショップブームへとつながっていく。

首都圏でPRに成功したうちなーごはんと芋焼酎

1994年に銀座一丁目でオープンした〈銀座わしたショップ本店〉は2023年に東京交通会館1階に移転。

1994年に銀座一丁目でオープンした〈銀座わしたショップ本店〉は2023年に東京交通会館1階に移転。

〈銀座わしたショップ本店〉と〈かごしま遊楽館〉は、
それまで現地を訪れなければ味わうことのできないローカルの味を
首都圏でPRすることに成功し、多くの顧客を獲得している。

「〈銀座わしたショップ〉さんは、それまであまり馴染みのなかった
泡盛の古酒や、ジーマーミ豆腐、海ぶどうなどの沖縄の食材を取り扱い、
イートインスペースでは本場・沖縄の味を提供するなど、
現在でもアンテナショップのなかで全国トップクラスの売上を誇ります」

その後、「わしたショップ」の名で
北は〈札幌わしたショップ〉から、南は地元〈那覇空港わしたショップ〉まで
計11店舗を展開しており、アンテナショップの成功例として各自治体から注目されている。

〈かごしま遊楽館〉とともに展開をする飲食店〈いちにぃさん〉。

〈かごしま遊楽館〉とともに展開をする飲食店〈いちにぃさん〉。

同様に、鹿児島県〈かごしま遊楽館〉もローカルの味をフックに、
東京でのプロモーションに成功している。

「〈かごしま遊楽館〉さんは、鹿児島の民間の飲食店〈いちにぃさん〉と共同で
レストランを併設した店舗を日比谷でオープンしました。
当時、東京には流通していなかった芋焼酎や黒豚、柚子胡椒などの
ローカル特産品を積極的にPRし、多店舗展開を実現します。

首都圏では、焼酎といえば甲類・乙類という分類が主流だった時代に
いまや全国区の知名度を誇る鹿児島の〈森伊蔵〉〈魔王〉などを取りそろえ、東京で受け入れられたのです。

これまで地域でしか消費されていなかったものが、
首都圏でも支持されるという『ローカルの可能性』を見出した事例といえます」

沖縄県や鹿児島県のように、路面店型のアンテナショップが登場する一方で、
立ち退きを余儀なくされたそのほかの自治体の観光案内所が、
東京交通会館にアンテナショップとして転換していったのもこの時期。

現在、交通会館には12店舗が入居しファンにとって
「アンテナショップの聖地」として連日多くの客でにぎわっている。

淡路島最南端のまちに 絶景が自慢の一軒家レストラン 〈トラットリア アマランチャ〉が オープン

輝く海を眺めながらこだわりのイタリアンに舌鼓

淡路島最南端に位置する南あわじ市に、リゾートトラットリア
〈TRATTORIA amarancia(トラットリア アマランチャ)〉が
7月24日にオープンしました。

〈TRATTORIA amarancia(トラットリア アマランチャ)〉

目の前に広がる海を一望できる断崖の上に建つ一軒家で営む同店には、
広々としたテラス席も完備。

特に今の時期には、青く澄んだ海と白い砂浜が織り成す絶景を目の前に
料理を楽しむことができます。

〈TRATTORIA amarancia(トラットリア アマランチャ)〉店内

店内60席、テラス70席の全130席を用意。

建物や内装は、山や海という自然に抱かれたロケーションに溶け込むよう
トラディショナルなデザインとアースカラーで仕上げ、家具もナチュラルな
オークやラタンなどをメイン素材とし、心からくつろげる空間に仕上げています。

一方、海に張り出すように設計された2段テラスは屋内とは印象が異なり、
南イタリアのフルーツや太陽を思わせるようなカラーリングが特徴です。

メイン料理をはじめ、前菜、パスタ、デザートなど豊富なメニュー

メイン料理をはじめ、前菜、パスタ、デザートなど豊富なメニューから選べます。

そんなこの店でいただけるのは、南イタリア・地中海にインスパイアされた
洗練かつ大胆な料理の数々。

使用する素材は地元の肉や魚、野菜など、シェフ自らが生産者と対話を重ね、
厳選したものばかりです。

なかでもメイン料理には、特製の薪グリラーを使い、燻香をまとわせた
自慢の一皿が揃います。

勝手に作る商店街サンド: まるでシーガイアのように そそり立つチキン南蛮サンド完成! 宮崎市・若草通商店街編

商店街サンドとは

〈商店街サンド〉とは、
ひとつの商店街(地域)で売られているパンと具材を使い、
その土地でしか食べられないサンドイッチをつくってみる企画。
必ずといっていいほどおいしいものができ、
ついでにまちの様子や地域の食を知ることができる、一石二鳥の企画なのだ。

宮崎県宮崎市が舞台!

今回やってきたのは宮崎県宮崎市。
まちなかにはヤシの木があちこちに見え、まさに南国!

空港からも近い県庁や定番の観光スポット・青島神社では、
南国の木々に囲まれていてとても宮崎らしい光景を見ることができる。

宮崎県庁。九州で唯一、戦前から残る県庁舎だそう。繁華街からも近い場所にあります。

宮崎県庁。九州で唯一、戦前から残る県庁舎だそう。繁華街からも近い場所にあります。

宮崎市の定番観光スポットのひとつ、青島神社。島全体が境内とも言われ、熱帯・亜熱帯植物に囲まれ神秘的! 島へは橋がかかっていて、徒歩で渡れます。

宮崎市の定番観光スポットのひとつ、青島神社。島全体が境内とも言われ、熱帯・亜熱帯植物に囲まれ神秘的! 島へは橋がかかっていて、徒歩で渡れます。

青島神社までの道には「鬼の洗濯岩」と呼ばれる奇岩の景色が広がり、こちらも圧巻!

青島神社までの道には「鬼の洗濯岩」と呼ばれる奇岩の景色が広がり、こちらも圧巻!

自然のエネルギーあふれる宮崎市にはほかにも、
まちなかに厳かに鎮座する宮崎神社や一大リゾート施設のシーガイアがあったり、
足を伸ばせば古代ロマンあふれる古墳群などを見たりすることができる。

海沿いにそびえ建つリゾート施設のシーガイア。そこだけ嘘みたいに大きくて驚く!

海沿いにそびえ建つリゾート施設のシーガイア。そこだけ嘘みたいに大きくて驚く!

そんな宮崎市には、商店街がたくさん集まる賑やかなエリアがある。

これまたヤシが並び南国感ただようメインストリート「橘通り」、
通称“ニシタチ”と呼ばれ郷土料理店や居酒屋が集まる「西橘通り・中央通り」、
生活用品やファッションが集まる「一番街・若草通り」など。

そのなかでも今回は、若草通り周辺に絞って商店街サンドをつくってみることにした。

若草通商店街。歴史は長く、宮崎市民に深く愛されているという通り。

若草通商店街。歴史は長く、宮崎市民に深く愛されているという通り。

ファッション系のお店や、気軽に寄れそうな食事処がチラホラ。

ファッション系のお店や、気軽に寄れそうな食事処がチラホラ。

若草通商店街は、ファッションからグルメまで、幅広いジャンルのお店が並ぶ商店街だ。

細道がおもしろい!

歩いてみると、ところどころに散策甲斐のある横道が通っていることに気づく。

もっとも目を引いたのは「楽しいお買い物 文化ストリート」の看板がある細道。
時代を感じさせるデザインの看板に、思わず胸がキュンとなる。

昔はこの細い道の中にたくさんお店が並んだのだろう。

こういう入り口があったら入りたくなっちゃいますよね!

こういう入り口があったら入りたくなっちゃいますよね!

時が止まってしまった通り。魚屋さんがあったんだな。

時が止まってしまった通り。魚屋さんがあったんだな。

この文化ストリートにはかつてレコード店や化粧品屋、呉服屋、靴屋などの
日用品店のほかに、鮮魚店やお肉屋、八百屋、お菓子屋なんかもあったようだ。

その当時なら、このストリートだけで商店街サンドが完成したかもしれない。

細道のなかにはいい雰囲気の飲食店がまだ残っているところも。

細道のなかにはいい雰囲気の飲食店がまだ残っているところも。

宮崎の代表的なグルメ、チキン南蛮の発祥のお店〈味のおぐら〉も発見!

宮崎の代表的なグルメ、チキン南蛮の発祥のお店〈味のおぐら〉も発見!

京都の開運スイーツカフェ 〈TOYOUKE STAND〉に “ご利益”がありそうな かき氷が登場

日本の伝統的な味わいを現代風にアレンジした今までにない新感覚のかき氷

香港と京都に展開する開運スイーツカフェ〈TOYOUKE STAND〉でユニークなかき氷、
その名も〈お神氷(おみひょう)〉が販売中です。

真っ赤な鳥居を模した雲平(うんぺい)という干菓子の飾り(別料金150円)が
なんともご利益のありそうなかき氷は、白桃やいちご、お茶を使った5種類が揃います。

〈玄米茶と白桃ぶぶあられ〉

〈玄米茶と白桃ぶぶあられ〉1150円。伊勢産の特上玄米茶のかき氷に、白桃の果肉をトッピング。

〈和紅茶ロイヤルミルクティーとシナモンアップル〉

〈和紅茶ロイヤルミルクティーとシナモンアップル〉1500円。伊勢産の極上和紅茶のロイヤルミルクティー氷に、シナモンとりんごの果肉をのせて。

〈ほうじ茶ロイヤルミルクティーと黒ごまバナナ〉

〈ほうじ茶ロイヤルミルクティーと黒ごまバナナ〉1500円。掛川産の特選ほうじ茶のロイヤルミルクティー氷に、黒ごまとバナナの果肉を加えた一杯。

氷は、最新のマシンを使い、濃厚なロイヤルミルクティーや香り高いお茶、
牛乳を瞬時にかき氷化。

お茶を煮出す際に使う水は茶葉に最適な硬度の、富士山を源泉とする
上質なシリカ入りバナジウム天然水を採用するほか、茶葉は全国から
それぞれのメニューに合った最高品質の日本茶葉を厳選しています。

静岡県掛川市の茶畑

緑茶は、深蒸し煎茶の発祥地である静岡県掛川市で栽培された最高品質の「一番茶のみ」を贅沢に使用。

ホタルが水利きした 日本酒〈語蛍〉。 森林保全への貢献も

〈語蛍〉720ml 4800円 原材料:米(国産)・米麹(国産米)アルコール度15度

酒造のテーマは「失われつつある日本の原風景を伝え残すこと」

メガソーラーの設置、過度な森林伐採など。
近年、古来から続く森林環境へ人の手が加わり、
水質悪化や生態系への影響が危惧されています。

里山の夏の風物詩であるホタルにも、その影響は顕著。
清流を好むホタル生息域は、この50年で10分の1になったそうです。

同じく「水」が製造の要である日本酒ですが、
後継者不足や経営破綻などによる廃業などから
1999~2019年の20年間で、全国の酒蔵の数は
2007社から1235社に激減しています(※)。
※:国税庁「清酒製造業の概況 令和2年調査分」より。

日本酒〈語蛍(かたる ほたる)〉

三重県で1805年創業の老舗・元坂酒造は、森林環境の保全への願いと、
そのようなホタルと日本酒には上質な水が欠かすことができないという共通点から、
「失われつつある日本の原風景を伝え残すこと」をテーマに、
ホタルが訪れた年にだけ製造する日本酒〈語蛍(かたる ほたる)〉を発表。
2024年6月21日に2500本もの語蛍が発売されました。

〈語蛍(かたる ほたる)〉のラベル

ラベルには、元坂酒造の取水地である宮川(大台町柳原)で、その年にはじめてホタルが観測された日付が刻まれています。今年発売されたものには、2023年6月7日の文字が。

元坂酒造の重要な原料である水は、
国交相の一級河川水質調査で過去何度も日本一と評価され、
「清流日本一」として名高い日本屈指の清流・宮川です。

自らの学問を「発光生物学」と称し、
ホタルや発光キノコなどを研究する大場裕一教授も、
宮川のことをこのように話しています。

教授 大場裕一

大場裕一教授 1970年札幌生まれ。山形育ち。北海道大学理学部化学科卒業。基礎生物学研究所、名古屋大学大学院生命農学研究科を経て、現在中部大学応用生物学部環境生物科学科教授。中部大学蝶類研究資料館副館長。中部大学民俗資料博物館副館長、中部大学創造的リベラルアーツセンター兼任。自らの学問を「発光生物学」と称し、ホタルから、発光キノコ、深海魚まで、あらゆる発光する生物を研究している。主な著書に『ホタルの光は、なぞだらけ』(青少年読書感想文全国コンクール課題図書、くもん出版)、『恐竜はホタルを見たか』(岩波科学ライブラリー)、『光る生き物の科学』(日本評論社)、『世界の発光生物』(名古屋大学出版会)など。

ゲンジボタル

「過去11回にわたり「水質1位」を獲得している宮川は、
極めて水質の高い河川です。
ゲンジボタルは河川の水質の問題に加え、
光の明るさや河川の護岸がコンクリート舗装されているかなど、
様々な要因で出現するか否かが決まると言われていますが、
特に水質においては、生活排水や工業廃水などによる汚染が
極めて少ないことがホタルの生息に影響する要因のひとつです」

〈第7回世界えだまめ早食い選手権〉 新潟県長岡市で 2024年7月21日に開催

東京予選を兼ねた〈新潟えだまめ盛フェス〉を渋谷で開催

全国随一の枝豆王国の新潟県。その中でも枝豆の生産が盛んな長岡市で
〈第7回世界えだまめ早食い選手権〉が2024年7月21日に開催されます。
本戦開催を1週間後に控えた7月14日、東京・渋谷で東京予選が開かれました。

振る舞われた「おつな姫」「味風香」「陽恵」「新潟系14号」

振る舞われた「おつな姫」「味風香」「陽恵」「新潟系14号」。

新潟県は枝豆の作付面積が全国1位。一方で出荷量は全国7位です。
なぜ作付面積と出荷量で差があるかというと
新潟の人たちが大の枝豆好きだから。
とある新潟県民は
「新潟県民は、他県の人が想像する以上に枝豆を食べる」と言います。
おつまみだけでなく、おやつにも枝豆を食べています。

新潟県内で栽培される枝豆は40種類以上あり、いくつもの品種がリレー形式で栽培。
6月から9月にかけて途切れることなく収穫されます。

「新潟えだまめ盛」

その採れたての枝豆をゆでて、ザルいっぱいに盛るのが新潟では夏の風物詩です。
その枝豆が盛られた様子を「新潟えだまめ盛」と命名して
2023年8月からPRも開始されました。

『世界えだまめ早食い選手権』は枝豆の名産地、長岡市で開催されます。
この選手権は、100秒間でいかにたくさんの枝豆を食べられるかを競うもので、
個人戦と3人1チームの団体戦が行われます。

選手権ではいくつかのルールがあります。
食べるときは必ず豆の鞘(さや)を口の近くまで運ばなくてはならず、
枝豆を鞘(さや)ごと全部食べることは禁止といったもの。
また枝豆の粒が落ちたら、ペナルティとして1粒あたり5グラムが差し引かれます。
生産者への敬意を込めて、きれいに食べることも求められます。

今回渋谷で開催された東京予選は個人戦で、昨年に続き2回目。
2部にわたって行われた予選には、100人以上が出場して
上位15名ほどの本戦出場枠を目指して熱い戦いを繰り広げました。
今回の参加者には昨年東京予選を勝ち抜き、
本選で準優勝を勝ち取った強者も含まれています。

出場者が早食いに挑む姿

出場者が早食いに挑む姿は真剣そのもの

参加者は6人ずつに分かれてステージ上で枝豆の早食いを競います。
「えだまめファイッ!」の掛け声のあと、
顔をテーブルの上の枝豆に近づけて、一心不乱に枝豆の早食いに挑む出場者たち。

枝豆の計量

食べ終わった枝豆の重さを計量して、配布した量と差し引き。

100秒後、残った枝豆の量が計量されます。
計測結果が発表されるごとに会場のオーディエンスから
どよめきが上がったり、拍手が鳴り響いたりと大盛り上がり!

今回の出場者の中で、トップで予選を通過したのは、
100秒で100グラムもの枝豆を食べた2名。
上位入賞者のうち15名が、長岡市で開かれる本選への参加枠を勝ち取りました。

なお、本戦が“世界大会”と称するのは大袈裟ではありません。
すでに締め切られた本戦の参加申し込みは、
アメリカなど海外、そして全国各地から
枝豆の早食いに闘志を燃やす参加者が出場予定です。

緑のパノラマから生まれる、 100年後のジャパニーズウイスキー。 〈久住蒸溜所〉ができるまで

日本国内にウイスキーの蒸溜所が誕生したのは、約100年前。
1923年、京都に建設された〈サントリー山崎蒸溜所〉からはじまり、
現在は全国に100か所を超える蒸溜所があります。
ジャパニーズウイスキーは海外での評価も非常に高く、
今では世界の5大ウイスキーに数えられるほど。

ウイスキーの産地といえば「寒冷地」というイメージですが、
温暖な気候の九州にも、実はいくつかの蒸溜所があります。
そのひとつが、大分県竹田市久住町に設立された〈久住蒸溜所〉です。

代表の宇戸田祥自さんは、ご実家である久住町の酒販店を継ぎ、
世界のウイスキーを販売しながら、「自分の生まれ育ったまちでウイスキーをつくりたい」
という夢を叶えた、めずらしい経歴の持ち主。
そんな宇戸田さんに、蒸溜所の誕生についてうかがいました。

困難の連続だった、はじまりの年

〈久住蒸溜所〉

久住蒸溜所が設立されたのは、世界がパンデミックの最中にあった2021年。
緊急事態宣言や外出の制限もあり、生活様式も大きく様変わりした時期です。
日々の暮らしさえままならないなかでの事業のスタートは、
いったいどんな状況だったのでしょうか。

「ひと言で『あれが大変だった』といえないほど、困難の連続でした。
すべてつながりがあり、どれかひとつでもピースが外れたら
全部ストップしてしまうので、気が抜けないことばかりでした」

例えば、久住蒸溜所の設備について。
スコットランドの〈フォーサイス〉社に設備を発注し、
いよいよ組み立てというとき、コロナ禍の渡航制限によって
フォーサイス社のエンジニアの来日が叶わなくなってしまったのです。

そこで、宇戸田さんは醸造設備を専門とする〈平野商店〉に設備の組み立てを依頼。
地元の大きな焼酎メーカーの設備も手掛ける、大分のエンジニアカンパニーです。

「工場内のフォーサイスが担当する箇所以外の部分は
すべて同社へご依頼するつもりで事前打ち合わせは続けていました。
それがすべてをお願いすることになったということです」

ポットスチル

フォーサイス社の担当者から受け取った図面を頼りに、
設備のプロフェッショナルたちが集結。
フォーサイス社からもオンラインで指示を仰ぎながら、
約半年の期間を経て、ついに蒸溜所の設備が完成しました。

「通常の環境でも困難を極めるプロジェクトですが、
パンデミック下でのセットアップとなると
おそらく世界でもレアケースだと思います。
もう一度やれと言われてもできるかどうかわからないほどです」

世界の動きが止まってしまったようなあの数年のうちに、
「蒸溜所の設立」という大きな夢を実現させることが
どんなに難しいことだったか、想像にかたくありません。
多くの人々の協力に支えられながら、
いよいよ久住町でのウイスキーづくりが始まりました。

畑から始まるウイスキーづくり

清酒蔵「小早川酒造」の跡地

久住蒸溜所のウイスキーづくりには、大分における
さまざまな「ご縁」が集まっています。
まず、蒸溜所がつくられたのは、宇戸田さんが先々代から
お世話になっていたという清酒蔵〈小早川酒造〉の跡地。
第1熟成庫は、酒蔵時代の貯蔵庫を利用しています。

酒蔵時代の貯蔵庫を利用した第1熟成庫

さらに、ウイスキーの原料となる麦芽の約1割に、
県内の契約農家に委託栽培したローカルバーレイを使用。
生産しているのは、大分県豊後大野市清川村中野地区の農家が集まり設立された
集落営農法人〈農事組合法人グリーン法人中野〉の皆さんです。

「品種選びや栽培方法をすべて提案いただいたり、
こちらからリクエストしたりしながら、
“畑から始まるウイスキーづくり”を一緒に取り組んでいただいています」

代表の宇戸田さん自らがコンバインを操作

記念すべき最初の種まきには、久住蒸溜所の製造メンバーが参加。
そして、初めての収穫では代表の宇戸田さん自らがコンバインを操作し、
原料となる麦の収穫を体験したそう。
ウイスキーづくりにかける情熱はもちろん、地域の未来に対する思いや、
地域への愛が繋いだご縁でもあるのではないでしょうか。

いっぺん食べてみやあ! ご当地の味から変わり種まで 名古屋の個性派かき氷7選

あちこちにカフェがある名古屋は、今や「かき氷の激戦区」ともいわれるエリア。
毎年、見た目にもこだわりつつ地元の食材を生かしたものや、
あっと驚く工夫が凝らされたものまで、さまざまなかき氷が登場しています。
見て楽しい、食べて満足! な名古屋のかき氷、いっぺん食べてみやあ!

名古屋の味を体感。〈ボアヴェールテール〉のご当地かき氷

「デラみそ」(950円)

「デラみそ」(950円)。

名古屋ならではのかき氷を楽しみたい方にぜひチェックしてほしいのが、
〈ボア ヴェール テール〉の「デラみそ」。
愛知県岡崎市でつくられている「八丁(はっちょう)味噌」をベースにしたシロップを
たっぷりかけた、甘塩っぱいかき氷です。

かき氷の中には、柚子味の生麩とクリームチーズがちらり。
カラフルなトッピングも、実は生麩です。
冷えてもふわふわな生麩は、名古屋市で1921年に創業した老舗の麩屋〈麸秋商店〉のもの。
見た目のかわいらしさはもちろん、
ご当地の味や地元の歴史までしっかりと感じられる一杯です。

「チェリーチェリー」(1250円)※7月前半ごろまでの提供予定

「チェリーチェリー」(1250円)※7月前半ごろまでの提供予定。

旬のフルーツを使った、季節限定のかき氷も要チェック。
例えば7月には、フレッシュなさくらんぼをトッピングした
「チェリーチェリー」が登場します。

「そのときどきに旬を迎えるフルーツを、
存分に味わえるかき氷をつくりたい」との願いで、
かわいらしくておいしいかき氷にすることを意識しているとか。

かけるシロップの種類によって氷の削り方も微調整しているため、
同じ月に登場するかき氷でも、まったく違った味わいが楽しめるのも魅力的です。

information

map

ボアヴェールテール 

住所:愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通1-32

TEL:なし

営業時間:12:00~17:00(L.O.)

定休日:月・火曜、不定休あり

Instagram:@bvt.official

“ゴーラー”の絶大な支持を集める〈A.cocotto bis〉のかき氷

名古屋のかき氷店でひときわ注目を集めている、〈A.cocotto bis〉。
自身も大のかき氷好きであるオーナーが、
自家製みるくからつくるシンプルなかき氷の数々は絶大な人気を誇り、
夏の店内はいつも多くの人々で賑わっています。

「ビターレモンみるく」(1100円)

「ビターレモンみるく」(1100円)。

〈A.cocotto bis〉のかき氷はメニューが1~2週間ごとに変わるため、
いつ訪れても新鮮な出合いがあります。

なかでも最も登場回数が多いかき氷が、「ビターレモンみるく」です。
マイヤーレモンを皮ごと使った、ほんのり苦みのあるレモンソースが特徴。
自家製みるくとの相性も良く、長年のファンの多いかき氷です。

2024年2月に登場した「りんごのケーキ」(1500円)

2024年2月に登場した「りんごのケーキ」(1500円)。

毎月8日だけに登場する、ホールケーキ型のかき氷も要チェック。
ケーキ型に形づくったかき氷に、フルーツやクリームなどがたっぷり。
内容は月替わりで、過去にはイチゴやキウイなども登場しました。

ただ単にかき氷をホールケーキ型にしても味のバランスが整わないこともあるため、
ベースのシロップやクリームの量や甘みを変え、何度も試行錯誤してつくっているそう。
渾身のひと皿を、月に1回のお楽しみとして食べに行ってはいかがでしょうか。

最新のメニューや予約状況は、事前にInstagramをチェックしてからの来店がおすすめです。
なお、一部のかき氷は店頭でテイクアウト形式での販売もしています。

information

map

A.cocotto bis 

住所:愛知県名古屋市東区筒井3-4-8

TEL:なし

営業時間:11:00~19:00(18:30L.O.)
※テイクアウト形式での販売は12:00~18:00

定休日:月曜

Instagram:@a.cocottobis

海なし県でも旨い魚がある理由とは? 情熱とエンタメ溢れる 〈大宮市場〉へ! あなたのまちの焼酎ハイボール アテ探し旅

抜群の旨みを持つマグロが埼玉にあった!

焼酎ハイボールのアテ探し旅。
今回はさいたま市北区の〈大宮総合食品地方卸売市場〉通称〈大宮市場〉へ。
こちらはプロだけではなく、一般の来場者も購入可能。
場内ならではの空気感のなかで、
目利きのガイドで市場の魚を買えるというのは贅沢だ。
そして、買い物を楽しんでいると発見が。
いわゆる海なし県といわれる埼玉の市場だけど、
情熱とエンタメ溢れる“だからこそ”の魅力があったのだ。

魚市場と青果市場からなる〈大宮市場〉(大宮総合食品地方卸売市場)

魚市場と青果市場からなる〈大宮市場〉は、埼玉県内の市場では最大の規模と取扱高を誇る。水産と青果の二本柱のほか、関連する精肉、包装、日用品から、飲食料品なども豊富で、一日いても飽きなさそう。

まずは市場の華ともいうべきマグロ。
この市場の歴史とともに歩んできた〈丸長〉へ。
見事な手さばきとともに、マグロの豆知識を流ちょうに、
落語の名人芸のような調子で話すのは2代目の長川順一さん。

市場の入口側にあり入りやすい雰囲気の〈丸長〉。

市場の入口側にあり入りやすい雰囲気の〈丸長〉だが、一歩足を踏み入れればピリッとしたプロの仕事場という緊張感も。ただ、この空気感に触れられるのも市場場内に踏み込む喜び。

マグロのプロにしてしゃべりのプロ? 仕事場をステージにしてしまうかのような代表の長川さん。

マグロのプロにしてしゃべりのプロ? 仕事場をステージにしてしまうかのような長川さん。第3土曜日の一般向けイベントでは解体ショーも行う。実は市場の副理事長。来場者に喜んでもらえる施策にも取り組んでいる(右は著者)。

「今切っているのはインドマグロ。南アフリカのケープタウンから来たやつね。
インドマグロの生息範囲は南アフリカからオーストラリアのインド洋。
本マグロは北半球、ニューヨークからアイルランドがいい漁場だ。
長崎、沖縄、和歌山、地中海のトルコやマルタあたりは養殖があって、
あまり知られてないけど11~2月あたりに出る、
チリのバチマグロは抜群の風味と脂の質よ。
これ食べた人が必ず言うのは、『こんなの食べたことない!』
気に入ったんで自分たちで直接買い付けたんだ」

宝の山ともいうべきマグロの冷凍貯蔵庫。

宝の山ともいうべきマグロの冷凍貯蔵庫。自家用車何台か分のストック。「中はマイナス40度。扉を閉めて10分、15分作業をします。だから、あなた方と違って肌がコーティングされちゃって寒さなんか感じないんだよ(笑)」(長川さん)

ノコギリでカット

マグロを捌く道具も目の前で見られる。

マグロを捌く道具も目の前で見られる。薪を割るナタの改良版をはじめ、魚というより木工所、林業を思わせるような錯覚に陥る。

さらに部位それぞれの味わいの違いや、冬と夏の性質の違いから適した食し方など、
マグロ愛、魚愛が止まらない。
マグロと焼酎ハイボールの相性は抜群!
と以前も書いたけれど、プロの情熱的な話を聞きながらだと、
どんなマグロのどんな部位を合わせようかと気分もアガる。

長川さんの笑顔

「酒と合わせるの? いやぁ、いいねえ。私も飲むの好きなんで(笑)」
と長川さんの笑顔もなんだかうれしい。

ということで、おすすめいただいたなかから
ケープタウン沖の脂多め、赤身多めの2種をセレクト。

マグロを手際よくカット

すると「うちだけじゃなくていろいろ回るんでしょ。ほかのところも案内するよ」
とうれしい提案。

市場内の業者は商売がたきとまではいわないけれど、
ライバル関係にあるのではと勝手に思っていたのだが、
「今はそういう時代じゃないからね」と長川さん。
1986年(昭和61年)の市場マップを奥から取り出してくれて、
「この頃に比べたら、今は仲卸業者も半分ぐらいに減ったかな。
だから、守っていくためには助け合って。
それにそのほうがお客さんもうれしいでしょ。
いい生屋(上質な鮮魚を扱う卸)を紹介するよ」

確かに、目利きたちが手を取り合って、市場内で、ワンストップで提供してくれる。
プロの特権かとおもいきや、一般来場者でも歓迎とのこと。
アテ探しの楽しさがますます膨らむ。