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posted:2021.6.16 from:宮城県石巻市 genre:ものづくり
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
コロカルでも何度もご紹介している〈石巻工房〉。
2011年に起こった東日本大震災から、震災の復旧・復興を目的とした、
市民のための公共工房として同年6月に発足。
以来、地域のクリエイティブの中心となるべく家具づくりを続け、
10年経った現在は「デザインの力でDIYの可能性を広げる」をコンセプトに
運営されています。
工房が掲げる〈Made in Local プロジェクト〉では、
イギリス、アメリカ、中国など、世界の10を超える地域でも注目され、
石巻工房の製品がつくられており、その和はワールドワイドで豊かな広がりを見せています。
2019年にはカリモク家具と提携し、
〈石巻工房 by Karimoku〉という新ブランドもスタートしました。
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そんな石巻工房ですが、この度10周年を記念し、
東京・西麻布のギャラリー〈Karimoku Commons Tokyo〉で
展覧会『“十”石巻工房の十年展』を開催。
同展は、石巻工房の10年間の軌跡を振り返るとともに、
石巻工房の家具でリビングスペースを設け、
ブランドのクリエーションを体感できる空間も演出。
現在は“震災”というワードを出さず、
デザインや機能を売りにしているという石巻工房。
それでもなお、世界中から注目される理由はどこにあるのでしょう。
この展覧会で、ぜひその答えを見つけてみてください。
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Photos by Masaaki Inoue
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