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ヒラメキがまちを救う!
高知県佐川町で「発明職」を募集中

コロカルニュース

posted:2016.8.9   from:高知県佐川町  genre:暮らしと移住 / ものづくり

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〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Yu Ebihara

海老原 悠

えびはら・ゆう●コロカルエディター/ライター。生まれも育ちも埼玉県。地域でユニークな活動をしている人や、暮らしを楽しんでいる人に会いに行ってきます。人との出会いと美味しいものにいざなわれ、西へ東へ全国行脚。

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supported by issue+design

高知県中西部仁淀川流域に位置する、人口13,000人のまち、高知県佐川(さかわ)町。
まちの70%を占める豊かな森林や、多種多様な草花、
お茶やしょうが、にら、梨などのおいしい農作物といった、
地域資源とデジタル技術を活用して、商品やサービス、仕組みを発明する、
佐川町「発明職」のスタッフを募集します。
地域おこし協力隊のポジションとしては、全国でもここだけとなる「発明職」。
なぜこのまちで、発明職が生まれ、今回の募集に至ったのでしょうか?

実はここ佐川町では、デジタルファブリケーションで地域課題を解決し、
生活を豊かにすることを目的とした、〈さかわ発明ラボ〉
2016年5月31日に新設されたばかり。
まちにつくられたラボのスペースには、
レーザーカッターやデジタルミシン、3Dプリンターなどの機器が充実。
町民や子どもたちが中心となってさまざまなものづくりに取り組んでいます。

ラボができる以前にも、町内の小学校の授業でデザイン、電子工作、プログラミングを学び、
子どもたちが世界でオンリーワンのロボットをつくる
ロボット制作キット〈さかわロボット動物園〉や、
佐川町が、NPO法人issue+design、博報堂と協同で制作し、
2015年のミラノサローネに出品され、カンヌクリエイティブライオンを受賞した、
勉強したくなる机〈Write More〉が、すでに成果としてあがっており、
“つくること”“発明すること”への高い意欲と、このまちでの可能性、発展性がうかがえます。

〈さかわロボット動物園〉でつくったロボットを手にする子どもたち。

カリカリ、ガリガリ、サラサラといった書くときにでる“筆記音”を大きくすることができ、書くことが楽しくなるボード〈Write More〉

そんな、デジタルファブリケーションを中心とする、
創造できる人材の育成に力をそそぐまちだからこそ、
地域おこし協力隊にも“ものをつくる力”を求めました。

発明職は、地域資源とデジタル技術を活用して、
モノや仕組みを“発明”し、佐川町を活性化させる人材に与えられる職種。
いわゆる“つくるプロ”を地域おこし協力隊として採用しようという試みです。
2017年4月より勤務できる方が対象となります。
想定される領域としては、デジタルファブリケーション、プログラミング、
電子工作、木工、手芸、アートなど。
好きなこと、得意なことを活かした就業が可能です。

この選考にあたっては、佐川町と東京2か所で開催される説明会兼ワークショップ選考会と、
10月8〜10日に開催される、
2泊3日の採用選考合宿〈発明キャンプ〉への参加が必須となります。
3日間を通して、佐川町の地域資源を用いた“発明”をするのが課題。
アウトプットは、プロダクト、サービス、ツール、仕組み、
場、イベント、メディアなど、何でもOK。
佐川の地域資源×あなたのスキルで、まだ誰も見たことがないような発明を生み出しませんか?

応募締め切りは8月31日(水)まで。
こちらの応募フォームより必要事項を記入し、ご応募ください。

information

issue+design「佐川町発明職」

採用担当 岡本、小菅

社会課題をデザインの持つ美と共感の力で解決するNPO法人issue+design。
佐川町で住民約500人の参加による全18回のワークショップを重ねて、
2025年の町の未来像とその実現のためのアクションプランをつくっています。

info@issueplusdesign.jp

http://issueplusdesign.jp

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