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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
伊豆諸島・小笠原諸島の
アンテナショップ〈東京愛らんど〉~TOKYO ISLANDS CAFE~にて、
ただいま〈新島・式根 938(くさや)フェア〉が開催中!
くさやは強烈な匂いと良い風味を合わせもつ、伊豆諸島の特産品。
この約2年ほど、店内飲食スペースでは厨房でくさやを調理することを
遠慮してきましたが、PRのために意を決して解禁!
新島をはじめとする諸島のくさや販売に加え、
くさやを使ったフードも提供されます。
会場で提供されるのは、くさや初心者にもおすすめな、
オニオンスライスとトマトのフレッシュ感、
くさやの熟成された風味のハーモニーが味わえる
〈くさやとオニオンスライスのサンド〉400円(税込)や、
炙ったくさやを新島産一味唐辛子とマヨネーズでいただく
〈炙りくさや〉300円(税込)などなど。
江戸時代に生産が始まったとされているくさや。
当時は生活に欠かせない貴重な塩を年貢として幕府に納めており、
その為に魚の塩漬けは塩水を繰り返して使っていました。
その塩水に魚の成分が蓄積して発酵し、
独特の風味が加わったのが“くさや液”。
これにムロアジやトビウオなどを漬け込んだ後、
天日干ししたものが、くさやです。
現在でも伊豆諸島で盛んに造られており、
独特の塩のうま味が酒の肴やご飯のお供にぴったりな逸品です。
(参考:農林水産省『農山漁村の郷土料理百選』)
ほか会場では、包丁でたたいたトビウオやカジキのミンチに
味をつけて揚げた、式根島の郷土料理〈式根島揚〉や、
純粋はちみつ使用の新島産ブルーベリーのコンフィチュール、
新島特産あめりか芋チップスを飾った〈新島ソフト〉も。
お口なおし?にどうぞ!
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イベントには、
新島村非公認ご当地キャラクターの〈くさヤーマン〉も登場。
彼はくさやの亡霊で、特技は“くさや汁ブッシャー”という
どこかで聞き覚えのある技。
フェア期間中には街頭での活動も予定しているのだとか。
ほか、消臭スプレーひと噴き0円(税込)のサービスや、
新島ガラスミュージアムのガラス工芸品の期間限定販売も行われます。
会期は2016年6月30日(木)まで。
information
新島・式根 938(くさや)フェア
会期:2016年6月6日(月)~30日(木)
会場:アンテナショップ「東京愛らんど」~TOKYO ISLANDS CAFE~
住所:東京都港区海岸1-12-2 竹芝客船ターミナル内
時間:7:30~22:30
Web:東京都島しょ振興公社
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