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瀬戸内を五感で楽しむワインリゾート
〈瀬戸内醸造所レストランmio〉が
本格稼働

コロカルニュース

posted:2024.1.12   from:広島県三原市  genre:食・グルメ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Ayumi Otaki

大瀧亜友美

おおたき・あゆみ●山形県出身。広告制作会社や出版会社での勤務経験を活かして、フリーライターへ転身。WEBや紙媒体で編集から取材、執筆まで幅広く行う。旅や料理、植物など心を豊かにしてくれるモノやコトが大好き。

瀬戸内の四季を味わうオリジナルメニュー

広島県の南部に位置し、瀬戸内海と美しい山々に囲まれた三原市。
県内唯一の空港があり、空の玄関口として知られる地域です。

〈瀬戸内醸造所レストランmio〉外観

三原市の南部、瀬戸内海沿岸の造船所跡地に
〈瀬戸内醸造所〉という名のワイナリーがあります。
同施設はワインの醸造所だけでなく、地産地消レストランや、
同社のワインを購入できるショップが併設されているワインリゾートです。

そのなかのひとつ、〈瀬戸内醸造所レストランmio〉は
コロナの影響で休業を経て、団体利用や大型連休のみの限定オープンとなっていましたが、
2023年の10月から新たなメニューを追加し、本格的に再スタートを切りました。

〈瀬戸内醸造所レストランmio〉内観

〈瀬戸内醸造所〉のワインに合う料理を提供する地産地消レストラン
〈瀬戸内醸造所レストランmio〉では、
洋食や和食などジャンルにとらわれないオリジナルの「SETOUCHI料理」が楽しめます。

山も海も近くにある三原市は、
魚介や野菜だけでなく、お肉やフルーツなどの食材が豊富な地域です。
地元の旬の食材をたっぷり使用して、上質なコース料理からカジュアルなランチセット、
フルーツを使ったデザートやノンアルコールドリンクまで幅広く提供します。

薪焼きお肉のプレートセット ※世羅みのり牛 2800円。平日のみの提供。お魚のプレートセット(2500円)に変更も可能。

薪焼きお肉のプレートセット ※世羅みのり牛 2800円。平日のみの提供。お魚のプレートセット(2500円)に変更も可能。

10月からの本格始動にあたり、
新たにメニューに加わったのは「薪焼きお肉のランチセット」です。
薪焼き(まきやき)とは薪火(まきび)で食材を焼く、今注目の料理スタイルのこと。
〈瀬戸内醸造所レストランmio〉では自社畑で育てたぶどうの枝を用い、
華やかな薫香をつけています。
ジューシーに焼き上げたお肉は、ワインとの相性も抜群!
瀬戸内の地魚と旬の野菜を使った「レストランmioの瀬戸内アヒージョサラダ」も
ぜひご賞味あれ。

1名から頼めるランチコース

1名から頼めるランチコースもおすすめです。
旬の地産食材の拡充を図り、地域の食をふんだんに楽しめる料理を提供しています。

季節のパフェのティーセット 2500円〜。※季節によりフルーツの種類は変わります。

季節のパフェのティーセット 2500円〜。※季節によりフルーツの種類は変わります。

季節の果物をメインに使ったパフェも絶品!
セットの小菓子は、自社畑のハーブを使った手づくりクッキーなどを予定しています。
春や秋など気候が穏やかな日には、テラス席で瀬戸内海を眺めながら
お食事をするのもおすすめですよ。

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地元のぶどうにこだわったワインづくり

〈瀬戸内醸造所〉はぶどうの産地である瀬戸内を盛り上げたいという思いで
2020年に設立されたワイナリーです。
三原市とその近隣は、昔から生食用のぶどうの栽培が盛んな地域。
しかし農家の高齢化や後継者不足といった問題で、耕作放棄地が
増加しているという現状がありました。

同社代表の太田祐也さんは現状の悪化を食い止め、
かつ瀬戸内の食文化を受け継ぎ、さらなる価値を生み出すことを目的にワイナリーを開業。

地元農家が栽培した生食用の高品質のぶどうを選りすぐり、
品質にこだわりながらワインづくりを進めています。
さらに問題となっていた耕作放棄地を活用し、自社の畑でもぶどうを栽培することで、
新たな雇用創出にもつなげていきたいと考えています。

〈瀬戸内醸造所〉のワイン

〈瀬戸内醸造所〉のワインは、基本的に同じ圃場で栽培されたぶどうのみを使い、
ほかの産地のぶどうを混ぜないでつくられています。
アルコール度数を高める「補糖」や酸味を補う「補酸」などの作業も行っていないため、
それぞれの産地の個性を存分に味わうことができるのが特徴です。
〈瀬戸内醸造所レストランmio〉では、おいしい料理とともに、
ここならではの味わいのワインもじっくり堪能してみてください。

瀬戸内海

〈瀬戸内醸造所レストランmio〉の本格始動にあたり、代表の太田さんは
次のようにコメントしてくれました。

「コロナ禍のなかで、外食やお酒は“不要不急”といわれ、全国の生産者、提供者ともに苦しむ日々が続いていましたが、
この秋、営業を再開できて心からうれしく思っています。

地方において食に関わる産業はエッセンシャルな生業だと感じており、
私たちのような若い世代が取り組むことで、日本はもっと元気になれると信じています。
地のお酒は、その土地の食材と合わせて楽しんでこそ、その魅力が花開きます。
これからも瀬戸内のワインと食を楽しめる場所づくりを行っていきますので、
ぜひ旅行の際にはお立ち寄りください!」

〈瀬戸内醸造所〉では、醸造棟の見学ツアーも実施しています。
ワインづくりの現場に触れながら、五感で瀬戸内ワインを楽しんでみてはいかがでしょうか。

information

map

瀬戸内醸造所 レストランmio

住所:広島県三原市須波西1-5-26

営業時間:11:30〜16:00 ※カフェタイムは14:00〜、併設ワインショップは11:00〜17:00で営業

営業日:毎週火曜・水曜 ※祝日の場合は営業

アクセス:JR三原駅から車で約20分

Web:公式サイト

公式Instagram

*価格はすべて税込です。

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