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スイートルームもあります!
〈任天堂〉旧本社社屋が
ホテル〈丸福樓〉に

コロカルニュース

posted:2022.2.7   from:京都府京都市下京区  genre:旅行

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
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writer profile

Satoko Shikada

鹿田 吏子

しかだ・さとこ●長崎県出身、福岡県在住。情報誌編集部を経て、フリーランスに。雑誌や企業広報誌などで編集、取材、執筆などを行う。時間ができると国内外の旅に出かけ、存分に楽しんだのち、日常に戻る瞬間が好き。

〈任天堂〉旧本社社屋が、ホテルに

1889(明治22)年、花札の製造から始まった〈任天堂〉。
その創業地にあたる京都・鍵屋町に残る旧本社社屋が、
2022年4月、ホテル〈丸福樓(まるふくろう)〉として生まれ変わります。

プロデュースを手掛けたのは、東京の〈THE AOYAMA GRAND HOTEL〉、
京都の〈THE SODOH HIGASHIYAMA KYOTO〉ほか、
数々のホテル、レストランを運営してきた〈Plan・Do・See〉。

「日本のおもてなしを、世界中の人々へ」をスローガンに、
毎回、これまでにないスタイルの空間・サービスを求め、
ゲストを感動させてきた同社。
7つのスイートを含む、全18室を用意した新ホテルでは、
どんな時間を提供してくれるのでしょうか。

建物と同じだけ、歴史を紡いできた看板もそのまま。

建物と同じだけ、歴史を紡いできた看板もそのまま。

〈丸福樓〉の名前は、〈任天堂〉の前身である〈山内任天堂〉が、1947年に設立した〈丸福株式会社〉から。

丸福樓の名前は、任天堂の前身である〈山内任天堂〉が、1947年に設立した〈丸福株式会社〉から。

安藤忠雄氏が設計・監修に参加

丸福樓の魅力を語るに欠かせないのが、
1933(昭和8)年に竣工したアール・デコ調の建物。
任天堂の創業者である山内家の居宅としても利用されたもので、
当時の趣を残しつつ、リノベーションが施されます。

また今回は建築家・安藤忠雄氏がプロジェクトに加わり、
既存棟にスタイリッシュな新棟を融合させながら、全体を設計・監修。
各棟に配されたゲストルームは、それぞれの棟のムードに合わせたものとなり、
調度品も全室で異なるなど、訪れるたびに新鮮な気持ちが芽生えそう。

安藤忠雄氏による〈丸福樓〉の外観スケッチ。

安藤忠雄氏による丸福樓の外観スケッチ。

既存棟は当時の意匠を残しつつ、リノベーションされる。

既存棟は当時の意匠を残しつつ、リノベーションされる。

昭和初期のディテールに包まれて。

昭和初期のディテールに包まれて。

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オールインクルーシブルで 好きなものを、好きなだけ

特別な空間でのひとときを、存分に味わってもらえたらと、
丸福樓では、夕食、朝食はもちろん、ラウンジのドリンクや軽食、
さらにゲストルームのミニバーまで、すべてが料金に含まれるオールインクルーシブ。
好きな時間に、好きなものが楽しめます。

なお夕食・朝食は、料理家の細川亜衣氏が監修。
季節の素材を生かした無国籍料理を
コース仕立てでいただけるところにも期待が膨らみます。

「全18室のホテルでは、お客さまとスタッフの距離感も
自然と近くなるのではと感じています。
おひとりおひとりに、暖かいおもてなしを心地良く感じていただけたら」
と、Plan・Do・Seeマーケティング部の汪さん。

京都観光を存分に楽しみつつ、「ただいま」と帰りたくなるホテル。
いにしえと今を美しくつなぐ場所で、新しい京都体験を。

オープンに先駆け、すでに予約受付もスタート。
詳しくは公式サイトへ。

客室料金は、1室2名利用時で1室あたり10万円〜。料金には、サービス料や宿泊税ほか、朝食・夕食・飲物・軽食代が含まれている。

客室料金は、1室2名利用時で1室あたり10万円〜。料金には、サービス料や宿泊税ほか、朝食・夕食・飲物・軽食代が含まれている。

information

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丸福樓

住所:京都府京都市下京区正面通加茂川西入鍵屋町342番地

Web:公式サイト

*価格はすべて税込です。

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