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posted:2024.12.11 from:岡山県岡山市 genre:食・グルメ
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writer profile
Mae Kakizaki
柿崎真英
かきざき・まえ●ライター。宮城県仙台市出身。2019年よりフリーランスライターとして、東京を拠点に活動中。月刊誌やニュースサイト編集者としてのバックグラウンドを活かして、Webメディアや雑誌などに寄稿を行う。
お茶の発展に貢献すべく、現代における喫茶の様式を創造し、
継承している〈茶方薈(さぼえ)〉。
日本料理店〈八雲茶寮〉や和菓子店〈HIGASHIYA〉などを手がける
緒方慎一郎さんが2016年に立ち上げた組織です。
今年4月には、初の実店舗となる日本茶専門店〈SABOE TOKYO〉を
東京・麻布台ヒルズに開店し、話題を集めました。
そんな同店が11月3日に福岡県博多市、同月26日に岡山県岡山市で
それぞれ新店舗をオープン。
東京の店舗と同様に、日々の暮らしのなかで気軽に楽しめる
日本茶の新しいかたちを提案したブレンド茶シリーズ〈T., Collection〉や
日本茶と相性のよい菓子、さまざまな茶器を販売。
さらに、T., Collectionや菓子、茶と酒を融合した茶酒を使用したカクテルなどを
味わえる茶房も併設しています。
先日オープンしたばかりの〈SABOE OKAYAMA〉が店を構えるのは、
岡山後楽園の玄関口にあたり、近世の城下町として栄えた地域に佇む
歴史的建造物を改修した〈福岡醤油ギャラリー〉の一角。
今回の岡山県への出店は、同ギャラリーを運営する石川文化振興財団との
縁がきっかけだったといいます。
明治時代に建てられた主屋と、昭和初期に建てられた離れから成る
この施設は、かつて醤油製造蔵や市民銀行の窓口として使われていた
旧福岡醤油建物を改修した文化施設として親しまれています。
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「茶」と書かれた暖簾をくぐると現れるのは、売店の入口。
入口横の窓からは、お茶やお菓子をテイクアウト購入することができます。
お茶の色合いを見比べながら試飲ができるカウンターは、
かつてこの場所が応接室だった頃に使われていた暖炉の石材と
同様のものが使用されています。
「T., Collection」には、「青 Sei」と名付けられた岡山限定のブレンド茶も登場。
岡山県でお茶の製造に取り組む〈茶下山(ちゃしもやま)〉の青番茶と
無花果の葉、シナモンリーフを合わせた、青々とした香りとともに、
みずみずしくふくよかな余韻が楽しめる一品となっています。
information
SABOE OKAYAMA
住所:岡山県岡山市北区弓之町17-35
TEL:086-207-2779
営業時間:売店 11:00〜17:00、茶房 13:00〜23:00(日曜のみ〜17:00)
定休日:月・火・水曜(祝日は営業)
WEB:SABOE 公式ホームページ
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