都会でも「塩」や「納豆」がつくれる!?
糸島の“つくる文化”を体験する
暮らしのDIYキット

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

朝ごはんをつくっていたら、首都圏の緊急事態宣言延長のニュースを目にしました。
東京都で「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」が発令されなかったのは、
2021年でたった28日。
これを見ると、みなさん本当〜〜〜〜〜〜〜〜〜にがんばってる! と、
胸がいっぱいになってしまいました。

ステイホームの時間が長いからこそ、おうちで少しでもリフレッシュしたいですよね。
いとしまシェアハウスでも、このコロナ禍でまちと里山をつなぐ活動を
どうにか継続できないかとあれこれと悩み、
新たに〈暮らしのDIYキットBe〉をスタートさせました。

手づくり味噌キットのイメージ写真

大定番の「手づくり味噌」キット。同じ材料なのに、つくる人によって味が違ってくるのが不思議です。

コロナ禍で誕生した、楽しく自給率をUPさせるDIYキット

「人を呼べないなら、こちらから届けたらいいんじゃない?」
というアイデアから生まれた、暮らしのDIYキットBe。
「味噌づくり」「ミツロウクリームづくり」「塩づくり」「豆乳づくり」など、
以前シェアハウスでイベント開催していた内容を
まちにいながら体験できるDIYキットとしてつくってみることに。

さまざまなDIYにチャレンジできる定期便を用意したり、
初心者でも安心して楽しめるように
リアルタイムで質問ができるオンラインワークショップも開催することにしました。

今までつくってきたDIYキットは

・ハチの巣からつくる「ミツロウクリーム」

・手にも環境にもやさしい「手づくり洗剤キット&無農薬へちまたわし」

・ワラからつくる野生の「納豆づくり」

・海水からつくるmy「塩づくり」

・野草でつくる「虫さされ薬&化粧水&薬用酒」

・混ぜるだけでできる「手づくり味噌」

………などなど。

スタートして1年以上が経ち、
こんなにもいろんなものを“つくれる人”が増えたんだ! ということを、
とてもとてもうれしく感じています。

「クラフトコーラづくり」キットのイメージ写真。

野草とスパイスの「クラフトコーラづくり」キットには、自分でつくる麦わらストローも一緒に入れました。

ただ、シェアハウスでのイベントを自宅で、とはいえ、
広い場所があって、かまどで火を焚けて、道具もたくさんある我が家の暮らしと、
都会での暮らしでは環境がまったく違います。
なので、キットではどんな場所でも気軽につくれるように、
使う道具を少なくしたり、素材の下処理をしたり、材料を事前に計っておくなど、
すぐに取りかかれるような小さな工夫がしてあります。

海水から塩をつくるキットでできた、大きな塩の結晶の写真

海水から塩をつくるキット。ゆっくり加熱すると大きな塩の結晶ができます。

例えば、海水から塩をつくるキット。
海水に含まれる塩分はたったの3〜4%なので、
海水をそのまま送ると、残り96%以上の水を蒸発させるために
長時間海水を煮なければならず、
大きな鍋が必要なうえに、ガス代も時間もかかります。

かまどで海水を煮詰めている写真

約80%の水分を減らす作業。予想以上に燃料が必要で、時間もかかって驚きました。つくってみると塩がいかに貴重品かわかります。

そこで、プランクトンが減り、透明度が増す冬の海水を汲みに行き、
庭のかまどでぐつぐつと煮て、
水分を約80%飛ばした「塩分濃度の高い海水」をキットに入れることにしました。
こうすることで、おうちではちょっとの時間煮込むだけで
塩の結晶を取り出すことができます。

オンラインワークショップに参加してくれた方が投稿した
SNSのハッシュタグ投稿を追いかけると
「実験みたいでおもしろい!」
「家の塩と味比べをして楽しかった!」
など、うれしい声をたくさんいただき、ついニヤニヤしてしまいました。

そうなんです、楽しいんです、塩づくり。
我が家のような田舎のかまどで塩が炊かれるのではなく、
全国あちこちの“まち”のキッチンで塩がつくられていると思うと、
私までワクワクしてしまいます。
なんと、これをきっかけに自分で塩づくりを始められた方もいるんです。
うれしすぎる。

自家製の野草をミックスしたキットの写真

キットに含まれる材料は、いつも我が家で使う自家製の野草などをミックスして入れています。

〈日本百貨店〉リニューアル記念。 日本各地のおもしろ名品が集う 〈いろいろニッポン見っけ市〉が開催

全国のスグレモノが一挙集結

創業から約10年間、日本各地のつくり手と使い手の出会いの場として
さまざまな情報発信をしてきた〈日本百貨店〉。

そんな日本百貨店が、2021年9月に
ブランドロゴや公式サイト、オンラインショップなどを大幅リニューアルしました。

2021年9月、ブランドロゴや公式サイト、オンラインショップなどを大幅リニューアルした〈日本百貨店〉。

リニューアル前の〈日本百貨店〉。

リニューアル前の〈日本百貨店〉。

今後は、「ニッポンの百貨をおもしろく。」をコンセプトに、
より一層、ユニークで遊び心あふれる切り口で
日本のモノヅクリ文化のおもしろさ、豊かさを届けることを目指すといいます。

これを記念し、日本百貨店の魅力あふれるセレクトが楽しめる
〈いろいろニッポン見っけ市〉の開催や、
オンラインショップでのお買い物が40%オフになるキャンペーンを実施。

いろいろニッポン見っけ市は、日本百貨店の集大成のような内容で展開。
つくり手のこだわりや歴史に焦点を置き、「ニッポンの面白い!」を
ピックアップした食品や雑貨を実店舗にて販売します。

岐阜県に息づく伝統的な手仕事 〈和傘CASA〉の日傘で 日差しを緩やかに遮る

岐阜県で唯一の和傘専門店

日本三大清流と呼ばれる長良川が流れる岐阜県岐阜市。
なかでも江戸時代に長良川の湊として栄えた川原町は、
今でも昔ながらの日本家屋が立ち並ぶ趣あるエリアです。

この川原町に和傘専門店、〈和傘CASA(カーサ)〉があります。

岐阜市川原町にある和傘専門店「和傘CASA(カーサ)」。

同店は岐阜和傘を取り扱う、
県内唯一の和傘セレクトショップです。

岐阜和傘とは岐阜でつくられる伝統的な和傘のこと。
その昔、水運の要所としてさまざまな物資が流通したこのエリアでは
岐阜ならではの工芸品が数多く生まれました。

なかでも和紙や竹を用いてつくられる岐阜和傘は、
江戸時代後期から製造が始まり、
昭和20年代には年間1500万本もの和傘が生産されたそうです。

県内唯一の和傘セレクトショップ「和傘CASA(カーサ)」。店内では番傘、蛇の目傘から日傘まで常時60本近く用意。

今でも日本の和傘の7割は岐阜でつくられていますが
後継者不足をはじめとした問題で職人数は徐々に減少。
県民さえ岐阜和傘の存在を知らないという現状に危機感を覚え、
同店は2018年に文化継承と、魅力発信を目指してオープンしました。

築100年の町家をリノベーションした店内では、
番傘、蛇の目傘から日傘まで
日常使いできる多種多様な和傘を常時60本近く用意。
さらに岐阜和傘の手仕事を見て、触れて、体験できる空間も広がっています。

和紙や竹を用いてつくられる岐阜和傘。江戸時代後期から製造が始まり、昭和20年代には年間1500万本もの和傘が生産されたそう。

もともと岐阜県内には和傘の問屋はあったものの
一般の方が購入できるようなお店はなかったといいます。

同店が目指すのは職人とユーザーをつなげる架け橋のような存在。
お店を訪れた方には和傘の魅力や職人の想いを伝え、
職人には購入者の喜びの声を届けています。
この活動を通し、岐阜和傘の歴史や文化を発信して
和傘産業の活性化をサポートしているのです。

最前線のデザインを実践的に学べる 「おおいたクリエイティブ 実践カレッジ」受講生を募集中

デザイン経営を実践したい方、グラフィックやプロダクトなどのデザイナーや、
ディレクター、クリエイター、学生などのクリエイティブに携わる方で、
デザイン経営を実践したい、事業に取り入れたいと考えている方に朗報。

現在大分県では、「おおいたクリエイティブ実践カレッジ」受講生を募集しています。
募集期間は8月2日まで。

プログラムは2回に分かれ、
30名ほどが参加できるBasicプログラムは、
デザイン経営を実践してきた講師による講義と、
企業が抱える課題の企画提案、発表を行うプログラム。

Basicプログラムからさらに人数を絞って5名ほどで、
2021年11月から開催されるAdvancedプログラムは、
参加者一人あたり県内外の3社の企業とマッチングし、
デザイン経営の実践と価値創造を目指すOJTプログラムです。

〈天童木工〉80周年記念。 気鋭デザイナーとの新作家具を発表

薄くスライスした単板を重ね合わせる技術・成形合板の
パイオニアである山形県の木工家具メーカー〈天童木工〉。

戦後日本の居住空間の発展に大きく貢献してきた同社は、
2020年6月21日に、創立80周年を迎えました。

これを記念し、昨年より、天童木工の80年を振り返るとともに、
天童木工のものづくりの指針にもなっている
「ジャパニーズモダン」の思想を見つめなおす
〈TENDO JAPANESE MODERN /80 PROJECT〉が始動。

今夏、同プロジェクトのメインコンテンツとなる、
気鋭デザイナーとの共作による新作家具が発表されました。

3者3様の天童木工の今を体現する家具

建築・インテリア・プロダクトそれぞれの視点から、
天童木工の今を体現するべく集められた
中村拓志氏、二俣公一氏、熊野亘氏の3名。

Swing chair Design by Hiroshi Nakamura ソリ脚チェア ナラ[ST色] W590 D533 H725 SH460 123200円   ※張地D 「コリーヌ2」限定

Swing chair Design by Hiroshi Nakamura ソリ脚チェア ナラ[ST色] W590 D533 H725 SH460 123200円 ※張地D 「コリーヌ2」限定

Swing chair Design by Hiroshi Nakamura ソリ脚チェア ナラ[ST色] W590 D533 H725 SH460 123200円 ※張地D 「コリーヌ2」限定

Swing chair Design by Hiroshi Nakamura ソリ脚チェア ナラ[ST色] W590 D533 H725 SH460 123200円 ※張地D 「コリーヌ2」限定

Swing chair Design by Hiroshi Nakamura ソリ脚チェア ナラ[ST色] W590 D533 H725 SH460 123200円 ※張地D 「コリーヌ2」限定

中村 拓志(NAP建築設計事務所)1999年明治大学大学院理工学研究科建築学専攻博士前期課程修了。同年「隈研吾建築都市設計事務所」入所。 2002年「NAP建築設計事務所」を設立し、現在に至る。地域の風土や産業、敷地の地形や自然、そこで活動する人々のふるまいや気持ちに寄り添う設計を信条としている。

中村拓志(NAP建築設計事務所)1999年明治大学大学院理工学研究科建築学専攻博士前期課程修了。同年〈隈研吾建築都市設計事務所〉入所。 2002年〈NAP建築設計事務所〉を設立し、現在に至る。地域の風土や産業、敷地の地形や自然、そこで活動する人々のふるまいや気持ちに寄り添う設計を信条としている。

中村氏が手がけたのは、成形合板ならではのしなりと柔らかな張りから、
たおやかで美しいフォルムとゆったりとした座り心地を追求した〈Swing chair〉。

身体を包み込むようなT字型の背は、肘置きの機能も兼ね備え、
快適なデスクワークをサポートしてくれます。

脚部は回転脚、無垢脚、ソリ脚、3タイプをラインナップ。
用途や空間に合わせて、ぜひお好みの一脚を選んでみてください。

〈小松マテーレ〉の 工場直販型ファクトリーショップが 石川県能美市にオープン

キーワードは“アップサイクル”

1943年の創業以来、日本を代表する繊維産地である北陸を拠点に、
染色技術を基盤とした繊維加工事業を行ってきた〈小松マテーレ〉。

mono-bo

工場直販型ファクトリーショップ〈mono-bo(モノーボ)〉。

2021年6月、同社は工場直販型ファクトリーショップ〈mono-bo(モノーボ)〉を
本社敷地内にオープンさせました。

fa-bo

ファブリックラボ〈fa-bo(ファーボ)〉

本社内にある建築家・隈研吾氏が設計したファブリックラボ
〈fa-bo(ファーボ)〉の関連施設として、
今回オープンさせた新しいラボをmono-boと命名。

アップサイクルの視点で捉え直したモノづくりを行う新ブランド
〈mate-mono(マテモノ)〉の商品などを販売するスペースを中心に、
小松マテーレの新しいモノづくりの現場を伝える工房などが入った
“サスティナブルなモノづくり”を実践する複合型施設となっています。
ここから時代の変化に応じて、繊維の魅力を多角的に発信していくそうです。

fa-boの繊細で美しい放射状の外観イメージからインスピレーションを得てデザインしたバッグ。カーテン生地の裏面の絶妙な光沢感に着目し、プリーツ加工を施すことで、fa-boの美しい外観を表現。fa-boバッグ 5500円

fa-boの繊細で美しい放射状の外観イメージからインスピレーションを得てデザインしたバッグ。カーテン生地の裏面の絶妙な光沢感に着目し、プリーツ加工を施すことで、fa-boの美しい外観を表現。〈fa-boバッグ〉5500円

マスクインナーの製造過程で発生する裁断切れ端を紐状にカットし、手編みで仕上げた個性的なバッグ。「エアロテクノ」搭載で、抗ウイルス機能が備わっています。あんだバッグ01 3300円

マスクインナーの製造過程で発生する裁断切れ端を紐状にカットし、手編みで仕上げた個性的なバッグ。「エアロテクノ」搭載で、抗ウイルス機能が備わっています。〈あんだバッグ01〉3300円

カシマサッカースタジアムでも使用されている芝生の養生シートとしてつくられたメッシュ素材を、軽くて、プルンとした反発が特徴なシアーバッグに。本来は屋外で使用する生地のため、耐久性もあり。すけるバッグ01 大:3850円、小:3300円

カシマサッカースタジアムでも使用されている芝生の養生シートとしてつくられたメッシュ素材を、軽くて、プルンとした反発が特徴なシアーバッグに。本来は屋外で使用する生地のため、耐久性もあり。〈すけるバッグ01〉大:3850円、小:3300円

無縫製で裁断のロスがなく、縫製工程も省略された伸縮性のあるチューブ状のバッグ。1点ごとに染められる「製品染め」技術で、カラーごとにフレキシブルに生産ができるため、余剰在庫も発生しないそう。のびるバッグ01 3960円

無縫製で裁断のロスがなく、縫製工程も省略された伸縮性のあるチューブ状のバッグ。1点ごとに染められる「製品染め」技術で、カラーごとにフレキシブルに生産ができるため、余剰在庫も発生しないそう。〈のびるバッグ01〉3960円

〈グッドネイバーズ・ジャンボリー〉の
オフィシャルTシャツを染める
奄美大島の〈金井工芸〉へ

リバーバンクの森から南海の島へ

グッドネイバーズ・ジャンボリー(以下、GNJ)には
毎年多数のクラフトマンやアーティスト、シェフなどが
全国あちこちから参加してくれます。
今回はそのなかのひとり、奄美大島の染色作家、〈金井工芸〉金井志人さんの工房に
コロナ禍の緊急事態宣言の合間をぬって訪ね、
考えたことなどを書いてみたいと思います。

奄美大島から加計呂麻島を望む。

奄美大島から加計呂麻島を望む。

GNJでは毎回20〜30組ほどのものづくりのワークショップを開いています。
初期は鹿児島で活動しているクラフトマンから
その場でできる比較的簡単なものづくりを教わり、
一緒に体験して持って帰るということを行っていました。
しかし次第に参加してくれるクラフトマンも全国から集まってくれるようになり、
またGNJに協力してくれる企業のブースなども出るようになって
大がかりになってきました。

毎年工夫をこらして企画されるさまざまなクラフトワークショップ。

毎年工夫をこらして企画されるさまざまなクラフトワークショップ。

さまざまな企画をしていくなかで僕らが一番大事にしているのは、
ほかの地域でもできることではなくて、
「いま」「ここ」でしか体験できないものにしようということです。
具体的には鹿児島という地域ならではとか、GNJでしか実現できない組み合わせとか。
クラフトワークショップ企画担当の実行委員、
飯伏正一郎くん(自身もRHYTHMOSという
革細工のブランドを主宰するクラフトマン)を中心に、
各クラフト作家や協賛社のみなさんとディスカッションを重ねてつくってきました。

毎年人気のワークショップとなるのが、オフィシャルTシャツを制作してくれている、
ユナイテッドアローズ・グリーンレーベルリラクシング〉と
奄美の染色工房とのコラボレーションワークショップです。

毎年色違いで展開されるオーガニックコットンのGNJオフィシャルTシャツ。

毎年色違いで展開されるオーガニックコットンのGNJオフィシャルTシャツ。

会場が廃校だということもあって、
オフィシャルTシャツはカレッジTシャツをモチーフに毎年色違いでつくっています。
それをワークショップ用として、特別に白地に白いラバープリントでつくってもらい、
GNJの会場で自分で泥染めをします。
プリント部分は染まらないので、くっきりとロゴが浮き出た自分だけのTシャツが完成。
イベントが終わると、その日のうちに持って帰れるというもの。

奄美の泥を持ち込んで染色のワークショップを展開。

奄美の泥を持ち込んで染色のワークショップを展開。

波佐見焼ブランド〈zen to〉最新作! 8名のプロダクトデザイナーの、 「カレー皿」に対するアンサーとは?

8名それぞれのアイデアを肥前の技術で具現化

かつて「肥前国」と呼ばれた、
現在の長崎県と佐賀県地方は波佐見焼や
有田焼といった九州屈指の焼き物の産地です。

その肥前の技術と精神を継承してきた、
〈株式会社中善〉から2020年に発足した
オリジナルブランド〈zen to〉。

zen toはこれまでさまざまなクリエイターたちとコラボし、
機能性とデザイン性の高いプロダクトを提案してきました。

zen toのコンセプトにあるのは、
「多様な嗜好に応える、多彩な個性(的なモノ)」。
業種で分けると同じ“プロダクトデザイナー”である8名が、
「カレー皿という共通のテーマに対してどのような答えを出すのか?」
というコンセプトで、制作がスタート。

そして今回、それぞれに造形美と機能性を備えた、
個性的なプロダクトが誕生しました。

daily spice plate(阿部薫太郎)

陶磁器デザイナーである阿部薫太郎さんのカレー皿〈daily spice plate〉。

まずはzen toのブランドディレクター兼、
陶磁器デザイナーである阿部薫太郎さんのカレー皿。

〈daily spice plate〉は、ボウルのような形状で、
奥行きが短く収納にも便利なひと皿に。

「波佐見焼のこれからの技術伝承も意識し、
手描きの絵付けをすると最初から決めていた」
という阿部さん。

ふちはしっかり厚めで、持って軽く、
スタッキングもしっかり底で重なる設計に。
波佐見焼らしい手描きの絵付けが華やかに料理を引き立てます。

移動屋台のお皿の収納に感動した経験から、
スペースを無駄にしないデイリーに使える
波佐見らしいお皿を目指したといいます。

材質:磁器 / サイズ:W220×D190×H60mm / カラー:ブルー・ブラウン / 価格:2420円(税込)

材質:磁器 / サイズ:W220×D190×H60mm / カラー:ブルー・ブラウン / 価格:2420円(税込)

ゆるやかなラウンドが美しく、収納にも重宝する形に。日常使いを考えた、毎日フルに使える一品。

ゆるやかなラウンドが美しく、収納にも重宝する形に。日常使いを考えた、毎日フルに使える一品。

奈良の木々からできた、 多面的積み木〈tumi-isi〉

バランスと創造的感覚を養うおもちゃ

小さなお子さんがいて、これからおもちゃは何を買おうと
あれこれ考えているご家族の方に、
ぜひチェックしていただきたいおもちゃがあります。

今日ご紹介する〈tumi-isi(ツミイシ)〉。
バランスと創造的感覚を養うための積み木です。

バランスと創造的感覚を養うための積み木〈tumi-isi(ツミイシ)〉。

〈tumi-isi(ツミイシ)〉は職人が手作業でつくっており、それぞれが異なるサイズ・形状。

職人が手作業でひとつひとつつくっており、それぞれが異なるサイズ・形状。
ころんと並べただけでもなんだか雰囲気があります。


異なるサイズ・形状の〈tumi-isi(ツミイシ)〉を積み上げることで、子どもの想像力やバランス感覚が養われる。

一見重ねるのは難しそうですが、バランスを見ながら、積み上げていくことが可能。
この工程が、子どもの想像力やバランス感覚を養うことにつながるです。

アイヌ工芸品の伝統を未来へ。 地元工芸家とのコラボ商品開発、 参加クリエイター募集中!

北海道平取町二風谷で受け継がれる
アイヌの伝統技術を継承する工芸家とコラボレーションをし、
アイヌクラフトを未来につなぐための新たな商品開発を行う
「二風谷アイヌクラフトプロジェクト」。
現在、参加クリエーターやメーカーなどの企業を募集しています。
応募は、2021年7月13日(火)まで。

このコラボレーションは、“二風谷らしさ”を大切にしながら、
現代のライフスタイルの可能性を広げる、
新しい発想を取り入れたアイヌクラフトを提案することが目的。

本プロジェクトでコラボするアイヌクラフトの工芸家は、
平取町二風谷を中心に活動し、
アイヌ伝統工芸を継承する二風谷民芸組合の組合員のなかから、
応募クリエーターとのマッチングを行いプロジェクトが進行していきます。
お互いを指名することは不可。
参加する工芸家はクリエイターの公募後に決まるそうです。

北海道を代表するアイヌ伝統工芸作家であり、〈貝沢民芸〉店主の貝澤守さん。組合員のひとり。本プロジェクトでコラボが実現するかも?

北海道を代表するアイヌ伝統工芸作家であり、〈貝沢民芸〉店主の貝澤守さん。組合員のひとり。本プロジェクトでコラボが実現するかも?

貝澤守さんの作品。木製の浅く平たい形状の盆「イタ」。アイヌ文様のウロコ彫りがこの地域の特徴。

貝澤守さんの作品。木製の浅く平たい形状の盆「イタ」。アイヌ文様のウロコ彫りがこの地域の特徴。

また、学生が参加できる学生枠を用意。
こちらは若手の工芸家とのマッチングになるそうです。
また、若手工芸家はベテラン工芸家の監修のもと、商品開発に取り組むということで、
世代を超えたコラボにも注目したいところです。

商品化のコンセプト

参加者のミッションは、「アイヌデザインを持ち歩く」をサブコンセプトに
「暮らしにとけこむアイヌデザイン」の商品開発を目指します。
ターゲットは都会に暮らす30代の男女。

応募の第一条件は、デザインを業務とすること、
または提供されたデザイン商品として具現化する制作能力を有すること。
いずれも直近5年以内に商品開発の実績を有する企業やクリエーターなら参加可能。

最終的に、一般枠・学生枠それぞれ2組ずつ、
計4組が商品化へ向けて進めるということ。

創業75年の技術が集約! テレワーク時代の収納&デスク 〈PUZZLE BOX〉で 自由にインテリアを楽しむ

静岡の老舗メーカーがつくる、アフターコロナを見据えた家具

昭和21年に創業した〈​西尾金庫鋼板株式会社〉は、
戦後の高需要から金庫メーカーとして始まりました。
今では金庫だけでなく、ロッカーや射撃競技用備品など、
さまざまな収納庫を製造販売しています。

今回、プロダクトデザインやブランディングを行う
〈TAKASHI TESHIMA DESIGN〉と共同開発したのが、
スチール製収納家具〈PUZZLE BOX〉。

一般販売が2021年6月21日よりスタートしました。

〈​西尾金庫鋼板株式会社〉が〈TAKASHI TESHIMA DESIGN〉と共同開発したスチール製収納家具〈PUZZLE BOX〉。

こちらのPUZZLE BOX、まず目を引かれるのがそのカラーリング。
パンプキンイエロー、オリーブ、マットブラックの
3色展開でこれまでのスチール製家具にはない、スタイリッシュな印象に。

無機質でクールに感じられる素材なだけに、
第一印象から遊び心をくすぐられますね。

イエローが映えるモダンなデザイン。扉を付けてロッカーとして。

イエローが映えるモダンなデザイン。扉を付けてロッカーとして。¥61545(税込)

デザイナーは、TAKASHI TESHIMA DESIGNの手嶋隆史さん。

企業内デザイナーとしてさまざまな
プロダクトデザインに10年以上携わり、
2018年の独立後、アウトドア雑貨や情報家電、
日用品などのプロダクトデザインを手掛けています。

コロナ禍が続くなか、テレワークや在宅勤務で
デスク周りを新調した人も少なくないはず。

手嶋さんは、これからも地方移住や2拠点生活を試したり
職住一体を始める人が増えていくのではないか、
またそういった意識や生活は今後も変化し続けるのではないかと考えています。

使わなくなったワークデスクを捨てるのは
簡単ではないため、ある時はテレワーク用のデスクに、
ある時はサニタリールームのロッカーになど、
“カタチを変えて使い続けられる家具”として
PUZZLE BOXはデザインされました。

木天板とスチールを組み合わせるワークデスク。フレームとボックスを左右に分けて天板を乗せるシンプルな設計。

木天板とスチールを組み合わせるワークデスク。フレームとボックスを左右に分けて天板を乗せるシンプルな設計。¥63305(税込)

器づくりの技術を踏襲。 鯖江・〈SEKISAKA〉の モダンな新作トレーコレクション

器づくりの老舗〈SEKISAKA〉

越前漆器の産地、福井県鯖江市。

国内生産シェア9割の眼鏡産業から、繊維王国福井を象徴する繊維産業、
これらと並行して長い歴史を持つ漆器産業と、
鯖江市は日本が誇るものづくりのまちとして有名です。

今までコロカルでもさまざまな魅力あふれる
現地の職人さんや工房さんをピックアップしてきましたが、
今回ご紹介するのは鯖江市の河和田地区で、
約300年もの間、漆器業を営んできた〈株式会社セキサカ〉。
業務用漆器の企画から製造、卸まで手がける老舗です。

B5サイズ(W302×D215×H18mm、2200~2600円)、A4サイズ(W348×D261×H18mm、2700~3100円)、B4サイズ(W394×D307×H18mm、3400~3800円)

B5サイズ(W302×D215×H18mm、2200~2600円)、A4サイズ(W348×D261×H18mm、2700~3100円)、B4サイズ(W394×D307×H18mm、3400~3800円)

そんなセキサカが、国内外のデザイナーとタッグを組み、
広義の漆器にまつわるさまざまな製造技術を新たな視点で再解釈して
現代のライフスタイルに合わせ商品開発を行うプロダクトブランド〈SEKISAKA〉より、
〈PLACE〉の新作コレクション〈dripping collection〉が発売されました。

〈セラボラボ〉から発信する
九谷焼のニューノーマル、
〈福LUCKY〉と〈ETHNI9〉

九谷焼を広めるために

伝統と歴史に裏打ちされた焼き物として全国的に名が知られている、
石川県を産地とする九谷焼。
幅広いうつわの種類がある一方で、往年の形式に固執してしまったり、
現代では使いにくいデザインになってしまっている側面もある。

そんな九谷焼をいろいろな角度から知ってもらおうと、
2019年に立ち上げられた複合型文化施設が
〈九谷セラミック・ラボラトリー(通称・セラボクタニ)〉である。

建築家・隈研吾が設計した〈九谷セラミック・ラボラトリー〉。

建築家・隈研吾が設計した〈九谷セラミック・ラボラトリー〉。

この場所は、もともと「花坂陶石」という石から粘土をつくる製土所があった場所で、
建物の老朽化に伴い、〈セラボクタニ〉として生まれ変わった。
それゆえ、現役で製土所としての機能を果たしながらギャラリーや体験工房、
アトリエなどを持ち、九谷焼を多角的に体感できる施設となっている。

セラボクタニの2周年となる今年5月、
新商品開発プロジェクト〈セラボラボ〉が立ち上がり、
第1弾として〈福LUCKY〉と〈ETHNI9(エスニック)〉という
ふたつのブランドが発表された。

「この場所が立ち上がった当時から、オリジナル商品開発の話はありましたが、
2年越しに実現しました。
これまでは窯元や作家さんから商品を預かって販売していましたが、
それに加えてここにしかない商品をつくりたかった」と開発経緯を教えてくれたのは、
セラボクタニを実際に運営している小松市地域おこし協力隊のひとり、緒方康浩さん。

コロナ禍で生み出された「ニューノーマル」を目指す九谷焼は一体、
どんな焼き物になったのだろうか。

小松市の地域おこし協力隊として、セラボクタニに勤務する3人。左から緒方康浩さん、中岡庸子さん、吉田良晴さん。

小松市の地域おこし協力隊として、セラボクタニに勤務する3人。左から緒方康浩さん、中岡庸子さん、吉田良晴さん。

【山井梨沙×人類学者・石倉敏明】
身体性を取り戻していく
「フィールドワーク」とは

この連載では、新潟県を拠点にキャンプを中心とした
ローカルなライフスタイルを提案する
〈スノーピーク〉代表取締役社長の山井梨沙さんが、
ローカルでありプラネット的なモノ・コト・ヒトに出会いながら、
コロナ後の暮らしのスタンダードを探し求める「フィールドワーク」の記録。
そして山井さんの著作『FIELDWORK―野生と共生―』の実践編となる。
初回は、そもそも「フィールドワーク」とは何か、
その言葉が生まれた人類学の研究者・石倉敏明さんに話を聞いた。

秋田市のキャンプ場にて対談は行われた。

秋田市のキャンプ場にて対談は行われた。

新文化はコンタクトゾーンから生まれる

山井梨沙(以下、山井): ご無沙汰しています。
自著『FIELDWORK―野生と共生―』ではすてきな前書きをご執筆いただき、
ありがとうございました。
今回、その続編としてこの連載をさせていただくことになったのですが、
タイトルにも入っている「フィールドワーク」という言葉について、
あらためて石倉さんにお話をうかがえたらと思います。

山井さんの著作『FIELDWORK―野生と共生―』

山井さんの著作『FIELDWORK ─野生と共生─』

石倉敏明(以下、石倉): 「フィールドワーク」とは自分が慣れ親しんだ世界の外に出て、
別の現実に触れる方法のことです。
人類学者は他者の世界に入り込んで、内側からその在り方を体験し、理解しようとします。
「他者」とはヒトだけでなく、人間を取り巻くすべてのモノを含んでいます。
大事なのは何かについての「知識」を得るだけでなく、
他者が体得している「知恵」に触れること。
だからこそフィールドでの体験が重要視されています。
フィールドでは他者との接触から、双方向的な変化が発生していく。
それを歴史学の言葉を借りて、「コンタクトゾーン(接触領域)」と呼ぶこともあります。
例えば、20世紀中盤のアメリカ・テネシー州で、
アフリカ系移民の文化とヨーロッパ系移民の文化が融合して
エルヴィス・プレスリーの歌声と腰つきが生まれ、
ロック音楽やポピュラー音楽となって世界中に広がっていったように。

世界そのものと接触

山井: コロナ禍が続く今は、人との触れ合いが減っています。
大変なときですが、何か大きなシフトが起こりつつある時代という意味では、
コンタクトゾーンの話は参考になりそう。

石倉: フィールドワークは、社会という枠組みの外に出て、
世界そのものと再び接触(コンタクト)し直してゆくチャンスかもしれません。
その意味では、野外に出ることも重要です。例えば山に入って感じる木漏れ日や風の匂い、
湿度や雲の動きから何かを感じたりする経験。
フィールドに出ると、僕は幼少期の記憶みたいなものが蘇ってくるんです。
まだ看板の文字や標識の記号が読めなかった幼年時代。動物や子どものように、
文字や記号ではない、生々しい世界の見え方を追体験しているような感覚です。
梨沙さんも、著作の『FIELDWORK』で
子どもの頃のキャンプ体験のことを書いていましたけれど、
あれはまさにフィールドワークを通して味わうことになる感覚ですよね。

写真家・田附勝さんとの共著『野生めぐり 列島神話をめぐる12の旅』(淡交社)にて富士山麓での取材の様子。写真提供:『野生めぐり 列島神話をめぐる12の旅』(淡交社)

写真家・田附勝さんとの共著『野生めぐり 列島神話をめぐる12の旅』(淡交社)にて富士山麓での取材の様子。写真提供:『野生めぐり 列島神話をめぐる12の旅』(淡交社)

山井: 私は頭を使ってインストールするのが苦手で、事前に机上で得た知識でも、
とにかく現地に行って体感しないと、自分のなかでなかなか実感・定着しないんです。
新型コロナウイルスがやってきた当初は、
オンラインミーティングや画面上で目と頭だけで情報を得ることだけが続いて、
消化不良を起こしてしまっていたような気がします。
石倉先生にとってのフィールドワークとは、既存の学説を追体験して確認したり、
今までと違う情報や価値観に出合うことを期待するための行為なのでしょうか?

石倉: フィールドワークは、理論の向こう側にある生きた現実を現地で体感し、
受け止め直していく実践だと思っています。
断片的な情報などを手がかりに現地に行ってみると、
実際には期待を裏切られることも多いのですが、
立ち止まる経験も含めて大切なのかもしれないですね。
どんな記録も決して完全なものではなく、そこに視点や感覚のズレがあるからこそ、
新しい発見の余地があります。
キャンプでの火の起こし方とか、水場の位置とかはgoogleで検索できるけど、
炎の熱さや水の冷たさは絶対にググっても感じられない。
それと同じで、客観的に調べることの重要性は踏まえつつも、
書物で調べてもわからないことを、ほかの人の体ではなく、自分の体で体験したい。
そしてその体験を表現して、その場にいない誰かと共有したい。
これはアーティストや人類学者にとっては、とても大事な衝動だと思うんです。

〈石巻工房〉の10周年記念展が、 〈Karimoku Commons Tokyo〉で開催

世界で愛される〈石巻工房〉

コロカルでも何度もご紹介している〈石巻工房〉。

2011年に起こった東日本大震災から、震災の復旧・復興を目的とした、
市民のための公共工房として同年6月に発足。

以来、地域のクリエイティブの中心となるべく家具づくりを続け、
10年経った現在は「デザインの力でDIYの可能性を広げる」をコンセプトに
運営されています。

工房が掲げる〈Made in Local プロジェクト〉では、
イギリス、アメリカ、中国など、世界の10を超える地域でも注目され、
石巻工房の製品がつくられており、その和はワールドワイドで豊かな広がりを見せています。

2019年にはカリモク家具と提携し、
〈石巻工房 by Karimoku〉という新ブランドもスタートしました。

ブランド10周年を総括

2019年にはカリモク家具と提携し、新ブランド〈石巻工房 by Karimoku〉がスタート

2019年にはカリモク家具と提携し、新ブランド〈石巻工房 by Karimoku〉がスタート

2019年にはカリモク家具と提携し、新ブランド〈石巻工房 by Karimoku〉がスタート

2019年にはカリモク家具と提携し、新ブランド〈石巻工房 by Karimoku〉がスタート

北欧デザイン×波佐見焼の 〈NUPPU〉から キッズ向けシリーズ 〈NUPPU JUNIOR〉が発売

陶磁器のまち・長崎県波佐見町をルーツにもつ〈NUPPU(ヌップ)〉は、
サスティナブルをテーマに、親子の生活と将来を考えたテーブルウェアブランドです。

NUPPUはデザイナーに、
フィンランド・ヘルシンキを拠点に活動するマイヤ・プオスカリ氏を迎え、
「子どもが人生でいちばん最初に触れる器こそ、長く、ずっと使えるものを」と、
丸みのある優しい手触りと温かみのある口触りを持つ陶器を提案しています。

デザイナーのマイヤ・プオスカリ氏。二児の母でもある彼女が、自身の育児体験もとにデザインしている。

デザイナーのマイヤ・プオスカリ氏。2児の母でもある彼女が、自身の育児体験もとにデザインしています。

ベビー用の陶器シリーズとしてスタート

4年前に発売した、0〜3歳が対象のベビー用シリーズ〈NUPPU BABY〉。

当時、赤ちゃん用の食器といえば、
プラスチックなどの割れない素材が当たり前になっていましたが、
NUPPU BABYは陶器製。
“使い捨ての世の中だからこそ、物を大切にする心を育ててほしい”というコンセプトと、
丸みのある優しいフォルムと淡い色合いに共感が集まり、
出産祝いやお食い初めの贈りものとして一躍人気に。

NUPPU BABYシリーズ。

NUPPU BABYシリーズ。

今回発売する新シリーズの〈NUPPU JUNIOR〉は、
ベビー用から少し年齢が上がり、3歳以上の子供を対象にしたデザインです。

3歳くらいになると一気に世界が広がり、毎日の新しい発見と経験の時期。
同シリーズは、波佐見焼のプレート・ボウル・マグの3セットをメインに、
ほかにもタオルやカトラリー、トレイもラインナップ。
用途が広く、たった一度しかない子ども時代に寄り添う、
サスティナブルなテーブルウェアになっています。

NUPPU JUNIOR。好奇心いっぱいの子供の食卓を彩る。

好奇心いっぱいの子どもの食卓を彩るNUPPU JUNIOR。

“お盆の文化”を現代へつなぐ。 盆提灯がモダンに変身! 〈AGASATO〉でご先祖を迎えて

現代のスタイルに合わせた盆提灯を

天保元年(1830年)に京都で創業した、
仏壇・仏具メーカーの〈若林佛具製作所〉。

これまで積み重ねてきた技術をもとに、
全国の国宝・重要文化財などの歴史的建造物の修理も手掛けています。

その若林沸具製作所が立ち上げたオリジナルブランド
〈KAKEHASHI SERIES〉から、6月10日より
新作盆提灯〈AGASATO(アガサト)〉が発売となりました。

盆提灯ラインナップ。左から〈AGASATO〉〈AKASHI〉〈TSUDOI〉。

盆提灯ラインナップ。左から〈AGASATO〉27500円、〈AKASHI〉9900円、〈TSUDOI〉12100円。

AGASATOはスタイリッシュな三つ足型の脚が特徴的。
盆提灯の伝統的な様式を守りながら、
現代のライフスタイルに合うデザインに仕上げられています。

そもそも盆提灯とは、夏のお盆の期間に
「自分の家を見つける目印となる灯」として、
故人や先祖の霊が迷わず帰ってくるための「目印」の役割を果たします。
盆提灯は地域や家庭の習慣によってさまざまですが、
「ご先祖さまをお迎えするためのもの」であり、
先祖を大切に思い敬う気持ちが込められているのです。

ほんのりと優しい光で寝室の間接照明としても合わせやすい。照明は電池式LEDでメンテナンスもしやすく機能的。

ほんのりと優しい光で寝室の間接照明としても合わせやすい。照明は電池式LEDでメンテナンスもしやすく機能的。

土偶をつくってみたい!
〈栗沢工芸館〉で始めた
中空土偶づくり

縄文時代につくられた土偶を完全再現!?

前回の連載で、岩見沢市の美流渡(みると)に昨年移住した
画家のMAYA MAXXさんが陶芸の制作をしていることを書いた。
実は傍らで、昨年の冬から私も週1回、陶芸をするようになった。

きっかけはMAYAさんと一緒に、地域にある〈栗沢工芸館〉を訪ねたことだ。
ここは市民が予約をすればさまざまなクラフトが体験できる施設で、
冬季は地元の陶芸家のきくち好惠さんが担当となり、
陶芸制作を中心にした体験が行われている。
MAYAさんがあるとき、きくちさんに「菊練り」を学ぶというので、
私も教えてもらうことにした。

菊練りとは、粘土の中に残っている空気の粒を抜くために行う基本の工程で、
一度ちゃんと知っておきたいと思っていたのだ。

〈栗沢工芸館〉には地域の人々がクラフトを体験できる環境がある。

〈栗沢工芸館〉には地域の人々がクラフトを体験できる環境がある。

午前中、たっぷり菊練りを練習。
けれど練った粘土をどうするのか、私はまったく考えていなかった。
せっかく練ったんだから、何かつくってみようかな。
そう思ったとき頭に浮かんだのは、函館にある北海道唯一の国宝、「中空土偶」だった。

函館市南茅部地区で発見された中空土偶で「茅空(カックウ)」という愛称で親しまれている。〈函館市縄文文化交流センター〉で公開。

函館市南茅部地区で発見された中空土偶で「茅空(カックウ)」という愛称で親しまれている。〈函館市縄文文化交流センター〉で公開。

土偶は縄文時代につくられた素焼きの造形物で、全国各地で出土している。
以前から土偶の独創的な形に惹かれていて、
写真集や文献を集めたり、絵本を描いたこともあった。
2016年に近隣の地区に山を買ったときには、山の土で土偶をつくったこともあった。
そのとき、土をきちんと精製していなかったため手のひらサイズしかできなかったが、
いつか大きな土偶をつくってみたいという気持ちを持っていた。

土偶の何が好きなのかは言葉で言い表すことが難しいのだが、
私にとってはかわいいぬいぐるみを見たときのように心が和み、
またさまざまな土偶の形を見れば見るほど、
なぜこのような造形になったのかとあれこれ想像するのがとても楽しい。

2012年につくった絵本『DOGU』。ウェブで公開したことがある。

2012年につくった絵本『DOGU』。ウェブで公開したことがある。

山の土を使ってつくった土器と土偶。

山の土を使ってつくった土器と土偶。

というわけで、中空土偶をまったく同じようにつくってみようと考えた。
この土偶の高さは41.5センチ。
中が空洞になっている「中空」構造の土偶の中で最大の大きさ。
きくちさんにアドバイスをもらい、上半身と胴体、足をパーツに分けてつくり、
最後に合体させることにした。

私は美術大学に通っていたので、粘土で立体をつくった経験はあった。
しかし、中を空洞にした大きな物体をつくるのは今回が初めて。
手探りのなかで少しずつ作業をしていった。

まずは上半身をつくっていった。

まずは上半身をつくっていった。

美濃の土の可能性を見つめて 〈MINO SOIL〉と 〈スタジオ・ムンバイ〉 のコラボ展示がスタート

photo Yurika Kono

美濃の土の可能性を探究

岐阜県美濃地方。
日本最大の陶磁産業地帯として名高い地域です。
その発展の根幹にあるのは、
美濃で採れるバリエーション豊かな“土”なんだとか。

photo_Yurika Kono

photo Yurika Kono

photo_Yurika Kono

photo Yurika Kono

そんな美濃地方から、2021年に
美濃の土の可能性をデザインを通じて発信するブランド
〈MINO SOIL(ミノ ソイル)〉が誕生しました。

同ブランドは、世界で活躍するデザイナーと手を組み、美濃の土から、
今までにないものづくりを発展させていくというミッションを掲げています。

環境課題にも積極的に向き合い、
素材を循環させる技術開発にも取り組んでいるのだとか。

彼らは、このプロジェクトを地球からの恵みである土と、
持続するライフスタイルを結びつける、新しい試みだといいます。

〈江戸東京きらりプロジェクト〉 江戸東京の伝統産業を今に伝える 多角的な試み

「江戸東京リシンク展」〈うぶげや〉の歴史資料の展示で並んだ、同社の歴史を物語る刃物たち。

江戸小紋、江戸木版画、東京くみひも……。

江戸時代に花咲き、現代まで継承される、
東京に息づくすばらしい技術や産業。

そのなかで、現代においても
優れた取り組みを行なっている伝統産業を取り上げ、
その価値のさらなる向上を目指し、東京都が取り組んでいるのが
〈江戸東京きらりプロジェクト〉です。

 

舘鼻則孝と江戸東京の伝統産業の邂逅

〈江戸東京きらりプロジェクト〉では2021年3月、現代美術家の舘鼻則孝氏をディレクターに迎え、オンライン展覧会〈江戸東京リシンク展〉を開催。

同プロジェクトでは2021年3月、
現代美術家の舘鼻則孝氏を展覧会ディレクターに迎え、
オンライン展覧会「江戸東京リシンク展」を開催しました。

美しい映像の後に現れるクラシカルな洋館のイラスト。
これは昭和初期(1936年)に建てられた代表的な華族邸宅で、
現在は東京都指定有形文化財の〈和敬塾 旧細川侯爵邸〉です。

この展覧会は、〈和敬塾 旧細川侯爵邸〉を会場に、
舘鼻氏と江戸東京の伝統産業の担い手のコラボレーション作品や、
さまざまな江戸東京の伝統産業の歴史資料を展示。
また、映像を通して産業背景やつくり手のインタビューも公開されました。

今に伝わる江戸東京の伝統産業の豊かさが、
舘鼻氏のフィルターを通して色鮮やかに知れる展覧会となっています。

京都〈TOKINOHA Ceramic Studio〉 五感で楽しむ! 新感覚の体験型陶芸スタジオ

つくり手と使い手の架け橋に

おうち時間が増えるに伴い、器に興味を持ったという方、
そして前々から器集めを趣味のひとつとしていた方。

そんなみなさんにぜひチェックしてほしいお店が、
京都は清水焼団地にこの春オープンしました。

その名も陶芸スタジオ〈TOKINOHA Ceramic Studio〉。

「つくり手と使い手の距離をもっと近く」をコンセプトに、
器を購入するだけでなく、器づくりの工程を見学・体験できるなど、
陶芸にまつわるストーリーを五感で体験できる、新感覚の陶芸体験施設です。

手がけたのは、2011年より生活に寄り添う清水焼ブランド〈TOKINOHA〉を展開し、
実店舗とオンライン販売を通して「陶芸と共にある生活」を
提案している〈Kiyo to-bo株式会社〉

「陶芸をサスティナブルな仕組みへと育てる」
という考えでKiyo to-boを経営する代表の清水大介さん。
陶芸文化をアップデートし、職人、流通、産地の新しいかたちを模索していると言います。

同館はそんな清水さんの想い溢れるスタジオです。

体験教室や世界でひとつの器のオーダーも

手前はショップスペース。奥は工房。

手前はショップスペース。奥は工房。

陶芸スタジオ〈TOKINOHA Ceramic Studio〉では、購入するだけでなく、器づくりの工程を見学・体験することができる。

陶芸スタジオ〈TOKINOHA Ceramic Studio〉では、購入するだけでなく、器づくりの工程を見学・体験することができる。

館内にはさまざまなこだわりがあり、ひとつは見て、触って体感できるショップ空間。
器の原料や製造工程、職人が器をつくる工房内部を直接覗くことのできる設計で、
清水焼の魅力を十二分に体感できるようになっています。

また、一般的な工房は閉鎖的で雑然としているイメージですが、
こちらはそれを払拭した明るく開放的なデザインに。
より親しみやすい空間が特徴です。

ラグジュアリーブランドの “お眼鏡にかなう”品質。 福井県鯖江市生まれの 〈PRADA〉新作サングラス

Prada Titanio パントス 79200円(予定価格)

チタニウムを採用し、軽やかなつくりに

徐々に暑さを感じる時期となってきた今日この頃。
真夏を前に、おしゃれなサングラスを新調したいという方も多いのでは?

そんな方におすすめな、メイド・イン・ジャパンのサングラスが、
この春ミラノ発のラグジュアリーブランド〈PRADA(プラダ)〉より発売されました。

コレクション名は〈Prada Titanio(プラダ チタニオ)〉。

メガネの一大産地・鯖江市生まれの、スマートで軽やかな、
幅広いシーンで活躍が期待できるプロダクトです。

形は逆三角形の「パントス」と四角形の「レクタングル」の2型。
マットとシャイン加工が相まった繊細な印象のフレームです。

レンズは、スレートグレー、ブルーグレー、モーブ、カメリアの
カラーレンズから選ぶことができます。

ブランド初となるチタニウムを使用し、
軽く耐久性があり、アレルギー反応が起きづらいのが特徴。

ヒンジ部分の組み込み技術や、
チタニウムにレーザーでエングレイブされたノーズパッド、
サテンと光沢の仕上げが施された、極めて薄く細いテンプルなど、
随所に高い日本の技術力が感じられるデザインです。

鯖江〈MARUHIRO SPRAY〉 眠っていた漆器・木地に 塗装で新たな価値を

photo by Tsutomu Ogino(TOMART)

個々が並んだ姿はまるでアートのよう

福井県鯖江市。
コロカルで何度も紹介しているこの地は、ご存知の通り、眼鏡・繊維・漆器産業が盛んな
日本が誇るものづくりのまち。

MS_042(小判弁当箱) 14700円 photo by Tsutomu Ogino(TOMART)

MS_042(小判弁当箱) 14700円 photo by Tsutomu Ogino(TOMART)

MS_039(長角蓋付き盛器) 18100円 photo by Tsutomu Ogino(TOMART)

MS_039(長角蓋付き盛器) 18100円 photo by Tsutomu Ogino(TOMART)

MS_018(雲型前菜盛器) 16700円 photo by Tsutomu Ogino(TOMART)

MS_018(雲型前菜盛器) 16700円 photo by Tsutomu Ogino(TOMART)

MS_019(ロケット) 12300円 photo by Tsutomu Ogino(TOMART)

MS_019(ロケット) 12300円 photo by Tsutomu Ogino(TOMART)

京都・亀岡市の 「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」 から誕生した〈HOZUBAG〉

〈HOZUBAG〉

廃棄されたパラグライダーの生地をアップサイクル

SDGsが広まり、社会全体で地球の未来を考えた取り組みが、
以前より輪をかけて行われるようになった近年。

そうした流れを受けて、環境に配慮したプロダクトを
日常に取り入れたい方は多いのではないでしょうか。

今回ご紹介する〈HOZUBAG(ホズバッグ)〉は、
そんな方におすすめなアップサイクルバッグ。

〈HOZUBAG〉

〈HOZUBAG〉価格は3190~5720円。

〈HOZUBAG〉価格は3190~5720円。

カラフルでおしゃれな見た目ですが、なんと
廃棄されたパラグライダーの生地でできているんです。