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posted:2021.6.11 from:京都府京都市 genre:ものづくり
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writer profile
Mayo Hayashi
林 真世
はやし・まよ●福岡県出身。木工デザインや保育職、飲食関係などさまざまな職種を経験し、現在はフリーランスのライターとして活動中。東京から福岡へ帰郷し九州の魅力を発信したいとおもしろい人やモノを探しては、気づくとコーヒーブレイクばかりしている好奇心旺盛な1984年生まれ。実家で暮らす祖母との会話がなによりの栄養源。
天保元年(1830年)に京都で創業した、
仏壇・仏具メーカーの〈若林佛具製作所〉。
これまで積み重ねてきた技術をもとに、
全国の国宝・重要文化財などの歴史的建造物の修理も手掛けています。
その若林沸具製作所が立ち上げたオリジナルブランド
〈KAKEHASHI SERIES〉から、6月10日より
新作盆提灯〈AGASATO(アガサト)〉が発売となりました。
AGASATOはスタイリッシュな三つ足型の脚が特徴的。
盆提灯の伝統的な様式を守りながら、
現代のライフスタイルに合うデザインに仕上げられています。
そもそも盆提灯とは、夏のお盆の期間に
「自分の家を見つける目印となる灯」として、
故人や先祖の霊が迷わず帰ってくるための「目印」の役割を果たします。
盆提灯は地域や家庭の習慣によってさまざまですが、
「ご先祖さまをお迎えするためのもの」であり、
先祖を大切に思い敬う気持ちが込められているのです。
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和の印象が強かった昔ながらの盆提灯。
AGASATOは、脚をブラックスチールに置き換えることで、
現代の住環境に馴染むデザインに仕立てられています。
華美になり過ぎない、ミニマムな美しさに目を惹きつけられます。
伝統的な要素を残しながら、和室・洋室どちらのスタイルにも
違和感なく飾れるシンプルなデザインがうれしいですね。
とくに自宅で過ごす時間が増えた今、
盆提灯によってそれぞれの「お盆のかたち」を取り入れられること、
そしてお盆を過ぎてもインテリアとして長く使えることは、
持続可能なアイデアのひとつですね。
“AGASATO”は、家族と過ごしたかけがえのない日々と
大切な思い出を象徴する「吾が郷(あがさと)」を意味します。
故郷を思い浮かべるとき、その風景や空気だけでなく、
「家族と過ごした時間の記憶」が心を温める、
そんな思いが込められているそうです。
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新作のひとつである〈TSUDOI〉は、
住空間にインテリアのように溶け込む、
小さめサイズのかわいらしい盆提灯です。
こちらは6月17日より発売開始予定とのこと。
AGASATO・TSUDOIの2種は
こちらのオンラインショップ〈なごみ工房〉または、
直営店の京都本店と築地店で購入できます。
直営店
■京都本店
所在地:京都府京都市下京区七条通新町東入
■築地店
所在地:東京都中央区築地3-15-1(築地本願寺第二伝道会館内)
Web:店舗詳細
KAKEHASHI SERIESは、あらゆる物事をつなぐ“架け橋”として、
大切な人たちをつなぎ、思いや文化を過去から未来に橋渡しします。
故人や先祖の霊が一年に一度家に帰ってくるとされるお盆。
大切な故人を偲び、家族や親族、自らのルーツである
祖先とのつながりを感じられる、日本のよき伝統文化を大切に。
この夏は、先祖の霊を迎えて、
感謝・供養する時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
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