瀬戸内国際芸術祭、 夏会期始まってます!

夏会期がスタート、小豆島にも新しい作品が!

小豆島は毎日溶けそうに暑い日が続いています。
ジリジリ太陽のもと、ダラダラ汗をかきながら畑作業の日々。
ザ・夏です。

さて、7月18日から始まった〈瀬戸内国際芸術祭2016〉夏会期。
夏会期は9月4日までの49日間開催されます。
日中は外を出歩きたくないような暑さですが、
それでもたくさんの人たちが島を訪れています。

小豆島は広く、瀬戸芸の作品は各エリアに点在しています。
土庄港・迷路のまち周辺、肥土山・中山周辺、北浦・大部港周辺、
福田港周辺、醤の郷・坂手港周辺、堀越・田浦周辺、草壁港周辺、
三都半島周辺、池田港周辺。ざっと分けると
9エリア(小豆島観光協会の「まるごと小豆島・豊島Web」を参考にしています)。

各エリア間は、車やバスで移動する感じです。
同じエリア内でも広いエリアは歩いてまわりきれません。
そんな距離感です。
なので、小豆島に瀬戸芸アートを見に来られる際は、レンタカーを借りるか、
バスの時間を事前に調べておいたほうがいいですね。

島で暮らしていても、日々の仕事に追われ、
さらには皆さんを迎える立場である私たちはなかなか時間をつくれず、
まだほとんど作品を見に行けてないです(汗)。
前回は違う島にいたってはひとつも訪れることができず。
今年こそは行きたいぞ!

というわけで、まずは島内(笑)。
うち(肥土山)から、車で20分ほどのところにある大部を訪れました。
大部地区には、夏会期からリン・シュンロンさんの
国境を越えて・潮』が展示されています。
また春会期から引き続き竹腰耕平さんの『小豆島の木』も。

竹腰耕平さんの『小豆島の木』。

普段見ることのできない木の根。幹から20メートルにもわたって張り巡らされている。

『小豆島の木』を訪れたのは2回目だったのですが、
あらためてすごい作品だなと思いました。
この木は、この作品が展示されている大部の近くの
屋形崎(やかたざき)という場所に生えていたクヌギ。
土地を開墾するために倒すことになっていた木を掘り出したそうです。
20メートル近く広がっている根を途中で切らないように
掘り起こす作業ってどんだけ大変なんだろう。
それを運んで、実際に生えているかのように倉庫の中に浮かせて展示する。

あー、すごい! じっと見ていると『天空の城ラピュタ』を思い出す。
城を覆い尽くす木の根。
この倉庫を持ち上げていまにも浮かんでいってしまいそう。
それほどのパワーを感じる木でした。

そして『小豆島の木』から5分ほど北へ歩くと海岸に出ます。
そこに『国境を越えて・潮』があります。
海岸いっぱいに子どもの像。
背中に緯度経度、胸にはなにやら数字が書いてありました。
子どもの像は196体あり、それは日本が承認する世界の国の数だそうです。
緯度経度はその国の場所、胸の数字は大部からの距離、
子どもたちが向いている方向はその国の方向。

リン・シュンロンさんの『国境を越えて・潮』。高松港には『国境を越えて・海』という作品が展示されています。

子どもの背中には緯度経度が。

ひとりひとりいろんな方向を向いている。

波などに侵食されて少しずつ消えていく子ども。

実はこの子どもの像、砂と泥でできていて、
波や雨で侵食され、徐々に消えていってしまうそう。
海に消えた子ども。
戦争から逃れるために海を渡る途中で漂流し、命を落とした子ども。
少し悲しさを感じる作品です。

おじいさんおばあさんと、 僕たちをつなぐ祭りを。〈OKAZAKI LOOPS〉 高木正勝さんインタビュー 

京都の都心部から東へ、平安神宮のある辺り。鴨川の東に広がる、岡崎エリア。
家並みの向こうには京都と琵琶湖を隔てる如意ヶ岳が見え、
春は若い葉や山桜の色に、秋は紅葉の色に染まる。

平安時代に大規模な寺や貴族の別邸が建てられたこの辺りには
いまでも多くの寺院や遺構が残り、また、明治、昭和に建てられた近代建築も多く存在する。
2015年にはそうした景観が評価され、京都市内では初の国の重要文化的景観に選定された。

映像作家・音楽家の高木正勝さんは京都生まれ、京都育ち。
子どもの頃は、岡崎の山や小川で遊んでいたという。
高木さんは今年、岡崎で開催される音楽祭
〈OKAZAKI LOOPS(オカザキループス)〉(2016年9月3日・4日開催)の
ディレクターに就任した。
今回は同祭のメイン会場となるロームシアター京都にて、
暮らしのこと、音楽祭のことについて話をうかがった。

住宅地と山のあいだ

「僕の祖父は、岡崎の南禅寺近くにあるお寺の住職なので、
岡崎は馴染みのある地域です。
最近はロームシアター京都がオープンして人通りが増えましたが、
昔はもっと静かなところでしたね」

以前の岡崎は、都心部から少し離れていることもあり、
京都の人でもなかなか立ち寄る機会のないエリアだった。
明治以降に西洋の流れを取り入れた建物が次々と建てられた岡崎は、
京都のなかでも際立った地域だったらしい。

そこへ2016年1月、まちに回遊性を生み出す文化施設として
ロームシアター京都がリニューアルオープンし、人の流れが変わりだしているようだ。

琵琶湖の水を引く琵琶湖疏(そすい)沿いにはロームシアター京都(写真)や京都市美術館、京都府立図書館などの近代建築が建っている。2016年1月に京都会館から新しい文化施設へと生まれ変わったロームシアター京都の敷地内には二条通から冷泉通までを行き来するプロムナードが開通し、レンタサイクルや蔦屋書店なども入っている。利便性を高め、まちに回遊性を生み出すこころみだ。

岡崎にゆかりのある高木さんだが、子ども時代を過ごしたのは京都の中西部に位置する亀岡市。
そして3年ほど前から、かねてより憧れていた昔ながらの田舎暮らしを始めた。

「もし日本の住環境を都会、郊外の住宅地、
自然に根ざした地区の3つに分けるとしたら、
郊外の住宅地のようなところで育った人たちが一番多いんじゃないかと思います。
僕が育ったのも新興住宅地で、同じような家が並んでいました。
昔ながらの暮らしには、本で読んだり映画を観たり、
よく海外の田舎を旅したりして触れてはいたのですが、
『いつか住んでみたい』と憧れ続けていても仕方がないので、
思い切って兵庫県の山奥に引っ越してみました。
いまのところに暮らし始めて3年になります。
30分ぐらいで歩ける範囲に17軒ぐらいしか家がない、小さな村です。
そこで80、90歳ぐらいのおじいさんやおばあさんたちと暮らしています」

田舎に引っ越して、高木さんは畑を始め、近所づき合いをするようになった。
それ以来、新たに見えてきた世界があるという。

「たとえば村の誰かが困っているときに、自分ならこんなことができるかもしれないとか、
おのずと役割分担が見えてくる。それは自分の仕事を生かす——たとえば僕だったら
音楽で何かするとか、そういうことではなくて、
もっと単純に、同じ土地に住むひとりの人間として、
ただ居るだけで助かるとかうれしいとか、お互いに思い合える生き方を選びたいな、と。
そんな風に考えられるようになったのは、
村の寄り合いや祭りに参加するようになってからです。
村全体が家族のように暮しているところに住まわせてもらっていて、
近所の家に何かあったら自分の家の環境も変わってしまう——みたいな感覚なんです。
以前の生活では、隣の家や町内のことを考えたことがなく、
自分の家だけで完結していたんですよ。
いまは心から愛おしく思える土地と人に出会えて、
世の中ってこういう風に回っていたんだ、ということがようやく見えてきました」

一番近くにあるご近所さんのお宅にて、しずさん(97歳)と。

また、自然を見る目も変わった。

「前は山を見ていても“山”としか見ていなかったんですけれど、
いまはあそこは誰々の山だとか、何が植えてあるとか、
ここはそんなに植林をしていないなとか、いろんなことを思います。
植林をしているところは、畑を見ているような気分にもなりますし」

戦後にたくさんのスギやヒノキが植林された日本には、
手つかずの自然と呼べる山はほとんどないといわれている。
そうした森は、間伐や枝打ちをすることで環境が維持される森に
なってしまったため、定期的に手入れをしないと荒廃してしまう。
いま高木さんが暮らしている山は、村の人たちが手を入れ、守り育ててきた環境だ。

自然を守り、寄り添う環境で暮らすうちに、高木さんにも
山で暮らす知恵のようなものが身についてきた。

「現在の暮らしは、蛇口をひねれば水が出てくるじゃないですか。
その水がどこからどうつながって家まで届いているかは、すぐにはわからない。
だから何かあって水が止まったら大変なことになります。
僕の家の裏には山から流れてくる川があって、
そこから村の人たちに教えてもらいながら、自分たちで水を引いてみました。
木もたくさんあるので火を熾せ(おこせ)ますし、畑もやっているので
暮らしに必要なものを、最低限は自分たちでつくっているという安心感があります。
村の人を見ていると、生きていく力がたくましいと思います。
生まれてからずっと山で暮らしてこられたので、
山のどこに何があって、どれが役に立って、何が危険なのか、生きる知恵に溢れています。
とても真似できないこともたくさんありますが、
毎日の暮らしのなかで、少しずつ教えてもらっています」

自分たちで買った山に、 小さな東屋をつくってみた!

意外に簡単! 4時間でできた

今春、北海道に8ヘクタールの山を買って、そこで行う活動を「山活!」と称し、
週末になるとささやかな取り組みを行っているのだが、
今回は山につくった小さな東屋についてレポートしてみたい。

この山にいずれは家を建てたりして、
エコビレッジづくりの拠点にしたいと目論んでいるのだが、
インフラ整備や建築コストのことを思うと、具体化へは道半ば。
ただ、住めるレベルというのは脇においておくとしても、
日をさえぎるための小屋のようなものは、
なんとしても必要なんじゃないかと切実に思っていた。
買った山は木がすべて伐採されたあとなので、木陰というものが存在しない。
いくら北海道とはいえ、日中ずっと炎天下のなか、
山の整備をするのはなかなかしんどいもの。
ということで夫と相談し、即席で原始的な東屋をつくってみることにした。

「山活!」をやるときには友人たちが数名集まってくれることがある。
この日は、山の共同購入者である農家の林一家に加え、
DIYに興味のある友人家族も集まった。

まず、小屋づくりの始まりとなったのは笹刈り!
連載21回で紹介したように、山の整備の方法として
あるとき友人が、「笹を刈ると地面に日が当たり眠っていたタネが発芽して、
その土地の生態系が復活する」と教えてくれたことがあった。
その言葉を聞いて、刈り払い機は使わずに、
人海戦術で笹刈りをしようと意気込んではみたものの、この作業はかなり地味……。
せっかくおもしろがって来てくれる友人たちにも、
笹刈りだけでは申し訳ない気持ちもあり、今回はこの笹を屋根の素材として活用する、
一石二鳥、一挙両得(?)の取り組みにしようと考えた。

まずは笹刈りから。笹は茎がかたくて切るのは力が必要。思いのほか大変な作業!

伐採したあと、売り物にならなかった細い木が山積みになっている。この木をどうするかも今後の課題。

1時間ほど笹を刈ったら、いよいよ柱を建てる作業に入る。
この山には木を伐採したあとに残された、細い木が山積みになっているので、
これを柱に利用することにした。
土に30センチほど穴を掘って柱を建てたら、シュロ縄で梁を結びつける。

穴を掘って柱を建てる。子どもたちもお手伝い。

柱が4本建つと、なんとなくそれらしい雰囲気に。

梁をシュロ縄で取りつける。結び方は我流だけど、けっこうしっかり留まった。

次に屋根部分に木を数本渡して留めれば、骨組みはできあがる。
そして、屋根に取りつけた木に笹を挟み込むように載せていくと、
見事に小屋が完成した!!
休憩しながらゆるゆると進めたが、かかったのはたったの4時間。

屋根になる部分に木を数本渡していく。これで骨組みの完成!

骨組みにそって笹を葺いていく。

笹を葺き始めると隙間が気になって、どんどん笹を入れていく。この作業、結構ハマる。

ススキなど別の植物も差してみると、南国のリゾート地にある東屋みたいな雰囲気に。

みんなが移住してくる 小豆島の魅力ってなんだろう?

小さな島にぎゅっとつまった、いろいろな暮らし

「小豆島の魅力って何だと思いますか?」
そんなことを聞かれることがよくあります。

海や山などの自然がすぐそばにあること?
離島であること? 温暖な気候?

聞かれるたびにいろいろ考えて、
その時々によって答えが違ってしまったりするのですが、
最近は「多様性」なんじゃないかなと思っています。

小豆島は瀬戸内海で2番目に広い島で、
島のいろんな場所を巡るには車がないとしんどい広さです。
でも日本地図で見たらとても小っちゃいし、時々島外に遊びに行って、
広大な海、一面に広がる田畑、ずっと奥まで続く山々を見ると、
やっぱり小さい島で暮らしてるんだなと思います。

そんな小さな島ですが、ここにはほんとにいろんな暮らし、
人々、風景がぎゅっとつまっています。驚くくらい。

いわゆる都会(オフィスビルや百貨店が建ち並んでいるような)に比べたら、
小豆島は基本的には田舎です。
30階建てみたいなビルは建ってないし、電車も走ってません。
あと外食チェーン店もほぼありません(ファミレスが一店舗!)。
あるのは、小規模なショッピングセンターや家電量販店、ホームセンターなど。
あとコンビニも何店舗かあります。

島全体的にはそんな感じなのですが、エリアごとに見ていくと
雰囲気や暮らし方はさまざま。
役場やお店が集まっている「マチ」なエリア。
そこから10分も走れば山間の農村があります。
島の北側には小さな港がある漁村があります。
醤油蔵や佃煮工場が建ち並ぶエリアも。

田んぼが広がる、肥土山・中山周辺。

島の北西、四海・沖ノ島周辺。小さな漁船が毎日行き来しています。

草壁港・坂手港周辺には醤油蔵が建ち並んでいます。

そう、いろんな場所があって、それぞれがすぐ近くにあること。
それこそが小豆島の魅力なんじゃないかと思います。

だからこそいろんな暮らし方が可能で、移住してくる人たちもさまざまです。
自給自足的な暮らしをする人もいれば、
会社勤めをして稼いだお金で必要なものを買って暮らしてる人もいる。
アパートで暮らしてる人もいれば、
古い一軒家を借りて自分で直して暮らしてる人もいる。

島にUターンして、放牧養豚をされている鈴木さん。

島では大規模な農業をしている人は少ないですが、小さな畑を営んでいる人がいっぱいいます。

島外から引っ越してきて、島のパン屋さん〈森國ベーカリー〉で働いているかんちゃん。

そのいろんな暮らしが、ひとつの狭い島の中に集まってる。
自分とは似てない人たちと出会う機会も多く、
小豆島に来てからは友人の幅が広がりました(笑)。
ほんとにいろんなことをしてる人たちがいます。だからおもしろい!

夏休みに親子で参加できる 「秋田の教育体験ツアー」開催!

文部科学省が実施する「全国学力・学習状況調査」で全国トップクラスの成績をおさめ、
全国から注目を集めている秋田県。
その秋田の教育を親子で体験できる2泊3日のツアーが、8月28日から始まります。
実際に秋田の小学校で授業を見学したり、子育て環境や豊かな自然に触れることで、
より秋田での暮らしが魅力的に感じられそうです。

豊かな自然に触れながら、秋田の教育を体験できる充実のツアー行程。

このツアーは秋田県北部、中央部、南部の3つのエリアから1コースをめぐるツアー。
そのいずれのコースにも入っているのが、小学校での授業参観です。
秋田では「探究型授業」と呼ばれる授業が行われています。
子どもたちが学習の見通しや自分の考えを持ち、ほかの子どもたちとの話し合いを通じ、
学習内容や学習方法を振り返る授業が広く行われているのです。
そのようすを実際に見学。また、見学した小学校に通う子どもたちの保護者と
ツアー参加者との交流会も実施されます。オープンな雰囲気で、
全国トップクラスの学力を育む“秋田の教育”を体験できる貴重な機会になりそうです。

県内外から高い評価を受けている国際教養大学(秋田市)。

そしてすべてのコースで、国際教養大学のキャンパスツアーが行われます。
国際教養大学は、すべての授業を英語で行っていたり、
世界各国の大学と提携した交換留学制度により、すべての学生が1年間海外で学んだり、
多くの外国人留学生を受け入れるなど、多彩なグローバル教育で注目を集めている大学。
そのキャンパスを見学できるのも、大きな刺激になりそうです。

国際教養大学の〈中嶋記念図書館〉は「本のコロセウム」をテーマとした半円のデザインが特徴的で、グッドデザイン賞も受賞。24時間365日開館の図書館です。

教育移住を検討中の家族は注目! 兵庫県豊岡市で 最先端の教育を親子で体験する サマースクールを開校

2016年8月24日(水)~26日(金)に、豊岡市で、
演劇的手法を用いたコミュニケーション教育や運動あそびを体感できるとともに、
自然、食、気になる豊岡での暮らしなども体験できるサマースクール
〈飛んでるローカル豊岡 教育体験ジャーニー〉が開催されます。

昨年秋に開催された、移住希望者向け体験プログラム〈ヒアリングジャーニー〉
親子向けプログラムとなってさらにパワーアップ。
2泊3日のサマースクールの内容は、
劇作家の平田オリザさんによる、
演劇的手法を用いたコミュニケーション教育の体験授業や、
豊岡の豊かな自然のなかで実施される環境教育〈田んぼの学校〉の体験、
地元の子育て世代との交流会など。

市内各所で開催される〈田んぼの学校〉。豊岡の自然をからだ全体で楽しめます。

さらに、地元の味覚を味わう、城崎温泉の外湯〈鴻の湯〉で入浴といった、
“豊岡市で暮らす”ということの魅力を親子で体験できる機会も。

城崎温泉〈鴻の湯〉。コウノトリが足の傷を癒していたことから発見された温泉という逸話があります。

子どもにいい環境で教育を受けさせたい。
豊岡市が提唱する「ローカル&グローバルな教育」が気になる。
演劇的手法を用いた、最先端のコミュニケーション教育に興味がある。
豊岡市内の全園・全小学校で実施している「運動遊び」について知りたい。
豊岡市への移住に興味がある。という方は、参加無料のこの機会をお見逃しなく。

参加申し込みの方法は

〈教育体験ジャーニー エントリーフォーム〉から申し込み可能です。

また、メール、郵送、またはFAXでも申し込み・問合わせ受け付けています。

メールでの申し込みの場合は、タイトルに「教育体験ジャーニー参加申込」、
本文に、保護者(氏名・フリガナ・性別・年齢・住所・連絡先)、
児童(氏名・フリガナ・性別・学年・年齢)と、応募動機、
食品アレルギーのある方は品名を明記のうえ、

toyoocome@city.toyooka.lg.jpまでご連絡ください。

「飛んでるローカル豊岡」の移住定住プロモーション動画もあわせてご覧ください。

information

map

飛んでるローカル豊岡
兵庫県豊岡市 大交流課定住促進係

住所:兵庫県豊岡市中央町2-4

TEL:0796-21-9096

FAX:0796-22-3872

toyoocome@city.toyooka.lg.jp

https://tonderu-local.com/journey/

小豆島で続くふたつの虫送り

雰囲気の違う、ふたつの地区の伝統行事

7月。私たちが暮らす小豆島・肥土山(ひとやま)では、
毎年この時期に行われる行事があります。
田んぼのあぜ道を火手(ほて)と呼ばれる松明をもって歩く「虫送り」です。
稲につく害虫を退治して、豊作を願う行事です。

火手と呼ばれる松明に火を灯します。

田んぼに沿って並んで歩きます。

江戸時代から続くと言われている小豆島の虫送りは、
いまは肥土山地区とお隣の中山地区で行われています。
中山地区の虫送りはしばらくの間途絶えていたそうですが、
2010年に映画『八日目の蝉』で虫送りが再現されたことをきっかけに、
2011年から再開されたそうです。
ちなみに昔は、中山、肥土山、黒岩と各集落を流れる
伝法川の下流に向かって村境から村境へと火がリレーされ、
最後は瀬戸内海に火手を流していたそう。

毎年、肥土山の虫送りは「半夏生(はんげしょう)」の日(7月2日頃)、
中山の虫送りは7月の第1土曜日に行われます。
今年は半夏生の日が7月1日、第1土曜日が7月2日で、2日連続して虫送りでした。

肥土山と中山の虫送りは、同じ虫送りでもだいぶ雰囲気が違います。
肥土山の虫送りは、比較的平坦な田んぼを歩きます。
火手を持つのは主に地元の子どもたちで、火手づくりも子ども会で行われたり、
各家庭でじいちゃんにつくってもらったりします。

一方、中山の虫送りは、急斜面にある棚田に沿った坂道を歩きます。
火手は役場や自治会の方々などが用意し、数があれば誰でも持って歩けます。
地元の人たちが続けてきた肥土山の虫送り、観光客の人でも参加しやすい中山の虫送り。
私はなんだかんだとほぼ毎年両方参加しています。

肥土山の虫送り。
火手を持って歩くのは今年で4回目です。
小学3年生までの子どもは保護者がついて一緒に歩くのですが、
いろは(娘)は今年3年生。
もう来年からはひとりで持つんだなあと思うとちょっとしみじみ。

この肥土山の虫送りでいつも感じるのは子どもたちの成長ぶり。
1年に一度、同じ道を並んで歩く。
小さい子から歳の順に並ぶのですが、自分の子だけでなく、
地元の子どもたちみんなの成長をひしひしと感じる日です。
毎年同じことを続けていくというのは、暮らしのなかにおいて
とても貴重なことだなと思います。
同じようであって、自分たちは歳を重ね、少しずつ環境が変化していく。
それを感じながら生きていける。

子ども会でつくった火手を持って家から歩いていきます。

田んぼのあぜの草刈り。こうやって美しい田んぼが維持されています。

火手を持って集まった子どもたち。行事についての説明を聞きます。

小豆島で一番広い田園地帯を歩いていきます。後ろに見える茅葺きの建物は肥土山農村歌舞伎舞台。

〈ちゃちゃカフェ〉 保育園併設型、 地域にひらかれたカフェスペース

昭和54年、埼玉県入間市の、
茶畑の真ん中に第一号園を設立した〈茶々保育園グループ〉。
こどもを一人の人間として尊重する“オトナな保育園”をコンセプトに、
現在首都圏を中心に12園を展開しています。

そんな〈茶々保育園〉では、
開かれたコミュニケーションの場として保育園にカフェスペース
〈ちゃちゃカフェ〉を併設する取り組みを行っています。
練馬区の〈茶々むさしせき保育園〉と、
川崎市の〈茶々むさしこすぎ保育園〉に本物のカフェをあつらえました。

〈ちゃちゃカフェ〉は、園内だけでなく地域の方々にも開かれた場。
常時、数種類のコーヒーや、香りの高い紅茶をメニューにそろえ、
インテリアや照明、BGMなどもオトナ目線で選んだ、居心地のいい場所。
大人向けのメニューもあれば、
絵本の読み聞かせなど、こども向けのプログラムもあり、
様々な世代がくつろげるカフェなんです。

年間で約3000人以上の方が利用しているという〈ちゃちゃカフェ〉。
地域の繋がりが浅くなっているいま、子育て家族をサポートする、
地域に開かれた施設の新しいかたちに期待が膨らみます。
営業時間など、詳細は公式サイトにて。

information

茶々保育園グループ

酒造見学に利き酒、昼酒ランチも。 日本酒の楽しさいっぱいの 〈神戸酒心館〉へ

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神戸出身で、コロカルで『たびのみ散歩』を連載中のイラストレーター平尾香さん。
お酒好きな平尾さんが、日本酒の産地である神戸灘五郷をめぐる旅をお届けします。
後編は、〈福寿〉をつくる〈神戸酒心館〉へ。

酒づくり見学、おみやげショップから食事まで楽しめる蔵

神戸の酒どころ灘五郷をめぐる2日目は、〈神戸酒心館〉へ。
5つある郷の中でも一番西側に位置する御影郷にある蔵元です。
阪神電車の石屋川駅から川沿いの遊歩道や公園を歩いて向かいます。

〈福寿〉という銘柄の酒をつくるこちらは、2日前までに電話で申し込みをすれば、
酒蔵見学が個人で気軽にできるのです。
11時の集合時間には、思っていたより多い見学者が集まっていました。
学生さんらしきグループ、トートバックを肩にかけたニット帽青年、
旅行中らしきカップル……。
日本酒が好きな人の幅は増えてるようで、なんだかうれしい。
そして、私は、お酒は舐める程度の母と一緒に参加です。

半被を着た社員の吉田さん、入社2年目とは思えない慣れた口調で、
日本酒について話してくださった後に、ビデオ鑑賞。
六甲山から吹く風、六甲おろしや、六甲山の花崗岩層を通過して西宮に湧き出る
ミネラル分量の多い水は宮水と呼ばれ、灘の酒づくりに欠かせないこと、
江戸時代にさかのぼった歴史のことなど。
この灘の土地だからこそのおいしいお酒ができるってことですね。

その後、いよいよお酒ができるまでの工程の見学。
エレベーターで3階まで上がってスリッパに履き替えます。
横に置かれた棚の上段には、会長、社長、常務とマジックインキで縦書きされた
白い長靴がきれいに並んでいます。

この会社の細やかな秩序は、生産量を多くせずに、
手づくりで丁寧に良質なお酒をつくるという酒造方法にも、
つながっているように感じたのでした。

自分でつくって、自分で売ろう! 岩切エミさんの地域を巻き込む 手仕事プロジェクト

手づくりを通じて人々とのつながりをつくり出す

アクセサリーデザイナーの岩切エミさんが、わが家にやってきた!
毎年、必ず来てくれて、子どもたちと思いっきり遊んでくれるエミさんは、
笑顔を運んでくれる大切な友人だ。

エミさんとの出会いは10年ほど前、
私が東京で『みづゑ』誌の編集長をしていた頃に取材をしたのがきっかけ。
以来、家族ぐるみでおつきあいをさせてもらっている。
彼女は、デザインしたアクセサリーを全国のショップやギャラリーなどで
販売する活動をしていて、私が岩見沢に移住してからも
北海道のイベントに参加する折りに会う機会をつくってくれるのだ。

岩切エミさん。1996年からアクセサリーやファッションのブランド〈car*g*mom〉を展開するかたわら、NHKの番組『すてきにハンドメイド』などにも出演。かぎ針編みのアイデアがつまった書籍なども刊行。手仕事の大切さ、手づくりの楽しさを伝える活動を続けている。

今夏も、エミさんがわが家を訪ねてくれることになったので、
ぜひどこかでイベントを開催したいと考えていた。
2年前にエミさんのアクセサリーづくりワークショップを
岩見沢の市街地で開催したことがあるが、
今回は、いま私が空き家を改装してゲストハウスのような場所づくりを計画中の
岩見沢の山間部・美流渡(みると)地区で開催したいと考えていた。

ちょうどタイミングよく、先月、美流渡で
〈東部丘陵地域(美流渡を含む岩見沢の山間部の地域のこと)未来会議〉として、
イギリスのエコビレッジとトランジッション・タウンを視察してきた、
岩見沢在住の林睦子さんの報告会(前回連載参照)を開催したこともあり、
美流渡の友人たちと相談して、この会議の第2弾として、
エミさんのイベントを企画してみようということになった。
イベントは2部構成にし、午前中は手づくりの楽しさを伝える親子ワークショップ。
午後は、エミさんのこれまでの活動を振り返るトークと
参加者による意見交換を行うことにした。

7月3日、イベント当日。
午前中に行ったのは、子どもにエコバッグに絵を描いてもらい、
そこに親が刺繡を加え完成させるというワークショップだ。
2〜8歳くらいまでの子どもたちが集まり、サインペンで思い思いの絵を描いていった。
「子どもの絵を消さないように、ポイントポイントに
刺繡やスパンコールをつけていくといいですよ」
そんなエミさんのアドバイスを聞きながら、お母さんやお父さんたちは、
机いっぱいに並んでいる材料から好きなものを選んで、チクチク針仕事をしていった。

エミさんが作例としてつくってくれたバッグ。わが家の2歳の娘と5歳の息子が絵を描き、そこに刺繡をしてくれた。

まだ形が描けない2歳児の線に合わせて刺繡をするだけでも、見違えるようにかわいいバッグに!

黒1色のサインペンで描かれた絵も、刺繡を入れていくと、
なんとも愛らしいデザインに変身!
玉止めした糸をあえて外に出すなどラフさがちょうどいいバッグができあがった。
「私は自分で何かをつくることも好きだけれど、ものづくりのきっかけをつくって、
みんなでその楽しさを共有したいと思っているの」
できあがったバッグを見て、エミさんもうれしそうな表情でそう話してくれた。

子どもたちも真剣。黒いサインペンだけでなく、色つきのペンで思い思いの絵を描く。

最近エミさんは、自身の肩書きを「クラフトコミュニケーター」という、
自身で考えた造語に変えようかと思っているという。
作家としてものづくりをするだけでなく、手仕事を通じて人と人とをつないでいく、
そんな役割を担っていきたいのだそうだ。

子どもたちののびのびした線。「これを消さないように刺繡やスパンコールをつけてみては?」とエミさん。

完成! それぞれの個性が光るバッグができあがった。

11の移住の物語 〈あたらしい移住のカタチ〉 暮らしを変えたいから、 場所を変えてみる。

編集者のセソコマサユキさんが
札幌、山梨、岐阜、岡山、山口、福岡、沖縄へ移住した人たちのもとを訪ね
一冊の本〈あたらしい移住のカタチ〉にまとめました。

本を開くと、1ページ目にはまっ青な水平線と空が広がります。

そこに書かれているのは、2012年に沖縄へ移住したセソコさんの思い。
そうこの本は、移住をした著者が、移住者の視点で取材をした本なんです。

登場するのは文筆家・編集者の服部みれいさん、
〈くらすこと〉主宰の藤田ゆみさん、〈山角〉店主、内藤亜希子さん、
〈ココホレジャパン〉主宰の浅井克英さん、靴職人の池間貴幸さんなどなど。

山梨県北杜市に住む〈山角〉店主、内藤亜希子さん。

山口県山口市に住む靴職人、池間貴幸さん。

移住の動機は、みなさんさまざま。
それぞれの暮らしを築くまでのエピソード読んでいると、
本当に移住したくなってきてしまいます。

「日々の食べ物を友だちでまかなえるのはかなり嬉しいです。
牡蠣を漁師さんから直接買えるとか、そういうのって
値段的なことだけじゃなくて安心やありがたみがあって、
スーパーで買うのとは価値観が違う気がします。
まわりには、ほかにも大工さんとか温泉宿とかいろんなことをやっている人がいて。
自分が30代、40代になって子どもができたときに、
豊かさや、目指している未来はなんとなく一緒っていう人たちが近くにいるのが
本当に面白いです」(〈ココホレジャパン〉主宰、浅井克俊さん)

沖縄県国頭郡に暮らす主婦、根本きこさん。神奈川県逗子市にあったカフェ〈coya〉の店主として記憶している方もいるのでは。

「失った物はあるけれど、それ以上に得たものもある。
何が好きかといわれれば、料理をつくって人に出すこと。
そういう場所をつくりたいと思っているし、
そのすぐそばに子どもたちが学んでいるような場所があったら素敵だし、
そのまたそばに畑があったら嬉しいし」(主婦、根本きこさん)

楽しい話だけではなく、大変だったこと、厳しいことも伝えてくれます。

岡山県真庭市で〈蒜山耕藝〉を主宰する高谷裕治さん。自然栽培でお米などを育て、週末はカフェ〈くど〉をオープン。

「雨も雪も多いし、いろいろ大変ではあるけれど、
それ以上に自然がもたらしてくれる、稲をはじめとした恵みがあります。
収入的には以前より少なくなったし、冬は雪で強制的に外で働けないのが辛くもあります」
(〈蒜山耕藝〉主宰、高谷裕治さん)

「田舎に行ったらのんびり、なんていうのはほとんど幻想だ。
ただ、それが仕事に追われているのではなくて、暮らしのこともしている、
というのがこれまでとの大きな違い」(セソコマサユキさん)

全国トップレベルの学力! 秋田県の魅力に迫る 『あきたの教育体験学校/東京校』 1日限定開校!

豊かな自然とその自然が育むおいしい食べものに恵まれた秋田県。
コロカルでも紹介した秋田県の映像プロジェクトは、大きな反響を呼びました。

そして秋田県はまた、全国トップレベルの教育水準を誇ることでも知られます。
それはなぜなのか? その理由がわかるかもしれない体験イベントが、
7月24日に東京で開催されます。
その名も『あきたの教育体験学校/東京校』。
このイベントは、秋田県で教育に携わる人や、秋田県で子育てをするママが登場し、
トークセッションや交流会を通じて、秋田県の教育に親子で触れられるというもの。

イベントでは、子どもたち自身が工夫しまとめる家庭学習ノートなど
独自の取り組みで注目されている、秋田県東成瀬村の教育長を務める
鶴飼孝さんによる教育に関するパネルトークや、
村の小学校教諭の柴田昌幸さんによる体験授業も予定。
また秋田県は、食育にも力を入れています。
地域の食材を使い創意工夫された給食が評価され、
「第7回地産地消給食等メニューコンテスト」で文部科学大臣賞を受賞した、
五城目町立五城目第一中学校で栄養士を務める吉原朋子さんを招いた
学校給食の試食会も行われます。

さらに、東京から秋田へ移住し、子育てをしながら
五城目町地域おこし協力隊として活動する丑田香澄さん、
子育てしやすい環境づくりに取り組んでいるNPO法人代表の
山﨑純さんをゲストに招いた交流会も実施。
実際に秋田で暮らす人の生の声を聞けるいい機会となりそう。

小豆島・生産者と暮らしに出会う旅 ってどんな旅?

島の人も、島外の人も、初めての田植えに挑戦!

小豆島で暮らす友人たちと活動している〈小豆島カメラ〉。
島の暮らしのなかで出会える風景や人、食べものを
オリンパスカメラで撮影し、発信しています。
2014年春から本格的に活動し始め、気づけば3年目です。

その小豆島カメラの活動のひとつとして定期的に開催しているのが
「生産者と暮らしに出会う旅」。カメラを持って、
いつもの観光スポットとはちょっと違う場所を訪れる&体験するツアーで、
島の生産者さんに会いに行ったり、リアルな暮らしに触れたりしながら撮影します。
私たちが普段使っているオリンパスカメラの貸し出しも行い、
カメラの使い方レクチャーや、こんな風に撮ってみよう~なんてことも
お話したりします。

この6月に、4回目となる「生産者と暮らしに出会う旅」を開催しました。
今回のテーマは、島のお米と暮らし。

6月、田んぼの稲がどんどん大きくなっていきます。

小豆島・肥土山で育てられたお米〈肥土山そだち〉。

私の暮らしている小豆島・肥土山地区ではお米を育てている方がたくさんいます。
売るためのお米をつくる専業の米農家さんは少なく、
ほとんどの方が自分たち家族や親戚など身近な人が食べるためのお米を育てています。
春に田植え、秋に収穫、新米をいただく! というのが暮らしの一部。
毎年、田植えや稲刈りの時期はみんなとても忙しそうです。
あ、私たちもいつかはお米を育ててみたいなと思いますが、
いまはまだ近所の親戚から譲ってもらっています。

そんな暮らしを体験しようということで、今回はずばり、田植え&梅干しづくり!
〈肥土山そだち〉というお米を育てている生産者さんにご協力いただき、
田植えをさせていただきました。

みんな素足で田んぼへ。

大人になって初めての田植え。みんなけっこう興奮。

「あそこ空いとるぞ~」と言われながら(笑)、がんばって植えます。

今回のツアー参加者は、島内の方と島外の方が半々くらいだったのですが、
ほとんどが田植え未経験(だからこそツアーに参加してくださったのかもしれませんが)。
私たち自身、田植えってしたことないよね、してみたいね! 
という思いから始まった企画。
毎日のように食べているお米なのに、身近なようで身近じゃない田んぼ。
今回はどっぷりと泥の中に素足を入れて田んぼを身近に感じました。

第30話・ 色とりどりのハーブに癒やされる 〈神戸布引ハーブ園〉

第30話
色とりどりのハーブに癒やされる
〈神戸布引ハーブ園〉

スコットランドから、
グレアムさんのパパとママが神戸に遊びにきました。
グレアムさんが二人を案内したのは〈神戸布引ハーブ園〉。
ここはロープウェイで10分で辿り着く、
日本最大級のハーブ園。ガーデンに咲き乱れるローズやラベンダー、
眼下に見下ろす神戸の風景に、癒されること間違いなし。

スコットランドのエコビレッジ、 フィンドホーンってどんなとこ? イギリスの取り組みから、 地域の未来を考える

エコビレッジの話が聞きたい! そんな想いからイベントを企画

北海道・岩見沢の山間部にある8ヘクタールの土地を、私と一緒に購入した
林宏さん・睦子さん夫妻のことは、この連載で何度か触れてきた。
山の整備を「山活!」と称して仲間を募って活動したり、
睦子さんが企画している子どもの遊び場「プレーパーク」に一緒に参加したり。
いつもフットワーク軽く、そのとき楽しいと思うことをやっているのだが、
そのなかでも特に印象深かったイベントについて今回は書いてみたい。
それは、岩見沢の美流渡(みると)コミュニティーセンターで
6月11日に行われた睦子さんのトークイベントだ。

睦子さんは、子どもの自由な遊び場づくりやコミュニティづくりに興味を持っていて、
日頃からいろんなアンテナを張り巡らせている人だ。
全国のプレーパークの活動を見学したり、
ときには海外の子どもの学びの場を訪ねたりすることもある。
そして、今年のゴールデンウィークに彼女が参加したのは
「よく生きるツアー2016@イギリス」だ。

訪ねた先はイギリス北部スコットランドにあるエコビレッジ〈フィンドホーン〉と、
世界的な市民運動となっている〈トランジション・タウン〉発祥の地、
イギリス南部デボン州にあるトットネスだ。
このツアーでは、フィンドホーンやトットネスを単に訪ねるだけでなく、
ワークショップに参加したり、人々と触れ合ったりする
15日間のプログラムが組まれていた。

フィンドホーンには季節の花が咲き乱れる。このツアーを企画したのは、〈よく生きる研究所〉を主宰し、〈トランジション・ジャパン〉初代代表を務めた榎本英剛氏。2015年にも同様のツアーを開催し、エコビレッジやトランジション・タウンの取り組みを人々に伝えている。

北海道にエコビレッジをつくりたいと思っている私としては
なんともうらやましいこのツアー。
しかし、わが家は子どもが小さいこともあり参加できないので、
睦子さんに報告会をやってもらえないかとお願いしてみた。
彼女も報告会には乗り気で、いま私が空き家を改装して
ゲストハウスのような場所をつくろうとしている、
美流渡地区で開催できたらいいねと話し合った。
美流渡は過疎化が進み、学校の統廃合問題なども持ち上がり、
コミュニティをどう維持していくのかが課題となっている地域だ。

地域の今後について考えるとき、イギリスの事例が役に立つこともあるかもしれない。
また、この地域を活性化しようと活動を続けるNPO代表の菅原新さん(連載第10回)や、
地域おこし推進員(協力隊)の吉崎祐季さん(連載第16回)とのつながりも
生まれたこともあり、ふたりと相談するなかで報告会を具体化していくことにした。

「友人たちを集めて5、6人で話が聞けたらいいね」
最初私たちが考えていたのは、そんな小さな報告会だった。
そこで試しにFacebookにイベントページをつくって知らせてみたところ、
思いがけず反響が大きいことがわかった。
もしかしたら20人くらい集まるんじゃないだろうかということで、
ゆるいおしゃべり会よりは、もう少し報告会らしい企画に変えていくことにした。

「美流渡やその周辺の地区の人たちに参加してもらって、
今後について話し合える場にしてみたい。
さらに別の地域の人たちともつながり、
さまざまな視点でまちづくりについて考えられたら」
そんな想いから、この会を「東部丘陵地域未来会議」と名づけ、
第1部はイギリスの事例の報告、第2部は参加者でグループワークを行うことにした。
ちなみに東部丘陵地域とは、岩見沢の美流渡をはじめ、
朝日、毛陽、万字(まんじ)などの山間部に近い場所のことを指す。
いずれも人口減少の問題を抱える地域だ。

『寺ねこDAYS ねこはなやまニャい』 福井の有名〈猫寺〉が写真集に。

福井県越前市の郊外にある禅寺、〈御誕生寺(ごたんじょうじ)〉。
別名 “ぬこ(猫)でら”と呼ばれるこのお寺、
猫愛好家ならご存知かもしれません。

ここは、曹洞宗の修行道場ですが、
もともと猫好きの板橋興宗禅師が捨てられた猫を保護したり、
もらってきたりしたことから猫が増え、
今や多くの人々から親しまれている猫スポットなんです。

そんな御誕生寺の日常を写真とエッセイで記録した書籍
『寺ねこDAYS ねこはなやまニャい』がこのたび発売されました。
思い思いに歩き回ったり、寝そべったりしている猫たちと、
修行する禅僧たち、猫と写真を撮って楽しそうに過ごす
参拝客たちの姿が収められています。
写真とともに、板橋禅師のメッセージも。

御誕生寺と猫のご縁は、2002年の再建時から。
境内の捨て猫を保護しているうちに猫が徐々に増えていき、
現在は27匹の猫を保護、飼育しています。
猫の世話は修行僧の修行の一環として行われているのがスゴイ!

農業を始めて4年目、 畑でともに働く仲間をつくる

仲間とともに働くということ

小豆島で農業を初めて4年目。
今年もまた暑さと雑草との戦いの夏の畑作業が始まりつつあります。

4年前、まったくの素人の状態から始めた農業。
いつどの野菜の種をまいたらいいのか、
そもそも畝はどうやってたてるのか、肥料はいつ入れるんだろう。
もう疑問しかない状況(笑)。
悩んで止まっていても始まらないから、まずは手を動かせと言われ、
見よう見まねで取り組み始めました。

そしていま、4年経っても相変わらず疑問だらけ(笑)。
ただ疑問の内容は少し深くなって、この病気はなんだろうとか、
どの養分が足りないんだろうとか。
4年前と比べたらちょっとは農家らしくなりました(自分で書くのもあれですが)。

今年から新しく借りた畑。もともとは田んぼで使われてなかったところ。

ハウスも新たに借りました。トマトを育てています。

そんななかで変わったことのひとつとして、
今年は定期的に島の友人たちに畑作業を手伝いに来てもらっています。
たくちゃん(夫)と私のふたりだけでは作業が追いつかないことが一番の理由ですが、
ふたりだけでやるよりもいろんな人に関わってもらって
ともに働くほうが楽しいだろうと思ったから。
まずは島の友人たちに来てもらっています。

4月上旬、友人たちに手伝いに来てもらって「生姜植え付け祭り」。

畑作業の合間のコーヒータイム。

せっせと生姜を植えていきました。

お昼ごはんはみんな一緒に庭で。

植物の声に寄り添って。 ハーブティーをつくる 〈白銀荘〉翔太さんと山を歩く

荒涼とした笹原をどうやって再生するのか

この春手に入れた山をこれからどのように活用していくのか。
この連載で何度か書いたように、わが山は木がすっかり伐採されており、
そのほとんどが笹原となっている。
ここに植物を植えて、ハーブガーデンのようにつくり変えられたら
ステキなんじゃないだろうか。
そんな思いがあり、北海道の長沼でハーブを育て、
ブレンドしたお茶の販売を行っている友人の柴田翔太さんを山に招き、
意見をうかがうことにした。

翔太さんが来てくれた5月25日は、北海道も気温が高く汗ばむような陽気となった。
わが山は、木がないので日差しがダイレクトに照りつける。
笹原が広がり、とくに伐採した木を運ぶためにつくられた
ブルドーザーの通る道“ブル道”は、土がむき出しになり乾燥が激しい。
しかしそんななかでも、翔太さんは、笹以外に
野バラのような植物があちこちに自生していることを教えてくれた。

柴田翔太さん。ハーブティーのブレンドを行う〈白銀荘〉を主宰。デザイナーや写真家としても活動を行っている。

わが山は木が伐採されているので笹原となっている。

ブル道のまわりは土がカラカラに乾いている。そんななかでも、バラ科の植物が地面を這うように生えていた。

翔太さんが発見してくれたもののひとつに笹の花がある。笹が花をつけることはめったにないようで、一説によるとその周期は50年以上とも言われている。

そして翔太さんは山を歩きながら、石狩の当別町にある
北海道医療大学が所有する山で行われている、ある取り組みについて教えてくれた。
この大学の薬学部では、薬用植物とこの地域の生態系の研究のために、
校舎に隣接する山林を〈北方系生態観察園〉として、
山に自生する植物を守り育てる活動を行っている。

「山野草の生育を助けるために、この大学がやっているのはとてもシンプルな作業です。
刈り払い機を使わずに、手作業で笹を根元から刈るというもの。
土の中にはたくさんの種が眠っています。
笹を刈ると地面に光が当たり、さまざまな植物が芽を出すんですよ」

そう言いながら、翔太さんが笹の根元をかき分けると、
小さな双葉がそこかしこに顔を出している。
いまは日光が遮られているため、芽を出した植物たちは
なかなか大きく成長することが難しいが、笹を刈ることによって
山野草がいっぱい咲く花畑ができるかもしれないと翔太さんは言う。

「一度、医療大学に見学に行きませんか? 
笹を刈ったあとの変化がどんなものか、きっとわかると思いますよ」
山をどうやって再生していけばいいのか、悩んでいた私にとって
願ってもないお誘いだった。
さっそく1週間後に、この大学を訪ねることにした。

翔太さんが笹をかき分けると、さまざまな植物が芽を出しているのを見つけることができた。

ブルドーザーが通った道は、土がえぐれている。荒れた山肌にも花を見つけてくれた翔太さん。

笹の影にならない部分に咲いていたのは黄色い花。荒れ地と思っていたところにも自然の営みがある。

亀の保護活動

車のなかではラジオでなく、もっぱらCDを聴いている。
今週のCDをセレクトして、小洒落たケースにきちんと並べて……なんてことは
生まれ変わった次の人生でもたぶんない。
車の収納やシートの上のあちこちに10枚ほどをほぼ置きっぱなしだ。
そんなCDのなかに、友人のタナカさんが貸してくれた
70〜80年代ポップスのコンピレーションがある。
バラードというくくりはあるもののセレクトは無節操で、
ヒット曲を右から左に並べたような雑な構成だけど、
どういうわけかしばらくこのCDを入れっぱなしにしてある。
6月のその日の朝も、このアルバムを聴きながら車を運転していた。

2曲目に入っているのがジャーニーの『Open Arms』。
生まれ変わった次の人生では
ドン・ヘンリー イーグルスの声で生まれてきたいとかねがね思っているが、
スティーヴ・ペリー ジャーニーも悪くない。
しかし、この曲に関しては声の魅力うんぬんより、
やっぱり彼の歌唱力に尽きる。この人、ほれぼれするくらいに歌がうまいのだ。
そして、曲の余韻は3曲目のイントロで完全にかき消される。
ワムの『Careless Whisper』。実はジョージ・マイケルは嫌いじゃない。
なにより、同い年のうえに生まれ月も同じという理由で、
ほかのどんなアーティストよりも親近感がある
(映画界ではジョニー・デップがそうです)。
でも、『Careless Whisper』はいただけない。
この曲がかかっているときだけは絶対に事故を起こしたくない。
想像してみてほしい。接触した相手の車が大破して、
慌ててかけよった車からこの曲が流れているシーンを。
エアバッグに血がべったりついて、鼻が折れ曲がってうめき声をあげていたとしても、
ぼくなら「大丈夫ですか!」と声をかけながらこみあげる笑いをこらえきる自信がない。

6月のその日の朝、チコリとツツを保育園に送ったあと、
ぼくは笠岡まで海沿いの道をドライブして銀行へと向かっていた。
保育園の帰りに娘たちとよく立ち寄る青佐海岸の少し手前、
車中の曲が例の『Careless Whisper』に移った直後だった。
片側一車線の県道のほぼ中央に黒っぽい塊を見つけた。
一瞬でそれが亀だとわかった。
首を精一杯伸ばして必死で道路を渡ろうとしている。
ぼくはすぐに車を道の脇に寄せた。前後とも視界に車はなし。
車から降りて、無謀な横断を試みている亀にかけより甲羅に手をかけた。
超ビッグなヤツだった。軽自動車のハンドルぐらいはあった。
ぼくはスピードを出した車が突然現れやしないかとヒヤヒヤしながら、
同時に開け放した車の窓から聞こえる『Careless Whisper』を
誰かに聞かれやしないかとやきもきしながら、
海側に広がっている原野のような茂みに足を踏み入れたそのときだった。
この亀クン、お尻の側から大量のおしっこを一気に吹き出した。
コップ一杯ほどもあったかもしれない。
避ける間もなく、まともに下半身に浴びた。お気に入りの麻のパンツが台無しだ。
それでもぼくは道路に出ちゃいけないと、茂みの奥のほうまで行って放してやった。

銀行での支払いよりも着替えである。
ぼくはまっすぐ家に帰ってパンツを脱ぎ、洗面所のシンクで手洗いした。
外で洗濯物を干していたタカコさんが入ってきて、
パンツを洗っている下着姿のぼくを見た。
「どうしたの?」
「どうしたと思う?」
「また漏らしちゃったの?」
「おいおい、オレいつお漏らししたよ?」
「じゃあどうしたのよ?」
「ちょっと長めの話になるんだけどね−−−−」
案外短く伝えることができた。
「そんなことがあるのねえ」
「東京じゃまずないね。今年は恩を徒で返される年だな」
言いながら、パンツを干そうと外に出た。
「赤星さん、竜宮城に連れて行ってくれるかもよ」
タカコさんはそう言ってひとり笑った。断言しよう、ヤツはウミガメじゃない。
サイズはデカいが、普通に池にいるヤツだった。池に竜宮城は、ない。

倉敷で亀の本を書いている人がいる。著者は古書店〈蟲文庫〉の田中美穂さん、
タイトルは『亀のひみつ』(WAVE出版)。
この本のなかに登場する、彼女が飼っている亀の一匹に、
「児島にいる知り合いが犬の散歩中に保護した」という紹介がなされている。
その「知り合い」というのがなにを隠そうぼくのこと。
あのときはまわりに放すような場所がなかったので、
救いを求めるかのように彼女のもとに届けたのだった。
そういえば、彼女には拾った子猫を数日預かってもらったこともある。
なにかと動物系の困りごとで助けてもらっている田中さんなのだが、
冒頭のCDを貸してくれたタナカさんとは別人である。

町内会でつくったというゴキブリ団子が配られてきた。市販のものよりも効果があるらしい。容器が瓶の蓋というのがシブい!

今年初めて挑戦したマイ畑。春に耕した3畳ほどのスペースに、ホームセンターで買った種とか苗をかなりいい加減に植えている。手前にあるボリューミーな緑はすべてパクチー。その向こうの白い花はルッコラ。ほかにセロリ、ズッキーニ、トマトなどが夏の有望株。

今帰仁(なきじん)で手に入れた 家とカフェ、そして野菜 〈カフェこくう〉

高台からの眺望は最高! 長居したくなるカフェをつくった夫婦

ちょっと不安になるくらいクネクネと山道をクルマで上って行く。
しばらくすると突然パッと開ける場所に出る。
山の上に分譲住宅地があって、まだすべては埋まってはいないが、
そのなかでも海を一望できる一等地ともいえる場所に〈カフェこくう〉がある。
沖縄っぽい雰囲気がありながらもモダンな建物が目印だ。

真冬以外は大きな窓も開け放して、風がよく通る。
海へ向かうカウンター席もあって、
たとえ家族連れでも横並びでそちらに座ってみたくなる。
それだけ、この眺望は格別だ。

自宅併設のカフェを夫婦で営む。

木で溢れる店内。

お店がオープンしたのは2012年。
店を営む熊谷祐介さんと友紀子さん夫婦は、2008年に沖縄に移住してきた。
まずは那覇の都心部に住む。でもそれは仮住まいで、長く住むつもりはなかったのだという。

「小さなお店をふたりでやりたいねと話していました。
でも土地勘がないので、まずは那覇に住みながら沖縄をすべて見て回ったんですよ。
南城市も読谷村もステキだったんですが、
やはりココ今帰仁村(なきじんそん)が気に入りましたね」と話す熊谷祐介さん。

カフェは自宅を隣に併設している。
当初は古民家に憧れていて、移築して住みたいと思っていた。
しかしなかなかいい物件もなく、
建築士さんに「沖縄は風も日差しも強いから、数年で古民家みたいになるよ(笑)」
と言われ、新築を建てることに。

とにかく抜けが最高!

実際に施工を担当したのは宮大工さん。
すでに沖縄にも宮大工は2社しか残っていないという。
建物は沖縄らしい工夫がつまっているものになった。
ボルトなどの金属は使わず、木だけで組み上げている。
家を建てる土地に小さな家を建て、
時間ごとの日差しを計算したり、沖縄の自然環境に合わせて親身になって教えてくれた。
だから土地を購入してから実際に建物が完成するまでに、3年かかったという。
建物は台風などで風に揺れて、どんどん締まっていくという。
台風のたびに強くなる建築なんて、なんとも沖縄らしい。

じっくりとていねいに。
沖縄時間なんてよくいわれるが、それは熊谷さん夫婦のリズムにも合っているようだ。
いまは少しずつ色の変化や味を楽しみながら育てている段階。
沖縄特有の強い風と日差しで、どのように経年変化していくのか楽しみだ。

かわいい色の瓦が目印。

小豆島から徳島へ! ゼロ・ウェイストをめざす上勝町と IT企業が集まる神山町

「ゼロ・ウェイスト」をめざすまちのブルワリー

突然ですが小豆島って何県かご存知ですか。
瀬戸内に浮かぶひとつひとつの島が、岡山県、広島県などの本州側に属するのか、
香川県や愛媛県などの四国側に属するのか、いまだにほとんど知らない気がします。
で、小豆島はといういうと香川県でした。

地図で見ると小豆島は香川県の北東のほうにあります。
県庁所在地の高松市には、小豆島内の4か所の港から船で行くことができ、
高速艇なら30分で行き来できます。
そんな感じなので、小豆島で暮らすようになってからは四国が本当に身近になりました。
香川だけじゃなくて、徳島、高知、愛媛もぐっと近い存在に。
こっちに来る前(名古屋在住時)は、高知なんてどんだけ遠い〜って思ってましたが、
いまでは船と車で2時間もあれば行けます。

先日、ふらっと徳島を訪れることに。
たまたま時間ができたのと、見てみたいなと思っていた建築があったので。
「あさって徳島行こか!」
そんなのりで、徳島行き決定。

目的地は徳島の上勝(かみかつ)町にある
RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store〉。
上勝町は「ゼロ・ウェイスト宣言」をしていて、
ゴミをゼロに近づける活動を町全体でしています。
RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Storeは、
そのゼロ・ウェイストを楽しく理解してもらうための施設だそうで、
クラフトビールを製造されています。

それまでは廃棄されていた、上勝特産の柑橘である柚香(ゆこう)の
果汁を絞ったあとの皮を、香りづけに使用したり、
クラフトビールをつくる過程でできた麦芽粕をお菓子やグラノーラなどに再利用したり。
建物自体も、使われなくなった建具や棚などが生かされています。

何枚もの建具を組み合わせた大きな窓が印象的。

町内の製材所で出てくる端材をもらい受け、外壁に利用したそうです。

上勝特産の柚香を利用したフルーティーなクラフトビールをいただきました。

ゴミステーションにあった建具、家具などを利用したディスプレイ。

空きビンを丁寧に加工してできたシャンデリア。

まちの活動自体を物理的に体感できる場所っていいなぁと。
それが難しいものじゃなくて、かっこよくて楽しいものであること。
きれいな景色を見たり、おいしいごはんを食べたりするのももちろんいいのですが、
旅を楽しみながら、その土地の活動に触れたり、
その土地の人と話したりできると、自分にとってぐっと身近な場所になる。

山を楽しむ「山活!」 十数年後の山の未来へ 想いを馳せて

春に欠かせない山の手入れとは?

エコビレッジづくりの可能性を探るために、この春、わたしは山を買った。
ここに家を建てたりビレッジ化したりするプランはまだまだ先の話になるが、
木が伐採された笹原のようなこの地をどのように活用していくのか、
いま計画を練る段階に入っている。
山での活動、略して「山活!」と勝手に命名し、
まず、わが山の隣の土地を所有し、山に詳しい日端義美さんに弟子入り(?)しつつ、
山の手入れや楽しみ方を教わることを始めている。

ゴールデンウィークは絶好の「山活!デー」だ。
日端さんは、わが山のとなりとともに、岩見沢の上幌地区にも山を持っている。
5月2日、この上幌の山で、日端さんが理事を務める〈みどりのおやゆび チュプ〉の
メンバーによる、春のこの時期に欠かせない山の整備が行われた。
〈みどりのおやゆび チュプ〉とは、以前この連載(第7回)で紹介した
岩見沢を中心に活動をしている〈自然エネルギーを考える会〉が、
NPO法人の申請をするにあたって新たにつけた名称で、
日端さんの山で自然の恵みを暮らしに還元する
さまざまな活動を行っている(ちなみにわたしもメンバー)。

まず行われたのが、山ブドウとコクワの棚上げ。枝を棚に広げるようにすると秋に実が収穫しやすくなる。

棚上げしていない状態のコクワ。蔓が絡みついたような状態になっている。コクワは、サルナシという木の愛称。実は素朴な甘みがあってキウイフルーツに似た味わいがする。

クルミなどの幹から出た新しい枝を剪定する。この枝より上部にある枝の生育を妨げないようにするための作業。

この日のメインの作業となったのはニセアカシアの駆除だ。
幼木のうちに根元から切り倒し、切り株に農薬を塗布するというもの。
ニセアカシアは北米原産のマメ科の木で、荒れ地でもよく育つことから、
緑化のために、明治以降に導入された。
ハチミツの蜜源になるなど役立つ面もあるようだが、
繁殖力が旺盛なため、生態系バランスが崩れてしまう恐れも指摘されており、
近年では駆除が必要だと考えられるようになっている。

たしかに日端さんの山を歩いてみると、草原のあちこちに
ニセアカシアの幼木が1〜2メートルくらい伸びているのを見つけることができた。
しかも根元から切り倒しても、脇から再び芽が出てくるようで、
簡単には駆除できないものだという。
外来種が多くなっている現状を考えると、木々を伐採した土地を放置しておくだけでは、
多様性を持つ本来の森の姿に戻るわけではないのだということを実感した。

草原となっているところにもニセアカシアの幼木が多数見つかった。数か月で1メートル以上も伸びるという。

息子も伐採のお手伝い。ニセアカシアには大きなトゲがあるので、刺さらないように注意しながら。

みんなで汗を流したあとは、この時期の山のお楽しみ!
フキ、ヨモギ、イラクサ、ニリンソウなど山菜採りに精を出した。
「今日の晩のおかずが一品これでできるねー」なんて、
おしゃべりしながら葉をつんでいく。
日端さんをはじめ会のメンバーのみなさんは、山菜にもとても詳しく、
これは胡麻和えにするといいよなど、食べ方もいろいろと教えてくれた。

ヨモギ。すりつぶして団子に入れるだけでなく、若芽は天ぷらにしてもおいしいそうだ。

可憐な白い花をつけるニリンソウ。こちらもおひたしなどで食べられる。

つんだ山菜を家に帰ってさっそく調理。写真はイラクサ。葉にトゲがあるが、ゆでて胡麻和えにしてみると、葉の味が濃くておいしい。

山の上の城? 瀬戸内海の島で一番高い 〈星ヶ城山〉を登る

まだまだ知らないところだらけ! 不思議な光景に出会う

小豆島での暮らしも4年目。
地図で見ると小さな島ですが、暮らしてみるとほんとに大っきな島。
いまだに知らない場所、行ったことがない場所が島の中にたくさんあります。

5月の連休に私の両親が島に来ていたので、
せっかくだから行ったことがないところへ行ってみよう! というわけで島探検へ。
新緑が美しいこの季節、さてどこに行きましょか。

私がずっと気になっていて行けてなかったのが
〈星ヶ城山〉(ほしがじょうやま)という小豆島で一番高い山。
標高817メートルで、瀬戸内海の島々の中で一番高い場所です。

そびえ立つヒノキ林の写真だったり、石を積み上げたお城のような建物の写真。
友人たちが星ヶ城山で撮った写真を見て、
いったいどんなところなんだろうといろいろと想像していました。

いまの季節、山の中を歩くのはさぞ気持ちいいだろうな。
そうだ、星ヶ城山に行こう!
連休最後の日の午後、山を登ることに。

星ヶ城山の駐車場までドライブ。

山歩きの道が整備されていて、楽しみながら歩けます。

星ヶ城山に登るにはいくつかのコースがあります。
標高ほぼ0メートルの草壁港から3時間くらい歩いて登る本格的なコース。
ロープウェイなどで寒霞渓山頂まで行き、そこから1時間弱くらい歩いて登るコース。
そして一番気軽に行けるのが、星ヶ城園地の駐車場まで車で行き、そこから歩くコース。
今回は初めてということもあり、一番気軽なコースで(笑)。

駐車場に着くと、まわり一面ヒノキの森。
その中の道をえっさほいさと進んでいきます。
まっすぐにそびえ立つ木々。少し冷たい空気。
歩いているだけで気持ちいい。

まっすぐそびえ立つヒノキの森。圧巻。

〈マムシソウ〉というらしい。あちこちに生えていました。

ひんやりとした空気の中、歩くだけで気持ちがいい。

星ヶ城山には東峰(標高817メートル)と西峰(標高805メートル)があります。
登っていくと途中に分かれ道が。

東峰と西峰に向かう分かれ道。

東峰に向けて登っていきます。

第29話・神戸の ファーマーズマーケットに お出かけ

第29話
神戸のファーマーズマーケット
にお出かけ

今週のグレアムさんは
神戸の東遊園地で、毎週土曜日朝に開催されている
ファーマーズマーケットにお出かけ。
新鮮な卵や野菜、お豆腐にチーズケーキも! 
生産者さんとのおしゃべりもマーケットの楽しみのひとつです。