海まで徒歩5分、新潟はわたしの“栄養補給”!横澤夏子が語る地元・糸魚川の魅力とは?
駅の発車標に「糸魚川」の文字が出た日、泣きそうになった
― 最近、新潟にはいつ帰りましたか?
「年末にプライベートで帰りました。北陸新幹線が通ってから、帰るのがすっごく楽になったんですよ。上京した2009年頃は、糸魚川まで直通で帰れず結構大変でした。越後湯沢まで行って、そこから特急に乗り換えて……。だから初めて東京駅の電光掲示板に“糸魚川”って出たとき、うわ、地元だ!って感動しました」

― 横澤さんにとって糸魚川って、どんなまち?
「海も山もあって、なんでも徒歩5分みたいな場所です。すぐ近くに日本海がバーッと広がるんです。 “日本一、日本海に近い小学校”出身なので、昼休みに先生が海に連れていってくれて翡翠を探した思い出もあります。子どもには宝の山でした」
― 上京のとき、寂しさはありました?
「ありました。片道の切符しか買わないのが初めてだったので、『あ、もう行くんだ』って。糸魚川は顔見知りが多いし、商店街も『おかえり』って言ってくれるような距離感だったから、東京に出たらみんな知り合いじゃないんだなって、衝撃でしたね」
夕日は目玉焼きみたいにジュッと。思い出すのは、海と田んぼ
― 東京でふと思い出す地元の風景はありますか?
「夕日ですね。日本海に沈む夕日がまん丸の目玉焼きみたいで、海にジュッと入っていく。子どもの頃は当たり前に見ていましたけど、やっぱり印象に残っています。みんな路肩に車を止めて夕日を眺めるので、帰宅ラッシュさえも癒しの時間に。
あとは田んぼの風景ですね。田んぼがカレンダー代わりみたいで、田植えで5月だな、もう夏だなって分かる。稲と一緒に成長してるから、余計に恋しくなります」

― 子どもの頃の「自然の思い出」で印象的な出来事を教えてください。
「授業中に教頭先生が『緊急放送です、屋上に上がってください』って言って、全校生徒で屋上に上がったことがあって。事件だと思ったら、日本海にイルカの大群が出たんです。野良イルカ!(笑) 3月くらいに通る時期があるらしく、本当に感動しました」
改めて実感した、「子育てに優しい新潟」
―近年とくに心強さを感じているのが、子育て支援の手厚さだそうですね。

「新潟って子育て支援拠点数が全国トップクラスなんですよ。保育士さんの数も多くて、待機児童が少ないっていうのは、すごく大きいですよね。10年、20年経ってから『故郷って素敵な環境だったんだ』って気づきました。新潟は自然が遊び場になり、季節が食育になる土地。だからこそ、子育てするなら新潟がいいなと心からおすすめできます」
― 新潟県や糸魚川市の観光大使としても活動されていますが、どんなことを大切にしていますか?

「イベントなどで新潟の魅力を紹介する機会も多いんですが、やっぱり『楽しかった』って思ってもらえることを大事にしています。私は新潟県の婚活大使もさせてもらっていて、婚活パーティーの司会や企画もしているんです。実は私自身、婚活パーティーに100回くらい参加して夫と出会ったので(笑)、その経験を活かして、地元の人たちが出会える場所をつくれたらいいなと思っています」
― 地元の自治体と関わる中で、感じる新潟の魅力はありますか?
「子育て支援の手厚さは、実際に関わってみてすごく感じます。支援センターや子どもの遊び場が充実していたり、保育環境も整っていたり。自然の中で遊べる場所も多いですし、海も山もあって、季節ごとに体験できることがたくさんある。そういう環境で育つことって、すごく豊かなことなんだなって改めて思いますね」
― 最後に、横澤夏子さんにとって“地元”とは?

「ずばり!“栄養補給”ですね。美味しいものもあるし、ホッとするし、すぐにでも帰りたいって思う場所。ここまで私を大きく育ててくれたところだから、定期的に帰って、ちゃんと補給したいなって思います」
Information
お笑い芸人。東京生まれ、新潟県糸魚川市育ち。2009年に上京し、翌年デビュー。日常の“あるある”を切り取るネタで人気を集め、バラエティ番組などで幅広く活躍。新潟県観光大使、糸魚川市観光大使も務め、地元の魅力発信にも力を入れている。Instagram:@yokosawa_natsuko