「新生姜」ってどんな生姜?
その旬と、おいしい食べ方
おいしい生姜ができるまで
夏の始まり頃に、スーパーの野菜売り場に並ぶ「新生姜」。
この新生姜ってどんな野菜か知ってますか?
そもそもふつうの生姜とどう違うんでしょ。
まず、生姜はどうやって育つのか。
露地(ビニールハウスなどの施設を使わず、屋外の畑で栽培する方法)で
生姜を栽培する場合、霜が降りなくなった4月頃に種生姜を植えます
(地域によって多少ずれます。北海道では6月頃に植えるそうです)。
種生姜というのは、前年に収穫して保管しておいた生姜。
普通に食べることもできる生姜です。

今年(2021年)は少し遅めで、4月28日に種生姜の植え付け。

150〜200グラムにカットした種生姜をひとつずつ土の中に植えていきます。

土の中がいい環境になるように、落ち葉と米ぬかなどを土の上に。
地上に最初の茎が出てくるのは6月頃。
土の中では親生姜が分けつして新しい生姜が増えていき、
新しい生姜からそれぞれ茎が伸びていきます。
1本目の茎が1次茎、続いて2次茎、3次茎……と、
ひとつの親生姜から何本かの茎が出てきます。

5月24日、最初の茎を発見! うれしい瞬間です。

生姜と同じように、そのほかの草もぐんぐん育ちます。栽培中は何度か除草作業も必要。
8月頃にはそれぞれの茎が1メートルくらいまで伸び、葉を茂らせます。
土の中では新しい生姜が育ち、大きく育った新しい生姜が
ときどき土の外に出てきてしまうので、土をかぶせてあげます。
土の中で生姜はじっくりじっくり育っていきます。

この日はすごい入道雲でした。8月上旬の生姜畑。雨が欲しい。

栽培中は何度か生姜に土をかぶせる作業をします。
9〜10月、ようやく生姜の収穫を始めます。
この時期のまだ若い生姜は、肌が白くてほんとにきれいなんです。
繊維も少なくてみずみずしい。
カットするとフレッシュな香り。青りんごみたいな香りがします。
そして生姜の塊と緑の茎との間のピンク色がなんともかわいらしい。
そう! これが「新生姜」。この夏の終わり頃に収穫した、
掘ったばかりのピチピチの生姜が新生姜と呼ばれます。

9月に入りようやく生姜の試し掘り。茎は立派ですが、生姜は意外と小さかったりします。

まだまだ大きくなりますが、若い時期限定の、白肌でみずみずしい状態の新生姜を楽しむために少しずつ収穫。

収穫後、土を落とした新生姜。ほんとにきれいな肌。ピンク色も鮮やか。
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