第31話・ここに行けば 神戸の面白い人に会える! 名物ビンテージ屋さん 〈スペイスモス〉

第31話
ここに行けば神戸の面白い人に会える!
名物ビンテージ屋さん〈スペイスモス〉

今週のグレアムさんは、ローカルブランドの
小さな雑貨店やセレクトショップが立ち並ぶ、
神戸・栄町エリアにおでかけ。
ファッションや音楽、映画などの
ポップカルチャーとゆかりの深いビンテージ屋さん
〈スペイスモス〉〈フリピエ・ゾエトロープ〉をご案内します。

今日は神戸の栄町エリアにやってきました。ここはローカルブランドの小さな雑貨店やセレクトショップ、ビンテージショップなどが数多く立ち並ぶエリアです。

今日伺ったのは、〈スペイスモス〉と〈フリピエ・ゾエトロープ〉。どちらも地元神戸出身の豊田香純さんが経営するビンテージの洋服屋さんです。豊田さんに、スペイスモスについて教えてもらいましょう。

「はじめまして、豊田です。スペイスモスは『音楽好きな男の子・女の子のクローゼット』をテーマに、ヨーロッパ・アメリカの古着、アクセサリーや雑貨を中心に、音楽、映画関係のグッズや書籍などを集めたお店です。お店の名前(Spacemoth/宇宙蛾)は、イギリス留学中に偶然知り合った〈Stereolab〉のメンバーのTimとLaetitiaが考えてくれました」

「スペイスモスと同じビルの3Fにあるフリピエ・ゾエトロープは、映画をイメージソースにしているんです。より質の高いヴィンテージ・アイテム、現代のセレクトブランドを中心に、映画・音楽関係のアイテムや書籍などをゆっくり見てもらえます」

「4Fにはギャラリースペース〈ダフニス・エ・ルココン〉もあります。ここではお店のフェアや蚤の市を開催したり、貸しギャラリーとしてアーティストやデザイナーの人が自由に使っていただいてOK!」

「地元のミュージシャンやアーティストとコラボレートすることも多いです。過去には国内外のミュージシャンが参加したコンピレーションアルバムをつくったり、さまざまなアーティストやデザイナーの方にお店の古着/オリジナルアイテムをリメイクしてもらうエキジビションも開催しました。ときどきお店や近くのライブハウスでコンサートをすることも」

「神戸や関西のローカルブランドや、日本のインディペンデントブランドのアイテムも扱っています。たとえばミュージシャンが古着をリメイクしたブランド〈FLANGER/Ikebana〉や〈QFD〉、〈spoken words project〉、ボアダムスのヨシミさんが手がけている〈emeraldthirteen〉 などなど!」

「月に一度〈NEW KUT〉というイベントも開催していて、定休日の〈フリピエ・ゾエトロープ〉が、ヘアカットとお買い物が楽しめるプライベート・サロンに変身します。

新しい髪形になるとファッションも新しいものにトライしたくなりますが、ヘアスタイリストでショップスタッフでもあるユカちゃんと私でそのお手伝いをしています。

ユカちゃんはいろいろなファッションブランドや韓国のストリートアート雑誌のヘアメイクなども手掛けていて、センスも腕もばっちりです。神戸に来たら、是非遊びに来てくださいね!」

豊田さん、ありがとう!

〈フリピエ・ゾエトロープ〉はいま、デヴィッド・ボウイの映画『地球に落ちて来た男』の神戸アートヴィレッジセンターでの再上映に合わせて、店内をボウイをイメージしたディスプレイにしています。

スペイスモスは地元のミュージシャンやアーティストにも人気のお店です。僕が訪ねると、毎回誰か面白そうな人がやってきます。11~12年前にアリ(第21話に登場)と初めて会ったのもここスペイスモスでした。

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artist profile

グレアム・ミックニー Graeme Mcnee
ぐれあむ・みっくにー●南アフリカ生まれ、スコットランド育ち。日本在住10年。2011年よりドローイングをコミックのフォーマットで表現する「ミニマルコミック」に取り組む。良寛の短歌をマンガにした「RYOKAN」などのアート・ジンを刊行。
www.graememcnee.com

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