旅の醍醐味はローカル酒場!
全国おすすめ酒場探訪記
大阪〈天満酒蔵〉
焼酎の水割りと
どて焼で上手にせんべろ

地元の人にこよなく愛される酒場はまちの宝もの。
ローカル色豊かなおいしいおつまみや、ご主人とお客さんの雰囲気、店の佇まいなど、
思い出すと心がほんのり温かくなるような店を
“酒場LOVE”な案内人の方々に教えてもらいました。
旅先のソトノミガイドとしてもご活用ください。

活気あるアーケード商店街が今宵のプロローグ

きょうのローカル酒場〈天満酒蔵(てんまさかぐら)〉がある天神橋筋商店街は、
大阪に夏を告げる天神祭で知られる大阪天満宮への参詣ルート。
南北約2.6キロの“日本一長いアーケード商店街”として有名ですが、
もともと天満は市場のまちとして大阪市民に親しまれてきました。
江戸期の青物市場由来という伝統を持つ「天満市場」も
通称“天五(テンゴ)”(天神橋筋5丁目)のビルの中に健在。
市場の周りは、いま大阪でも注目の居酒屋激戦地でもあるので、
夕方の天満駅界隈は、買い物客と飲み目当ての人々でものすごい熱気です。

天五商店街

「天五商店街」。JR大阪駅から電車でひと駅とは思えないローカルな雰囲気です

この賑わいのなかを歩いて間もなく〈天満酒蔵〉に到着。
いまや“飲み歩きが楽しいまち”としても知られる、
天満を代表する昭和44年創業の大衆酒場です。
表にはずらりと赤提灯が並び、まるで映画のセットのよう。
暖簾の奥にちらりと覗く長いカウンター席がいい感じです。

〈天満酒蔵〉の入り口の暖簾

カウンター席に座る岩瀬さん

到着した岩瀬さんはカウンター席でも“板場前”をさっそく確保。この席は“天満のフラットスリー(後述)”を見るための特等席。旧知の女将・岡 牧子さんにご挨拶。

この〈天満酒蔵〉の案内人は岩瀬大二(だいじ)さん。
お酒の楽しさを伝えるライター&ナビゲーターだけに
日本各地のローカルな酒場を数多く訪れていますが、
なかでも印象に残ったのがこの〈天満酒蔵〉だそうです。

「ここは最初、友人に連れてきてもらいましたが
第一印象としては“キレイ”だなと。
このカウンターもそうですし、暖簾もお品書きも清潔感がある。
大衆酒場にありがちな雑多で乱雑な印象がない。
確かに建物は古いでしょうけど、古臭くはない。
それでカウンターに座って、女将さんを見て納得したんです。
ああ、この人の店ならそれもわかるなと。
女将でもママでもない。マダムと呼びたいくらいですね」
そんな岩瀬さんの第一声に、女将の岡 牧子さんはあっさりと
「お母さんでも、おばさんでも、マダムでもお好きに呼んでくださいな」

岡牧子さん

岡 牧子さん。女将・板場担当。元は香川県のお菓子屋のお嬢さん。20歳で嫁いで大阪・天満の酒場の女将に。実家ではご飯も炊いたことがないのに、見様見真似でご主人・正夫さんをサポートして40年以上。4年前に正夫さんが足を痛めて引退後は、替わりに板場に立ち、的確な目配りと采配で全58席を切り盛りしている。伝票チェック用に大事な赤鉛筆を胸ポケットに入れ、ネックレスと眼鏡でさりげなくおしゃれに。

カウンター内の“フラットスリー”の機敏な動きが、居心地のよさを感じさせる

〈天満酒蔵〉は、地元の人が気軽に普段使いする大衆酒場。
ビール大瓶350円、おつまみ100円からという低価格で、
昼の11時から23時までノンストップの営業です。
イラチ(せっかち)な大阪人を相手にするからか、
オーダーを頼んでから出てくるまでが、驚くほどスピーディ。
いまはたまたま空いてはいるものの、全部で58席と大きい店が満杯になると、
どんなに慌ただしくなるのでしょうか。

「それがこの店だと満席でも不思議と慌ただしく感じない。
むしろお客さんも含め、非常にスムーズな印象です。
大阪の人の早めのテンポに合っているというか。
特に、この“板場前”の席から見える3人。
母、息子、娘の家族3人はカウンター内を完璧に守っている。
自分の持ち分をきっちり守る仕事ぶりと、
お互いを阿吽の呼吸でカバーし合うフットワークの見事さ。
この3人を眺めながら飲むのは本当に楽しい。
ここのカウンター席はスペシャルシートなんです」
3人をフラットスリー(サッカー・トルシエジャパンのDF戦術)と名付け、
岩瀬さんは密かにカウンター席から応援しているのです。

一升瓶のボトルキープがずらり

黒よかいち〈麦〉一升瓶のボトルキープがずらり。女将が100均で買ってきたかわいい目印が。これも素早くお客さんにボトルを渡すための工夫。

岡利信さん

岡 利信(としのぶ)さん。鉄板焼、関東煮(かんとだき・おでんのこと)担当。入口脇で黙々と仕事に専念する“お兄ちゃん”。その集中力は非常に高いが、お客さんと話すのはちょっと苦手。この店では焼き鳥も鉄板焼。「ウチは専門店でないし網で焼くより早くお客様に提供できるんです」(牧子さん談)。

一関〈HIRASAWA F MARKET〉
窓の外は一面田んぼ。
地元野菜を生かす、古民家カフェ

一関市街から東へ車を走らせ、
のどかな里山の風景をいくつか越えていく――。
懐かしい農村地帯のなかに見えてくる産直カフェ
〈HIRASAWA F MARKET〉は、2017年秋でオープンから2年目。
高台から眺める田園が美しい空間であり、
地域と人とモノを結ぶ、心地よい時間が流れている。

山里に、産直カフェが生まれた理由

〈HIRASAWA F MARKET〉があるのは、一関市弥栄(やさかえ)の平沢地区。
国道沿いに見かけた小さな看板に従ってゆるやかに進み、
「果たして、本当にカフェがあるのか?」と不安を感じ始める頃、
古民家を改修した同店が見えてくる。

空き家だった古民家をリノベーションした店舗。

広々としたウッドデッキ、昔ながらの瓦屋根を生かしつつも、
しゃれた佇まいに仕上げた外観の建物は、
風景に違和感なく溶け込み、訪れる人を大らかに迎え入れる。

築200年を超える古民家を改装したカフェは
地元食材でつくるランチメニューやデザートなどを提供するとともに、
採れたての野菜、パンや菓子などの加工食品、
さらには器や洋服なども販売している。
時には地域の人を巻き込んで、ライブやイベントなども行い、
カフェの枠を超えた「人が集う場」になりつつあるようだ。

もともとあった古民家の梁を生かした店内。

自家製デザートも人気。

HIRASAWA F MARKETには、近郊だけでなく、遠方からもお客さんが訪れるという。
しかし、なぜこの農村風景広がる場所にカフェを開いたのか?
店主の熊谷志江(ゆきえ)さんに、その理由をうかがった。

「このあたりは農家が多くて、おいしい野菜がたくさん採れるんです。
お互いに採れたものを近所で配り合ったりしますが、
残ったものは廃棄せざるをえないことも。

味も質もまったく問題ない野菜たちを捨ててしまうのはもったいないと思って。
私も子育てが落ち着いた頃だったので、
じゃあ、ちょっとおしゃれな八百屋さんができないかと、
地域の新年会で提案してみたのがきっかけです」

穏やかな雰囲気ながら、「わりと思い切りがいいほう」と笑う熊谷さん。

〈Aoyama Sake Flea〉 31の蔵元とクラフトマンシップ 溢れる蔵人が大集合! 青山酒祭りを開催

2017年11月11日(土)12日(日)、東京・青山にて
クラフトマンシップ溢れる蔵人が日本酒の魅力を伝えるイベント
〈Aoyama Sake Flea vol7〉が開催されます。

青山通りの国際連合大学に、31の蔵元と
お酒にぴったりな食事を提供する飲食店が大集合。
約100種類以上の日本酒を飲み比べながら、
ワークショップやおかいものが楽しめます。
当日は、各地の農家さんや生産者が集う〈Farmer’s Market @UNU〉も同時開催。

Aoyama Sake Flea vol7のテーマは「祭り」! 
まだ日本酒に触れたことのない外国人の方や若い方など、
多様な人たちがクラフトマンシップ溢れる蔵人と出会い、
楽しい時間を過ごせます。

ぜひ立ち寄りたいのは、日本酒と肴について学べる「Sake Lounge」。
西荻窪〈善知鳥〉の今悟さん、恵比寿〈Gem by moto〉の千葉麻里絵さん、
渋谷〈燗酒 Bar Gats〉の神楽坂〈蒼穹〉の水原将さんによる
日本酒のフルコース「未来酒場」など、
日替わりでさまざまなメニューが楽しめます。
ご予約と詳細はこちらから!

「Sake Lounge “肴”| 東京湾の海の幸。海苔と江戸と環境」海苔の生産者・研究者・料理研究家が集い、海苔を学び、味わいます。

「Sake Lounge “肴”| 富山の肴と米とお祭」北陸のセリ人と米農家と味噌蔵が手を組み、酒にぴったりな肴を担いでやって来ます。

〈駅そばキャンペーン〉が開催! 岸田繁(くるり)の オリジナルソング 『そばを食べれば』も券売機で販売

独特の味わいがたまらない、駅のホームなどで提供される“駅そば”。
JR東日本高崎・長野・新潟支社では、2017年11月30日(木)までの期間、
上信越エリアの駅そば店39店舗で〈スキです。駅そばキャンペーン2017〉を開催中です。

今年のテーマは「旅」。

音楽業界きっての鉄道&駅そばファンである、くるりの岸田繁さん
作詞作曲のオリジナルソング『そばを食べれば』などを対象店舗で放送します! 
こちらは11月1日(水)~11月30日(木)の期間限定。
対象は、高崎支社管内14店舗、長野支社管内17店舗、新潟支社管内8店舗です。

このオリジナルソング『そばを食べれば』のCDは、下記6店舗にて、
券売機で、期間限定・数量限定の特別メニューとして500円(税込)で販売されます。
各店舗55枚ですので、ゲットはお早目に!

【販売店舗】

高崎エリア:高崎駅 そば処八起家西口店、熊谷駅 いろり庵きらく熊谷店

長野エリア:長野駅 そば処 福寿草、飯山駅 そば処 なの花

新潟エリア:新潟駅 新潟庵新幹線ホーム、長岡駅 長岡庵

長野エリア おさるそば

第43話・三宮駅付近で
立ち飲み居酒屋めぐり。
高架下エリアは
時間を忘れる楽しさ!

第43話
三宮駅の高架下、三宮阪急楽天地(さんらく)
にもおすすめ立ち飲みがずらり

今回グレアムさんが向かったのは、
阪急三宮駅西口付近の、細い路地道や高架下。
格安で楽しめる、立ち飲みやバー、レストランが
所狭しと並ぶ、グレアムさんおすすめエリアです。
そこで、ストリート哲学者で友人のマークとばったり。

(マークさん初登場の回はこちら)

時間を忘れて4軒5軒……、とハシゴしてしまった模様。
哲学者のマークさんならではのコメントと合わせて
今回もスルスルと横にスライドしながら、お楽しみください。

牡蠣を1.5倍増量! 広島のご当地餃子 〈牡蠣餃子〉とは!

秋深まり、牡蠣が美味しい季節になりました。
牡蠣の名産地・広島発!
広島県広島市の餃子専門店〈ひろしま餃子226〉から、
2018年2月28日(水)までの冬季限定で
牡蠣がぎっしり詰まったジューシーな〈ひろしま牡蠣餃子〉が登場。
広島市内の実店舗とネット通販で発売開始しました。

〈ひろしま牡蠣餃子〉は、今が旬の広島県産牡蠣と新鮮な野菜を混ぜ込み、
ひとつひとつ丁寧に手作りした餃子。
一口噛むと口いっぱいに牡蠣の旨みが溢れます。
牡蠣の旨みを贅沢に味わえる、牡蠣好きにはたまらない餃子。
ビールとも好相性。県外の人への手土産にも喜ばれそうです。

一関地域はもち料理の数日本一!?
郷土の食文化を伝えるお店

もち料理の多さは全国一を誇る一関地方。
一関を含む岩手県南地方のもち食文化は、伊達藩を源流とするそうだ。
連載第5回目は、一関が「もちのまち」と呼ばれる理由を探るとともに、
種類豊富なもち料理の数々を知るべく、市内のもち料理店を巡ってみた。

もち料理の数が多いのはなぜ?

寒さの厳しい東北において、北上川の中下流に位置する岩手県南地方は
比較的気候が温暖で平地が多く、米づくりに適していた。
いわて東山歴史文化振興会長の佐藤育郎さんにもちの歴史を聞いた。

藩政期、伊達藩は開墾・新田開拓に力を入れており、
毎月1日と15日はもちをついて神に供え、邪気払いのために
「赤いもの=小豆」と一緒にもちを食べる風習があったそうだ。

「ところが、貧しい農家はもちを食べるゆとりはなかったんです。
そこで、くず米を粉にして練り、雑穀などと混ぜ合わせた
『しいな餅』(すな餅)を食べていたのですよ」

くず米をよりおいしく食べる工夫。その暮らしの知恵こそが、
今に続くもち料理の数々となり、冬期や飢饉の保存食としても重宝された。

もちづくしの「もち本膳」

そのなかで、一関地方に伝わる「もち本膳」は、
冠婚葬祭などあらたまった席でのもてなし膳である。
本膳料理は、室町時代から江戸時代に武家の料理文化として登場したもので、
膳の数や食材は地域それぞれ。一関・平泉地域の場合は、
もち本膳と呼ばれるもちづくしの膳が受け継がれてきたのだ。

武士から商家へ、さらに農家へと広まっていったもち食文化。
特に農家では、もちつきと農作業の関わりが深く、
田植えや刈り上げのあとなど、神や自然への祈りと感謝をこめてもちをつき、
集まった人たちに振る舞ったという。

東山町で行われた昔の結婚式のもちつき風景。(写真:『年月のあしおと』より)

こうした古くからの習慣は年々減ってはいるものの、
もちは、今も一関地域の人たちにとっておもてなしの必須アイテム。
家庭に限らず、一関市内にはもち料理を食べられる店が徐々に増えている。
というわけで、実際に市内を巡ってみることに。

築200年の古民家にて、もちつきに遭遇!

最初に向かったのは、
一関の南端、花泉町にある農家レストラン〈夢みる老止(おとめ)の館〉だ。
ここでは、築200年を超える日本家屋で、四季折々の山菜とともに、
花泉地区ならではのもち料理が味わえる。経営者の佐々木善子(やすこ)さんが、
もち料理をもっと気軽に楽しめるように、と自宅を改装して開いた場だ。

平成12年にオープンした夢みる老止の館の和室。県外や海外からも団体客が訪れる。

「昔、嫁入りがある日は、早朝から親戚や近所の人たちが集まるから、
玄関口で嫁入り行列を迎えるもちまきが賑やかに行われたものよ。
千本杵でもちをつき、地域全体で嫁入りを祝いながら、『もちつき歌』を唄ったの」

そう出迎えてくれたのが佐々木さんだ。
一関市のなかでも特に、花泉町は古くから米づくりが盛んで、
地元のもち米と食材を使ったもち料理がたくさんある。
佐々木さんは花泉らしいもち料理を広く知ってもらおうと、杵と臼を使った
出前もちつきグループを立ち上げ、平成6年から全国各地に出向いてきた。
今や岩手県内各地で行われる、出前もちつきの先駆けだという。

もちつきに合わせた大黒舞は、貴重な文化のひとつ。

そして、取材にうかがった日、県内沿岸部の中学生が農家民泊に訪れており、
偶然にも庭先でもちつきを体験していた。もちつきとともに
〈花と泉のふるさと 出前もちつきグループ〉メンバーが大黒舞を披露。
唄にあわせて杵をおろし、合いの手を入れる様子は、
まさに日本の懐かしい生活風景が再現されたようで、感激の思いだ。

さて、この日いただいたのは、同店人気メニューの「山菜膳と餅膳」のセット。
最初に運ばれてきた「山菜膳」は彩りも美しく、
小鉢の一品一品がかわいらしいお膳だ。
どれも、佐々木さんが近くの山や畑で採った山菜や野菜などが中心。

この日は、ナマス、コシアブラの胡麻和え、春蘭、ツクシ、スベリヒユなど山菜や野草の盛り合わせ、サク(山菜)の油いため、アケビの皮のワイン煮、ブラックベリーの食前酒などなど、10数品。

季節によって素材は変わるが、どれも珍しい食材ばかり。
佐々木さんに、その特徴を聞きながら食べるのも楽しい。

〈MoonFlower Sagaya Ginza〉 チームラボがレストラン を彩るとこうなる! 蝶が舞い、花が咲く 8席のレストラン

テーブルの上にお皿を置くと蝶や鳥が舞い、辺りには花が咲き始める——。

2017年春、東京・銀座にブランド和牛〈佐賀牛〉と季節の料理を提供する〈Sagaya 銀座〉、
ウルトラテクノロジスト集団〈チームラボ〉とのコラボレーションによる
食空間〈MoonFlower Sagaya Ginza, Art by teamLab〉が誕生しました。

これは、インタラクティブな空間のなかで
九州の黒毛和牛や野菜を使った料理が楽しめる1日8名限定のレストラン。

料理がよそわれるのは、李荘窯などの有田焼のうつわ。
お皿がテーブルに置かれると、有田焼の花々の絵付けが空間に広がり、
新たな世界を構築していきます。

テーブルの様子や人々のふるまいは人工知能によって観測され、
辺りの木や鳥は、その影響を受けて変化していくのだそう。
たとえば、お客さんがじっとしていれば小鳥が手に止まり、
さわがしくしていれば、飛び立ってしまうかもしれません。

制作を手がけたのは、47万人が訪れた〈チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地〉
などで知られる〈チームラボ〉。

佐賀牛restaurant SAGAYA銀座・代表の池田太右さんは
ロンドンのサーチギャラリーで見たチームラボの展覧会に感銘を受け、
今回の空間演出を依頼したといいます。

11月11日を 〈岩下の新生姜の日〉に制定! ミュージアムにて 記念イベント開催

栃木県栃木市、岩下食品株式会社が運営する〈岩下の新生姜ミュージアム〉。
このたび、生姜をかたちどった11月11日を〈岩下の新生姜の日〉に
制定したことを記念し、この異彩を放つミュージアムにて、
記念イベントおよび記念ライブが開催されます。

岩下の新生姜は、独自の栽培方法で細長く独特な形に育てる
生姜を使用しており、その見た目が数字の1に似ていることから、
新生姜を11月11日に見立て、記念日として制定したのだそう。

生姜の辛み成分・ジンゲロールは血管を拡張し血行を良くすることで、
手足の末端を温めるという効果があります。

このジンゲロールは温めると、“ショウガオール”に変化し、
脂肪燃焼・代謝アップにより身体を芯から温めるという効果も。
レシピとして、刻んだ新生姜をとん汁などの汁ものに加えたり、
おでんに添えたり、お鍋の薬味にしたり、スープの具材にするのもおススメなんだそう。

〈鎌倉で鹿児島のうまい魚を たのしむ3日間〉 鹿児島の魚がやって来る! 鎌倉に移動式鮮魚店を開店 させるプロジェクトが始動

2017年10月13日(金)〜15日(日)、
神奈川県鎌倉市の人気食堂〈COBAKABA〉にて
〈鎌倉で鹿児島のうまい魚をたのしむ3日間〉が開催されます。

この3日間は阿久根市から旬の天然魚を毎日空輸!
その場でさばいてもらえる「北薩摩鮮魚店」や、
一品料理や薩摩焼酎がいただける「居酒屋北薩摩」など、
いろんななかたちで鹿児島の魚を楽しめます。

神奈川県鎌倉市にある食堂〈COBAKABA〉

魚はタイ、カツオ、イカ、タコ、カンパチ、イサキ、
アラカブ、カワハギ、ハマチ、イトヨリ、アカハタ、
アオハタ、オオモンハタ、キジハタ、ホウボウ、
ヤガラ、クマエビ、タカエビなどが登場予定。

また、阿久根の鮮魚と鎌倉野菜、阿久根のイタリアンレストラン「マルチェッロ」の
シェフ監修によるレシピがセットになった「アクネパッツァセット」や
阿久根のアジフライと鎌倉の老舗パン屋の食パンを使った
サンドウィッチ「アジカツサンド」も販売されるそう。
これはたのしみですね!

「アクネパッツァセット」鮮魚と野菜とレシピがセットになったセット。自宅で簡単にアクアパッツァをつくれます。

鹿児島のうまい魚をたのしむ3日間は、
鎌倉と日本全国のさまざまな地域の交流を促す
インター・ローカルプロジェクト〈〇〇と鎌倉〉による
新プロジェクト〈阿久根と鎌倉〉のキックオフイベント。

〈〇〇と鎌倉〉と鹿児島県阿久根市を拠点とする
チーム〈あくね日和〉がパートナーシップを組み、
2018 年に鎌倉で「阿久根と鎌倉の移動式鮮魚店」 を
オープンすることを目指していくのだとか。

木更津市初の道の駅・ うまくたの里に、 〈&TREE アンドツリー〉 オープン。 地元野菜を美味しく可愛く!

のうえんカフェレストラン〈&TREE アンドツリー〉

千葉県木更津市にオープンする道の駅〈うまくたの里〉。
ここに、地元で絶大な人気を誇る「のうえんカフェ」と
手作りバウムクーヘン専門店 「せんねんの木」のプロデュースによる
レストランカフェ〈&TREE(アンドツリー)〉が2017年10月20日(金)に
オープンします!

かずさ彩り野菜のプレート

〈&TREE〉は、地元・木更津の農家さんが一生懸命育てた“かずさ野菜”を、
「顎が疲れるまで思う存分食べていただきたい」という思いでできたお店。
ここの主役は「地元野菜」。野菜のキッシュ、野菜のテリーヌ、野菜のムースに
特製の野菜の小鉢と野菜のピクルス。生野菜には特製の野菜ドレッシングが絶妙に合います。

名物の〈かずさ彩り野菜のプレート〉には、地元野菜たっぷりの選べる3種のポットパイ、
もしくは、自家製ローストビーフを選ぶことができます。
“野菜を美味しく可愛く”がテーマなんです。

店内イメージ

弘前市の自給自足の
イタリアンシェフ笹森通彰さん、
サラダ&シードル体験レポート
〈TERRARIUM JAPAN RESEARCH〉

〈オステリア・エノテカ・ダ・サスィーノ〉が弘前にある理由

2017年9月14日(木)、東京・表参道の
ビューティライフスタイルショップ〈テラリウム表参道〉にて、
『コロカル』とのコラボレーションによるワークショップが行われました。
その名も〈TERRARIUM JAPAN RESEARCH〉。

会場となる〈テラリウム表参道〉は、〈インフィオレ〉を中心に
自然派コスメや独自のセレクトアイテムなどビューティグッズも充実。
ガラス張りの店内には陽射しが降りそそぎ、とても開放的な場所。

第1弾となる今回は、青森県弘前市にある自給自足イタリアン
〈オステリア・エノテカ・ダ・サスィーノ〉のオーナーシェフ・笹森通彰さんによる、
自家栽培した野菜や自家製チーズを使った盛りつけ体験、
自家製シードル飲み比べ体験を行いました。

笹森さんは青森県弘前市生まれ。
料理の道を志すことになったきっかけは、学生時代アルバイトしていた
仙台のイタリア料理店でのまかないづくりにあったといいます。
きのこのクリームスパゲティをうまくつくることができた笹森さんは、
料理のおもしろさを見出し、当時学校で勉強していたコンピューター関係の職ではなく、
料理の道を志すことに決めました。

そうして東京のトップクラスで3軒、本場イタリアの一流店で4軒の修業を経て、
2003年に自給自足イタリアン、オステリア・エノテカ・ダ・サスィーノ、
2010年に自家製モッツァレッラチーズを100%使用したピッツァ専門店
〈ピッツェリア ダ・サスィーノ〉をオープンした笹森さん。

なぜ、“自給自足”なのか。なぜ、弘前に戻ってきたのか。
その理由は笹森さんの幼少時代の原体験にありました。

「小さい頃から祖母の自家消費用の畑で採れた自家栽培の野菜を食べていました。
採れたて濃厚でフレッシュなトウモロコシやスイカが私のおやつ。
養鶏もしていたので、卵は自分が取ってくる担当でした。
牛乳は近所の大学の農場で低温殺菌したものを愛飲。
だから、仙台のイタリアンでバイトしていたとき、野菜の味が弱かったり、
牛乳に味を感じなかったり、ちょっとおかしいなと感じたんです。
イタリアで修業していたときも素材の弱さを感じて、
自分の小さい頃の環境は特別だったんだなと思いました。
帰省して畑のものを食べると、やっぱりうまいと実感しましたね」(笹森さん)

そんなバックボーンがあるから、素材の良さを存分に生かした料理が
本当においしい料理と確信した笹森さん。
可能な限り素材づくりから手がけることを決意したといいます。

「東京には良い素材が揃っていますが、
素材の味と料理人の技を合わせて味を最大化するのではなく、
素材だけでもおいしいものにしたい。弘前に戻って、あの畑で、
自分の納得する素材を自ら手がければ、いい料理がつくれると思いました」

いまでは30種以上の野菜や果物をはじめ、
ワインやシードル、食用花、ハーブ、チーズ、生ハムなど、
レストランで提供する素材のほとんどが、笹森さんの自給自足によるもの。

なかでもいま一番力を注いでいるのが、ワインづくり。
盆地のため日中は暑くて夜は涼しく、しっかり寒暖差があるのに加え、
風通しがいいから湿気がこもらず病気になりにくいという、
非常にワインづくりに適した環境の弘前。
醸造免許を2010年に取得し、今年で7回目を迎えました。
ワインづくりの苦労について、笹森さんは次のように話します。

「酒税法の関係でワインづくりは難しいと思っていましたが、
弘前市にお願いして特区にしていただき、自分の畑で育てたブドウでつくった
自家製ワインを自分のレストランで提供するという条件で、
1リットルから提供できるようになりました。
だけど2013年には収穫前の大事な1か月が雨台風に直撃。
葉が落ちてしまったため光合成ができず、成長が止まってしまって。
通常は糖度が24度なのですが、そのときは17度まで落ちてしまい、参りました」

そんな苦難を乗り越え、いまでは2000本植えられているブドウ畑から、
最大1500リットル、ボトル2100本分とれるようになったといいます。
これからもいまあるワインをより良いものにしていくため、改良を重ねていくそうです。

また、2016年12月からは地元のリンゴでシードルづくりも開始。
今回飲み比べしていただく春仕込み、夏仕込み、冬仕込みの3種を展開しています。

もちろんその中にはたくさん試行錯誤して、うまくいかなかったものもありました。
オリーブや小麦は青森の冬を越せず、なかなか実がなりません。
豚や食用うずら、鴨も検討しましたが衛生法上難しく、
ハチミツは住宅街に囲まれた畑に蜂がやってくることはなく……。

また、烏骨鶏も害獣にやられてほぼ殲滅。
でも、生き残った1羽が気まぐれに生む卵が濃厚で、
また対策をとって挑戦したいと笹森さんは話します。
彼のあくなき探究心が生み出す最高の素材がこれからも増え続けていく予感に、
思わず胸が躍ります。

「おいしぃぃぃ~!」と叫ぶ ムンクのどら焼きセット。 大塚国際美術館から ムンクスイーツ新登場

陶板で再現された名画が揃う、徳島県鳴門市の〈大塚国際美術館〉。
これまでにも〈『最後の晩餐』ユダの銀貨チョコレート〉など、
個性的なオリジナル商品を生み出してきたアイデア満載の
この美術館から、またまた新しいスイーツが登場。

あの名画、ムンクの「叫び」の焼印がついた
新商品〈ムンクのどら焼きセット〉が、
美術館内のカフェ・ド・ジヴェルニーの新メニューとして発売されました。

どらやきの中には、鳴門特産のさつまいも“鳴門金時”のまろやかな餡がたっぷり!
しっとりとした皮には、ムンクの焼印が怪しく、かわいく入っています。
セットのドリンクは、阿波晩茶。徳島県では古くから親しまれてきたお茶で、
香りもよく、さっぱりとした少し酸味のある味わいが特徴です。

また横にそえた“おかき”は、徳島の老舗が素材にこだわり、
昔ながらの製法で丁寧に作った無添加のお菓子。
ムンクの絵のように、思わず「おいしぃぃぃ~!」と叫んでしまうような、
オリジナルスイーツになっています。価格は600円(税込)です。

※カフェのみのご利用はできません。(要入館料)

〈パティシエ エス コヤマ〉
兵庫県三田市で世界的な
ショコラティエがつくる
独創的スイーツ

全国からファンが押し寄せるスイーツのワンダーランド

スイーツファンなら一度は訪れてみたい、
兵庫県三田市にある〈パティシエ エス コヤマ〉。
ショコラ専門店〈Rozilla(ロジラ)〉をはじめ、
パティスリー、マカロン&コンフィチュール専門店など
7つの店舗のあるスイーツのワンダーランドだ。

車でなければ電車やバス、タクシーを乗り継がなければ
いけない場所にあるのにもかかわらず、
連日全国から多くのスイーツファンが押し寄せるという。
なんといっても新興住宅地に位置する、ケーキを中心としたスイーツショップの
駐車場のキャパシティが100台分もあるのだから、度肝を抜かれてしまう。

パティシエ エス コヤマを全国区にしたのは、
看板商品のロールケーキ〈小山ロール〉や
エンタテインメント性のある店づくりによるところは大きい。

けれども、その名を世界規模に押し上げたのは、
オーナーシェフである小山進さんの手がけるショコラと
彼のショコラティエとしての評価だ。

小山さんは、世界最大のショコラの祭典〈サロン・デュ・ショコラ パリ〉で発表される
C.C.C.(クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ)コンクールで
6年連続最高位を獲得し、
I.C.A.(インターナショナル・チョコレート・アワーズ)では
金賞の常連として知られている。

彼の手がけるショコラの魅力は、
素材の組み合わせの妙味にあるといっても過言ではない。

和の素材使いにも定評があり、2017年のI.C.A.アジア太平洋予選で受賞した
ボンボンショコラやタブレット(板チョコレート)のラインナップには、
完熟赤山椒やふきのとう、生姜の醤油漬け、吉野川産の青のり、
そして発酵食品の酒粕や豆腐の味噌漬けまでずらり。
一見、ショコラと組み合わせたらどんな味になるのか想像ができないようなものばかり。
さて、どのような味がするのだろうか。

奇想天外な食材を組み合わせたボンボンショコラのラインナップ。左から、生姜の醤油漬け、完熟赤山椒、豆腐の味噌漬けの燻製、オリーブの葉&オリーブオイル、コブみかん、木苺と木苺の葉、アブサン&マンゴーパッション、柚子酒。外見からは想像もできぬような組み合わせ。

ショコラトリーRozilla内にあるセミナースペース〈a・ZITTO(アジト)〉は、
まるで母親の胎内にいるかのような丸みを帯びたスペースで、
神経を研ぎ澄ませて味を利きわけるのにふさわしい環境だった。

ひと口食べてみる。食材の味はすぐにはわからない。
ふた口目は、柑橘なのか、スパイスなのかという素材の傾向が香りから伝わってくる。
繊細な味覚を持つ審査員はひと口で何が入っているのかわかるというが、
素人の舌には頭と味覚をリンクさせるのが精いっぱい。

まさか生姜をたまり醤油に漬け込んで浸透圧で染み込ませ、
フリーズドライでフレーク状にし、アーモンドのプラリネと合わせているとは
事前情報なしにひと口食べただけではピンとくる人はそう多くないだろう。

それくらい、どのボンボンショコラもショコラティエが厳選したカカオの特性と
お互いの素材を引き立て合うことに成功しているということだ。

まるで、洞窟のような入り口のショコラトリーRozilla。小山さんの幼い頃の心弾む路地裏での体験、夢中になった映画の『ゴジラ』を合わせ、命名した。

大阪の保育園がレシピ集 『保育園産の米』を発刊! 子供たちがつくった 米と野菜から生まれた54のレシピ

大阪府寝屋川市にある〈ねやがわ寝屋の森こども園〉と
〈もくれん保育園〉がレシピ集をつくりました。
その名も『保育園産の米』。

『保育園産の米』1,200円(税抜)

同保育園では、子どもたちがお米や野菜を育てているのだそう。
『保育園産の米』には、大人たちがその食材をどうしたらおいしく食べらるだろうと
試行錯誤重ねて生み出した、54のレシピを収録しています。

子どもたちの懸命な畑仕事やレシピ会議に苦闘する大人たちの姿に、
思わずほほえんでしまう1冊です。

料理は、鶏肉と夏野菜のトマト煮やたまねぎの肉詰めあんかけ、
サンマつみれのきのこ汁、大根とさといもの和風グラタン、
玄米リゾットなど、野菜のおいしさを存分に味わえるレシピばかり。
子どもたちが好きなレシピを収録しているので、
野菜が苦手な方にもおすすめです。

〈KING OF MODERN LIGHT〉 越の三梅、峰乃白梅酒造から ジューシーな味わいの 日本酒が登場

淡麗辛口を追求してきた新潟の老舗酒蔵、峰乃白梅酒造が
新しい日本酒ライン〈KING OF MODERN LIGHT〉を発売しました。
目指したのは、いまの食卓に合う軽やかなお酒。

ジューシーでリッチな酸とふんわりとした甘味を強みに、常温から冷やで呑むお酒です。
リンゴ酸によって味を引き締め、フレッシュなキレを生み出すことに成功したのだそう。
あどけないカラーのボトルも素敵ですね。

ラインナップ第1弾は次の2種。
ひとつめは、山田錦を100%使用し、50%精米された純米大吟醸
〈KING OF MODERN LIGHT 純米大吟醸〉。

〈KING OF MODERN LIGHT 純米大吟醸〉1,650円(税別)

もうひとつは、五百万石を100%使用し60%精米された
純米吟醸〈KING OF MODERN LIGHT 純米吟醸〉。

〈KING OF MODERN LIGHT 純米吟醸〉1,350円(税別)

いずれもインパクトがありつつ、今までの峰乃白梅酒造のイメージを
一新するようなフレッシュな味わいです。

〈巣鴨養蜂園〉髙橋正利さん
ふるさとでスタートした
第二の人生は、
ミツバチに捧ぐ

西和賀にんげん図鑑vol.7
〈巣鴨養蜂園〉髙橋正利さん

自然豊かな西和賀町の中でも特に山深い、南本内岳ふもとの本屋敷地区。
西和賀町湯田出身で、巣鴨養蜂園のオーナーである髙橋正利さんは、
春から秋にかけてここに数十箱の西洋ミツバチの巣箱を置き、はちみつを採る。

冬はミツバチを千葉県で越冬させ、自身も東京・巣鴨の自宅へ。
平日は千葉に通ってミツバチに給餌したり様子を確認し、
週末は販売担当の娘さんとともに都内のイベントに立つ。
西和賀と東京を行き来しながらの、娘さんとの二人三脚の日々に、苦労は少なくないが、
それ以上にやりがいや楽しさがあり、幸せも感じる。

周囲を森に囲まれた養蜂園。ミツバチたちは、桜の開花時期から11月頃まで、山桜、藤、トチ、クロバナエンジュ、菩提樹、アカシアなどの蜜を集める。

ひとつの巣箱に約4万匹の西洋ミツバチが入っている。

今から10数年前、「銀座ミツバチプロジェクト」に参加して
養蜂を勉強したことをきっかけに、趣味として自宅で日本ミツバチを飼い始めた。
そのうち、「多い年には15キロも採蜜できた」ほど、養蜂の腕前は本格的に。
一方で同じ頃、退職後の生き方を模索するようになっており、
「ふるさとの西和賀は森が豊かで養蜂に向いているので、生業にできるのはないか」
と考え始める。
ただ、採蜜量が少ない日本ミツバチだとビジネスとしては難しい。
そこで、プロジェクトで知り合った養蜂の仲間たちに西洋ミツバチの養蜂のやり方を教わり、
3年前、東京消防庁を早期退職して養蜂園を立ち上げたという。

巣鴨養蜂園のオーナーの髙橋正利さん

「自分ひとりでやるのだから、徹底的に質の高さにこだわったはちみつをつくりたい」
そう考えた髙橋さんは、「隔王板(かくおうばん)」を使った採蜜方法を取り入れた。
隔王板とは隙間の空いた板で、これで巣箱を上下に仕切り、
上の蜜採り専用箱と下の子育て専用箱に分ける。
身体の大きい女王蜂は上の箱に移動できないので、
上の箱に卵やさなぎ、ハチの子などが混ざることはなく、
また働き蜂ははちみつを上に貯める習性があるので、
上の箱には純粋なはちみつだけが貯まるという仕組みだ。
手間がかかり採れる蜜の量も少なくなるが、
ピュアなはちみつをつくるためにあえて選んだという。
また、せっかくピュアな蜜を採っても、
巣箱のある現場や屋外でそれを絞るとほかの昆虫が混ざる可能性があるので、
絞る作業は、巣箱がある場所から車で15分ほどの屋内作業場で行う。
これもまた、純粋で質の高いはちみつをつくるためのポイントだ。

巣箱から引き上げた貯蜜枠。隔王板の効果で、さなぎなどがついておらず、きれい。

まさかの組み合わせ! 〈都こんぶ入カレー〉誕生。 大阪生まれの定番駄菓子が カレーに大変身

〈都こんぶ〉といえば、だしのまち・大阪生まれの駄菓子の定番。
現在、20種類を超えるシリーズを展開する都こんぶが、
なんとレトルトカレーになってしまいました!! お値段は420円(税別)。

〈都こんぶ入カレー〉というネーミングで、
新・大阪名物として、通天閣やリトル大阪、他大阪おみやげ店にて販売されています。

〈都こんぶ入カレー〉ですが、なんと一食分に
1箱の3分の2もの〈都こんぶ〉が細かく刻まれて入っています。
ルウを温めごはんに注ぐ瞬間に香り立つ、都こんぶの香り……。
〈都こんぶ〉とカレーの絶妙なバランスで癖になる美味しいカレーなのだそう。

インパクトのあるデザインといい、新しい大阪名物になりそうです!?
今後は新大阪駅売店、大阪駅売店、大阪国際空港売店・
関西国際空港売店などでも販売が予定されています。

information

都こんぶ入カレー

価格:420円(税別)

販売先:通天閣、いちびり庵、リトル大阪、他大阪おみやげ店にて販売中。近日、新大阪駅売店、大阪駅売店、大阪国際空港売店・関西国際空港売店など予定

Web:都こんぶの中野物産株式会社

中富良野の〈Cafe てくり〉
石窯焼きの本格派ピザと
地野菜たっぷりのランチタイム

素材を生かした丁寧な料理が人気のカフェ

手づくりの石窯で焼かれる、カリッとした焦げまでおいしいピザ。
メニューのなかでも人気を誇る「4種のチーズピザ」が焼きあがると、
チーズのいい香りがふんわりと漂ってきます。

北海道の中心にある、大雪山系の十勝岳連峰を望む中富良野で
2016年にオープンした〈Cafe てくり〉は、
札幌のイタリアンレストランで修業を積んだシェフ竹内裕介さんの
本格的なイタリアンメニューが楽しめるアットホームなカフェです。

赤い屋根が目印のてくりを秋に訪れると、黄金色の風景が出迎えてくれます。その向こうには、晴れた日には雄大な姿を見せる十勝岳連峰が。

全国的にも有名な旭川の観光庭園〈上野ファーム〉から
美瑛・富良野を通り、占冠(しむかっぷ)までの国道237号線は
〈花人街道〉の愛称で親しまれ、車窓から美しい景観を楽しめるルートです。
中富良野のまちを通る花人街道を道道750号線へ折れてしばらく進むと、
田園風景にそっと佇む、赤い屋根のCafe てくりが見えてきます。

田園風景に佇む、納屋をリノベーション

明るい光が差し込む店内は木のあたたかな雰囲気も心地いい。左のテーブルセットは、富良野にあった〈北の国から資料館〉が閉館するときに譲り受けたものだそう。

もとは農家の納屋だった建物を自分たちでリノベーションしたお店は、
まわりの風景を切り取るような大きな窓と高い天井が開放的な空間です。
店内の、サイズもさまざまな窓、テーブルや椅子、
キッチンの什器類に至るまでほとんどがいただきもの。
それぞれ物語のある家具たちは、どれもお店にしっくりと馴染んでいます。

注文を受けてから、ピザ生地を手早く丁寧に伸ばし始めます。

まちはずれにありながらランチタイムは
混み合うCafe てくりでぜひオーダーしたいのが、石窯焼きのピザ。
十勝産の小麦と天然酵母を使い、手ごねした生地は
ふっくらもちもちかつ香ばしい焼き上がりで、くせになるおいしさです。
なかでも定番のピザ「4種類のチーズはちみつがけ」は、
重ねられた濃厚なチーズに、トッピングされたはちみつが絶妙なバランスです。

ゴルゴンゾーラ、モッツァレラ、グラナパダーノ、マスカルポーネチーズをたっぷり乗せた生地を窯へ。職人技が光る一瞬。

石窯のレンガは、中富良野の備前焼の窯元から譲り受けて再利用したもの。東川の道の駅に店を構える〈ピッツァ亭〉の方が、窯づくりを一から指導してくれたそう。

愛別町の隠れた名店〈粋人館〉
絶品の地元産きのこ蕎麦。
築95年絢爛豪華な建築は必見!

職人技術を駆使した、居心地よい木の空間

大雪山系の石狩岳に源流をもつ石狩川上流のまち愛別は、旭川から車で40分の距離。
豊かで美しい水を生かした農業がさかんで、きのことお米の名産地として知られています。

このまちのメインストリートに佇むのが、
土地の恵みに趣向を凝らした蕎麦と会席料理が楽しめる〈粋人館〉(すいじんかん)。
由緒ある歴史的建造物をリノベーションした母屋と合わせて、
大雪山をめぐる旅の途中に立ち寄りたい、隠れ家的な名店です。

京都の絵師、浦地 思久理さんが描いた鮮やかな鳳凰に迎えられ、階段を上った2階がメインフロア。お年寄りや足の不自由な方は1階のカウンター席へどうぞ。

広々とした2階。八角形のテーブルが置かれたスペースは半個室にもなる。家具はすべて飛騨から取り寄せたもの。

黒1色の外観からは想像もつかない2階の客席は、
上質で落ち着いた和の趣がすみずみまで感じられます。
内装や設計を手がけたのは、京都を拠点に、全国で活躍するデザイナーの永田正彦さん。
木のぬくもりとともに、障子に当たる光が心地よく、くつろぎます。

直線の欄間と交差する円形の天井に牡丹や獅子の絵画がのぞく精巧なつくり。

地元名産のきのこをたっぷり堪能

空間はもちろん、京都出身の料理長が腕をふるうお料理もじっくりと味わいたいところ。
カジュアルに楽しむなら、ランチタイムの訪問がおすすめ。
旬の素材を織り込んだリーズナブルな「本日の日替わり定食」のほか、
会席料理仕立ての贅沢なプレート「粋人館御膳」、
そしてこだわりの十割蕎麦メニューからお好みをチョイス。なかでも一番人気は、
社長であり蕎麦農家の矢部福二郎さんが無農薬で丹精込めて育てる
愛別産の蕎麦〈キタワセ〉に名物のきのこの天ぷらを添えた「茸天ぷらそば」です。

鰹だしが薫る、やわらかな甘みの京風蕎麦つゆに十割蕎麦がぴったりとマッチ。

毎日、地元農家さんから届く朝採りの
マイタケ、えのき、なめこの天ぷらはサクサクかつ風味豊かでジューシー。
あえて塩ではなく、特製の蕎麦つゆにつけて味わうのが粋人館流です。

「愛別の蕎麦そのもののおいしさを味わってほしい」
という思いが込められた十割蕎麦は、注文を受けるごとに、
蕎麦粉と水分を合わせる水回しの作業を手で行い、
シンプルな機械で麺に仕上げてつくりたてを提供しています。
程よい歯ごたえとみずみずしさをぜひ味わってみて。
矢部社長曰く「愛別は水の質がいいので、おいしい蕎麦ができるんです」とのこと。

もちもちに炊かれた甘みのあるゆめぴりか玄米をしっとり包み込んだ〈開運 稲荷寿司〉(120円)。つくり手の方々とは家族ぐるみのお付き合いをしているそう。

地元生産者の食材や器を使って

蕎麦はもちろん、お米にもこだわりが光ります。
蕎麦とも相性のいい稲荷寿司や定食の玄米ご飯に使われているのは、
希少かつ絶品の無農薬ゆめぴりか玄米。
愛別の米農家〈成田農園〉5代目の成田真市さんが生産を手がけています。
また、蕎麦や玄米稲荷を乗せたお皿、蕎麦湯用のしっくりと手になじむ片口は、
旭川にアトリエとギャラリー〈ウラヤマクラシテル〉を構える
人気の陶芸家、工藤和彦さんの作品です。
食材から器まで、愛別や近郊のまちの魅力あふれるつくり手の存在を知り、
安心してお料理をいただけるのもうれしいところ。

古伊万里や九谷焼など、飾られた骨董品が美しい佇まい。

七飯町〈Hütte(ヒュッテ)〉 森の中の小さなパン屋さん。 地元民が足しげく通う理由は?

地元の旬の食材たっぷりのランチメニュー

七飯(ななえ)町仁山の森。木漏れ日のなかにたたずむ、
小さなパン屋さん〈Hütte(ヒュッテ)〉。
函館市街地から車で30分の距離にある元ガレージを改装した素朴な小屋で、
「親方」の愛称で呼ばれる木村幹雄さんが焼き上げるどっしりとしたドイツパンは、
ライ麦パン、地元野菜を使ったパン、食パンにあんぱん……
並んだそばから売れていく大人気のパンがすべて焼きあがるのは、毎日10時半頃。
ひとつひとつが飽きのこない、毎日食べたくなるパンです。

旅のおともにしたいパンたちがずらり。大きなパンはカットして販売もしています。

パンのテイクアウトはもちろん、お店の小さなカフェスペースでドリンクと一緒に
イートインする、「女将」特製〈ぱんとスープのセット〉(800円)もおすすめです。
手づくりのジャムやパテやハムをのせ、
コース仕立てでひと皿ずつ6種類のパンを味わえるセットには、
季節のスープにデザートとコーヒーまでつくのがうれしい。

パンそれぞれの魅力を存分に引き出す
地元七飯産の旬の野菜に手をかけたペーストや、
親方厳選の道産チーズが乗ったパンはぜひ食べてみてほしいおいしさ。
夏場はテラス席も用意されているので、
心地良い風を感じながらゆっくりとブランチでいただきましょう。

取材に訪れたのは7月。この日のセットメニューは、スープが北あかりのビシソワーズ。手前のプレートは、食パントーストに地元産野菜のラタトゥユ、バゲットに安藤農園(七飯町)のにんじんのラペ、3種のライ麦パンに小栗牧場(八雲町)の生チーズ、福田農園の王様しいたけアンチョビオリーブ炒め、カリフラワームース。左奥は、王様しいたけと十勝コーンと豆乳のピザ。

自然のままに、無理のないパンづくり

「おいしい」をそのままかたちにしたような、
ちょっと無骨で愛らしいパンを焼く親方は、
七飯のまちなかで30年続く、人気のパン屋〈こなひき小屋〉の創業者。
その親方の腕前をよく知るまちの人たちがヒュッテに次々訪れては、パンを買い、
そしてしばらく談笑していきます。おいしいパンを買うのはもちろんのこと、
親方と女将の人柄から、お店はまちの井戸端のような場所になっています。

「僕らのやりたいことはこういうことなんです。
地元に暮らす人たちに必要とされるパンを焼きたいので」

そう話してくれた親方のパン焼き風景を見せてもらいました。

奥に深い窯でスピーディーにパンを焼き上げていく、笑顔がすてきな親方こと木村幹雄さん。「年をとってからタイマーを使っているけど、以前は必要なかった。かっこよく言うと、パンが呼ぶんです。毎日やっているとそうなるものですよ」

お店の奥にある小さな工房も、親方の手づくり。
立派なドイツ製ウェルカーの窯が存在感を放っています。
「この窯は、息子が継いだこなひき小屋からもらってきた24年もの。
ミキサーもそうで、創業時からのものでかなり年季が入っています」

工房で電気を使う機器はこのふたつだけ。
あまりエネルギーを使いたくないので、冷蔵庫も置いていないそう。
60歳でこなひき小屋を引退すると宣言し、
実際に引退することになった転機の年に脳梗塞で倒れた経験をもつ親方は、
独立してヒュッテを始めるとき、無理せず夫婦ふたりだけでできることをやろうと決意。
あるものを使って小さく回していく「身の丈にあった」スタイルを貫いています。

窯の奥から驚くほど大きな田舎風フランスパンが!裏側をボンボンと叩いてみた親方は「あとちょっとだな」。音で焼き上がりがわかるのが職人ならでは。

今日のお弁当:富山名物! 木製曲げわっぱ入りの 〈ますのすし〉

今日のお弁当は、越中富山の名物、鱒寿司。
老舗の〈ますのすし本舗 源(みなもと)〉の、
ベストセラー駅弁〈ますのすし〉です。
鱒寿司とは、酢で味付けしたサクラマスを使った押し寿司。
いまも 富山市内には、鱒寿司を作っているお店が30軒以上あるそうです。

源の〈ますのすし〉の特長は、
曲げわっぱに入っていること! 箱からは想像できない姿です。
パッケージの鱒の絵は、昭和40年に中川一政画伯が描いたもの。

ゴムを外したところ。

わっぱの蓋をあけると、笹の葉が!

笹の葉を開いていくのも楽しみのひとつ。

切れ目が入っていないので、付属のナイフでカットします。

すっごく肉厚でジューシーな鱒と、さっぱりした味わいのご飯がマッチ。
いくつでもぺろりと食べられてしまいそう。

備前市・頭島、岡山の最高の素材で
つくる極上のリゾット。
イタリアンシェフ、寺田真紀夫さん

瀬戸内に浮かぶ日生諸島。都会の喧騒から遠く離れて

備前市に在住、あるいは備前にゆかりのある人が店主となり、
食やうつわを通じて人の交流を生み出す場、〈BIZENうつわバー〉。

連載第2回目は、岡山の食材から究極のひと皿を創作し続ける
イタリア料理のマエストロ・寺田真紀夫さん。
寺田さんの店〈kashirajima restaurant cucina terada〉を、
備前市・頭島に訪ねた。

姫路駅で山陽新幹線を降り、山陽本線で播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅へ。
そこからさらに、2車両だけのローカルな赤穂線に乗り換えた。
山陽の田園風景の中をローカル列車はひた走る。

無人駅をいくつも通り過ぎ、刈り入れのときを待つばかりの
黄金色に実った田んぼに見とれているうちに目的の日生(ひなせ)駅に到着。
ホームに降り立つと、秋の午後のやわらかな日差しに輝く
瀬戸内の海が目の前に広がっていた。

日生と鹿久居島をつなぐ〈備前♡日生大橋〉は2015年に開通したばかり。

日生駅からさらに車で10分。
できたばかりという〈備前♡日生大橋〉を渡り、
野生の鹿たちが生息する鳥獣保護区を持つ鹿久居島(かくいじま)を通り抜け、
さらに頭島(かしらじま)大橋を渡ると、やっとのことで目的地の頭島に到着である。
日生諸島のほぼ中央にある、ぐるり一周が4キロほどの小さな島だ。
島を渡る橋の両側には、牡蠣の養殖場が広がっていた。

〈備前♡日生大橋〉から見る牡蠣の養殖筏。日生は瀬戸内でも有数の牡蠣の産地として知られている。

瀬戸内特有の、さらりとした甘い潮の香りが鼻をくすぐる。
人懐っこい猫が鳴きながら近寄ってきた。
漁港の脇では、牡蠣の幼生(赤ちゃん)がびっしりとついた
ホタテの貝殻を縄に通している女性がひとり。
これから養殖場に仕込まれていくのだろう。
秋晴れの午後、頭島には、ゆっくりと穏やかな時間が流れていた。

姫路からわずか1時間ほどだが、日常の喧騒から遠く離れた静かな小島で、
これから出会うシェフのひと皿へのワクワクが次第に高まっていった。

日本橋〈八木長本店〉 和素材のアイスクリームに だし巻きサンドイッチなど おもたせの新定番が登場!

2017年9月、日本橋・室町にある創業280年の老舗乾物店、
〈八木長本店〉がリニューアルオープンしました。

八木長本店の創業は1737年、江戸時代のこと。
当時お店があった小舟町には鰹節問屋が軒を連ねていました。
八木長本店の初代は伊勢から上京した伊勢商人。
鰹節と塩鮭の商店を開いたのがはじまりでした。
その後明治時代に日本橋室町1丁目へ移転し、以来、同地で営業し続けています。

このたびリニューアルしたのは、店舗デザインとエンブレムロゴ。
そして出汁パックやアイスクリーム、だし巻きサンドイッチなどの新商品。

Somewhere Studioの川上恵美さんとMori Designの森治樹さんによる新デザインエンブレムロゴ。

アイスクリームは「桜と北海道小豆」と「丹波大粒黒豆と黒糖」の2種類。
桜のアイスクリームには、桜餅に使う塩漬けの桜のフレーバーと北海道産の小豆、
黒豆のアイスクリームには京都丹波産の大粒の黒豆がふんだんに練り込まれています。
テイクアウトできるので、おもたせにも喜ばれそう!

「だし巻きサンドイッチ」※近日発売予定

総合プロデューサーはTHINK GREEN PRODUCE・代表の関口正人さん。
店舗デザインを手がけたのは、スキーマ建築計画の長坂常さん。

店内にはカラーMDFの木箱を積み上げ、市場のような空間を演出しました。
売り場の中心には、キッチンやレジカウンターになる銅天板のカウンターを配置。
店員さんとお客さんがコミュニケーションをはかりやすい、オープンな空間となっています。