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posted:2021.6.7 from:岐阜県美濃市 genre:ものづくり
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
岐阜県美濃地方。
日本最大の陶磁産業地帯として名高い地域です。
その発展の根幹にあるのは、
美濃で採れるバリエーション豊かな“土”なんだとか。
そんな美濃地方から、2021年に
美濃の土の可能性をデザインを通じて発信するブランド
〈MINO SOIL(ミノ ソイル)〉が誕生しました。
同ブランドは、世界で活躍するデザイナーと手を組み、美濃の土から、
今までにないものづくりを発展させていくというミッションを掲げています。
環境課題にも積極的に向き合い、
素材を循環させる技術開発にも取り組んでいるのだとか。
彼らは、このプロジェクトを地球からの恵みである土と、
持続するライフスタイルを結びつける、新しい試みだといいます。
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そんな、無限の可能性を秘めた同ブランドが、
6月8日(火)より、表参道のギャラリー〈441〉で、
初のエキシビジョン〈Archaeology of Mino〉を開催。
インドの建築事務所〈スタジオ・ムンバイ〉とコラボレーションし、
陶磁産業の原点である土と鉱山をテーマにした空間を演出。
美濃地方の多様な土を用いた純粋形態のオブジェなども展示され、
素材に秘められた原初的な存在感と美しさをまざまざと感じることができるでしょう。
また会場には、フォトグラファー・高野ユリカ氏による鉱山の写真も並べられ、
その生々しい自然の有様に、美濃地方のものづくりの原風景を追体験させられます。
これからどのようなプロジェクトを展開するのか、
期待に胸が高鳴る〈MINO SOIL〉のエキシビジョン第一弾。
彼らの展示から、美濃地方の秘められたポテンシャルを
新たに垣間見ることができるでしょう。
展示は6日間のみなので、気になる方はお見逃しなく。
information
MINO SOIL Archaeology of Mino In Collaboration with Studio Mumbai
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