伝統織物を利用したアクセサリーを製造・販売している、福岡県北九州市の〈ITOHEN〉が、
2月17日に新商品〈ORIORINO(おりおりの)〉を発売しました。
京都府の西陣織や地元・福岡県の博多織、小倉織など
日本各地の伝統織物を取り入れたピンバッチやタイピンを展開しています。
〈ORIORINO〉西陣織のタイピン(左)と博多織のピンバッチ
コンセプトは「日々折々に思いを重ねる」。
社会が変化したことで、あらためて当たり前の日常を感じることができる
今日この頃だからこそ、大切な人との関係性や時間に目を向けてほしいという
願いが込められています。
ORIORINOは大切な人とわけ合って使えるよう、
ピンバッチとタイピンが一対となっています。
名前の由来は、コンセプトにもある「折々」と
ITOHENの創業者・綿瀬麻意子さんのひとり娘、鈴乃(りの)さんの
名前を掛け合わせたもの。
綿瀬さんは「私と鈴乃のような親子だけでなく、
夫婦や離れている両親、友人など、
大切な人と分け合って使ってほしい」と言います。
価格はピンバッチとタイピン一対で8800円(税込)。
ITOHENは、北九州市在住の綿瀬さんが2015年に創業。
北九州市の伝統織物・小倉織を使ったアクセサリーの制作と販売を開始しました。
小倉織は、豊前小倉藩で武士の袴や帯として使われていた織物で、
徳川家康の遺品としても残されています。ストライプ柄が特徴。
2019年に北九州市で開催された
〈TGC(東京ガールズコレクション)北九州2019〉でも
ITOHENの商品が使われるなど評価は上々。
地元メディアからの注目度も年々増しています。
宮城県東部・太平洋沿岸に位置する石巻市は、牡鹿半島の一部や金華山を抱え、
全国屈指の水揚げ量を誇る水産都市として栄えてきたまち。
仙台に次ぐ県内第2の人口を擁するこのまちも、東日本大震災で大きな被害を受けた。
ここに、震災直後に立ち上がり、いまでは世界の家具業界から
そのデザインや機能性が注目される〈石巻工房〉がある。
昨年の秋には、新たな拠点として〈Ishinomaki Home Base〉をオープン。
どんな10年だったか、そしていま何を見据えているか、
代表取締役・工房長の千葉隆博さんに話を聞いた。
石巻駅から車で約10分、国道398号線を走ると、
洗練された別荘のような建物が現れる。
2020年10月にオープンした〈石巻工房〉のカフェ兼ショールーム
〈Ishinomaki Home Base〉だ。
この建物の設計を手がけたのは、石巻工房を設立した共同代表の建築家・芦沢啓治さん。
内部の造作家具は石巻工房によるもので、石巻工房の製品も数多く並ぶ。
1階のカフェテナント〈I-HOP CAFE〉を利用すると、
知らず知らずのうちに実際に工房の家具を利用できるのが魅力だ。
I-HOP CAFEを運営するのは、農業で地域を盛り上げようと、
石巻市北上町で活動する〈イシノマキ・ファーム〉。
コーヒーのほか、自ら育てたホップを使用したクラフトビール〈巻風エール〉や、
ホップティーを販売。週末はファームで育てた野菜でつくる
プレートランチを提供している。
石巻・北上産のホップを使用した〈巻風エール〉(700円)。
2階はゲストハウスになっており、各部屋の設えは、
工房ゆかりの建築家・プロダクトデザイナーがそれぞれデザインした。
〈トラフ建築設計事務所〉による「Takibi」、
寺田尚樹さんによる「Hato」、
〈ドリルデザイン〉による「Eda」、
〈藤森泰司アトリエ〉による「Noki」の4部屋がある。
「Takibi」は、焚き火をイメージした照明が特徴的。道路に面するこの部屋の利用者はデッキを占有することができる。1泊1名利用:1室8000円、2名利用:1室14000円。
「noki」は軒下にいるような場所をイメージしてデザインされた。ベッドにもなるソファがあり、最大3人利用可。1泊1名利用:1室8000円~3名利用:1室13500円。
キッチンもある宿泊者の共用スペース。
Ishinomaki Home Baseができるまでには、
石巻工房の役員でもある若林明宏さんの存在が大きい。
不動産業を営む若林さんは、大手保険会社の海外駐在経験があり、語学が堪能。
海外取引を拡大している石巻工房が人材を探していることを知り、
以前から製品のファンであったことから手を挙げ、活動に参加し始めた。
「時折、製品を見たいとお客さんが訪ねてくるのですが、工房はいわゆる作業場。
若林さんがそれを見て、ショールームがあったほうがいいよねと提案してくれたんです。
若林さんは自転車ブランドをつくりたいという夢も持っていたので、
じゃあ一緒にやろう、カフェも始めてお客さんを呼ぼう。
せっかくだから泊まれるショールームにしよう、
それならばこれまで石巻工房に関わってくれたデザイナーさんに声をかけてみよう、と
どんどん夢が広がって、いまのかたちになりました」
工房長の千葉隆博さん。もともとは鮨職人だったが、震災後、石巻を訪れていた芦沢さんと出会った。
「テナントも若林さんが見つけてきました。
つくり手のつくりたいアイデアと、つくる人をつなぐのがうまいんです」
準備中の若林さんのブランドのほか、1階には牡鹿半島で狩猟を行い、鹿肉でソーセージを、鹿皮で小物製品をつくる島田暢さんのブランド〈のんき〉も入る。
お家時間が増えて、運動不足の解消やリフレッシュのために、
運動する習慣を意識的に取り入れるようになった人が
この1年で一気に増えたように思います。
ランニングやウォーキング、ヨガ、筋トレ。
エクササイズの相棒とも言えるスポーツウェアですが、
着心地とデザイン性を兼ね備えたとっておきの1着を選びたいもの。
そこで、オーガニックコットンがあるサスティナブルな暮らしを提案する
ウェアブランド〈PRISTINE(プリスティン)〉から登場した、
和歌山・岐阜・大阪をはじめとする日本各地の職人技が光る、
新シリーズを紹介します。
〈カフェアスリート〉は“いつもの肌ざわりのウェア”をコンセプトにした
スポーツウェアシリーズ。
“カフェアスリート”の名の通り、外で体を動かしたあと、
そのままカフェに寄り道できるようなスタイルを提案。
もちろん、お家時間も豊かな時間になること間違いありません。
〈未音制作所〉と〈高岡民芸〉が手がける菅製のスピーカーの骨組み
昨秋にコロカルでもご紹介した
富山県高岡市の伝統産業の工房とクリエイターが、
日本の手わざの新たな価値創造と関係人口づくりを目指す
〈Creators Meet TAKAOKA 2020〉の参加クリエイター募集。
しばらくして、気鋭のクリエイターと工房とのタッグが決まり、
プロトタイプの制作が行われたとのお知らせが届きました。
今回、4組の枠に20組の応募があったのだそう。
その中からプロダクトデザイナー、新素材開発者、音楽家など
さまざまなジャンルのクリエイター5組を選出。
工房6社とのマッチングが行われ、
晴れて以下のプロダクトの制作がスタートしました。
歴史ある高岡の金属鋳造メーカー〈能作〉と組んだのは、
2019年度の〈Creators Meet TAKAOKA〉のモデルツアーにも参加した、
〈Hamanishi DESIGN〉のプロダクトデザイナーの鎌田修さん。
手がけたのは、金属を溶解して形にする高岡銅器の
鋳造工程をモチーフにした、ポップな「燭台」。
上部は鏡面加工、下部は鋳肌がそのまま使われているのが特徴。
真鍮のさまざま表情とモダンなフォルムが目を引きます。
「錫のイメージが強い能作さんのなかで、
この燭台が真鍮の商品を代表するものになればうれしい」と鎌田さん。
デザインを担当した濱西さんは、能作のデザインリテラシーの高さと
プロダクト開発のスピード感に驚いたとのこと。
現在和蝋燭も開発しており、燭台と蝋燭のセット販売も検討しているそう。
旧約聖書の『創世記』に登場する理想郷、
西洋では楽園と呼ばれる「エデンの園」。
アダムとイブを取り巻く創造と堕落の物語の地として、
現代までさまざまな形で語り継がれているのは、みなさんご存知の通り。
そんな幾重にも示唆に富んだ「エデンの園」をテーマにした、
釉薬の濃淡で柄に奥行きを出す陽刻彫りの魅惑的なコレクションが、
波佐見焼のメーカー〈マルヒロ〉の
陶磁器ブランド〈BARBAR(バーバー)〉から発売されました。
その名も、プレートコレクション〈eden(エデン)〉。
陶磁器に限らず、さまざまな器の原型づくりで名を成す原型師の金子哲郎氏と、
約250年続く有田焼の窯元・梶謙製磁社の協力を得て制作された本作。
手にすることが禁じられた「禁断の果実」、
禁断の果実を食べるようにそそのかした「蛇」、
アダムとイブの裸を隠した「イチジクの葉」など、
「エデンの園」にまつわるモチーフを陰影で表現。
その詩情溢れる繊細な絵柄の美しさに、思わず目を奪われます。
eden プレート 各3520円 (税込)
色は甘い蜜を想起させる白昼夢(はくちゅうむ)、
マンガンが淡く色づいた無花果(いちじく)、
青く生い茂る草木のような深森(しんしん)の3色展開で、
どれも釉薬の濃淡が際立つシックな質感。
妖艶な少女たちの絵画が印象的な化粧箱付いており、
おしゃれなあの人へのギフトにもぴったりです。
土間や庭先、玄関などに置かれ、
ちょっとしたお出かけのときに使われていた履物は
「つっかけ」や「ヘップサンダル」と呼ばれ、
日本中の家庭で親しまれてきました。
そんな古くから愛され続けてきた気軽なサンダルを
現代にフィットするデザインにアップデートさせたのが、
新しいサンダルブランド〈HEP(ヘップ)〉です。
〈HEP〉を展開する〈川東履物商店〉は1952年に創業。
奈良で、半世紀以上に渡って履物に関わる商売を続けてきました。
時代が変わるにつれ、地元奈良の履物の供給量は激減。
150件ほどあった関連工場は、10分の1ほどにまで縮小しました。
なんとかこの状況を変えるべく、〈川東履物商店〉が考えたのは
産地の一番星となれる履物ブランドの新設でした。
ブランドの掲げるコンセプトは、「ニューヘップサンダル」。
現在発売されている〈BLACK PLAIN〉シリーズは、
〈HEP〉のコレクションで「ヘップサンダル」の原点に立ち返り、
現代のライフスタイルにフィットするよう、
よりシンプルなデザインに仕上げられています。
「ヘップサンダル」という名前の由来は、映画『ローマの休日』に出演した女優オードリー・ヘップバーンから名づけられているとか。いまでいうミュールのようなサンダルを劇中で履いていて、その形のサンダルを「ヘップサンダル」と呼ぶようになったそうです。
秋田県の最南に位置する湯沢市。
山形県と宮城県に接し、その県境は国内でも有数の地熱地帯です。
湯沢市の大地をつくりあげたマグマは、いまも「見えない火山」として活動を続け、
観光や産業に生かされています。
湯沢市には、「地熱」という自然エネルギーの恩恵を受けながら、
アツく、力強く、たくましく生きる「自熱」を持った地元の人々がいる――。
新しいことがモクモク起きているこのまちの、新しいワクワクを紹介する連載、
第3回目は、800年以上の歴史を誇る伝統工芸品「川連(かわつら)漆器」を手がける
〈秋田・川連塗 寿次郎〉の佐藤史幸さんを紹介します。
湯沢の川連地区は、国の「伝統的工芸品」に指定されている「川連漆器」の産地。
そのはじまりは鎌倉時代、時の稲庭城主の弟が、
家臣に刀の鞘・弓・鎧など武具を塗らせたこととされ、800年以上の歴史があります。
漆器の製造工程である木地づくり、塗り、沈金・蒔絵は、専門の職人が分業で行い、
川連はすべての工程をまかなうことができる、全国でも数少ない産地です。
その川連で明治初期に創業し、漆塗りをする小さな工房が〈秋田・川連塗 寿次郎〉です。
シンプルながらも美しい、日常で使いたくなるような漆器をつくっています。
〈寿次郎〉の佐藤史幸さん。写真は中塗りの工程の様子。漆塗りの工程には下地塗り・中塗り・上塗りがあり、中塗りでは下地層の表面を滑らかにしていきます。
漆のみを塗り重ねていくのが最も堅牢とされていますが、高価になってしまうため、通常は漆に砥粉を混ぜ合わせた下地を塗り重ねます。寿次郎では、川連では珍しく珪藻土も取り入れていますが、下地に珪藻土を加えるのはより堅牢にするための輪島の技法。史幸さんは高校卒業後に輪島で学び、その技術を取り入れ独自の手法を生み出しました。現在は自ら探し出した秋田県産の珪藻土を使用しています。
川連漆器の大きな特徴は「花塗り」と呼ばれる、磨かずに塗りのみで仕上げる最終塗装。
漆の調合と、刷毛目やゴミを残さない滑らかな塗り仕上げには、高度な技術を要します。
下地塗りのあと中塗りを行い、硬化乾燥をしている状態。
温度や湿度をチェックするための試し塗り。漆を乾燥させる漆室に中塗りを終えた器と一緒に入れ、上塗り作業のたびに乾き具合を確認。それによって器に塗る漆の量や乾燥時間を調整します。
写真提供:神保真珠商店
琵琶湖の北西部に位置する、滋賀県高島市。
この地で江戸時代から発展してきた伝統産業のひとつに〈高島ちぢみ〉がある。
一番の特徴は、シボと呼ばれる生地表面の凹凸。
肌と接触する面積が少なく、シャリッとした独特の風合いで実に快適な着心地。
吸湿性や通気性にも優れ、高温多湿な日本でステテコをはじめとする肌着、
パジャマなどの素材として長く愛されてきた。
そんな〈高島ちぢみ〉の製法を継承し、
岡山のアパレルメーカー〈カイタックファミリー〉の開発により
現代的なアイテムに生まれ変わらせたのが〈ビワコットン〉だ。
製造は産地内一貫工程。職人から職人へ、
まさに技術のリレーといえる完全分業制のもと、高島市内の各所でつくられている。
その第1段階となるのが撚糸(ねんし)。
緯糸(横糸)は1メートルにつき1000回もの撚りをかけることで、強さと伸縮性が生まれる。
限界近くまで撚るため、
途中で撚りムラなどのトラブルが起きないよう調整するのも職人の腕の見せどころ。
経糸(縦糸)も専門の工場がある。
通常、縦糸は複数本を1本に合わせる“合糸”が一般的だが、
高島では伝統的に肌着の用途が中心で厚みが重視されないため“単糸”で加工する。
織りやすいよう均一に揃え、最後に糊づけすることで一定の強度を持たせる。
緯糸(横糸)の撚糸工場。上から下へ巻き取る際に糸をひねり、撚りをかける。撚りを安定させるため蒸す工程も。
こちらは整経(縦糸を整える)工場の最終段階。ビームと呼ばれる筒状の器具に、糊づけされた数千本の糸が巻き取られる。
あっという間に12月。
ここからとんとん拍子で年末です。
この時季になると、年明けに備えて、
玄関やリビングを彩る、縁起の良いインテリアが欲しくなるもの。
今年はこちらのセンス溢れる、ユニークな枡など、いかがでしょう?
現在、東京の〈クリエイションギャラリーG8〉と
〈ガーディアン・ガーデン〉で、チャリティープロジェクト、
「Creation Project 2020 160人のクリエイターと
大垣の職人がつくるヒノキ枡〈〼〼⊿〼(益々繁盛)〉」
が行われています。
お正月や節分などでよく使われる「枡」。
穀物を図る道具としてはもちろん、
「増す」「益す」とも読めることから縁起物として、
古くから日本の祝祭ごとに用いられているのはみなさんご存知の通り。
機械に板をセットし、枡を組む工程。 組まれた枡は、円盤カンナと呼ばれるカンナで表面を整えられます。これが繊細な作業で職人さんがひとつひとつ手作業で行うのだそう。 その後、12か所ある枡の角をサンダーにかけ、できばえをチェック。
「日本の道百選」にも選ばれ、
伝統的建造物が残る青森県・黒石の〈中町こみせ通り〉。
江戸時代につくられたアーケード状の木造通路「こみせ」や酒蔵、
商家などが建ち並び、風情あるまちなみをつくりあげています。
古き良き津軽ならではの暮らしぶりが感じられる〈古津軽(こつがる)〉のエリアでもある黒石。まちを歩くと江戸時代から今に息づく「ものがたり」が感じられます。時期によっては地元有志が描いた「ねぷた絵」が飾られています。写真は大正2年創業の酒蔵中村亀吉。
そのこみせ通りの一角に、
窓からほんのりとやわらかな光を放つ店〈IRODORI〉がオープンしました!
まつりなどで実際に使用した「ねぷた絵」を再利用した
灯ろうやうちわの販売・制作体験を行う工房です。
こみせ通りに面した窓からも鮮やかな灯ろうの光が見えます。
実際に使用された本物のねぷた絵が使用されているうちわ。同じ図柄はふたつとありません。
各地域でねぶた・ねぷたまつりが開催される黒石市では
毎年7月30日から8月5日まで、約50台の人形ねぷたと扇ねぷたが
「ヤーレヤーレヤー」のかけ声とともに運行されます。
ねぶた・ねぷたの起源は、邪気を払うために川や海に灯籠を流すねぶり流しとされ、
もともとは祭りが終わると描かれた絵を川に流していたものでしたが、
近年は廃棄されていました。
「ほしい人が引き取る場合もありましたが、
大きいから飾ることもできないし、結局畳んでタンスの中にしまわれていたり。
それだともったいないし、もっと有効に活用できないだろうかって考えて」
と話すのは、〈IRODORI〉の店主木村正幸さん。
黒石のまちあるきや体験ツアーでまちづくりを行う
NPO法人〈横町十文字まちそだて会〉のメンバーです。
店主の木村正幸さん。〈IRODORI〉は、まちそだて会で運営しています。
会では5年前からうちわ制作体験を行っていましたが、
さらに活用できる方法とまちをおもしろくする場所をつくりたいという思いから、
〈IRODORI〉をオープンさせました。
LASTFRAME 21 Pre Spring Collection LOOK
日本各地で継承される、その地域特有の稀有な伝統技術。
今、その技術に目を向け、世界をまたにかける、
すばらしいブランドがあります。
名前は〈LASTFRAME(ラストフレーム)〉。
手がけているのは、国内外のさまざまな
ファッションブランドのデザインをしている、
フリーランスのデザイナー、奥出貴ノ洋さん。
LASTFRAME 20AW LOOK LASTFRAME 20AW LOOK LASTFRAME 20AW LOOK
同ブランドは、「世界最高レベルの日本の伝統技術を未来に継承する」
をコンセプトに、奥出さんの現代的な感覚を活かしつつ、
日本各地の伝統技術を用い、国・時代・シーズン・性別などを越え、
メイドインジャパンのラグジュアリーブランドとして世界に発信しています。
2018年秋にスタートしたばかりですが、
2021年プレ・スプリングコレクションより、
イギリスの老舗ファッションECサイト〈MATCHESFASHION〉や
2021年スプリングコレクションからは、
ロンドンのセレクトショップ〈Browns〉での取り扱いが決まっており、
UKヴォーグのエディターも大絶賛しているとか。
まさに世界で評価されつつある、新鋭ジャパニーズブランドです。
環境に配慮した商品やサービスが増えつつある昨今。
鹿児島県・沖永良部島で生まれた〈えらぶ色クレヨン〉もそのひとつ。
豊かな島の自然を使った無添加クレヨンなんです。
島の美しい景観となっている畑の赤土をはじめ、
栽培されている果実や、特産品のシマ桑、イカ墨などをそのまま色素として活用。
島の養蜂家から分けてもらった天然のミツロウと混ぜ合わせ、
ひとつひとつ丁寧に手づくりされています。
赤土の畑の風景。
GMOインターネットグループの〈GMOペパボ株式会社〉が運営する、
ネットショップ作成サービス、カラーミーショップ。
選べるデザインと、豊富な拡張機能で、
自由かつ、思い通りのイメージで独自ショップが制作できるとあり、
個人から企業まで、幅広く支持されています。
今年も、カラーミーショップのサービスを活用しているネットショップから、
創意工夫を凝らしている店舗を発掘し、
表彰するコンテスト〈カラーミーショップ大賞2020〉が開催されました。
2020年10月20日にその授賞式が行われ、
全国40000店以上のネットショップの中から、
「大賞(1ショップ)」をはじめ、「優秀賞(10ショップ)」「地域賞(20ショップ)」
「特別賞(9ショップ)」「にっぽん文化奨励賞」「Amazon Pay賞」と、
全部で42の受賞店舗を発表。
例年であれば対面で授賞式が行われていましたが、昨今のコロナ禍の影響もあり、
今回はオンラインにて授賞式が行われました。
大賞ほか、各賞受賞ショップはこちらから。
https://award.shop-pro.jp/2020
VIDEO
コロカル編集部は2018年から、
ネットショップを通じて日本文化を発信する店舗に贈られる
「にっぽん文化奨励賞」の選出を担当しています。
今年も、最終選考に残った13店舗を対象に厳正なる審査を行いました。
その模様をお伝えします。
職人の技が光る伝統工芸品。
アート作品のようにインテリアのひとつとして
飾っているという人は少なくないのでは?
そんなちょっぴり敷居の高さを感じる伝統工芸品を
現代のライフスタイルに合った日用品として展開しているのが
〈TOUCH CLASSIC〉シリーズです。
宮城県仙台市で創業し約90年の老舗ものづくり工房
〈東北工芸製作所〉が手がけています。
日々の暮らしに馴染む「黒」をベースの色に使用し、
東北・宮城に伝わるうるし塗りの技法である
「玉虫塗」を用いた器やグラスを展開しています。
毎日のように手に取る箸ですが、何気なく購入し、使っているという人も多いのでは?
素材で選ぶなら「竹箸」がおすすめ。
軽くて適度なしなりがある竹は、箸の素材として適しているんです。
熊本県南関町にある〈ヤマチク〉は1963年の創業以来、
「竹の、箸だけ。」をコンセプトに、純国産の竹材を用いた箸の専門メーカー。
福岡や熊本周辺の山々から竹を1本ずつ切り出した天然竹を使い、
年間500万膳もの箸を製造しています。
11月21日(土)~23日(月)まで、
全国の食品・工芸メーカーなど12の事業者が一同に集まる
〈大日本工芸市 at 熊本〉が開催されます。
実は現在、イベントや催事の中止、土産物販売の減少が起因となり
伝統産業に関わる事業者のうち、
約4割※が年内に廃業してしまう危機的状況にあるそうです。
※「伝統産業従事者 新型コロナウイルス影響調査」 株式会社和える調べ。
そんななか、工芸を取り扱う全国のさまざまな企業が
「消費者に商品の魅力を直接伝えたい」という想いのもと、
地元の飲食店やアーティストと共に、物販やワークショップを実施します。
素足の生活様式に合わせたじゅうたんを研究し、
日本で唯一、糸づくりから染め、織り、アフターケアまで、職人が一貫して手掛ける
山形県山辺町の老舗じゅうたんメーカー〈オリエンタルカーペット〉。
同社の個人向けオリジナルブランド〈山形緞通〉より、
〈トラフ建築設計事務所〉と共同開発した〈MANYO(マンヨウ)〉という
新コレクションが、2020年10月27日より発売となります。
同コレクションは、
日本古来より根づく、無地の美しさをじゅうたんで表現。
色合いは全12色。Sサイズ(140×200cm)270,200円、Mサイズ(200×200cm)386,000円、Lサイズ(250×200cm)482,500円(税別)。
AJISAI MOMICHI SHIROKANE YAMAAI
MASHIRO(ましろ)、FUJI(ふじ)、MOMICHI(もみち)、
SHIROKANE(しろかね)、AJISAI(あじさい)、YAMAAI(やまあい)、
HANEZU(はねず)、AKANE(あかね)、KURI(くり)、
KAKITSUBATA(かきつばた)、MURASAKI(むらさき)、YORU(よる)
全12色となる色合いは、上記の通り、日本古来の呼び名を採用。
日本最古の歌集「万葉集」で詠まれた伝統色に着想を得て、
十二の歌と色を抽出しています。
生地には、ウール素材を絹(シルク)のような
光沢糸に変化させるオリエンタルカーペットの
新技術「糸マーセライズ加工」を施し、
より奥行きのある色合いと上質な触り心地を実現。
サイズは140×200センチメートルのSサイズからあり、
ほかにも楕円形や円形など、
希望の形やサイズにあわせたオーダーメイドも可能とのこと。
販売は、山形緞通オンラインショップ、
IDC大塚家具、匠大塚などで行われる予定です。
創業143年の島根県出雲の老舗ふとんメーカー〈浅尾繊維工業株式会社〉が、
小ロットからオリジナルふとんを作れるユニークなサービス〈FUTON〉を開始しました。
〈浅尾繊維工業〉は、西日本最大規模の自社工場を持ち、
寝具の小ロットかつ多品種生産を強みとする、ふとん製造一筋の老舗メーカー。
制作できる寝具のバリエーション。
そんな〈浅尾繊維工業〉の新しいサービス〈FUTON〉は、
羽毛ふとん、掛ふとん、敷ふとん、敷パット、枕、
羽毛布団のリフォームといったアイテムの
素材や柄(最小約500ロット)、サイズ、ロット数(最小ロット20枚)まで、
同社と相談しながら、オリジナルのふとんが作れてしまうというもの。
そして、注文内容にもよりますが、受注から出荷まで、
なんと最短10営業日でできてしまうことも。
2020年10月、日本の一大タイル産地・岐阜県多治見市で生まれたタイルブランド
〈TAJIMI CUSTOM TILES〉のグローバルローンチとなる
展示会〈TAJIMI CUSTOM TILES TOKYO 2020〉が開催されます。
TAJIMI CUSTOM TILESは、スイス出身のクリエイティブディレクター、
ダヴィッド・グレットリのディレクションのもと、
多治見を拠点とする総合タイルメーカー〈株式会社エクシィズ〉が立ち上げた
“ビスポーク・タイル”のブランド。
良質の粘土鉱物を大量に含む豊かな土壌を有してきた多治見市。Photo:Kenta Hasegawa
クリエイティブディレクターを務めるダヴィッド・グレットリ(右)。本プロジェクトのほか、〈KARIMOKU NEW STANDARD〉〈2016/〉〈Sumida Contemporary〉など、日本の技術力を世界に向けて発表する数々のプロジェクトに携わっている。Photo:Kenta Hasegawa
TAJIMI CUSTOM TILESは多治見で育まれた伝統技術を継承しつつ、
こだわりの仕立服をつくる「ビスポーク」の感覚にならい、
国内外の建築家やデザイナーのために、
オリジナルデザインのタイルを制作しています。
今回発表するのは、世界的に活躍するデザイナー、マックス・ラムとイ・カンホが
2018年に多治見を訪れ、職人とともに手掛けた作品群。
Kwangho Lee(イ・カンホ)。1981年韓国生まれ。金属工芸とデザインを学びソウルにデザインスタジオを設立。世界各国で個展を行うほか、Design Miami/Basel やDesign Days Dubaiなどのグループ展、国際展にも参加している。
ふたりは素材からリサーチを行い、いくつものメーカーを訪れ、
それぞれの特性を理解し、新しいタイルのアイデアを考案。
そのアイデアが職人たちの技と想像力によってかたちになりました。
展示の全容はオープンしてからのお楽しみですが、
ここでは、一部の作品をご紹介したいと思います。
こちらはイギリス人デザイナー、マックス・ラムによる作品。
WORKING TILE by Max Lamb Photo:Kenta Hasegawa
多治見オリジナルの製造システムをベースに
彼が考えたのは、なんと3Dのタイル。
ボリュームのある立体的な形は、鋳込技術によって成形されています。
Photo:Kenta Hasegawa
こうした常識をくつがえすようなタイルが生まれるのは、
アーティストとのコラボレーションならでは。
今回はチェア、ローテーブル、ベンチ、フラワーベース、
パーティションなど、計11点を発表します。
Max Lamb (マックス・ラム)1980年イギリス生まれ。デザイナーとして活躍する一方、素材に対する確かな知識と、卓越した造形力、ものづくりの技を生かし、自らの手で数々のプロダクトを作り上げている。
優れたものづくりの技術が今も色濃く受け継がれ、
国内屈指の伝統工芸の産地と言われる福井県鯖江市・越前市・越前町。
ここを舞台に、2015年より開催されている
持続可能な地域づくりを目指した体験型マーケット〈RENEW〉が、
今年も10月9日(金)〜11日(日)に行われます。
普段は出入りできないものづくり工房を見学できたり、
ワークショップや展示といったさまざまな催しを通して、
福井のものづくりの魅力に触れることができる同イベント。
今年は新型コロナの影響もあり、イベント名を〈Re:RENEW2020〉、
コンセプトを「共につくろう、変わりつづけるものづくりのまちを」とし、
上記の催しに加え、オンラインコンテンツなどを充実させ、開催されます。
200年以上も続く越前漆器の老舗〈漆琳堂〉、
一枚漉き耳付き和紙の名刺を専門に手掛ける〈信洋舎製紙所〉、
700年の歴史を持つ「越前打刃物」を製造・販売する〈タケフナイフビレッジ〉、
錚々たるメガネメーカーをも信頼をおくという〈谷口眼鏡〉など、
約76もの工房や団体の参加が決まっています。
どこも匠の技が光る、趣向を凝らした製品を手がけるところばかり。
一つの工房に足を運ぶだけでも、多くの学びがありそうです。
タオルの名産地・今治で創業100年を迎える老舗メーカー〈藤高タオル〉。
国内生産売上ナンバー1を誇り、現在も製品開発を重ね、
素材からデザインまで、モダンに進化を続けている同社。
西川©友美 1987年青森県八戸市生まれ。2009年日本女子体育大学健康スポーツ学科中退。2011年バンタンデザイン研究所グラフィックデザイン学科卒業。同年8月デザイン事務所10inc.入社。2018年第19回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞。2020年 JAGDA新人賞受賞。
そんな〈藤高タオル〉より、
日本グラフィックデザイナー協会による2020年の〈JAGDA 新人賞〉に輝いた
グラフィックデザイナー西川©友美さんとのコラボレーション商品が誕生。
西川さんの愛称「ちょも」を冠した〈ちょも祭〉と題し、
〈藤高タオル〉の直営店〈藤高タオル 銀座〉とオンラインストアで、
2020年10月15日(木)まで開催しています。
この色鮮やかなクリスタルガラスの箱。
一体なんだと思いますか?
なんとこちら、実は「骨壺」であり「位牌」。
滋賀の〈彦根仏壇 柒+(nanaplus)〉と
大阪市の〈乾陽亮設計事務所〉が手掛けた、
ガラス骨壷位牌〈しずく〉なんです。
透明度と屈折率が高く、重量感のあるクリスタルガラスに、
目にも鮮やかな創業100年を超える彦根の漆塗り師による漆塗り。
伝統ある高級仏壇と同じように、
ひとつひとつ丁寧に手で塗り上げ、
室(むろ)でゆっくりと乾かして仕上げられました。
モダンで洗練されたこの骨壷で、遺骨や思い出の品を優しく包みます。
そのまま単独で位牌としてもお祀りも可能。
熊本県阿蘇郡南小国町を拠点にする〈株式会社Foreque〉が
企画・運営するインテリア・ライフスタイルブランド〈FIL〉。
その家具ライン「MASSシリーズ」に、
今年新たに〈SUMI LIMITED〉が誕生しました。
SUMI LIMITEDは、阿蘇の風物詩 “野焼き”によって生まれる
「黒墨色」の景観にインスパイアされた炭化した杉材と、スチールフレームによる
異素材のコントラストをテーマにしたコレクションです。
野焼きは草花の芽立ちを助け、春を待つ小さな生命が眠りから目覚める役割を担っています。
「千年の草原」。阿蘇で暮らす人々は、野焼きによって千年以上も畜産や農業、自然と共生しこの美しい草原を保ってきました。
FILが拠点を置く南小国でも、毎年野焼きが行われ
スタッフの方も参加されているのだそう。
阿蘇の野焼きは雄大な自然を維持するために
千年に渡って続く独自の文化であり、
その慣習から生まれた人々の深いつながりや
自然の営みと人々の生業が共にあることで、
命豊かな景観が維持されているといいます。
現在、東京都内の約30ものライフスタイルショップでは、
〈JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK〉と題し、
日本各地の伝統工芸に出合えるイベントが開催中。
今年で7回目を迎える同イベント。
それぞれのショップが、
独自の見立てで選んだ伝統工芸品とコラボレーションし、
その魅力を発信します。
吉祥寺の〈MARKUS〉では、重厚でいて抜けるような白い土、力強く明瞭な線の絵付けが特徴の〈砥部焼〉を販売。 柄と骨が一本の竹から作られる〈丸亀うちわ〉。山で竹を切り出してから、47工程をひとりで仕上げる、非常に精巧な一品。中目黒の古書店〈dessin〉にて取扱。 〈別府竹細工〉の竹の買い物かごは、使うほどに味わい深い飴色に。セレクトは目黒川沿いにある〈プレインピープル 中目黒〉。
メイン会場となる〈伝統工芸 青山スクエア〉では、
全店舗の商品がラインナップ。
会期中は、日本各地の工芸品が当たるプレゼント企画や、
各ショップでは産地のものづくり体験、
工芸品の使い方を紹介するワークショップも行われます。
ぜひこの機会に、
日本各地で花咲いた豊かな伝統工芸の魅力に触れてみてください。