しいたけ観が変わる! 林業ブラザーズ特製の宮崎料理、 ナバ南蛮って?

47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
宮崎でコロカルが向かったのは、自然があふれる美郷町。

宮崎の山奥で林業に励む、ドガワの山師ブラザーズ。

南国・宮崎! なイメージとはほど遠い、
ここはかなり山深い美郷町渡川(どがわ)地区。
宮崎、大分、熊本、どのまちからも
それなりに時間がかかる秘境感たっぷりのエリアです。

ここにある兄弟がいました。兄の今西 正さん、弟の猛さんの今西ブラザーズ。
ふたりは渡川生まれで、山師としては〈今西林業〉、
そして自分たちで育てたしいたけや地域の食材などを販売する
〈渡川山村商店〉を営んでいます。

お揃いの今西林業ヤッケでキメ。

渡川では中学を卒業すると近くに高校がないので、
必然的に宮崎市などに出ることになります。
その後、ふたりとも福岡で働き、弟の猛さんは10年前に、
兄の正さんは昨年、渡川に戻ってきました。

「都会の福岡で働いていると、自分が生まれ育った渡川が
とてもいい場所だったんだなという感情が湧いてきたんです。
親父がずっと林業をしていて、誰も継がないで終わってしまうのも寂しいし、
もったいないと思ったので、林業を継ごうと思って渡川に戻ってきました」
という猛さん。

一方、兄の正さんは、名刺に「Uターン山師」と書いてあります。
20年近く福岡にいて、昨年Uターンしました。

「僕はずっと洋服関係で働いていました。年を追うごとに、
同郷の仲間が渡川に戻っていろいろな活動をし始めたりしていて。
そういった動きをみていると、自分も何かやりたいという気持ちになってきましたね。
弟は10年前に戻ってきて、林業だけで手一杯。
どちらにしろ、僕が戻ってきても山師としてすぐ役に立つわけではないので、
都会に長くいたからこその視点を生かしていきたいと思っています」

山師歴10年以上の猛さん。枝打ちなど余裕綽々。

キンメもほろほろに。 土佐備長炭を復活させた 〈炭玄〉の熱い炭焼きストーリー

47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
高知でコロカルが向かったのは、土佐備長炭の郷、室戸。

四国の先端で、土佐備長炭の窯を立ち上げたアツい男

四国の最東端。台風銀座としても知られる室戸市。
実は、本州、四国、九州の中で一番人口の少ない市でもあります。
そんな室戸市で、伝統産業である備長炭の生産を担っている
若手集団がいると聞いてやってきました。

高知市から2時間。ひたすら海岸線を走ります。
まるで海と陸の境界線を走っているかのよう。
車を止めれば聞こえてくる波の音に、心穏やかになります。

吉良川のまち並み。室戸市は珍しい地質や文化、住民の活動が評価されて、ユネスコ世界ジオパークに認定されています。

やってきたのは室戸市の吉良川町。
京都を思わせる歴史的なまち並みを背にして、川沿いに山奥へと車を走らせます。
見えてきたのは、緑の中にぽつんと立つ小屋。
そこから白い煙があがっているのが見えます。
車を降りると小屋のまわりには、切り倒した直後の大量の生木。
小屋に入ると、隙間から入り込むふんわりとした光が積もった灰を照らしています。
絵本の中に迷い込んだような幻想的な空気に、思わずはっと息を呑みます。

山の奥にぽつんとある炭焼き小屋。周りには民家もなく、鳥の鳴き声と川の音が聞こえます。

小屋の周りに積み上げられた原木。

小屋の中の様子。

迎えてくれたのは黒岩辰徳(たつのり)さん。
10年前、地元である吉良川町で土佐備長炭の窯元〈炭玄〉を立ち上げました。

「高校を卒業するまで、何もない地元が嫌で早く出たかった。
卒業して市外に出たんだけど、道を歩いているおばあちゃんも、
声をかけてくれる周りの人も、全部当たり前じゃなかったんだなあと気づいた。
外に出て初めて地元のよさに気づいて、それで室戸に戻って来たんだよ」

しかし、Uターンして黒岩さんが見たのは、なかなか厳しい室戸の現実でした。
「室戸を好きな人はいっぱいいる。室戸で働きたいと思っている人もいっぱいる。
でも室戸にいたくても仕事がないから、みんな市外に出て行く。
地元に雇用を生み出さないといけないと思ったよ」

〈炭玄〉代表の黒岩辰徳さん。

室戸に雇用を生む産業は何か。
悶々と悩む黒岩さんが、ある日出会ったのが、とある新聞記事でした。
当時の備長炭シェアの8割が安価な中国産。
しかし、森林保護のために、中国が備長炭の輸出を制限するというのです。
吉良川はもともと備長炭で繁栄を成した地域でした。
必ず国産の備長炭に需要が戻ってくる、吉良川で雇用が生み出せる。
そう確信した黒岩さんは、生まれて初めて、炭焼きの世界に足を踏み入れました。

〈銀座伴助〉誕生。 大ぶりでジューシー! ブランド干物のフラッグショップ

福島県いわき市で創業63年、さばく魚は1日1万枚以上! 
特大サイズのアジや縞ホッケなど、ハイクオリティな
“ブランド干物”を手掛ける〈伴助〉のフラッグショップ
〈銀座伴助〉が、2016年8月25日(木)、銀座3丁目にオープンします。

お店の1階では、伴助ブランドの干物を展示・販売。
2階は飲食スペースになっており、
一般には販売していない最高級プレミアム干物を味わうこともできます。
脂ののった縞ホッケなどの定番ものから、
穴子やトラウトサーモン、のどくろなどもラインナップ。

〈特大穴子たまり醤油漬け〉3800円

ランチセット〈のどくろ開き定食〉2980円

また銀座という土地柄、小骨が苦手な外国人の方のために、
あらかじめ骨を取り除いたインバウンド向けの定食〈GINZA HIMONO Set〉も
用意されているのもユニークです。

小さな島からのおすそわけ。 食の宝庫、小値賀島をめぐる旅

47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
長崎でコロカルが向かったのは、五島列島の北部にある離島、小値賀島。

全国的に注目を浴びる小値賀島で食材探しの旅

ここ日本には6852もの島があると言われています。
本土が5島、そのほかの離島が6847島。
では、日本で一番、島の数が多い都道府県はどこか。
答えは九州の西に位置する長崎県です。
同県には壱岐や対馬、五島列島など、大小合わせて実に 971もの島があります。

朝の港の風景。のどかでスローな時間が流れています。

そんな長崎の島で注目を集めているのが、長崎県の佐世保港、
もしくは福岡県の博多港からアクセスできる〈小値賀島(おぢかじま)〉です。
佐世保から海上を西に約60キロいった東シナ海に浮かぶこの島は、
五島列島の北端にある大小17の島々からなる小値賀町の島のひとつ。
海や山といった雄大な自然が手つかずの状態で残っていて、
まさにこの場所が「日本の原風景だ」と称されています。

この島を一躍有名にしたのが、民泊、そして古民家での宿泊です。
暮らすように過ごすスタイルが多くの人に支持され、リピーターが年々増えています。
今回の取材でも料理がおいしいことで知られる〈民宿 千代〉に滞在し、
地魚をとことん堪能しました。

思わず足を止め、カメラのシャッターを切りたくなる風景が島にはたくさん存在します。

四方を海に囲まれた小値賀島では豊富な海の幸はもちろん、
なだらかな地形を利用して稲作が営まれてきたほか、
さまざまな作物が栽培されてきました。
古くから、島民たちは代々受け継がれてきた漁業や農業を守りつつ、
自給自足中心の生活を送ってきたそうです。

水揚げされた鮮魚が港に運び込まれていました。

一番おいしいものこそ「おすそわけ」する

小値賀島には独自の文化が根づいています。
都会暮らしの人にとっては想像もできないかもしれませんが、
この島には「おすそわけ」という文化があるんです。
一般的な「おすそわけ」は余った食べ物を分けますが、
この島では一番おいしい状態のものを分かち合うのです。
例えば、漁師がその時期に一番おいしい魚をとってきたなら、
それをご近所の農家に「おすそわけ」します。
逆に、農家が漁師に旬のおいしい野菜や果物を同じように「おすそわけ」する
という具合に、自然の恵みにともに感謝し、一緒に楽しむのです。

〈小値賀町担い手公社〉の松山洋久さん。島内の移動はもっぱらバイク。島の魅力に惹かれ、福岡から移住して1年が経ちました。

そんなすてきな「おすそわけ」を特産品として島外へPRしているのが
〈小値賀町担い手公社〉です。
その根底には、島の外の人々にもおすそわけを体験してもらい、
小値賀のファンを増やしていきたいという思いがあります。

「漁業も農業も島の人口減少によって
産業自体を支えていくのが困難な状況になっています。
小さな島からのおすそわけとして、
島の名産品・特産品が島外でも売れるようになれば、
生活の基盤となる産業の担い手を呼び込み、呼び戻すことができると考えました。
その橋渡し役が僕たちの仕事です」と言うのが同社の松山洋久さんです。

松山さんは、選りすぐりの島の産物をインターネット通販で販売し、
その販路を広げるために奔走しています。そんな松山さんに特別に案内してもらい、
島の逸品がつくられている現場を巡ってみました。

松永光則さん・静江さんご夫妻。几帳面なご主人とざっくばらんな奥さんのふたりでかまぼこづくりに励んでいます。

まず訪れたのが民泊も営む松永静江さんのお宅。
現在、小値賀に数軒しか残っていないかまぼこ屋のひとつで、
元漁師のご主人・光則さんとともに2009年からかまぼこを製造・販売しています。
「小値賀では昔からアジを使ってかまぼこをつくっていたんよ。
だからうちもアジしか使わんの」

生のアジしか使わないのが〈しいちゃんかまぼこ〉のルール。

そう言っている間も静江さんの手は止まることなく、アジを手でさばいていきます。
頭や内臓を取り除くのも、3枚におろすのも、すべて手ひとつ。
静江さんによれば包丁を使うよりも断然こちらのほうが早いそう。

驚くほどのスピードでアジがさばかれていきます。

3枚におろしたアジはすぐに氷で冷やします。
光則さんは「手の熱が伝わって身が緩むやろうが。
それを防ぐために間髪入れずに冷やすようにしとるのよ」と教えてくれました。

手際のよさに熟練の技を感じました。

3枚におろしたアジの身はスプーンでこそぎ、それをミンチに。
塩や砂糖、かたくり粉などによって味つけし、しっかり練ったあと、
藁すぼの代わりにストローでぐるりと巻いて蒸しあげます。
こうして完成するのが〈しいちゃんかまぼこ〉です。

昔ながらのかまどでかまぼこを茹でていきます。

完成したかまぼこは驚くほど、食感がプリプリ。
味つけはやさしく、生臭さもなく、アジそのものの風味がしっかり生きています。
こんなに“魚感”が伝わってくるかまぼこは初めて食べました。

「丸かじりが一番おいしかね。バターで炒めたり、
ゴマしょうゆにつけたりしてもいいし、混ぜご飯に入れてもダシがしっかり出るんよ」
とオススメの味わい方を教えてくれた静江さん。
夏場はアジがとれない場合があり、その際は製造もお休み。
まさにアジありきのかまぼこです。
「できたての熱々はふんわりした食感で、
これもまた本当においしいよ。食べに来て」と静江さんは見送ってくれました。

しいちゃんかまぼこはネットショップで1本540円で販売。つややかな光沢が食欲をそそります。

小値賀島には生アワビ、生サザエの直売所もあります。
〈アワビ・サザエ直売所 あわび館〉は港のすぐ近くにありました。
ここは一般の人も利用できる施設で、生アワビや生サザエのほか、
その時々の鮮魚も全国発送しています。

とてもフレンドリーな岳田政詞さん。わからないことは気軽に尋ねてみましょう。

「ここのアワビやサザエは漁師がとってくるんですよ」と言うのは、
生粋の小値賀育ちの岳田政詞さん。
直売所だけあり、サザエは1キロあたり950円という安さ。

サザエはどれも大粒でした。

アワビやサザエが特にとれる時期は夏ですが、
小値賀島ではその昔は30センチクラスのアワビがとれていたそう。
思いがけぬ大物に出合えるかもしれません。

アワビやサザエはシーズンによってはない場合もあるので、出かける前に問い合わせを。

植樹された桜は4千本! 野外ミュージアムの 250年計画とは?

47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
福島でコロカルが向かったのは、いわき市の〈いわき万本桜プロジェクト〉。

それは、途方もなく壮大な計画

10年先、30年先。それとも100年先、200年先のことになるでしょうか。
ここいわき市で、世界一の桜の風景を眺められるようになるのは。
見渡すかぎりの山々すべてが桃色に染められるのは。
その景色を見るために世界中から人々が押し寄せ、
その美しさに立ちすくみ、感嘆の溜息をもらすのは。
「ここに来てよかった」「いつかまた訪れたい」「ここが好き」と、
人々がそう思わずにはいられない場所になるのは。

やがて来るその日のために、いわきの里山に9万9千本の桜の苗木を
丁寧に丁寧に1本1本植樹していくという、途方もなく壮大な計画が進められています。
〈いわき万本桜プロジェクト〉。
僕らはその中心人物である志賀忠重さんに会いに来ました。
このプロジェクトに込めた志賀さんの想いやお話をお聞きし、
ほんのわずかでも僕らにもお手伝いをさせてもらえないかと思って。

いわき万本桜プロジェクト事務所の前に掲げられたこの絵は、30年先の未来のいわき市の姿を描いたもの。小鳥がさえずり、燃えるような桜が咲く、美しい春の到来を予言しています。

はじまりは、怒りと悔しさ

まずは、2013年に制作されたパンフレットに
『プロジェクトのはじまり』というタイトルで掲載されている
志賀さんの文章をここにそのまま引用させていただきます。

負の遺産

私たち日本人全員の意思で原発を利用し事故を起こしたために、
未来の子どもたちへ、負の遺産を残してしまうことになってしまいました。
これは永年にわたる放射能の身体への影響、
永く使えない土地、そばに行きたくない地域を残してしまうことなのです。
さらに経済的には天文学的な負債を抱えなければなりません。
このような負の遺産を残してしまうことにすごい悲しさ、
悔しさをいまさらながら感じています。
なんとかならないものなのでしょうか!
春、桜の花が満開に咲いているのを見て、20年後、30年後の子どもたちに
山一面の桜を見てもらおうと思い立ちました。
万が一、いわきに住めなくなった時でさえ、
いわきを愛していた人たちの気持ちが伝わるぐらい、
たくさんの桜を植えたいと思っています。
飛行機から見ても分かるくらい、たくさんの思いを込めた木を植えたいです。
まず近くの山から。
1人ひとりの記念樹として、1本1本に参加してくれた人の名前をつけます。
最終目標は9万9千本です。

2011年3月に発生した福島第一原子力発電所事故以降、
いわき市は「第一原発からわずか50キロの土地」と位置づけられることになります。
事故発生直後の日々、多くの市民が身を寄せた避難所には十分な物資が届けられず、
その理由はトラックの運転手が「福島原発の近くには行きたくない」からだった
という話を志賀さんは伝え聞いたそうです。
愛するふるさとが、ほんの一瞬にして「だれも近寄りたくない場所」にされてしまった、
その悔しさや悲しみや怒りは、地元の人々にとってどれほど深かったでしょう。

だからこそ、志賀さんやプロジェクトの賛同者の方たちの怒りと願いの行き着く先は
「この土地を、みんなが行きたいと願う場所にすること」なのです。

植樹の目標数が「9万9千」なのは、中国では「99」という数字が「永遠」を表すものだから。このプロジェクトの支援者である、中国出身の国際的アーティスト蔡國強さんと強い絆で結ばれ、かつては中国に学校をつくったこともあるという経歴をもつ志賀さんは、中国との縁を大切にされています。

豪快でエネルギーにあふれた笑顔と丸太のような太い腕をもつ、いわき万本桜プロジェクトの中心人物、志賀忠重さん。そのパワーと魅力に吸い寄せられるように、いわきのまちにたくさんの人が集まってきます。

老舗こんにゃくメーカーが 濃厚こんにゃくパスタ専門店 を名古屋にオープン!

もうすぐ夏本番。
ちかごろ話題の〈糖質制限ダイエット〉にも完全対応な、
こんにゃくパスタ専門店〈Salutare サルターレ〉が
名古屋市千種区にオープンしました。

ダイエットやグルテンフリー向けの食材として、
淡白なイメージのあるこんにゃく麺ですが、このお店では
トマトソースにウニの旨味が溶け込んだ〈ウニのトマトソースパスタ〉や
明太子の辛味とクリームの味が絡む〈明太クリームパスタ〉、
蟹の旨味がパスタに絡まる〈北海タラバガニと蟹味噌のアーリオオーリオ〉など、
既存のこんにゃく麺に対するイメージを覆すラインナップで登場です!

〈ボンゴレ・ビアンコ〉

こんにゃく麺とは、こんにゃくと大豆を主原料とした、
グルテンフリーの麺。
こんにゃくが水分を多く含んでいるため、
腹持ちがよく、少量でも確かな満腹感を感じられるのが特徴です。

〈サルターレ〉外観

実はこのレストランは、愛知県稲沢市で大正3年創業の
こんにゃく総合メーカー、〈ナカキ食品〉のアンテナショップ。
〈ナカキ食品〉は“こんにゃくラーメン”販売実績
日本一の会社なんです。
6年もの期間をかけ、こんにゃく独特のにおいや水っぽさがなく、
パスタソースとの絡みも抜群な、
独自の〈こんにゃくパスタ〉を開発したのだそう。
ちなみに〈ねり梅シート〉など、蒟蒻粉を使った
いろいろな商品も開発しています。

東京・谷中から香川に移転した 人気店〈旅ベーグル〉の ふわふわベーグルを追う

47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
香川でコロカルが向かったのは、丸亀市にある〈旅ベーグル〉。

朝と昼に少しずつ焼き上げる、主婦仕込みのベーグル

2016年2月9日、東京の下町・谷中で人気を集めていたベーグル店
〈旅ベーグル〉が、四国の香川県丸亀市に移転。
開店から4か月、すでに即日完売の人気店になったこのお店を探して、
JR丸亀駅から車を走らせることおよそ10分。
田園を眺める住宅街に、コンテナを改装してつくった小さな店舗がありました。

入り組んだ住宅街を入ると、コンテナに板を張ったキューブ形のお店が見えてきます。

訪れたのは昼の営業が始まる30分前。
小さな看板が置かれたお店の前にはオープンを待つお客さんが次々と訪れていました。

店内に並ぶ焼きたてのベーグル。全部で30種類くらいあるうち、常時8~10種類をお店に出しています。

お店の中では、焼き上がったばかりのベーグルを
店主の松村純也さんが手際よく並べています。
湯気とともに立ちこめる香ばしいにおい。

丁寧に成形したベーグルをオーブンに入れる松村さん。

「季節やその日の食材に応じて、いろいろなベーグルをつくっています。
ミキサーや道具類は家庭用なので、一度にたくさんつくれないんです」

なぜ、行列ができるほど人気なのに、
わざわざ家庭用の道具で少量ずつつくるのでしょうか。
それには、松村さんのベーグルづくりのルーツに理由がありました。

もともとベーグルが好きで、専門店をオープンするのが夢だった松村さん。
よりおいしいベーグルをつくりたい、と毎日のようにインターネットでレシピを探し、
独学で試作する過程を自身のブログで公開。
いつしか、料理上手の主婦たちがブログにベーグルづくりのコツを
書き込んでくれるようになったそうです。

粗熱がとれたベーグルを素早く袋詰めしていきます。「ベーグルは冷凍すれば2週間、そのままの場合は翌日までに食べてほしい」とのこと。

「ブログを通じて知り合ったので顔も本名も知りませんが、
とてもためになるアドバイスをくれる主婦友だちが50人近くいました。
みなさん、本当に研究熱心で料理上手。
8年前の2月9日に東京で初めてベーグル店をオープンしたときは、
ブログ友だちの主婦のみなさんが全国各地から買いにきてくれたんです。
主婦のみなさんからは、家庭用の道具を使ったベーグルのつくり方を教わったので、
うちでは当たり前のように家庭用のミキサーで捏ねて、
手作業で成形し、そして小さなオーブンで焼いています」

「僕のベーグルは、主婦仕込みなんです」と話す松村さん。

一度にたくさんは焼けないけれど、お客さんはたくさんやってきます。
だから、営業時間を朝と昼に分けて、できるだけ多くのお客さんに
おいしいベーグルを届けられるようにしているそうです。

昼の営業が始まるやいなや、小さなお店にお客さんが続々とやってきて大忙し!

すっかり丸亀の人気店になった旅ベーグル。
でもなぜ、東京からこの地に拠点を移そうと思ったのでしょうか……?
その理由は、香川の“おせっかい文化”にありました。

身も心も、ほぐれるおいしさ! 江戸の風情を感じるまちで味わう 絶品の〈ねこまんま焼きおにぎり〉

47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
埼玉でコロカルが向かったのは、ノスタルジックな蔵づくりのまち並みが残る
〈小江戸 川越〉。

海の幸を6代にわたり川越へ届け続ける〈中市本店〉

30数棟の蔵づくりが軒を連ねる川越一番街。
江戸の景観を受け継ぐそのまち並みは、
国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定されています。
そんな趣き豊かな一番街でコロカルが訪れたのは、江戸末期の1867年の創業以来、
6代にわたって一番街に店舗を構えている〈中市本店〉。
かつおぶしを中心に、昆布や煮干などの海産物や乾物を取り扱うお店です。

文化財指定もされている〈中市本店〉の外観。立派な蔵づくりです。

創業当時は鮮魚屋として、生の魚を取り扱っていた中市本店。
「海のない埼玉で鮮魚?」と不思議に思う人もいるかもしれませんが、
当時は新河岸川の水運を利用して、海からの品物を仕入れていたのだそう。

「でも太平洋戦争をはさんで、乾物を取り扱うようになったんですよ」
と話してくれたのは、6代目の落合康信さん。
「この辺りも戦時はだいぶ混乱していたようで、
川の水運で魚を運ぶことができなくなってしまったらしくて。
そんななか、海のものを取り扱うことは変えずに、手に入るもので商売を続けようとした
3代目と4代目の知恵によるものだったと思います」

〈中市本店〉6代目の落合康信さん。川越一番街商店街組合の理事長も務めています。

落合さんが子どもの頃は、卸売りを専門にしていた時代もあったという中市本店。
しかし落合さんの代となる少し前、大河ドラマ『春日局』が
放送されたことをきっかけに変化が訪れます。
「このドラマで川越が注目されて、地元以外のお客さんも来るようになって。
そこで『卸だけじゃもったいないから、小売りも再開しようか?』となったんです」

取り扱われているかつおぶしは、鹿児島県枕崎産のものが中心。

そんな中市本店の店頭に並ぶ商品のなかには、かつおをスモークした燻製鰹や、
いわしの削りぶしなど、量販店では見かけない珍しいものも。
「商品を取り扱うかどうかを決めるときに基準にするのは、
やっぱり味がおいしいことと価格。
初代からの教えである『いいものを、お求めやすいお値段で』を守っています」

鹿児島県枕崎産のかつおを燻製した〈新さつま節〉。かつおぶしとは違う、しっとりとした食感を楽しめる人気の逸品。ピーラーやナイフで簡単に削れて、だしに使うのはもちろん、ジャーキー感覚でビールのおつまみにするのもおすすめ。

「3つ目に重要視しているのが、うちに来ないと手に入らない商品を置くことです。
うちは小さいお店なので、量や種類でいったら
ホームセンターやスーパーといった量販店には絶対に勝てない。
そこで、こだわりのあるおいしくていいもの、
珍しいものを探して仕入れるようにしているんですよ。
製造元とのつきあいも長いことあり、いろいろと融通を利かせてくださっていて。
いいものがあると、すぐ教えてもらえるので本当に助かっています」

林業のまち日田市のユニークな弁当 〈きこりめし〉と〈かっぱめし〉に 込められた思いとは?

47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
大分でコロカルが向かったのは、林業のまち日田市。

切っても切れない日田とスギのつながり

かつて幕府の直轄地・天領だった大分県日田市。
大分県の西に位置し、山々に囲まれた自然豊かな土地です。
そんな山々からの清らかな水が川へもたらされているため、水も豊か。
日田天領水といった名水でも知られる水郷なのです。
日田市の中央を悠々と流れる三隈川は
このまちのシンボルとして市民から親しまれています。

北の山中には小鹿田焼(おんたやき)で知られる小鹿田地区があります。
自然の力を活用した古来から変わらない作陶のスタイル、
そしてその作品は「世界一流の民窯」と称えられ、
昭和29年には世界的陶窯の権威であるバーナード・リーチさんが
およそ1か月にもわたって小鹿田に滞在し、作陶に打ち込みました。

そんな日田では古くからスギの栽培が盛んで、
質にも優れていたため、幕府にも献上されていました。
この日田では、木といえばスギなのです。良質なスギが天に向かって
まっすぐと伸びている姿は「日本三大美林」とも称されています。

日田市街地から少し離れるだけで、豊かなスギ林が広がります。

そんな日田のスギは、古くから〈日田杉〉という名前で親しまれてきました。
日田杉の栽培は戦中にピークを迎え、
政府によってどんどんその植林は促進されていきます。
ただ、終戦となり、木材に代わってプラスチック製品などの素材が
安価で手に入るようになると状況は一転。日田杉の需要は激減します。
それでも一度植えたスギはそんな事情もお構いなしに、
その後も勢い盛んに育っていき、増える一方という状況になってしまいました。

乾燥を待つスギの丸太。その加工場は日田市内に点在しています。

日田杉の有効活用は、日田市にとって昔からの懸案事項です。
そのためのアクションもありました。
例えば、日田杉の大半を占めるヤブクグリ種は、
質の高いものは梁や柱といった建材として流通させ、
中心部が黒く建材に向かないものや根元の曲がった部分は
日田の伝統工芸〈杉下駄〉に加工されています。

数え切れないスギが加工されていますが、それでも手つかずの間伐材はなかなか減らないのだそう。

ただ、それでも抜本的な解決策にはなりません。
そんななか、この日田のスギを、ひいては日田の森を
どうにかしなければいけないという気運が高まります。

高台から見た日田市街地の眺め。こうして見ると、山々に囲まれた盆地であることがよくわかります。

陸・海・空の境界線で癒される。 絶景・佐田岬をまるごと満喫

47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
愛媛でコロカルが向かったのは、絶景で海のアクティビティが楽しめる佐田岬。

海の上を自転車で走る。夢のようなアクティビティ!

愛媛県松山市から車で2時間。
右手には山の上まで連なる段々畑で青々と茂るみかんの木々、
左手にはきらきらと太陽の光を反射する穏やかな瀬戸内海。
山あり海あり青い空あり。
こんな贅沢な景色を楽しめるのが、日本一細長い半島・佐田岬です。

まず目指すは、ムーンビーチ井野浦。
ここに日本初の水上アクティビティがあるとのこと。
ビーチに着くと、何やら海の上にバナナのような、
黄色い浮きがぷかぷかしているのが見えます。
さらに近づくと、浮きに乗っているのは、なんと自転車!
井野浦では、その穏やかな海を利用して海上サイクリングができるのです。

運営する加藤智明さんから手ほどきを受け、おそるおそる自転車に乗り込みます。
浮きが沈んで海に落ちやしないだろうかと思っていましたが、そんな不安は一切不要。
浮きは思ったよりずっと安定感があって、軽くジャンプをしてもびくともしません。
聞くと120キロまでの体重なら十分に安定を保てるそうです。
落ちる心配もほぼありません。

ペダルを漕ぐのと連動して、水中でプロペラが回ります。この力でゆっくりと沖へ進んでいきます。

海の上にいるはずなのに、水の跳ね返りなどで濡れることもありません。
波に合わせて浮きがふわふわ上下して、まるで雲の上にいるかのよう。
でも目線を下にやれば、ここは確かに海。
透明度の高いムーンビーチゆえ、海底でゆらめく海藻や、
光を反射しながら海を泳ぎ回る小魚の群れがはっきり見えます。
あまりの非日常感に、思わず夢見心地。

上空から見ると、波のない穏やかな海面に3台の自転車。

夏休み期間限定! 老舗料亭で全長30メートルの 流しそうめんを

暑い毎日、涼を感じる流しそうめんはいかが? 
このたび奈良県奈良市にある、老舗料亭〈菊水楼〉にて、
2016年8月1日から29日の夏休み期間、
イベント〈スゴい!流しそうめん@菊水楼〉が開催されます。

〈菊水楼〉は創業125年、国の登録有形文化財でもある由緒ある料亭。
このイベントは、京都府井手町〈世界流しそうめん協会〉の
プロデュースによって実現したもの。

京都から持ち込んだ青竹の流しそうめん台を、料亭の3階部分にセット! 
その長さ、なんと全長約30メートルにもなります。

流すそうめんは地元奈良の名産品〈三輪素麺〉。
めんつゆは、菊水楼の料理長が自らとったお出汁を使用した
こだわりの〈特製めんつゆ〉で、
バリエーション豊かなトッピングも用意されます。

お得なビュッフェプランもあるそう。
料金は流しそうめんのみのコースで、大人1500円、小学生以下500円。
開催日程など、詳細は公式サイトにて。

酒造見学に利き酒、昼酒ランチも。 日本酒の楽しさいっぱいの 〈神戸酒心館〉へ

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神戸出身で、コロカルで『たびのみ散歩』を連載中のイラストレーター平尾香さん。
お酒好きな平尾さんが、日本酒の産地である神戸灘五郷をめぐる旅をお届けします。
後編は、〈福寿〉をつくる〈神戸酒心館〉へ。

酒づくり見学、おみやげショップから食事まで楽しめる蔵

神戸の酒どころ灘五郷をめぐる2日目は、〈神戸酒心館〉へ。
5つある郷の中でも一番西側に位置する御影郷にある蔵元です。
阪神電車の石屋川駅から川沿いの遊歩道や公園を歩いて向かいます。

〈福寿〉という銘柄の酒をつくるこちらは、2日前までに電話で申し込みをすれば、
酒蔵見学が個人で気軽にできるのです。
11時の集合時間には、思っていたより多い見学者が集まっていました。
学生さんらしきグループ、トートバックを肩にかけたニット帽青年、
旅行中らしきカップル……。
日本酒が好きな人の幅は増えてるようで、なんだかうれしい。
そして、私は、お酒は舐める程度の母と一緒に参加です。

半被を着た社員の吉田さん、入社2年目とは思えない慣れた口調で、
日本酒について話してくださった後に、ビデオ鑑賞。
六甲山から吹く風、六甲おろしや、六甲山の花崗岩層を通過して西宮に湧き出る
ミネラル分量の多い水は宮水と呼ばれ、灘の酒づくりに欠かせないこと、
江戸時代にさかのぼった歴史のことなど。
この灘の土地だからこそのおいしいお酒ができるってことですね。

その後、いよいよお酒ができるまでの工程の見学。
エレベーターで3階まで上がってスリッパに履き替えます。
横に置かれた棚の上段には、会長、社長、常務とマジックインキで縦書きされた
白い長靴がきれいに並んでいます。

この会社の細やかな秩序は、生産量を多くせずに、
手づくりで丁寧に良質なお酒をつくるという酒造方法にも、
つながっているように感じたのでした。

〈神戸ちぇりー亭〉 関西のドカ盛ラーメンが東京上陸!

東京・三田の〈ラーメン二郎〉から始まった“ドカ盛ラーメン”ブーム。
このドカ盛ラーメンの関西シーンを牽引する
〈神戸ちぇりー亭〉が、このたび東京進出。
2016年7月15日(金)に、東京1店舗目を小岩駅にオープンします。

〈神戸ちぇりー亭〉は、兵庫・大阪で6店舗を展開。
看板メニューはこちらの“ド根性”シリーズ。
全てのトッピングを、大盛りのさらに上の“男盛”にした、
〈全男盛〉はものすごい迫力です。

ちぇりー亭の麺は、通常メニューでも普通の大盛りサイズである200g。
スープは通常の倍の量の鶏ガラに、
野菜やチャーシューの肉を約半日煮込み続け、さらに寝かせたもの。
あっさりしながらも芯に強いコクがあるのが特徴のスープです。
麺は弾力のある食感の自家製極太麺で、コクのあるスープと相性ばっちり。

今日のおやつ: 千寿庵長崎屋の〈長崎ふうけい〉 長崎らしさがギュッと凝縮

長崎の定番おやつといえば“カステラ”。
でも実は、それ以外にも魅力的なお菓子がたくさんあるって、ご存知でしたか?

江戸時代、砂糖は長崎・出島から入り、
長崎街道・別名“シュガーロード”を通って全国へと運ばれました。
当時は高級品だった砂糖を料理にたっぷり使うのが、長崎のおもてなしのカタチ。
必然的に、お菓子の文化も豊かに花開きました。

というわけで今日のおやつは、長崎の伝統的な砂糖菓子
“口砂香(こうさこ)”で、長崎らしい風景をかたどったお菓子
〈長崎ふうけい〉をご紹介。

長崎で暮らす猫の多くが、しっぽが曲がった「尾曲がり猫」なんです!

〈長崎ふうけい〉を生み出した〈千寿庵 長崎屋〉は、昭和4年創業の和菓子店。
“有平糖(あるへいとう)”と呼ばれる飴細工など、
長崎の伝統的な菓子づくりを受け継ぎつつ、
現代にもマッチする、新しいお菓子づくりにも取り組んでいます。

“口砂香”は一見、落雁のようにも見えますが……
口に入れると、サクッ、ほろっ! 
その名の通り“砂のように”ふわりとほどけ、
どこか懐かしさを感じさせる芳ばしい風味が、口いっぱいに広がります。

落雁がもち米で作られるのに対し、
長崎の口砂香で使われるのは
うるち米を煎って(←これが芳ばしさのヒミツ!)粉状にしたもの。
落雁のような硬さではなく、
サクほろの軽やかな口当たりが特長なんですよ。

まるで一夜の夢のよう。 プレミアムなお寺のレストラン 〈DINING OUT ONOMICHI with LEXUS〉

地元のよさは、じつは外の人のほうがよく見えるもの。
そんな地元のよさを、最大限に引き出してくれるイベント、
〈DINING OUT(ダイニングアウト)〉。
レクサスのスポンサードのもと、毎回異なる地域を舞台として行われる、
食を通じた地域振興プロジェクトだ。

プロデューサーやスタッフたちが現地に足繁く通っては綿密な現地リサーチを行い、
その土地ならではのテーマを設定。
土地のものを使った二晩限りのプレミアム・レストランを、スペシャルな会場で開く。
これまでに佐渡や有田で行われ、その模様はコロカルでもお伝えしてきた。

今回は、2016年3月26日(土)と27日(日)の2日間にわたり、
広島県尾道市を舞台に行われた第8弾、
〈DINING OUT ONOMICHI with LEXUS〉をレポート!

テーマは「フュージョン」

今回のテーマは「フュージョン」。
尾道市は、中世以来、商人の重要な交通路として重宝された〈尾道水道〉、
3つの山からなる〈尾道三山〉に囲まれたところ。
そこに、尾道水道によって集積した人やもの、文化を外部から柔軟に受け入れ、
異質なものを見事に融合させながら発展してきたまち。

ダイニングアウトの使命は、地元の人が知らないことを把握すること。
ホスト役をつとめたアレックス・カーさんは、
もともと尾道には思い入れがあった、尾道のツウだ。

「尾道の人は、尾道のことを全部知っています。
でも知っているだけに、そのすばらしさを新しい目で見ていないんです。
地方創生のネックは、地域の人が“プライドを持たない”こと。
もし尾道の人も、“尾道は宝物”と誇りを持ってくれたら……。
私は尾道を知る人として、この地を初めて訪れる人に、
このまちが持つたくさんの歴史や文化、文明、大自然を
重苦しくないよう、圧倒させないように伝えたいと思っています」

長い歴史と、たくさんの遺産を持つ尾道の魅力を、
どうやったら最大限に伝えられるのか?
そのバランスが、今回のチャレンジだった。

尾道を会場に選んでから、3か月かけてテーマを設定。
新しいものと古いものが交差する、「フュージョン」がテーマに選ばれた。
そして練り上げられたのが、「社会科見学をエンターテインメントに」というプラン。

レストランの会場は尾道で最も古い歴史を誇る、国宝の〈浄土寺〉。
料理を手がけるのは、世界最速でミシュランを獲得したレストラン
〈TIRPSE〉の仕掛け人であり、若きレストランプロデューサーの
大橋直誉さんがキュレーションしたシェフたち。
それを実際に見て味わえるのは、各日30人のゲストだけというプレミアムなイベントだ。
尾道に2日間だけ出現したレストランは、まるで夢の中の景色のよう。

スタートは展望台

ダイニングアウトのスタートは、尾道の展望台から。
最初のおもてなしは、尾道のてっぺんから眺める景色。

展望台で振る舞われるお料理も見事。イカをいったん冷凍させてから調理したもの。
コリコリした歯ごたえがおいしい。

展望台ではお料理とともに、瀬戸内の柑橘のカクテル、ミモザが振る舞われる。
すばらしい眺めとともに飲むお酒はたまらなくおいしい。

この展望台、観光客はほとんどいないが、
地元の方にとっては、遠足で訪れるようなお馴染みの場所。
まさに“社会科見学がエンターテインメントになった”演出だった。

国宝のお寺につくられたレストラン

尾道の絶景を堪能したあとは、この日だけレストランになる浄土寺へ。
ここは、聖徳太子の創建と伝えられ、足利尊氏が戦勝祈願をしたほか、
位の高い人をもてなすための建物として使われてきた。
お殿様が来なくなって以来、宴が開かれたのは、実に数百年ぶりのこと。

日本建築らしく、障子を取り払えばそこはまるで野外レストランのよう。
奥庭には伏見城から移築したといわれる茶室〈露滴庵(重要文化財)〉が覗く。
ここはかつて、殿様や勅使のみが入ることができた客殿。
こんな場所で、今日のためにつくられたフルコースを味わえるなんて!

給仕を務めるのは、地元の飲食店で働くスタッフたち。
地元の人たちを巻き込むユニークな試みだ。

スタッフのユニフォームは、尾道の対岸にある
帆布工場で織られる帆布でバッグなどを制作している、
〈立花テキスタイル研究所〉が手がけたオリジナルのエプロン。

全員が席に着くと、いよいよ料理の提供へ!

料理の案内人を務めるのは、大橋さん。
異なる個性を持つ、異ジャンルの料理人6人を集め、コースをつくり上げた。

「フュージョンということで、お皿ごとにコンセプトを出し、
そのコンセプトに合うシェフを招聘して、彼らが内容を考えています。
フランス料理、イタリアン、和食、それらがひとつになって、
いろいろ食べてもらうのが目的です」

お客さんと親密にコミュニケーションをとるレストランプロデューサーの大橋直誉さん。

〈舟弁クルーズ〉 遊覧船に乗って、 淡路の食材のお弁当を食べよう

淡路島の南端、南あわじ市の福良港。
普段は“鳴門のうずしお”を目の前で体験できる、
淡路島の人気観光メニュー〈うずしおクルーズ〉が人気ですが、
この港からグルメ・クルージングプラン〈舟弁クルーズ〉が登場!

大型の遊覧船に乗って、淡路島の食材を使った
お弁当を食べる限定プランです。

〈舟弁クルーズ〉で味わえるのは、淡路島の旬の海の幸を使って、
地元の名店〈清中〉がこしらえた〈淡路島海鮮チラシ弁当〉。

淡路福良産の
サクラマス、ちりめん、太刀魚、鰆、トツカアジ、ハモ、鳴門わかめなど、
地元の海鮮たちがふんだんに使われる予定。
(※水揚げなどによりメニューが変わる場合があります)

クルーズのお値段は、中学生以上が2000円、小学生が1000円。
いずれも乗船料、舟弁代込みのお値段です。

〈MOTION DINER KYOTO〉 オープン。 九条ねぎ賀茂なす モッツァレラバーガーとは!?

京都の中心部・新京極にある〈MOVIX京都〉に、モダンアメリカンダイナー
〈MOTION DINER KYOTO(モーション ダイナー キョウト)〉
がオープンしました。

このダイナーのトータルプロデュースは〈TRANSIT GENERAL OFFICE〉。
メニュー監修は、本格グルメバーガーが人気の原宿〈THE GREAT BURGER〉の車田篤さん、
内装デザインは〈DAIKEI MILLS〉の中村圭佑さんが担当しています。

グルメバーガーブームの火付け役 〈THE GREAT BURGER〉の監修ということで、
本格派のハンバーガーやドーナツが楽しめるスポットです。

車田さんが試行錯誤を重ねた末に開発した、
白神こだま酵母を使用したバンズで人気を博した、
〈THE GREAT BURGER〉のハンバーガー。

〈MOTION DINER KYOTO〉では、
京野菜を使った〈九条ねぎ賀茂なすモッツァレラバーガー〉や、
アボカドを挟みわさびソースをきかせた〈アボカドわさびバーガー〉の和バーガーのほか、
〈THE GREAT BURGER〉でも一番人気の〈ベーコンチーズバーガー〉など、
食べ応えのあるグルメバーガーがずらり。

4種のドーナツ

ハンバーガーのほかにも〈MOTION DINER KYOTO〉では、
ドーナツやバターミルクパンケーキのスイーツもご提供。
ふわふわで軽い食感の生地に、
濃厚なフレーバーのグレーズがかかったドーナツは、
色味にインパクトのある〈ラズベリーピスタチオ〉や、
京都らしい〈京都宇治抹茶〉などのフレーバーが。

塩を効かせた薄い生地で、もっちりとした食感の
〈オリジナル バターミルクパンケーキ〉や、
〈ブルックリンパストラミサンド〉など、
〈THE GREAT BURGER〉の姉妹店、
〈GOOD TOWN DOUGHNUTS〉の人気メニューも並びます。

オリジナル バターミルクパンケーキ

ブルックリンパストラミサンド

映画の合間のお食事はもちろん、
観光の方も、地元の方にも親しまれそうなスポットです。
公式サイトはこちら

information

map

MOTION DINER KYOTO(モーション ダイナー キョウト)

住所:京都府京都市中京区新京極三条下ル桜之町415番 MOVIX京都 南館2階

TEL:075-254-3277

営業時間:11:00~22:00

定休日:無休

Web:公式サイト

〈ご当地カレーグランプリ〉開催。 ピーマンに蕎麦! 市町村オリジナルで勝負

東京・浅草の、地方の魅力を体験できるビル〈まるごとにっぽん〉にて、
全国11市町村がそれぞれの名物や特産品を使って
開発したオリジナルのご当地カレーを競うイベント
〈まるごとにっぽん ふるさとカレーグランプリ〉が開催されます!

期間は、予選が2016年8月1日(月)から3日(水)、
決勝が8月6日(土)、7日(日)の計5日間。
現地から持ち寄った、想いの詰まった食材を
豪華にアレンジしたカレーが味わえます!

本グランプリは、事前に各ブロックに分けたトーナメント制で開催。
ワンプレートで4市町村の特色あふれるカレーを
楽しめるカレーセットをご賞味いただき、お気に入りのカレーに投票。
最も投票数の多いご当地カレーがグランプリとして選ばれ、
館内3階の〈Café M/N〉で期間限定メニューとして販売されるということです。

上の緑のカレーは、大分県豊後大野市の〈まるごとピーマンカレー〉。
ピーマンをペーストにした緑色のルーが特徴!

ピーマン生産量が、市町村単位では日本で2位、
西日本では1位を誇る豊後大野市。
トッピングには、豊後大野市特産のしいたけやピーマンを盛りつけ。
ルーには、うまみとコクのある“豊のしゃも”を使用し、
苦味の少ない種類のピーマンを使うことで、
ピーマン嫌いの子どもでも食べやすいカレーになっているのだそう。

〈あなたのそばに、そばカレー〉

そしてこちらは、山形県村山市の〈そばカレー〉。
カレーそばではなくそばカレー。
特産品のそばの実を、具材としてふんだんに使用しました。
しょうゆベースのカレーに、茹でたそばの実と、
あいかもの肉とぶつ切りのねぎを加えています。
和風の香ばしい香りが特徴のカレーです。

〈足利マール牛カレー〉

栃木県足利市の〈ココファーム・ワイナリー〉から出るぶどうの搾りかす、
“マール”を食べて育った“マール牛”を贅沢に使った〈足利マール牛カレー〉。
“麦の里”と言われるほど大麦の生産量が多い足利市。
地元で採れる中力粉を使って、食物繊維が豊富な、
とろりとしたルーに仕上げました。
また、野菜ブランド〈足利美人〉のアスパラガスと、
福神漬けではなく足利産の生姜をトッピングしています。

ウイスキー専用酒器 〈ミズナラ枡〉 ウイスキーが手の中で熟成!?

樽による熟成で、木の香りやエキスを取り込むウイスキー。
そのため、樽材によってその味と香りは大きく異なってくるもの。

そんな特徴を活かし、
ウイスキー樽に使われる日本の木材〈ミズナラ〉を材料にした、
ウイスキー専用酒器〈ミズナラ枡〉と〈ミズナラ棒〉が登場! 
お酒の情報を発信するメディア〈バッカスの選択〉を運営する、
東京の〈アイノバ株式会社〉によるプロジェクトです。

通称ジャパニーズ・オークこと〈ミズナラ〉は、
日本の蒸溜所が世界で初めて導入した樽材。

ミズナラの樽では、ウイスキーのいわゆる“ツン”とした部分が緩和され、
バニラやフルーツ的な甘い香り、穀物感のしっかり出た深いコク、
ノドと鼻の中間あたりにフワッと漂い続ける余韻などを
強く感じることができるのだとか。

そんなミズナラの熟成効果を「手の中」で再現できないか?
ということで開発されたのがウイスキー専用酒器の〈ミズナラ枡〉。
注いでから口に運ぶまでのひとときで、
ウイスキーに最後の熟成をもたらすのだそう。

池袋で宮城の「ホヤ」を堪能! イベント〈夏だよ!みやぎホヤ祭〉 開催

東京・池袋にある宮城県のアンテナショップ
〈宮城ふるさとプラザ〉にて、2016年7月15日(金)~18日(月・祝)、
海のパイナップルこと“ホヤ”を大フィーチャーするイベント
〈夏だよ!みやぎホヤ祭〉が開催されます。

ホヤは、見た目は植物のようだけど、
脊索動物という種類のれっきとした動物、、、という海産物。
その味は複雑で、味覚の基本要素である甘味、酸味、苦味、旨味、塩味の
五味が一度に味わえる珍しい食材と言われています。

宮城県はホヤ養殖の発祥地であり、生産量もシェア80%と全国トップ。
さらに消費量も全国トップを誇る一大ホヤ帝国ということで、
ホヤを様々な形で楽しめるイベントと、
その場で購入できる直売会を行なうのだそう。

イベントでは、仙台市出身の栄養士・フードコーディネーターの青木敦子さんによる、
ホヤを使用した「ホヤの炊き込みご飯」などの
オリジナルレシピの紹介と試食のほか、
ホヤ料理に合わせた、宮城のおすすめ地酒の試飲&販売会も。

〈かき氷そば〉登場。 フライドポテトの次はかき氷! 〈阪急そば〉若菜に驚きのメニュー

蕎麦の上にフライドポテトが乗った〈ポテそば〉を生み出した、
大阪、神戸の駅構内に店舗を構える〈阪急そば若菜〉から
またまた驚きのメニューが登場しました。

ちなみにこちらが〈ポテざるそば〉

別盛りで提供されるサクサクポテトと
新たな味わいの出汁が新次元のおいしさだった〈ポテそば〉ですが、
このたび登場する新メニューは、その名も〈かき氷そば・うどん〉。
これからの暑い日に食べたくなる“かき氷”と
“ざるそば”の組み合わせということで、
冷たくしめたそばの上に、きめ細かく削った氷が山盛りになっています!

〈かき氷そば〉は冷たくしめたそばを、ほんのり甘い刻みあげと一緒に、
きめ細かく削った氷で閉じ込めたというもの。

そばつゆにわさびを溶き、かき氷全体にかけると、
氷がほどよく溶けてそばがさらにしまり、
きりりとした冷たさを最後まで味わえるという仕組みです。

別添えの天ぷら4種(えび、梅ぼし等)を、
かき氷が溶けた冷たいつゆにつけると、驚きの味わいになるそう。
お値段は、かき氷そば・うどんが各500円、天ぷら添えが700円になります。
(ともに税込)

かき氷そば・うどんの発売期間は、
2016年7月9日(土)から8月31日(水)までを予定。
〈阪急そば若菜〉の十三店と西宮北口店に登場します。
販売店舗についてはこちらのサイトをご参照ください。

information

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阪急そば若菜 十三店

住所:大阪府大阪市淀川区十三東2丁目12−1

TEL:06-6309-5818

Web:Webサイト

九十九里の 〈HAPPY NUTS DAY〉が ピーナッツバターの食べ方BOOK 『ピーナッツバターの本』を発売!

コロカルでもご紹介してきた、
千葉県九十九里発、スタイルのあるピーナッツブランド
〈HAPPY NUTS DAY〉(ハッピーナッツデイ)が
初めての本、その名も『ピーナッツバターの本』を発売します!

発売日は2016年7月6日(水)。
日本初、「ピーナッツバターの食べ方」BOOKです。

〈HAPPY NUTS DAY〉は、2013年夏に設立。
千葉の海沿いの畑で育てたピーナッツを使った、オリジナル商品を手がけるブランドです。
「高齢化と過疎化の進む、地元・九十九里を盛り上げたい」
という想いを持った、地元出身の村井駿介さんら3人の若者が作りました。

スケートボードやBMXを通じて知りあった彼らは、
地元の農家や腕ききの焙煎職人の手を借りながら、
2年近くの思考錯誤を経てオリジナルのピーナッツバターを完成。

そのピーナッツバターがフードディレクター野村友里さんの
目に止まったことを皮切りに、食ツウたちの注目を浴び、
現在、取り扱い店舗は全国に90店舗近くにまで拡大しています。
コロカルの記事はこちら

この本では、「ピーナッツバターってどんなもの?」
「食べ方がわからない」「買っても全部使い切れない」
という方のために、ピーナッツバターの魅力と、
とっておきの食べ方をご紹介します。

〈氷菓処 にじいろ本店〉 日光の天然氷と無添加シロップ! 綿菓子のようなかき氷

2016年6月23日(木)、名古屋市西区那古野に、
〈氷菓処 にじいろ本店〉がオープンしました。
栃木・日光で大正元年から続く老舗氷室〈氷屋 徳次郎〉の、
こだわりの天然氷を使っているので、
綿菓子のような、ふわふわのかき氷です。

〈にじいろ〉のシロップは、日本各地のフルーツなどを使ったこだわりシロップ。
香料、着色料、保存料は不使用です。

栃木からは“四代目徳次郎監修”のとちおとめいちご、
山梨からはブルーベリー、徳島からは和三盆糖蜜、
青森からは紅玉りんご、和歌山からはつぶつぶみかん
山形からはずんだ(枝豆)などバラエティ豊か。
天然氷の繊細な食感を引き立てる、自然の優しい味わいが特徴。

そしてトッピングには、定番の練乳のほか、
石臼挽きたてのきな粉や、東京築地の“茂助だんご特製小豆”も!

いま、老舗氷室〈氷屋 徳次郎〉を継ぐのは
四代目徳次郎こと、山本雄一郎さん。

三代目の吉新良次さんが高齢を理由に廃業しようとした2006年、
地元の文化が消えてゆくのを見過ごせなかった山本さんは、
血縁関係はありませんが、慣習を越えて仲間達と共に継承したのだそう。
三代目の教えは「日本一硬い氷を造れ」でした。

小さな無人島で 腹いっぱいのおもてなし! 〈やつしろ舟出浮き〉って?

47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
熊本でコロカルが向かったのは、八代市にある小さな無人島。

江戸時代のお殿様も夢中になって遊んだ、舟出浮き

海もある、山もある、おいしいお米を育てる平野もある。
ちょっと大げさかもしれませんが「この土地はどんな食材も揃ってしまう」と
料理人に言わしめるほど、食に恵まれた土地、熊本県。
そんなおいしいものの宝庫、熊本の南西部にある八代市に
無人島でおいしい思いをたっぷり堪能できる海のレジャーがあります。
その名も、〈やつしろ舟出浮き(ふなでうき)〉。

漁船に乗って、八代海の伝統漁法を見学して、
無人島に上陸して海の幸を味わう、という趣向のもの。
その程度の前情報だったので、実際に体験してみると驚きの展開が待ち受けていました。
それは、後からのお楽しみ!
聞けば、好きな飲み物を持参さえすれば、手ぶらで参加できるとのこと。
さっそく、ビールを買い込んで船に乗り込みます。

ふだん漁で使われている船に乗せていただく〈やつしろ舟出浮き〉。海風がとっても心地いい。

海の男、生川啓さんの軽快な操舵(そうだ)さばきで海へ。穏やかな内海の八代海は、豊かな漁場。

今回の案内人は、舟出浮きの組合長である
生川啓(なまかわ さとし)さんと京子さんご夫妻。
やつしろ舟出浮きは、生川さんをはじめとする八代海で漁をしている漁師さんたちが
いまから約30年前に組織化した、いわゆる観光漁業。
漁船に観光客を乗せ、伝統漁を見学してもらうという取り組みで、
すべての船頭さんたちが同じやり方で統一し、商品化されたもの。
八代海で生川さんたちが先輩漁師さんたちから受け継いできたそうです。

そうやって、どんどん時代をさかのぼっていくと、
江戸時代、お殿様が夢中になって遊んでいた〈舟出浮き〉という
遊びにたどりついたといいます。
古い文献などにも舟出浮きの記述が確認され、
八代海に舟を出し、鉾(ほこ)突きや、投網(とあみ)で
お殿様が魚をとって楽しんだことが書かれていました。

江戸時代後期の御用絵師による絵の一部。蛤をとっている女性たちの後方に、小さく舟が。舟出浮きを描いたものと言われています。

まさに、生川さんたちの観光漁業は、お殿様も夢中になった舟出浮きそのもの!
そうやって、現在の〈やつしろ舟出浮き〉というネーミングが誕生したのです。
ちなみに、「出浮き」は、「海のピクニック」という意味があるそうです。

とれるかどうかは、運次第? 八代海の伝統漁法

漁協の港を出て、10分足らずで漁場に到着。
海底に刺し網を設置するカレイ網、
潮流に網を流すエビ流し網、タコツボ、ヒラメ網といった具合に
時期や区域によってとれる魚の種類も、漁法も変わります。
今回見学したのは、6月までが最盛期だったイカ籠漁。
あらかじめ海底にしかけておいた籠を、引きあげていく伝統漁です。

海に浮かぶ赤い旗と、黒い旗のあいだに、イカ籠がしかけられています。

「ここんとこ、不漁だけんねぇ」と言いながら、籠を引きあげていく生川さん。この籠がいくつもしかけられており、籠にはしかけの笹がついています。

この籠には残念ながら何も入っていませんでしたが、生川さんが何やら手に取り見せてくれたのは……。

イカの卵! イカ籠漁は、笹でつくったしかけにイカが卵を産みにやってくる。それを捕獲する、というもの。

こちらは、籠にかかっていたカサゴの赤ちゃん。熊本では「がらかぶ」と呼ばれています(この後、すぐにリリース)。

漁師さんがふだん使っている船で、ふだん通りの漁を見学しながら
漁師さんの話を聞くことができるのが、このやつしろ舟出浮きの魅力。
「イカが入っとらんかったら、ごめんね~。
30年前に始めた頃は、籠をしかけたら大漁。
いろんな魚がとれよったけど、最近はとれる漁が減ったもんな~」
と熊本弁でつぶやきながら、次から次へと籠をあげていく生川さん。

ほかの籠からは立派なイカが次々と!

たまにカニが入っていることも。

イカ籠のしかけのこと、八代海でとれる魚のこと、昔の漁の話など、
いろんなことを教えてくれました。
なかでも、いちばん興味をそそられたのは、
イカ籠の漁は、モテるメスが漁を左右する、ということ。
「よかメスが入っとる籠には、よかオスのイカが入っとる。
イカの好みはわからんけどね」と、生川さん。

「これが、モテモテのメス」! 1匹のメスのイカに、大きな2匹のオスイカ。

1時間ほど、船上で漁を見学。籠があがるたびに、一喜一憂。
見ているだけなのに、あっという間に時間は過ぎます。
この1時間での漁の成果は、イカが10匹超。
不漁といわれた割には、まずまずといったところ。
漁が終わったら、無人島に上陸して海の幸三昧。
もしかして、イカ三昧?

こだわりの強い熊本の人たちとつくった
〈キリン一番搾り 熊本づくり〉

仲間を大事にし、「肥後もっこす」といわれる、頑固でこだわりの強い熊本の人たち。そんな地元の人たちとつくった〈キリン一番搾り 熊本づくり〉とは?

キリン一番搾り 熊本づくりとは? →