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〈トラフ建築設計事務所〉と
〈山形緞通〉による
日常に溶け込む無地のカーペット〈MANYO〉

コロカルニュース

posted:2020.10.26  from:山形県山辺町  genre:ものづくり / 買い物・お取り寄せ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Kanae Yamada

山田佳苗

やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。

「万葉集」から引用した歌と色

素足の生活様式に合わせたじゅうたんを研究し、
日本で唯一、糸づくりから染め、織り、アフターケアまで、職人が一貫して手掛ける
山形県山辺町の老舗じゅうたんメーカー〈オリエンタルカーペット〉。

同社の個人向けオリジナルブランド〈山形緞通〉より、
〈トラフ建築設計事務所〉と共同開発した〈MANYO(マンヨウ)〉という
新コレクションが、2020年10月27日より発売となります。

同コレクションは、
日本古来より根づく、無地の美しさをじゅうたんで表現。

色合いは全12色。Sサイズ(140×200cm)270200円、Mサイズ(200×200cm)386000円、Lサイズ(250×200cm)482500円(税別)。

色合いは全12色。Sサイズ(140×200cm)270,200円、Mサイズ(200×200cm)386,000円、Lサイズ(250×200cm)482,500円(税別)。

MASHIRO(ましろ)、FUJI(ふじ)、MOMICHI(もみち)、
SHIROKANE(しろかね)、AJISAI(あじさい)、YAMAAI(やまあい)、
HANEZU(はねず)、AKANE(あかね)、KURI(くり)、
KAKITSUBATA(かきつばた)、MURASAKI(むらさき)、YORU(よる)

全12色となる色合いは、上記の通り、日本古来の呼び名を採用。
日本最古の歌集「万葉集」で詠まれた伝統色に着想を得て、
十二の歌と色を抽出しています。

生地には、ウール素材を絹(シルク)のような
光沢糸に変化させるオリエンタルカーペットの
新技術「糸マーセライズ加工」を施し、
より奥行きのある色合いと上質な触り心地を実現。

サイズは140×200センチメートルのSサイズからあり、
ほかにも楕円形や円形など、
希望の形やサイズにあわせたオーダーメイドも可能とのこと。

販売は、山形緞通オンラインショップ、
IDC大塚家具、匠大塚などで行われる予定です。

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日本特有の美学を宿したじゅうたん

トラフ建築設計事務所 鈴野浩一(すずの こういち)と禿真哉(かむろ しんや)により2004年に設立。建築の設計をはじめ、インテリア、展覧会の会場構成、プロダクトデザイン、空間インスタレーションやムービー制作への参加など多岐に渡り、建築的な思考をベースに取り組んでいる。主な作品に「テンプレート イン クラスカ」「NIKE 1LOVE」「港北の住宅」「空気の器」「ガリバーテーブル」「Big T」 など。

トラフ建築設計事務所 鈴野浩一(すずの こういち)と禿真哉(かむろ しんや)により2004年に設立。建築の設計をはじめ、インテリア、展覧会の会場構成、プロダクトデザイン、空間インスタレーションやムービー制作への参加など多岐に渡り、建築的な思考をベースに取り組んでいる。主な作品に「テンプレート イン クラスカ」「NIKE 1LOVE」「港北の住宅」「空気の器」「ガリバーテーブル」「Big T」 など。

トラフ建築は、今回のタッグについて、
以下のようなメッセージを寄せています。

「MANYOは、古くから伝わる日本独自の色彩美を
現代のインテリアに取り込むコレクションです。
万葉集は色彩をあらわす表現に溢れた詩歌集。
天皇から農民まで幅広い階層により詠われた歌は、
日本各地の彩り豊かな自然や生活を生き生きと伝えます。
竣工当時の大緞通を現代の技術で再現するという、
ホテルロビーの改修プロジェクトで山形緞通と出会い、
手仕事が魅せるじゅうたんの奥深さを知りました。

高い技術でつくられる“無地”には艶があり、
日本人の生活の中に受け継がれる色彩を包含したように、
光や見る角度などでさまざまな表情をみせます。
現代の生活に寄り添う余白をもち、
いにしえの情景を思い描かせる想像力に満ちた新シリーズは、
古きを重んじながらも新たな一歩を踏み出す山形緞通の新シリーズの
コンセプトにふさわしいと考えました」

一方の山形緞通からも、
今回のMANYOの開発に対し、熱い思いが。

「とびきりの無地のじゅうたんをつくりたい。
トラフ建築設計事務所に、そう相談を持ちかけたところから、
MANYOの開発がスタートしました。
万葉集で詠まれた、十二の美しい歌と伝統色。
私たちのものづくりを支えてきた大切な技術、
マーセライズを現代へと進化させた、「糸マーセライズ」。
これらの感性と技術が巡り合い、日本特有の美学を宿した、
美しい無地のじゅうたんが生まれました。

時間によって、光と影によって、季節によって、重ねた歳月によって。
無地の一色は、その表情を絶えず変化させていきます。
日本の繊細な色彩感覚と、瑞々しい自然の情景を映した万葉の伝統色は、
色の表現を追求してきた山形緞通にとって、ひとつの到達点です。
MANYOが人々の生活に溶け込み、
日常の風景をおだやかに彩りますよう、心から願っています」

どの色も落ち着きがあって、お部屋にしっくりと馴染んでくれるはず。
作りもしっかりしているので、長きに渡り、生活を共にしてくれそうです。
上質なじゅうたんをお探しの方、ぜひチェックしてみてはいかがでしょう。

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