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posted:2021.7.15 from:山形県米沢市 genre:食・グルメ
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writer profile
Haruna Sato
佐藤春菜
さとう・はるな●北海道出身。国内外の旅行ガイドブックを編集する都内出版社での勤務を経て、2017年より夫の仕事で拠点を東北に移し、フリーランスに。編集・執筆・アテンドなどを行なう。暮らしを豊かにしてくれる、旅やものづくりについて勉強の日々です。
山形県・米沢市にある創業1597年の酒蔵〈小嶋総本店〉。
上杉家御用酒屋として、飢饉による禁酒令下でも酒づくりを許された
数少ない酒蔵とされ、400年以上の歴史を誇ります。
2020年には醸造アルコールを一切添加しない全量純米造りに回帰し、
最上川へと注がれる吾妻山系の雪解け水と、
山形県山米を中心とした国産米にこだわる酒づくりを行ってきました。
そんな小嶋総本店が新たに開発したのが、
2021年5月に発売となった〈米糀のあまさけ〉。
砂糖、保存料、着色料、香料は一切使わず、
山形県産米糀を発酵させたノンアルコールの甘酒をベースに、
野菜や果物の本来の色や味を生かしたスムージーです。
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米糀のあまさけを考案したのは、小嶋総本店24代目の小嶋健市郎さん。
自身が甘酒を離乳食として育ち、
飲み物ではなく「身体に優しい食事」として捉えてきた経験から、
「自分の子どもにも食べさせたいと思える、
“食事”としての安心な甘酒を世の中にも広めたい」と開発をスタートさせました。
「現代の生活には、効率的に栄養がとれる便利な食品はたくさんありますが、
サプリメントを組み合わせた人工的なものではない、
手軽で“自然”な栄養“食”として、あまさけスムージーを届けたいと思っているんです」
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米糀のあまさけは、新作の発売に向けて、
現在クラウドファンディングも実施中です。
支援者へは、新作も含めた米糀のあまさけセットのほか、
新酒の仕込みを見学できる「オンライン酒蔵見学」と、
「米糀のあまさけのおいしい飲み方」を教えてくれるイベントの参加URLが送られます。
実際に現地を訪れることは難しくとも、
小嶋総本店の思いやものづくりの一端に触れられる機会。
あまさけと一緒に味わってみてはいかがでしょうか。
information
米糀のあまさけ
web:米糀のあまさけ -- 小嶋総本店
information
酒造資料館 東光の酒蔵(販売所)
住所:山形県米沢市大町2-3-22
(酒造資料館 東光の酒蔵 内『米糀のあまさけ』発送係)
電話:0238-21-6601
営業時間: 9:30~16:00
information
株式会社 小嶋総本店(製造所)
住所:山形県米沢市本町2-2-3
電話:0238-23-4848
受付時間:9:00~17:00
information
〈米糀のあまさけ〉クラウドファンディング
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