お正月準備はこれでOK! 野草の手づくり「お屠蘇」と 「3種のおせち」レシピ

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

いよいよ2024年が近づいてきましたね。
年末の準備などはお済みですか?

我が家の大掃除は、毎年手づくりの灰洗剤が大活躍! 
灰の研磨剤を使えば、換気扇やコンロ周りのしつこい汚れもすっきりです。

そして、大掃除が終われば「おせち」の準備が始まります。
今回は、我が家で定番の
簡単「おせち」 & 野草でつくるオリジナル「お屠蘇(おとそ)」
のレシピをご紹介します。

オリジナルブレンドのお屠蘇の写真。薬草・野草もわきに添えてある。

お正月に無病長寿を願って飲まれる「お屠蘇」。薬草・野草をブレンドしてオリジナルのお屠蘇をつくりました。

初心者でも簡単! 小さなかわいい「3種のおせち」

今となっては「おせち=買ってくるもの」というイメージになりつつあるようですが、
昔はそれぞれの家庭で手づくりするのが主流でした。

お重に詰めれば豪華絢爛に見えるおせち料理も、
ひとつひとつの料理は意外とシンプル。
特別な技術は必要なく、普段のごはんをつくる感覚でつくれてしまいます。

今回は「これが揃えばお正月が迎えられる!」という
おせち料理の代表格「祝い肴三種」から「田づくり」「黒豆」の2品と、
主役級の存在感を放つ「なます」のレシピを紹介します。
この機会に、手づくりおせちに挑戦してみませんか?

(1)カリカリおいしい、ナッツといりこの「田づくり」

フライパンでいりことクルミを炒って、田づくりをつくっている写真

このポリポリ感と、甘じょっぱさがお酒と合う。手が止まりません。

「五穀豊穣」の象徴としておせちに欠かせない「田づくり」。
たくさん獲れたイワシを田んぼの肥料にしたところ
大豊作になったことが名前の由来なのだとか。
また、幼魚を多く使うことから「子孫繁栄」の意味も込められているといいます。

<材料>

・いりことくるみ:50グラム(割合はお好みで)

・醤油:大さじ2

・砂糖:大さじ3

・酒:大さじ2

・みりん:大さじ1

<つくり方>

1.フライパンでいりことくるみをカリカリになるまで炒って水分をとばす。(強火にすると焦げるので注意!)

2.フライパンからいりことくるみを取り出し、調味料すべてを入れて中火にかけて煮詰め、水分を飛ばす。

3.とろっとしたカラメル状になったら火を消し、いりことくるみを加えて手早くからめる。

4.くっつかないようにクッキングシートに広げて冷ます。

固まるとくっつきやすいので、手早く行うのがポイント! 
カリカリの風味を楽しんで。

(2)錆び釘を使ったツヤツヤ本格「黒豆」

しわのない、つやつやした煮豆をスプーンですくっている写真

黒豆煮。関西では「不老長寿」を願ってシワがつかないようにつくりますが、関東では「しわが寄るまで元気でいられますように」と、しわがつくように煮るのだそう。

黒豆には「マメに元気に働けるように」と
「無病息災」の意味が込められています。

また「黒は邪気を払う」とされ、
昔は豆の黒さを引き出すために錆びた釘を一緒に煮ていました。
くぎの鉄分が豆の色素と反応し美しい黒になるのです。

錆びた釘はなかなか手に入らないので、
南部鉄器でつくられた鉄玉を入れたり、鉄鍋で煮ると黒く美しい豆になります。
(なくても大丈夫!)

<材料>

・黒豆 70グラム

・錆びた釘や鉄玉など(あれば)

・醤油 小さじ2

・砂糖 50〜60グラム(お好みでOK)

・塩 ひとつまみ

<つくり方>

【1日目】

1.黒豆と錆び釘はさっと洗い、釘はお茶パックに入れる。(釘の錆は落とさないように)

2.豆と釘、醤油、砂糖、塩を420mlの熱湯に入れ、一晩浸水する。(10時間以上)

【2日目】

3.2を鍋に移して火にかけ、煮立ったらアクを丁寧に除く。

4.落としぶた(なければキッチンペーパーでもOK)をし、さらに鍋のふたをして3~4時間弱火で煮る。

5.豆がやわらかくなったら火を止める。錆び釘を取り出し、そのまま冷まして味を染み込ませる。

6.煮汁ごと保存容器に入れ、豆がひたるようにして冷蔵庫で保存。(空気に触れるとシワが出ます)

保存期間は5日ほど。
途中で火入れをすればもう少し長持ちします。
食べ切れない分は小分けして冷凍保存すれば、約1か月半ほど持ちます。

調味料と混ぜて煮るだけの、至ってシンプルなレシピです。
ただし、前日から浸水する必要があるので、事前準備をお忘れなく! 

(3)ほんのり甘い、干し柿の「なます」

豪華に盛り付けられたおせちの写真。なますは柚子の実をくりぬいて器しに詰めてある。

なますって地味……と侮るなかれ。ゆずや小さな柑橘を器にするだけで一気に主役級の一品になります。ちょっと手間だけど、この存在感は手をかける価値アリ。

紅白なますは色合いがお祝いの水引に似ているため、
「平安」と「平和」を願う縁起物とされています。

我が家では干し柿を加えて、
酸味と甘みのバランスがとれた、爽やかな組み合わせのレシピにしています。

<材料>

・大根 2分の1本

・にんじん 2分の1本

・干し柿 1~2個 

・塩 大さじ2分の1

・砂糖 大さじ4

・酢 半カップ

・塩(塩もみ用) ひとつまみ

<つくり方>

1.大根、にんじんは長さ3~4センチの細切りにする。

2.1に塩ひとつまみをふって手でもみ、しんなりしたら水で塩を洗い流す。ぎゅっと絞って水気を切る。 

3.干し柿はへたと種を除いて細切りにする。

4.調味料をすべて混ぜてから、干し柿、大根、にんじんを加えてあえる。

ゆずや柑橘の中身をくり抜いて入れ物にすると、おせちがパッと華やかに!

writer profile

畠山千春 CHIHARU HATAKEYAMA
はたけやま・ちはる●新米猟師兼ライター。3.11をきっかけに「自分の暮らしを自分でつくる」活動をスタート。2011年より鳥を絞めて食べるワークショップを開催。2013年狩猟免許取得、狩猟・皮なめしを行う。現在は福岡県にて食べもの、エネルギー、仕事を自分たちでつくる〈いとしまシェアハウス〉を運営。2014年『わたし、解体はじめました―狩猟女子の暮らしづくり』(木楽舎)。第9回ロハスデザイン大賞2014ヒト部門大賞受賞。
ブログ:ちはるの森

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