ホエイをおいしく活用したい! 那須のチーズ工房の大きな挑戦、 現在クラファン開催中!

〈チーズ工房那須の森〉がクラウドファンディングを実施

この秋、栃木県は那須にある小さなチーズ工房の新たな挑戦が始まりました。

本州一の生乳生産量を誇る那須。
牛乳やチーズなど、バラエティ豊かな乳製品が数多く作られています。
そんな那須にある〈チーズ工房那須の森(以下、那須の森〉は、
従業員8名で8割が女性という小さな工房。

那須にある〈チーズ工房那須の森〉でつくられているバラエティ豊かな乳製品。

那須にある〈チーズ工房那須の森〉は従業員8名で8割が女性という小さな工房。

6種類のチーズを製造し、
それらのチーズは比較的クセが少なく、食べやすいと評判です。
国内のチーズコンテストで何度も入賞しており、
チーズの世界大会「ワールドチーズアワード(WCA)」で
看板商品〈森のチーズ〉がトップ10に入る快挙も。

その那須の森が、チーズづくりで大量に排出される「ホエイ」を、
余すことなく活用するためのプロジェクトをスタート。
現在クラウドファンディングで、支援者を募っています。

〈那須の森〉工房長でチーズ職人の安田翔吾さん。

那須の森工房長でチーズ職人の安田翔吾さん。

チーズづくりで大量に余るホエイ。
生乳からチーズとなるのは10%ほどで、
残りの90%はホエイとなり、そのほとんどが廃棄されるといいます。

チーズづくりで大量に余るホエイ。

生乳からチーズとなるのは10%ほどで、残りの90%はホエイとなり、そのほとんどが廃棄されるという。

大手企業はホエイを化粧品やプロテイン用のパウダーに加工していますが、
大規模な設備投資を要するため、小さな工房ではなかなか手を出すことはできません。
多くのチーズ工房はホエイを活用し切ることができず廃棄し、
その際にも、経済的な負担や環境的負荷がかかっているのが現状です。

那須の森は、このプロジェクトを通して
チーズ作りにおけるホエイの課題の認知を増やすことで、
ホエイの活用法をより多くの人と見出し、
持続可能で豊かなチーズ文化をつくっていきたいといいます。

今回はホエイをブラウンチーズに

那須の森はこれまで、パン屋さんやピザ屋さんにホエイを原料にしてもらったり、
養豚場で豚の食料として活用してもらったりと、
独自にホエイを活用する仕組みづくりに取り組んできました。

ブラウンチーズは、ノルウェー発祥のホエイを煮詰めて作るチーズ

今回のクラウドファンディングの資金は、
那須の新銘菓でスキムミルクを有効活用した〈バターのいとこ〉と共同で新たに取り組む
ブラウンチーズづくり用のホエイ保存用冷却タンク購入設置費と試作開発費に回されます。

ブラウンチーズは、ノルウェー発祥のホエイを煮詰めてつくるチーズ。
キャラメルより少ししょっぱく、砂糖不使用なのにしっかり甘い独特な味で、
ペースト状から擦りおろしできるほどの硬さまで形状変化ができ、長期保存も可能です。

那須の森は今回のクラウドファンディングを通して、
ブラウンチーズをお菓子の原料として使い、
より食べやすく馴染み深いものにしていきたいといいます。

クラウドファンディングの返礼品は、
チーズセットや工場見学ツアーなど、那須の森ならではのラインナップ。
支援者募集の締め切りもあと1か月を切りました。

那須の小さなチーズ工房が挑戦する、
日本のチーズ業界全体に関わる大きな問題。
チーズ好き、そして酪農に関わる人はぜひ検討を。

Recommend 注目のコンテンツ

今月の特集
静岡県
静岡県

静岡県

静岡県は、雄大な富士山と豊かな海、山々の自然に恵まれた地域です。世界遺産の富士山をはじめ、駿河湾や伊豆半島の美しい海岸線、南アルプスの山々など、多彩な風景が広がります。温暖な気候のもと、お茶やみかん、わさびなどの農産物が育まれ、各地に豊かな食文化が根づいています。歴史ある宿場町や温泉地、地域ごとに受け継がれてきた祭りや伝統工芸も魅力。海と山の恵み、歴史と文化が日々の暮らしに溶け込み、訪れる人を穏やかに迎えてくれる地域です。

静岡県の特集ページへ

Spotlight 今、読んでほしい、
このまちのこと

音が鳴る県、静岡。

音が鳴る県、静岡。

Special 関連サイト

What's New 最新記事