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posted:2015.12.9 from:徳島県鳴門市 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
徳島県鳴門市、うずしおで有名な徳島県鳴門市国立公園内にある
〈大塚国際美術館〉は、陶板でリアルに再現された、
世界の名画が一堂に会する美術館。
ポカリスエットやボンカレーで知られる大塚グループが、
創立75周年記念事業として1998年に設立しました。
ピカソ、モネ、ルノワール、レオナルド・ダ・ヴィンチらによる
名だたる世界の名画1000点余りを精巧な陶板で再現したものが
展示されている美術館です。
※コロカルでの記事はこちら
そんなユニークな大塚国際美術館は、
ミュージアムショップでの取り組みも個性的。
ショップでは、レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』を
モチーフにしたオリジナルのお菓子が販売されているんです。
プティ・ゴーフルには、パッケージの片面に修復前を、
もう片面に修復後の絵をプリント。
おみやげにもらった人も、修復前と修復後の違いをじっくり眺められます。
サクサクと香ばしい薄焼きの生地に、バニラ、ストロベリー、チョコレートの
クリームをサンドした神戸風月堂のゴーフルです。
そして2015年10月に発売された新商品が〈ユダの銀貨チョコレート〉!
ユダといえば、銀貨30枚の報酬と引き替えにキリストを裏切ったことで
知られている弟子。
『最後の晩餐』の修復後、ユダがその銀貨を手にもっていることがわかり、
今回ミュージアムショップで銀貨がモチーフのコインチョコレート13枚入りを
グッズとして企画・販売したんです。
というのも、大塚国際美術館には、
原寸大の『最後の晩餐』の修復前と修復後を
壁の両面に向かい合わせて展示し、
その違いを見比べることが出来る部屋があるんです。
精巧な陶板だからこそできるこのダイナミックな仕掛けですよね。
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さらには、『最後の晩餐』の顔ハメ看板までもが登場!
美術館を訪れたら、ぜひこのレアな看板で記念撮影してみてください。
そして美術館では、恒例となった、
システィーナ礼拝堂を原寸大に再現した壮大な〈システィーナ・ホール〉を会場にした、
片岡愛之助さんの歌舞伎公演〈システィーナ歌舞伎〉を2016年2月19日(金)から
三日間にわたり開催します。
今回の演目は”美女と野獣”。
これまでにはバイクに乗って登場したり、
見事な天井画を見せるために何十メートルも宙乗りしたり、、
一体今回はどんなエンターテインメントになるんでしょう!
チケットの販売は12月15日(火)より。
詳細はWebサイトにて。
〈大塚国際美術館〉
住所:〒772-0053 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
TEL:088-687-3737
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