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posted:2021.4.8 from:愛知県名古屋市 genre:食・グルメ
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writer profile
Riho Abe
阿部里歩
あべ・りほ●栃木県出身。「出身は群馬だっけ?それとも茨城?」と覚えてもらえないことが悩み。好きな観光地は四国と別府。旅先での楽しみは、その街の人と話しをすること・伝統工芸品を買うこと。ガイドブックに載っていないようなものを見つけるのも密かな楽しみ。
ウサギとリスの愛らしいパッケージのクッピーラムネでお馴染み。
名古屋の老舗メーカー〈カクダイ製菓〉から、
大人向けの新感覚ラムネ専門店〈ザ・ラムネラバーズ〉が誕生しました。
レトロかわいいパッケージは今も愛され続けています。
ショップがオープンしたのは、
カクダイ製菓の地元名古屋の〈ジェイアール名古屋タカシマヤ〉内。
今、生ラムネを買うことができるのはここだけ!
まるで移動販売車のようなかわいらしい店舗で買い物を楽しむことができます。
懐かしい紙芝居屋さんみたいなワクワクする外観。
名古屋市で創業100年を超える、カクダイ製菓。
ラムネの製造を開始した1950年以来、クッピーラムネは永く愛される存在ですが、
「大人にもラムネを楽しんでもらいたい」という想いから、
大人向けの新商品の開発をスタート。
生ラムネ誕生のきっかけは、新商品開発チームが工場見学をしたとき、
製造途中の粉のラムネを試食して
「このなめらかさと、驚きの食感を届けたい!」と思ったこと。
約2年間の試行錯誤の末に誕生したそうです。
ショップの様子。彩り豊かなパッケージが並びます。
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生ラムネは、口に入れた瞬間に雪のようなくちどけと、
洋菓子のような素材の組み合わせが斬新なスイーツ。
さらに味つけは果汁やハチミツ、
バターなど本格的でリッチな味わいで大満足間違いなしです。
現在のラインナップはハニーレモネード、メロンクリームソーダ、
オレンジティー、ピスタチオラズベリー、名古屋小倉バターの5種類。
まず「ハニーレモネード」は、甘酸っぱいテイストにラムネの爽やかさが相まって、
彩り溢れるテイスト。瀬戸内レモンを原料にした、こだわりのフレーバーです。
生ラムネ ハニーレモネード 810円(税込)
「メロンクリームソーダ」は、喫茶店の懐かしさに、
ハイグレードなメロン果汁と練乳を使用した贅沢な風味。
グリーンのさわやかな見た目も個性的です。
生ラムネ メロンクリームソーダ 810円(税込)
セイロンティーの紅茶エキスを使用し、
控えめでありながらラグジュアリー感を堪能できる風味に仕上げた「オレンジティー」。
口に入れた瞬間に、まるでアフタヌーンティーのような非日常感が広がります。
生ラムネ オレンジティー 810円(税込)
「ピスタチオラズベリー」の斬新な組み合わせは、
有名洋菓子店のパティシエのアドバイスによるものだそうです。
まるで洋菓子のような、香り高い口どけ。
生ラムネ ピスタチオラズベリー 810円(税込)
最後は、名古屋名物がモチーフの「名古屋小倉バター」。
あんこの甘さとバターの濃厚な風味が、ラムネの爽やかさと出合って、
個性的な味が生まれました。
生ラムネ 名古屋小倉バター 810円(税込)
5種類すべてのフレーバーを一度に楽しめるアソートBOXもあり。
贈り物にも喜ばれそうです。
イラストレーターのさぶさんが手がける、かわいいパッケージもこだわりのひとつ。
フレーバーごとにクマやネコなど動物のキャラクターがいて、
それぞれの風味を表現しています。
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生ラムネだけではなく、ラムネ×チョコレートの組み合わせを楽しめる
「ラムネドルチェ」も発売。
砕いたラムネの周りにチョコレートを纏い、濃厚な味わいとカリッとした食感が楽しい!
フレーバーは2種類で、生ラムネとはまた違う魅力を楽しめます。
ひとつは、高ランクのクヴェールミルクチョコレートをはじめ、
マスカルポーネチーズパウダーやコーヒー粉末を使用した「ティラミス」。
ビターなコーヒーを感じる、やさしいほろ苦さが特徴的です。
ラムネドルチェ ティラミス 918円(税込)
もうひとつは、クーベルチュールホワイトチョコと西尾産抹茶粉末を使用した、
濃厚な「抹茶ラテ」。抹茶の深い味わいとラムネの爽やかさは意外にも相性◎。
ラムネドルチェ 抹茶 918円(税込)
どちらもお好みのワインやカクテル、果実酒、
さらに日本酒などとのペアリングで、大人の楽しみ方ができそうです。
「生ラムネ」を生み出したカクダイ製菓といえば
昭和25年に「クッピーラムネ」を発売して以来、
ラムネ菓子において不動の地位を築いてきました。
では、クッピーラムネの「クッピー」とはなんなのでしょうか。
正解は、熱帯魚の「グッピー」。
発売当時は「クッピーラムネ」という商品名はなく、
ラムネの入った箱には、熱帯魚のイラストが描かれており
“グッピーのラムネ”と呼ばれるようになったそう。
それで、新商品の商品名として「グッピーラムネ」が採用されたのですが
濁点がついていて言いにくいということから「クッピーラムネ」に。
ただし、当時のラムネの箱に描かれていたイラストはグッピーではなく、エンゼルフィッシュ。
勘違いから生まれた商品名が100年近く愛されているのは
なんとも微笑ましいエピソードですね。
クッピーラムネだけでなく、今回新しく加わった生ラムネ、ラムネドルチェも
長く愛されるラムネ菓子として定番と呼ばれる日がやってくるかもしれません。
これから季節限定フレーバーなども展開していく予定ということなので
お近くの人はぜひ足を運んでみてくださいね。
information
ザ・ラムネラバーズ
*価格はすべて税込です。
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