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posted:2021.11.23 from:大阪府吹田市 genre:ものづくり
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
日々の暮らしを支える汁椀や箸、眼鏡、ジーンズなど、
日本各地で生まれ、受け継がれてきた伝統工芸品。
それらは、全国約300もの産地で生み出されています。
この度、そんな北は北海道、南は沖縄まで53のつくり手が大集結する、
なんとも贅沢な体験型イベント〈日本工芸産地博覧会 大阪2021〉が
2021年11月26日(金)〜28日(日)に大阪の万博記念公園で開催されます。
意外にも、このような全国の工芸産地が集う体験型イベントは史上初です。
大阪を拠点に活動するクリエイティブユニット〈graf〉が総合ディレクション
(クリエイティブディレクション・会場構成・アートディレクション・企画)を担当。
目指したのは、産地のまるごと体験。
コンセプトは「日本の工芸が、今を生きる姿を見よ。
ここでの体験が全て、未来の産地をつくる」です。
約10000平方メートルの屋外スペースに、
ガラス、金属、石工、陶磁器、木工、漆、紙など、
以下、53の工芸産地が集います。
かもしか道具店/Sghr 菅原工芸硝子/Hacoa/
マルヒロ/玉川堂/能作/育陶園/HIDA/堀田カーペット/奥出雲前綿屋鐵泉堂/
中川政七商店/ササキ工芸/OIGEN/注染手ぬぐい にじゆら/中村節朗石材/
アルテマイスター/菊井鋏製作所/ヤマチク/弘前こぎん研究所/指勘建具工芸/
和ろうそくkobe松本商店/谷口眼鏡/高野竹工/中井産業/チエモク/増田桐箱店/
清原織物/すずも提灯/SOUKI/まくらのキタムラ/ISHIDASEIBOU/笠盛/
鍋島虎仙窯KOSEN/FLAT(髙田織物)/箸蔵まつかん/和泉木綿/
琉球びんがた普及伝承コンソーシアム/堺一文字光秀/HEP/幸呼来Japan/
乾レンズ/タケフナイフビレッジ/五十嵐製紙/漆琳堂/佐藤繊維/京都絞美京/
CHROMES/絞り染め体験工房 角野晒染/京からかみ 丸二/京都川端商店/
伝統みらい/京都 宮井/エコノレッグ
各ブースでは、実際の産地を見学しているような
臨場感ある実演やワークショップを実施。
ここまでのネームバリューの高い工芸産地を一挙に見れるのはとても貴重。
あらためて各工芸をしっかりと学ぶことができそうですね。
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また、工芸や文化について
深く考えるきっかけを提供するカンファレンスも行われます。
テーマは「Lives&Crafts」。
現在開催中のドバイ国際博覧会にて
日本館クリエイティブアドバイザーを務める齋藤精一氏、
ファッションブランドmatohuの手仕事を見つめなおすメディア
「手のひらの旅」を展開する堀畑裕之氏、関口真希子氏、
宗教史学者であり日本文化の深耕を牽引する中沢新一氏、
その他多数のゲストが登壇し、工芸、産地、いのち、いとなみについて、
講演およびパネルディスカッションを行います。
そのほか、「伊達干しやぐら」や「たたら吹き」のインスタレーション、
産地の風土に根付いたフードマルシェなども出店される予定です。
1925年のパリ万博で起こった「工芸ブーム」から100年。
本イベントでは、来場者が職人の技を見て、話を聞き、工芸のおもしろさに触れることで、
実際の産地に足を運ぶ人々を増やし、次の日本工芸の100年につなげたいと語ります。
各地で脈々と受け継がれてきた日本工芸を次の時代へ。
工芸の過去と現在、そして未来に向けた眼差しを
五感で体感できる貴重な機会となっています。
ぜひ、お見逃しなく。
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日本工芸産地博覧会 大阪2021
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