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『寺ねこDAYS
ねこはなやまニャい』
福井の有名〈猫寺〉が写真集に。

コロカルニュース

posted:2016.6.20   from:福井県越前市  genre:暮らしと移住 / エンタメ・お楽しみ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
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writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

福井県越前市の郊外にある禅寺、〈御誕生寺(ごたんじょうじ)〉。
別名 “ぬこ(猫)でら”と呼ばれるこのお寺、
猫愛好家ならご存知かもしれません。

ここは、曹洞宗の修行道場ですが、
もともと猫好きの板橋興宗禅師が捨てられた猫を保護したり、
もらってきたりしたことから猫が増え、
今や多くの人々から親しまれている猫スポットなんです。

そんな御誕生寺の日常を写真とエッセイで記録した書籍
『寺ねこDAYS ねこはなやまニャい』がこのたび発売されました。
思い思いに歩き回ったり、寝そべったりしている猫たちと、
修行する禅僧たち、猫と写真を撮って楽しそうに過ごす
参拝客たちの姿が収められています。
写真とともに、板橋禅師のメッセージも。

御誕生寺と猫のご縁は、2002年の再建時から。
境内の捨て猫を保護しているうちに猫が徐々に増えていき、
現在は27匹の猫を保護、飼育しています。
猫の世話は修行僧の修行の一環として行われているのがスゴイ!

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たいせつな猫の保護活動についても紹介

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かわいい猫たちですが、御誕生寺では猫が増えるにつれ、
高額となったエサ代や治療費に悩んでいました。
それをまかなうために、猪苗代副住職がSNSなどを駆使して、
全国の猫ファンにメッセージを発信。

これにより寄付や参拝者が急増し、
現在の保護活動を続けられるようになったのだとか。
本書では猫の保護という観点から
様々な活動を行なう御誕生寺の活動についても紹介しています。

制作には3年の月日を要した本書。
カメラマンのキッチンミノルさんが寺に泊まりこみ、
朝の5時から猫の行動を観察しながら撮影したのだそう。
ご購入はWebサイトより。

information

『寺ねこDAYS ねこはなやまニャい』

価格:1300円(税別)

A5判、総ページ100ページ 

Web:公式サイト

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