青島海岸に新たな観光スポット 〈AOSHIMA BEACH VILLAGE〉が オープン

青島海岸に待望の新名所誕生

宮崎を代表する海水浴場のひとつである青島海岸に
〈AOSHIMA BEACH VILLAGE(青島ビーチヴィレッジ)〉が
2022年4月29日にオープンしました。

舞台となるのは、かつての新婚旅行ブームを支えた
〈橘ホテル〉跡地の5500坪に渡る広大な敷地。
1990年の閉業から長らく閑散としていたこの場所に
新たに誕生した観光スポットということもあり、注目が集まっています。

〈AOSHIMA BEACH VILLAGE(青島ビーチヴィレッジ)〉

その顔となるのがレストランとBBQエリアで構成された〈LDK〉です。
建物は青島のビーチを目前に、太陽と風を感じられるような
開放感あるつくりとなっている一方で、
店内はウォールナットを基調に、落ち着きあるソファ席や上質なチェア・テーブルを配置。
カジュアルな雰囲気と高級感のある素材が絶妙にマッチしたデザインになっています。

ジューシーなパティを挟んだハンバーガー

そんなこちらのレストランでは、
オールデイダイニングとして時間帯ごとに異なる料理とドリンクを提供。
ランチタイム(11:00~14:30L.O.)には、
ジューシーなパティを挟んだハンバーガーや日替わりパスタをメインに、
サラダやフライドポテトなどがセットになったメニューのほか、
ランチコース(6000円)も選べます。

レモネード

アフターヌーンの時間帯(15:00~16:30L.O.)には、
ティラミスや季節の果物を使ったクレープなど、コーヒーや紅茶にも合うスイーツを提供。
コーヒーは、地球環境負荷の軽減を追求する
アメリカ・ポートランド発のロースター〈Overview Coffee〉の豆を使用し、
ソイミルクやアーモンドミルクを使ったラテも揃います。
ドリンクはそのほか、〈宮崎茶房〉の烏龍茶、レモネードや日向夏ジュースなどもラインナップ。

宮崎特産の牛肉のステーキ

乾杯

ディナータイム(17:30~21:00L.O.)には、
アラカルトスタイルとシグネチャーコース(食事のみ9000円)を用意。
シグネチャーとなる宮崎特産の牛肉のステーキを中心に、県内産の地鶏、
海鮮物、野菜や果物など旬の食材を贅沢に使用した料理は、
味はもちろんのこと、目でも楽しめるようこだわっています。

料理や気分に合わせて、一流のソムリエが世界各国からセレクトしたワイン、
日向夏を使ったジントニック、〈AOSHIMA BEACH VILLAGE〉内で育てられた
新鮮なハーブを使ったカクテルなど、
豊富なドリンクメニューから好みの一杯をオーダーできます。

ヤシの木

また、併設されたBBQエリアでは、特産の〈日南鶏〉や〈あじ豚〉、
厳選された牛肉をグリルできるほか、
サラダやピザなどのフードと飲み放題がセットになったプランを提供。
ビーチフロントのスタイリッシュなテントで、
降り注ぐ青島の太陽と潮風を感じながら、ワンランク上のBBQを楽しむことができます。
ひとつのテントで最大6人まで利用が可能となっているため、
大人数でのパーティーにも最適です。

外観

複数の建築とエリア、そして機能が詰まった敷地を彩るのは、
青島の代名詞であるヤシの木やオーストラリアが原産の貴重な植物たち。
地形や植物の特徴を生かしたというこだわりのランドスケープ設計は、
この場所でしか感じられないトロピカルな世界観をつくり出しています。

2022年秋頃までにはホテルとプール・サウナエリアがオープン予定となっており、
青島の新たな人気スポットになること間違いなしの
複合リゾート施設完成に期待が高まります。

information

map

LDK 

住所:宮崎県宮崎市⻘島2-241-1 AOSHIMA BEACH VILLAGE内

営業時間:11:00〜22:00

定休日:火曜

Web:AOSHIMA BEACH VILLAGE

備考:会計はキャッシュレス決済のみ(現金は利用不可)

日南市〈PAAK HOTEL 犀〉後編
設計事務所が営む古民家宿で、
地域ならではの体験を

PAAK DESIGN vol.9

宮崎県日南市で建築デザイン、宿泊や物販など、幅広い手法で地域に関わる、
〈PAAK DESIGN株式会社〉鬼束準三さんの連載です。
 
築100年の日本中どこにでもあるような、しかし徐々になくなりつつある古民家を
リノベーションし、宿として自社で運営を行うまでのお話です。
前編のハード部分の設計・改修に続き、後編では、
オペレーションの構築から、地域の宿としての満足度向上を狙った
ソフトコンテンツのデザインについてご紹介します。

まちに開いた場所にしたい

2017年4月、パークデザインを立ち上げ、飫肥城下町に事務所を構えて
間もない頃にこの物件と出合いました。
当時はまだ古民家の活用方法や改修方法など何も習得できていなかったのですが、
せっかく歴史ある飫肥城下町に事務所を構えたのだから、
自分でも何かまちの風景を残すプロジェクトにしてみたいなと思い、
勢いあまって6月には購入してしまいました。
 
敷地面積が181.81平米(55坪)、床面積が109.74平米(33坪)と
飫肥エリアにある古民家のなかでも現代の住宅規模に近い小ぶりな建物で、
自分でもなにかできそうだと感じたのも取得した理由のひとつです。
最初は住宅とするアイデアが浮かんだのですが、
あくまで住宅はプライベートなものなので、いろいろな人に使ってもらえる
「まちに開いた」拠点の方がいいのではないかと考えました。

既存の床の間の様子。表面上の痛みは少なかったが、床については大規模に補強し直した。

既存の床の間の様子。表面上の痛みは少なかったが、床については大規模に補強し直した。

どんな事業をやるか妄想する

私は建築デザインという職業柄、空間もさることながら、
そのなかで起きることに想像をめぐらせるのが得意であり、
いろんなパターンをシュミレーションしました。
 
例えば、住宅として改装して賃貸にする場合。
外装の自己負担分(一部は文化庁の補助金を活用)と内装費を合わせると
概算で1500万円かかることを踏まえ、賃料を算出すると7~8万円になりそうでした。
33坪から27坪に減築する予定もあり、住宅として貸す場合は
地域の相場からすると少し小さい割に高くなります。
 
オフィスとするなら賃料は適正ですが、古民家ということもあって
使えるスペースが少なく使い勝手もあまり良くなさそう。
カフェやバーなどの飲食店も考えましたが、駐車場を多く確保できない敷地で、
エリア的にも閑静な住宅街だったためあまりイメージができませんでした。
 
そこで浮かんだのが、1棟貸しの宿です。
駐車場がたくさん確保できなくても、繁華街から離れてポツンとあっても、
賃料同等以上の収益が確保できる可能性があり、僕らの強みである
「空間デザイン」で勝負できる。こうして「宿泊事業」にたどり着きました。

鎌倉・由比ヶ浜にガーデンオーベルジュ 〈BIRD HOTEL -GARDEN HOUSE-〉 5月20日オープン

都心から電車に乗っておよそ1時間で
海風と自然を感じられる鎌倉・由比ヶ浜。
明治時代から温暖な気候から保養地として親しまれ、
自然が訪れる人を癒してきた場所です。
その場所にガーデンオーベルジュ
〈BIRD HOTEL -GARDEN HOUSE-(バードホテル ガーデンハウス)〉が
2022年5月20日に誕生します。

〈BIRD HOTEL -GARDEN HOUSE-〉があるのは
江ノ島電鉄・由比ヶ浜駅から徒歩3分、
由比ヶ浜海水浴場からは徒歩4分という場所。
自然に囲まれながら食事を楽しめるレストランに加えて、1日5組限定の客室があり、
さらにウェディングなどの全体を貸し切ったイベントにも対応するオーベルジュです。

建物建築時のステンドガラスが残るエントランス。

建物建築時のステンドガラスが残るエントランス。

建物は、1977年に保養所として建てられました。
その後、鎌倉に本社がある企業〈面白法人カヤック〉が取得。
社員寮として利用していました。

さまざまな事業を手がける〈面白法人カヤック〉が、
この建物を社員寮よりも、もっとまちに開いたものにできないかと共に考えたのが、
今回運営を手がけることになった〈GREENING〉です。

まちのコミュニティをつくりだす場所にという思いを受け、
また宿泊が可能な元社員寮という建物のメリットを生かしリノベーション・コンバージョン。
施設の建築・内装インテリアデザインはさまざまな店舗設計を手掛ける
〈TRIPSTER〉に依頼し、
“WITH NATURE”と“YOU ARE WHAT YOU MEET”というコンセプトとともに
緑豊かなガーデンオーベルジュに生まれ変わりました。

〈BIRD HOTEL - GARDEN HOUSE - 〉の敷地は300坪と広々。鎌倉で最大規模となるテラ席は最大100席。

敷地は300坪と広々。鎌倉で最大規模となるテラス席は、最大100席。
レストランとしてモーニングからディナーまで日常的な食事にはもちろん、
家族のお祝い事にも対応。
ウェディングでは1日1組限定、最大80人で利用できます。

レストランは、ウェディング会場としての営業がなければ、
ランチとディナーのほか、モーニング営業も順次開始。

「由比ヶ浜で社員寮として使われているこの建物を見たとき、
違ったアプローチでまちに開かれた場所にしたいと思いました」
と話すのは〈GREENING〉のCEO関口正人さん。

周囲から鳥の鳴き声も聞こえる敷地に立つ〈BIRD HOTEL〉という名前には
世界中からさまざまな鳥、動物、人々が集まるような場所にしたいという願いや、
宿泊施設と朝食を食べられるレストランとして
英語の早起き“early bird”の意味も込めたのだとか。

〈BIRD HOTEL -GARDEN HOUSE-〉のレストランはウェディング会場としての営業がなければ、ランチとディナーのほか、モーニング営業も順次開始。

日本最古の綿布商の作品が集結した 手ぬぐい美術館〈細辻伊兵衛美術館〉が誕生

江戸から令和まで、時代を反映する手ぬぐいがずらり

日本最古の綿布商として400年余り続く〈永楽屋〉。
その十四代目当主の名「細辻伊兵衛」を冠した美術館〈細辻伊兵衛美術館〉が
2022年4月17日(日)に京都市中京区に誕生しました。

 2022年4月17日(日)に京都市中京区に誕生した〈細辻伊兵衛美術館〉。

『やれやれ』(昭和7年)「交替が来てヘルメット 風を入れ」。市中に車が増え、交通整理を行う警官を描いた一枚。外の公務の苦労を軽やかに表現しています。

『やれやれ』(昭和7年)「交替が来てヘルメット 風を入れ」。市中に車が増え、交通整理を行う警官を描いた1枚。外の公務の苦労を軽やかに表現しています。

『ドライブ』(昭和9年)海岸線か湖か。最新の自動車(オープンカー)に乗りドライブする若い男女。運転席の男性、助手席の女性の衣装に時代を感じさせる一枚です。

『ドライブ』(昭和9年)海岸線か湖か。最新の自動車(オープンカー)に乗りドライブする若い男女。運転席の男性、助手席の女性の衣装に時代を感じさせる一枚です。

『夜櫻太夫(よざくらたゆう)』(昭和8年)提灯もちが照らし案内する夜桜。シルエットからうかがえる前結帯は島原の太夫。墨と薄墨で太夫と春景色を染め、桜のみをほんのり色づかせる絵師の創意が感じられます。

『夜櫻太夫(よざくらたゆう)』(昭和8年)提灯もちが照らし案内する夜桜。シルエットからうかがえる前結帯は島原の太夫。墨と薄墨で太夫と春景色を染め、桜のみをほんのり色づかせる絵師の創意が感じられます。

1階には、同館のメインの展示品となる「手ぬぐい」が。
江戸、明治、大正、昭和、平成、令和と6つの年号にわたり、
永楽屋が各時代の最高技術を結集し製作したものが展示されています。

日本独自の発展を遂げた手ぬぐいは、
江戸時代から明治初期にかけ、多くの日本人に親しまれてきました。
それゆえ、時代の文化・風俗を映してきたデザインも多く、
当時の染織技術や歴史的な資料としてもずいぶんおもしろく感じられるはずです。

〈細辻伊兵衛美術館〉の1階には永楽屋が各時代の最高技術を結集し製作した「手ぬぐい」が展示されている。

細辻家所蔵 袱紗『雪汀⽔禽図』66cm×77cm+房(1本12cm)且つて細辻家が長く所蔵していた狩野派の画家、狩野山雪(さんせつ/1590年-1651年)による最⾼傑作『雪汀水禽図屏風(せっていすいきんずびょう/重文)。江戸時代初期に制作されたもので、この屏⾵をもとに作った大小の袱紗が細辻家に代々受け継がれています。

細辻家所蔵 袱紗『雪汀⽔禽図』66cm×77cm+房(1本12cm)且つて細辻家が長く所蔵していた狩野派の画家、狩野山雪(さんせつ/1590年-1651年)による最⾼傑作『雪汀水禽図屏風(せっていすいきんずびょう/重文)。江戸時代初期に制作されたもので、この屏⾵をもとに作った大小の袱紗が細辻家に代々受け継がれています。

手ぬぐい『床の間飾り』(江戸時代)昔、床の間を飾る「三具足」の約束事があったのだそう。こちらは「応挙」の掛軸を中心に花と水石を描いた柄。

手ぬぐい『床の間飾り』(江戸時代)昔、床の間を飾る「三具足」の約束事があったのだそう。こちらは「応挙」の掛軸を中心に花と水石を描いた柄。

勝手に作る商店街サンド:
海まですぐ! さわやかすぎる
湘南ゴールドサンド完成!
神奈川県・鵠沼海岸商店街編

商店街サンドとは

ひとつの商店街(地域)で売られているパンと具材を使い、
その土地でしか食べられないサンドイッチをつくってみる企画。
必ずといっていいほどおいしいものができ、
ついでにまちの様子や地域の食を知ることができる、一石二鳥の企画なのだ。

江ノ島のお隣、鵠沼海岸でつくる!

今回やってきたのは神奈川県の鵠沼海岸(くげぬまかいがん)。
一大観光地である江ノ島のお隣にある。

私は年に数回、鎌倉とセットで江ノ島に遊びに行くのだけれど、鵠沼海岸は初めてだ。

鵠沼海岸は、サーフィンやビーチバレーの発祥の地として知られ、
多くのビーチスポーツがとても盛んな地域だそうだ。
また、芥川龍之介など日本を代表する多くの文人たちにも愛された場所らしい。

あいにくの天気ながら、サーファーがたくさん! 奥に見えるのが江ノ島です。

あいにくの天気ながら、サーファーがたくさん! 奥に見えるのが江ノ島です。

今回の案内人は地図のプロ!

今回の案内人は、「手書き地図推進委員会」を運営する川村行治さん。
手書き地図推進委員会とは、いろんなまちを地元の人たちと歩き、
あらためて再発見したものを一緒に手書きで地図におこすという活動だ。
そして、そんな川村さんのお友だちの牧村正治(マッキー)さんも来てくれた。

真ん中が川村さん、右がマッキーさん。

真ん中が川村さん、右がマッキーさん。

実は私は手書き地図推進委員会のメンバー。
そこで、以前このあたりに会社があった川村さんに声をかけたのだが、
前日くらいに「自信がない」と言い出して、超地元のマッキーさんを呼んでくれたのだ。

いい笑顔のアニキたち。同世代に孫ができ始めたらしい。そうはまったく見えない。

いい笑顔のアニキたち。同世代に孫ができ始めたらしい。そうはまったく見えない。

鵠沼海岸の「くげ」の漢字がいろいろ

さて、さっそくマッキーさんが地元の人ならではの情報を教えてくれた。
鵠沼の「鵠」の漢字の左側の「告」っぽいところの表記がいろいろあるというのだ。

駅の看板はよくみると「牛」に口。

駅の看板はよくみると「牛」に口。

目の前にあるアパートは「告」。

目の前にあるアパートは「告」。

牛と口がくっついているパターン。

牛と口がくっついているパターン。

大きい字の方は「牛」と「口」だけど、赤文字は「告」だ!

大きい字の方は「牛」と「口」だけど、赤文字は「告」だ!

この統一されていない感、すでにまちの大らかさを感じてたのしいぞ。
さてさて、そんなおふたりについていって、食材探しをスタート!

駅前からさわやかです!

駅前からさわやかです!

駅前から早くも湘南っぽさを感じるお店が並んでいる。
雑貨屋さんやカフェなど、つい入りたくなるようなお店だ。
マッキーさんは店員さんたちと顔見知りで、さわやかに挨拶していた。
そう、さわやかだ!
そんなこと感じる駅前ってあまりない気がするぞ。

まずはじめに見つけたのは、お肉屋&果物屋さんのお店。

まずはじめに見つけたのは、お肉屋&果物屋さんのお店。

さっそく、サザエさんに出てきそうな、昭和を感じさせるいいお店をみつけた。
昔は奥で魚も売っていたそうだ。
なにかサンドイッチに入れられそうなものはないか物色する。
すると、ひときわキラキラと輝く子を発掘!

湘南ゴールド!  みかんのように簡単にむけて、レモンほどすっぱくはないそうだ。

湘南ゴールド!  みかんのように簡単にむけて、レモンほどすっぱくはないそうだ。

柑橘好きなので迷わず購入! しぼって食材にかけたらいけるかもしれない。

柑橘好きなので迷わず購入! しぼって食材にかけたらいけるかもしれない。

湘南ゴールドは、お酒になっていたり、
最近ではコンビニでグミになっているのも見かけるほど有名ブランドみたいだ。
でも実際に見るのは初めて。
サンドにする、と店主さんに話すと
「湘南ゴールドを(食材に)かけるだけに使うのはすごく贅沢!」と笑っていた。

写真家・石田真澄の旅コラム
「河口湖&忍野八海へ。
旅は自分の選択を客観視できる」

さまざまなクリエイターによる旅のリレーコラム連載。
第24回は、写真家の石田真澄さんです。
友人と河口湖と忍野八海を訪れた旅を綴ります。
石田さんが人と旅をするときに行う選択と共有、
それはどんなものでしょうか?

予定を立てない河口湖の旅

旅はたくさんの選択が積み重なった時間だと思う。
どこへいく? いついく? から始まり、
どこに泊まる? 朝食つける? 何食べる? 何見る? とか。
相手の選択を聞き、自分の選択を伝え、どちらかを選ぶということの連続。
旅は好きでもこの流れが苦手だったりする。
自分の思い通りにならないからということではなく、どちらかを選べないから。

このどちらでもいいは、全く意思がないというより、
今あなたとならどちらでも楽しめるから、どちらでもいい、となってしまう。
結果的にうまくいかない選択をしたとしても大して気にしない。
これとは反対に、ひとりで選択するときはこだわりがあったり、
失敗しないようにと優柔不断になってしまう。

成人したあとくらいから旅に行くことが増え、
だれかと選択の共有をするようになり自分のことがわかってきた。

部屋に露天風呂がついている旅館に行こう、と決め河口湖に行ったことがある。
電車内で予定を決めようと思い、
何も予定は立てず新宿駅で発車前の車内で集合し河口湖へ向かった。
だいたいこういうときは車内で何も予定を立てず喋っていたら目的地に着いてしまう。
散歩やドライブもそうだが、誰かと横並びで喋る時間が本当に好きだ。

河口湖に到着すると、食べたいものをひとしきりコンビニで買って
湖のそばで座って食べた。唐揚げとサラダ巻きとサンドイッチとか。

天気がいい日は建物の中に入るのが勿体無い。
キラキラしている水面をカモが泳いでいるのを見て、
河口湖に住むカモになりたいなあと話をした。
あの光の粒のなかで泳いで暮らしていたいと思った。

満足するまで湖の光を見てから、ロープウェイに乗って
富士山がきれいに見える高台まで行く。
フォトスポットで観光客の方から写真を頼まれスマホで撮影した。
スマホを返すと、撮りましょうか? と言ってくれた。
こういうときに断れなくて撮ってもらう写真くらいしか
旅先で友人と写真を撮ったりしないので、あとから見返すと良かったりする。

早めに旅館に入り、陽が落ちるまで窓の外の富士山を眺め、
夕飯を食べ、また夜になって外へ出た。
切れた梅酒を買いに遠くのコンビニまで散歩をしていると、
昼間は車で一杯だった広い駐車場が空き地になっていたので、
寝転がりたい衝動にかられコンクリートに寝転がった。
だだっ広い場所に行くとどうしても寝転がりたくなる。
大きな会議室とか、芝生とか。

真っ黒な空を見ながら喋っていたら車のライトに照らされ、慌てて逃げて帰った。
夜の帰り道や夜の公園のような暗闇で喋る時間も好きなので、
人と対面で顔を見て喋ることが苦手なんだなとつくづく思う。

世界遺産・熊野古道に ヴィラ型コンテナホテル 〈SEN.RETREAT CHIKATSUYU〉 がオープン

大自然の中で日常を忘れてリラックスできる宿

世界遺産で知られる熊野古道。
古くから熊野詣でにぎわった宿場町、田辺市中辺路町近露に
コンテナハウスヴィラ〈SEN.RETREAT CHIKATSUYU〉(以下、CHIKATSUYU)が
2022年4月28日(木)にオープンしました。

コンテナ1棟がひとつの客室という、
密を避けて利用できるニューノーマルにも対応したつくりが特徴。
プライベートガーデンやたき火を囲めるテラス、自由に使えるピザ窯などを備え、
非日常のワクワク感やゆったりとリラックスした時間を堪能できる施設になっています。

世界遺産・熊野古道にオープンしたヴィラ型コンテナホテル〈SEN.RETREAT CHIKATSUYU〉

“歩いて、遊んで、夢中で休んで”をコンセプトとする〈SEN.RETREAT〉は、
大自然の中でストレスをリセットする「リトリート体験」ができる無人運営宿のブランド。
2021年10月には標高300メートルの山間にある集落、田辺市中辺路町高原で
空き家をリノベーションした一棟貸し宿〈SEN.RETREAT TAKAHARA〉
(以下、TAKAHARA)をオープンしています。

同ブランド2軒目となる〈CHIKATSUYU〉は、
大自然に囲まれた〈TAKAHARA〉とは対照的に、
「遊び心満載の、ちょっとルーズで心ゆるまる宿」になっているといいます。

遊び心満載の、ちょっとルーズで心ゆるまる宿〈SEN.RETREAT CHIKATSUYU〉。

客室タイプは大きく3種類。
ウッドデッキと芝のテラスから成るプライベートガーデンつきのコンテナは、
4人用と6人用が各2棟。
6人用には、ペットとの宿泊が可能になっています。
そして、コンテナハウスの屋上部分にテラスを設置した
「4人用ルーフトップテラスつきコンテナ」が1棟と、
「2人用トレッキングコンテナ」が2棟。計7棟から構成されています。

プライベートガーデンでは、
備え付けのプロジェクターとスクリーンを利用して映画鑑賞をしたり、
芝生のうえでヨガをしたりと、アイデア次第でさまざまな使い方が楽しめます。

プライベートガーデンでは芝生のうえでヨガをしたり、アイデア次第でさまざまな使い方が楽しめる。

奈良県最古の醤油蔵に泊まってみる!? 〈NIPPONIA 田原本 マルト醤油〉

70年前の醤油蔵が復活し宿に

重要文化財や遺跡、神社仏閣が多く存在する奈良県・田原本町。
そんな田原本町で唯一の宿泊施設〈NIPPONIA 田原本 マルト醤油〉は、一風変わった宿。
なんと醤油蔵が宿になっているんです。

奈良県・田原本町で唯一の宿泊施設〈NIPPONIA 田原本 マルト醤油〉は一風変わった宿。なんと醤油蔵が宿になっている。

1689年(元禄2年)創業、奈良県最古の醤油蔵であるマルト醤油。
70年前に原材料調達難になり閉業していましたが、2020年に復活。
その際、築130〜140年の蔵の一部が宿泊棟に改修されました。

木藤

木藤。

初瀬

初瀬。

府庫

府庫。

室内は、奈良固有の「大和棟造り」の名残りあるつくりです。
客室には、かつての醤油蔵元の使われ方に着想を得た家具や装飾が。
古文書が保管されていた部屋を「府庫」、原材料を貯蔵していた蔵を「糀」「碓」と、
部屋の名前も醤油づくりや蔵の歴史にちなんだものとなっています。

元お茶室の空間。

元お茶室の空間。

七福神の飾り瓦

七福神の飾り瓦。


〈NIPPONIA 田原本 マルト醤油〉では、七福神の飾り瓦や春日灯篭、社などのある庭を眺めながら食事が楽しめる。

食事は、最上のお客さんを迎えてきた空間にて。
七福神の飾り瓦や春日灯篭、330年間祈りを捧げてきた社などのある庭を眺めながら、
澄んだ空気と静謐な空間で食事を楽しむことができます。

瀬戸内・百島にできた 巨大な五右衛門風呂や現代アートのある 「安らげない宿」!?

迫力のアートやお風呂で刺激的な旅に

瀬戸内海中部に浮かぶ芸予諸島のひとつである百島に、
現代アートを楽しめる宿〈乙 1731-GOEMON HOUSE〉が5月7日にオープンします。

同館は、百島で長年空き家となっていた日本家屋を3年かけて改修し、
安土桃山時代の盗賊・石川五右衛門が釜茹の刑に処された説話のある
「五右衛門風呂」を中心に、現代アートと家屋が一体化した宿です。

気になるアートですが、母屋1階の柿渋で染められた暖簾の先には、
現代美術家の榎忠、原口典之、柳幸典という
3名の強烈な作品が展示されています。

現代アートが楽しめる宿〈乙 1731--GOEMON HOUSE〉の大広間にある榎忠の作品群『LSDF020』。

大広間にある榎忠の作品群『LSDF020』。
実際に戦地で使用された約3トンの薬莢、
鉄のスクラップを再利用して制作された大砲のオブジェ『Liberty C2H2』、
旧ソ連製のAK-47と米国製のAR-15を模した鋳物のマシンガン群です。
目に迫るような迫力で、記憶にしっかりと残りそうです。

柳幸典の2018年に誕生した『籠の鳥』で使用された日本刀は、百島の空き家から発見されたもの。

柳幸典の2018年に誕生した『籠の鳥』。
本作で使用された日本刀は、百島の空き家から発見されたもの。
太平洋戦争に出兵した島民が沈没する軍艦から
この刀一本のみを身につけて生還したというエピソードが語られています。

原口典之の2017年の新作『布袋とロープの関係』。

その近くにあるのは、原口典之の2017年の新作『布袋とロープの関係』。
大型船の2トンあまりの係留ロープが大きな布袋に詰め込まれ、
その重量のみで自立している、これまたインパクト大の作品です。

石川五右衛門の釜茹での刑を描いた、三代目 歌川豊国(歌川国貞)の浮世絵『木下曽我恵砂路』。

それから、五右衛門風呂の説話である石川五右衛門の釜茹での刑を描いた、
三代目 歌川豊国(歌川国貞)の浮世絵『木下曽我恵砂路』も飾られています。
五右衛門風呂に入る前に、ぜひともチェックを。

宿泊客しか見れない夜の展示もあるそうで、
特別な空間で観るアートはまたひと味違うことでしょう。

能登〈湯宿 さか本〉を 撮影した写真集、 新しい出版レーベル〈すなば〉から発売

宿に惚れ込んだ3人が、私的な目線で向き合う

能登の〈湯宿さか本〉を1冊に収めた写真集。
“宿の写真集”と聞いて、想像するものとは少し違うものかもしれません。
そこに写っているのは、使い古されたスポンジ、使い込まれたカゴ、
よく磨かれた黒漆の廊下、そして湯の水面に映るさまざまな情景。

宿の部屋や施設をわかりやすく紹介するような写真は載っていません。
『その時間の差し出し方』という作品名の通り、ページをめくっていくと、
作家たちが宿で感じた時間の流れを追体験できるかのよう。

写真集内のカット。

写真集内のカット。

この写真集は宿とその主人に惚れ込んだ3人が、
私的な目線で向き合ったルポルタージュともいえます。
3人とは写真家の中島光行さん、グラフィックデザイナーの鈴木孝尚さん、
ブックディレクター・編集者の幅允孝さん。
それぞれの頭文字をとって〈すなば〉という出版レーベルを立ち上げ、
その第1弾として自費出版で発売されます。

写真集内のカット。

写真集内のカット。

〈湯宿さか本〉は、1日3組限定の小さな宿。
部屋にはテレビも電話もトイレもなく、冷房もありません。
洗面所は吹きさらしで、冬は薪ストーブと囲炉裏のみ。携帯電話もほとんど通じない。
「好き嫌いを問う宿」といいます。
主人である坂本新一郎さんの美意識が隅々まで行き届いているのです。

幅さんは「独自に流れる時間をたゆたう」と書いています。
さらに、さか本で過ごすと「普段の回転数を脳と体が忘れる」とも。
3人が過ごしたゆったりと、そして力強い時間の流れを写真集から感じられます。

写真集内のカット。

写真集内のカット。

鰤大根でも1冊

驚くことに、この写真集は2冊組みです。
もう1冊は圧巻の『鰤大根的宇宙』。
〈湯宿さか本〉で11月中旬から大晦日の間のみ提供される、鰤大根。

当初は2冊に分ける予定ではなかったようですが、
撮影を進めるうちに、鰤大根だけで1冊をつくることに。
それだけのパワーを持ったさか本の鰤大根は、大根が主役といいます。
大根の上に鰤が乗せられた表紙の写真には、
確かに宇宙空間に鰤が浮いているかのようです。

『鰤大根的宇宙』の表紙。

『鰤大根的宇宙』の表紙。

限定の離島ビールとともに! 壱岐島や六島を巡る 贅沢なオンラインツアー

現地のブルワーが語ってくれる離島の魅力

クラフトビールのサブスクリプションサービス〈Otomoni(オトモニ)〉を運営する
〈meuron株式会社〉が、オンラインツアーつきの
離島限定ビールセットを販売します。

〈ブルワーといく!離島オンラインツアーセットvol.3〉6479円(税込)送料無料 ※離島・沖縄県を除く

〈ブルワーといく!離島オンラインツアーセットvol.3〉6479円(税込)送料無料 ※離島・沖縄県を除く

このオンラインツアーは今回で3回目の開催。
これまで広島県・厳島(宮島)や香川県・小豆島など、
さまざまな離島を美しい映像で紹介してきました。
離島の空気を感じながら
現地のブルワリーでつくられた限定のクラフトビールで乾杯するひとときは、
心が穏やかに整うと参加者にとても好評だったそうです。

九州の玄界灘に浮かぶ壱岐島。透き通ったきれいな海にきっと心を奪われるはず。

九州の玄界灘に浮かぶ壱岐島。透き通ったきれいな海にきっと心を奪われるはず。

〈ブルワーといく!離島オンラインツアーセットvol.3〉で選ばれた離島は
長崎県・壱岐島、岡山県・六島、沖縄県・久米島の3か所です。

琉球列島でもっとも美しい島と名高い久米島をはじめ、
どの離島も自然をいっぱいに感じられる、ダイナミックな風景が魅力的!
本当に現地を散歩しているかのような、ライブ感が味わえます。

沖縄県内で5番目の広さの久米島。自然が豊かで、「球美の島」とも呼ばれている。

沖縄県内で5番目の広さの久米島。自然が豊かで、「球美の島」とも呼ばれている。

ツアーの進行役は離島のクラフトビール情報を発信する
Webサイト『離島びーる倶楽部』代表のしま彦さん。
そして、各島の醸造所〈ISLAND BREWERY〉、〈六島浜醸造所〉、
〈株式会社ロート・F・沖縄〉の代表者が
ツアーガイドとして島の魅力を語ってくれます。

移住エピソードやビールづくりのこだわりなど
ここでしか聞けない話も盛りだくさんですよ。

コンセプトは「泊まれる鮨屋」 千葉県木更津に誕生した 〈鳥居崎倶楽部 HOTEL&SEAFOODS〉

木更津再開発エリアの新リゾート施設

2022年3月、木更津再開発地区である鳥居崎海浜公園エリアに、
〈鳥居崎倶楽部 HOTEL&SEAFOODS〉が開業しました。
コンセプトは「泊まれる鮨屋」。
温泉や寿司屋をはじめ、レストラン、甘味所、レジャー施設(シミュレーションゴルフ)
を備えた、宿泊できる総合エンターテイメント施設です。

同施設は、木更津のシンボル・みなとを活かし、賑わいや活力に満ちた、
みなとまち木更津の再生をめざす〈パークベイプロジェクト〉の
メイン施設として誕生したもの。

非日常感満載のプライベート空間

非日常感満載のプライベート空間

80㎡の大きさのTORIIZAKIスイートルームは、最大4名まで宿泊可能。
客室毎で異なるこだわりのインテリアを揃えた広々とした部屋で、
それぞれのスタイルや好みに合わせた時間を過ごせるでしょう。

各部屋からはこのような美しい夕日が。

各部屋からはこのような美しい夕日が。

すべての客室から東京湾を一望することができ、
空気が澄んだ日には目の前に富士山を眺めることができます。

〈鳥居崎倶楽部 HOTEL&SEAFOODS〉全ての客室には引湯した東京湾を臨む本格的な温泉「チョコレート湯」が。

また、すべての客室には引湯した東京湾を臨む
本格的な温泉〈チョコレート湯〉があります。
硫黄成分を多く含むお湯は、入るだけで肌がサラサラすべすべに。
食事を楽しんだ後には、客室であったかい温泉にゆっくりと浸かり、
日々の疲れをゆっくりと癒すことができるはず。

ニコライ・バーグマンの フラワーガーデンが箱根に誕生

ニコライの感性と箱根の自然が共鳴

日本独自の伝統、文化、風土をインスピレーション源に、
和と洋を融合した独自のデザインで20年以上日本を拠点に活動する
デンマーク出身のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン。

2022年4月15日(金)、箱根・強羅にそんなニコライによる
〈ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ〉がオープンします。

箱根・強羅に「ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ」がオープン。

ニコライがかねてより望んでいた、
日本でのインスピレーションを形にし永続的に残したいという思いで見つけたのは、
手つかずの自然がそのまま残り、自然と一体になれる強羅の土地。
その土地に惚れ込み、自然保護を核にフラワーデザインを通し、
人と自然が繋がる唯一無二の場所を目指し、ガーデンをつくり上げてきました。

人と自然が繋がる唯一無二の場所を目指して作られた〈ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ〉。

そうしてできあがったのが、ニコライの感性と箱根の自然が共鳴し、
四季折々の自然の美しさを五感で感じられるアートキャンバス。

箱根にある石や枝、落ち葉などで形成されたオブジェや
フラワーアートインスタレーション、フラワープランター、
鉢物は常に姿を変えて各所に散りばめられ、
一面が桜色になる春、紫陽花の美しいグラデーションに包まれる初夏、
ススキの銀色が幻想的に現れる秋、寒さの中で懸命に輝く冬の自然と、
どの季節に足を運んでも素晴らしい景色が広がります。

ニコライの感性と箱根の自然が共鳴し、四季折々の自然の美しさを五感で感じられるアートキャンバス。

鉢物は常に姿を変えて各所に散りばめられ、どの季節に足を運んでも素晴らしい景色が広がる。

〈インザパーク福岡〉 わたしたちの「うみなか」が、 この春、すごいことに

両側を海に囲まれた「うみなか」に浮かび上がる〈巨大球体テント〉

“泊まれる公園”が九州初上陸

博多湾を囲むように形成された巨大砂州は、
海の中道、通称「うみなか」と呼ばれ親しまれている
福岡市屈指のリゾートエリア。

そのエリア内に、約350ヘクタールの敷地を持つ国営公園
〈海の中道海浜公園〉内に、2022年3月15日、
“泊まれる公園”〈インザパーク福岡〉が誕生しました。

2017年に静岡で誕生した〈インザパーク沼津〉に続く2スポット目で、
「泊まる」「食べる」「体験する」の3要素を満喫できる複合施設。
沼津でも話題となった、〈巨大球体テント〉が夕闇に浮かび上がる風景は、
ここ福岡でも、すでに話題となっています。

毎日通いたくなる
「わたしのまちの1000円グルメ」
(新潟編)

今月のテーマ「わたしのまちの1000円グルメ」

どのまちにも、必ずその土地で暮らしている人たちが
日常的に通う飲食店があります。
特別高価ではありませんが、毎日のように食べる、欠かせないもの。

そこで、それぞれの地域で1000円以内で食べられるグルメを紹介します。
どれも地域の人に愛されているもので、
純粋な食以外の“価値”も感じることができます。

通常は全国の地域おこし協力隊に寄稿してもらっている本企画ですが、
今回は新潟県が運営するウェブサイト『新潟のつかいかた』内
新潟でかなえる自分らしい働きかた」と連動した新潟特別編です。
新潟県内の6名の地域おこし協力隊に寄稿してもらいました。

【関川村】 自家製チャーシューが隠れた人気の塩ラーメン

私が紹介したい関川村の1000円グルメは、
国道113号線沿いにある人気のラーメン店〈郷土ら〜麺 雪っ子〉です。

お店で一番人気があるのは、
自家製のニンニク味噌を使ったピリ辛の「スタミナ雪っ子ラーメン」。
ラーメン以外にも、ピリ辛肉とシーフードを卵でとじた「雪っ子丼」や「スタミナ丼」、
「チャーハン」も人気があります。

みそラーメン(830円)。

みそラーメン(830円)。

たくさんメニューがあるなかで、隠れた人気があるのが「塩ラーメン」。
私は雪っ子に行くと必ずといっていいほど塩ラーメンを頼みます。
さっぱりとしたなかにもコクがあり、
飲み干してしまいそうなくらいおいしいスープに細めのちぢれ麵が相性抜群です。

塩ラーメン(720円)。

塩ラーメン(720円)。

トッピングはネギ、メンマ、なると、のり、チャーシューと、シンプルで最高です。
自家製のチャーシューはアツアツのラーメンと一緒に食べると、
口の中で溶けてなくなるほどやわらかく煮込まれています。
この自家製チャーシューはお持ち帰りができます。
とても人気があり売り切れていることが多いので、
電話で予約して購入することをおすすめします。

関川村は温泉郷としても有名です。
道の駅のすぐ近くに〈桂の関温泉 ゆ~む〉という日帰り温泉施設があります。
その隣には〈コラッシェ〉というフィットネススタジオができました。
関川村は、まだまだ寒さが残る季節です。
関川村に来て温泉、フィットネス、雪っ子で汗を流して帰るのはいかがでしょうか。

information

map

郷土ら〜麺 雪っ子

住所:新潟県岩船郡関川村大字土沢674-5

TEL:0254-64-1309

営業時間:11:00~14:30 ※金・土・日曜 11:00~14:30、17:00~21:00(20:30 L.O.)

定休日:月曜

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𠮷田美香 よしだ・みか

関川村地域おこし協力隊。都内でパティシエとして活動後、2021年、地域おこし協力隊としてご主人とともに関川村に移住。主な任務は、渡邉邸の分家である邸宅〈東桂苑(とうけいえん)〉のお手伝いとして、同館の喫茶スペースで提供するスイーツを開発すること。東桂苑が休業となる冬期は、村の食品加工センター〈雲母里(きらり)〉が活動の場。最近では、子ども向けのお菓子教室を開いたり、村の温泉宿で出すウエルカムスイーツを開発することもある。

※『新潟のつかいかた』𠮷田さんのインタビューはこちら

温泉郷・湯河原に県初の 温泉付きグランピング施設 〈THE BASE GLAMPING YUGAWARA〉が誕生!

源泉掛け流し付きの温泉にBBQで、自然を満喫

神奈川県屈指の温泉スポット・足柄下郡湯河原町。
3月18日、ここに県初の全棟・源泉かけ流し温泉付きグランピング施設
〈THE BASE GLAMPING YUGAWARA〉が誕生しました。

温泉郷・湯河原に県初の温泉付グランピング施設〈THE BASE GLAMPING YUGAWARA〉が誕生。

場所はまちの中心部となる万葉公園を見下ろす高台。
全10棟あり、各棟110平米以上と非常に贅沢なつくりです。

〈THE BASE GLAMPING YUGAWARA〉の一番の魅力はなんといっても100%源泉かけ流しの天然温泉。

一番の魅力はなんといっても100%源泉かけ流しの天然温泉。

全棟設置の湯舟には天然の保湿成分・メタケイ酸などの美肌成分をたっぷりと含む「絹の湯」が湧いている。

全棟に設置された約7平米の広々とした湯舟には、
天然の保湿成分・メタケイ酸、クレンジング作用のある弱アルカリ性の泉質、
コーティング作用のある塩化物泉などの美肌成分をたっぷりと含み、
絹のようになめらかな肌に仕上がる「絹の湯」が湧いています。

浴室の内装は、希少な天然石・十和田石を使用した上質な空間です。
1棟に備え付けということで、関東一の古湯を好きなタイミングで
思う存分楽しむことができるでしょう。

〈THE BASE GLAMPING YUGAWARA〉の客室は1棟貸切で収容人数や犬の同伴が可能なタイプなど、希望に応じて選択できる。

〈THE BASE GLAMPING YUGAWARA〉の客室は1棟貸切で収容人数や犬の同伴が可能なタイプなど、希望に応じて選択できる。

〈THE BASE GLAMPING YUGAWARA〉の客室は1棟貸切で収容人数や犬の同伴が可能なタイプなど、希望に応じて選択できる。

〈THE BASE GLAMPING YUGAWARA〉の客室は1棟貸切で収容人数や犬の同伴が可能なタイプなど、希望に応じて選択できる。

1棟貸切110平米以上の客室は、
ロフト付きで最大定員人数6名と収容人数の多い「スイート・ベース」、
基本的な要素が備わった「ベーシック・ベース」、犬が同伴可能な「ドッグ・ベース」
オートキャンプ区画として滞在できる「オート・ベース」、
オートベースの犬が同伴可能な「ドッグオート・ベース」のどれかを選択。
※「オート・ベース」「ドッグオート・ベース」の計3棟は4月上旬オープン予定。

〈THE BASE GLAMPING YUGAWARA〉の客室は1棟貸切で収容人数や犬の同伴が可能なタイプなど、希望に応じて選択できる。

各棟には露天風呂のほか、専用食事スペース、個別トイレを完備。
食事スペースは雨の日でもBBQが楽しめるようにタープが設置されています。
トイレはテントに隣接する形で個別トイレがあるので、音の心配はなし。

〈東京都離島区大島プロジェクト〉
大島の自然を生かした体験と
元町の新しい観光

東京都離島区大島プロジェクト vol.03

大島、ひいては東京諸島全体を盛り上げるために東京都のバックアップのもと、
“あなたらしい大島の物語”をつくっていくことを目指し、
さまざまな活動を行っていく「東京都離島区大島プロジェクト」。
この企画では3回に分けて、プロジェクトの6人のキーパーソンを紹介していく。
3回目となる今回登場してもらうのは、
ダイビングショップ〈オレンジフィッシュ〉の粕谷浩之さんと
〈BookTeaBed〉の村上悠さん。
かたや自然を相手にする粕谷さんと、かたや都会的な感覚を大島に持ち込む村上さん。
古くからあるものを大切に守りつつ、新しいチャレンジを模索する。
そんな動きの両輪となるふたりだ。

熟練ダイバーも感動する大島の海の多様性

元町で〈オレンジフィッシュ〉というダイビングショップを営む粕谷浩之さんは、
もともと伊豆大島には縁もゆかりもなく、知り合いすらいなかった。
だから1年目は、ダイビングショップとは名ばかりの、
スズメの涙程度の収入しかなかったそうだ。

「新規のお客さんはほとんどおらず、
前職の渋谷のダイビングショップ時代のお客さんがご祝儀感覚で来てくれたくらいです」

そういう苦労はおそらく始めからわかっていたはず。それでもなぜ大島を選んだのか。

「2006年に開業する前にも何度か大島の海は潜っていたんですが、
いつ来ても透明度は高いし、魚も多い。
もちろん、都心からジェット船で1時間45分で来ることができるアクセスの良さも、
商売を始めるには大きなメリットです。
渋谷時代のお客さんも来やすいだろうなという考えもありました」

世界の海にも潜っている〈オレンジフィッシュ〉の粕谷浩之さん。

世界の海にも潜っている〈オレンジフィッシュ〉の粕谷浩之さん。

粕谷さんはインストラクターとして、日本各地はもちろん、モルディブ、パラオなど、
ダイビングを知らなくても“聖地”だとわかるような世界中の海に潜っている。
そんな経験を持つ粕谷さんからしても、大島の海は“特別”なのだという。

「最初の頃は、都心からも近くていいね、くらいの感覚だったんですが、
潜れば潜るほど特別であると感じました」

それは、関東エリアにあるダイビングポイントの目玉が、
大島ならすべて見ることができるという凝縮感。
通常だったら、長距離を移動しないと見られない各ポイントのアイドル級の魚たちを、
大島だったら一挙に見ることができるのだ。

「移動時間を考えても、例えば東京から西伊豆に行くよりも早い。
コスパがめちゃくちゃいいんですよ」

オレンジフィッシュの外観は青空に映える白色。

オレンジフィッシュの外観は青空に映える白色。

それ以外にも、ウミガメはほぼ100%見ることができるし、
憧れのハンマーヘッドシャークでさえ、大島なら高確率で狙える。

「ほかの場所でハンマーヘッドのような大物が見たかったら、
沖合のポイントまでボートで行く必要があります。
でも大島なら磯場からエントリーできちゃうんです。
世界的に見てもそんな場所はここだけじゃないでしょうか」

そんな希有な大島のダイビングの魅力が世間に広まってきたのは8年ほど前。
思ったよりも最近の出来事なのだ。
それはハンマーヘッドシャークが現れる時間帯にも関係があった。

「日の出から1時間くらいが高確率なんです。普通はそんな時間に潜る人はいません。
でも磯からエントリーできる大島だったから、たまたまその時間に潜ってみた人がいた。
そうしたらハンマーヘッドシャークがいたんです」

ガスボンベなどの器材。

ガスボンベなどの器材。

その後、地元のダイバーたちがこぞって早朝に潜り始め、その結果、
毎日、決まった場所をハンマーヘッドシャークの群れが通ることがわかった。
しかも、初心者でも潜れるような浅い場所を通る。
それもあって、ハンマーヘッドシャーク目当てのダイビング客も増え、
粕谷さんのオレンジフィッシュも盛況となった。いまではリピーターも数多くいるという。

「大島の海はいくら潜っても飽きないんです。
沖縄でダイビングショップをやっている人が『なに、この海!』と驚くくらい、
多くの種類の魚が一年中いるんですよ。それと、黒潮に乗ってたまにレアな魚も現れる。
毎日潜っていても、そのつど新しい発見があります」

〈スノーピーク〉が手がけるサウナ がすごい! 自然と一体になれる複合型リゾート 〈Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉

アウトドアブランド〈スノーピーク〉が手がける、新しい宿泊施設
〈Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS
(スノーピーク フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ)〉が
2022年4月15日(金)に開業。

豊かな自然と天然温泉で、ゆっくり溶け合える温浴エリアを中心に、
大自然と一体感を感じられる複合型リゾートとなっています。
さらに開放感のあるガラス張りのサウナも備え、注目度がますます上がります。

どこからでも美しい景色を堪能できる温浴エリア

まず〈Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉のメインである、
温浴エリアを紹介します。

露天風呂と内風呂で構成された温浴エリアは、
日本三百名山のひとつである粟ヶ岳の絶景を楽しめるようにと、
全面ガラス張りが大きな特徴。

洗い場と内湯。どこにいても目の前に絶景が広がる。

洗い場と内湯。どこにいても目の前に絶景が広がる。

どこにいても開放感あふれる絶景を堪能することができます。
まさに全身に自然を浴びて、至上の癒しを感じることができる空間です。

内湯

内湯

露天風呂からはさらに気持ちの良いパノラマが広がります。

〈Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉の露天風呂。

さらに約45平方メートルの広々としたテラスも!
ここで絶景を眺めながらぼーっと休憩する。至福のひとときになりそうです。

露天風呂とテラス

露天風呂とテラス

気になる温泉は100%自家源泉で、泉質は弱アルカリ性単純温泉。
疲労回復や美肌効果などに期待できるとのことです。

〈Azumi Setoda〉の ヘッドシェフに横田悠一氏が就任。 地元食材100%のメニューでおもてなし

茹で時間と温度を追求しタコの美味しさが凝縮された「タコのタコス」 Photo 天方晴子

瀬戸田の魅力を料理で体現

昨年、世界的なホテリエ・エイドリアン・ゼッカのディレクションにより、
広島県尾道市瀬戸田に誕生した旅館〈Azumi Setoda〉。

横田悠一シェフ(Photo Max Houtzager)

横田悠一シェフ Photo Max Houtzager

今春、そんなAzumi Setodaのレストランに横田悠一氏がヘッドシェフに就任し、
地元食材を100%使用したメニューが並びはじめました。

横田氏は、地産地消を重んじるフランスアルザス地方のレストラン〈ルセール〉、
“Farm to Table”の思想を広めたアメリカのレストラン〈ブルーヒル〉などでシェフを務め、
フランス、アメリカ、東京で各土地の食材、気候、文化と向き合いながら、
その土地ならではの魅力を料理で表現し続けてきた人物。

Azumi Setodaベッドルーム(Photo Tomohiro Sakashita)

Azumi Setodaベッドルーム。Photo Tomohiro Sakashita

客間ごとに設計されている坪庭(Photo Tomohiro Sakashita)

客間ごとに設計されている坪庭。Photo Tomohiro Sakashita

一方Azumi Setodaは、エイドリアン・ゼッカとともに、
瀬戸田の文化や歴史などを尊重しつつ、旅館として現代的な要素を取り入れ、
地域全体に賑わいをもたらす旅館を目指しています。
建築が木や石、土などの天然素材と潮風、日差しなどの気候によって
この土地らしい味わい深い表情になっていくのと同じように、
料理もこの土地ならではの素材と料理人が呼応し、
対話しながらつくり上げていくべきと考え、開業後もふさわしいシェフを探してきました。

探検、ものづくり、お祭りが魅力! 山口県美祢市、防府市、 島根県津和野町をつなぐ[後編]

〈山口ゆめ回廊博覧会〉で感じた7市町の魅力

2021年7〜12月にわたって開催された〈山口ゆめ回廊博覧会〉は、
山口市、宇部市、萩市、防府市、美祢市、山陽小野田市、島根県津和野町と、
それぞれの地域の特性を生かした催しとなりました。
この博覧会でそれぞれのまちに魅力があることを知りましたが、
まだまだ訪れてみたいスポットやお店がたくさん存在します。
そこで、山口ゆめ回廊博覧会のテーマとなっていた
「7つの市町でつなぐ、7色の回廊」に合わせて、
芸術、祈り、時、産業、大地、知、食というテーマで注目スポットを紹介します。
前編に続いて、
後編は防府市の時、美祢市の大地、島根県津和野町の祈りの魅力を紹介します!

美祢市〈秋吉台アドベンチャーツアーズ〉
「大地」を体感する冒険の旅へ

山口県中央部に位置する美祢市には、
自然豊かで壮大な秋吉台が広がります。

日本最大級のカルスト台地である秋吉台は、
地表には草原が広がり、その地下には
総延長約11キロメートルの日本最大規模の鍾乳洞〈秋芳洞〉が広がっています。
見るものを圧倒する、地下の世界はとても美しい。

そんな秋吉台の洞窟を、
専門家のガイド付きで探検できるツアーをご紹介します。

秋芳洞の入り口。

秋芳洞の入り口。

〈秋吉台アドベンチャーツアーズ〉は、
2021年春に設立された新しい洞窟探検ツアー専門の事業者です。

洞窟探検の専門家として活動する村瀬健志さんが主宰し、
これまで多くの参加者に洞窟の魅力を伝えてきました。

小学生から高齢の方まで幅広く参加しているというツアーのコースは3つ。

地底湖と洞窟探検がセットになった入門コース、
入門コースに鍾乳石見学が加わった探検コース、
日本最大の地底湖「青の泉」を目指すコースが用意されています。

地底湖にボートを浮かべたり、泥の滑り台を滑り降りたりとアクティブな体験ができるかも。

地底湖にボートを浮かべたり、泥の滑り台を滑り降りたりとアクティブな体験ができるかも。

知識豊富な村瀬さんのガイドは、
鍾乳洞の成り立ちや歴史の説明もさることながら
安全に楽しくガイドしてくれると参加者から好評だそう。
参加者のご要望に合わせたコース設定も可能です。

またつなぎ服、長靴やヘルメットなど必要な道具を
貸し出してくれるので手ぶらで参加OK! 
ただし、泥だらけになる覚悟は必要です。

ケイビングと呼ばれる洞窟探検は、
アウトドアスポーツとしても近年人気のアクティビティ。

秋吉台アドベンチャーツアーズのツアーなら、
本格的なケイビングに挑戦できること間違いなし!
小さなお子さんも安全第一でサポートしてくれるので安心ですよ。

3億5000万年前の大地が生み出す神秘的な光景を、
あなたもアドベンチャーズになって体験してみませんか?

information

map

秋吉台アドベンチャーツアーズ

住所:山口県美祢市秋吉台山1237-216

Tel:080-4555-4264

Mail:akiyoshidaicaving@gmail.com

Web:秋吉台アドベンチャーツアーズ

本、アート、郷土玩具に、お菓子も! 山口県の山口市、宇部市、萩市、 山陽小野田市をつなぐ[前編]

写真:平川雄一朗

『山口ゆめ回廊博覧会』で感じた7市町の魅力

2021年7〜12月にわたって開催された『山口ゆめ回廊博覧会』は、
山口市、宇部市、萩市、防府市、美祢市、山陽小野田市、島根県津和野町と、
それぞれの地域の特性を生かした催しとなりました。
この博覧会でそれぞれのまちに魅力があることを知りましたが、
まだまだ訪れてみたいスポットやお店がたくさん存在します。
そこで、山口ゆめ回廊博覧会のテーマとなっていた
「7つの市町でつなぐ、7色の回廊」に合わせて、
芸術、祈り、時、産業、大地、知、食というテーマで注目スポットを紹介します。
前編の今回は、
山口市の知、宇部市の芸術、萩市の産業、山陽小野田市の食をピックアップ。
ちなみに後編では、防府市の時、美祢市の大地、島根県津和野町の祈りが登場予定です!

山口市〈阿東文庫〉
廃校の小学校が図書館に! 約13万冊の本が集まる「知の校舎」

山口市阿東徳佐上の亀山集落に佇むのは、赤い屋根が目印の〈阿東文庫〉です。
2008年に開館した私設図書館で、旧亀山小学校の校舎が使用されています。

阿東文庫誕生のきっかけは、この地域に住む吉見正孝さんが、
廃品回収の仕事で大量に廃棄される本を見かねて譲り受けたこと。
その増え続ける蔵書を保管する場所はないかと、町に相談したところ、
2006年に廃校となった亀山小学校の教室を借りられることになったのです。

開館から14年目を迎えた今も、図書館としての機能だけでなく、
人々の交流の場として地域に開かれています。

阿東文庫交流スペース。

阿東文庫交流スペース。

阿東文庫の蔵書は、専門書や小説、雑誌やコミックなど幅広く、
だれでも自由に閲覧できます。
手に入れることの難しい明治、大正時代の書物から、
地元で発行された冊子(児童が書いた読書感想文や文集、亀山小学校の学校便りなど)も
あるそうで、この場所でしか出合うことのできない貴重な資料が並びます。

増え続ける書籍のため年々教室が埋まっていくそう。

増え続ける書籍のため年々教室が埋まっていくそう。

この木造建築の校舎がなんとも雰囲気よく、
当時子どもたちが通っていた教室のままに生かされています。
お気に入りの本をじっくり探したり、交流スペースでくつろいだり、
つい長居してしまいそう。
時間を忘れて、ゆっくり過ごすのがおすすめです。

阿東文庫の日常風景。

阿東文庫の日常風景。

時には展示会やイベントも開催する。

時には展示会やイベントも開催する。

多方面から人々が集い、地域の学びや交流の大切な場所となっている阿東文庫。
かつての子どもたちの学び舎で、新たな「知」を発見してみませんか?

information

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阿東文庫

住所:山口県山口市阿東徳佐上1133番地 旧・亀山小学校内

TEL:080-5047-8881

開館日:土・日曜

開館時間:11:00〜16:00

※開館日であっても、開館していないこともあるので、事前に電話で確認を。

※開館日以外でも電話予約すれば見学可能。

月5.5万円で 自然の中にもうひとつの家を。 話題のサブスクリプションサービス 〈SANU 2nd Home〉に行ってみた

先日こちらでご紹介した、ライフスタイルブランド〈SANU(サヌ)〉が展開する、
都心から片道1時間半〜3時間程度の自然豊かな拠点に自由に滞在できる
セカンドホーム・サブスクリプションサービス
SANU 2nd Home(サヌ セカンドホーム)〉。

2021年11月、第一拠点となる白樺湖と八ヶ岳のキャビンがオープンし、サービスが始動。
約1600人が初期入会申し込みを行い、
現在入会待ちの登録者数が約1500人以上なのだとか。
ライフスタイルの多様化が加速し、
より持続可能な社会が求められる現代を象徴するサービスとして、
早くも注目を集めるSANU 2nd Homeの全貌を知るため、八ヶ岳へと足を運びました。

環境負荷を最小限に抑えたサーキュラー建築

〈SANU 2nd Home Yatsugatake 1st〉のキャビンは環境負荷を最小限に抑えたサーキュラー建築。

最寄駅である甲斐大泉駅からタクシーで約2分。
雑木林が生い茂る山間の道を登る途中に見えてくるのが
〈SANU 2nd Home Yatsugatake 1st〉のキャビン。
理想の別荘を想起させるようなモダンな佇まいで、
「今晩はここに泊まるのか」と心が高鳴りました。

このキャビンは、SANUが安齋好太郎氏率いる建築チームADX社と手を組み、
極力環境負荷がかからないよう、原料調達から建設、運用、解体まで
再生・再利用し続ける仕組みづくりを軸に据え、
さまざまな工夫を凝らして建てられた「サーキュラー建築」というもの。

〈SANU 2nd Home Yatsugatake 1st〉のキャビンは岩手県釜石地方の森林組合から調達した樹齢50〜80年程の間伐材を使用。

まず、見ての通りキャビンは木でつくられていますが、
これらはすべて岩手県釜石地方の森林組合から調達した樹齢50〜80年程の間伐材。
つまり、キャビンで使用されている木材は100%国産材です。
そして、ただ木を伐採して活用するだけでなく、食の概念「Farm to Table」のように、
調達から製材、加工、施工までを可視化し、
国産材の価値向上や普及にも努めています。

収益の一部はキャビン50棟分に相当する7500本の木の植林に当てられているそう。
キャビン50棟を建てるとCO2が650t(13t×50棟)排出されるそうですが、
この7500本の木が50年間でCO2を5250t(0.7t×7500本)吸収するので、
キャビンが増えればふえるほど日本の森が豊かになるという計算です。

SANUは環境再生型プログラム「FORESTS FOR FUTURE」をサービスに取り込んでいる。

SANUはこの循環の輪を環境再生型プログラム「FORESTS FOR FUTURE」と名づけ、
プロジェクト全体でCO2排出量より吸収量が多い
カーボンネイティブを実現したと発表しています。
この大きなシステムをサービスに取り込めるなんて、純粋にすごい。

昨年11月の地元向けの内覧会でも、地元の人がたくさん来場し、
とても好意的に受け入れてもらえたと話すのは、SANUのCEOである福島弦さん。

「『(SANU CABINは)俺が人生で見てきた建築物の中で一番かっこいい』
と言ってくださる方もいて、それが強く心に残りました。
地元の方にも愛されるプロダクトをつくることができ、とてもうれしいです。
また、SANUの環境への取り組みや信念に共感し、地域に受け入れていただけたことも、
非常にありがたく、印象に残っています」

キャビンの構造は高床式。風や水の流れを妨げることなく、土壌への負荷が小さいという利点がある。

そして、よく見るとキャビンは高床式。
この構造にすることで、風や水の流れを妨げることなく、
土壌への負荷が小さいという利点が。

そのほか、キャビンを建設する際は、事前に敷地内の木の本数や樹形を全て特定し、
伐採する木の本数を最小限にとどめていたり、
製造過程ではCO2を出すコンクリートや鉄の使用を通常より80%削減。
釘やビスを極力使わず、ほぼすべての部品を分解できるように設計されており、
パーツ交換やメンテナンスを行うことで、なんと50年も運用可能で、
キャビン解体後も別の場所に再建築できたりと、
本当に一から十までサステナブルで学びも多いサービスなんです。

非接触でシームレスな滞在

そんなSANU 2nd Homeですが、到着してからもスムーズ。
クラウド宿泊運営システムsuitebookとWi-Fi型スマートロックRemoteLOCKによって
予約からチェックイン・アウトまでの手続きがアプリからスマホひとつで完結。
ホテルのフロントのようなものは存在せず、
宿泊者ごとに発行されるPINコードを錠口に入力すれば、
到着後すぐにキャビンに入ることができます。

「会員の皆さんには、自分の家の玄関を開けるように、
安心して滞在してもらいたいという思いがありました。
自宅でチェックイン・アウトが存在しないように、
キャビンもチェックインレスであることは、
サービス設計の時点から大前提としてありましたね」(福島さん)

開発当初は、業務の効率化やコロナ対策が目的ではなかったそうですが、
時代の流れが非接触型に向かい、奇しくもそのタイミングと一致。

「今後の展望は、体験の観点でいうと、キャビンには常駐するスタッフはいませんが、
現地に馴染みの店や知り合いができるなど、会員の方と地域の方のつながりを生み出せるような
きっかけづくりを考えていきたいと思っています。
ハード面では、オフグリッド型建築や石油燃料由来の建築素材を更に減らし、
国産木材の利用量を増やすことにも取り組んでいきたい。
運用面では自家発電の導入やごみの削減も視野に入れています」(福島さん)

島の未来を紡ぐためにーー
写真家・在本彌生さんと式根島で
ワーケーションの“その後”を考えた

海に湧く天然温泉、煌めく星々と静かな夜。
海は、いつだって美しい

東京・竹芝桟橋から南へ160キロほど離れた式根島へは、高速ジェット船で約3時間。
調布飛行場から新島行きの飛行機に乗れば、連絡船に乗り継いだ隣島になる。

東京都新島村にある式根島は、徒歩で散策すると
半日ほどで島のスケールを体感できる、面積3.7平方キロメートルの小さな島だ。
周囲を囲む切り立ったリアス式海岸では
黒潮の影響で年中集まってくる多様な魚種を目当てに、釣り人が集う。

そうかと思えば、島の南側の海辺には天然温泉が湧き、
毎夜の如く星を眺めながらの野天湯という楽しみも。
地球の胎動がつくり上げた地形と
それに寄り添う人の暮らしが息づいている。

まずは、〈足付(あしつき)温泉〉に足を浸ける。足に傷を負ったアシカが温泉に入っていたことに由来し、島では外傷にいいと言われているとか。

まずは、〈足付(あしつき)温泉〉に足を浸ける。足に傷を負ったアシカが温泉に入っていたことに由来し、島では外傷にいいと言われているとか。

information

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足付温泉 
あしつきおんせん

住所:東京都新島村式根島1006

Web:新島村観光情報サイト

夏は溢れんばかりの海水浴客で賑わう式根島だが、
シーズンオフは、観光地然とした表情はまったくない。
冬は、海岸線に髙波が打ちつける険しい風景もあれば
島の人たちとのたおやかな交流を持てる時間もあり、
どこか温かなムードがある。

そんな冬の式根島を訪ねたのは、写真家の在本彌生さん。
欧州と日本を往来する国際線の客室乗務員から写真家へ転身、
旅先でインスピレーションを得たものを作品にすることの多い在本さんは
カメラを持って旅することが日常の、いわば旅の達人だ。

夏場は家族連れなど海水浴客で賑わう式根島だが、
シーズンオフともいえる冬場のタイミングはカメラを持って歩くのにいい。
ゆっくりとした速度で在本さんと一緒に歩けば、
写真家がどんな風に一瞬の魅力を切り取っていくのかが見えてくる。

今回は、1泊2日の滞在で在本さんが抱いた式根島の印象に加え、
来訪者の長期滞在を可能にするコワーキングスペース、
〈式根島コワーキングスペース〉を運営する下井勝博さんと
旅先での仕事を可能にする“ワーケーション”について語ってもらった。

湿原カヌーに、阿寒湖アイヌコタンと
伝説の彫刻家。釧路から旭川へ、
大自然とアイヌ文化に触れる旅

今回の旅は、釧路から旭川へ

さまざまな北海道の魅力を満喫する周遊旅。
今回はまず、たんちょう釧路空港から釧路湿原でカヌー体験。
車で1時間半ほど北上し、阿寒湖アイヌコタンを訪れ
アイヌ古式舞踊や、アイヌの木彫り作家、藤戸竹喜の作品に出合う。

阿寒湖温泉から車で約4時間半、旭川へ。
もうひとりのアイヌ民族の伝説的彫刻家、砂澤ビッキの作品に触れ
さらに、100年以上の歴史を持つ〈川村カ子トアイヌ記念館〉を訪ねます。
そこから車で約40分の旭川空港から帰路に。

釧路湿原の自然を体感するアクティビティと、
阿寒湖温泉と旭川のアイヌ文化に触れる旅へ!

真冬のカヌーで出合う絶景と動物たちの物語

写真提供:釧路マーシュ&リバー

写真提供:釧路マーシュ&リバー

たんちょう釧路空港から向かったのは、釧路湿原国立公園内、
釧路川支流の「アレキナイ川」。今回の旅はカヌーツアーからスタート。
「わざわざ厳冬期にカヌー?」「寒そう!」という声が聞こえてきそうだが、
気温が最も下がるこの時期だからこそできる体験がある。

日本最大の湿原である釧路湿原は、国の特別天然記念物「タンチョウ」をはじめ、
約2000種もの動植物を育む大自然の宝庫。
太古の時代に、海から湿原へと変わる過程で多くの湖沼が点在し、
その名残が現在も見られるのが特徴だ。

釧路湿原最大の湖、塘路(とうろ)湖とつながるアレキナイ川は、
本流との高低差や、大きな岩や石がないため流れは穏やかで、
道路からも離れているため人工の音も聞こえない。

だからこそ、往復約3キロのコースを約1時間かけて
じっくりと景色を堪能でき、野生動物との出合いも楽しめる。
聞こえるのは野鳥の羽音、パドルを漕ぐときのチャポン、という水音。
ひと漕ぎするだけで、川の上をスーッと滑るように進んでいくのもおもしろい。
あまりの静けさに、川にいることを忘れてしまいそう。

川の水蒸気が凍り、結晶が花のように育つフロストフラワー、
湯気のようなけあらし、霧氷で真っ白にコーティングされた木々……。
冬ならではの幻想的な光景の連続に、ひととき寒さを忘れ、多幸感に包まれた。

とは言え、厳冬期の釧路湿原は氷点下20度を下回ることもある。
帽子、手袋、ブーツに加え、首回りの防寒は必須。
さらにつま先とお腹付近にカイロを仕込んだ。
北海道の建物内は暖かいことが多いので、重ね着で着脱しやすい服だとなおいい。

今回のガイドは、〈釧路マーシュ&リバー〉の斉藤松雄さん。
釧路出身で、子どもの頃から湿原を遊び場にして育ち、
一度は地元で就職したが「自然体験を通して湿原の魅力を伝えたい」と、
脱サラして同社を設立した。「三度の飯と同じくらいカヌー好き」なのだそう。

「一般的に川下りといったら森の中というイメージですが、視界を遮るものが何もなく、
広々とした空と大地を感じられるのは釧路湿原ならでは。
カーブの先にどんな景色が広がっているのか予想がつかないのもいい。
川は蛇行し、カーブが大きいから曲がるごとにわくわくしますよ」

アレキナイ川と塘路湖を往復する冬のカヌーコース。(写真提供:釧路マーシュ&リバー)

アレキナイ川と塘路湖を往復する冬のカヌーコース。(写真提供:釧路マーシュ&リバー)

アレキナイ川は川幅が狭いので、野鳥や小動物たちを間近に観察できる。
11月末から翌年3月頃までオオワシが見られたり、
タンチョウが川の中で魚をついばむ姿や、エゾシカが見られるのも珍しくない。

「せっかくこの自然環境が良くて暮らしている彼らを大事にしたいので、
見かけたら、なるべく川の端っこを静かに通過します」

さらに斉藤さんの解説は続く。

「タンチョウは冬になると通常、釧路市の隣の鶴居村にある
給餌場に多く集まっていますが、アレキナイ川は凍りにくいため、
そこを縄張りにしているタンチョウたちが餌の魚をとりに来ます。
タンチョウはお互いの強さ、弱さを認識する生き物。
いい縄張りを持っているのは、そのタンチョウの強さの証だと思う」

そんな話を聞いていると、動物たちは自分たちの仲間であり
隣人という思いが自然にわいてくる。

タンチョウの家族とオジロワシのつがいが同時に見られた珍しいシーン。(写真提供:釧路マーシュ&リバー)

タンチョウの家族とオジロワシのつがいが同時に見られた珍しいシーン。(写真提供:釧路マーシュ&リバー)

斉藤さんは「ここは春夏秋冬、いつ来てもベストシーズン」と胸を張る。
アレキナイ川のカヌーツアーはゴールデンウィーク頃まで行い、
夏のグリーンシーズンは、釧路川本流を下る。
途中から木が少なくなって葦原(よしわら)の景色になる変化や、
開放感ある湿原の中を行く体験が楽しめる。

四季折々、まったく異なる景色が楽しめるのも釧路湿原の魅力。(写真提供:釧路マーシュ&リバー)

四季折々、まったく異なる景色が楽しめるのも釧路湿原の魅力。(写真提供:釧路マーシュ&リバー)

釧路湿原でのカヌーは、スポーツ的でアクロバティックな川下りとはまた違う、
いわば「大人のカヌー」という趣だ。そこで感じられるのは、
川や湖が織りなす自然の歴史と、動植物がつむぐ命の物語。

「お客様に、疲れがスッと落ちた、リラックスしにまた来るよ! 
と言ってもらえるときがとてもうれしい」という斉藤さんの言葉に、深く頷いた。

information

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釧路マーシュ&リバー

住所:北海道釧路郡釧路町トリトウシ88-5

TEL:0154-23-7116

冬の釧路湿原ネイチャーカヌー

実施期間:1月5日~3月31日

所要時間:約1時間30分(準備・移動含む)

料金:大人1名6500円(2名以上で参加の場合。1名で参加の場合、上記料金にプラス 3000円。傷害保険は別途1名500円)

※このほかネイチャーカヌー&塘路湖氷上あそびのコースもあり。

Web:釧路マーシュ&リバー