〈界 雲仙〉湯気に煙る土地・雲仙で、文化の融合に浸る。
生きている湯に浸り、 長崎の多彩さを堪能する
雲仙国立公園内にある〈界 雲仙〉は、湯気や噴気に包まれていた。
標高およそ700mから湧き出した水蒸気は空に登って、雲となっていく。だから長崎は雨が多いのかもしれない。「雲仙地獄」と呼ばれる剥き出しの硫黄山のエネルギーは、その地に身を浸すほど、深く感じられる。その最たるものが、温泉だろう。源泉掛け流しの「酸性含鉄単純温泉」は、その日の気温などによって湯の色が変わるという。
白濁したり赤みを帯びたり、透明になったりと、まさしく生きている湯。
江戸時代には、オランダ人医師のシーボルトらによって紹介されたため、その特別な環境に引き寄せられるように海外からも客が訪れ、籠に乗って山を登り、長期滞在する場所だったという。長崎は、輸出入の玄関口であり、文化が交わる先端的な土地だった。

〈界〉では、「温泉いろは」という名で、その地の温泉に紐づいた歴史や泉質についての小さな講義がある。〈界 雲仙〉では、タペストリーを使って。
土地の文化を体験する「ご当地楽」では、活版印刷で好きな文字を拾って、実際に刷ることができる。日本に初めて活版印刷機が持ち込まれたのも、長崎だった。
キリシタン大名によってローマに派遣された天正遣欧使節が持ち帰った「グーテンベルグ印刷機」で、キリスト教布教のために書物「キリシタン版」を刷ったという。
奇しくも雲仙地獄は、その後に苛烈なキリシタン弾圧の場にもなってしまう。幾層にも重なり合った歴史を紐解きながら、思いを馳せることが〈界 雲仙〉を旅する理由となるかもしれない。
長崎の文化を凝縮して、 味わうことができる。
「和華蘭」という3つの文化の融合がテーマになっているという。
温泉の内風呂には、オランダから伝わった硝子工芸であるステンドグラスが光を映し、レストランの席をゆるやかに区切っているのは中国格子だ。
ライブラリーの壁には、一度は途絶えてしまったものの地元の文化として復活された「島原木綿」がタペストリーのように配されていた。
幻の反物とも評される青の縦縞が特徴的な木綿織に手を触れられるところは、〈界 雲仙〉の他にないらしい。
そして「文化の融合」という意味において、もっとも豊かな表現となっているのが食だろう。
先付けでは、地元の「湯せんぺい」の下に、「豚角煮」のリエットが隠されている。中華由来の料理である豚角煮をフランス料理のリエットに仕立て、雲仙を代表する菓子である湯せんぺいと共に食べる。文化の融合は見事に果たされて、あご出汁しゃぶしゃぶの締めの五島うどんまで導かれてしまう。
土地の豊かさはやはり、食に表れる。良きものは、少しずつ形を変えながら、ずっと残されていく。
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広告制作会社、イイノスタジオを経て2014年より木寺紀雄氏に師事し、2017年独立。
広告・雑誌などにおいて様々な分野で活躍中。
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