〈江戸東京きらりプロジェクト〉 江戸東京の伝統産業を今に伝える 多角的な試み
「江戸東京リシンク展」〈うぶげや〉の歴史資料の展示で並んだ、同社の歴史を物語る刃物たち。
江戸小紋、江戸木版画、東京くみひも……。
江戸時代に花咲き、現代まで継承される、
東京に息づくすばらしい技術や産業。
そのなかで、現代においても
優れた取り組みを行なっている伝統産業を取り上げ、
その価値のさらなる向上を目指し、東京都が取り組んでいるのが
〈江戸東京きらりプロジェクト〉です。
舘鼻則孝と江戸東京の伝統産業の邂逅

同プロジェクトでは2021年3月、
現代美術家の舘鼻則孝氏を展覧会ディレクターに迎え、
オンライン展覧会「江戸東京リシンク展」を開催しました。
美しい映像の後に現れるクラシカルな洋館のイラスト。
これは昭和初期(1936年)に建てられた代表的な華族邸宅で、
現在は東京都指定有形文化財の〈和敬塾 旧細川侯爵邸〉です。
この展覧会は、〈和敬塾 旧細川侯爵邸〉を会場に、
舘鼻氏と江戸東京の伝統産業の担い手のコラボレーション作品や、
さまざまな江戸東京の伝統産業の歴史資料を展示。
また、映像を通して産業背景やつくり手のインタビューも公開されました。
今に伝わる江戸東京の伝統産業の豊かさが、
舘鼻氏のフィルターを通して色鮮やかに知れる展覧会となっています。
1階のコラボレーション作品は、〈伊勢半本店〉、〈龍工房〉、〈うぶげや〉の
3つの東京都の伝統産業の担い手と舘鼻氏が
「日本文化の過去を見直し現代に表現する」という
舘鼻氏の創出プロセス「RETHINK」を起点に、
伝統産業の価値や魅力を新たなかたちで提示したもの。
どれも伝統工芸と思えぬほど斬新で独創的な作品です。

江戸切子の工房〈華硝〉

紋章上繪を手がける〈京源〉

江戸小紋の染めを100年に渡り受け継ぐ〈廣瀬染工場〉
2階にある伝統産業の歴史資料は、部屋の様式やおもむきとマッチし、
その歴史の重厚さがより伝わってくるようです。
欧州向けのECサイトも
また、この春〈江戸東京きらりプロジェクト〉より、
欧州向けのECサイトがオープン。
ポンドやユーロ決済できるようになりました。
〈京源〉や〈木本硝子〉のグラスなど、
江戸東京の伝統産業を代表するさまざまなアイテムがラインナップ。
各アイテムやつくり手の解説も詳しく、どれを買おうかとサイトをぐるぐるしながら、
江戸東京の伝統産業をより深く学ぶことができそう。
現地に住む日本好きな友人にぜひ教えてあげたいですね。
家で過ごす時間が多い日々が続きます。
〈江戸東京きらりプロジェクト〉のさまざまな取り組みから、
普段見過ごしていた江戸東京の伝統産業のすばらしさをお家で再認識したいですね。
information

江戸東京きらりプロジェクト
Web:公式サイト





