瀬戸内海の冬の楽しみ、
牡蠣とレモンとオリーブオイル

小豆島でおいしい牡蠣を楽しめる理由

ここ数年、冬にとても楽しみにしていることがあります。
それは、牡蠣! です。

小豆島の牡蠣って有名なの? となると思うので、
その理由を書いておこうと思います。

ここ数年、冬になると楽しみにしている牡蠣を楽しむ会。庭で焼き牡蠣。

ここ数年、冬になると楽しみにしている牡蠣を楽しむ会。庭で焼き牡蠣。

加熱用の牡蠣はしっかり加熱しないとお腹を壊してしまうことがあります。まずは牡蠣のことをよく知っている人と楽しみましょう。

加熱用の牡蠣はしっかり加熱しないとお腹を壊してしまうことがあります。まずは牡蠣のことをよく知っている人と楽しみましょう。

日本国内で流通している牡蠣は、大きく分けて
夏が旬の「岩牡蠣(イワガキ)」と、
冬が旬の「真牡蠣(マガキ)」の2種類です。

私たちが楽しみにしているのは、冬の牡蠣、真牡蠣。
この真牡蠣の産地として有名なのは、北海道、三陸(岩手県、宮城県)、
伊勢(三重県)、広島県など。瀬戸内海では、広島県だけじゃなくて、
岡山県や兵庫県、香川県でも真牡蠣の養殖が行われています。

小豆島では牡蠣を養殖している人はいませんが、
近くの漁師さんから牡蠣を直接仕入れて販売しているところがあって、
新鮮な牡蠣を手に入れることができるんです。
香川県の志度(しど)の牡蠣、岡山県の日生(ひなせ)の牡蠣を販売されています。
瀬戸内海つながり!

海から引き上げられた牡蠣。まだ生きています。

海から引き上げられた牡蠣。まだ生きています。

殻についた汚れや藻などをきれいに洗ってくれます。

殻についた汚れや藻などをきれいに洗ってくれます。

産地が近いというのはすごく重要なことで、なんといっても新鮮な牡蠣を楽しめる!
数時間前まで海の中で生きていた牡蠣。
貝や魚、それから私たちが育てている野菜に関しても、
新鮮な状態であるというのは“おいしさ”に直結してます。
これが小豆島でおいしい牡蠣を楽しめるひとつめの理由。

小豆島の北側にある道の駅、大坂城残石記念公園で殻付きの牡蠣を販売しています。季節限定なので要問い合わせ。

小豆島の北側にある道の駅、大坂城残石記念公園で殻付きの牡蠣を販売しています。季節限定なので要問い合わせ。

それからもうひとつの理由は、牡蠣を食べるときに
絶対必要(だと個人的には思ってます)な「レモン」があること。
もちろん小豆島で育った農薬を使っていないレモンです。

最近は、鍋に日本酒と牡蠣を入れて、酒蒸しにして食べるのにはまっているのですが、
殻を開いて牡蠣の身にたっぷりレモン果汁をしぼって身を食べる、
そして殻の中に残った牡蠣の汁&レモン果汁を飲みほす。
くーーー! これが最高においしい。
磯の味とレモンの酸味が合わさって、もうおいしいとしか言えない。
レモンを惜しげなく使えるのがうれしい。

この日は、牡蠣の下にキャベツの外葉を敷いて白ワインで蒸しました。

この日は、牡蠣の下にキャベツの外葉を敷いて白ワインで蒸しました。

さらにもうひとつ、小豆島産のエキストラヴァージンオリーブオイル。
オリーブオイルは、友人がオリーブを育てて、実を収穫し、搾油したもの。
蒸し牡蠣にレモン果汁をかけて、さらにオリーブオイルをたらします。
オリーブオイルの香りがまた合うんです!

蒸した牡蠣にレモンとオリーブオイルをかけていただきます。

蒸した牡蠣にレモンとオリーブオイルをかけていただきます。

蒸し牡蠣+レモン果汁+オリーブオイル、この完璧な組み合わせに
さらに白ワインを合わせる! 
これが最近の冬の楽しみ。むふふ。

〈永山本家酒造場〉の〈ドメーヌ貴〉
自社の田んぼでつくったお米100%の
テロワールのある日本酒

ヨーロッパのワイナリーに憧れて

「最近は、タテのラインがおもしろい」と言うのは、
山口県宇部市にある〈永山本家酒造場〉の永山貴博さん。
“タテのライン”とは、宇部空港を通り、山口県を南北に縦断するラインである。
そのライン上には個性的なお店が点在し、永山本家酒造場もそこにある。

永山本家酒造場は1888年創業の酒蔵。
目の前を、カルスト台地として有名な秋吉台から瀬戸内海へと流れ込む厚東川が流れ、
ミネラルが豊富なその水で日本酒を仕込んでいる。
周辺にはのどかな田園風景も広がり、酒米を育てている。きれいな水とお米。
お酒を醸すのに適した土地なのだ。それゆえ全盛期には4軒の酒蔵が並んでいたという。

厚東川はカルスト台地が水源。

厚東川はカルスト台地が水源。

オフィスとショップが入る建物は、
昭和3年に建てられた村役場をリノベーションしたもの。
国の登録有形文化財に認定されている味のある意匠で、
1階が日本酒などの直売所、2階がカフェになっている。

2017年に国の登録有形文化財に認定された。

2017年に国の登録有形文化財に認定された。

現在の当主が5代目の永山貴博さん。
2002年に〈貴〉という純米酒を発売し、同社の看板ブランドに育てた。

永山貴博さん。自ら杜氏となり〈貴〉をつくり出した。

永山貴博さん。自ら杜氏となり〈貴〉をつくり出した。

永山さんは、日本酒づくりにおいて、味や製法はもちろんのこと、
その根本に思い描く理想の環境がある。

「2007年頃、ヨーロッパのワイナリーを視察したときに、
周辺にぶどう畑が広がっている風景を見て、
日本酒づくりにもこういう風景がほしいし、“できるはず”と思いました」

ぶどうとワイン、お米と日本酒。その関係性はよく似ている。

「酒蔵で重視されるのは、麹や時間、温度などの醸造技術。
一方ヨーロッパのワイナリーでは醸造よりも、ぶどう畑の土の話ばかりしていました」

それはもう、農業の領域といっていい。
いい土をつくることが、いいワインをつくることにつながるというわけだ。
それが、日本の酒蔵とワイナリーの大きな違いであった。

酒づくりの現場。20〜40代のスタッフが多く働いている。

酒づくりの現場。20〜40代のスタッフが多く働いている。

「ワインのように、現地でとれる原料に気を使いながらお酒をつくる。
日本酒も本来は、そういう農産物加工品であるべきだと思っています」

ここから、現在でも永山本家酒造場のホームページに掲げてある
「テロワールを求めて」というコンセプトが誕生した。
テロワールとは、地域の自然環境のアイデンティティのこと。
その土地でとれるものの個性を大切にしながら料理や加工していく食文化のひとつだ。

「若いスタッフの柔軟性は勉強になる」と永山さん。

「若いスタッフの柔軟性は勉強になる」と永山さん。

「自分たちの土地でできたお米でお酒をつくってあげる、
それが“地酒”の存在理由だと思います」

その土地でとれる原料でつくるからこそ地酒である、というのが永山さんの哲学。
その信念に基づくと、自ずと製造方法の方向性が定まってくる。

「いい素材をつくり、その良さを引き出したい。
それはどこまでその素材を信じられるか、ということ。
あくまで素材の味があるはずので、
いたずらに磨いたり、香りを高くするべきではないと思います」

自分たちのつくりたい味や醸造技術を押しつけるのではなく、
土地でとれたお米をそのまま生かす。
そうすれば自然とお米に合わせた、その土地ならではのお酒ができあがるはずだ。

ジビエ、牡蠣、京鰆。
グルマン垂涎の“冬の味覚”を
京都府中丹エリアで食べ尽くす!

自然も食材も豊富!
知る人ぞ知る人気エリア「中丹」

突然ですが、「中丹(ちゅうたん)」と呼ばれるエリアをご存じですか?
京都府の北西部に位置する福知山市(ふくちやまし)、
舞鶴市(まいづるし)、綾部市(あやべし)の3市からなる地域で、
丹後と丹波の真ん中(丹後地方南部と丹波地方北部)にあるから中丹。

JR京都駅から特急で1時間〜1時間半ほどで行けるほか、
府内を南北に走る京都縦貫自動車道と、
福井県敦賀市・兵庫県三木市を結ぶ舞鶴若狭自動車道がクロスする地帯のため、
車でのアクセスにも優れている。

昔ながらの漁港の風景が残る人工の水路。

舞鶴港へと続く人工の水路、吉原入江では昔ながらの漁港の風景が残る。

海と山の豊かな自然に恵まれた中丹エリアはまさに食材の宝庫。
とくに、寒さが厳しくなるこの時期はジビエや真牡蠣(まがき)など、
冬の味覚がおいしさのピークを迎える。

京都の中心地からほんの少し足を延ばしただけなのに、
この地だからこそ出合える、
とびきりの山海の幸を巡るプチトリップへナビゲート!

山々に囲まれた福知山で
〈夜久野ジビエ〉を訪れる

2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の
主人公・明智光秀の丹波平定以来、城下町として栄えた福知山。
福知山盆地を中心にぐるりと山に囲まれた地形で、
冬場は濃い朝霧に包まれることがしばしばある。

ベテラン猟師・中島健太郎さんと昨年に狩猟免許を取得した息子の紳之介さん。

猟師歴21年の中島健太郎さん。有名レストランのシェフなどプロの料理人からも信頼が厚い。左は、昨年に狩猟免許を取得した息子の紳之介さん。

福知山市夜久野町(やくのちょう)で〈夜久野ジビエ〉の看板を掲げ、
自ら狩猟をして鹿を仕留め、食肉加工、販売までを手がけているのが、
猟師であり料理人の中島健太郎さん。

ハンターの証であるオレンジのベストと帽子を身につけた健太郎さん。

オレンジのベストと帽子はハンターの印。健太郎さんは、ジビエや農産物加工品の販売を行う有限会社〈田舎暮らし〉の代表も務める。

今から21年前の2001年、飲食店勤務などを経て
父の農業を手伝うべく就農研修を受けていた際、
畑の作物を食べ荒らす鹿や猪を駆除するために狩猟免許を取ったのが
猟師になるきっかけだった。

罠を仕掛けて猟をすることもある。

猟銃のほかに罠を仕掛けて猟を行う。猟の合間のメンテナンスも怠らない紳之介さん。

「当初は害獣を駆除することが目的でしたが、
環境を守り、食べるための狩猟へとシフトしました。
命を無駄にするのではなく、
きちんとさばいておいしくいただくべきとの思いで、
2013年に食肉処理場であり、加工場である
〈夜久野ジビエ〉をつくったんです」

血抜きをされた鹿を解体していく妹のともこさん。

仕留めた鹿はすぐに血抜きをして食肉処理場に運ばれてくる。内臓処理と解体を担当するのは、中島さんの妹のともこさん。40分ほどで1頭を解体していく。*解体前の汚染防止のため、直腸結紮により衛生管理を徹底。この後、解体処理は吊り下げて行われます。

中島さんが扱うジビエは、京都や東京のフレンチ、和食店などに卸すほか、
ECサイト、ふるさと納税を利用して購入することができる。
一度食べてリピートする人も多く、
「クセがなくて食べやすく、おいしい」「臭みがなくて驚いた」という声が多い。

鹿肉の精肉や加工品はサイトから購入できる。

血抜きがきちんと施された鹿肉は、この通りの美しさ。精肉や加工品の購入は、有限会社〈田舎暮らし〉のサイトから問い合わせできる。

少しでもよい状態のものをおいしく味わってもらうために、
中島さんが大切にしているのが処理スピード。
罠や猟銃で仕留めたら全身に血が回らないようにすぐに血抜きをして、
1時間以内に内臓を取り除くことで鮮度をキープしているのだという。

「何よりも、寒暖の差が激しく肥沃なこの土地自体の力が大きい。
丹波の栗や黒豆に代表されるように、畑で育てる作物だけではなく
野山の芝栗なども栄養価が高いはず。
それを餌にしている鹿がおいしくないわけがないですよね」

鹿肉のローストなどがセットになった〈健太郎の京都ジビエ〉は6480円。

鹿肉のロースト、燻製、ハム、低温調理肉などが入った〈健太郎の京都ジビエ〉(6480円)。福知山市のふるさと納税やぐるなびの「接待の手土産」などで購入できる。

実際に狩猟に同行して見学する体験ツアーも随時実施している。
狩猟見学と市内のフレンチ〈ビストロq〉の鹿肉ディナーコースがセットに。
中島さんの取り組みや思いに興味がある人はぜひ!

information

map

田舎暮らし

住所:京都府福知山市夜久野町直見915-2

TEL:0773-38-0553

アクセス:JR上夜久野駅から車で約5分

料金:ジビエハンターと行く/リアル狩猟体験&絶品! ジビエフレンチ堪能ツアー1人27000円(13歳以上)。※ツアー詳細は、福知山でさまざまな体験プログラムを扱う〈北色〉で確認を。

Web:田舎暮らし

Web:北色

しっとり大人味のご当地スイーツ。 滋賀の銘酒を使った 〈酒粕チーズムース〉

〈酒粕チーズムース〉テイクアウト価格1個400円(税込)、イートイン価格1個440円(税・サ込) ※アルコールが微量に含まれるため、小さな子どもや車を運転する方は食べられません。

滋賀県産の酒粕を使った大人向けの味わい

この冬〈琵琶湖ホテル〉から新しいご当地スイーツが誕生しました。
その名も〈酒粕チーズムース〉です。

このスイーツには、滋賀県の銘酒である〈萩乃露〉の酒粕が使用されています。

萩乃露は地元で260年以上の歴史を持つ蔵元〈福井弥平商店〉の看板商品。
近江米と比良山系の伏流水から生まれ、
深い旨みとまろやかな口当たりが魅力の日本酒です。

琵琶湖ホテルの製菓料理長・廣瀬彰さんは、
萩乃露の酒粕が持つみずみずしい質感に着目し、
ムースの素材として活用することを決めたそう。

スイーツ素材としてもポテンシャルの高い萩乃露の酒粕を使うことで
しっとりとした食感とともに、
苦み・渋みなど奥行きのある味わいが表現できたといいます。
甘すぎない味わいで、まさに大人向けのスイーツです。

酒粕チーズムース5種。テイクアウト用の詰め合わせ用BOXも。

酒粕チーズムース5種。テイクアウト用の詰め合わせ用BOXも。

そんなムースに華を添えるのが、トッピングのジューシーなソース。
ぷるんとした食感で、ムースのしっとりした口当たりとのコントラストも楽しめます。

味は全部で5種類。
日本五大銘茶に数えられる朝宮茶を使った抹茶味や、
滋賀県安曇川(あどがわ)流域で栽培されるボイセンベリーを使用したアドベリー味など
地元の食材をふんだんに使ったソースが魅力。
ほかにもブルーベリー味やマンゴー味、期間限定のイチゴ味など
カラフルなラインナップでお土産にも喜ばれそうなスイーツです。

開発年月14年! 福島県の新トップブランド米 〈福、笑い〉

つくる人、食べる人、みんなが笑顔に、幸せになるお米

今秋、米どころ福島県から、14年もの歳月をかけて開発された
トップブランド米が本格デビューしました。

米どころ福島県から、開発年月14年!トップブランド米〈福、笑い〉が本格デビュー。

名前は〈福、笑い〉。
一般公募を行い、全国から集まった6234点のネーミング案を元に、
福島県のクリエイティブディレクターの箭内道彦さんをはじめ、
お米マイスター、料理人、流通関係者など、各分野のアドバイザーたちが命名。
「つくる人、食べる人、みんなが笑顔になり、幸せになりますように」。
そんな願いが込められています。

ふくしまから日本一の米を

福島県が「日本一の米をつくりたい」
そんな想いで2006年より開発が始まった〈福、笑い〉は、
コシヒカリの血を引く〈新潟88号〉を母、
ひとめぼれの血を引く県育成系統〈郡系627〉を父として交配。

2019年には福島県奨励品種決定審査会で奨励品種となり、
コシヒカリ、ひとめぼれ、天のつぶ、里山のつぶなどと並び、
福島県のトップブランド米に位置付けられました。

YouTubeチャンネルも開設! 青森からクラフトビールの 魅力を発信する 〈Aomori Brew Pub〉& 〈Be Easy Brewing〉

挑戦できる「遊び場」のような醸造所

青森駅から徒歩約5分、
青森市安方に、市内初のクラフトビール醸造所〈Aomori Brew Pub〉がオープンしています。
ギャレス・バーンズさんが代表を務める弘前で人気のクラフトビール醸造所
〈Be Easy Brewing〉&タップルーム〈ギャレスのアジト〉の姉妹店です。

自社製品のほか、国内外のクラフトビールを販売。毎週訪れても新商品に出会えるほど、品揃えは日々変わっています。

自社製品のほか、国内外のクラフトビールを販売。毎週訪れても新商品に出会えるほど、品揃えは日々変わっています。

弘前の人気店が、青森にも店を構えるきっかけとなったのは、
2019年青森市で開催された〈ドイツビアフェスト in アスパム〉。
〈Be Easy Brewing〉も出店し、
訪れた人から「やっと飲めた」という声を多く聞いたことでした。

「ずっと飲みたいと思っていたけど、
青森から弘前に飲みに行く機会がなかなかなくてというお客さんが多かったんです」
と話してくれたのは、代表のギャレスさん。

2016年に〈Be Easy Brewing〉&〈ギャレスのアジト〉をオープン。平川市在住で、〈Be Easy Brewing〉で提供する野菜を育てる〈Be Easy Brewing Farms〉も運営。年に1度、自家栽培ホップを収穫したその日のうちに醸造する〈青森フレッシュホップエール〉も販売しています。

2016年に〈Be Easy Brewing〉&〈ギャレスのアジト〉をオープン。平川市在住で、〈Be Easy Brewing〉で提供する野菜を育てる〈Be Easy Brewing Farms〉も運営。年に1度、自家栽培ホップを収穫したその日のうちに醸造する〈青森フレッシュホップエール〉も販売しています。

「青森県内は、車で移動する人が多いこともあって、
たしかに、自分も五所川原や青森に気になるお店があっても、
なかなか行けずに数年経ってしまうことはあるなとその時気がつきました。
待っているお客さんがいるのなら、青森市内にも店をもちたいと思ったんです」

物件との縁もあって着々と話は進み、
2020年夏に〈Aomori Brew Pub〉はオープンしましたが、世はコロナ禍。
当初は食事も提供する予定でいましたが、計画を変更し、
醸造所とボトルショップという現在のスタイルとなります。

〈Aomori Brew Pub〉では弘前の〈Be Easy Brewing〉で醸造する缶ビールと国内外100種類以上のクラフトビールを販売。

店内では、弘前の〈Be Easy Brewing〉で醸造する缶ビールと、
国内外100種類以上のクラフトビールを販売。
〈Aomori Brew Pub〉で醸造するビールを購入できるのはここだけです。

(左から)〈Aomori Brew Pub〉で醸造した〈後潟(うしろがた)蕎麦エール〉、〈横内(よこうち)ブルーベリーセゾン〉、〈喫茶 マロン〉(青森市)の自家焙煎コーヒー豆を使用した〈マロンコーヒーポーター〉。〈マロンコーヒーポーター〉は需要が高く再販しましたが、基本定番商品はないので気になったものは早めに購入することをおすすめします。

(左から)〈Aomori Brew Pub〉で醸造した〈後潟(うしろがた)蕎麦エール〉、〈横内(よこうち)ブルーベリーセゾン〉、〈喫茶 マロン〉(青森市)の自家焙煎コーヒー豆を使用した〈マロンコーヒーポーター〉。〈マロンコーヒーポーター〉は需要が高く再販しましたが、基本定番商品はないので気になったものは早めに購入することをおすすめします。

商品名に付く、「後潟」や「横内」は青森市の地名。
第1号商品は〈安方(やすかた)ペールエール〉で、
〈Aomori Brew Pub〉がある地名がつけられました。

「この場所から、徐々にクラフトビール文化が広がっていくイメージで名前をつけています。
いきなり浅虫温泉のような、ここから距離のある有名観光地に飛ぶのではなくて、
青森のことをもっと知ってもらったり、再発見してもらえるように、
古川(ふるかわ)とか長島(ながしま)といった
お店の近くの地名から名前をつけています。
いずれ青森の地名のビールを全部つくれたらいいなと思っているんです」

おつまみとして自家製のスモークナッツも販売します。現在ビールは瓶・缶製品の販売のみ(店内の席で飲むことは可能)ですが、コロナウィルスの流行が落ち着いたときには、生ビールも提供したいと考えています。

おつまみとして自家製のスモークナッツも販売します。現在ビールは瓶・缶製品の販売のみ(店内の席で飲むことは可能)ですが、コロナウィルスの流行が落ち着いたときには、生ビールも提供したいと考えています。

〈Aomori Brew Pub〉では、100リットルのタンクで醸造を行っているため、
ひとつのタンクでできるビールは約250本。
いろんな素材を使ったビールづくりに挑戦できることが魅力だと
ギャレスさんは話します。

「“遊び場”や“研究所”のようなイメージです。
〈Be Easy Brewing〉では1000リットルのタンクで醸造しているので、
たくさん売れる商品でないと醸造することが難しいですが、
〈Aomori Brew Pub〉では、
スタッフがつくってみたいというビールや、変わったビールもつくることができます。
パクチーのビールとか、ホップを使わないハーブのビールとか、
青森県産のブナを使用した木工品〈ブナコ〉で風味づけをするビールとか……。
うまくいくかわからないけど挑戦できる。
青森県産のハチミツを使ったミードもつくってみたいですね」

ミュージシャン・DJみそしると
MCごはんの旅コラム
「富山のハレとケ、
さらに異国情緒たっぷりのグルメ旅」

さまざまなクリエイターによる旅のリレーコラム連載。
第23回は、ミュージシャンの「DJみそしるとMCごはん」さんです。
名前のとおりくいしんぼうな彼女による富山の旅。
食文化の3つの側面を発見し、その虜になったようです。
見事な「食レポ」は、読むだけでお腹が減ってきます。

富山の海の幸から、庶民の味まで

富山で「A面」「B面」「隠しトラック」とも呼べるような料理に出合った、
想定外のグルメ旅。わたしは富山の虜になった。

2021年12月初め。夫が仕事で北陸に行くと聞き、仕事とはいえうらやましい!
私も未開の地でいい思いがしたい! と、
持ち前の“隣の芝が青く見えすぎる症候群”が発動し、
仕事の翌日、富山で合流して旅行することになった。

旅行が決まったものの、2日前になってもノープランだった。
原田マハさんの『フーテンのマハ』という旅エッセイを読んでから、
行き当たりばったり旅に憧れていたのだ。
しかし、夫に「旅の食べ物は任せたよ」と言われハッとする。
マハさんと違って自分は旅慣れていない。ぼんやりしたまま旅が終わるのが想像できた。

冬の富山といえば、氷見の寒ブリ。食べるなら今が絶好のチャンス!
それに気づいた途端、急に富山に呼ばれている気がした。
インスタで「#氷見」を見まくると、
ブリ尽くしのコース料理が食べられる〈ひみ浜〉という店を発見。
その日の店の投稿を見ると、ブリの仕入れがあり、
我々が富山にいる日に新規予約を受け付けるという。その場で電話すると予約が取れた。
いいブリがなければ、予約していてもキャンセルになる貴重な席だ。

目的がひとつ明確になると、宿や新幹線の時間もすぐに決まった。
氷見の寒ブリがわたしを突き動かす。

甘党必見! 鎌倉〈カカオハナレ〉年末年始限定の “チョコしるこ”でほっこり温まる

鎌倉で“新鮮なカカオ体験”を

鎌倉市に店を構えるチョコレート専門ブランド〈CHOCOLATE BANK〉が、
バレンタインに先立って新作コレクション〈NEW WORLD〉を、
12月24日のクリスマスイブから新年1月3日まで、数量限定で発売します。

鎌倉駅前の銀行跡地に構えるCHOCOLATE BANKの外観。

鎌倉駅前の銀行跡地に構える〈CHOCOLATE BANK〉の外観。

鎌倉生まれのアロマ生チョコブランド、
〈MAISON CACAO〉の姉妹ブランドであるCHOCOLATE BANK。
独立したブランドであると同時に、
MAISON CACAOのひとつのセクションとして、
コロンビアでのカカオ栽培から、
加工用チョコレートの現地製造までを担っています。

パッケージも鮮やかで気分が上がりそう。

パッケージも鮮やかで気分が上がりそう。

新作コレクションNEW WORLDは、
カカオバターを主役にしたスイーツ2種類を展開。

「カカオの可能性を探求する」をテーマに、
チョコレートが生まれる過程の素材にあえてこだわり、
新たなカカオの楽しみ方を提案しています。

CACAO BUTTER CARAMEL SAND 6枚入り(税込2160円)/10枚入り(税込3240円)

CACAO BUTTER CARAMEL SAND 6枚入り(税込2160円)/10枚入り(税込3240円)

サクサクほろっとしたサブレクッキーに
とろけるカカオバターキャラメルがサンドされている
〈CACAO BUTTER CARAMEL SAND〉は、
華やかな味わいのビターチョコレートと
ミルキーですっきりとした後味のホワイトチョコレートの
2種のフレーバーが楽しめます。

想像しただけで口の中の幸福度が高まります……!

CACAO BUTTER CARAMEL 各12粒入り(税込2376円)※写真右

CACAO BUTTER CARAMEL 各12粒入り(税込2376円)※写真右

コロンビア産の希少なカカオバターが主役の
〈CACAO BUTTER CARAMEL〉は、カカオ豆を収穫後、丁寧に発酵させて
カカオバターを抽出することで口に入れた瞬間にとろけ出す、
カカオのやわらかな香りが広がるキャラメルに仕上げられています。

フレーバーは、チョコレート、シーソルト、アールグレイ、
フランボワーズ、パッション、マンゴーの6種類と豊富。

どんな香りや味わいなのか? 期待が膨らみますね。

MAISON CACAOおよびCHOCOLATE BANK創業者、カカオディレクターである石原紳伍氏。

MAISON CACAOおよびCHOCOLATE BANK創業者、カカオディレクターである石原紳伍氏。

また関西圏にお住まいの方に朗報!

今回の新作コレクションは大阪と名古屋の
2022年バレンタイン催事会場でも購入できます。

ジェイアール名古屋タカシマヤでは、
2022年1月19日〜2月14日の期間で、
阪急うめだ本店では、2022年1月20日〜2月14日に開催されます

鎌倉が遠方という方は、ぜひ会場に足を運んでみてはいかがでしょう?

料理家・たかはしよしこ
アートディレクター・
フォトグラファー・前田景
北海道・美瑛町〈SSAW BIEI〉が
地産地消で表現する“四季”

前田さん家族が移住を決めた理由

なだらかに広がる丘陵陵地帯に、色とりどりの畑が幾重にも連なり美しく彩る。
北海道・美瑛町を「丘のまち」として世に知らしめた、
日本における風景写真の第一人者、故前田真三さんは、
丘の風景を長年撮影し続け、1987年にフォトギャラリー〈拓真館〉を開設した。

そして2020年4月、その〈拓真館〉をリニューアルするため、
孫でアートディレクター・フォトグラファーの前田景さんと
料理家のたかはしよしこさん夫妻が東京から美瑛町へ移住。
2021年9月にはレストラン〈SSAW BIEI〉をオープンした。

ここ美瑛町を新天地に、前田さん家族の新しい生活が始まった。

2011年によしこさんが考案した天然塩やスパイス、ナッツを合わせた
万能調味料〈エジプト塩〉はファンを着実に増やし、
2012年には東京・西小山に
自身のフードアトリエ〈S/S/A/W〉(現在は〈エジプト塩食堂〉)をオープン。
翌年には景さんがデザイナーとして独立し、
よしこさんの事業でクリエイティブディレクターを務めるなど、
ふたりの仕事は順調に運んでいた。

「結婚する前から北海道とは縁があって、仕事でよく来ていたんです。
地方で暮らしている方々の姿を見ているうち、すごく豊かに感じていて。
でも東京へ帰ると、またいつもの暮らしに戻っての繰り返し。
そこにいろんな出来事や機会が積み重なって、スローダウンしたかったんです」
とよしこさんは言う。

白樺に囲まれた森の中に佇む小さな一軒家レストラン。天気がいい日は店前のテラス席も開放される(5〜10月)。

白樺に囲まれた森の中に佇む小さな一軒家レストラン。天気がいい日は店前のテラス席も開放される(5〜10月)。

その頃、景さんは仕事で陶芸作家のルート・ブリュックを取材するためフィンランドを訪れ、
当時ブリュック一家が過ごしていたサマーハウスを見て心動かされた。

「本宅が別にあって、サマーハウスは純粋に創作の場なんです。
ボートでしか行けないような立地で、建物には電気も水道も引いていない。
しかも白夜の季節だから日が暮れないので、創作に集中できる。
北極圏に位置するラップランドは四季がはっきりしていて、季節の移り変わりが早い。
その様をつぶさに観察し、インスピレーションを得ながら創作に生かしていたそうです」

それを聞いて、北海道でも同じように、
何か新しいものが得られるのではないかという期待を感じたという。
いつか自分が〈拓真館〉を継がなければという使命感を抱えていた景さんは、
帰国後によしこさんと話し合い、美瑛町へ移住することを決めた。

その土地に長く暮らす地元の人でも気がつけない魅力がある。
例えばクリエイターにとって自然や四季は想像力を掻き立ててくれるし、
長い冬も構想を練ったり、作業に当てられる貴重な時間となり得るのだ。

廃校になっていた旧小学校の体育館を真三さんが私費を投じて改装し、1987年に開設された個人の写真ギャラリー〈拓真館〉。

廃校になっていた旧小学校の体育館を真三さんが私費を投じて改装し、1987年に開設された個人の写真ギャラリー〈拓真館〉。

福井県の郷土料理と
〈上庄さといも〉の煮っころがし

雪深いからこそ生まれた、特色のある食文化

全国各地に伝統的な食文化がある。
特に福井県の雪が深い丹南地区(鯖江市、越前市、池田町、南越前町、越前町)や
奥越地区(大野市、勝山市)などでは、細かい区分けでそれが伝えられている。
かつて山間部では、冬の間は隣町に行くことすらできなかったので、
その土地だけに伝わる固有の食文化が生まれた。
それが、福井県の食の多様性につながっているようだ。

「同じお漬物でも隣の谷とは味つけが違ったり、まったく食べないものがあったり」と
教えてくれたのは、福井郷土料理研究家でフードプロデューサーの佐々木京美さん。
“谷ごと”とは、かなり局地的だ。

ぜんまいのお和え。

ぜんまいのお和え。

例えば豆腐。自家用車がなく移動が困難な時代、
ある谷では、原料の大豆をすって白和えなどをつくっていたという。
ほかの谷では塩を1年分購入してわらに敷き、
そこから落ちる汁をにがりとして自分たちで豆腐をつくっていた。
豆腐がなくても、代用を考えるのか、豆腐自体をつくるのか。
同じ福井県なのに、その手法に地域性が表れて興味深い。

定番みやげが、かわいくリニューアル もりおかおみやげプロジェクト 〈MOYANE〉始動!

盛岡の老舗みやげがリニューアル

岩手県・盛岡市のおみやげ品をリブランディングするプロジェクト
〈MOYANE〉が始まりました!

〈MOYANE(モヤーネ)〉は、
「もりおか やっぱり いいよね」から文字をとった造語。
これまでもいいと思っていたけれど「やっぱり いいよね」
と盛岡の魅力を再発見することを目指すプロジェクトです。

プロジェクトの第1弾では、
盛岡市民に広く親しまれてきた老舗事業者のお菓子を
リブランディングした商品を発売しました。

明治26年創業・盛岡駄菓子の老舗〈関口屋菓子舗〉で長年愛されてきた〈焼酎糖〉は、そのカラフルな商品の魅力が伝わるように、透明かつ、色のグラデーションを表現したパッケージにリニューアル。12個入り1箱540円(税込)。

明治26年創業・盛岡駄菓子の老舗〈関口屋菓子舗〉で長年愛されてきた〈焼酎糖〉は、そのカラフルな商品の魅力が伝わるように、透明かつ、色のグラデーションを表現したパッケージにリニューアル。12個入り1箱540円(税込)。

コロナ禍でおみやげ品の売り上げが低迷するなか、
「新たなパッケージで商品を手に取ってもらい、
地元の人にも、旅行者にも盛岡の魅力を再発見してもおう」と、
ブランド名や商品パッケージは、岩手在住、20代の若手デザイナーが手がけました。

焼酎洋酒と砂糖でできた〈焼酎糖〉は、砂糖・コーヒー・山ぶどう・抹茶・ペパーミント・ブランデー・メロン・ざくろと8種あり、味ごとに色が異なります。

焼酎洋酒と砂糖でできた〈焼酎糖〉は、砂糖・コーヒー・山ぶどう・抹茶・ペパーミント・ブランデー・メロン・ざくろと8種あり、味ごとに色が異なります。

農耕馬に感謝し、毎年6月の第2土曜日、
着飾った数十頭の馬と馬主が、岩手県滝沢市の鬼越蒼前(おにこしそうぜん)神社から、
盛岡市の盛岡八幡宮まで約14キロの道のりを行進する伝統行事〈チャグチャグ馬コ〉。

その馬コをイメージした人気菓子〈馬ッコ本舗みやざわ〉の
〈チャグチャグ馬ッコ子馬のポルカ〉は、形や味はそのままに、パッケージを一新。
「買って、食べた後にも楽しんでもらいたい」と、
馬コが行進するルートマップや馬コの装飾品を紹介する
イラストなどが添えられています。

〈馬ッコ本舗みやざわ〉の〈チャグチャグ馬ッコ子馬のポルカ〉。香ばしいくるみとお米が詰まった最中で、2個入り450円(税込)。「チャグチャグ」とは、馬コが行進するときに鳴る鈴の音のこと。

〈馬ッコ本舗みやざわ〉の〈チャグチャグ馬ッコ子馬のポルカ〉。香ばしいくるみとお米が詰まった最中で、2個入り450円(税込)。「チャグチャグ」とは、馬コが行進するときに鳴る鈴の音のこと。

伊豆のジビエを使った 〈イズシカバーガー〉が誕生! オリジナルの宿泊プランも

伊豆の新たなソウルフード「イズシカ」

冬といえば、ジビエのシーズン。
狩猟解禁に合わせて、ジビエ料理を目にする機会が多くなりますよね。

そこで今回ご紹介したいのは、
伊豆のソウルフードとして注目を集めつつある「イズシカ」です。

じつは伊豆市では鹿の増加により
農作物や自然への食害が長らく問題視されてきました。
環境を保全しつつ、捕獲した鹿の命を無駄にしないために
伊豆市では鹿肉を食用に加工し、販売・提供する取り組みがスタート。

市内にはそんな市の取り組みに賛同して、
イズシカを使った料理を展開するお店がたくさんあります。

そのひとつが温泉地として名高い伊豆・修善寺エリアにある
〈伊豆マリオットホテル修善寺〉です。

「ラフォーレリゾート修善寺」内にある伊豆マリオットホテル修善寺。自然いっぱいの敷地内には温泉やテニスコート、ゴルフコースなどの施設が。

〈ラフォーレリゾート修善寺〉内にある伊豆マリオットホテル修善寺。自然いっぱいの敷地内には温泉やテニスコート、ゴルフコースなどの施設が。

ここだけのオリジナルグルメ〈イズシカバーガー〉

以前よりイズシカを使ったディナーメニューを提供していたという
〈伊豆マリオットホテル修善寺〉。
この冬は「より多くの人にイズシカの魅力を届けたい」と
気軽に味わえるオリジナルバーガーを開発しました。

イズシカバーガー3150円。高タンパク・低脂肪で鉄分が豊富な「イズシカ」を100%使ったパティが魅力。

イズシカバーガー3150円。高タンパク・低脂肪で鉄分が豊富な「イズシカ」を100%使ったパティが魅力。

主役は新鮮なイズシカを100%使ったパティ。
高タンパク低脂質なイズシカだから、
220gのボリュームながらもヘルシーな一品になっています。

さらにその旨味を際立たせるのが、
伊豆特産の山葵漬けを使ったタルタルソース。
ジビエ独特のクセを和らげ、誰でも食べやすい味わいに仕上げています。

つけ合わせには伊豆みそ入りのマスカルポーネチーズのディップや
山葵の茎を使ったピクルス、イズシカジャーキーなど豪華なラインナップ。
伊豆の食材を心ゆくまで堪能できる特別なセットになっています。

北海道美深町特産の 「白樺樹液」を使用した 〈美深白樺ブルワリー〉の クラフトビール

白樺から採った樹液を副原料に使ったクラフトビール

北海道旭川市と稚内市の間にある
人口約4000人あまりの小さなまち美深町(びふかちょう)。
このまちに日本最北のクラフトビールの醸造所、
〈美深白樺ブルワリー〉があるのを知っていますか?

築90年の古いレンガ倉庫を改装した醸造所。

築90年の古いレンガ倉庫を改装した醸造所。

近年賑わいをみせるクラフトビール市場のなかでも
〈美深白樺ブルワリー〉でつくられるものは他とは一線を画しています。
すべての製品にまち特産の「白樺樹液」が
副原料として使わているという点です。

古くはアイヌ民族も飲んでいた「白樺樹液」

白樺樹液は白樺の幹に小さな穴を開けて採取されますが
収穫期間はわずか1か月間。
雪どけする早春の4月中旬から5月上旬の間しか採れない
大変貴重なものなんです。

「白樺樹液」は雪どけする早春の4月中旬から5月上旬の間しか採れない貴重なもの。

白樺樹液を採取する様子。

白樺樹液を採取する様子。

透明な樹液はミネラルを含み、抗酸化作用もあると言われていて
ほんのり甘くさらっとしたさわやかな飲み心地なんだそうです。

水を使わず、白樺樹液だけで仕込んだ〈商品名:SAP〉。毎年ビールのスタイルを変え、年に一度しか製造しない特別なもの。今年は、麦芽、ホップ、白樺樹液をふんだんに使い、濃厚な飲みごたえに仕上げられています。

水を使わず、白樺樹液だけで仕込んだ〈SAP〉。Sサイズ 650円、Mサイズ 900円、Lサイズ 1100円。毎年ビールのスタイルを変え、年に1度しか製造しない特別なもの。今年は、麦芽、ホップ、白樺樹液をふんだんに使い、濃厚な飲みごたえに仕上げられています。

「忠犬ハチ公」が、 ふるさと秋田との架け橋に。 〈ハチふる SHIBUYA meets AKITA〉

「忠犬ハチ公」が、ふるさと秋田を救う!?

2021年11月1日、〈ハチふる SHIBUYA meets AKITA〉が、
〈渋谷スクランブルスクエア〉14階にオープンしました!

〈ハチふる SHIBUYA meets AKITA〉が、渋谷スクランブルスクエア14Fにオープン。

〈ハチふる〉は、渋谷のシンボル「忠犬ハチ公」のふるさと
「秋田」と「秋田犬」の魅力を渋谷のエッセンスとともに伝えるコンセプトショップ。
忠犬ハチ公の犬種である「秋田犬」をモチーフにした、
オリジナル商品を購入することができます。その数50種類以上と豊富な品揃えです。

ロゴがデザインされたオリジナルのキャニスター缶。各1980円(税込)。

ロゴがデザインされたオリジナルのキャニスター缶。各1980円(税込)。

渋谷の街並みとハチ公の姿が描かれたMarumanのオリジナルクロッキーブック。990円(税込)。クロッキーブックは全4種販売されています。

渋谷の街並みとハチ公の姿が描かれた〈Maruman〉のオリジナルクロッキーブック 990円(税込)。クロッキーブックは全4種販売されています。

人口減少・高齢化という課題を抱える秋田県。
〈ハチふる〉は、秋田創生のための拠点として開設されました。
秋田産の素材を使用した商品や、地元企業とコラボした商品を新たに開発し、
地域経済の活性化を目指しているのだそう。

渋谷区観光協会から渋谷みやげとして認定されたスイーツブランド
〈HACHEESE〉の洋菓子小箱シリーズは5種から成り、
どのフレーバーにも秋田産の素材を使用しています。

〈HACHHESE〉の洋菓子小箱シリーズ。左から〈いぶりがっこフィナンシェ〉、〈枝豆のマドレーヌ〉、木村酒造(秋田県湯沢市)の福小町の酒粕を使用した〈酒粕蒸ショコラ〉、〈リンゴのケークポム〉、あきたこまちの米粉を使用した〈紅茶&米粉のパンドジェーヌ〉。枝豆とリンゴももちろん秋田産。全国的に見ても生産量が多く、主力の農産物です。2個入り各550円(税込)。

〈HACHHESE〉の洋菓子小箱シリーズ。左から〈いぶりがっこフィナンシェ〉、〈枝豆のマドレーヌ〉、木村酒造(秋田県湯沢市)の福小町の酒粕を使用した〈酒粕蒸ショコラ〉、〈リンゴのケークポム〉、あきたこまちの米粉を使用した〈紅茶&米粉のパンドジェーヌ〉。枝豆とリンゴももちろん秋田産。全国的に見ても生産量が多く、主力の農産物です。2個入り各550円(税込)。

秋田銘菓とコラボした商品も多数。
ここにしかないオリジナル商品もあるので、
秋田に住んでいる人も買い求めたくなってしまいます。

秋田銘菓コラボシリーズ〈金萬×ハチふる〉。10個パック972円(税込)。白餡を、卵と蜂蜜を贅沢に使った皮で包み焼き上げた秋田銘菓〈金萬〉は秋田では誰もが知る商品。ハチふるのロゴの焼印が入る金萬を購入できるのはここだけです。

秋田銘菓コラボシリーズ〈金萬×ハチふる〉。10個パック972円(税込)。白餡を、卵と蜂蜜を贅沢に使った皮で包み焼き上げた秋田銘菓〈金萬〉は秋田では誰もが知る商品。ハチふるのロゴの焼印が入る金萬を購入できるのはここだけです。

世界遺産・屋久島のパワーをチャージ! 〈屋久島1000年コーラ シロップ〉

屋久島1000年コーラ シロップ 250ml 2200円。そのほか250ml 化粧箱入りや100ml 1100円、720ml 6500円もあり。

クラファンで約160万円もの資金調達に成功

クラフトコーラっておいしいですよね。

柑橘やスパイスの効いたパンチのある味わい。
それに炭酸が相まって、飲むとスカッと爽やかな気分に。

現在、空前のクラフトコーラブームでさまざまなものが出ていますが、
地域によって原料が違うので、マニアックに自分好みの1本を探求している方もいるのでは?

そんな数あるクラフトコーラの中から、
今日は世界遺産・屋久島の自然の息吹を感じられる
〈屋久島1000年コーラ シロップ〉をご紹介。

今春にクラウドファウンディングで、
目標金額の3倍以上となる160万円もの資金調達に成功。

世界遺産・屋久島の自然の息吹を感じられる〈屋久島1000年コーラ シロップ〉。

日本屈指のパワースポットである屋久島の豊かな自然を体に取り込んで、
体の中からパワーがみなぎってきそうな1本です。

手がけたのは、屋久島の自然の恵みをさまざまなかたちで商品化し、
自社のECサイトで販売する〈Biground〉。

同社は、2020年までクラフトコーラを試験的に製造していました。

しかしこの1年は製造を中止にしていたところ、
「紅茶にクラフトコーラシロップを入れて飲んだら身体が温まった、
と家族が言っています。
食欲がないなかで、おいしく飲めるドリンクはありがたいので、
これからも買い続けたいです」
「もう一度、販売を復活してほしい」
という問い合わせが立て続けに送られてきたため、再販することに。
原材料やコンセプトを練り直し、屋久島らしさを詰め込んで、
〈屋久島1000年コーラ〉が誕生しました。

屋久島の超軟水、ウコン入り

〈屋久島1000年コーラ シロップ〉の原料は屋久島の超軟水、屋久島ウコン、種子島の黒糖と粗糖。

原料は、屋久島の超軟水をはじめ、屋久島ウコン、種子島の黒糖と粗糖。

1000~1900メートル級の山々が連なる屋久島は、
海からの湿った風が山にぶつかり大量の降雨をもたらし、
「ひと月に35日雨が降る」とも表現され、「雨の島」とも呼ばれるそう。

そんな屋久島の恵みの雨を大地でろ過した超軟水は、
口当たりがよく飲料との相性も抜群。
そして屋久島ウコンは精油成分とミネラルが豊富です。

それらの屋久島や種子島の恵みを濃縮し、
「懐かしい島の味わい」を目指してスパイスが調合されました。

鳴門わかめを無駄なく活用 食卓にひとつは欲しい 〈鳴門わかめのからだにやさしい塩〉

〈鳴門わかめのからだにやさしい塩〉540円。

わかめのミネラルは失わず、食物繊維も豊富!

世界最大級の渦潮(うずしお)が発生する鳴門海峡。

その地で育った歯応えと風味のよい上質な鳴門わかめは、
平安時代には朝廷への献上品として、
江戸時代には地方名産の最高品と名高く、鳴門の経済を支えてきました。

色鮮やかな鳴門わかめ

色鮮やかな鳴門わかめ。

鳴門わかめの収穫風景

鳴門わかめの収穫風景。

しかし、昨今の地球温暖化、海水の栄養不足により、
世界の海と同様、鳴門も大きな影響を受け、同地のわかめ産業も
昔のように豊かな生産が難しくなっているといいます。

そのような状況に一石投じようと、貴重な鳴門わかめを有効活用し、
環境保護と地域活性化にも貢献する新商品開発プロジェクトが発足しました。

今秋、クラウドファンディングサイト〈CAMPFIRE〉にて支援を募ったところ、
目標金額に到達。
〈鳴門わかめのからだにやさしい塩〉という名で商品化され、一般発売されることに。

鳴門わかめのからだにやさしい塩

〈鳴門わかめのからだにやさしい塩〉。

この〈鳴門わかめのからだにやさしい塩〉は、
鳴門わかめを商品化する際に、見た目のせいで規格外品とされ、
廃棄対象となったもわかめをパウダー状に加工したお塩。
一般の塩と比べると塩分相当量が2分の1で、
わかめに含まれるミネラルは失わず、食物繊維も豊富なのだそう。

蒸留家・江口宏志
千葉県大多喜町の元薬草園で
新しい酒づくりを模索する

蒸留酒をつくる薬草園とは?

「地元にこんないい場所があるなんて、
大多喜町の人にちょっと嫉妬しちゃいますね」

千葉県夷隅郡大多喜町の〈mitosaya(ミトサヤ)薬草園蒸留所〉を訪れた、
若い夫婦客がそう語る。
今日は、毎月第1・第3土曜日に開かれる無人販売所
「HONOR STAND」の開催日。

毎月2回開かれる「HONOR STAND」

生産者から届いた生鮮品や加工品などを販売する「HONOR STAND」。オープン時は、建物以外の敷地は自由に散策できる。

広大な薬草園の入り口に設けたオープンエアのブースには、
地元で採れた野菜や卵、焼きたてのカンパーニュが並んでいる。
先の夫婦が手にしているのは、量り売り(6個で500円!)の
真っ赤な完熟リンゴと、オリジナルのハーブドリンク。

「僕たちは都内から来たんですけど、
近所だったら毎週遊びに通ってしまいそうです」

山口〈かものはら果樹園〉のシナノスイート

山口〈かものはら果樹園〉の無農薬栽培のシナノスイート。酒造で使う分の一部を販売する。「HONOR STAND」は無人販売、非接触、キャッシュレス。現金での支払も可能だが、おつりがないので、小銭を用意するのを忘れずに!

そんな様子を見て、ふらっと顔を出したのが
今回の主役、蒸留家の江口宏志さん。

「園内も自由に散策できますよ。
たぶんどこかにウチの人なつっこい犬がいます。
あと、先月から仔羊も飼い始めたので、よかったら見ていってください」

愛犬と一緒に散策する江口さん

愛犬むぎと一緒に敷地内を歩く江口さん。誰に対してもフレンドリーなむぎは、人気の看板犬。

江口さんが房総半島の中央に位置する大多喜町へ
移住してきたのは2016年。
地元で30年続いた薬草園の跡地を借り受け、
植物や果実を原料にした蒸留酒〈オー・ド・ヴィ〉をつくるためだ。

面積はなんと16000平方メートル!
敷地内には蒸留所と家族4人で暮らす自宅も建っているが、
なんといっても圧巻は、リアル植物図鑑のごとく
園内に植えられている数百種類の植物群。
漢方薬植物区や水生植物のエリア、南国の果実が育つ温室もある。

緑豊かな〈mitosaya薬草園蒸留所〉の入口。

〈mitosaya薬草園蒸留所〉の入口。階段をあがってすぐの所で「HONOR STAND」が開かれる。

「元が薬草園だから、ひとつひとつの木や草花に
学名や品種を記した“名札”がついているんです」という園内を歩くと、
HONOR STANDでの買い物ついでに散策を楽しむ人もちらほら。
まだまだ外出しづらい窮屈さも続くなか、小さな規模で、
ちょっと特別な買い物ができて、緑のなかを歩いたり植物に触れたりできるのは、
地元の人にとっても貴重な場なのだろう。

園内のマップを見るだけで、十分楽しい

妻でイラストレーターの山本祐布子さんが描いた園内のマップ。これを見るだけで、十分楽しい!

敷地内では酒づくりに使うハーブや植物も栽培しているが、
原料はそれだけではない。
地元農家がつくる果物や野菜を仕入れ、鴨川の畑で育つ無農薬栽培の麦を収穫し、
新潟の果樹園や山形のリンゴ農園など全国各地の生産者の元へも足を運ぶ。

「オー・ド・ヴィは香りを楽しむお酒。
自然の状態に近い原料を使うことで、
より豊かな味わいが引き出せると思うんです」

園内に設けられたブランコ

愛媛の特産品をぎゅっと凝縮。 道後地区唯一の酒蔵が手がけた 〈道後ジン 六媛(ろくひめ)〉

6種の特産品を詰め込んだクラフトジン

2021年10月14日から販売が開始された〈道後ジン 六媛(ろくひめ)〉。

愛媛県6市町が提携する〈まつやま圏域未来共創ビジョン〉の取り組みにより
道後地区唯一の造り酒屋〈水口酒造〉との共同開発で生まれたクラフトジンです。

道後ジン 六媛(ろくひめ)に使われる6種の特産品。中央上から時計回りに松前町「はだか麦」、松山市「伊台・五明こうげんぶどう」、久万高原町のリンゴ「ふじ」、伊予市「中山栗」、砥部町「七折小梅」、東温市のイチゴ「赤い雫」

道後ジン 六媛(ろくひめ)に使われる6種の特産品。中央上から時計回りに松前町〈はだか麦〉、松山市〈伊台・五明こうげんぶどう〉、久万高原町のリンゴ〈ふじ〉、伊予市〈中山栗〉、砥部町〈七折小梅〉、東温市のいちご〈赤い雫〉

使用されているのは濃厚な味わいが特徴の伊予市〈中山栗〉や
肉厚で甘い香りが魅力の砥部町〈七折小梅〉など、県内自慢の6種類の特産品。

愛媛が生んだ“お姫(媛)様のような6品目”を使用したことから
商品名には「六媛(ろくひめ)」という名がつけられました。

魅力はなんと言っても特産品それぞれの風味を一気に楽しめるところです。
松前町の〈はだか麦〉を使用した本格焼酎に梅の酸味や栗の香ばしさ、
さらにいちご・ぶどう・りんごのフルーティーさが見事に調和。

単式蒸留器で減圧蒸留を行い、素材の風味や香りを複雑に構成することで、
それぞれの特徴を存分に生かした個性的なクラフトジンが完成。
白ワインを思わせる華やかな香りと甘みに、
ジン特有のスパイシーな切れ味が利いた女性でも飲みやすい1本になっています。

まちの魅力をお礼に込めて
「わたしのまちのふるさと納税返礼品」

今月のテーマ 「ふるさと納税返礼品」

生まれた故郷や応援したい自治体に寄付ができる「ふるさと納税制度」。
税金の控除や寄付金の使い道を指定でき、
さらには地域の名産品などの
お礼の品ももらえる魅力的な仕組みが人気の制度を
利用しているという人も少なくありません。

今回は全国にお住まいのみなさんから
自分のまち自慢のおすすめ「ふるさと納税返礼品」を教えてもらいました。

本年度分の申し込みは12月末まで。
名産品からまちの特色や魅力を再発見してみてください。

【秋田県秋田市】
みんなが知っている名産から珍品までラインナップ!

秋田市にもたくさんの返礼品の用意がありますが、
今回は私が思わず二度見した返礼品を紹介したいと思います。

数ある秋田市返礼品のなかでも堂々1位はこちら!

〈牛タンスライス(贅沢に丸ごとどーんと約1本分)1キロ〉寄付金額:22000円

〈牛タンスライス(贅沢に丸ごとどーんと約1本分)1キロ〉寄付金額:22000円

この牛タンスライスは、厳選した良質な部分だけを使用していて、
タン先の硬い部分を取り除いた約1本分がどーんと入っています。
その長さは20センチ前後という大きさ。

さて、牛タンを食べるときは「のど越しがいい飲み物」が
つきものだと思いませんか?
そこで、おいしい秋田のお酒のご紹介です。

〈白神・森岳かわい農場ソーセージ&秋田あくらビール国際審査会受賞4種セット〉寄付金額:16000円

〈白神・森岳かわい農場ソーセージ&秋田あくらビール国際審査会受賞4種セット〉寄付金額:16000円

秋田の味がぎゅっと詰まったセットはいかがですか?
4種類のクラフトビールを飲み比べながら、
世界遺産の白神山地の麓にある
秋田県三種町のソーセージも一緒にぜひ!
おうちで秋田を訪れた気分を存分に楽しめます。

〈高清水純米大吟醸・大吟醸セット720ml×2本〉寄付金額:13000円

〈高清水純米大吟醸・大吟醸セット720ml×2本〉寄付金額:13000円

そして「米どころ秋田」といえば、やはり日本酒ですよね!
全国新酒鑑評会で20年連続金賞を受賞している〈高清水〉は、
キレのある飲み口なのに軽やかな口当たりで多くの人に親しまれています。
大吟醸のセットをこの価格でいただけるとはうれしい限りです。

さて、続いては珍しい返礼品を紹介します。

〈工藤胃腸内科クリニック 胃・大腸内視鏡ドック受診券〉寄付金額:16万円

〈工藤胃腸内科クリニック 胃・大腸内視鏡ドック受診券〉寄付金額:16万円

2日間に分けて世界でも先端技術の拡大内視鏡による診断が可能です!
有効期限も発行日から3か月と余裕があっていいですね。
帰省や旅行のタイミングなどで受けてみてはいかがでしょう?

そして最後に紹介するのは……マンホール!

〈秋田市竿燈柄入マンホール鉄蓋〉寄付金額:31万7500円

〈秋田市竿燈柄入マンホール鉄蓋〉寄付金額:31万7500円

秋田を代表するお祭り「燈灯」がなんとマンホールで楽しめます。
本物なのでしっかり12キロありますよ!
観賞用架台も付いています。
マンホールカード※と一緒に集めてみませんか?

※マンホールカードとは、〈下水道広報プラットホーム〉が企画・監修しているコレクションカードのことです。

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重久 愛 しげひさ・いつみ

「死ぬまでには一度は行きたい場所」で知られる鹿児島県与論島出身。2019年に縁あって秋田県秋田市にIターン。よそ者から見た秋田市の魅力や移住に至る経験を生かして、秋田市の地域おこし協力隊に着任。YOGAを生かした地域交流を図る事業や、移住者を受け入れる市民団体事業をプロデュース中。山菜採りにすっかり夢中に。自称「立てばタラの芽、座ればバッケ、歩く姿はコシアブラ」。

東京・十条銀座の1個10円
「チキンボール」
あなたのまちの商店街へ。
焼酎ハイボールのアテ探し旅

全国の商店街には、その土地を物語る魅力がいっぱい!
そこでしかお目にかかれないおいしいものとの出合いも楽しみのひとつです。
酒ライターの岩瀬大二さんが、タカラ「焼酎ハイボール」〈ドライ〉に合う
最高のアテを探すべく、全国の商店街を巡ります。
これぞ! というアテをテイクアウトして、焼酎ハイボールとの相性をレポート。
思わず喉が鳴る至極の組み合わせをご覧あれ!
今回は、東京都北区の十条銀座商店街です。

十条銀座入口

十条銀座商店街の人気モノは、焼酎ハイボールにも合うか!?

商店街を歩く。
焼酎ハイボールのアテを求めて。
美味だけではない出合いがそこにはある。

今回訪れる十条銀座商店街は、
戸越、砂町と並ぶ「東京三大銀座(商店街)」と称されている。
規模、活気に加え、多くの人々に愛され、
創意工夫を受け継いできた伝統が認められてきたからこその称号か。
そして、人気の商店街は、たくさんの店がひしめくというだけではなく、
なかでも「これを求めにきた」というアイコン的な逸品がある。

十条銀座商店街で言えば、そのひとつが〈鳥大〉の「チキンボール」だろう。
しかも間違いなく焼酎ハイボールに合うはずという予感へ、
長年の「酒場感」「酒嗅覚」が導いてくれる。

平日の午後1時、
最寄り駅であるJR埼京線十条駅北口改札を出る。
右手に30秒ほど歩けばもうアーケードの入口だ。
JR埼京線というと東京と埼玉のベッドタウンを結ぶ通勤電車で、
高架が続く高速鉄道のイメージもあるが、
池袋から赤羽の間は、東京ながらどこかのんびりとしたローカル駅の風情があり、
周辺は昭和と下町の名残もある。

その中にあって十条銀座商店街のアーケードの入口も慎ましやか。
雑居ビルに挟まれた入口はそれほど間口も広くなく、
ここが「三大」と言われている場所とは思えない。

だが、いざ入口に立てば、驚きの光景が広がる。
駅側からは見えず、感じなかった商店街の活気が一気に押し寄せてきたのだ。
アーケードはこういう時に劇場感もある。
平日の昼だが、学校が多いという土地柄か、中・高校生たちから、
人生のベテラン勢まで、多くの人が行き交う。
地元のスーパー的な役割を担っていそうな八百屋、魚屋など日常を支える店が多く、
また惣菜店の多さも印象的だ。

まっすぐではなく緩やかに曲がっている十条銀座。先の先までは見通せないという、あけっぴろげではないところが、昼から酒のアテを探している身としては、なんだか心地いい。

まっすぐではなく緩やかに曲がっている十条銀座。先の先までは見通せないという、あけっぴろげではないところが、昼から酒のアテを探している身としては、なんだか心地いい。

加えて飲食店や和菓子店も店先にテーブルを出し
ずらりと商品を並べているから余計に活気を感じる。
どうにもたまらなくなって途中で寄り道。

おおつや外観

煮物や和え物などの手づくり総菜が揃う〈おおつや〉さんにふらりと入れば、
アテにも白飯のお供にも垂涎のラインアップ。

ほっこり感があるお惣菜の数々。煮物も揚げ物もやさしいお味。焼酎ハイボールと合わせると焼酎のまろやかさをより感じられる。

ほっこり感があるお惣菜の数々。煮物も揚げ物もやさしいお味。焼酎ハイボールと合わせると焼酎のまろやかさをより感じられる。

「味噌なす」と「生姜なす」。悩みに悩んで両方購入。あるあるだ。

「味噌なす」と「生姜なす」。悩みに悩んで両方購入。あるあるだ。

うれしいタイムロスだが行列必至と言われるチキンボール。
ちゃんと向かわなくては。

鳥大外観

十条商店街の中ほどまで歩むと、右手に開けた道がある。
そこを曲がると10人ほどの行列ができている。そこが鳥大。
もともと鶏肉の専門店。その技術と徹底した品質管理が認められ、
店で鳥をさばいて売ることができる免許を持つプロフェッショナルの店だ。

朝4時まで生きていた鳥をさばいて店頭に並べるという「朝びき」こそ鳥大の誇り。鶏肉そのものに自信アリ。

朝4時まで生きていた鳥をさばいて店頭に並べるという「朝びき」こそ鳥大の誇り。鶏肉そのものに自信アリ。

それがチキンボールをきっかけに、
鶏肉を使った総菜の人気店としても知られるようになった。
行列に並ぶ人たちもチキンボールだけではなくそれぞれのお目当ての総菜があって、
「チューリップ」「チキンしゅうまい」「ねぎま串」「手羽中」と次々に注文の声が飛ぶ。

多彩な総菜は約70種類。不動の定番がチキンボールなら、最近のヒット作は「ヤンニョムチキン」。店主の大杉雄造さんは「レシピサイトを見ているといろんなアイデアが浮かんじゃって。つい試しちゃうんですよね」と笑顔。

多彩な総菜は約70種類。不動の定番がチキンボールなら、最近のヒット作は「ヤンニョムチキン」。店主の大杉雄造さんは「レシピサイトを見ているといろんなアイデアが浮かんじゃって。つい試しちゃうんですよね」と笑顔。

さて、お目当てのチキンボールだ。
ざっくりいえば鶏ミンチにおからをまぜ、衣をまとわせ揚げたもの。
さくっとした嚙み心地、中はふわふわ、あつあつ。
旨みはしっかりあるけれど後味はあっさり。ソース不要。いくらでも食べられそう。
驚くのはそのお値段。1個10円。しかも税込み。

チキンボール

サイズは小さいけれど食べてみればそんな値段をつけていいわけがない、と思う。
鳥大の2代目、大杉雄造さんによれば多い時には1日1万個平均で売れていたのだという。
「一度に500個とかの注文もありました」(大杉さん)と言うから驚き。

それだけ売れているのなら、当然機械でつくっているのだろうと思ったら、
なんと、練りこむ工程から揚げるまですべてが手づくり。
それも1日何度も店の厨房でつくられるという。

信じられない気持ちで工程を見せていただくと、
「目にもとまらぬ」ってこういうことを言うのかという速さで、
どんどんボールの原型がフライヤーに投げ込まれていく。
もうひとつフレーズを重ねれば「ちぎっては投げ、ちぎっては投げ」。
その様子にただただ感心。

カメラも追いつけない早業でチキンボールを次々とフライヤーへ投入。「実は抜刀道を教えているのですが、その動きに似てるんじゃないかって言われたんですけど、どうですかね?」細かい動きはわからないが、どちらも間違いなく真剣勝負。

カメラも追いつけない早業でチキンボールを次々とフライヤーへ投入。「実は抜刀道を教えているのですが、その動きに似てるんじゃないかって言われたんですけど、どうですかね?」細かい動きはわからないが、どちらも間違いなく真剣勝負。

10時の開店から20時の閉店まで常に10人ほどの行列ができるという。その間つくり続けるというのだからすごい。

10時の開店から20時の閉店まで常に10人ほどの行列ができるという。その間つくり続けるというのだからすごい。

「ただ、ぶっちゃけ儲からないんですよ」と大杉さんは屈託なく笑う。
チキンボールが生まれて30年ほど。
原価も高騰するなか、ずーっと変わらぬ10円を守るために四苦八苦。
現在は1日5000個限定、ひとり30個まで、ほかの商品も併せて購入
といった制限を設けながらも、それでもつくり続けるのはお店の事情だけではないらしい。

「商店街の会長さんとも話していたんですが、
チキンボールがきっかけでここに来た人も多い。
メディアで取り上げてくださる際も商店街の代表的なものとして紹介してもらえる。
だから、うちの店のものというより、商店街のためにも続けていこうと思うんです」

2代目の大杉さんは婿養子。実は生家は同じ十条銀座の飲食店。「実家の店でこちらの卵を買っていたんですよ」との縁。商店街に生きて50年以上。苦境も発展も体感してきた。

2代目の大杉さんは婿養子。実は生家は同じ十条銀座の飲食店。「実家の店でこちらの卵を買っていたんですよ」との縁。商店街に生きて50年以上。苦境も発展も体感してきた。

「十条銀座は味の目利きも多く、惣菜店も高いレベルで競争してます」と大杉さん。
「でも、気取ったまちじゃないので、気軽に来ていただきたいです」
チキンボールを頬張って、レベルの高い惣菜店を巡る。
アテ探し中に満腹にならないように。

捨てないで!
「熟れすぎた柿」をおいしく食べる
とっておきのレシピ5選

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

柿の旬がやってきましたね!
今年の秋は暖かったので、柿が熟すのもずいぶんと早かった気がします。

柿の木は、よく実る「表年(おもてどし)」と、
あまり実らない「裏年(うらどし)」があり、それが交互にやってきます。

今年、我が家の柿は裏年でしたが、表年の柿木の威力はそれはそれは強烈で、
立派な柿が枝にいくつもぶら下がり、実の重さで枝がしなるほど。

たわわに実った柿を収穫する男性の写真

収穫すると柿の追熟が早まるので、柿が大豊作の年は少しずつ時期をずらしながら収穫します。

次々と熟れて、落っこちた柿のあと始末も大変です。
熟れた柿は、ニホンミツバチの天敵・オオスズメバチを呼び寄せる餌になるので、
養蜂をやっている我が家ではシビアな問題! 

そんなわけで、この季節になるとたっぷりと柿がとれたおうちからも
お裾分けをたくさんいただきます。

そのままフレッシュで食べても、熟してドロドロにして食べてもおいしいのですが、
ちょっと目を離した隙に腐っちゃった、
カビが生えちゃった、なんていうこともよくあります。
なんなら「柿が発酵して酢になっちゃった」というときも。

柿が熟れすぎて困った、という方、意外と多いと思います。
そこで今回は、熟しすぎた柿を救出する「柿のレシピ」をご紹介します。

熟れた柿の写真

手で持つだけで崩れてしまいそうなほど、ぷよぷよトロトロ。

土曜のお昼、 徳之島へ一緒に旅しませんか? 〈旅する食卓BOX〉の第1弾発売

島の「おいしい」を食卓へ

徳之島へ行ったことはありますか?
鹿児島県の南、奄美大島と沖縄本島の間にあり、
今なお手つかずの大自然、世界的にも珍しい生き物が生息している小さな島。

そんな徳之島の魅力を、“食”を通じて届けてくれるのが、
〈Soup Stock Tokyo〉より発売された〈旅する食卓BOX〉の第1弾、
〈旅する食卓BOX - 徳之島 -〉です。

箱の中には、徳之島を代表する食材・琉球イノシシを使った
「ビンダルーカレーキット」(4人分)、
ラッシーのレシピが付いた「冷凍完熟マンゴー」、
おやつにぴったりの「純黒糖」が入っています。

8,000円(税込・送料込)。〈Soup Stock Tokyo〉公式オンラインショップにて販売。

8000円(税込・送料込)。〈Soup Stock Tokyo〉公式オンラインショップにて販売。

さて、この「BOX」の誕生には、あるきっかけがありました。

徳之島のような離島は、教育の機会に制限があり、
その状況を改善するために、さまざまな取り組みが行われています。
この〈旅する食卓BOX〉もそのひとつ。
〈日本航空〉と〈Soup Stock Tokyo〉、そして島の高校生がタッグを組んで、
徳之島の魅力を全国に届けるために、誕生したものなのです。

さらに、「この商品の開発や販売を通じて、高校生が地元の魅力を再発見し、
さまざまな職業の人と触れ合ったことを、将来のキャリアに生かして欲しい」
そんな思いも込められています。

徳之島の魅力をお届けします!

徳之島の魅力をお届けします!

ホエイをおいしく活用したい! 那須のチーズ工房の大きな挑戦、 現在クラファン開催中!

〈チーズ工房那須の森〉がクラウドファンディングを実施

この秋、栃木県は那須にある小さなチーズ工房の新たな挑戦が始まりました。

本州一の生乳生産量を誇る那須。
牛乳やチーズなど、バラエティ豊かな乳製品が数多く作られています。
そんな那須にある〈チーズ工房那須の森(以下、那須の森〉は、
従業員8名で8割が女性という小さな工房。

那須にある〈チーズ工房那須の森〉でつくられているバラエティ豊かな乳製品。

那須にある〈チーズ工房那須の森〉は従業員8名で8割が女性という小さな工房。

6種類のチーズを製造し、
それらのチーズは比較的クセが少なく、食べやすいと評判です。
国内のチーズコンテストで何度も入賞しており、
チーズの世界大会「ワールドチーズアワード(WCA)」で
看板商品〈森のチーズ〉がトップ10に入る快挙も。

その那須の森が、チーズづくりで大量に排出される「ホエイ」を、
余すことなく活用するためのプロジェクトをスタート。
現在クラウドファンディングで、支援者を募っています。

〈那須の森〉工房長でチーズ職人の安田翔吾さん。

那須の森工房長でチーズ職人の安田翔吾さん。

チーズづくりで大量に余るホエイ。
生乳からチーズとなるのは10%ほどで、
残りの90%はホエイとなり、そのほとんどが廃棄されるといいます。

チーズづくりで大量に余るホエイ。

生乳からチーズとなるのは10%ほどで、残りの90%はホエイとなり、そのほとんどが廃棄されるという。

大手企業はホエイを化粧品やプロテイン用のパウダーに加工していますが、
大規模な設備投資を要するため、小さな工房ではなかなか手を出すことはできません。
多くのチーズ工房はホエイを活用し切ることができず廃棄し、
その際にも、経済的な負担や環境的負荷がかかっているのが現状です。

那須の森は、このプロジェクトを通して
チーズ作りにおけるホエイの課題の認知を増やすことで、
ホエイの活用法をより多くの人と見出し、
持続可能で豊かなチーズ文化をつくっていきたいといいます。

家具職人・鰤岡力也の旅コラム
「岩手・遠野、初夏の渓流で
イワナを釣り上げる」

さまざまなクリエイターによる旅のリレーコラム連載。
第22回は、〈MOBLEY WORKS〉として家具や内装を手がけている鰤岡力也さん。
ある人の影響ではまったという渓流釣り。
家具販売の仕事と相まって、
遠野や盛岡への旅が、鰤岡さんのなかで毎年の定番化していったようです。

渓流でのフライフィッシングにはまる

90年代アメカジブームの真っ只中を過ごしてきた40代の僕は、
旅行といえばアメリカでしょという思考の持ち主だ。
30代の頃は毎年2、3週間くらい休みをとって
ニューヨークやらポートランドに通っていた。
ポートランドに友人が住んでいたこともあり、家族全員で友人の家に転がり込み、
特に何もせず公園に行ったりDIYセンターに行ってみたり。
平屋の家に広い芝生、何気ないアメリカの風景に心踊らせていたものだ。

僕は家具屋を営んでいて、手伝ってくれているスタッフが何人かいる。
6、7年前にひとりのおじさん(通称ジョーさん)が手伝ってくれることになった。
バーに勤めていたり、キッチンカーでコーヒーを売っていたり、
本職はエアコン屋さんだったり、とにかく器用。
その人の趣味がフライフィッシングだった。

アメリカで車と地図を購入してトラウトを釣る話など聞いているうちに、
僕も一式揃えて近くに釣りに行くことになった。
父親が釣り好きなこともあり、
小中学生の頃は学校から帰ると毎日川に遊びに行っていたし、
大学生の頃は上州屋(釣具店)でバイトしていたこともあり素地はできている。

完全にはまりました。完全にはまりました。2回、言います。

それを機にイワナやヤマメが住んでいるいわゆる渓流という川を調べまくることになる。

イワナやヤマメを狙う渓流。

イワナやヤマメを狙う渓流。