「夏も近づく八十八夜」も過ぎ、新茶を煎れて飲むだけでなく、
スイーツなどでもいただく機会が増えてきました。
緑茶の本場、静岡市でもお茶スイーツが真っ盛り。
その中でも珍しい、食べ比べ・飲み比べができるお店を3軒ご紹介します。

市内一の繁華街・呉服町に店を構える
〈Maruzen Tea Roastery (マルゼンティーロースタリー)〉。
こちらの注目は、
「お茶屋の作ったお茶のシロップとかき氷〜お茶のシロップ3種とかき氷〜」920円。
厳選した一番茶のみを使い、
0度(荒茶)、100度、130度(煎茶)、160度、200度(焙じ茶)と、
同じ茶葉を温度別に焙煎した、お茶のシロップを用意。

とても濃そう……!
この中からシロップを3種とティージェラートをお好みで選び、
ふわふわのかき氷と一緒にいただきます。
まさに静岡市ならではのスペシャルなかき氷。

「お茶屋の作ったお茶のシロップとかき氷〜お茶のシロップ3種とかき氷〜」920円
お茶の焙煎温度別のシロップを少しずつかけて、その味の違いや変化を楽しんだり、
つぶあん、白玉だんご、ミルク、追加シロップ(各110円)のトッピングで、
好きなようにアレンジをしたり。
この時期毎年人気の新茶のシロップと新茶のジェラートもあります。
さらに今年は和紅茶のシロップも新登場で、ますますバリエーション豊かに。
- 「ギフトボックス入り 焙煎温度別 ティージェラート 8種セット」 ¥ 4090
- 「ギフトボックス入り 焙煎温度別 ティージェラート 8種セット」 ¥ 4090
お取り寄せには「ティージェラート ギフトボックス」も。
なかなか会えない方へのご挨拶や、お世話になっている方のお中元にも良さそうです。
さまざまな農作物が育つ茨城で、今まさに旬を迎えた「メロン」。
なかでも茨城県オリジナル品種の青肉メロン〈イバラキング〉は、
茨城県が自信を持っておすすめしている品種です。
そのイバラキングをふんだんに使った「メロンパフェ」が、とても求めやすい価格で
銀座にある茨城県アンテナショップ〈IBARAKI sense〉の
併設カフェ〈BARA cafe〉でいただけます。

茨城県オリジナル品種の青肉メロン〈イバラキング〉。
このイバラキングは、すっきりとした甘さと滑らかな果肉の食感が特徴。
サクサクとした歯切れのよさ、後味の爽やかさもあり、
料理家や食通からも一目置かれる存在です。
併設レストラン〈BARA dining〉のシェフ・三澤晋さんいわく、
直接茨城県内のメロンの契約農家さんとやりとりをし、
その日その日のベストな状態のメロンを仕入れているとのこと。
6月中はイバラキングのパフェを提供予定とのことですが、
また7月には違う品種のメロンパフェが登場、メロンの季節は秋まで続くとのことなので、
食べ比べしてみるのも楽しいですね。
第2の主役、茨城県産ミルクの風味豊かな特製のソフトクリームと一緒に
イバラキングを口へ運ぶと、まるでソフトクリームがソースのよう。
単体で食べてもおいしいイバラキングがミルク感をまとい、
メロン特有の青い香りが甘くやわらかくなるのです。
これぞ王道! な組み合わせを実感できるでしょう。
お米を専用の機械に入れて圧力をかけ、
一気に開放し、「ポン!」という音とともにできるポン菓子。
砂糖や水あめなどを絡めたやさしい味わいは、
いまも幅広い世代に愛されています。

そんな昔から愛され続けているポン菓子を
愛媛県東予地方では、結婚式の引菓子に使うという文化があるそうです。
愛媛に店舗を構える〈ひなのや〉は、
ポン菓子を取り扱う専門店。
現代風にアレンジされた〈ひなのや〉の商品は
国内はもとより海外でも高い評価を受けています。
〈ひなのや〉は、愛媛県内でも有数の穀倉地帯にあり、
主原料であるお米は地元の農家から仕入れています。
その年の新米のみを使用し、
味付けに使う素材もできる限り国産のものを選んでいるそうです。


地域の婚礼福菓子にも選ばれるものでもあるので
「伊予柑」や「新宮かぶせ抹茶」などを使った、
愛媛ならではフレーバーが展開されています。
- 〈ポン菓子 伊予柑〉378円。愛媛産伊予柑ピールの酸味のさわやかな風味がクセになるおいしさ。
- 〈ポン菓子 伊予柑〉378円。愛媛産伊予柑ピールの酸味のさわやかな風味がクセになるおいしさ。
- 〈ポン菓子 新宮かぶせ抹茶〉432円(4〜8月限定商品)。お茶どころとして有名な奥伊予新宮村の「新宮かぶせ抹茶」を贅沢に使用。ポン菓子機で大豆を焙煎してつくられた自家製の粗挽ききなこを混ぜ、やさしい甘さが特徴。
- 〈ポン菓子 新宮かぶせ抹茶〉432円(4〜8月限定商品)。お茶どころとして有名な奥伊予新宮村の「新宮かぶせ抹茶」を贅沢に使用。ポン菓子機で大豆を焙煎してつくられた自家製の粗挽ききなこを混ぜ、やさしい甘さが特徴。
- 〈ポン菓子 醤油〉378円(WEBショップ・直営店限定商品)。香ばしい玄米ポンと醤油を掛け合わせたひと品。醤油は愛媛県大洲市にある梶田商店で100年以上受け継がれてきた杉桶で長期醸造したもの。甘辛いフレーバーはお茶のお供にぴったり。
- 〈ポン菓子 醤油〉378円(WEBショップ・直営店限定商品)。香ばしい玄米ポンと醤油を掛け合わせたひと品。醤油は愛媛県大洲市にある梶田商店で100年以上受け継がれてきた杉桶で長期醸造したもの。甘辛いフレーバーはお茶のお供にぴったり。
このほか、プレーンなものやキャラメルをからめたものなど
常時10種類前後のフレーバーが用意されています。
お世話になったひとへのギフトとしても最適な
詰め合わせもあるので、用途に合わせて選べるのも嬉しいところです。

〈ポン菓子6種詰合箱〉2772円。
小豆島の「醤(ひしお)の郷」という醤油蔵が立ち並ぶ地区に、
〈キッチンUCHINKU(うちんく)〉というカフェレストランがあります。
「うちんく」とは、四国地方の方言で「私の家」という意味。
元そうめん工場の倉庫をリノベーションした広くてゆったりした店内で、
もうひとつの自分の家で過ごしているような気分で
ごはんを食べたり、話をしたりできるお店です。

住宅街にあるそうめん工場の倉庫をリノベーションした〈キッチンUCHINKU〉。

ワークショップで子どもたちと一緒につくったみんなの「うちんく(私の家)」が店内に飾られています。
UCHINKUは、小豆島に移住してきた西本さんご夫妻が2017年4月にオープン。
奥さんの西本理香さんは小豆島出身。
移住する前にご家族で何度も小豆島を訪れていたそうで、
京都や大阪のレストランで、20代にして店長を務めてきたご主人の西本真さんは、
いつかこの場所で自分のお店をやりたいと思っていたそう。
オープンして4年、いつも地元の人たちがごはんを食べに来ていて、
ランチ時は特に賑わっています。

周年おめでとう! の絵をお子さんが描いてくれたそう。こういうの宝ですね。

ランチのデリプレート。野菜いっぱいでうれしい。パンは奥さんの理香さんが焼いてくれます。

パスタやデリプレート、グリーンカレーヌードルなどいろんなランチを楽しめます。
UCHINKUさんには毎週、私たち〈HOMEMAKERS〉の野菜をお届けに行っています。
島内のレストランやカフェなどで野菜を使ってもらえるのは、
私たち農家にとってとてもありがたく、うれしいことです。
「来月ってどんな野菜があります?」
「花ズッキーニが採れるけどどうかな?」
「エンダイブ育ててほしいんですよ」
近くにいてちょくちょく会えるからこそ、そんなやりとりができる。
お互いにフィードバックしながら野菜を育てる、料理する、そんな関係です。

コリンキーやインゲンなどを使ったサンドを試作中。盛りつけを一緒に検討。

「焼くとうまいんすよ」とグリル。うん、たしかにおいしい。
奈良で2018年に誕生したブルワリー〈奈良醸造〉と、
同じく奈良のロースタリー〈ANY B&B + COFFEE(エニー ビー&ビー + コーヒー)〉が
タッグを組み、今までにない新しいスタイルのビールの開発を行いました。

〈奈良醸造〉の浪岡さんと、〈ANY B&B + COFFEE〉のふたり。
試行錯誤のうえに誕生したのは、コーヒービール。
その名も〈COSMIC LATTE(コズミック ラテ)〉。

夜空が広がるロマンチックなパッケージ。
ブルワリーとロースタリーのコラボということで、
コーヒー・麦芽・ホップ・酵母、素材それぞれの個性を最大限に生かすため、
どういったアプローチができるかと構想をスタート。
まずはベースになるビールの種類と、コーヒー豆の選定から行うことに。

ANY B&B + COFFEEの焙煎機。
ある時、ANY B&B + COFFEEから、「こんな感じはどうか?」と、
コーヒー豆をジンに漬け込んだリキュールが持ち込まれました。
そのリキュールはコーヒー豆の持つナッツ感とともに、果実感が口全体に広がり、
糖類をつかっていないのに甘みを感じられるのが特徴。
この風味を新しいビールの軸にすることに。

そして、最終的に採用されたのはブラウンエール。
焙煎した麦芽は極力使わず、浅煎りの麦芽を一部使用することで醸し出される、
麦芽由来のナッツ感がコーヒーの個性を引き立ててくれると直感したそう。

奈良醸造のブルワリーの様子。ここで80種類以上のビールが誕生した。
そこからは双方のイメージが一気に固まっていき、
「果実感が感じられるコーヒー豆を」ということで、
ブラジル産「Fruta Mercadao」というコーヒーを浅煎りにすることが決定。
さらに、クラフトビールのトレンドである「ヘイジー」という濁ったブラウンビールを試すと、
カフェラテっぽい見た目に。さらに試作を重ね、ようやく完成!

それぞれをよく知る2組だからこそ、完成まで辿り着いたコーヒービール。
また、炭酸ガスの代わりに窒素ガスを使用することで、
炭酸ガスの10分の1とも言われる、きめ細かい泡を生み出すことができます。
この泡はクリーミーな口当たりを生み、
コーヒーに加えて乳糖も使用した今回のコーヒービールに
ぴったりの味わいになったそう。
2021年2月、福島県の南相馬市小高区に立ち上がった酒蔵、
〈haccoba -Craft Sake Brewery-(ハッコウバ)〉。
南相馬発の新しいCraft Sake Breweryとして注目されるhaccobaから、
初めての一般販売商品〈はなうたドロップス〉がリリースされました。

幻のどぶろく製法 “花酛(はなもと)” を再現した、はなうたドロップス。
花酛とは、いまや幻とされる東北地方に伝わるどぶろく製法。
かつて各家庭で親しまれていたというどぶろくですが、
明治以降に自家醸造が禁止された影響によって、
花酛のどぶろく製法も衰退してしまったのだそう。
花酛には、東洋のホップと呼ばれる
「唐花草(からはなそう)」が使用され、
軽やかな苦味が加わり、お米と麹のやさしい味わいが引き立ちます。
そんな花酛を再現したはなうたドロップスは、
お米がもつ和三盆のような甘みを引き出す「黄麹」と、
レモンのような酸味が特徴の「白麹」をブレンドすることで、
甘酸っぱい味わいに仕上げられているとのこと。
お米と麹、唐花草の素材を生かしたピュアなテイストに、
発酵由来の自然発泡の爽やかさがこれからの季節にピッタリです。

東洋のホップと呼ばれる唐花草。花酛は現代のビールの製法に近いのだそう。
飲み頃の温度は13度。
炭酸を3分の1程度入れた、はなうたドロップスソーダ割りや、
氷をひとつ浮かべるロックもおすすめとのこと。
肉じゃがなど出汁のきいた煮物や、麻婆豆腐、
ガトーショコラのような濃厚なチョコレートにも合うというから、
どんな味わいか想像力を掻き立てられてしまいますね。
湯治場として400年以上の歴史をもつ黒石温泉郷のひとつ温湯温泉(ぬるゆおんせん)。
傷ついた鶴がそのお湯で傷を癒していたという伝承が残り、
中心には共同浴場〈鶴の湯〉があります。

まちには旅館が立ち並び、内湯をもたない古くからの客舎も残ります。温湯温泉郷(温湯温泉のエリア)では、古き良き津軽ならではの暮らしぶりが感じられる〈古津軽(こつがる)〉の世界を味わえます。
古い建物を楽しみながらこのまちを散策していると、
かわいらしい鶴の看板を掲げた一軒のカフェが現れます。
店の名前は、住所にもある「鶴」の英名「crane」からとったという〈クランカフェ〉。
青森県産のりんごを使用したタルトタタンや週替わりランチ、ガレットが人気です。

そのとき手にはいるりんごでつくるというタルトタタン。この日の品種は〈王林〉と〈はつあき〉を掛け合わせてできた〈きおう〉。
店を営むのは、神奈川出身の田中遥さん。
弘前大学で学んだ遥さんは、卒業後関東で就職するも、
結婚を機に夫の職場がある青森県へ移住。
現在は平川市に住み、子育てをしながら、
木・金・土曜の営業日に、温湯温泉へ通っています。

店では手づくりのお菓子や雑貨も販売。人気のガレットは3種類を定番で揃えます。写真左下はクリームチーズとフライドオニオンのガレット。写真右下が店主の遥さん。「青森の魅力は、まちなかに温泉がたくさんあって、子どもに寛容なところ」と話します。
6月、梅仕事の季節です。
梅干し、梅シロップ、梅酒、梅コンポート、梅酢など、1年分の梅食材を仕込む季節。
私たちにとって、特に「梅干し」は欠かせない食材なので、
梅仕事は暮らしの大事な仕事です。
小豆島に移住して、この地で育った梅で梅干しをつくるようになって
今年で9年目(途中仕込めなかった年もありますが)。
ようやくレシピも落ち着いてきたので、
今回は私たち〈HOMEMAKERS〉の梅干しのつくり方をご紹介します。
塩分18%の昔ながらの梅干しづくりです!

幼稚園時代の娘。一緒に梅の収穫をしました。

夏休みに梅干しを干す仕事。
まずは主役となる「梅」の準備。
梅干しに使う梅は黄色く熟した完熟梅が理想的。
黄色く熟して、樹から自然に落下した梅を使うのが最高なのですが、
それはなかなか難しいので、熟し始めた頃に木から梅を手摘みします。
ちなみにうちは梅専門の農家ではないので、
そんなにたくさんの梅の木があるわけではありません。
祖父が残してくれた大きな梅の木。
もう収穫しないからと近所の方から譲り受けた梅の木。
耕作放棄され、山に戻ってしまいそうな段々畑に植えられている木も多く、
自然栽培といえば聞こえがいいですが、自然の中でワイルドに育った梅たちです。
農薬も化学肥料も使わず、自然の中で育った梅で梅干しをつくれることがうれしい。

6月に入ってから梅の収穫が始まります。

まだ少し緑色の梅。梅干しをつくるときは、収穫後に追熟させます。

梅ひと粒ひと粒を手で摘みます。
収穫した梅は、より柔らかくふっくらした梅干しになるように
「追熟(ついじゅく)」させます。
収穫してからも梅は呼吸していて、熟していきます。
このとき気をつけないといけないのが、追熟させる環境。
ビニール袋などに入れたままでは傷んでしまいます。
おすすめなのはダンボールに新聞紙を敷いて、
そこになるべく重ならないように梅を広げ、フタは半開きの状態にして、
常温で直射日光の当たらない風通しのいいところに置いておくこと。
そうすると、梅が緑色から黄色に変わり、なんともいい香りがしてきます。
皮が柔らかくなってきたら、梅干しにするグッドタイミングです!
(ちなみに最初から熟した黄色い梅であれば、この追熟は必要ないです)

追熟して黄色くなった梅。部屋中に梅のいい香りが漂います。
さて、ようやく梅干しづくり。
大きな流れとしては、
1 梅を塩漬けする(6月中旬)
2 赤紫蘇を入れる(6月下旬)
3 土用干しする(晴れの日に3日ほど干す)(7月下旬)
という感じ。
時期はあくまでも目安で、赤紫蘇を入れるのが7月になってしまっても、
梅を干すのが8月になってしまっても、梅干しがつくれないわけじゃないです。
ただ、梅が採れるタイミング、赤紫蘇が採れるタイミング、
晴れが続くタイミングに合わせると、だいたいこのような時期になります。
夏の鳥取砂丘に行ったことがありますか?
日陰がなく、まっすぐに照りつける太陽。まるで灼熱の砂漠のようですよね……。
たくさん遊んだ後は、冷たいスイーツで
火照った身体をクールダウンするのも醍醐味だったりします。
その鳥取砂丘の目の前にあるプリン専門店〈Totto PURIN(トット プリン)〉が手がける、
かき氷専門店〈さんかく氷〉が5月15日にオープンしました。
Totto PURINは、日本初の“砂の世界”を表現したプリン専門店として、
まさに砂を食べているかような新感覚のプリンを提案している人気店。
そんなTotto PURINが「鳥取砂丘に新たな休憩場所をつくる」というコンセプトのもと、
かき氷屋さんをスタートしました。

Totto PURINの隣にオープンしました。
さんかく氷では、Totto PURINらしくプリンを主役にしたかき氷や、
鳥取産のイチゴを贅沢に使用したかき氷を楽しめます。

店内の様子。細部までおしゃれなデザインが素敵。
鳥取砂丘の新たな立ち寄りスポットになること間違いなし!
さっそく、気になるメニューをご紹介します。
岐阜県の県魚といえば「鮎」。
鮎の塩焼きや天ぷらなどをはじめ、
カステラ生地でお餅(求肥)を包んだ、鮎の形をしたお菓子〈登り鮎〉など、
地元の人々に親しまれています。

そんな岐阜で、これまたとってもユニークな鮎の和菓子
〈下剋上鮎〉が発売されています。
名前はもちろん、ユニークな見た目で度肝を抜かれます(笑)。
手がけたのは、明治41年創業の老舗和菓子屋〈玉井屋本舗〉。
登り鮎発祥のお店です。
下剋上鮎は、長良川の「鵜飼」という伝統漁法で、
鵜に呑み込まれ獲られてきた鮎が、
同郷の明智光秀が織田信長を討ったという「下剋上」に触発され、
逆に鵜を呑み込んだ……というストーリーから誕生しました。
「下剋上(=Giant Killing)」ということで、
験担ぎの意味も込められているそうですよ。
もともとは、2020年1月に放映された、
NHK大河ドラマ『麒麟がくる』に合わせて、発売がスタートしたもの。
さまざまなクリエイターによる旅のリレーコラム連載。
第18回は、建築デザイナー、関祐介さんの地元である神戸のお好み焼き巡り。
神戸はお好み焼きの発祥地といわれ、
店舗や人それぞれに強いこだわりがあるようです。
先日友人と喧嘩した。ぴえん。
理由は京都で食べたお好み焼きの味について。
こうやってテキストに書くのもまじバカバカしい。
だけど、お互い譲れない部分があったのです。
私にとってお好み焼きはローカルフードなので、
それぞれお店の個性があれば多少焦げていたりしてもいいという認識なのだけど、
彼は違った。理想の味、焼き方があるらしい。
そしてその持論をわざわざひけらかしてきたので、
お酒も入っていたのでそこで衝突しました。
ちなみに私は神戸生まれ、彼は大阪生まれ。
それだけ思い入れが個々に存在するお好み焼き。
元々のルーツは千利休が好んだという「麩の焼き」とよばれる料理。
茶道にも通じる(ほんまかいな)。
そこからもんじゃ→にくてん→お好み焼きへと進化しているらしい(進化なの?)。
さりげなく入っている「にくてん」というワード、
これが戦前の神戸で生まれたお好み焼きの前身です。
薄く引いた生地の上に具材を載せて焼く重ね焼きスタイル。
そのあとに現代のお好み焼き
(生地にキャベツやネギ、天かすなどを混ぜ込んだ通称「混ぜ焼き」)となります。
そんな背景をもつお好み焼き。
その発祥といわれる私の出生地、神戸にあるお好み焼きの名店を旅しました。
青森県弘前駅から徒歩約15分、
セレクトショップやベーカリーが建ち並ぶ代官町に、
「街中醸造」をテーマにした〈CIDER ROOM GARUTSU〉があります。
昨年商品がリニューアルし、クラフトサイダーシリーズとして、
330mlのビール瓶に詰められた5種類の商品が登場しました。
目指すのはおみやげではなく、地元の人が食中酒として楽しめる果実酒です。
リニューアルを手掛けたのは、弘前市出身の今祥平さん。
醸造からラベルデザインまで担当しています。
以前は弘前市内の飲食店で働いていましたが、
〈GARUTSU〉を設立した相内英之さんとの出会いをきっかけに、
醸造家としての道を歩み始めました。

「ビールをつくってみたいと思ってお酒づくりに関心を持ったのですが、相内さんにこの醸造所を見せてもらったら、(シードルを)つくりたくなっちゃって」と話す今さん。2019年からGARUTSU株式会社に参加しています。
今さんが参加する以前から、シードルとアップルワインは商品としてありましたが、
どちらも750mlの大瓶サイズでした。
甘い印象のあるシードルは、日常使いでは食事に合わせずらく、敬遠されがち。
甘さを抑えることはもちろん、飲みきりサイズで販売できれば、
手にも取りやすく、お試しもしやすいのではという考えから
小瓶のシリーズを生み出しました。
今さんは醸造もデザインも未経験でしたが、
相内さんは今さんの「やりたい」という気持ちを尊重し一任。
今さんもその期待に応え、独学で商品開発を行います。

りんごポーズで決めてくれた相内さんと今さん。チームワークの良さが伝わってきます。
「やりたい人って強いし、やるよね。そういうのがいいよね」と話す相内さん。
「お酒の味は年齢を重ねないとわからないという実感もありますが、
祥平(今さん)はお酒が飲める人なので、
祥平が今おいしいと思うお酒をつくってほしいと思っています」
GARUTSUのハードサイダーは、
“お酒好きの人が、食事と一緒に楽しめる味”を目指し、
アルコール度数が高めで、甘くないことが特徴。
地産地消されるものになってほしいという思いから
その味は生まれています。

店内ではハードサイダー〈エール〉の生シードルを飲むことができます。ググッと飲めてしまう、爽やかでさっぱりとした味わいです。
「青森弘前ではシードルはおみやげ品で、地元の人はあまり飲まないんです。
でも長野に行くと地元の人にもすごく飲まれていて、おしゃれアイテムになっている。
同じりんごの産地として負けたくないと思うし、
山形では地元でつくられたワインをみんな日常で飲んでいて、
そういうのやっぱりいいなってすごく感じるんです」と今さん。
青森での食事シーンに、GARUTSUのハードサイダーも入っていきたいと
商品の開発に挑戦しています。

(左から)アップルワインの〈シトリン〉、ハードサイダーの〈エール〉、りんごのいち品種「王林」のみでつくる〈ドリンカーズチョイス〉と〈チョイス〉、「つがる」のみでつくる〈TSUGARU〉。「女子会の差し入れに喜ばれそう」と青森在住の女性グループがフォトジェニックな商品を紹介する〈あおもりKAWAIIギフト〉にも選ばれています。
王林のみ、つがるのみと、りんごの単一品種でつくるシードルは青森でも珍しい商品。
甘くない商品を目指したことや、香水やアロマオイルも好むなど、
ボタニカルな香りにこだわりがある今さんならではのアイデアから生まれました。
「王林はすごく香りが強い品種で、単体でジュースをつくると、
砂糖より甘く感じるくらい甘いんですが、
果実酒はりんごの糖分がアルコールに変わるので、
濃厚な匂いだけ残る印象になるはず、
シャンパンみたいにつくれるのではと考えて挑戦しました」
東京・三軒茶屋にある、山形県河北町のアンテナショップ〈かほくらし〉が
4月29日(木・祝)にリニューアルオープンしました。
かほくらしは、全国的にも珍しい“町単独”のアンテナショップとして2019年にオープン。
都心にありながら、豊かな自然に恵まれた河北の空気を感じるお店として
人気を集めています。
今回のリニューアルでは、STAY HOMEやマイクロツーリズムなどの
2021年のニーズに対応するかたちで全面改修。

ショップ外観。
1階は、河北町の食材やお惣菜などが購入できるショップ。
自炊や家飲みが主流になった背景を受け、取り扱い商品も以前より増えたそう。

1階の様子。
また、このリニューアルで1階に新しく「立ち飲みスペース」が誕生しました。

そして2階は、河北町の食材や伝統を存分に生かした自然派料理のレストランに。
コロナ禍でなかなか帰省や旅行がしにくい状況の中で、ショップ・レストランともに、
「かほくを旅する」をコンセプトに、河北の魅力や空気感を満喫することができます。
ユニークな生産者や土地のストーリーとともに、
商品や料理を楽しむ工夫も盛り込まれているそうです。
山梨県の自然の恵みに育まれた果実や、
山梨県産ワインをふんだんに使用した
新スイーツブランド〈和乃果(わのか)〉が誕生しました。
4月29日に、山梨市牧丘町に和乃果の世界観を表現した、
〈和乃果 牧丘本店〉をオープン。
オンラインショップ〈WANOCA ONLINE〉もスタートしています。

和乃果は、巨峰・イチゴ・柿・キウイをはじめとした
旬の山梨県産果実や、山梨県産ワインを使用した個性豊かなスイーツがラインナップ。
地元で創業90年の老舗菓子店〈清月〉と協力し、
果物×菓子から生まれる新しい魅力を表現していくとのこと。
年間を通して、その時一番おいしい果物を使用することにこだわり、
旬のときはロールケーキでそのまま使い、
数か月お菓子に使うことができるようフリーズドライに仕立てたり、
食卓に出せるようピューレにしたりなど、
収穫した果実は形や大きさの大小にかかわらず活用し、
余すことなくその魅力を味わってもらえるように工夫。

この春はイチゴがメインのスイーツが登場。
また、ワインの産地としても知られる山梨県では
年間1万トンものパミス(ワインの搾りかす)が大量に存在し、
その多くが廃棄されてしまっているそうですが、和乃果ではそのパミスを有効活用して、
ひと手間加えることでおいしい菓子に生まれ変わらせていることも魅力のひとつです。
都心の大型書店やセレクト書店などで購入できる雑誌のなかに、
最近ではローカル発信の雑誌が増えてきた。
それらはパッと見では、横に並んでいる都市部発信の雑誌とそう変わらぬ顔をしている。
しかしよくよく読んでみると、地域性が滲みでている。
それら「ローカルインディーズ」とでもいえる雑誌の多くは、
地域情報だけを伝えるのではなく、その土地に住んでいるからこそ感じることができる
社会性や文化を誌面に込めて編集されているようだ。
そのひとつに『CONTE MAGAZINE』がある。
沖縄の首里から発信されているこの雑誌、
vol.01の巻頭特集にはいきなり笑福亭鶴瓶さんが登場。
特集テーマには「生きるためには、物語が必要です。」とある。
この雑誌の編集長である川口美保さんに話を聞いていくと、
沖縄とは関係のないように思える鶴瓶さんに取材を行った意味がわかってきた。

発売中の『CONTE MAGAZINE』第1号。2200円。
ということで、まずは沖縄で『CONTE MAGAZINE』と
〈CONTE〉というレストランを手がける川口美保さんの「物語」から始める。
川口さんは、大学在学中から
インタビュー&カルチャーマガジンの『SWITCH』編集部で働き始め、
副編集長を務めるなど約20年間勤めた。仕事も順調ではあったが、
当時から「この先ずっと東京で暮らしていくイメージは持てなかった」という。
「故郷の福岡に帰るという選択肢ももちろんありました。
だけど、もうひとつ故郷みたいな場所をつくれるのではないか、
という思いも持っていました」

移住してすぐは、近所の首里の郷土料理店でアルバイト。高齢の店主夫婦に首里の歴史や食文化を教えてもらったという。
その思いをぐっと引き寄せたのが沖縄だった。
ミュージシャンの取材をすることが多かった川口さんは、
あるとき沖縄のバンド〈ビギン〉が主催する「うたの日コンサート」を取材した。
「その会場には、3世代で来ているお客さんがたくさんいました。
ひとつの音楽で3世代が歌って踊っている光景にとても感動しました。
そしてビギンのメンバーが『その上の世代も喜んでるよ』って言うんです。
ご先祖など、目に見えない存在にも近いという感覚。
それに衝撃を受けて、沖縄の音楽や暮らしを知りたいと思いました」
こうして沖縄に通う機会も増え、ついには2014年に移住することになる。
「約20年間、SWITCHにいたので、やり切った感じもありました。
縁はどこでもつながるはずだから、東京で知り合った人たちでも、
そう簡単には切れないだろうし、一度、違う場所で暮らしてみようと思いました」

〈CONTE〉は大きな窓でゆったりとした空間。
アイウエアブランド〈JINS〉の新施設〈JINS PARK〉が、
4月29日、JINS創業の地である群馬県前橋市にオープンします。
ブランド立ち上げ20周年の節目となる今年。
JINSのショップに、飲食事業として新たに立ち上げる
ベーカリーカフェ〈エブリパン〉を併設した、最大面積のショップです。
JINS PARKは、公園のように「みんなの場所」を目指すという想いのもと、
誰もが自由に使える屋外広場や、
施設内にも大階段や屋上テラスなど広々とした空間を設けることで、
地域のコミュニティの生まれる場をつくるなど、
JINSが地域と共生することを目指した新しい店舗形態となっています。

〈JINS PARK〉外観。
銅板で包まれた建物が浮いたようなルックスがアイコニックな外観。
設計を手がけたのは、国内外のさまざまなプロジェクトで活躍し、
注目を集める建築家・永山祐子氏。

永山祐子氏。現在、ドバイ国際博覧回日本館(2021)、新宿歌舞伎町の高層ビル(2022)などが進行中。
1階のエントランスを抜けると、空へと抜ける扇状の大階段が訪れる人を出迎えます。
丘に腰かけるように座れる大階段は施設の中央に配置され、
その先には2階の吹き抜けのスペース〈うえひろば〉へと空間が続いています。

中央の大階段。階段の左側がエブリパン、右側がJINSのショップ。
施設内を自由に回遊できるよう、
JINSとエブリパンの店舗スペースはあえて仕切りをなくしたそうです。

JINS店舗。
また、JINSのショップは、
吹き抜けの大階段からの自然光を活かした開放的な空間になっています。
やぐらをイメージした什器は、照明の役割になっているのもユニーク。
小豆島で農業を始めて、9回目の春を迎えています。
春はいつも、生姜の植え付け、夏野菜の植え付け、さつまいもの植え付けなどなど、
どれもこれも待ったなしで、連日何かに追われています(汗)。
多品目の野菜を栽培している私たち〈HOMEMAKERS〉にとって、4月は大忙しの日々。
とにかくひとつひとつやることを進めていくしかなく、
毎日日が暮れるまで畑で作業しています。

春の畑でブロッコリーの収穫。気温が上がり、野菜の成長スピードも加速。気を抜くとすぐに収穫タイミングを逃してしまう。

トマトの苗を定植。まだまだ定植待ちの夏野菜がいっぱい。

球が大きくなり茎が倒れた新玉ねぎ。辛味が少なくみずみずしいので生のままでも楽しめる!
最近は週に2日、野菜の収穫&発送作業をしているのですが、
その2日間はいつもに増してバタバタ!
まずは朝一番でその日の出荷内容をみんなで確認。
「今日はサナア(畑の名前)のコカルドレッドオークレタスを優先して出荷ね」
「あやめ雪かぶは葉を落として出荷ね」
そのあと畑チームは猛烈なペースで収穫、出荷チームはダンボールを組み立てたり、
納品書や送り状の準備をしたり。
毎回10種類ほどの野菜を順番に収穫していき、
軽トラが出荷作業場に戻ってくるとすぐに出荷の調整作業が始まります。
洗ったり切ったり、重さを量って小分けにしていきます。
虫がまぎれてないか、傷みはないか、そんなチェックをひとつひとつしながら袋詰め。
いまの時期だと、ケールから始まり、レタス、ブロッコリー、
新玉ねぎ、ベビーニンジン、あやめ雪かぶ、ナバナ、葉ネギなど。
荷物の集荷時間16時ぎりぎりまでいつも作業が続きます。

野菜の出荷作業日。収穫してきたらすぐに小分けしていきます。

ケールミックスの袋詰め。ケールは乾燥に弱くすぐにしなっとなってしまうので、急いで作業。

まだ球が大きくなる前の赤玉ねぎ。ほんとはもっと大きくなってから収穫するのですが、この若いときもおいしい。
長崎県、波佐見町の陶磁器メーカー
〈株式会社中善〉から2020年に誕生したブランド〈zen to〉。
日本を代表する陶磁器デザイナー、
エンジニアである阿部薫太郎さんが
ブランドディレクターとして〈zen to〉を指揮します。
ブランドコンセプトは、“多様な嗜好に応える、多彩な個性”
さまざまな人に使いやすく、
そして個性的なアイテムを提案しています。
こちらの記事ではブランド発足第1弾として、
小宮山雄飛さんとツレヅレハナコさんによる監修のカレー皿を紹介。
第2弾となる今回は、カレーフリークとして知られる
タブラ奏者のU-zhaan(ユザーン)さんと、
〈社食堂〉で注目される〈SUPPOSE DESIGN OFFICE〉の
建築家・吉田愛さんがカレー皿の監修を務めます。

材質:磁器/サイズ::⌀270×H24mm/価格:3,960円(税込)
インドの打楽器「タブラ」を巧みに操り、
心地よい音楽を奏でるユザーンさん。
今回監修したのは、その名も〈仕切りが取れるカレー皿〉。
さまざまな種類のカレーを手づくりする、
ユザーンさんならではの視点が盛り込まれたプロダクトです。
普段から仕切りのあるワンプレートを重宝しているそうですが、
購入するときに悩ましいのがその「仕切りの数」なのだそう。

仕切り2か所Ver。量によってルーとライスの位置を替えても◎。
ウサギとリスの愛らしいパッケージのクッピーラムネでお馴染み。
名古屋の老舗メーカー〈カクダイ製菓〉から、
大人向けの新感覚ラムネ専門店〈ザ・ラムネラバーズ〉が誕生しました。

レトロかわいいパッケージは今も愛され続けています。
ショップがオープンしたのは、
カクダイ製菓の地元名古屋の〈ジェイアール名古屋タカシマヤ〉内。
今、生ラムネを買うことができるのはここだけ!
まるで移動販売車のようなかわいらしい店舗で買い物を楽しむことができます。

懐かしい紙芝居屋さんみたいなワクワクする外観。
名古屋市で創業100年を超える、カクダイ製菓。
ラムネの製造を開始した1950年以来、クッピーラムネは永く愛される存在ですが、
「大人にもラムネを楽しんでもらいたい」という想いから、
大人向けの新商品の開発をスタート。
生ラムネ誕生のきっかけは、新商品開発チームが工場見学をしたとき、
製造途中の粉のラムネを試食して
「このなめらかさと、驚きの食感を届けたい!」と思ったこと。
約2年間の試行錯誤の末に誕生したそうです。

ショップの様子。彩り豊かなパッケージが並びます。
川越や秩父などの有名観光地を擁し、
東京から東北・北陸に行く際の交通の要衝であるのにもかかわらず、
都心から近すぎるがゆえに、あまりお土産品のイメージがない埼玉県。
そこで埼玉県の魅力ある商品を発掘し、国内外へ発信することを目的とした、
〈埼玉県新商品AWARD 2020〉が初開催され、
コロカル編集部の松原亨編集長が「グローバル賞」の審査員として参加しました。
グローバル賞は、「SAITAMA BRAND」に対する国外からのイメージの認知と
価値を向上する上質なものに贈られる賞で、
埼玉県産の原料の使用や、地域特性を生かしたもの、
品質やネーミング、デザイン性にすぐれたもの、環境に配慮したものなど、
総合的に判断され、13商品がグローバル賞に選ばれました。
今回は栄えある第1回のグローバル賞のなかからピックアップした商品と、
〈埼玉県新商品AWARD 2020〉の大賞を受賞した商品をご紹介します。

埼玉県内で飲食店を経営する〈ノースコーポレーション〉が開発した、
〈秩父ルージュとブドウの搾りかすを使った焼肉のタレ〉が金賞とグローバル賞に選出。
ワインの副産物である搾りかすが使われており、
サステナブルな商品であるということも評価されました。
商品開発について、ノースコーポレーションのシェフ門平光正さんは、
「レストランでお肉料理とワインのマリアージュを楽しむように、
ご家庭でも楽しめるソースをつくりたいと考えていました」と話します。
そこで、レストランに隣接する〈兎田ワイナリー〉のワインの醸造過程で出る
ブドウの搾りかすを使用することで、香りが豊かで味わいの深いタレに仕上がりました。
お肉の味が引き立つように搾りかすの加工方法を工夫。
またお肉に適量のタレがまとうように濃度を調節しながら、
エレガントな風味で余韻が長くなるように何度も試作を重ねたのだと言います。
「焼肉のタレとしておもしろい商品。ワインと一緒に合わせるといいかもしれません。
これほどまでにブドウのアロマがある焼肉のタレだと、
いわゆる牛焼肉だけではなく、鹿やウサギなどジビエにも合いそうです」
と審査員をした松原。

受賞に際し、門平さんは、
「私の地元秩父の食材を使用した商品を評価していただき、とてもうれしく思います。
これからも地域の食材を生かし生産者と共に、
より埼玉の魅力を伝えていきたいと思います」とコメント。
受賞おめでとうございました!
石川&金沢生まれの工芸品や旬の地元グルメ、
ワークショップに映画上映に音楽ライブなどなど。
毎年盛りだくさんの内容で開催されてきた〈春ららら市〉。
新型コロナウイルスの影響で、昨年2020年は残念ながら中止となりましたが、
今年は無事開催されることとなりました!
4月3日(土)・4日(日)の2日間、
金沢市の「しいのき緑地」と「本多の森公園」の2会場に
約140店のお店がテントでずらりと出店します。
記念すべき10回目となるこのイベントの開催にあたり、
実行委員会のおひとり、〈乙女の金沢展〉プロデューサーの岩本歩弓さんから
コロカルにコメントをいただきました。
「金沢市、また、石川県には、数千人とも言われる工芸作家がいます。
また、小粒でピリリの、小さくとも魅力あふれるお店がたくさんあります。
11年前に、そんな作家や店舗があつまる野外イベントはできないかと打診されました。
まわりの作家さんたちにも話を聞いてみると、
県外のクラフトフェアなどにも参加しているけれど、
遠方では交通費や宿泊費などの経費もかかる上に天候のリスクもあるから、
地元で開催されるならぜひ、といった声が多く、それならば企画してみようと思いました。
はじめは、約50店舗ほどだったでしょうか。
徐々に参加者も増え、いまでは3倍近くのお店が出店されています。
それまでは、地元作家の作品を買える地元のお店は少なく、
“地元の人ほど地元で作られているものを知らない”、そんな状態だったと思います。
いまでは、春ららら市で作家さんの器を買い集めるのを
楽しみにしてくださっている方も多く、
ふだん行けないお店の料理を楽しんでくださる方など、
来られる方がみなさんそれぞれの楽しみ方で満喫されていて、本当にうれしいです」
(岩本さん)
〈Ginza Sony Park〉の地下に出店する、
〈かまパン&フレンズ<ナチュラル物産館>〉は、
3月28日に小さな農家やつくり手が集まるイベント
〈銀座フレンズ青空市〉を開催します。
かまパン&フレンズ<ナチュラル物産館>は、
徳島・神山町で農業・食堂・食料品店等を営む〈フードハブ・プロジェクト〉が、
「友産友食ーー友と育て、友と食べる」を合言葉に、
日本各地で生まれ、日常的に食べられている
野菜や食品・調味料・飲料などをセレクトした「無添加」物産館。
徳島県神山町でつくる「いつもの食パン」や「季節の神山ローフ」、
各地から集まった物産をかまパンのバンズにはさんだコンボサンドや
月替わりのご当地ソフトクリームを提供しています。
そんなかまパン&フレンズ<ナチュラル物産館>で行われる
第1回目は「ニッポンの農家・つくり手& the Blind Donkey」と題して、
無農薬で野菜を育てる農家さんを中心に、
全国各地のさまざまなつくり手が生産・製造する食材や
限定メニューが提供される予定です。

「食べる楽しさ」をみんなで味わえるマーケット! 各地の新鮮野菜が並びます。
今回は、「まちにできたてのチーズを」をコンセプトにした
〈SHIBUYA CHEESE STAND〉や、
東京・青梅市で「本当に安心できるものを都心近郊でつくる」
という目標を掲げ農作物を生産する〈Ome Farm〉、
高知・春野町の〈ファーム・ベジコ〉など、選りすぐりのお店が並びます。

保存料などの添加物は一切不使用の手づくりフレッシュチーズ。

自然の力と知恵を最大限に生かして野菜を育てる、Ome Farmの生産者のみなさん。
こだわりの食材を手に取りながら、それぞれのつくり手の想いや
大切にしていることなど直接話を聞くことができる貴重な機会です。
また今回、つくり手の食材を使ったメニューを提供する
フードトラックも設置されるとのことで、
腕をふるうのは、東京・神田に店を構え、
季節に合わせた“自然の料理”が話題のレストラン〈the Blind Donkey〉。

the Blind Donkeyのジェローム・ワーグ氏(左)。
今回のフードトラックでは“Junior Donkey”として
the Blind Donkeyの若手料理人たちが料理を担当するとのこと。
提供されるランチボックスは、スパイスを効かせた
幸福豚のパティにタヒニソースがアクセントのバーガー。
スイーツも各地の農家やつくり手さんが育てた食材で仕上げられています。
なんとも贅沢!

「幸福豚のスパイスバーガー w/きたあかりのフライドポテト」1500円(税込)。
吉田パン工房のバンズに、高知のフレッシュなトマト、
長崎・雲仙の春キャベツのアチャールをたっぷり挟んでいます。
きたあかりのフライドポテトを添えて。

「文旦とはちみつリコッタクリームのタルト」600円(税込)。
ジューシーな高知の文旦に、
SHIBUYA CHEESE STANDのリコッタチーズ、
Ome Farmのエゴノキの生はちみつのクリームを合わせた特別なタルト。
30分以内に食べることをおすすめしているそう。
フレッシュな香りが今にも立ち上りそうです。
長岡駅からほど近い繁華街、殿町。
ここにカウンター席のみの小さなジビエ料理店があります。
名前は〈猟師食堂WADA正(ワダマサ)〉。
ジビエといってもフレンチではありません。こちらでいただけるのは、
コロッケ、パスタ、麻婆豆腐といった普段着の料理。
「ジビエのイメージと全然違うって言われます」と話すのは、
自身もハンターである店主の和田正子さん。

ビストロのような雰囲気の赤いドアが目印。

明るく気さくな雰囲気が印象的な和田正子さん。新潟県小千谷(おぢや)市の出身。ひとりで店を切り盛りしています。
和田さんの料理の魅力は、素材のおいしさを引き出しながらも、
それが野生の肉であることを感じさせないところ。
たとえばクマ汁。
「クマ肉のおいしさは、何と言っても脂身です」という和田さんの言葉どおり、
脂の旨みと甘みがスープに深みを与え、
煮込むほどに真価を発揮する肉の力強さを感じます。
が、味わいはあくまでやさしく、それがジビエだということを忘れてしまうほど。

脂の旨さを味わいたいクマ肉は、自家製の三年味噌を使ってクマ汁(880円)に。肉は何度も噛み締めたくなる濃厚な味わい。
イノシシやシカ肉もしかり。和田さんの自由な発想から生まれる、
気負いのない料理を楽しんでいると、どの肉も慣れ親しんだ食材のように思えてきます。

里芋のコロッケ(1個495円)。大きめにカットされたイノシシ肉がゴロゴロ入った食べ応えのある一品。

自家製ラー油を使ったイノシシの麻婆豆腐(880円)。軽やかながら甘みの濃い脂身のおいしさも魅力。
東京・神田錦町にあるビルの屋上で栽培されたブドウを使い、
ワインづくりを行う〈URBAN VINEYARDプロジェクト〉。
その記念すべき、ファーストビンテージワインが完成しました!

舞台となったのはオフィスやレストラン、ショップなどが入居する、
神保町駅近くの複合ビル〈テラススクエア〉。
同ビルでは2017年から、屋上農園でブドウ栽培をスタート。
赤ワイン用のブドウ品種であるピノ・ノワールの苗木を30本植え、育ててきました。
ここで収穫したブドウと、
富山県氷見市産のブドウを合わせたワイン
〈URBAN VINEYARD KANDA-NISHIKICHO 2019〉が、
先日ついにお目見えしたのです。
このプロジェクトがスタートしたきっかけについて、
ワインプロジェクトを担当する住友商事の藤生康太さんは
次のように話します。

富山県氷見市のワイナリー〈SAYS FARM〉。
「神田小川町にあるワインビストロ〈関山米穀店〉で、
富山県氷見市の〈SAYS FARM〉の方と偶然出会ったことから、
神田錦町のビルの屋上でブドウを栽培し、
氷見でワインをつくるアイデアが生まれました。
ワインを通してまちの人々や入居企業との交流を深めていきたい……
そんな思いからスタートしたプロジェクトです」
こうして始まったプロジェクトですが、
東京の、しかもビルの屋上でブドウを栽培することもあり、多くの苦労があったといいます。

「ピノ・ノワールは非常に繊細で、風土を映しだす品種です。
ビルの屋上での栽培は未知数で、本当に樹が育つのか? ブドウが実るのか?
と、手探りの状態でのスタートでした。
また、ピノ・ノワールは果皮が薄いため、
傷みやすく病害に弱い特徴もあります。
ビル間に吹き抜ける強風、梅雨時期の雨、気温の高さなど、
乗り越えなくてはいいけない課題が多くありました」
課題と向き合い、真摯に取り組んだことで
スクスクと育ったピノ・ノワールは、氷見市産のブドウと掛け合わせられ、
〈SAYS FARM〉で醸造されました。
〈SAYS FARM〉は、自社栽培のブドウと自社醸造にこだわって
ワインを生産するワイナリー。
除草剤無使用、最低限の農薬のみで、人の暮らしと共生しながら栽培しています。
本プロジェクトでは、富山県氷見市から定期的に出向き、
栽培監修をしながらブドウを栽培してきました。
オフィスビルに囲まれた環境でのブドウ栽培は初めてのことだったといいます。