〈PARADI〉井上祖人さん、有紀さん “共存共栄”の城崎で、パンを軸に まちにひらけた店づくりを

PR会社〈HOW〉の代表で、国内外を飛び回る小池美紀さんが推薦するのは
城崎温泉にて2022年9月にオープンしたベーカリー〈PARADI〉の
井上祖人さん、有紀さんご夫妻です。

推薦人

小池美紀さん

小池美紀

HOW inc.

Q. その方を知ったきっかけは?

仕事でもプライベートでも足繁く通う城崎温泉の知人から、同じ兵庫でギャラリーと茶寮を営む〈井上茶寮〉の名前を聞いていました。特に興味を惹かれたのは、ある時、城崎の〈OFF KINOSAKI〉にあったフライヤー。井上茶寮ギャラリースペースのアーティストインレジデンスの告知でした。私が現在、東京と沖縄の2拠点生活をするなかで、個人的にも追いかけている今村能章が展示をするというものでした。

その後、井上茶寮が城崎に〈PARADI〉というペストリー&コーヒーショップをオープンし、交流が生まれました。彼らの幅広い活動を知るにつれ、底知れぬ活動に興味を寄せています。

Q. 推薦の理由は?

フレンチのシェフやパティシエとして修業を積まれた井上祖人さん。
大学職員からフランスに移住し、ミュージアムで働いていた井上有紀さん。

ふたりの活動は、現在展開する年数回のアーティスト・イン・レジデンスと並行して国内外のアーティストや作家の展覧会を企画する〈M1997〉(的形)、お茶やカヌレ型を使った羊羹などのスイーツを展開する〈井上茶寮〉(的形)、焼きたてのペストリーやコーヒーを提供する〈PARADI〉(城崎)。

お茶やお菓子、パッケージに至るまでおいしいのに加え、いつ見てもすてきなプロダクトは、デザインの文脈に通じるところがあります。実際にデザイン関係者のファンも多く、私は今年、インテリアの発表会で彼らにケータリングを依頼しました。味だけでなく、しつらえの美しさにも感動しました。
また、今年は、コペンハーゲンのベーカリーで短期留学をされており、出張の際にも彼らの活動を拝見しました。デザインの都コペンハーゲンでの滞在を経た彼らの今後の活動に注目しています。

待望のパン屋さんが、城崎にできた

晴れたと思ったら、鈍色の雲が広がり、冷たい雨が降ったり止んだりする。
そんな日本海沿岸特有の不安定な天気が、
この城崎温泉というまちの冬の風物詩だったりする。

瀬戸内に面する的形から豊岡市城崎に移住し、
2度目の冬を迎えた井上祖人(そひと)さん、有紀(ゆき)さん夫妻は、
「ここのところいつもこんな天気ですよ」と話す。
その“こともなさげ”といった雰囲気で、彼らがいかにこのまちに馴染んでいるかを知れた。

山陰地方には、「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉がある。冷たい雨雪が降れば降るほど温泉も心地いい。

山陰地方には、「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉がある。冷たい雨雪が降れば降るほど温泉も心地いい。

祖人さんと有紀さんは、
同じ兵庫県でも城崎とは北と南の関係にある、的形という地で
和菓子店〈井上茶寮〉と、
アーティストインレジデンス〈M1997〉を営む。
港まちに溶け込む、築114年の庄屋をリノベーションしたお店は、
土日だけの営業にかかわらず、お客さんが後を絶たない。

札幌市や大阪市の名だたるレストランで修業してきた祖人さんと、
大学職員を経てパリの美術館で勤務した経験を持つ有紀さん。
井上茶寮とM1997は、ふたりの経験を生かした唯一無二の場だ。

井上茶寮の外観。撮影:間澤智大

井上茶寮の外観。(撮影:間澤智大)

井上茶寮の内観。撮影:間澤智大

井上茶寮の内観。(撮影:間澤智大)

M1997の展示室。撮影:間澤智大

M1997の展示室。(撮影:間澤智大)

ふたりが城崎を訪れたのは6年ほど前のこと。
〈OFF KINOSAKI〉をオープンしたばかりの料理人・谷垣亮太朗さんに
会いに行ったのがきっかけだった。
そこでさまざまな“城崎人”を紹介してもらったことで、
地域コミュニティの温かさや、観光客と地元住民のバランスの良さに惹かれ、
城崎への移住を考えるなかで運良く物件の話が耳に入り、
住居兼店舗として開業することを決めた。

定期的に手入れがされている状態のいい空き家を取得・リノベーションし、1階を店舗、2階を住居として利用。

定期的に手入れがされている状態のいい空き家を取得・リノベーションし、1階を店舗、2階を住居として利用。

「やるなら井上茶寮とは違う業態で、
城崎に滞在する価値を高められるような店舗を目指したかったんです」(有紀さん)

井上茶寮としてのポップアップ出店を経て、OFF KINOSAKIの3軒隣に、
2022年10月、ペイストリーショップ〈PARADI〉をオープンした。

〈OFF KINOSAKI〉、ポップアップスペース〈MMM〉の並びにできた〈PARADI〉。

〈OFF KINOSAKI〉、ポップアップスペース〈MMM〉の並びにできた〈PARADI〉。

名物は「クロワッサン」(290円)。香ばしいクラスト(外側)と、弾力あるクラム(内側)のコントラストが芸術的! 噛みしめるほどに北海道産小麦のほんのりとした甘みとバターの芳醇な香りが鼻を抜ける。「うちのクロワッサンは、割ると生地が切れずにもっちりと伸びるんですよ」と祖人さん。昼前に行けば焼きたてが買えるかも。

名物は「クロワッサン」(290円)。香ばしいクラスト(外側)と、弾力あるクラム(内側)のコントラストが芸術的! 噛みしめるほどに北海道産小麦のほんのりとした甘みとバターの芳醇な香りが鼻を抜ける。「うちのクロワッサンは、割ると生地が切れずにもっちりと伸びるんですよ」と祖人さん。昼前に行けば焼きたてが買えるかも。

イートインはワンドリンク制。コーヒーやカフェラテのほか、井上茶寮のアイスティーや自家製コンブチャも。

イートインはワンドリンク制。コーヒーやカフェラテのほか、井上茶寮のアイスティーや自家製コンブチャも。

井上茶寮の看板商品の「カヌレ羊羹」はPARADIでも扱いがある。贈答用としても人気が高い。

井上茶寮の看板商品の「カヌレ羊羹」はPARADIでも扱いがある。贈答用としても人気が高い。

店内は賑々しく、平日にもかかわらず多くのお客さんが訪れていた。
スイーツとコーヒーとともに写真を撮り合う外国人観光客。
カップル温泉旅行だろうか。大きなバッグでやってきて、
お目当てのパンを買いホクホク顔の彼女と、それをやさしく見守る彼氏。
休憩時間に颯爽とパンを買っていく旅館の従業員は常連だそうだ。
甘いものを前に、人は自然と笑顔になる。

「基本的には地元の方が7割で、観光客は季節によって変動があります。
眼の前が桜並木なので、桜の時期は混み合いますね。
地元の人に来てもらうお店になることを最初から意識しています」(有紀さん)

庭で、道端で、畑で、山で。 “手摘み野草”でつくる、 簡単「七草粥」レシピ 七草の味わい比べも!

※野生植物は毒を持つものもあるため、必ず毒性がないか調べてからつくりましょう。
※採取する際は、土地の持ち主さんに許可をとってからにしましょう。

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

2024年も終わろうとしていますね。
そろそろ「おせち」の準備にとりかかる方もいると思いますが、
今回はちょっと気を早くして、年明けの1月7日に食べる
「七草粥」について書いてみたいと思います。

豪華なおせち料理が続いたお正月の胃の疲れを
やさしく癒してくれる、七草粥。
この日にお粥を食べると、一年息災で過ごせるといわれています。

器に盛られた春の七草粥をスプーンですくっている写真。

春の七草は、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、
ホトケノザ、スズナ(かぶ)、スズシロ(大根)。

旧暦の1月7日「人日(じんじつ)の節句」の風習として食べられてきましたが、
新暦に当てはめれば2月中旬頃にあたるので、
正月明けにすべての野草を探すのはなかなか難しいともいわれています。

とはいえ、せっかくなので
年明けに備えて、七草の生えている場所に目星をつけるべく、
家の周辺、畑や山を探索してみました。

庭で、道端で、畑で、山で。意外と見つかる「春の七草」

まずは、庭で見つけたのは野草の王道「セリ」。
以前、川の近くに生えていたものを移植して、普段使いしています。

庭に根づいたセリを手にしている写真。

我が家の庭に根づいたセリ。

独特の爽やかな香味が食欲をそそるので、
お味噌汁に入れたり卵とじにしてみたり、とても身近な野草。
おいしいだけでなく、鉄分が豊富で増血作用が期待できるのだとか。

続いて「ハコベラ」。
わさっと大量に生えていて、
ぽきっと折ると、爽やかないい香りが鼻に抜けていきます。
やわらかく、苦みも少ないので、サラダなどでもいけます。
我が家の鶏も大好きな野草。

小さな花を咲かせたハコベラの写真。

小さな花を咲かせたハコベラ。

ハコベラは消炎作用が強く、歯槽膿漏や歯肉炎などにも効果があるとされ、
乾燥させたものを塩と合わせて歯磨きに使う人も。
我が家でも昔、搾り汁と塩を混ぜて乾燥させた
「ハコベ塩」を手づくりしていました。

そして、畑に向かう道端で
ピンクの花を咲かせた「ホトケノザ」(シソ科オドリコソウ属)を見つけました。

シソ科オドリコソウ属の「ホトケノザ」の写真。紫色の花を咲かせている。

ホトケノザ……という名前の植物だけれど、七草に詠われている野草ではない⁉

「あった!」と喜んだものの、実は春の七草に使われるホトケノザは
この植物ではないんです。

食用とされるのは「コオニタビラコ」というキク科の植物で、
黄色い花を咲かせた、まったく別の植物なのです。

黄色い花を咲かせたコオニタビラコの写真。

春の七草に詠われるホトケノザは、このコオニタビラコなんです。

じつは、間違えて収穫し、食べちゃった年もありましたが、
とりあえず大量に食べなければ毒性はないようなのでホッとしました。(笑) 
みなさんは、どうかお間違えのないように! 

そのまま歩いて行くと、
野生の大根「ハマダイコン」を見つけました。
葉や茎の風味は大根そのもの! 
ビタミンCや食物繊維が豊富といわれています。
ただ、根っこは細く繊維質なので、
普通の大根と比べると、ちょっと味が落ちるかも。

ハマダイコンを上から撮った写真。

見つけたハマダイコン。春には紫色の花を咲かせます。

これが正確に「スズシロ(大根)」の代わりになるかは微妙ですが、
なるべく山に生えているもので春の七草を揃えてみたいので、
今回はこのハマダイコンを使っていきます。

小さな白い花をつけたナズナの写真。

ナズナを発見!

そしてその先には、ぺんぺん草ともいわれる「ナズナ」を発見。
普段からよく見かける身近な野草のはずなのに、
いざ探してみると意外と見つからないから不思議です。
まだ季節が寒かったかな? 

その後、残りの野草「スズナ(かぶ)」と「ゴギョウ」を探しに畑へ。

収穫したばかりの小さな赤カブを手にした写真。

スズナは畑から収穫しました。

新鮮な「スズナ」を収穫したら、
すぐ下に「ゴギョウ」が生えているのを発見! 

小さな産毛と黄色い花がかわいらしいなあと思っていましたが、
春の七草だったとは知らなかった。
食べるのは今回が初めて。どんな味がするのか楽しみ! 

黄色い花のつぼみをつけた、ゴギョウの写真。

こちらがゴギョウ。ハハコグサとも呼ばれています。

山の散歩を兼ねた春の七草探し、7種類無事に揃いました!

茶を通して世界とつながり、 茶の発展に貢献することを目的に。 〈SABOE〉による日本茶専門店が 岡山市にオープン

歴史的建造物を改修した店舗でここだけの体験を

お茶の発展に貢献すべく、現代における喫茶の様式を創造し、
継承している〈茶方薈(さぼえ)〉。

日本料理店〈八雲茶寮〉や和菓子店〈HIGASHIYA〉などを手がける
緒方慎一郎さんが2016年に立ち上げました。

お茶を入れる様子

緒方さんは〈櫻井焙茶研究所〉の櫻井真也さん、〈万 yorozu〉の德淵卓さんとともに〈茶方薈〉の活動をしています。

今年4月には、初の実店舗となる日本茶専門店〈SABOE TOKYO〉を
東京・麻布台ヒルズに開店し、話題を集めました。

そんな同店が11月3日に福岡県博多市、同月26日に岡山県岡山市で
それぞれ新店舗をオープン。

東京の店舗と同様に、日々の暮らしのなかで気軽に楽しめる
日本茶の新しいかたちを提案したブレンド茶シリーズ〈T., Collection〉や
日本茶と相性のよい菓子、さまざまな茶器を販売。

さらに、T., Collectionや菓子、茶と酒を融合した茶酒を使用したカクテルなどを
味わえる茶房も併設しています。

11月3日にオープンした〈SABOE HAKATA〉。

11月3日にオープンした〈SABOE HAKATA〉。鎌倉時代に宋からお茶の種を持ち帰った栄西や、饅頭・羊羹などの製法を宋から伝えたとされる聖一国師(しょういちこくし)に縁のある博多旧市街にあります。

先日オープンしたばかりの〈SABOE OKAYAMA〉が店を構えるのは、
岡山後楽園の玄関口にあたり、近世の城下町として栄えた地域に佇む
歴史的建造物を改修した〈福岡醤油ギャラリー〉の一角。

今回の岡山県への出店は、同ギャラリーを運営する石川文化振興財団との
縁がきっかけだったといいます。

明治時代に建てられた主屋と、昭和初期に建てられた離れから成る
この施設は、かつて醤油製造蔵や市民銀行の窓口として使われていた
旧福岡醤油建物を改修した文化施設として親しまれています。

タイの「ナンプラー」から 日本の「いしる・いしり」まで。 東南アジアと日本の奥深き魚醤の世界

こんにちは、世界一周旅中のうんまほふうふです。

2024年10月頭に日本を発ち、最初に訪れたのは東南アジア諸国。
タイにはじまり、ラオス、ベトナム、カンボジアと4か国を巡りました。

日本と同じアジア圏に属する国々ですが、似て非なる調味料を使った
独自の料理の数々に出合いました。

東南アジア料理に共通する、ある調味料とは?

タイの屋台で出合った麺料理「クイッティアオ」、
日本でも人気のタイ料理でひき肉とバジルの炒め物をごはんにのせた「ガパオライス」、
ひき肉をミントや唐辛子、野菜と混ぜ合わせたラオスのサラダ「ラープ」、
これらに共通して使われている調味料が何かおわかりでしょうか?

タイのラーメン「クイッティアオ」

一般的にスープ入りの麺料理を指すタイの「クイッティアオ」は、お肉や肉団子のせが定番。

本場タイの「ガパオライス」

本場の「ガパオライス」はエスニック香が強いホーリーバジルと刻んだ唐辛子をふんだんに使っていて、スパイシーでした。

ラオスのサラダ「ラープ」

ラオスのサラダ「ラープ」は、酸味のあるひき肉と爽やかなミントの風味が食欲を引き立ててくれます。

その調味料は東南アジアの現地スーパーでは数多く並んでおり、
屋台のテーブルでも必ず目にしました。

タイの食卓の上に置かれている4種の調味料セット

タイの食卓に必ず置かれている「クルワンプルーン」という4種の調味料セット。

これらの料理に共通して使われているのが「魚醤」です。

魚醤は、魚介類を塩漬けにして発酵させた発酵調味料で、
タイの「ナンプラー」が一番有名かもしれません。

発酵過程で、魚の内臓などに含まれる酵素や微生物の働きにより、
魚自体のタンパク質が旨み成分であるアミノ酸に分解されています。

私たち日本人にとって身近な調味料・醤油に含まれる主な旨み成分が
原料である大豆由来の「グルタミン酸」であることに対して、
魚醤にはそのほかに「リジン」「アルギニン」「イノシン酸」など
いくつもの旨み成分が含まれているのが特徴です。

魚醤入りのピーナッツダレ

生野菜やゆで野菜を魚醤入りのピーナッツのタレにディップして食べることも。

縁側で500個の「干し柿」づくり! カビを生やさないコツ・ポイントとは? 干し柿チーズ&バターのレシピも

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

「柿」の季節ですね! 
今年は、柿の当たり年。
大きな柿の枝がしなるほどに、たっぷりと実をつけました。

そんな年は、柿のお裾分けをいただくこともよくあります。
でも、食べきれずに柿が熟しすぎてしまうことも。
そこで以前、「“熟れすぎた柿”をおいしく食べるレシピ5選」という記事で
熟し柿の活用法や、おすすめレシピをご紹介しました。
こちらはもう読んでいただけましたか?

柿の木に登り、枝ごと選定して柿を収穫する人物の写真。

大きく育ちすぎた柿の木。バッサリと選定します。

今年は柿の木の選定も兼ねて枝ごと柿を収穫し、
長期保存が可能な「干し柿」にしました。
つくった干し柿の数は、なんと500個! 

食べておいしいのはもちろん、
干している間も美しいのが干し柿の魅力。
縁側に並ぶコロリとかわいい姿に、ほっこりと癒されます。

皮をむいて干すだけとはいえ、
カビを生やさず、トロリとやわらかく仕上げるには工夫も必要。
今回は、自家製干し柿づくりのコツをお伝えします。

干し柿を定期的に揉んで軟らかくしている写真。

失敗しない干し柿づくりのコツとは?

干し柿づくりで大事なポイントは、「気温」と「湿度」。
気温が高すぎたり、雨が降って湿度が高くなると
カビ発生のリスクが高まります。
最適な気温は10~15度程度といわれ、
肌寒くなって、空気がカラリとしてきた11〜12月辺りが
干し柿づくりの季節です。

2週間から1か月ほど乾燥させることで
柿がゆっくりと熟成・乾燥し、甘みが増すといわれています。

風通しのいい場所に吊るし、
しっかりと乾燥させるようにしましょう。

収穫したばかりの柿を手にしている写真。

干し柿の原料は「渋柿」じゃないとダメ?

一般的に干し柿は「渋柿」でつくられますが、
「甘柿」でもおいしい干し柿はつくれます。

じつは我が家の柿の木は、甘柿と渋柿を接ぎ木したもので、
食べてみるまで、どちらかわかりません。(笑)
これまでも、特に区別したりせず、すべて干し柿にしていますが、
問題なくおいしくいただけています。

ただ、私の感覚としては
甘柿のほうがカビが生えやすい気もしています。

日本の名酒蔵×シャンパン醸造家による ラグジュアリー日本酒〈HEAVENSAKE〉

〈農口尚彦研究所〉など名酒蔵とコラボする日本酒ブランドが日本へ逆輸入

〈農口尚彦研究所〉や〈出羽桜酒造〉など日本の伝統ある酒蔵が製造する日本酒を、
高名なフランスのシャンパーニュ醸造家であるレジス・カミュ氏が
アッサンブラージュすることで2016年に誕生した〈HEAVENSAKE〉。

〈HEAVENSAKE〉

そんなラグジュアリー日本酒ブランドが、10月31日(木)より
ついに日本でも発売がスタートしました。
フランスで誕生以来、アメリカ、ヨーロッパ、アジアを中心に世界14か国で
展開し、日本は15か国目の展開国となります。
海外では〈ザ・リッツ・カールトン〉や〈セント レジス ホテル〉などの高級ホテルを
はじめ、ニューヨークの星付きレストランからモルディブのリゾート、
イビサ島のクラブに至るまで、ラグジュアリーなロケーションで提供されています。

日本酒造りに初めてアッサンブラージュを取り入れた〈HEAVENSAKE〉

〈HEAVENSAKE〉で特徴的なのが、アッサンブラージュという
フランス生まれの技法を取り入れていること。
単なるブレンドではなく、異なる風味の層を慎重に重ね合わせ、
音楽を作曲するように調和の取れた上品な味わいを生み出す調合技法です。
このプロセスにより、日本酒の体験を新たな高みへと引き上げています。

レジス・カミュ氏

レジス・カミュ氏は、マリー・アントワネットにも献上されたシャンパーニュブランド
〈パイパー・エドシック〉の最高醸造責任者などを歴任した実力者。
インターナショナル・ワイン・チャレンジというコンペティションで8度の
「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」の受賞歴があり、
アッサンブラージュのマスターとして高く評価されています。

また彼は、2016年にアッサンブラージュを初めて日本酒造りに持ち込んだ先駆者です。
レジス氏は、日本酒造りの伝統に敬意を払いながら、アッサンブラージュを通して
独自の味わいを生み出すことを目指しており、その革新的な手法は、
日本の酒蔵から驚きと称賛をもって受け入れられています。

「酒造りの神」として知られる農口尚彦杜氏は、レジスの功績を称え、
「彼のアッサンブラージュが、これほど独自の風味を引き出すとは思いもよらなかった」
と語っています。

快進撃の酒蔵はどこへいく 〈八戸酒造〉が描く未来図

八戸の港のシンボル、赤レンガの蔵から世界へ

八戸港や朝市で有名な館鼻岸壁の漁港からほど近くに、
どっしりとしたレンガづくりの平屋があります。
壁面に「男山」と書かれたその建物が〈八戸酒造〉です。
大正時代に建てられ、「文化庁登録有形文化財」、「八戸市景観重要建造物」
に指定されたという漆喰の土蔵と赤レンガの蔵は、
八戸港河口の風景と相まってじつに絵になります。

ここに、「世界酒蔵ランキング」1位に輝いたことがあり、
今年も、フランスの日本酒コンクール〈Kura Master〉や、
イギリスの〈International Wine Challenge〉日本酒部門で金賞受賞と、
国内外のコンペで常連の酒蔵があると聞いて訪ねました。

大正4年から大正末期にかけて造られたという建造物群。

大正4年から大正末期にかけて造られたという建造物群。伝統的工法を用いた主屋を始めとする6棟が登録有形文化財に指定されています。

八戸酒造の屋号は「近江屋」といい、
その名の通り、近江商人であった初代・駒井庄三郎が盛岡での商いを経て
陸奥の地で酒造りの道に入り、明治21年に現在の湊町に移転し、
〈駒井酒造店〉という名で代々日本酒を造り続けてきたといいます。
創業の酒〈陸奥男山〉はその辛口具合が湊の男たちからも愛されてきました。

八戸酒造

潮目が変わったのは1997年のこと。
〈駒井酒造店〉は戦時中、昭和の政府が発布した「企業整備令」によって、
八戸市および周辺の複数の酒蔵と合同会社として酒造りを行ってきましたが、
現八代目当主庄三郎が1997年に合同会社を分離独立し、
1998年に新ブランド〈陸奥八仙〉を立ち上げたのです。
ただし、自社の蔵ではなく、休業していた八戸市内の旧八戸酒造の蔵を借りての
再スタートと、厳しい環境下でした。

こうして現八戸酒造の新しい酒造りに取り組み、〈陸奥八仙〉が誕生。
現専務の駒井秀介(ひでゆき)さんが入社した翌年の2003年からは、
陸奥八仙もバリエーションが増え、
酒質もひと言で言うなれば「味わいがきれい」なものになったといいます。
フレッシュでフルーティーな酒が好きだった駒井さんが、
「自分たちがおいしいと思う酒を造りたい」と生み出した酒は、
日本酒に手をのばすきっかけを求めていた人たちのニーズにマッチしたのです。

そして、2009年には元の蔵である現在地に戻ることができたことで、
蔵に活気と勢いが蘇りました。
現在は父である8代目当主の庄三郎さん、秀介さん、杜氏である弟の伸介(のぶゆき)さんの
兄弟が蔵を支え、若い蔵人たちも切磋琢磨しています。

くず餅の原料「葛」は、花も美味!  酵素シロップ、砂糖漬け、花茶…… 葛の花の活用レシピ5選

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

山道を歩いていて、ブドウのような甘い香りがふわりと漂ってきたら、
近くに「葛(くず)」の花が咲いている証拠かもしれません。
それほど、葛の花は目が覚めるほどにいい香り! 

葛は、秋の七草のひとつに数えられ、
和菓子や料理などに使われる“葛粉”の原料として
古くから日本で親しまれてきた植物です。

紫色の花を連ねて咲かせた葛の花の写真。

葛の花は、昔から漢方薬として重宝されていました。

一方で、驚異的な繁殖力を持つ外来種として、
アメリカを中心に世界から恐れられていることを知っていますか? 

アジアを原産地とするこのツル植物は、
1日に30センチ以上も成長することがあるといわれ、
ほかの植物を覆いつくすように繁殖するため
IUCN(国際自然保護連合)による
「世界の侵略的外来種ワースト100」にも選定されています。

ほかの植物を覆うように繁殖した葛の写真。

田んぼに侵入する葛。ほかの植物の育成を阻害し、生態系を破壊するといわれています。

厄介な植物として駆除の対象となってしまった葛ですが、
日本では古来から薬として用いられたり、和歌にも詠われたりしてきました。

今回は、そんな葛の花でつくる
「シロップ」や「花の砂糖漬け」のレシピなどをご紹介します。

スミレ、レンゲ、たんぽぽ、梅……
今までいろんな野花のシロップをつくってきましたが、
今回は、過去最高においしいものができあがったと思います‼ 
どうぞご期待ください! 

葛の花を房からとる作業の写真。

全国から28の酒蔵来る! 日本酒イベント〈SAKE PARK 4杯〉が 渋谷〈MIYASHITA PARK〉で開催

全国から28の酒蔵、5つのクラフトサケ醸造所、海外醸造酒が集結

日本酒イベント「SAKE PARK」の第4弾〈SAKE PARK 4杯〉が、
2024年11月16日(土)、17日(日)に
東京・渋谷〈MIYASHITA PARK〉屋上の区立宮下公園 芝生ひろばにて開催されます。

「SAKE PARK 4杯」ブース

「日本のSAKE文化を世界へ広める」ことを目的として開催されている同イベント。
1970年代をピークに減産が続く日本酒業界の現状を変えるため
「日本酒に触れる機会の少なかった若い世代、そして海外の方々への
更なるアプローチができるイベントを開催したい」という思いから発足しました。

4回目となる今回は全国各地の酒蔵28社と、クラフトサケ醸造所5社が渋谷に集結。
さらに今回は海外醸造酒も初登場します。

北米の酒蔵メンバー

今回は、北米の酒造組合である、「Sake Brewers Association of North America」の
協力により、北米の酒蔵のお酒が数種類登場予定です。

能登の酒蔵を応援する特別ブースも登場!

能登の酒蔵を応援する特別ブース

また〈SAKE PARK 4杯〉では、応援購入サービス〈Makuake〉にて、
能登半島地震により被災した酒蔵を応援するプロジェクト
「能登の酒を止めるな!被災日本酒蔵共同醸造支援プロジェクト」にちなんだ
能登の酒蔵を応援する特別ブースも登場します。

このプロジェクトでは、能登半島地震によって酒造りの継続が困難になってしまった酒蔵と、
全国の協力蔵がタッグを組んで共同で酒造りを行い、被災蔵の銘柄を市場に流通させ、
売上を通じたお金の循環が生まれ続ける仕組みをつくっています。

能登の酒蔵を応援する特別ブース

それぞれの共同醸造にて、能登の酒蔵オリジナルの銘柄とコラボによって生まれる
新しい銘柄が醸されました。
これまでの業界の常識を覆した「共同醸造」という取り組みによって生まれた
新たな日本酒をイベントでも味わうことができます。

コロカルでは過去に、能登の〈松波酒造〉を取材。
この「能登の酒を止めるな!被災日本酒蔵共同醸造支援プロジェクト」について
若女将、金七(きんしち)聖子さんに話をうかがっています。
ぜひお出かけ前にこちらの記事をご覧ください。

※ボトル販売はなし、試飲のみの提供

※他ブースと同じようにSAKE PARKチケットにて試飲が可能

宮崎県都城市に 〈霧島酒造〉×〈スターバックス〉 のコラボ施設が2026年春オープン

建築を手がけるのは隈研吾氏。コーヒー豆かすやシラスを内装に活用したコラボレーション施設

1916年、宮崎県都城市で創業した本格焼酎メーカーの〈霧島酒造〉。
全国的知名度を誇る焼酎〈黒霧島〉は、九州産100%のさつまいもに、都城盆地の
地下水100%、麹米は国産100%、そして都城市の自社工場生産100%と、
地域と自然を大切にした焼酎づくりを行っています。

同社が〈スターバックス〉と共同プロジェクトとして現在進めているのが
2026年春オープンのコラボレーション施設です。

〈霧島酒造〉×〈スターバックス〉コラボ施設

「この場所が“みんなの憩いの場”となるように」と願いが込められた同施設。
自然環境と調和した、地域社会と共生していくための気づきや
アクションにつながる発信の場として展開されます。

施設の建築を手がけるのは、建築家・隈研吾氏。
霧島酒造とスターバックスが描く、持続可能な未来への想いを体現しつつ
「その土地の環境、文化に溶け込む建築」と両社の想いが融合した施設を目指しています。

建物は、和を感じられる竹の魅力を最大限に引き出すことで、
自然を感じながらゆったりと落ち着くことができるデザイン。
吸い込まれるような意匠が印象的なエントランスから施設に入ると、
晒竹(さらしだけ)のゆるやかな曲面の天井に包み込まれた、
竹本来の温かさが醸し出す開放的な空間が広がります。
壁面には〈スターバックス〉のコーヒー豆かすと、
九州南部の土壌を形成するシラスが混ぜ込まれた内装ボードを使用。
施設の随所で自然の恵みを感じられます。

約80種類の亜熱帯植物が楽しめる、ガラス張りの植物園も

施設の象徴となるガラス張りの植物園

施設の象徴となるガラス張りの植物園は、緑あふれる空間のなかで
人と自然の関わりを体感できる場所です。
「暮らしを支える植物」「味覚で楽しむ植物」「彩りを添える植物」「水と共に生きる植物」
の4つのテーマに沿った、約80種類の亜熱帯植物が楽しめます。

「味覚で楽しむ植物」のエリアでは、両社の商品を支える大切な原料である、
コーヒーの木やさつまいもなどを生育。
「水と共に生きる植物」のエリアでは、水辺の植物とともに錦鯉が泳ぐ姿を見ることができ、
水や緑、光が織り成す自然の豊かさを感じることができます。

芝生エリア

また、施設屋内に設けられる客席や、植物園内、芝生エリアにあるテラス席では、
くつろぎながらコーヒーを楽しめるのはもちろん、
子どもが自然と触れあいながら遊べる場としても利用できます。
さらに、エントランス横の階段を上った先には、
霧島山や沖水川の雄大な姿を一望できる屋上庭園も整備。
都城の豊かな自然の魅力を感じながら特別なひとときを過ごせます。

北の横丁をめぐる ディープな八戸案内。 あなたのまちの焼酎ハイボール
アテ探し旅

全国で、思わずその場で缶を開けたくなるほど魅力的な
「焼酎ハイボールのお供」を見つけるこの連載。
今回は、青森県八戸市にUターン移住し、
八戸市の情報を発信するウェブメディア『はちまち』の編集長も務める
ライターの栗本千尋さんがアテンドします。

酒好きの多い北の酒場でアテを探す

八戸の横丁からこんにちは。
2020年に青森県八戸市へUターンした、ライターの栗本千尋です。

すでに酒場を堪能して“いい気分”状態なのだが、
まずは八戸のことを紹介していきたい。

青森県はおおまかに津軽地方、下北地方、南部地方にエリア分けされ、
それぞれに異なるカルチャーが根づいているのだが、
八戸市はこのうちの南部地方にあたる。
県の南東部に位置し、太平洋に面するため漁業が盛んだが、
農業や畜産業も行われ、さまざまな食べ物が集まるため、
食通にはたまらないまちだ。

しかも、八戸には酒好きが多い。
中心街には8つの横丁が張り巡らされ、さまざまな酒場を楽しむことができる。

そんなわけで、酒場帰りに撮ってもらった写真を見たら、
普段あまり笑わない私もいい笑顔をしていた。

さて、時を戻して、昼頃からの様子をお届けしたい。

取材班が八戸にやってきたので、まず案内したのが種差海岸。

なかでも種差天然芝生地は、波打ち際まで天然芝が広がる
全国的にも珍しい場所だ。

なんでも、海水面の変動や隆起によって
海底が地上に現れた地形で、「海成段丘」と呼ばれるらしい。
ゴツゴツした黒い岩肌に、緑色をした芝生のコントラストが美しい。

司馬遼太郎は著書『街道をゆく』のなかで、
「どこかの天体から人がきて地球の美しさを
教えてやらねばならないはめになったとき、
一番にこの種差海岸に案内してやろうとおもったりした」
と評した。そんな場所が地元にあるなんて!

この風光明媚な種差海岸から、市街地エリアへ向かう。

日本一周から、世界一周へ。 海外のガストロノミーを巡る旅

いつか自由な身になって、気ままに旅したい……。
その夢を叶えるため、夫婦揃って30才手前で脱サラし、
2023年9月に日本一周の旅へ出ました。
そこから1年後の2024年10月には、なぜか世界一周へ旅立つことになった私たち。
日本で感じたこと、世界へ旅立った理由など、旅への序章をご紹介していきます。

はじめまして。うんまほふうふです。

1993年生まれのうんまほふうふ(うんちゃん&まほ)です。
新卒で約5年間、食品会社に勤め、食や地域創生に関わる仕事をしていました。

ふたりの共通の趣味である旅行を気軽に楽しめるように軽バンを車中泊仕様にDIYし、
週末になると各地に遠征して休みを満喫。

そんな日々を送るなかで、ゆくゆくはふたりでどこかに移住し、
地域に密着したまちおこしに関わる事業をしたいと考えるようになっていきました。

その思いが膨らみ続け、新たなスキルを身につけるためにSNSや動画制作の勉強をし、
人生のひとつのチャレンジとして退職を決意。

SNSで発信しながら、軽バンで自分たちができるまちおこしについて考えるための
「日本一周の旅」に出ました。

日本一周のスタートは四国から! 愛媛県の松山城をバックに。

日本一周のスタートは四国から! 愛媛県の松山城をバックに。

日本の各地を旅していると、同じ国内なのに、風土や地域資源を生かした独自の風習や文化が
地域ごとに根づいていることを実感しました。

それは表面的には理解していましたが、
各地の景色や人と会って話すことでリアルに伝わってくるものがありました。
なかでもその特徴がわかりやすく表現されていると感じたのは「日本食」。

沖永良部島の〈西郷食堂〉にて。鮮度バツグンの伊勢海老がおいしかった!

沖永良部島の〈西郷食堂〉にて。鮮度バツグンの伊勢海老がおいしかった!

例えば地方をドライブしていると、多くの畑や田んぼを目にしますよね。
日本人からすると当たり前の”原風景”ですが、季節によって景色は変わりますし、
地域によっても育てられる作物は異なります。

今でこそ農業技術が進み、全国的につくれる作物は増えたものの、
そのルーツはひとつの小さな村だったりします。

熊本県阿蘇の〈喫茶竹の熊〉は、田園風景の見晴らしが心地良い空間!

熊本県阿蘇の〈喫茶竹の熊〉は、田園風景の見晴らしが心地良い空間!

高知県の四万十市からさらに山奥に入ったところにある、三原村という小さな村。
高知県内でも有数の米どころであり、住民の半数を米農家が占めるほどの場所です。

山間部に位置するため夏はそこまで暑くならず、冬はしっかり寒いという
ハッキリとした気候区分や、豊富な水資源の恵みもあり、
米を使ったどぶろくづくりが盛んに行われるようになったそうです。

そんな村に日本一周の途中で立ち寄った私たちは、
せっかくなのでどぶろくづくりを行う米農家さんの家で民泊を体験。

どぶろくづくりの工程や写真をたくさん見せていただきながら、
産地の食材を使った料理とともに、何種類かのどぶろくを試飲させてもらいました。

お酒が好きでどぶろくもよく飲んでいましたが、
製法などはなんとなく理解している程度だったので、
すごくためになる経験になりました。

〈土佐三原どぶろく〉甘口「このこ」と辛口「あのこ」は、三原村のどぶろく文化・伝統を守り続けるために開発された商品。

〈土佐三原どぶろく〉甘口「このこ」と辛口「あのこ」は、三原村のどぶろく文化・伝統を守り続けるために開発された商品。

どぶろくは静置しておくと米粒が沈んで2層になるのですが、
「いきなり混ぜて飲むのではなく、おいしいからまず上澄みだけを飲んでみて」
とおすすめしてもらったことが、とても印象に残っています。

実際に味わってみると、上澄みのスーッと入ってくる味がすごくおいしいんですよね。

お米ひとつをとっても、その地域ならではの素材の生かし方、味わい方も
多岐に渡っていると再認識しました。

いろいろな日本の食文化があるはずなのに、
風土との結びつきについて考える機会を今まであまりつくってこなかったなぁと。

日本一周の旅を通して、
あらためて身近な日本食のすばらしさを体感することがとても多かったです。

三原村には農作業のお手伝いのために時期をずらして再び滞在し、大根掘りも体験。

三原村には農作業のお手伝いのために時期をずらして再び滞在し、大根掘りも体験。

その地域の背景にある歴史や文化を学び、
その土地の食べ物をその土地で味わうおいしさは格別。

”現地で体験するからこそ大きな価値があるものだ”と感じました。

さらには、このような旅先での体験こそが、
普段の生活の豊かさや地球環境に対する意識にもつながると思うようになりました。

築116年の日本家屋が 新たにオーベルジュとしてオープン 和華蘭文化の息づく長崎で 新旧もつなぐ〈陶々亭〉

卓袱(しっぽく)中華の料亭跡地を生かしたリノベーション

長崎市内の緩やかな坂道に面した場所に
築100年以上の日本家屋を再生したオーベルジュが誕生しました。
古い床板や建具の一部、欄間などを残しながら、
モダンファニチャーの代表作やアート作品を設置した建物では
宿泊はもちろん、長崎の厳選した食材を使うイタリアンが
地元を代表する焼き物、波佐見焼のお皿でいただけます。

建物の前には長崎らしい石畳。

建物の前には長崎らしい石畳。

長崎は、江戸時代の鎖国政策下において唯一、国際貿易が許され
日本と中国、主にオランダやポルトガルなど、ヨーロッパの文化が融合した
和華蘭文化が発展。
独自の食文化にもつながりました。

〈陶々亭〉の建物は1908(明治41)年、貿易商の住まいとして建てられ、
戦後間もない1949(昭和24)年から〈中華料亭 陶々亭〉として営業していました。

料亭では大勢で取り分ける卓袱中華を提供。
宴会だけでなく結婚式や両家顔合わせといった晴れの日にも利用されてきた
地元の人たちにとって、思い出の多い店でした。

しかし店を切り盛りしてきた料理長と女将夫婦の高齢化により、
2020(令和2)年、惜しまれながらも約70年続いた料亭としての営業を終了することに。
現代では再現が非常に困難と言われる、文化財的価値の高い日本家屋が
失われかねない状況でした。

アプローチで目をひく木彫のダルマ。

アプローチで目をひく木彫のダルマ。改修工事中に発見されたそうで、今も陶々亭を見守り続けています。

そんなときに子どもの頃から建物に親しんできたオーナーの、
文化財として建物を保存していくのではなく、今まで中華料亭として地元の皆様に
愛され親しまれてきたように、これからも利用していただきながら愛され続ける
「陶々亭」として後世へと遺していきたい、という想いで、貴重な日本家屋が
オーベルジュとして生かされることにつながりました。

レストランと主屋の入り口。

レストランと主屋の入り口。「陶々亭」の文字は料亭時代のものを踏襲。

築から100年以上も経過した建物は、建設当時の図面が残っているはずもありません。
オープンの準備には2年半以上もの時間が必要でした。
工事は古民家のリノベーションに精通している、地元長崎の建設会社〈浜松建設〉が担当し、リノベーションの監修、インテリア、グラフィックは
富山と東京に拠点を持つ〈51%(五割一分)〉が担当しました。

謎も残る建物が3つの客室とダイニングスペースに

客室は「主屋」「離れ」「蔵」の3室で、3組限定の宿となっています。

主屋の寝室。

主屋の寝室。

明るい主屋は、建築当時につくられた急な階段を上った2階にあります。
以前は最大50人ほどが複数の円卓を囲む宴会場として使われていました。

主屋のリビングスペースと縁側。

主屋のリビングスペースと縁側。

手すりが付いている縁側や、その足元の床板は当時のもの。
特に、長年の汚れが蓄積していた杉を使った縁側の床は、
オーベルジュのスタッフが、床が傷まぬよう
洗浄剤代わりの米ぬかと水、タオルとブラシだけで
何か月もかけて磨き上げてよみがえらせました。

離れの1階にあるリビングスペース。

離れの1階にあるリビングスペース。

2階の床を取り除き、新たに階段を設置して、メゾネットの部屋になりました。

離れ2階の寝室。

離れ2階の寝室。

階段を新たに設置したというのは、最初は1階と2階は繋がっていなかったためです。
その理由は、離れの2階が芸妓や仲居が化粧や着付けをする支度部屋で、
1階は調理場の板前たちが使った部屋だったため
繋がっていない方が理にかなっていたようです。

蔵

蔵には、レンガの壁や丸窓が残されました。

蔵は、敷地の奥にありその名の通り元は蔵として利用されていました。
やはりメゾネットタイプで、
壁のレンガと、なぜか階段の途中にある丸窓も建築当時のものを残しました。

蔵のバスルーム

蔵のバスルームはヒノキの浴槽を採用。

蔵は3部屋のなかでいちばん小さいものの、唯一、ヒノキの浴槽を採用していることから
部屋に入った瞬間からアロマオイルが焚かれているかのようないい香りが漂います。

和歌山の老舗メーカーによる 梅酒ブランド〈UMESHUfor〉が始動

全国一の梅の生産地・和歌山県の梅酒メーカーの挑戦

全国一の梅の産地として知られる和歌山県。
地元では「梅酒は家庭でつくるもの」というイメージが強く、
市場での販売は決して容易なものではありませんでした。

和歌山の梅

そこで、「自宅では漬けられないプロの梅酒をつくろう」という決意のもと、
赤しそや緑茶を加えるなど独自の梅酒製造に取り組み始めたのが
梅の健康食品・梅果汁・梅酒など梅や和歌山素材を研究する和歌山のメーカー〈中野BC〉。
しかし、売り上げは一向に伸びず、緑茶梅酒も何度か製造中止が検討されたほどです。

梅や和歌山素材を研究する和歌山のメーカー〈中野BC〉

転機となったのは、2003年ごろに巻き起こった梅酒ブーム。
健康志向の流れもあって、梅酒が注目を集めるようになり
〈中野BC〉では創業以来、醸造アルコールでつくってきましたが
世間では日本酒やウイスキーベースで仕込む梅酒の種類も増え、盛り上がりを見せました。

生産者と加工者が一体となり、和歌山の梅を守るために

和歌山の梅

しかし昨今、梅不作や後継者問題など、和歌山の梅を取り巻く状況は厳しいものがあります。
ここ5年で2回も過去最大の不作を経験し、生産も収入も安定しづらいのが現状です。
現在、過酷な山奥で梅を生産する高齢の生産者が減少傾向にある一方で、
生計を立てられるように条件の良い畑を探しながら、全体の生産量が減らないようにし、
人手不足を解決するのは難しい状況にあります。

もし、豊作不作にかかわらず、需要と供給のバランスが保たれるようになれば、
生産者の意欲につながる。

〈中野BC〉工場

その声を聞いて立ち上がったのが〈中野BC〉。
梅を良い商品に変えていく加工業として、また梅の良さを広げていく販売者としても、
梅酒を安定的に消費者の方に届けられるように、
和歌山の「梅」を守ることに努める必要があると。
〈中野BC〉は、昨今の梅不作や後継者問題など和歌山の梅を維持していくために、
生産者と加工者が一体となり消費者様においしい梅加工品を届けていくことに
あらためて使命を感じたそうです。

地域のおばあちゃん直伝! 未熟な「栗」をおいしく食べる 秘密の方法

※山の栗は自然に生えているように見えて、持ち主さんがいることがほとんどです。収穫する際は、土地の持ち主さんに確認しましょう。

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

甘くてホクホクな秋の味覚「栗」。
栗は私の大好物。毎年栗拾いを楽しみにしています。
以前、「旬の「栗」レシピ4選」という記事で、
お気に入りの栗レシピや、田舎の知恵がつまった保存&調理法、
鬼皮がスルッと剥ける裏技をご紹介しました。

ところで、秋の始まりに、黄緑色の未熟な栗のイガが落ちているのを
見かけたことはありませんか? 
栗のイガを割ってみると、中の実は白っぽく、
まだ熟していないことがわかります。

でも、食べられないと処分するのはちょっと待って! 
今回は、ちょっとしたひと工夫で
未熟な栗をおいしくする方法をご紹介します。

木の上になっている栗の写真。

巨大台風で栗が落下! そんな未熟な栗をおいしく食べるには?

大好きな栗拾い、今年も楽しみにしていたのですが、
9月頭の大きな台風が、栗の実の約8割を落としていってしまいました。

栗の木の根もとには、緑色のイガに包まれた若い栗たちがゴロゴロ転がっています。
年に一度のお楽しみなのに、こんなの悲しすぎる……! 

「この栗って、食べられるのだろうか?」

気にはなったものの、
このまま放置していたら猪に食べられてしまうので
ひとまずは収穫していくことに。

緑色のイガに包まれた栗の写真。

中の実を取り出して持ち帰ろうとしたのですが、
イガが未熟すぎて、なかなか開かない! 
さらに、なんとかこじ開けても、栗の実がイガにくっついて剥がれない! 

うーん、どうしたものか。
悪戦苦闘の末、イガつきのままいったん家に持ち帰ることにしました。

この栗をどうしようかと考えていると、
ご近所のおばあちゃんが
「天日干ししておくと、自然とイガが割れて開けやすくなるよー。
栗の実も、数日置いておくと茶色くなるよ」
と教えてくれたのです。

これは試してみるしかない! ということで、
さっそく未熟なイガをザルに乗せ、天日干ししてみました。

ついでに、イガから無理やり取り出したものの、
真っ白すぎておいしくなさそうな栗の実も一緒に干してみます。

日本の海からはじまる、 新たな価値創造を目指して。 海藻から未来の食を変える 〈シーベジタブル〉

海藻を食べることで未来が変わる

日本の食卓に欠かせない海苔やわかめなどの海藻。
普段あまりにも当たり前の存在ゆえ、
その価値や魅力に注目することは少ないかもしれない。
しかし、今、海藻への注目が高まっている。

日本近海に約1500種を超える海藻が生息し、
そのすべてが食用になり得るとされている。
一方で、世界で類をみないほど海藻を食べるとされている日本でも
普段の食卓に並ぶのは数十種類に留まっているという。

海藻を手ですくう様子

まだまだ海藻食文化は発展途上なのだ。
そんな海藻の栽培や研究に取り組みながら、海藻食文化の普及に力を入れている
〈合同会社シーベジタブル(以下、シーベジタブル)〉。

〈シーベジタブル〉共同代表の友廣裕一さん

〈シーベジタブル〉共同代表の友廣裕一さん

「海藻が育つことで、海の環境もよくなるんです。
環境問題への意識が高まり、
さまざまなサステナブルフードが登場してきましたが、
中にはサステナブルであるためだけに、つくられているものもあるので、
食べずにいたほうが環境に負荷はないんです。

でも、海藻は食べて消費量が増えても、
環境負荷をかけずにたくさん育てることができる。
そして、海やそこに暮らす魚たちにとってもよりよい環境をつくることができる。
食べることで地球環境に貢献できる稀有な存在なんです」
と〈シーベジタブル〉共同代表の友廣裕一さんは話す。

佐賀牛の40年にわたる軌跡。 美しい「サシ」誕生前夜の物語と 50周年に向けたネクストアクション

変わらないピンク色こそ佐賀牛の証

パチパチと高く弾ける音がフロアに響き渡る。
やがてその拍手のようなリズミカルな音に、ジュワーという低い音が加わった。
いま、目の前の鉄板では肉が焼かれている。
本日の主役は「佐賀牛」。
いわずと知れた食の宝庫・佐賀県が誇る、全国にその名を轟かすブランド牛だ。

この美しいサシこそ、佐賀牛の証。写真の部位はサーロイン。

この美しいサシこそ、佐賀牛の証。写真の部位はサーロイン。

ダイヤモンドを散りばめたかのような、美しいサシを持つそれに、
シェフは丁寧に、かつ確実に火を通していく。
溶け出した脂は鉄板の上でキラキラと輝き、
その脂の上で浮遊するかのように焼かれていく佐賀牛は、
火を通してもなお、佐賀牛の魅力であるみずみずしいピンク色を保っていた。

「佐賀牛の特徴といえば、その肉質のやわらかさと、口溶けの良さですね。
ただ、見た目ですぐわかるのはこの色でしょうか。
この霜降りが、
きれいに肉に散りばめられることで生まれるピンク色があってこその佐賀牛。
当店では必ず、焼く前に生の状態の肉をお客様にご覧いただいているんですよ。
期待感も高まりますしね」

そう話してくれたのが、昨年30周年を迎えた〈JAグループさが〉直営のレストラン
〈佐賀牛レストラン 季楽 (きら)本店〉で腕を振るう料理長・田中洋一郎さん。

料理長・田中洋一郎さんの軽やかなナイフさばきに思わず見惚れてしまう。

料理長・田中洋一郎さんの軽やかなナイフさばきに思わず見惚れてしまう。

田中さんは続けて「与えられた最高の素材を、
限りなくおいしい状態でお客様に届けること。私たち料理人は、それが仕事です。
最高の素材になるよう育ててくださった生産者さんたちの熱い思いの結晶が、
このピンク色なんです。焼く前の、佐賀牛本来の色をお客様にきちんと披露することは、
生産者の方々への礼儀でもあると思っています」と言葉に力を込めた。

〈佐賀牛レストラン 季楽 (きら)本店〉ではコースのほか、単品でも気軽に佐賀牛を味わうことができる。佐賀牛を含むディナーコースは11000円〜。

〈佐賀牛レストラン 季楽 (きら)本店〉ではコースのほか、単品でも気軽に佐賀牛を味わうことができる。佐賀牛を含むディナーコースは11000円〜。

八戸の横丁に行けば、 誰しも夜の魔法にかけられる。 「酔っ払いに愛を2024」が10月に開催

ディープな横丁の世界へようこそ

「お酒+α」で、そこに集った皆がつながるアートイベント
「八戸横丁月間 酔っ払いに愛を 2024」が今年も開催されます。
戦後の闇市が始まりといわれる、日本全国の横丁。狭い空間で肩を寄せ合い、
しっぽり飲むという、どこかアンダーグラウンドなイメージがつきまといます。
しかし、最近では、インバウンド人気や昭和リバイバルもあり、
誕生年数が少ない健全なイメージで、気軽に入れる横丁も全国に増えてきました。
青森県八戸市には、戦後にできたディープな横丁から、比較的新しい横丁まで、
なんと8つの横丁が存在します。

妖しい魅力で酔客を魅了する八戸の横丁文化

みろく横丁

まず紹介するのは、比較的入りやすい5つの横丁。
2002年東北新幹線八戸駅の開業を記念してできた〈みろく横丁〉は、
八戸市中心街にあり、道幅は狭いですが、外から店内が見えるため、
横丁初心者でも安心して楽しめます。みろく横丁と交差する〈花小路〉も、
マチニワや八戸ブックセンターに通じるため、人通りも多く入りやすい雰囲気。
藩政時代に牢屋があったため〈ロー丁(ろーちょう)れんさ街〉と呼ばれる横丁は、
戦後引き揚げ者のためにできたマーケットでした。
そこと隣接する〈長横町れんさ街〉は1945年から続く飲食店街で、
長横町の中ほどには、かつて駐留米兵のためのローラースケート場があったそう。
〈ロー丁れんさ街〉〈長横町れんさ街〉〈八戸昭和通り〉は比較的道幅も広く、
お店に入るハードルは低め。

そして、次の3つの横丁は、道幅も狭く薄暗い、ディープな雰囲気の横丁です。
〈たぬき小路〉は道幅の狭さや看板など、
古い映画のセットのように昭和の趣がそのまま残っています。
そこから続く〈五番街〉はひとりしか歩けないような小路沿いに、
隠れ家的なお店が並びます。〈ハーモニカ横町〉も、1945年から続く飲食店街で、
小料理屋からエスニック料理まで多種多様なお店が営業しています。

ポスター

これらの多彩な横丁を、初めての人でもディープに楽しんでほしい。
そのためにさまざまなイベントを10月に凝縮し、常連客や観光客関係なく、
誰もがピースに楽しむことができる催しにしたのが、
アートイベント「酔っ払いに愛を2024」なのです。
八戸の横丁の魅力をファンタジックに加速させるこのイベントについて、
実行委員会の方にお話をうかがいました。

八戸横丁の魅力を味わうアートプロジェクトとして2009年にスタート

現行の「酔っ払いに愛を」は2014年から始まりましたが、
そもそものはじまりは2009年でした。
八戸の10月は、夏祭り「三社大祭(さんしゃたいさい)」が終わった後の
飲食店の閑散期。また、全国の都市と同様に、八戸でも郊外化が進み、
中心街の空洞化が問題視されていました。
そういった横丁の課題や可能性をアートの視点から盛り上げることができないか。
八戸ポータルミュージアムが主導し、
民間の助成金事業としてスタートしたのが「横丁オンリーユーシアター」でした。

「横丁オンリーユーシアター」は横丁の路地や空き店舗を舞台に、
約10団体のパフォーマーが、ダンスやお芝居、お笑い芸などを披露。
横丁の酔客たちとハプニング的にコミュニケーションし、
その瞬間ならではのパフォーマンスを生み出します。
この「横丁オンリーユーシアター」に、
「地酒で乾杯!」「横丁飲みだおれラリー」
「八戸さんぽマイスターによる横丁探訪」といった
さまざまな主催者によるイベントが加わり、
現在の「八戸横丁月間 酔っ払いに愛を」という複合イベントになり、
毎年10月に開催されてきました(2021年のみ中止)。

ピンクの提灯

「酔っ払いに愛を」を統括し、「横丁オンリーユーシアター」のプロデュースを手がけるのは、
酔っ払いに愛を実行委員会の皆さん。
事務局・八戸ポータルミュージアムのコーディネーター・寺地菜摘さんと、
主査・坂本淳美さんが、このイベントの魅力について語ってくれました。

 左から、坂本淳美さんと寺地菜摘さん。八戸ポータルミュージアム〈はっち〉にて。

左から、坂本淳美さんと寺地菜摘さん。八戸ポータルミュージアム〈はっち〉にて。

「横丁は、人と人のつながりや、愛を感じられる場所。
その魅力を、初めての方にも安心して体験してもらえるのがこのイベントです」

15年前から続いているだけあり、
八戸というまちの個性が伝わるエピソードもたくさんあるといいます。

「今年も出演してくださるロービングパフォーマーのun-paさんが
2018年にパフォーマンスした際の話です。un-paさんは全身銀色で、
どう見てもパフォーマンスしている方なのに、白い紙を掲げて立つun-paさんを、
タクシーの運転手が乗せて走り去ってしまいました。
実行委員の担当者が慌ててタクシーを拾ってun-paさんを追跡したことがあります」

八戸は、酔っ払いだけではなく、タクシーの運転手もノリが良さそう。

秋の山で見かける“野生のイチジク” 「イヌビワ」って知ってる? おいしい食べ方3選も

※野生植物は毒を持つものもあるため、必ず毒性がないか調べてからつくりましょう。
※採取する際は、土地の持ち主さんに許可をとってからにしましょう。

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

「スーパーには並ばない、オツな味」と題した、
あまり知られてはいないけれど、
身近かつ、意外とおいしい植物たちをご紹介するシリーズも3回目!

ほうれん草のような味わいの野草「ハゼラン」
市販品のあの味が楽しめる「アロエ」に続き、
初秋の山の味覚「イヌビワ」と、そのアレンジレシピをご紹介します。

* * * * *

スーパーには並ばない、オツな味 #03 「イヌビワ」

棚田で草刈りをしていたら、
狩猟採集が大好きなシェアメイト・けいたくんが
道端の木になっている小さな黒い実をもぎ取り、
「これ、食べられるんですよ!」
と教えてくれました。

トラックの荷台に乗る女の子と、トラックに寄りかかる男性が談笑している写真。

けいたくんと娘。

彼は以前、山奥でガスなし水道なしのハードな暮らしを実践していた野生児。
先日は、庭で見かけたヘビを素手で捕まえていて、
そのワイルドっぷりには驚かされるばかりです。

野生動物だけでなく、植物の生態にも詳しい彼が
今回教えてくれたのが「イヌビワ」の実。
田んぼの近くなどでよく見かける雑木ですが、
この実が食べられるとは知らなかった! 

赤紫色に色づいてきた、木になるイヌビワの実。

イヌビワの実。もう少し黒っぽく熟すのを待ちます。

ただし、食べられる実(雌株)と、食べられない実(雄株)があるのだとか。

赤くておいしそうに見える「雄株」は、
黒く熟すことはなく、食べても甘みはなくて、パサパサしています。

さらに、実のなかには「イヌビワコバチ」という小さな蜂が棲んでいます。
とても小さいため、見た目にも、食べても、わからないほどだそうですが、
食べるのはちょっと抵抗がありますよね。

山でイヌビワの実を見つけたら、黒く熟した「雌株」を選びましょう。

抱っこしてもらい、イヌビワを収穫する女の子の写真。

「高い所のイヌビワをとりたい!」という娘。抱っこしてとらせてもらいました。

「イヌビワ」って、どんな味?

イヌビワはクワ科イチジク属で、見た目も味もイチジクに似ています。
実の大きさは1〜2センチで、夏から秋にかけて黒っぽく熟していきます。
熟れた実を手にとるとやわらかく、
半分に切ると小さな種がたくさん入っていて、イチジクにそっくり。
また、実を傷つけると、ペトペトした白い乳液が出てきます。

イヌビワの断面写真。トロトロの果肉の中に小さな種がたくさん入っている。

見た目は小さなイチジク。山の鳥たちも大好きなので、実の収穫は野生動物たちとの競争です。

名前の由来は
「果実の形がビワに似ているけれど、ビワほどおいしくない」
ことから来ているそう。(イヌは“劣る”という意味)

確かにビワほど華やかでジューシーさはありませんが、
素朴な甘さとプチプチした食感が楽しい。

これはいろんな料理に合いそうだぞ! 
とワクワクしてたくさん収穫しました。

イヌビワを収穫する女性の写真。

イヌビワをどんどん摘んでいくシェアメイトのまほちゃん。

北海道富良野の高校生が 企画した地場産品 〈富良野トマトパテ〉が誕生

シビックプライドを育む「産官学連携によるふるさと納税共創プロジェクト」が始動

1999年に、富良野農業高校、富良野工業高校、富良野高校商業科の2校1学科を併せて
開校した、農業科・工業科・商業科の3学科を有する全道で唯一の富良野緑峰高校。
2025年4月には富良野高校と統合した新設校が誕生のため、
本年度は富良野緑峰高校として最後の1年となっています。

富良野緑峰高校の商業クラブ「ビーグルCoCo」

同校で25年の歴史を持つ商業クラブの〈ビーグルCoCo〉は、
地場産品を活用した商品開発などに取り組んでいます。

そんな富良野緑峰高校のビーグルCoCoのメンバー6人が
富良野市と市内事業者である共済農場、地域創生を基幹事業とする
レッドホースコーポレーションと行ったのが
「産官学連携によるふるさと納税共創プロジェクト」です。

「産官学連携によるふるさと納税共創プロジェクト」キックオフミーティング

同プロジェクトは、富良野緑峰高校の生徒が地域資源の価値や魅力について考え、
それを創造することにより、地元地域に対する誇りと愛着を育むことを
目的として企画されました。

「産官学連携によるふるさと納税共創プロジェクト」キックオフミーティング

キックオフミーティングにて、ふるさと納税について理解後、ターゲットの
ペルソナを踏まえ、誰にどんな商品を届けたいか、メンバーひとり最低1アイデアを企画。
生徒の企画を元に、協力事業者が開発商品を選定し、商品化に向けて、開発・試食を行い、
決定した商品を7月~9月の富良野市のハイシーズン(グリーンシーズン)に
学校行事や市内イベント、特産品売り場などで販売し、
並行して、ふるさと納税返礼品として登録するまでを
プロジェクト内容として設定していました。

「産官学連携によるふるさと納税共創プロジェクト」キックオフミーティング

商品開発においては「瓶詰めで保存がきくもの」「甘いもの・塩辛いものが製造可能」
「ソース・ジャム・ドレッシング・味噌であること」「使用可能食材はほうれん草・
チンゲン菜・スナップエンドウ・アスパラ・とうもろこし・トマト・人参のいずれか」
が条件として盛り込まれていました。

夏の疲れた体に効果あり? 「アロエ」の食べ方&使い方

※アロエには緩下作用があり、多量に摂取するとお腹が緩くなる場合があります。
※生のアロエは子宮を収縮させる成分を含むとされ、生理中・妊娠中・授乳中の女性、子どもの摂取は控えてください。

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

前回から「スーパーには並ばない、オツな味」と題して
あまり知られてはいないけれど、
身近かつ、意外とおいしい植物たちをご紹介しています。

ほうれん草のような味わいの野草「ハゼラン」に続き、
今回は住宅の庭などでときどき見かける
「アロエ」の食べ方&使い方をご紹介します!

* * * * *

スーパーには並ばない、オツな味 #02 「アロエ」

この間、シェアメイトのまほちゃんに
見慣れない形の細長い段ボールが届きました。

中から出てきたのは、なんと大きなアロエ! 
アロエ入りのヨーグルトは何度も食べたことがあるけれど、
アロエそのものを見たのは初めてでした。

保育士であるまほちゃんは、子どもたちと海や山で遊ぶのが仕事。
話を聞くと、日焼けをしやすい仕事がら、
お肌のケアのために去年からインターネットで購入しているということでした。

植木鉢に植栽したアロエを紹介するようなしぐさを見せる笑顔の女性と、アロエの大きさに驚いた表情を見せる女の子の写真。

まほちゃんと、彼女が買った宮古島の巨大なアロエ。サボテンのようです。

アロエを食べると、
体にこもった熱をクールダウンしてくれるといいます。
スキンケアにも有効とされ、日焼けしたお肌の回復をサポートし、
肌のコラーゲン量を増やして、美白効果も期待できるのだとか。
あのクレオパトラも、
美容や健康のためにアロエを愛用していたといわれています。

まほちゃんからアロエのヌルヌルしたエキスを分けてもらい
肌に塗ってみると、もっちもちのツヤツヤ、そしてしっとり‼ 
これはすごい! 

「アロエを食べておけば、日焼けをしてもまた白く戻るんですよ」
とまほちゃん。
彼女の肌が真っ白でピカピカなだけに、とても説得力があります……! 

「私もアロエ、買ってみようかな?」
と思ったとき、ご近所さんの家にもアロエが生えていることを思い出しました。
確認してみると、
「うちの家にあるから好きなだけ持っていきな!」
とコンテナいっぱいに、どっさりいただきました。

青いコンテナいっぱいに入ったキダチアロエの写真。

昔々、ご近所さんのお父さんが
どこかからもらってきたアロエを家の横に植えたそうで、
そこからどんどん増えてここまで立派に成長したのだとか。

アロエは昔から「医者いらず」といわれ、
内用では胃もたれ、外用では火傷・美容液と
さまざまな民間療法で活用されてきました。
近所のおばあちゃんもこのアロエで化粧水をつくっていたと聞きました。

植えられているキダチアロエの写真。

ご近所さんのアロエはまほちゃんが買ったアロエよりも細くて小さい。キダチアロエという種類だそうです。

というわけで、今回はこのアロエの活用レシピを紹介していきます!

愛知の自動車部品メーカー発! 世界最小水粒子を使った スパークリングティー

空気中の水分子を世界最小の水粒子に変換する技術を開発した、自動車部品メーカー

自動車産業が盛んな愛知県にある自動車部品メーカーの〈アイシン〉。
「“移動”に感動を、未来に笑顔を。」という経営理念を掲げるアイシンは、
自動車部品メーカーでありながらもエネルギー・住生活関連の製品も手掛けています。
そんなアイシンが2018年に開発したのが
空気中の水分子を世界最小(アイシン調べによる国内外論文及び特許の調査結果)
の水粒子「AIR(以下、アイル)」に変換して放出する技術。

静岡県〈長峰製茶〉

「アイル」は、生体と相性がよく、美容、バイオ、医療、食品、農業、工業など、
生活のさまざまな場面で活用できる可能性を秘めています。
バイオ分野においては、微生物に注目し、健康増進・栄養価向上に寄与できる発酵への
応用展開を目指して、さまざまな大学や企業と連携しながら研究開発を進めてきました。

静岡〈長峰製茶〉と、「アイル」を活用したスパークリングティーワインを開発

SPARKLING TEA WINE「bodhi9(nava)

そして今回、アイシンが「アイル」を活用して生み出したのが
SPARKLING TEA WINEの〈bodhi9(nava)〉(ボーディーナヴァ)です。

お茶を乳酸発酵させた「後発酵茶(こうはっこうちゃ)」で独自製法をもつ
静岡県の〈長峰製茶〉と協業しています。

酒飲みらしさ全開!  新潟市古町で出合う「半身揚げ」と 名物豚汁で奇跡のコラボが実現 あなたのまちの焼酎ハイボール アテ探し旅

全国で思わずその場で缶を空けたくなるほど魅力的な
「焼酎ハイボールのお供」を見つけるこの連載。
今回は、新潟県新潟市にUターン移住し〈上古町の百年長屋SAN〉の副館長を務める、
金澤李花子さんがアテンドします。

金澤李花子さん

新潟市の中心市街地・新潟古町で、市民からこよなく愛されるアテを探す

古くから北前船や開港五港の港まちとして、
日本の東と西を結ぶ物流の重要拠点の役割を果たしたこの場所。
外からの客人を迎える機会が多かったことから
飲食店が多く立ち並び、美食と美酒を武器にして
切磋琢磨しながら、今もなお食文化が昇華され続けるエリアがある。

それが今回案内する、新潟市古町だ。

信濃川の河口がある新潟市は、人口80万人が暮らす政令指定都市。中心市街地には商業ビルや高層マンションもありながらも、全国で水田面積が一番広い市町村として、米どころ・新潟を代表するエリアだ。

信濃川の河口がある新潟市は、人口80万人が暮らす政令指定都市。中心市街地には商業ビルや高層マンションもありながらも、全国で水田面積が一番広い市町村として、米どころ・新潟を代表するエリアだ。

古町は、古町通を中心としたまちの呼び名である。
前述の物流拠点という地の利から
明治時代には人口が日本一だった古町は、
JR東京駅から上越新幹線に乗って2時間ほど
終点駅の新潟駅から、公共交通機関で10分ほどの場所にある。

左側が古町のある「新潟島」と呼ばれるエリア。中央の信濃川と右奥の日本海によって、上から見るとひとつの島のように見えることからそう呼ばれるようになった。さらに左奥にはうっすらと、世界文化遺産に登録された金山を有す佐渡島がある。

左側が古町のある「新潟島」と呼ばれるエリア。中央の信濃川と右奥の日本海によって、上から見るとひとつの島のように見えることからそう呼ばれるようになった。さらに左奥にはうっすらと、世界文化遺産に登録された金山を有す佐渡島がある。撮影:飯山福子

その昔、船で新潟に行き来していた多くの商人たちは、
長い旅の道中、一定期間この古町に滞在して飲食を楽しんでいたそうだ。

そんな彼らを出迎えることから育まれたもてなしの文化が、
かつての日本三大花街をつくり
今でもこのまちに美食家がはるばる足を運ぶ理由でもある。

もてなすための料亭もさることながら、
そんな文化を支える地元民のための飲食店もまた
しのぎを削り合っている。

今回焼酎ハイボールのアテとしてご紹介する2店舗は、
どちらも地元民から愛されるローカルグルメの専門店。

ちょっと食には口うるさい市民の代表として(笑)、
大好きなアテを求めて、まずはあの暖簾を目指そう。

庶民の味方は、暖簾系居酒屋!

建物の半分が緑に覆われた〈鳥専門店 せきとり〉。

建物の半分が緑に覆われた〈鳥専門店 せきとり〉。

昭和34年創業、今年で65年目になる。

昭和34年創業、今年で65年目になる。

まずは、にいがた名物「半身揚げ」の元祖である〈鳥専門店 せきとり〉へ。

昭和34年の創業当時からこの場所で鳥専門店を営んでいるが、
新潟で鳥? という方も多いのではないだろうか。

「祖父が創業した鳥専門店ですが、元はこの場所に養鶏場があったんです。
当時、養鶏は親族が経営していて、
それだけでやっていくには難しい時代になってきたということで
祖父が試しに鶏一羽を半分にして油で揚げたのが、今でも続く半身揚げです」

そう話してくれたのは、3代目店主の関雅仁(せき・まさひと)さん。
もともと養鶏場だったからできる鳥の豪快な使い方に、納得だ。

この半身揚げは、いわゆる唐揚げとは異なり、味付けがカレー味で、
スパイシーで大きいのが特徴だ。だが、なぜカレー味なのか。

味付けはカレースパイスと塩のみ。揚げる直前にさっと味をつけて油で揚げるだけ。

味付けはカレースパイスと塩のみ。揚げる直前にさっと味をつけて油で揚げるだけ。

「半身揚げをカレー味にしたのも創業当時からで、祖父のアイデアです。
カレーは学校給食で馴染みの味で、みんな好きだからだと聞いています」

実は、新潟市は総務省の家計調査で、
1世帯あたりのカレールウの年間支出金額と購入数量が全国1位の、
カレー大好きという県民性がある。
※家計調査(ふたり以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2020年~2022年の平均)による。

確かに、私も週に一度以上はカレーを食べるし、
カレーライスの翌日に、カレー蕎麦にいっちゃうな……
と、65年前の初代のマーケティング力に驚く。
今では市民の大好物になっている半身揚げのほかに、
全国的にはあまり知られていない、もうひとつの人気のメニューがある。

それが、この「蒸し鶏」。

秘伝のスープで半身を30分かけて煮る。煮詰まっていくスープが半身に染み込んで、ジューシーな仕上がりに。

秘伝のスープで半身を30分かけて煮る。煮詰まっていくスープが半身に染み込んで、ジューシーな仕上がりに。

蒸し鶏キャベツ

半身揚げより蒸し鶏派という常連さんもいるほど、根強い人気を誇るメニューで、
店でいただくときには千切りキャベツを一緒に頼んで
鶏を煮ていたスープに浸して食べるのがツウな食べ方だ。

店内の様子

メニュー。

名物の半身揚げ・蒸しは、時価。

日本唐揚協会が主催する〈全国からあげグランプリ 半身揚げ部門〉では
13年連続で金賞を受賞し、ご当地グルメとして全国区の知名度となったせきとり。

3代目としてお店を続けているなかで、大切にしていることをうかがうと、

「やっぱり、この味を守りながら続けていくことですね。
遠方にこの味を送りたいと言ってくださるお客様もいらっしゃるので
通販でお届けができるようにもしています。
より多くの方が手軽にどこでもこの味を召しあがれるように。
冷凍だからおいしくないね、なんて言われないようにしたいなと(笑)」

控えめに実直に、おいしいものをおいしい状態で届けたいと語る姿は
地元民にとって頼もしく、ありがたく、かっこいい職人の背中だった。

関さんが着用しているTシャツなど、店内で販売している〈せきとり〉ロゴグッズも、ファン心をくすぐる。

関さんが着用しているTシャツなど、店内で販売している〈せきとり〉ロゴグッズも、ファン心をくすぐる。

味はまるで“ほうれん草”! 道端で見かける野草「ハゼラン」を おいしく食べるレシピ5選

※野生植物は毒を持つものもあるため、必ず毒性がないか調べてからつくりましょう。
※採取する際は、土地の持ち主さんに許可をとってからにしましょう。

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

福岡県の糸島で暮らし始めてからというもの、
案外身近なところに、おいしく食べられる野生植物が
いろいろとあることを知る日々です。

10年以上暮らしても、まだまだ新しい学びや発見がある、
これが田舎暮らしの醍醐味だと感じています。

さて、今回から3回にわたり
「スーパーには並ばない、オツな味」と題して
あまり知られてはいないけれど、
身近かつ、意外とおいしい植物たちをご紹介していこうと思います!

* * * * *

スーパーには並ばない、オツな味 #01 「ハゼラン」

みなさん、「ハゼラン」という野草をご存知ですか? 
道端や土手でピンク色の小さな花を咲かせる植物なのですが、
ほうれん草にそっくりの味で、調理も簡単、
おいしくて、すっかりハマってしまいました。

日本ではあまり食用として認識されていませんが、
ビタミンや鉄分、カルシウムなどが含まれており、
海外ではほうれん草の代用品として栽培する国もあるのだとか。

見てかわいい、食べておいしいこの野草と出合ったのは、
“若杉ばあちゃん”こと、野草料理研究家の若杉友子さんのワークショップ。

「見たことあると思ったら、うちの庭に生えてる!」
と手にとったのがきっかけで、
サラダ、卵炒め、おひたし、豆腐和え、バター炒め、お味噌汁など
さまざまな料理に使っています。

収穫したハゼランの葉っぱを手にしている写真。

若杉ばあちゃんはこの野草を「月の雫」と呼んでいましたが、正式名称は「ハゼラン」というそう。

クセがなくて食べやすく、ほうれん草やツルムラサキと似た
少し土っぽい風味がします。
茹でると少し滑りが出て、口当たりはモロヘイヤにも似ているかも? 

こんなにおいしいのに、知られていないなんてもったいなさすぎる! 
ということで、今回はハゼランの食べ方についてご紹介します。