お米を“天日干し”する理由とは?
稲刈りと、お米にまつわる小話

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

青々とした稲が黄色くなり、稲穂が垂れる頃。
ここ福岡県糸島は、稲刈りの季節になりました!

いとしまシェアハウスでは4年前から、
まちの人や企業さんたちと一緒にお米を育てる「棚田オーナー制度」を行っています。

黄金色に実った稲穂の前で、大勢の棚田オーナーと記念撮影の写真

オーナーさんたちと稲刈り。

オーナーさんは

・田舎に移住しなくても棚田に自分の田んぼが持てて

・お米が育つまでのプロセスを体験でき

・さらに自分が育てた棚田米を食べられる!

という里山体験プロジェクト。

日々の草刈りや水の管理などはシェアハウス住人や集落の人たちが行うので、
忙しい人でも気軽に参加できる仕組みです。

棚田オーナー制度の詳細は、コロカルの過去記事でどうぞ! 

高齢化が進む私たちの集落で、
棚田を耕作放棄地にしないよう生み出されたプロジェクトですが、
参加者からは「知らなかったお米の豆知識が体験しながら学べる」と好評です。

今回は、オーナーさんから質問の多かった“お米”にまつわる小話を紹介します。

稲穂の寄り写真

収穫を待つ稲。

お米を干す理由って?

「なんでお米を干すんですか?」
今年初めてオーナーになってくださった方から、素朴な質問をいただきました。
諸説ありますが、我が家で天日干しをする理由は大きく3つ。

(1)お米の水分が多いとカビや虫がつき、梅雨を越せない

主食のお米を1年間保存するとなると、水分をしっかりと抜く必要があります。
収穫したてのお米は水分量20%程度ですが、乾燥させて15%程度まで減らします。

熟練のご近所さんたちは「お米をかじって、カリッとしたらいいけん!」
と教えてくれたのですが
夫はその感覚を習得するまでに5年くらいかかったそうです。

女の子がはざに束ねた稲穂を掛ける様子

子どもたちも積極的に稲刈りをします。

(2)お米を干している間に、稲藁の栄養が実に移る

稲刈りをしたら、稲を束ねて縛り、竹で組んだ「はざ」にかけて
数週間日光や風に当てて乾燥させます。

じつは、刈られてもまだ稲にはエネルギーが残っています。
稲は最後の力を振り絞り、エネルギーを次の世代に託そうと
藁の栄養を実に移していくのだそうです。
こうして天日干しの間にお米が熟成され、おいしいお米になるのです。

これについての科学的な論文は見つけられませんでしたが、
地域ではずっと昔からいい伝えられてきた手法です。

(3)ゆっくりと乾燥させることで、お米の旨みや栄養素を壊さずに収穫できる

高温で一度に乾燥させる機械乾燥方式は効率がよく、
お米を均一に乾燥させるメリットがあります。
ですが、急速乾燥の影響でお米の風味が落ちてしまうともいわれています。

一方、天日干しはお米にストレスを与えずゆっくりと乾燥させるので、
旨みがギュッと詰まったお米になります。

長野県や福島県の研究者の論文によると、
おいしさを数値化できる味度メーターなどを使用して両者を比較したところ、
光沢・口当り・粘りなどにおいて、天日干しのほうがすぐれている
という結果も出ています。

機会があれば、機械乾燥と天日干しのお米を
食べ比べてみるとおもしろいかもしれません。

稲狩りが終わった田んぼで、天日干しされる稲の写真

天日干しされる稲。

九州の最新さつまいもスイーツは? ニューオープン&新メニューをご紹介!

福岡を中心に、九州のさつまいもスイーツをご紹介!

近ごろ人気急上昇中の、焼き芋をアレンジしたデザートや
さつまいもを使ったお菓子を集めました。

博多銘菓とコラボの〈焼き芋ボート〉

福岡市で「尊い生産と食卓をつなぐ」をコンセプトに
八女茶、そして九州のローカル食材を編集し伝える、
カフェ&グローサリーストアの〈&LOCALS〉。

2020年に福岡市の大濠公園内に出店した、
&LOCALSならではの新作さつまいもスイーツをご紹介します。

〈焼き芋ボート 八女焙じ茶セット〉1000円(税込)

〈焼き芋ボート 八女焙じ茶セット〉1000円(税込)

&LOCALSの一押しは、今年の10月から登場した〈焼き芋ボート〉。
大濠公園のボートをモチーフにした見た目もかわいい一品です。

今年獲れたばかりのシルクスイートをほっこり焼き上げ、
クリーミーなミルクアイスと黒蜜シロップでいただきます。
さらに博多銘菓の〈二◯加煎餅(にわかせんぺい)〉とコラボ!

博多っ子なら誰もが知る〈東雲堂〉の二◯加煎餅は、
サクサクとした歯ざわりでしっとりとした焼き芋やアイスと相性抜群です。
地元銘菓をカフェで食べられるこの機会にじっくり味わってみるのも◎。

また長崎の雲仙で穫れたシルクスイートは、
舌触りが滑らかでまるでスイートポテトのよう。

温かい八女の焙じ茶がセットになっているので
甘みがほどよく口の中で中和され、
食べた後はほっとひと息、落ち着きますよ。

&LOCALSには、定番人気の〈旅するおいなり〉や、
九州各地の農家さんやつくり手から届く
九州の食材でつくった定食やカフェメニューが盛り沢山。

大濠公園の景色を眺めながら、
九州の魅力たっぷりの新しい秋のスイーツを
味わってみてはいかがでしょうか?

information

map

& LOCALS 大濠公園

住所:福岡県福岡市中央区大濠公園1-9

TEL:092-401-0275

営業時間:9:00〜18:30(L.O.18:00)

定休日:月曜(祝日の場合は翌日休み)

Instagram:@andlocals

Web:&LOCALS

 

 

皮がサクサク!スイートポテトたい焼き

2021年7月に福岡市にオープンしたばかりの路地裏タイヤキカフェ〈MEDETAIYA 六本松〉。

2021年7月に福岡市にオープンしたばかりの
路地裏タイヤキカフェ〈MEDETAIYA 六本松〉。

秋の期間限定でスイートポテトのたい焼きが登場しています。
羽付きのサクサクの生地の中にスイートポテト餡がたっぷり。
甘くてホクホク、食べると思わず笑みがこぼれてしまいます……。

MEDETAIYAのたい焼きの特徴は“羽つきの皮”。
特製の配合で、焼き立てはサクサク、
時間が経つとしっとりもちもちになるように作られているそう。

店主の富田さんは
「ほかのお店とはひと味違う生地のおいしさを味わってもらいたい」とひと言。

トッピングであんこや生クリーム、
アイスなどをプラスすることもできるので、
オリジナルたい焼きパフェもできちゃいます!

スイートポテトは期間限定なのでお早めに。
最新情報はインスタグラムをチェック!

information

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MEDETAIYA 六本松

住所:福岡県福岡市中央区六本松1-3-17

TEL:070-8466-0676

営業時間:10:30〜19:00

定休日:木曜

Instagram:@medetaiyaropponmatsu

 

〈醤3プロジェクト〉 100社以上の醤油メーカーが参画! 醤油の使い分けを楽しめる、三口醤油皿を開発

〈醤3〉が考案した、スマートな見た目の三口醤油皿。

醤油の多様性を復活させるプロジェクト

日本人の食卓に欠かすことのできない調味料、醤油。

かつて日本各地には6000以上も醤油蔵があり、
その数以上にさまざまな醤油が出回っていたのはご存知でしょうか。

醤油は大きく分けて6種類。JAS規格(日本農林規格)は5種類。白醤油、淡口醤油、甘口醤油、濃口醬油、再仕込醤油、溜醤油に分類でき、それらはワインと料理の関係のように、それぞれ料理との相性があるそう。それも同じ種類でも、蔵によって個性は大きく異なります。気候や歴史、蔵に住み着く菌の性質、そして諸味(もろみ)の育み方などが醤油の個性に強く影響するそう。

醤油は大きく分けて6種類。JAS規格(日本農林規格)は5種類。白醤油、淡口醤油、甘口醤油、濃口醬油、再仕込醤油、溜醤油に分類でき、それらはワインと料理の関係のように、それぞれ料理との相性があるそう。それも同じ種類でも、蔵によって個性は大きく異なります。気候や歴史、蔵に住み着く菌の性質、そして諸味(もろみ)の育み方などが醤油の個性に強く影響するそう。

醤油は、各地域の気候や歴史、その蔵に住み着く菌の性質、
そして諸味(もろみ)の育み方によって、がらっと味が変わります。
それは「職人の性格が、醤油の性格に出る」と言われたほど。

しかし、近年の「醤油=万能調味料」「どんな料理にもこれ一本」という擦り込みによって、
現在は1000近くにまで醤油蔵が減少し、その多様性は失われつつあるようです。

そんな、縮小しつつある醤油文化に一石を投じようと
〈醤3(ショウスリー)〉という、「醤油を使い分ける文化」を広める
ユニークなプロジェクトが発足しました。

〈醤3〉プロジェクトメンバー

〈醤3〉プロジェクトメンバー

醤油を使い分けると料理はおいしくなることを、
多くの人に知って欲しいという想いから、
広告会社に勤務する小泉和信さんを中心とした醤油好きメンバーが、
職人醤油の代表・高橋万太郎さんに提案したことで発足した同プロジェクト。

全国の醤油メーカーをはじめ、さまざまな協力のもと、
「醤油の使い分け」の浸透をめざし、活動しています。

老舗メーカーがズラリ。各社にもそれぞれたくさんの銘柄があるんだから、その多様性はあなどれません。

老舗メーカーがズラリ。各社にもそれぞれたくさんの銘柄があるんだから、その多様性は侮れません。

現在は、〈キッコーマン〉や〈ヤマサ醤油〉をはじめ、
106社(2021年9月30日時点)の醤油メーカーが参画。

〈Life is beautiful : 衣・食植・住〉 〈eatrip〉野村友里さんと〈the little shop of flowers〉 壱岐ゆかりさんが企画展を開催

「衣・食植・住 食物と植物すべて、土から生まれた」

2021年11月3日(水)〜30日(火)、東京・表参道にて、
レストラン〈eatrip〉の野村友里さんと
花屋〈the little shop of flowers〉の壱岐ゆかりさんによる
企画展〈Life is beautiful:衣・食植・住 “植物が命をまもる衣となり、命をつなぐ食となる”〉が開催されます。

原宿で隣合わせに店を構え、20年という月日をともに歩んできたおふたり。
2019年には、共著『tastyoflife』(青幻舎)も発表しています。

野村友里さんが宮崎県西都市を訪れたときの記事はこちら。

eatrip主宰/料理⼈、野村友里さん。⻑年おもてなし教室を開いていた母の影響で料理の道へ。ケータリングフードの演出や料理教室、雑誌での連載やラジオ出演などに留まらず、レシピ開発、イベント企画、映画やテレビ番組の料理監修など、食の可能性を多岐に渡って表現している。2012年にrestaurant eatrip(原宿)を、2019年11月にeatrip soil(表参道)をオープン。生産者、野生、旬を尊重し、料理を通じて食のもつ力、豊かさ、美味しさを伝えられたら、と活動を続ける。壱岐ゆかりとの共同著書に「TASTY OF LIFE」(⻘幻舎)など。

eatrip主宰/料理⼈、野村友里さん。⻑年おもてなし教室を開いていた母の影響で料理の道へ。ケータリングフードの演出や料理教室、雑誌での連載やラジオ出演などに留まらず、レシピ開発、イベント企画、映画やテレビ番組の料理監修など、食の可能性を多岐に渡って表現している。2012年にrestaurant eatrip(原宿)を、2019年11月にeatrip soil(表参道)をオープン。生産者、野生、旬を尊重し、料理を通じて食のもつ力、豊かさ、おいしさを伝えられたら、と活動を続ける。壱岐ゆかりとの共同著書に『TASTY OF LIFE』(⻘幻舎)など。

THE LITTLE SHOP OF FLOWERS主宰、壱岐ゆかりさん。インテリア業とPR業を経て、花の持つ色の豊かさに魅せられ、2010年The Little Shop of Flowers/リトルをスタート(現原宿)。2019年にThe Little Bar of Flowers(渋谷)をオープン。装花、WS、スタイリングなど、人の気持ちを花に”翻訳”する花屋、として活動しながら、廃棄花を染料にし、花の持つ色素と効能を、暮らしのギフトに落とし込む提案も始動。植物や花の活力を信じ、人生の様々な場面でそっと寄り添える存在になれたらと、日々奮闘中。

THE LITTLE SHOP OF FLOWERS主宰、壱岐ゆかりさん。インテリア業とPR業を経て、花の持つ色の豊かさに魅せられ、2010年The Little Shop of Flowers/リトルをスタート(現原宿)。2019年にThe Little Bar of Flowers(渋谷)をオープン。装花、WS、スタイリングなど、人の気持ちを花に”翻訳”する花屋、として活動しながら、廃棄花を染料にし、花の持つ色素と効能を、暮らしのギフトに落とし込む提案も始動。植物や花の活力を信じ、人生の様々な場面でそっと寄り添える存在になれたらと、日々奮闘中。

会場となるのは、両店のほど近くにある〈GYRE〉3階、〈GYRE GALLERY〉。
野村さんのファンの方なら、2019年末、同ビルにオープンした〈eatrip soil〉はご存じでしょうか。
こちらは、野村さんお薦めの食材や雑貨が並ぶ、グローサリーショップ。
敷地内にはファームもあり、まさに「soil(土)」を体現するお店です。

本展のインスピレーション源になっているのも「土」。
これまで、それぞれの分野で探求を続けてきた野村さんと壱岐さんの関心は、
いつしか生物の循環をもたらす土へと向かうようになり、
その循環の一部となれるような技法を編みだそうと歩みを進めてきました。

〈eatrip〉野村友里さんと〈the little shop of flowers〉壱岐ゆかりさんによる企画展「Life is beautiful : 衣・食植・住」。

Life is beautifulは、かつての衣食住から何を受けとり、
どう生かし、未来へつないでいけばよいのかを
アーティストとともに創造し、考えを深めていく場としての展覧会です。

日本酒×ポテトチップス!? 越銘醸と湖池屋が繰り出す 至高のペアリングセット

あわせて旨みがふくらむセット〈山城屋Special Class〉300ml + ペアリング専用ポテトチップス〈未完成〉50g × 3袋 2178円(送料別)限定パッケージつき。

驚きのコラボが誕生!?

新潟県長岡市栃尾にある酒蔵〈越銘醸〉の県外専用ブランド〈山城屋〉。
自然豊かな栃尾の良質な伏流水を使用し、
全国で1%しか採用されていない伝統製法「生酛造り」から、
希少な“食中酒”を中心に製造しています。
ミシュランガイド掲載店でも取り扱わるなど、その味は折り紙つき。

そんな山城屋の銘柄の中でも最上級の〈山城屋 Special class〉と、
〈湖池屋〉のポテトチップスのセットがこのたび発売されることに。

〈湖池屋〉は、1953年創業の日本ではじめてポテトチップスを量産化した老舗メーカー。
国産原料や日本独自の技術にこだわったスナックを開発・販売しています。

そんな湖池屋とのコラボレーションのきっかけは、
山城屋の「食事と共に豊かになる人生」というコンセプトに湖池屋が共感したことから。

〈山城屋〉の最上級銘柄『山城屋 Special class』と〈湖池屋〉のポテトチップスのセットが数量限定で予約販売開始。

岩手県・八幡平〈暁ブルワリー〉から オーガニックセゾン〈未来豊穣〉が 限定販売中

〈暁ブルワリー〉が醸造するオーガニックビール〈ドラゴンアイ〉シリーズと限定商品の〈未来豊穣〉。(写真:Akatsuki Brewery Japan)

鹿踊に願いを込めた〈未来豊穣〉

岩手県八幡平で、オーガニックビール〈ドラゴンアイ〉シリーズを醸造する
〈暁ブルワリー〉から、岩手県遠野産ホップを使用した
オーガニックセゾン〈未来豊穣〉が限定販売中です。

柑橘の香りとしっかりとしたコクのある苦味を感じる〈未来豊穣〉は、JR東日本盛岡支社が、岩手県内11社のクラフトビール事業者と連携し、岩手県産ホップを使用してクラフトビールを発売する企画〈IWATE BEER〉事業の一環。各社から限定クラフトビールが発売されています。(写真:Akatsuki Brewery Japan)

柑橘の香りとしっかりとしたコクのある苦味を感じる〈未来豊穣〉は、JR東日本盛岡支社が、岩手県内11社のクラフトビール事業者と連携し、岩手県産ホップを使用してクラフトビールを発売する企画〈IWATE BEER〉事業の一環。各社から限定クラフトビールが発売されています。(写真:Akatsuki Brewery Japan)

ラベルにデザインされているのは、「鹿踊(ししおどり)」の面。
「鹿踊」とは、鎮魂供養や五穀豊穣を願い、力強く踊る岩手県の郷土芸能で、
東日本大震災から10年となった2021年、
「コロナ禍にありながらも、共に前に進み、豊かな実りある明るい未来を築きたい」
という願いを込めて〈未来豊穣〉は完成しました。

花巻市の神社の境内で披露された鹿踊の様子。太鼓を打ちながら、大地を力強く踏み鳴らします。(写真:Akatsuki Brewery Japan)

花巻市の神社の境内で披露された鹿踊の様子。太鼓を打ちながら、大地を力強く踏み鳴らします。(写真:Akatsuki Brewery Japan)

100%八幡平の天然水醸造

〈暁ブルワリー 八幡平ファクトリー〉があるのは、
「南部片富士」として親しまれる岩手県最高峰・岩手山の麓、松尾寄木。
7つの湧水があり、「金沢清水」として日本名水百選にも選ばれています。

醸造所のすぐそばに湧き出る天然水。(写真:Akatsuki Brewery Japan)

醸造所のすぐそばに湧き出る天然水。写真:Akatsuki Brewery Japan

岩手山と森が育てる湧水でつくられるためか、一貫してまろやかさを感じられるビールが生まれます。(写真:Akatsuki Brewery Japan)

岩手山と森が育てる湧水でつくられるためか、一貫してまろやかさを感じられるビールが生まれます。写真:Akatsuki Brewery Japan

「人にも自然にも自分の体にも優しいビールでありたい」と、
「循環型ブルワリー」を目指し、醸造には、100%金沢清水と、
八幡平で活発な地熱発電を99%利用します。
醸造後の麦芽も近隣の畜産農家へ提供し、飼料や肥料として活用。
八幡平特産のマッシュルームや卵をおいしく育んでくれています。

醸造所がオープンしたのは、2020年9月。現在は商品販売のみで、醸造の様子は一般公開されていませんが、今後は見学もできるようにしたいと考えています。(写真:Akatsuki Brewery Japan)

醸造所がオープンしたのは、2020年9月。現在は商品販売のみで、醸造の様子は一般公開されていませんが、今後は見学もできるようにしたいと考えています。写真:Akatsuki Brewery Japan

基幹商品の〈ドラゴンアイ〉は、八幡平山頂付近にある鏡沼の雪解けの様子が、
竜の目のように見えることから名づけられた景色の呼び名と同じ名前で、
近年岩手県では話題のスポット。
「この土地にしかない風景が見えるビールを届け続けたい」という思いから命名されました。
パッケージにもドラゴンアイが表現されています。

(手前から)現在販売しているドラゴンアイ 〈スカイ〉(オーガニックピルスナー)、〈マグマ〉(オーガニックIPL)、〈サン〉(オーガニックゴールデンエール)、〈スノー〉(オーガニックペールエール)の4種。有機JAS認証を得たドイツ産の有機無農薬麦芽を使用しています。(写真:Akatsuki Brewery Japan)

(手前から)現在販売しているドラゴンアイ 〈スカイ〉(オーガニックピルスナー)、〈マグマ〉(オーガニックIPL)、〈サン〉(オーガニックゴールデンエール)、〈スノー〉(オーガニックペールエール)の4種。有機JAS認証を得たドイツ産の有機無農薬麦芽を使用しています。〈ギフト ドラゴンアイ アソート〉(350ml×8本/各種2本)3608円(税込)写真:Akatsuki Brewery Japan

ドラゴンアイが見られるのはわずか2週間。沼の縁に雪解け水が流れ込む自然現象が竜の目のように見えます。(写真:Akatsuki Brewery Japan)

ドラゴンアイが見られるのはわずか2週間。沼の縁に雪解け水が流れ込む自然現象が竜の目のように見えます。(写真:Akatsuki Brewery Japan)

料理家・細川亜衣
外から来たからこそ気づく
熊本の“特別なもの”を大切にしたい

人も植物も動物も、同じ立場で生きている

結婚を機に、生まれ育った東京から熊本へと移住し、
住まいのある泰勝寺を拠点に
料理教室や料理会などを行っている料理家の細川亜衣さん。

泰勝寺は、肥後国熊本藩主・細川家の菩提寺として
江戸時代初期に創建された寺院で、今はお寺としての機能はなく、
「泰勝寺跡」として知られる。
細川さんが暮らしている家は、その泰勝寺の元僧坊。
料理教室などを行っているアトリエ〈taishoji〉は、寺の待ち合い所だった建物で
住まいは2013年に、〈taishoji〉の厨房と食堂は16年に、
古い建物を生かしながら改装した。

〈taishoji〉の食堂から見た庭

〈taishoji〉の食堂からも庭の緑が見通せる。

熊本に暮らして12年。料理を通してこの地の魅力を
県内外に発信する活動も行ってきた細川さんだが、
「移住するまで、熊本のことは何も知らず、
暮らしながらこの場所のことを知り、惹かれていった」のだという。
細川さんが最初に好きになったのは、ここ泰勝寺の自然だ。

「引っ越してきて一番感動したのは、
庭でとれるものの豊かさでした」

庭のスダチは移住してすぐ植えたもの。

夏の終わりに収穫の時期を迎えるスダチ。移住してすぐ庭の一角に植えた果樹のひとつ。

庭の緑は、深く、濃い。
瑞々しい苔の新芽から桜の老木まで、いくつもの命と時間が折り重なり、
その深く濃い緑のグラデーションをつくっている。
自宅の周りには、昔からある梅の木や栗の木、
住み始めてから植えたスモモやスダチなど、たくさんの果樹があり、
季節ごとに実をつける。

雨上がりの泰勝寺の敷地内

泰勝寺の敷地内。雨のあとには、緑が一層濃く感じる。

「梅雨入り前は梅、梅雨が明けたらスモモやブルーベリー……
庭なので、人工的なものではあるのですが、
若葉が芽吹き、花が咲き実をつけ、枯れてまた芽吹くという
自然のサイクルに励まされることもあります」

豊かな実りを享受し、庭で長い時間を過ごすうち、細川さんのなかに
人も植物も、そして動物も、この場所を借りて生きている
同じ立場の存在なんだ、という意識が強く芽生えたという。

「庭の木々は、私よりもずっと長生きで、
その長さに比べれば、私はほんのいっとき、
ここにいさせてもらっているだけなんですよね。
庭には、猪や猿や野ウサギもいたりして、
そのへんを歩いている動物に会うと、
お互い、この土地を借りて暮らしていることに
変わりはないんだよな、と思うんです。
みんなが同じ立場で共存している。
そういう気持ちを抱かせてくれることが、
ここを心地よいと思う一番の理由かもしれません」

鮒ずしは漬け物!?
〈ハッピー太郎醸造所〉が教える
発酵食品のおいしさの秘密とは?

土地に根ざした発酵、そして出会い

日本の発酵について調べていたら、そこかしこに楽しげな人物の足跡があった。
その名も、ハッピー太郎こと池島幸太郎さん。
滋賀県の彦根市で〈ハッピー太郎醸造所〉を営む発酵のプロフェッショナルだ。
今日は池島さんがアドバイザーを務める京都の〈梅小路醗酵所〉で
鮒ずしづくりのワークショップがあると聞き、同行させてもらった。

池島さんは京都大学在学時に日本酒と出合い、
名杜氏・農口尚彦さんを特集したテレビ番組に心動かされ、杜氏の道を志した。

「個性があってつくり手の思いが感じられる日本酒がもともと好きで。
農口さんは〈菊姫〉や〈鹿野酒造〉で杜氏を務め
(現在は自身の酒蔵、〈農口尚彦研究所〉主宰)、
銘酒を世に送り出してきた人ですが、
自分がつくりたいものの根拠があって、それが土地に根ざしている。
信念を感じて、自分もこんな人間になりたいと感動を覚えたのが、
酒造りの現場に入ったきっかけです」

文系であったのにもかかわらず、いつかは酒米からつくりたいと、
まずは農業を学ぶために島根の有機農業法人に就職。
以降、〈冨田酒造〉、〈岡村本家〉(いずれも滋賀)などの酒蔵で
蔵人として12年の修業を積み、17年に独立してハッピー太郎醸造所を立ち上げた。

アドバイザーを務める梅小路醗酵所は、
2020年に誕生したばかりのホテル〈梅小路ポテル〉に併設された施設だ。
日本酒の販売はもとより、道路に面したガラス張りの麹室を備え、
自家製の麹づくりにも取り組む、日本の発酵文化を伝える場でもある。
池島さんは、この麹室の設置やオリジナルの麹の設計、
実際の麹づくりの指導を行っているが、今日はワークショップの講師として登場。

鮒ずしづくりの体験をしようと集ったのは京都、神戸などから来た女性4人で、
黒いコンテナに入った大量の玄米とニゴロブナに興味津々の様子だ。

「鮒ずしは熟鮓(なれずし)の一種です。
太古の昔からつくられてきた発酵食品で保存食。
源流をたどると、東南アジアのラオスのほうから伝わってきたといわれています。
材料は、淡水魚と塩とお米。日本酒の発酵のように製法も管理も緻密なものではなく、
むしろみなさんがご自分の家庭でつくる漬け物に近いものだと思ってください。
琵琶湖の鮒ずしは、淡水魚のニゴロブナを塩と米飯で乳酸発酵させたもので、
とくに卵を持ったメスのニゴロブナの鮒ずしは酒の肴として珍重される高級品です」

ここで、実際に鮒ずしをつくったことがあるか参加者に尋ねると、
ここ数年、毎年漬けているというつわものが1名、
ウグイで試してみたことがある人1名、まだ食べたことがない人2名。
土地柄か、発酵食に対するレベルの高さがうかがえる。

廃棄される“アスパラガスの茎” を原料にしたエコロジカルな〈翠茎茶〉

アスパラガスの茎を鮮度が高いままお茶に

一般的に茶葉を煮立ててつくられるほうじ茶。
しかしどうやら、アスパラガスからもほうじ茶がつくれるようなんです。

このたび、廃棄される“アスパラガスの茎”を原料にしたほうじ茶
〈翠茎茶(すいけいちゃ)〉が発売されました。

企画・販売をデザインファーム〈REDD〉が、
アスパラガスの生産を東京・練馬区大泉で350年行う〈白石農園〉
加工作業を〈かたくり福祉作業所〉〈社会福祉法人あかねの会〉が担当したこちら。

廃棄される“アスパラガスの茎”を原料にしたほうじ茶〈翠茎茶(すいけいちゃ)〉。

通常、茎の部分を取って出荷されるアスパラガス。
しかし、茎は栄養がたっぷり含まれ、甘みのある上質な素材。
廃棄してしまうのは非常にもったいないんです。

〈翠茎茶〉の原料である“アスパラガスの茎”は栄養がたっぷり含まれ、甘みのある上質な素材。

〈翠茎茶〉は、そんなアスパラガスの茎を鮮度の高いまま回収し、
ムラにならないよう丁寧に乾燥、低温で焙煎して誕生しました。

〈翠茎茶〉はアスパラガスの茎を鮮度の高いまま回収、丁寧に乾燥、低温で焙煎されている。

〈翠茎茶〉はホットや水出し、料理などさまざまなシーンで活用できる。

そうして、人の手で丁寧につくられた〈翠茎茶〉は、
青臭さはなく、香ばしさが引き立つ味わいです。
ノンカフェインなので、こどもや妊婦さんも安心。
飲み方はホットやアイスはもちろん、
お酒の割りものや料理のベースとして使うのもおすすめだそう。

〈市場街 2021〉 富山県高岡のクラフト文化に出合う。 リアルとオンラインで同時開催!

職人の手仕事を定点カメラで生配信するオンライン企画も

400年以上もの間、加賀藩主前田利長が築いた高岡城の城下町として
鋳物や漆器の技術を受け継いできたまち、富山県高岡市。

そんな高岡市を中心に毎年行われる、
歴史ある総合クラフトイベントが〈市場街(いちばまち)〉です。

10年目となる今年は、10月22日(金)から10月24日(日)に開催。
オンライン配信をメインに、一部現地での展示・販売も交え、
より全国的に楽しめるイベントとなっています。

それではここで、一部内容をダイジェストにご紹介。

配信が行われるバーチャルスタジオ。

配信が行われるバーチャルスタジオ。

10月23日(土)18:00よりオンラインにて開催されるのが、
昨年大好評だった、職人の手仕事を定点カメラで生配信する『定点観職』第2弾。
今年は〈シマタニ昇龍工房〉島谷好徳氏がおりんを鍛金する様子を生配信。
後半にはサウンドクリエイター、若狭真司氏による
おりんの音を使った音楽作品のインスタレーションライブも行われます。
奥深い職人技に、若狭氏によるおりんの音の新たな解釈など、
新旧が交わった配信はきっと刺激的に違いないはず。

懐かしい味わいを秋のギフトに。 長崎のご当地スイーツ、 〈前田冷菓〉の〈ちりんちりんアイス〉

60年続く、昔ながらの伝統の味

シャーベットのようなシャリシャリとした口当たりと
なめらかな舌触りが魅力的な〈ちりんちりんアイス〉。
実は古くからある長崎の名物スイーツのひとつです。

名前の由来はその昔、移動式の屋台で
“ちりんちりん”という鐘を鳴らしながら売っていたことから。

長崎の名物スイーツ「ちりんちりんアイス」はシャリシャリとした口当たりとなめらかな舌触りが魅力。

専用のヘラを使って
まるでバラの花びらのように盛りつける“バラ盛り”が有名です。
長崎の観光地で食べたことがあるという人も多いのではないでしょうか?

そんな昔懐かしい味わいのちりんちりんアイスを
今もなお販売し続けているのが1960年創業の〈前田冷菓〉です。

こちらのお店では創業当時のレシピや製法を大切にしながら
伝統の味を守り続けています。

現在も観光地やイベント会場で屋台販売を続けているので、
まちなかで見かけたら、ぜひ定番のバラ盛りで
ちりんちりんアイスを味わいたいものですね。

長崎市田中町にある「ちりんちりんアイス」の直売所。直売所限定のメニューやアイテムが揃っている。

長崎市田中町にある〈ちりんちりんアイス〉の直売所。直売所限定のメニューやアイテムが揃っている。

長崎市田中町には同店のシンボルカラーである
青と白を基調にした直売所もあります。

ちりんちりんソーダ400円(税別)。後ろには手づくりのミニ屋台。ミニ屋台と一緒に記念撮影をする人も多いそう。

〈ちりんちりんソーダ〉400円(税別)。後ろには手づくりのミニ屋台。ミニ屋台と一緒に記念撮影をする人も多いそう。

直売所ではここだけの限定アイスや新メニューが楽しめるのが魅力。
ソーダにちりんちりんアイスをトッピングした
フォトジェニックな「ちりんちりんソーダ」は人気メニューのひとつです。

「海アイス」は長崎市平戸市度島産のあおさと五島灘の塩を使用、地元のおいしさがぎゅっと詰まった限定アイス。

そして、直売所に訪れたらぜひ試してもらいたいのが〈海アイス〉。

原材料はなんと海藻のあおさです。
代表の前田さんがあおさ好きで、
「小さなお子さんにもあおさを食べてもらいたい!」
という想いから誕生したとのこと。

食材にもこだわり、
長崎市平戸市度島産のあおさと五島灘の塩を使用しています。
まさに地元のおいしさがぎゅっと詰まった限定アイスです。

酎ハイの歴史はここから始まった!
〈三祐酒場 八広店〉で
絶品つまみと
元祖焼酎ハイボールに出合う

酎ハイ街道。
その名がつけられているのは、
東武伊勢崎線鐘ヶ淵駅と京成線八広駅を結ぶ、鐘ヶ淵通りを中心に広がる一帯。
そこにはなぜか酎ハイの名店が揃い、酎ハイを愛する人々が集まり、
歴史を重ね、酒場文化を育んできました。
今回はなぜここが聖地になり、愛され続けているのかを探ります。
もちろん、焼酎ハイボール片手に、ほろ酔いで。

●東京下町でいただく今宵の酎ハイは……
戦後日本のがんばる親父にエールを送った琥珀色の焼酎ハイボール

案内人は居酒屋ライターの藤原法仁(のりひと)さん。
大衆酒場の聖地のひとつ葛飾は立石生まれ。
大衆酒場にまつわる著作や文化を広げる担い手であり、
なんといっても「酎ハイ街道」の名づけ親。

東京の大衆酒場の文化を愛情と探求心をもって伝える藤原さん。店内を見ながら「私が考えるいい酒場の条件は、居心地、食べ物、お酒の三位一体。ここは揃っているんです」とセレクトの理由を語ります。

東京の大衆酒場の文化を愛情と探求心をもって伝える藤原さん。店内を見ながら「私が考えるいい酒場の条件は、居心地、食べ物、お酒の三位一体。ここは揃っているんです」とセレクトの理由を語ります。

それでは酒場へ。
藤原さんがこの話にふさわしいと選んだ場所は、〈三祐酒場 八広店〉。
「焼酎ハイボールを生み出したと言われる店なんです」と藤原さん。
マスターの奥野木晋助さんによれば、
焼酎ハイボールの誕生は1951(昭和26)年。
まだ第二次世界大戦の痛みを心にも風景にも深く残しながら、
それでも、明るい明日へと踏み出そうとしていた頃。

「当時、本店を営んでいた元店主の叔父、奥野木祐治が進駐軍の駐屯地内で、
ウィスキーハイボールに出合って感銘を受け、
焼酎を使って店で出せないかと試行錯誤したのが始まりです」

当時の焼酎は、材料は粗悪、技術も設備も足りないという状況で、
それゆえのきついニオイもありました。
でも、このウィスキーハイボールのように炭酸で割れば、
飲みやすく、みなさんに喜んでもらえるのではないか。
「ウィスキーハイボールを意識したから、うちのは琥珀色なんです」
というマスターの言葉と、注がれた酎ハイの色を見ると、
単純な酒の足し算によって生まれたわけではなく、
戦後の東京という背景のなかで、
もっといいもの、もっと幸せなものを求めてきた人々の姿が浮かぶようです。

藤原さん

藤原さんが「早く飲みたいでしょう?」と誘ってくれます。
では遠慮なく、乾杯。
「うまいなぁ……」
藤原さんが幸せそうに目を細めます。
「バランスがいい。とにかく飽きないんですよ。
無理にフレーバーをつけて、焼酎が本来持つ魅力を封じ込めてしまうものがあるなかで、
こちらはバランスよく、焼酎の魅力も広げてくれます」

藤原さん酎ハイ飲む

酎ハイと言えば炭酸も大切な要素。
“炭酸ソムリエ”として人気テレビ番組の出演歴もある藤原さん。
「こちらの炭酸はお店のサーバーで注入されますが、
これは導入当時の昭和30年代では画期的でした」
ほかの店ではコストなどの観点から導入が進まず、
それゆえ、“瓶入り”、“どぶづけ”といった方法が始まったとのこと。
氷も同様に、大きい、高いという理由から冷凍庫の導入が進まず、
そのため酎ハイ=氷なしのスタイルが生まれたというエピソードも。
三祐酒場は、冷凍庫を導入し氷入りを提供。
「氷が入っていても最後までバランスが崩れず、最後までおいしく飲める。
これも三祐酒場さんの酎ハイの魅力です」

昭和30年代に導入した炭酸サーバーは、いかに良質に提供できるのかを考えたうえでの結論。ここからも酎ハイのルーツが「単なる安価な代用品ではない」ということが見えます。

昭和30年代に導入した炭酸サーバーは、いかに良質に提供できるのかを考えたうえでの結論。ここからも酎ハイのルーツが「単なる安価な代用品ではない」ということが見えます。

「元祖焼酎ハイボール」(330円 金額は税別、以下同)。氷、炭酸、なぜ焼酎だったのか? このタンブラーの中にも戦後の東京の歴史と文化があります。

「元祖焼酎ハイボール」(330円 金額は税別、以下同)。氷、炭酸、なぜ焼酎だったのか? このタンブラーの中にも戦後の東京の歴史と文化があります。

自前の炭酸サーバー、冷凍庫、琥珀色、最後まで続くうまさ。
進駐軍の駐屯地で出合った感動を伝えたい。代用品、安価なだけの酒ではないのです。

古墳だけではありません。
料理人・野村友里が
宮崎県西都市の魅力を体感!

イベント参加のため、西都市へ

「食」を通じ、都市とローカルをつなぐ活動を続ける
料理人・野村友里さんが、宮崎県西都市(さいとし)を訪問。
同市では、今年8月から、
〈西都はじめるPROJECT〉という試みが始動していて、
その移住オンラインイベントに
スペシャルゲストとして参加するためだ。

野村さんにとって、初めての西都市。
いったいどんな土地で、プロジェクトはどんなものなのか。
期待を胸に、駆け足の旅がスタートした。

台風が過ぎた後の宮崎県の青空

台風一過の晴天とツバメが、野村さんを出迎えてくれた。

9月某日の宮崎は、台風一過の晴天で、暑さも真夏へと逆戻り。
ヤシ科の植物が連なる景色に、一気に南国ムードへと誘われるなか、
一路、西都市を目指す。

宮崎空港から車で約50分、宮崎市の市街地からも約40分と、
交通の利便性が高い一方で、手つかずの自然、
いにしえの文化の跡が残る土地。
大小300基以上の古墳が点在する西都原(さいとばる)古墳群は、
国の特別史跡に指定されている。

西都市には大小多くの古墳が点在

東西2.6キロ、南北4.2キロの広範囲に、300基以上の古墳が。市内を車で移動すると、おのずとあちこちで目にすることに。

〈西都はじめるPROJECT〉は、
市が進める移住・定住支援プロジェクト。
豊かな自然を生かしたユニークなワーク&ライフスタイルを発信し、
新しい暮らしや仕事などを”はじめる人”たちを支援。
移住はもちろん、起業や就農、子育てやコミュニティづくりのための、
多くのサポートプログラムが用意されている。
地方への移住者や2拠点生活者の友人を多く持つ野村さんも、
この取り組みに興味津々だ。

国産栗をたっぷり使用! 〈MONDIAL KAFFEE 328〉で 新しい栗スイーツが登場

“まさに栗そのもの”な贅沢な味わい

大阪北堀江に本店を構える〈MONDIAL KAFFEE 328(モンディアルカフェ)〉は
代表の今村光博さんが大の栗好きだったことから
オープンした栗スイーツ専門店です。
そんな今村さんが特にこだわった極上スイーツ〈スイートマロン〉の販売が
この秋開始されます。

スイートマロン3564円。国産栗をふんだんに使用し、栗好きも満足する一品に。

〈スイートマロン〉3564円。国産栗をふんだんに使用し、栗好きも満足する一品に。

このスイーツはいわばスイートポテトの栗バージョン。
仕入れの難しい希少な熊本県産高級国産栗をはじめ、
高品質の和栗が惜しみなく使用されています。

魅力は何といっても圧倒的な栗の味わい。
ひと口食べるとまるで栗をそのまま食べているかのような
濃厚な旨みが口いっぱいに広がります。

〈MONDIAL KAFFEE 328〉の「スイートマロン」は圧倒的な栗の味わいが魅力。

それもそのはず、なんと生地の60%に栗が贅沢に使われているのです。
栗の味わいをとことん堪能できる「スイートマロン」は
まさに栗好きにはたまらないスイーツといえるでしょう。

さらに栗本来の味わいを引き出す、その製法にもこだわりがあります。
通常の3倍もの時間をかけて行う仕込みはすべて手作業。

マロンペーストに砂糖・バター・卵黄を
ひとつずつ投入しながらひたすら混ぜ込み、
独自のなめらかな食感を実現させています。

あえて粗ごしのマロンペーストも入れることで
ほっくりとした口当たりもプラス。
ふたつの食感で栗のおいしさを最大限に表現しているのです。

「スイートマロン」の表面に丸ごとトッピングされた栗にはコクのある国産きび糖を使用。

上に丸ごとトッピングされた栗にはコクのある国産きび糖を使用。
しつこくないほどよい甘さだから年配の人でも食べやすい味わいです。

加えてフレッシュな状態で仕込むことで栗そのものの濃厚さやコクなど、
素材の持つおいしさがより引き出されています。

今をときめく 兵庫の食のカルチャーが大集結! ポップアップイベント〈sunuser〉開催

〈渋谷パルコ〉にて10月15日から開催

兵庫県・但馬にて“EAT LOCAL LOVE YOUR NEIGHBOR”をコンセプトに、
ローカルから、さまざまな食にまつわるコト・モノを発信している
話題の飲食店〈Tanigaki〉

そして、兵庫県・城崎温泉にて
“地元食材+ナチュラルワイン+温泉=Paradise”を謳い文句に、
日々多くの人でにぎわう飲食店〈OFF〉

そんな兵庫の小粋なカルチャースポットである両者が手を組み、
より多くの人に兵庫の食の魅力を届けるための
オンラインのローカルコミュニティーストア
〈sunuser(スヌーザー)〉がオープン間近だといいます。

2021年10月15日(金)より、そんな〈sunuser〉の
初のポップアップストアが、渋谷パルコの〈COMINGSOON〉で開催。

〈Tanigaki〉からは、人気の但馬名産朝倉山椒を使った
フルーティーかつ爽やかな味わいがクセになる〈山椒レモンスカッシュ〉や
〈朝倉山椒シロップ〉、〈TNGKレモンケーキ〉、
完売必須の名物「辛鍋の素」などが登場。

ポップかつコミカルなデザインで、ファッションブランドやアーティストなどのグラフィックを手がけるRiMO。

ポップかつコミカルなデザインで、ファッションブランドやアーティストなどのグラフィックを手がけるRiMO。

一方、〈OFF〉からは、とろけるように滑らかなテクスチャーにファン続出の
〈OFFブラックチーズケーキ〉や
〈朝倉山椒塩チョコレートブラウニー〉などがラインナップ。
グラフィックデザイナーRIMOデザインによる〈sunuser〉Tシャツ、ZINEなど、
今回初披露となるオリジナルグッズも並びます。

〈sunuser〉と丸山智博によるコラボ惣菜プレート6種盛り 1,800円 ※写真はイメージ

〈sunuser〉と丸山智博によるコラボ惣菜プレート6種盛り 1800円 ※写真はイメージ

〈MAISON CINQUANTECINQ〉〈AELU〉〈LANTERNE〉〈ごらく〉を運営するシェルシュ代表兼料理人、丸山智博。フランス料理を軸にメニュー開発からブランドディレクション等、多岐にわたる飲食のプロデュースを行う。

〈MAISON CINQUANTECINQ〉〈AELU〉〈LANTERNE〉〈ごらく〉を運営するシェルシュ代表兼料理人、丸山智博。フランス料理を軸にメニュー開発からブランドディレクションなど、多岐にわたる飲食のプロデュースを行う。

さらに週末10月16日(土)には、サタデーアペロと題し、
代々木上原のビストロ〈MAISON CINQUANTECINQ〉などを手がける丸山智博氏と、
ワインの注ぎ手として京都のワインスタンド〈TAREL〉を招いたイベントを開催。

京都二条城の南東にある、約四坪のワインスタンド〈TAREL〉。朝からオープンしており、コーヒーも飲める。

京都二条城の南東にある、約4坪のワインスタンド〈TAREL〉。朝からオープンしており、コーヒーも飲める。

ローカルと都市、生産者とお客様の繋がりをイメージした惣菜プレートや、
〈TAREL〉がセレクトした、マグナムサイズのワインが数種類用意され、
カジュアルに兵庫の大地の恵みを楽しむことができます。

旬の「栗」レシピ4選!
田舎の知恵がつまった保存&調理法や
鬼皮がスルッと剥ける裏技も

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

「栗」の季節がやってきました! 

甘くてホクホクした栗は、私の大好物。
毎年、猪や猿と競争しながら栗拾いをするのを楽しみにしています。
栗のお裾分けも活発になる秋の田舎暮らし。
今回は、ご近所さんたちから教わった
簡単・おいしい「栗の調理法」と「保存方法」を紹介します! 

たくさんの栗の写真

見てください、この宝の山。手に持つとずっしり重く、それだけで幸せな気持ちに。

まずは選別!

子どもが栗を選別している風景

小さな現場監督。選別に目を光らせます。

栗を拾ってきたら一番にしないといけないこと、それは「選別」。
万が一栗の中に虫がいたら、ほかの栗にも穴を開けてしまいます。
そんな悲しいことが起きてはいけない。
おいしく栗をいただくために、きれいな栗と穴あき栗はすぐに別々に。

小さな虫食い穴のある栗

こーんな小さな穴でも油断してはいけません。

糖度がアップする保存法とは?

選別をしたら、「保存用」と「すぐ調理する用」に分けていきます。

我が家の場合、栗はお正月のおせち料理に使いたいので、
皮つきの生の栗は保存用袋に入れてそのまま冷凍します。

栗は水分が少ないため、解凍してもそこまで風味が変わらず
普通にお料理できるので便利。
一度にたくさんの栗仕事をする時間がない! という方は、
一旦冷凍しちゃってもいいかと思います。
茹でてから冷凍しても、皮を剥いてから冷凍してもOK。

また、栗は0℃に近い温度で保存することで、でんぷんが糖化して甘みが増します。
栗を新聞紙で包み、保存用袋に入れてから、
冷蔵庫のチルド室で数日寝かせて調理するのがおすすめです。

栗拾いをしている笑顔の女性

ごろごろ転がる栗のイガから実を取り出すあのワクワク、最高です。虫食いのない栗を発見して笑顔のシェアメイト。

〈Yamanashi Collaboration Beer〉 クラフトビールメーカー 有志4社による初のプロジェクト

フルーティーな山梨らしいビールを召し上がれ!

山梨県は富士山や南アルプス、八ヶ岳と、美しい山々に囲まれた
自然が育む水のふるさとです。
その恵を受けて育つ葡萄からつくるワインが有名ですが、
実は甲府は1874年に東日本で初めて“地ビール”が誕生した地とされています。
その甲府駅そばで、2012年からは
山梨県内を中心とした地ビールが味わえる〈甲府地ビールフェスト〉が開催され、
年々規模を拡大してきました。

ところが2020年から始まったコロナ禍はさまざまな
イベントやお祭りが中止となるなか、「府地ビールフェスト」も2020年、2021年と中止に。

山梨県内のブルワリーとって、〈甲府地ビールフェスト〉は
ビアファンと直接コミュニケーションできる数少ない接点として
大切な役割を果たしてきました。

「コロナ禍で〈甲府地ビールフェスト〉が中止になって
ビアファンが山梨に来られなくても、
自宅でもイベントの雰囲気を感じられるような
地ビールやクラフトビールを提供して、山梨の魅力も同時に知ってほしい」

そんな気持ちを持って立ち上がったのが
山梨県内の有志クラフトビールメーカー4社です。

〈Yamanashi Collaboration Beer〉は山梨県内の有志クラフトビールメーカー4社による初のプロジェクト。

左から〈富士桜高原麦酒〉宮下天通(みやした・ひろみち)さん、〈Outsider Brewing〉小林桃子さん、〈Far Yeast Brewing〉栁井拓哉さん、〈八ヶ岳ブルワリー〉松岡風人(まつおか・かざと)さん。

その4社とは富士河口湖町でドイツ仕込みの製造技術と
富士の豊かな自然を生かしたクラフトビールをつくる〈富士桜高原麦酒〉、
山梨県最北部の北杜市清里で1997年からラガーをメインに
ジャーマンスタイルのビールを醸造する〈八ヶ岳ブルワリー〉、
2012年に甲府市初のブルワリーとしてオープンし、
山梨県産の桃から採取した天然酵母を使ったビールなどをつくる〈Outsider Brewing〉、
ビールの多様性と豊かさをもう一度取り戻すことをミッションに掲げ、
個性を持ったビールを発信する 〈Far Yeast Brewing〉の
4つのブルワリーです。

4社が発足させたプロジェクトは〈Yamanashi Collaboration Beer〉と名づけられました。

参加する4つのブルワリーは、それぞれ醸造スタイルが異なります。
〈Yamanashi Collaboration Beer〉では各ブルワリーが得意な技術を持ち寄り、
素材を最大限に生かしたふたつのコラボビールが完成しました。

〈BLANCO ICE CREAM〉 熊本・山都町の恵みが詰まった 地域とともにあるアイスクリーム

全国各地にある、地域名産を使ったアイスクリーム。
今回ご紹介するのは、その中でも新鋭の
〈BLANCO ICE CREAM(ブランコアイスクリーム)〉。

熊本県山都町出身のアイス好きな若者3人が約1年ほどの試行錯誤を経て、
2021年5月に立ち上げたアイスクリームブランドです。

メンバーは、現在東京在住、代々木上原にある
コーヒーショップ〈PADDLERS COFFEE(パドラーズコーヒー)〉の
スタッフでもある吉山郁弥さん、
郁弥さんの弟で、BLANCO ICE CREAMの代表であり、
山都町で作業療法士としても活動する吉山龍弥さん、
彼らの従姉妹で、主にアイスの製造、開発を担当する藤川里奈さんの3人。

地元の食材を用いた無添加のアイスクリームは、
日本はもとより、海外からの問い合わせも頻繁にあるのだそう。

だってこのかわいらしい見た目、こだわりの詰まった魅力的なフレーバー。
おまけに雑誌『POPEYE』でも取り上げられているときたら、
おしゃれなフーディたちが放っておくわけはないでしょう。

今回は、そんな気になるBLANCO ICE CREAMの誕生秘話から、
PADDLERS COFFEEの新店で出されるメニューまで、
あれこれ兄の郁弥さんにお話を伺いました。

地元に貢献できるビジネスを

ことの始まりは、弟・龍弥さんのUターン。
大学院でMBAを取得後、地元に貢献できるビジネスがやりたいと帰郷。
それをきっかけに、東京にいる兄の郁弥さんとふたりで事業を立ち上げることに。

「最初は地元のフードロス削減に貢献できるビジネスがやりたかったんです。
しかし、調べてみるとすでに東京のさまざまな企業が着手していて」

それから郁弥さんはポートランドへ旅をした際、
〈Salt & Straw〉というハンドメイドのアイスクリームショップに出合います。

〈Salt & Straw〉はコーヒー豆のかすや廃棄野菜・果物を使ってアイスづくりを行う、
アメリカで人気のアイスクリームブランド。
郁弥さんはそんな社会的意義があり、モダンで洗練された同店に心惹かれました。

龍弥さんが手にしたSalt & Strawの本。

龍弥さんが手にしたSalt & Strawの本。

その後、龍弥さんもSalt & Strawの本を手にしていたという偶然が。
こうしてふたりは同店のコンセプトに感銘を受け、従姉妹の里奈さんも交え、
フードロス削減にも貢献できるアイスクリームブランドの立ち上げを目指します。

雲モチーフのスイーツが映える! 〈星野リゾート トマム〉に 標高1088メートルのカフェが誕生

北海道最大級の滞在型リゾート〈星野リゾート トマム〉は、
滞在中の見どころのひとつである〈雲海テラス〉を8月にリニューアルオープン。
従来よりも前面にせり出し、
ダイナミックな雲海をさらに間近で鑑賞できるようになりました。

さらに、今回のリニューアルでガラス張りの屋内カフェ〈雲Cafe〉が新たに誕生。
標高1088メートルに位置しています。

カフェの店内。大きな窓から、壮大な景色が広がります。

カフェの店内。大きな窓から、壮大な景色が広がります。

雲Cafeの注目ポイントは、ふわふわな雲を表現したスイーツやドリンクたち。
空に浮かぶカフェとして、
オリジナリティ溢れるかわいいメニューが勢揃いしました。

雲のふわふわを表現した「雲ソフト」や、
綿あめがのった「雲海ソーダ」、雲形のマシュマロを添えた「雲海コーヒー」。
絶景をバックに写真を撮りたくなりますね。

(左から)雲海ソーダ、雲ソフト、雲海コーヒー

(左から)雲海ソーダ、雲ソフト、雲海コーヒー 各600円(税込)

さらに、白い雲形のマカロン「雲マカロン」もかわいい!
テイストは、バニラとレモンを用意。

カフェメニュー集合。写真左がマカロン。

カフェメニュー集合。写真左がマカロン 700円(税込)。

ほかにも「雲海ココア」や「雲海オレ」、
雲型のパンがついたクラムチャウダーなども。
ホットドリンクやクラムチャウダーは、
冷えがちな朝方の体を温めてくれること間違いなし。

この素敵なドリンクやスイーツを堪能しながら、
窓越しに景色を眺めたり、屋内のソファでくつろいだり、
雲海をのんびり待つ時間も楽しく過ごすことができます。

まさに「飲む森林浴」 木食ブランド〈木(食)人〉より、 ノンアルコールドリンクが限定販売!

〈フォレストソーダ〉

軽井沢・離山の木々をドリンクに

軽井沢で、「人・自然・人工物」が交差した暮らしを
探求するプロジェクト〈TŌGE(とうげ)〉

そして、里山に眠る植生の食材の可能性を探求する〈日本草木研究所〉

自然にまつわるユニークな取り組みを行う両者が手を組み、
このたび、軽井沢・離山(はなれやま)に生息する香り高き木々の食用化を試みる
食品ブランド〈木(食)人(もくしょくじん)〉がローンチされました。

標高1256mの側火山・離山

標高1256メートルの側火山・離山。

頂部が比較的平らで「テーブルマウンテン」とも呼ばれる、
標高1256メートルの側火山・離山。
同山には明治以来の植林が生い茂り、人の手による定期的な手入れを要します。
〈木(食)人〉は、その過程で採られる木々を研究し、
食べられるかたちに変える木食専門ブランドです。

〈フォレストソーダ〉 2560円(右)、〈フォレストシロップ〉 大 720ml 3980円 (中央)小 250ml 1930円(左)

〈フォレストソーダ〉 2560円(右)、〈フォレストシロップ〉 大 720ml 3980円 (中央)小 250ml 1930円(左)

第一弾のプロダクトとして8月に発売されたのは、
木の香りを抽出した〈フォレストソーダ〉と〈フォレストシロップ〉。

フォレストソーダは、木の爽やかな旨みを凝縮したストレートタイプの微炭酸飲料。
そしてフォレストシロップは、5倍濃縮のシロップタイプです。

“ミルク×コーヒー”の新たなウェーブ 〈MILKBREW COFFEE〉旗艦店が 嬉野の町屋にオープン!

(写真:水崎浩志)

白漆喰の町屋が立ち並ぶ、佐賀県嬉野市塩田町。
まちの中央部を塩田川が流れ、船が行きする川港として発展した
この地区は「塩田津(しおたつ)」と呼ばれています。

歴史情緒あふれる古き良きまち並みの一角に、
この夏、新しいスタイルのコーヒーショップ
〈MILKBREW COFFEE〉がオープンしました。

もとは銀行だった蔵を改修した店内。蔵のオーナーが大切に管理されていたそう。(写真:水崎浩志)

もとは銀行だった蔵を改修した店内。蔵のオーナーが大切に管理されていたそう。(写真:水崎浩志)

MILKBREW COFFEEの店舗を手がけたのは、
建築やインテリア、家具など幅広い分野で活躍する
空間やプロダクトのデザイナー・二俣公一氏が主宰する〈CASE-REAL〉

店舗となる建物には、国の登録有形文化財に
指定される蔵が活用されています。
白漆喰で覆われた外観には一切手を加えることは
できないという制限のもと、CASE-REALの手によって
既存の状態が最大限に生かされた、
コーヒーショップが誕生しました。

カフェの奥にはガラス張りの乳製品の開発や加工を行うラボを併設。(写真:水崎浩志)

カフェの奥にはガラス張りの乳製品の開発や加工を行うラボを併設。(写真:水崎浩志)

外観は歴史情緒ある蔵、内部はカフェとラボ双方の
ライブ感が伝わるよう綿密に設計された機能的な空間に。
蔵の持つ独特の雰囲気の中、人工大理石で製作された
カウンターと壁面が、ミルキーカラーで一層映えます。

大分を楽しむWebマガジン 『edit Oita』編集部から、 おうちカフェが捗るギフトをプレゼント!

大分県が運営、マガジンハウスが制作を手がける
大分を楽しむWebマガジン『edit Oita』で現在、
自宅で大分気分を味わえるプレゼントキャンペーンを実施中です。

キャンペーン

edit Oitaは、日本一の源泉数・湧出量を誇る大分の温泉の紹介はもちろん、
四季折々の絶景スポットやレトロなまち並み、
集めたくなる工芸品、食欲をそそるソウルフード、
まちのキーマンなど、温泉以外の魅力もたくさん発信しています。

edit Oitaのトップページ

edit Oitaを通して大分に興味を持った人が、
自粛期間中でも大分を堪能してもらえたらという思いから、
今回のプレゼントキャンペーン〈#おうちカフェ de 大分気分〉を企画。
おうちカフェが捗るような大分県産の素敵なギフトを用意しました。

内容は、大分のセレクトショップ「Oita Made」の商品から「edit Oita編集部」が厳選した
“おうちカフェが捗るギフトの詰め合わせ”全3種類。

臼杵焼

ひとつ目は、優雅な気分を味わえる〈エレガントコース〉(1万円相当、5名様)。
江戸時代後期からわずか数年だけ生産された
“幻の焼き物”〈臼杵焼〉のうつわがメイン商品。

臼杵焼使用例

使い勝手の良いサイズ感とカラーリングは、
ケーキやクッキーなどカフェタイムを格上げしてくれるほか、
アクセサリー置きやインテリアとしてもぴったり。

いちごビネガー

ふたつ目は、疲れを吹き飛ばす癒やしの〈リフレッシュコース〉(5000円相当、5名様)。
大分県産オリジナルのいちご〈ベリーツ〉を、
ビネガーにじっくり漬け込んだ〈いちごビネガー〉がメイン商品。

いちごビネガー盛り付け例

水やソーダ、ミルクや豆乳、シャンパンや白ワインまで、
お好きな割り方でヘルシーに楽しめます。

〈Get Me To The Church〉
東京から京都・綾部へ移住し、
カトリック教会をレストランに

旧教会がそのままレストランに

京都府の北部に位置する綾部市。
JR綾部駅から、歩いて15分の古い民家が並ぶ一角に突如、美しい教会が現れる。

住み手のない古民家が改装され、新たに店舗などとして生まれ変わる。
そんな例は珍しくない。けれど教会をそのままレストランに、という話は聞いたことがない。

ここは60年前に建てられた木造の旧・綾部カトリック教会で、
現在レストランとして運営されている。
その名も〈Get Me To The Church〉、“私を教会に連れてって”だ。

まるで教会だが、実はレストランであることに驚く。

まるで教会だが、実はレストランであることに驚く。

産地への「憧れ」で、東京から綾部へ

経営するのは料理人の宮野晋さん。
宮野さんは東京で出版社に勤務。そしてイベントプランナーを経て、
蕎麦懐石の人気店〈みや野〉を阿佐ヶ谷で25年経営。
そこから綾部に移住し、2019年に教会でレストランをオープンした。

“オーナーシェフの宮野晋さん。”

オーナーシェフの宮野晋さん。

「〈みや野〉で立ち退きの問題などがあったことがきっかけですが、
新しいことをやってみたくて」と移店を考え始めた。
当初は、京都市内での開業を考えていたが、
物件を見て回るうちに自然と綾部まで足を延ばすことになったそうだ。

「京都市から“遠い”といっても、綾部は(京都市内の)二条駅からJR山陰本線で59分です。
東京でいえば山手線1周と変わらない。都市部から1時間離れるだけで、
“自分のやりたいことを諦めて実現できないなんて、人生つまらないな”と考えて。
価値があるものをお出しすれば、
きっとお客さまは遠くても来てくれるだろうと思ったんです」

それまで〈みや野〉では、新鮮な食材を生かした料理を提供してきたこともあり、
より産地に近い場所でレストランを営むことは「憧れ」でもあったという。

「京都を含む、全国各地のさまざまな素材を取り寄せていました。
だからいい水があって、無農薬の野菜があって、とれたての魚があるという、
より第1次産業に近いところでお店をやるビジョンはずっと持っていたんですね。
だから、その思いを叶えたという感じで。水はすぐ近くに名水の出る井戸があります。
それに丹波地方は寒暖差の激しいところなので、
山菜や松茸、いろんな野菜がとれることもここに来た理由です」

“梅肉をそえたオクラのわらび粉寄せ。もちろん綾部産の食材を使用。”

梅肉をそえたオクラのわらび粉寄せ。もちろん綾部産の食材を使用。

雪国が育んだ食の知恵 青森県〈津軽あかつきの会〉が 発酵・菜食中心のレシピ88品を公開!

津軽内陸部に伝わるおばぁちゃんの味

今や世界中にファンをもつ、青森県・津軽地方のおばぁちゃんの味。
〈津軽あかつきの会〉が伝える“津軽伝承料理”が
レシピ本になって発売になりました!

津軽あかつきの会の拠点は、青森県弘前市。
市の中心部にある中央弘前駅から弘南鉄道に揺られて約20分、
石川駅から徒歩約5分の場所にあります。

津軽あかつきの会のメンバー。平均年齢70歳で始まった活動は、現在20~30代にも受け継がれ、約30名で活動しています。右から3番目が代表の工藤さん。(撮影:船橋陽馬)

津軽あかつきの会のメンバー。平均年齢70歳で始まった活動は、現在20~30代にも受け継がれ、約30名で活動しています。右から3番目が代表の工藤さん。(撮影:船橋陽馬)

工藤良子さんをはじめとした農家の女性メンバーが、
地元で暮らすおばぁちゃんを訪ね、
土地に伝わる料理のレシピを聞き書きし始めたのは20年以上前のこと。
当時は工藤さん自身もつくり方がわからなかったと言いますが、
2001年に津軽あかつきの会を立ち上げて以来、
津軽の内陸部に伝わる作物や調理法を調査しながら、
料理教室や予約制の食事会を催す機会を重ね、
200以上のレシピを蓄積・伝承してきました。

予約制の食事会は1食1500円。地元で採れるものをその時期に一番おいしく食べられる方法で調理した料理を味わうことができます。写真はある日の春のお膳。数々の新鮮な山菜料理が並びます。(撮影:船橋陽馬)

予約制の食事会は1食1500円。地元で採れるものをその時期に一番おいしく食べられる方法で調理した料理を味わうことができます。写真はある日の春のお膳。数々の新鮮な山菜料理が並びます。(撮影:船橋陽馬)

春夏には採れたての山菜や自らの畑でつくる野菜、
秋にはキノコ、冬には、発酵・塩蔵(えんぞう)・乾燥といった技術を駆使した
保存食を調理した料理が並ぶ食事会は、県外のみならず海外からも注目され、
多くの訪問を受け入れてきました。

食用菊が彩りを添えるある日の秋のお膳。「自然の色」が鮮やかに並び見た目にも美しい。(撮影:船橋陽馬)

食用菊が彩りを添えるある日の秋のお膳。「自然の色」が鮮やかに並び見た目にも美しい。(撮影:船橋陽馬)