大阪の保育園がレシピ集 『保育園産の米』を発刊! 子供たちがつくった 米と野菜から生まれた54のレシピ

大阪府寝屋川市にある〈ねやがわ寝屋の森こども園〉と
〈もくれん保育園〉がレシピ集をつくりました。
その名も『保育園産の米』。

『保育園産の米』1,200円(税抜)

同保育園では、子どもたちがお米や野菜を育てているのだそう。
『保育園産の米』には、大人たちがその食材をどうしたらおいしく食べらるだろうと
試行錯誤重ねて生み出した、54のレシピを収録しています。

子どもたちの懸命な畑仕事やレシピ会議に苦闘する大人たちの姿に、
思わずほほえんでしまう1冊です。

料理は、鶏肉と夏野菜のトマト煮やたまねぎの肉詰めあんかけ、
サンマつみれのきのこ汁、大根とさといもの和風グラタン、
玄米リゾットなど、野菜のおいしさを存分に味わえるレシピばかり。
子どもたちが好きなレシピを収録しているので、
野菜が苦手な方にもおすすめです。

〈KING OF MODERN LIGHT〉 越の三梅、峰乃白梅酒造から ジューシーな味わいの 日本酒が登場

淡麗辛口を追求してきた新潟の老舗酒蔵、峰乃白梅酒造が
新しい日本酒ライン〈KING OF MODERN LIGHT〉を発売しました。
目指したのは、いまの食卓に合う軽やかなお酒。

ジューシーでリッチな酸とふんわりとした甘味を強みに、常温から冷やで呑むお酒です。
リンゴ酸によって味を引き締め、フレッシュなキレを生み出すことに成功したのだそう。
あどけないカラーのボトルも素敵ですね。

ラインナップ第1弾は次の2種。
ひとつめは、山田錦を100%使用し、50%精米された純米大吟醸
〈KING OF MODERN LIGHT 純米大吟醸〉。

〈KING OF MODERN LIGHT 純米大吟醸〉1,650円(税別)

もうひとつは、五百万石を100%使用し60%精米された
純米吟醸〈KING OF MODERN LIGHT 純米吟醸〉。

〈KING OF MODERN LIGHT 純米吟醸〉1,350円(税別)

いずれもインパクトがありつつ、今までの峰乃白梅酒造のイメージを
一新するようなフレッシュな味わいです。

〈巣鴨養蜂園〉髙橋正利さん
ふるさとでスタートした
第二の人生は、
ミツバチに捧ぐ

西和賀にんげん図鑑vol.7
〈巣鴨養蜂園〉髙橋正利さん

自然豊かな西和賀町の中でも特に山深い、南本内岳ふもとの本屋敷地区。
西和賀町湯田出身で、巣鴨養蜂園のオーナーである髙橋正利さんは、
春から秋にかけてここに数十箱の西洋ミツバチの巣箱を置き、はちみつを採る。

冬はミツバチを千葉県で越冬させ、自身も東京・巣鴨の自宅へ。
平日は千葉に通ってミツバチに給餌したり様子を確認し、
週末は販売担当の娘さんとともに都内のイベントに立つ。
西和賀と東京を行き来しながらの、娘さんとの二人三脚の日々に、苦労は少なくないが、
それ以上にやりがいや楽しさがあり、幸せも感じる。

周囲を森に囲まれた養蜂園。ミツバチたちは、桜の開花時期から11月頃まで、山桜、藤、トチ、クロバナエンジュ、菩提樹、アカシアなどの蜜を集める。

ひとつの巣箱に約4万匹の西洋ミツバチが入っている。

今から10数年前、「銀座ミツバチプロジェクト」に参加して
養蜂を勉強したことをきっかけに、趣味として自宅で日本ミツバチを飼い始めた。
そのうち、「多い年には15キロも採蜜できた」ほど、養蜂の腕前は本格的に。
一方で同じ頃、退職後の生き方を模索するようになっており、
「ふるさとの西和賀は森が豊かで養蜂に向いているので、生業にできるのはないか」
と考え始める。
ただ、採蜜量が少ない日本ミツバチだとビジネスとしては難しい。
そこで、プロジェクトで知り合った養蜂の仲間たちに西洋ミツバチの養蜂のやり方を教わり、
3年前、東京消防庁を早期退職して養蜂園を立ち上げたという。

巣鴨養蜂園のオーナーの髙橋正利さん

「自分ひとりでやるのだから、徹底的に質の高さにこだわったはちみつをつくりたい」
そう考えた髙橋さんは、「隔王板(かくおうばん)」を使った採蜜方法を取り入れた。
隔王板とは隙間の空いた板で、これで巣箱を上下に仕切り、
上の蜜採り専用箱と下の子育て専用箱に分ける。
身体の大きい女王蜂は上の箱に移動できないので、
上の箱に卵やさなぎ、ハチの子などが混ざることはなく、
また働き蜂ははちみつを上に貯める習性があるので、
上の箱には純粋なはちみつだけが貯まるという仕組みだ。
手間がかかり採れる蜜の量も少なくなるが、
ピュアなはちみつをつくるためにあえて選んだという。
また、せっかくピュアな蜜を採っても、
巣箱のある現場や屋外でそれを絞るとほかの昆虫が混ざる可能性があるので、
絞る作業は、巣箱がある場所から車で15分ほどの屋内作業場で行う。
これもまた、純粋で質の高いはちみつをつくるためのポイントだ。

巣箱から引き上げた貯蜜枠。隔王板の効果で、さなぎなどがついておらず、きれい。

まさかの組み合わせ! 〈都こんぶ入カレー〉誕生。 大阪生まれの定番駄菓子が カレーに大変身

〈都こんぶ〉といえば、だしのまち・大阪生まれの駄菓子の定番。
現在、20種類を超えるシリーズを展開する都こんぶが、
なんとレトルトカレーになってしまいました!! お値段は420円(税別)。

〈都こんぶ入カレー〉というネーミングで、
新・大阪名物として、通天閣やリトル大阪、他大阪おみやげ店にて販売されています。

〈都こんぶ入カレー〉ですが、なんと一食分に
1箱の3分の2もの〈都こんぶ〉が細かく刻まれて入っています。
ルウを温めごはんに注ぐ瞬間に香り立つ、都こんぶの香り……。
〈都こんぶ〉とカレーの絶妙なバランスで癖になる美味しいカレーなのだそう。

インパクトのあるデザインといい、新しい大阪名物になりそうです!?
今後は新大阪駅売店、大阪駅売店、大阪国際空港売店・
関西国際空港売店などでも販売が予定されています。

information

都こんぶ入カレー

価格:420円(税別)

販売先:通天閣、いちびり庵、リトル大阪、他大阪おみやげ店にて販売中。近日、新大阪駅売店、大阪駅売店、大阪国際空港売店・関西国際空港売店など予定

Web:都こんぶの中野物産株式会社

中富良野の〈Cafe てくり〉
石窯焼きの本格派ピザと
地野菜たっぷりのランチタイム

素材を生かした丁寧な料理が人気のカフェ

手づくりの石窯で焼かれる、カリッとした焦げまでおいしいピザ。
メニューのなかでも人気を誇る「4種のチーズピザ」が焼きあがると、
チーズのいい香りがふんわりと漂ってきます。

北海道の中心にある、大雪山系の十勝岳連峰を望む中富良野で
2016年にオープンした〈Cafe てくり〉は、
札幌のイタリアンレストランで修業を積んだシェフ竹内裕介さんの
本格的なイタリアンメニューが楽しめるアットホームなカフェです。

赤い屋根が目印のてくりを秋に訪れると、黄金色の風景が出迎えてくれます。その向こうには、晴れた日には雄大な姿を見せる十勝岳連峰が。

全国的にも有名な旭川の観光庭園〈上野ファーム〉から
美瑛・富良野を通り、占冠(しむかっぷ)までの国道237号線は
〈花人街道〉の愛称で親しまれ、車窓から美しい景観を楽しめるルートです。
中富良野のまちを通る花人街道を道道750号線へ折れてしばらく進むと、
田園風景にそっと佇む、赤い屋根のCafe てくりが見えてきます。

田園風景に佇む、納屋をリノベーション

明るい光が差し込む店内は木のあたたかな雰囲気も心地いい。左のテーブルセットは、富良野にあった〈北の国から資料館〉が閉館するときに譲り受けたものだそう。

もとは農家の納屋だった建物を自分たちでリノベーションしたお店は、
まわりの風景を切り取るような大きな窓と高い天井が開放的な空間です。
店内の、サイズもさまざまな窓、テーブルや椅子、
キッチンの什器類に至るまでほとんどがいただきもの。
それぞれ物語のある家具たちは、どれもお店にしっくりと馴染んでいます。

注文を受けてから、ピザ生地を手早く丁寧に伸ばし始めます。

まちはずれにありながらランチタイムは
混み合うCafe てくりでぜひオーダーしたいのが、石窯焼きのピザ。
十勝産の小麦と天然酵母を使い、手ごねした生地は
ふっくらもちもちかつ香ばしい焼き上がりで、くせになるおいしさです。
なかでも定番のピザ「4種類のチーズはちみつがけ」は、
重ねられた濃厚なチーズに、トッピングされたはちみつが絶妙なバランスです。

ゴルゴンゾーラ、モッツァレラ、グラナパダーノ、マスカルポーネチーズをたっぷり乗せた生地を窯へ。職人技が光る一瞬。

石窯のレンガは、中富良野の備前焼の窯元から譲り受けて再利用したもの。東川の道の駅に店を構える〈ピッツァ亭〉の方が、窯づくりを一から指導してくれたそう。

愛別町の隠れた名店〈粋人館〉
絶品の地元産きのこ蕎麦。
築95年絢爛豪華な建築は必見!

職人技術を駆使した、居心地よい木の空間

大雪山系の石狩岳に源流をもつ石狩川上流のまち愛別は、旭川から車で40分の距離。
豊かで美しい水を生かした農業がさかんで、きのことお米の名産地として知られています。

このまちのメインストリートに佇むのが、
土地の恵みに趣向を凝らした蕎麦と会席料理が楽しめる〈粋人館〉(すいじんかん)。
由緒ある歴史的建造物をリノベーションした母屋と合わせて、
大雪山をめぐる旅の途中に立ち寄りたい、隠れ家的な名店です。

京都の絵師、浦地 思久理さんが描いた鮮やかな鳳凰に迎えられ、階段を上った2階がメインフロア。お年寄りや足の不自由な方は1階のカウンター席へどうぞ。

広々とした2階。八角形のテーブルが置かれたスペースは半個室にもなる。家具はすべて飛騨から取り寄せたもの。

黒1色の外観からは想像もつかない2階の客席は、
上質で落ち着いた和の趣がすみずみまで感じられます。
内装や設計を手がけたのは、京都を拠点に、全国で活躍するデザイナーの永田正彦さん。
木のぬくもりとともに、障子に当たる光が心地よく、くつろぎます。

直線の欄間と交差する円形の天井に牡丹や獅子の絵画がのぞく精巧なつくり。

地元名産のきのこをたっぷり堪能

空間はもちろん、京都出身の料理長が腕をふるうお料理もじっくりと味わいたいところ。
カジュアルに楽しむなら、ランチタイムの訪問がおすすめ。
旬の素材を織り込んだリーズナブルな「本日の日替わり定食」のほか、
会席料理仕立ての贅沢なプレート「粋人館御膳」、
そしてこだわりの十割蕎麦メニューからお好みをチョイス。なかでも一番人気は、
社長であり蕎麦農家の矢部福二郎さんが無農薬で丹精込めて育てる
愛別産の蕎麦〈キタワセ〉に名物のきのこの天ぷらを添えた「茸天ぷらそば」です。

鰹だしが薫る、やわらかな甘みの京風蕎麦つゆに十割蕎麦がぴったりとマッチ。

毎日、地元農家さんから届く朝採りの
マイタケ、えのき、なめこの天ぷらはサクサクかつ風味豊かでジューシー。
あえて塩ではなく、特製の蕎麦つゆにつけて味わうのが粋人館流です。

「愛別の蕎麦そのもののおいしさを味わってほしい」
という思いが込められた十割蕎麦は、注文を受けるごとに、
蕎麦粉と水分を合わせる水回しの作業を手で行い、
シンプルな機械で麺に仕上げてつくりたてを提供しています。
程よい歯ごたえとみずみずしさをぜひ味わってみて。
矢部社長曰く「愛別は水の質がいいので、おいしい蕎麦ができるんです」とのこと。

もちもちに炊かれた甘みのあるゆめぴりか玄米をしっとり包み込んだ〈開運 稲荷寿司〉(120円)。つくり手の方々とは家族ぐるみのお付き合いをしているそう。

地元生産者の食材や器を使って

蕎麦はもちろん、お米にもこだわりが光ります。
蕎麦とも相性のいい稲荷寿司や定食の玄米ご飯に使われているのは、
希少かつ絶品の無農薬ゆめぴりか玄米。
愛別の米農家〈成田農園〉5代目の成田真市さんが生産を手がけています。
また、蕎麦や玄米稲荷を乗せたお皿、蕎麦湯用のしっくりと手になじむ片口は、
旭川にアトリエとギャラリー〈ウラヤマクラシテル〉を構える
人気の陶芸家、工藤和彦さんの作品です。
食材から器まで、愛別や近郊のまちの魅力あふれるつくり手の存在を知り、
安心してお料理をいただけるのもうれしいところ。

古伊万里や九谷焼など、飾られた骨董品が美しい佇まい。

七飯町〈Hütte(ヒュッテ)〉 森の中の小さなパン屋さん。 地元民が足しげく通う理由は?

地元の旬の食材たっぷりのランチメニュー

七飯(ななえ)町仁山の森。木漏れ日のなかにたたずむ、
小さなパン屋さん〈Hütte(ヒュッテ)〉。
函館市街地から車で30分の距離にある元ガレージを改装した素朴な小屋で、
「親方」の愛称で呼ばれる木村幹雄さんが焼き上げるどっしりとしたドイツパンは、
ライ麦パン、地元野菜を使ったパン、食パンにあんぱん……
並んだそばから売れていく大人気のパンがすべて焼きあがるのは、毎日10時半頃。
ひとつひとつが飽きのこない、毎日食べたくなるパンです。

旅のおともにしたいパンたちがずらり。大きなパンはカットして販売もしています。

パンのテイクアウトはもちろん、お店の小さなカフェスペースでドリンクと一緒に
イートインする、「女将」特製〈ぱんとスープのセット〉(800円)もおすすめです。
手づくりのジャムやパテやハムをのせ、
コース仕立てでひと皿ずつ6種類のパンを味わえるセットには、
季節のスープにデザートとコーヒーまでつくのがうれしい。

パンそれぞれの魅力を存分に引き出す
地元七飯産の旬の野菜に手をかけたペーストや、
親方厳選の道産チーズが乗ったパンはぜひ食べてみてほしいおいしさ。
夏場はテラス席も用意されているので、
心地良い風を感じながらゆっくりとブランチでいただきましょう。

取材に訪れたのは7月。この日のセットメニューは、スープが北あかりのビシソワーズ。手前のプレートは、食パントーストに地元産野菜のラタトゥユ、バゲットに安藤農園(七飯町)のにんじんのラペ、3種のライ麦パンに小栗牧場(八雲町)の生チーズ、福田農園の王様しいたけアンチョビオリーブ炒め、カリフラワームース。左奥は、王様しいたけと十勝コーンと豆乳のピザ。

自然のままに、無理のないパンづくり

「おいしい」をそのままかたちにしたような、
ちょっと無骨で愛らしいパンを焼く親方は、
七飯のまちなかで30年続く、人気のパン屋〈こなひき小屋〉の創業者。
その親方の腕前をよく知るまちの人たちがヒュッテに次々訪れては、パンを買い、
そしてしばらく談笑していきます。おいしいパンを買うのはもちろんのこと、
親方と女将の人柄から、お店はまちの井戸端のような場所になっています。

「僕らのやりたいことはこういうことなんです。
地元に暮らす人たちに必要とされるパンを焼きたいので」

そう話してくれた親方のパン焼き風景を見せてもらいました。

奥に深い窯でスピーディーにパンを焼き上げていく、笑顔がすてきな親方こと木村幹雄さん。「年をとってからタイマーを使っているけど、以前は必要なかった。かっこよく言うと、パンが呼ぶんです。毎日やっているとそうなるものですよ」

お店の奥にある小さな工房も、親方の手づくり。
立派なドイツ製ウェルカーの窯が存在感を放っています。
「この窯は、息子が継いだこなひき小屋からもらってきた24年もの。
ミキサーもそうで、創業時からのものでかなり年季が入っています」

工房で電気を使う機器はこのふたつだけ。
あまりエネルギーを使いたくないので、冷蔵庫も置いていないそう。
60歳でこなひき小屋を引退すると宣言し、
実際に引退することになった転機の年に脳梗塞で倒れた経験をもつ親方は、
独立してヒュッテを始めるとき、無理せず夫婦ふたりだけでできることをやろうと決意。
あるものを使って小さく回していく「身の丈にあった」スタイルを貫いています。

窯の奥から驚くほど大きな田舎風フランスパンが!裏側をボンボンと叩いてみた親方は「あとちょっとだな」。音で焼き上がりがわかるのが職人ならでは。

今日のお弁当:富山名物! 木製曲げわっぱ入りの 〈ますのすし〉

今日のお弁当は、越中富山の名物、鱒寿司。
老舗の〈ますのすし本舗 源(みなもと)〉の、
ベストセラー駅弁〈ますのすし〉です。
鱒寿司とは、酢で味付けしたサクラマスを使った押し寿司。
いまも 富山市内には、鱒寿司を作っているお店が30軒以上あるそうです。

源の〈ますのすし〉の特長は、
曲げわっぱに入っていること! 箱からは想像できない姿です。
パッケージの鱒の絵は、昭和40年に中川一政画伯が描いたもの。

ゴムを外したところ。

わっぱの蓋をあけると、笹の葉が!

笹の葉を開いていくのも楽しみのひとつ。

切れ目が入っていないので、付属のナイフでカットします。

すっごく肉厚でジューシーな鱒と、さっぱりした味わいのご飯がマッチ。
いくつでもぺろりと食べられてしまいそう。

備前市・頭島、岡山の最高の素材で
つくる極上のリゾット。
イタリアンシェフ、寺田真紀夫さん

瀬戸内に浮かぶ日生諸島。都会の喧騒から遠く離れて

備前市に在住、あるいは備前にゆかりのある人が店主となり、
食やうつわを通じて人の交流を生み出す場、〈BIZENうつわバー〉。

連載第2回目は、岡山の食材から究極のひと皿を創作し続ける
イタリア料理のマエストロ・寺田真紀夫さん。
寺田さんの店〈kashirajima restaurant cucina terada〉を、
備前市・頭島に訪ねた。

姫路駅で山陽新幹線を降り、山陽本線で播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅へ。
そこからさらに、2車両だけのローカルな赤穂線に乗り換えた。
山陽の田園風景の中をローカル列車はひた走る。

無人駅をいくつも通り過ぎ、刈り入れのときを待つばかりの
黄金色に実った田んぼに見とれているうちに目的の日生(ひなせ)駅に到着。
ホームに降り立つと、秋の午後のやわらかな日差しに輝く
瀬戸内の海が目の前に広がっていた。

日生と鹿久居島をつなぐ〈備前♡日生大橋〉は2015年に開通したばかり。

日生駅からさらに車で10分。
できたばかりという〈備前♡日生大橋〉を渡り、
野生の鹿たちが生息する鳥獣保護区を持つ鹿久居島(かくいじま)を通り抜け、
さらに頭島(かしらじま)大橋を渡ると、やっとのことで目的地の頭島に到着である。
日生諸島のほぼ中央にある、ぐるり一周が4キロほどの小さな島だ。
島を渡る橋の両側には、牡蠣の養殖場が広がっていた。

〈備前♡日生大橋〉から見る牡蠣の養殖筏。日生は瀬戸内でも有数の牡蠣の産地として知られている。

瀬戸内特有の、さらりとした甘い潮の香りが鼻をくすぐる。
人懐っこい猫が鳴きながら近寄ってきた。
漁港の脇では、牡蠣の幼生(赤ちゃん)がびっしりとついた
ホタテの貝殻を縄に通している女性がひとり。
これから養殖場に仕込まれていくのだろう。
秋晴れの午後、頭島には、ゆっくりと穏やかな時間が流れていた。

姫路からわずか1時間ほどだが、日常の喧騒から遠く離れた静かな小島で、
これから出会うシェフのひと皿へのワクワクが次第に高まっていった。

日本橋〈八木長本店〉 和素材のアイスクリームに だし巻きサンドイッチなど おもたせの新定番が登場!

2017年9月、日本橋・室町にある創業280年の老舗乾物店、
〈八木長本店〉がリニューアルオープンしました。

八木長本店の創業は1737年、江戸時代のこと。
当時お店があった小舟町には鰹節問屋が軒を連ねていました。
八木長本店の初代は伊勢から上京した伊勢商人。
鰹節と塩鮭の商店を開いたのがはじまりでした。
その後明治時代に日本橋室町1丁目へ移転し、以来、同地で営業し続けています。

このたびリニューアルしたのは、店舗デザインとエンブレムロゴ。
そして出汁パックやアイスクリーム、だし巻きサンドイッチなどの新商品。

Somewhere Studioの川上恵美さんとMori Designの森治樹さんによる新デザインエンブレムロゴ。

アイスクリームは「桜と北海道小豆」と「丹波大粒黒豆と黒糖」の2種類。
桜のアイスクリームには、桜餅に使う塩漬けの桜のフレーバーと北海道産の小豆、
黒豆のアイスクリームには京都丹波産の大粒の黒豆がふんだんに練り込まれています。
テイクアウトできるので、おもたせにも喜ばれそう!

「だし巻きサンドイッチ」※近日発売予定

総合プロデューサーはTHINK GREEN PRODUCE・代表の関口正人さん。
店舗デザインを手がけたのは、スキーマ建築計画の長坂常さん。

店内にはカラーMDFの木箱を積み上げ、市場のような空間を演出しました。
売り場の中心には、キッチンやレジカウンターになる銅天板のカウンターを配置。
店員さんとお客さんがコミュニケーションをはかりやすい、オープンな空間となっています。

函館のバル〈ラ・コンチャ〉 旬の道産食材でバスク料理 一度は訪ねたい名店へ

元米屋の木造建築で、本格スペイン料理

木造洋館や教会が建ち並び、名所として知られる函館市西部地区。
異国情緒漂う大三坂(だいさんざか)を下ると、突き当たりに歴史的建造物があります。
本格的なスペイン・バスク地方の料理を
カジュアルなバルスタイルで楽しめる名店〈ラ・コンチャ〉。

函館近郊や道産の食材をふんだんに取り入れたアラカルトメニューが人気で、
生ハムはもちろん、マヨネーズやアンチョビにいたるまですべてが自家製。
まずはちょっとずついろいろなおいしさを楽しめるおつまみ、ピンチョスを注文。
カラフルな小皿といい香りにワクワクしながら、ワインで乾杯しましょう。

ラ・コンチャの趣ある外観。もとはオーナーシェフ深谷宏治さんの祖父、深谷仁左吉さんが1917年に建てた擬似洋風建築の〈旧深谷米穀店〉。

ラ・コンチャの建物は函館市の歴史的建築のひとつで、
築90年を超える〈旧深谷米穀店〉を改築しました。
実は、ラ・コンチャの本店にあたる〈レストランバスク〉オーナーシェフで、
日本におけるバスク料理の第一人者、深谷宏治さんの生家。

店内は、スペイン風立ち飲み用カウンターのバル、
開放感のある洋風のメインダイニング、
奥には主に団体予約専用の趣ある和室があります。
和室は、函館の歴史を思わせる和洋折衷な空間で
スペイン・バスク料理をゆっくりと味わえるのも魅力のひとつです。

入り口側のメインダイニング。建物の壁や天井を生かしバスク地方の絵画が飾られたカジュアルな雰囲気が心地いい。頭上に吊るされた道産白豚の自家製生ハムが圧巻!

1984年以来つくり続けている生ハムは年間約60本を冬の間塩漬けする。熟成庫を経てお店に吊るされ、1年半以上の長い熟成期間が肉の旨みを凝縮させるそう。

取材に訪れた7月中旬の日替わりのピンチョスは、
近海の新鮮なタラ肝がフワフワにとろける〈尻岸内産タラ肝の白ワイン蒸し〉、
ほんのり辛味が効いた豚肉100パーセントのジューシーな
自家製ソーセージ〈シシトラ〉や〈厚沢部産メークインの揚げいも〉のほか、
〈十勝産マッシュルームと自家製生ハムの鉄板焼き〉など、
冷製と温製に分かれ、目移りする旬のメニューが15種類以上。
迷ったらシェフおまかせの盛り合わせを頼めば、
バランス良くサーブされたピンチョスをいただけます。

光の美しい奥の和室でいただくスペイン料理は新鮮な体験になるはず。

graf ×くるみの木 〈奈良カヌレBOX〉 奈良の素材がつまった カヌレが完成!

奈良のくるみの木と大阪のgrafがコラボして、
奈良の素材がつまった〈奈良カヌレBOX〉をつくりました。

ことのはじまりは、grafイチの人気焼き菓子、カヌレ。
くるみの木の代表・石村由起子さんは以前から
カヌレをお気に入りだったそうで、一緒にお菓子をつくることになったのだとか。

くるみの木

くるみの木の代表・石村由起子さん

コラボレーションは、石村さんが材料をセレクトするところからスタート。
明治時代から続く大和郡山の老舗〈小谷商店〉の国産きな粉や
吉野の柿専門店〈いしい〉の柿の葉茶、
老舗酒造〈今西清兵衛商店〉の奈良漬などなど、
洋菓子の概念を超えた、さすがのセレクトです。

grafがそれらの素材を使って、カヌレを開発。
試作を重ね、ついに完成したのが奈良カヌレBOX。

プレーン(2個)、きな粉(1個)、柿の葉茶・茶葉(1個)、
柿の葉茶・柿の実(1個)、ほうじ茶・そばの実(1個)、
ほうじ茶・奈良漬(1個)、和紅茶(1個)が入って1,500円(税別)です。

〈あんこ博覧会〉 王道の和菓子から飲む羊羹まで! 三越日本橋本店にありと あらゆる餡が大集合

2017年9月20日(水)~26日(火)、
三越日本橋本店にて〈あんこ博覧会〉を開催。
大福やまんじゅうはもちろん、〈きたみあずき屋〉の「のむ羊羹 ICHIZU」や
〈とらや〉の「あんペースト」、〈ビゴーテ〉〈日本料理 よし邑〉の
餡を使用した料理まで、ありとあらゆる“餡”が集合します。

〈ビゴーテ〉の餡を使用した料理。上から「大納言かの子豆とマスカルポーネチーズのカルツォーネ」(1個各540円)「青森県産あべ鶏のオーブン焼き大納言かの子豆と彩り野菜のイタリアンハーブ炒め添え」(100gあたり540円)

おたのしみは、青森県〈匠あんこ堂(かねご製餡)〉のあんこスタンド。
こし餡や黒胡麻餡 、渋切り粒餡、白粒餡など10種の餡のなかから
お好きな餡とトッピングを組み合わせていただけます。

〈匠あんこ堂(かねご製餡)〉のあんこスタンド。のっけてあんこ1個(餡1種・スポンジ付)各324円/トッピング 各108円

ちょっと特別なお菓子もお目見え。
こちらは伝統と革新をコンセプトとした
和菓子処〈七里香〉の「一枚流し本練り羊羹」。

〈七里香〉「一枚流し本練り羊羹」1箱12,960円 ※こちらは受注生産となります。

まるで鏡面のようにうつくしいこちらの羊羹。
銅鍋でしっかりと練られ、旨みが凝縮されています。
一枚流し本練り羊羹は受注生産となりますが、
七里香の最中、どら焼き、米粉のシフォンも登場します。

このほかにも、古今東西の餡を使ったお菓子・料理が集います!

〈京都祇園あのん〉十勝産の小豆をじっくり炊き上げた粒餡とマスカルポーネチーズを使用した「あんぽーね」1箱(最中5個)1,620円(各日100点限り)

〈越乃雪本舗大和屋〉「山づと」5個入 648円

〈UNOICHI〉今秋も開催! 瀬戸内海の島々が つながるマルシェ

瀬戸内海の島々や港町から人気ショップが集う、毎年大人気の
マルシェイベント〈UNOICHI 海が見える港のマルシェ 秋〉が
今年も2017年10月29日(日)に開催決定!

瀬戸内海の島々への玄関口である岡山県玉野市の宇野港を舞台に、
2014年より毎年開催しているこのイベント。

今年は「瀬戸内海にはたくさんの“LOVE”が溢れている」をテーマに、
玉野市内をはじめとして、直島、豊島、高松、岡山県内など周辺の各地から、
瀬戸内ならではの食べ物や飲み物、スイーツが大集結! 
また、ものづくり体験ワークショップや、音楽の生演奏なども
楽しめる豪華イベントになっています。

〈UNOICHI〉を企画・運営するのは、宇野港界隈・玉野市内に暮らし、
「いやぁ、宇野(港)ってなんだかとってもいいよねぇ」という
感覚を共有している有志のメンバー。
マルシェには、そんな宇野港と瀬戸内をこよなく愛するメンバーが
選んだこだわりの30ショップが登場します!

第42話・
神戸岡本エリア散策・その2。
グレアムさんおすすめ
グルメ&注目ショップがぞくぞく
誕生の模様!

第42話
おしゃれで大人な雰囲気の岡本エリアに、
注目のお店がつぎつぎニューオープン。

前回にひきつづいてグレアムさん、
神戸の三宮・元町界隈の東に位置する、
岡本エリアを紹介してくれます。

「落ち着いた雰囲気で人気の岡本エリアでは、
パン屋さんをハシゴしてみるのも楽しいですよ!」

また、スコットランド出身のオーナーが手がけた
こだわりのスモークハウスもニューオープン。
グレアムさんのお気に入りがますます増えそうです。

今回もスルスルと横にスライドしながら、お楽しみください。

食べるだけじゃない!
手づくり講習会やイメージを覆す
驚きの料理で楽しむ滋賀県の
〈鮒寿し〉の魅力

自分たちの手でつくる「鮒寿し漬込み講習会」

日本を代表する発酵食品といえば納豆、醤油などが挙げられるが、
滋賀の発酵伝統食「鮒寿し」の存在も欠かせないだろう。

鮒寿しとは、琵琶湖の固有種であるニゴロブナをご飯と塩で乳酸菌発酵させたもので、
現代食べられている寿しの元祖とされる「熟鮓(なれずし)」の一種だ。
鮒寿しの歴史は長く、千年以上前に大陸から水田稲作農耕文化と同時に伝わったとされ、
平安時代に編纂された『延喜式』にも近江国の貢納品として記されている。

近江国、すなわち滋賀県には琵琶湖がある。

琵琶湖のニゴロブナは、冬から春にかけて産卵のために
田んぼをめざして湖底からあがってくる。
田んぼが実りを迎える頃、田から水をひくときに同時にフナも琵琶湖に戻る。

人間は、子どもをたくさんつけたフナを塩漬けし、実ったお米と塩で熟成させ、
保存する。なんとよくできた琵琶湖ならではの自然のサイクルだろうか。
いにしえより続く、理にかなった食文化がいまの時代に継がれているというわけだ。

7月に入って鮒寿しの漬け込み作業が最盛期を迎えるというので、
滋賀県彦根市磯田漁業協同組合〈鮒富水産〉の森善則さんが主催する
「鮒寿し漬込み講習会」に見学に訪れた。この時期は、琵琶湖のほとりの各漁協で、
自家製鮒寿しをつくるための講習会を行っており、それぞれ漬け方に特徴があるらしい。

作業所に入って、まず目に入ったのは大きな炊飯器。ひと樽5キロの三升五合の米をこの日は14組分、炊いて準備。「鮒寿し体験の準備だけで1年がかりです」というのは鮒富水産のスタッフ。

冬から春にかけて琵琶湖でとれた、卵をいっぱいお腹に抱えたメスのニゴロブナはウロコと内臓を取り3ヶ月程度塩漬けにされている。これを塩切りといい、この時期は自宅で漬けるために塩切りだけを購入しにくる人も。身の締まった食感が好きな人はオスのニゴロブナも漬けるという。

この日の参加者は14組。リピーターが多く、
遠くは岡山から車を飛ばして毎年やってきている親子連れも。

つくり方の手順は、“塩切り”とよばれる、春にとれたフナを塩漬けしたものを、
たわしで洗ってから水を切り、炊いた米と交互に桶に詰めていく。
詰め終わったら、殺菌作用のある笹の葉で蓋をし、
家に持ち帰ってから重石を乗せて9月までそのままにしておく。

大人も子どもも、塩切りの塩や鱗、汚れなどをたわしできれいに洗う。結構力がいるが、身が水分を吸ってしまうとおいしくなくなるため、水は最小限に使用する。

身が透き通るように青くなったら1時間ほど水切りタイムを置く。頭の中もきれいにして下に向ける。これが臭みを出さないコツだという。

先生の森さんいわく、「絶対に重石をとらないでください」とのこと。
なぜかというと、重石が発酵を促進する役目を担っているから。
置かれた場所でゆっくりゆっくりと乳酸菌発酵をさせるのが肝要だ。

水切りタイムはお酒を飲みながら歓談タイム。皆さん、フナの漁師でもある先生の森さんの話が聞きたくてしょうがない。

水が切れたら、炊いたご飯を頭や身に詰めていく。すべて詰めたらご飯と重ねながら樽にきれいに詰めていく。その際、できるだけ手を濡らさないのも、臭みを出さないコツのひとつ。

「鮒寿しなしではお正月は寂しいですね」と言うのは、
大阪府守山市から家族連れで参加した早尻さん。
奥様は滋賀県出身で、お正月には鮒寿しが欠かせないという。
娘さんはまだ食べられないが、魚を抵抗なく触ることができている。
食べ物がどんな風にできるかという食育も兼ねている。
お母さんは「毎年漬けることだし、小学校の夏休みの研究にしたらいいですよね」

と目を輝かせていた。

滋賀の家庭では、ひと冬ないしふた冬ほどおいて熟成させたものを
お正月などのハレの日に食べるものとされてきた。
けれども、近年は鮒寿し離れが進み、家庭でつくることも少なくなっているという。

「鮒寿し漬け込み講習会は3年通って卒業できるようになるから、
卒業してもらったあとは塩切りを買いにきて、自宅で漬けてもらっています」

と森さん。手のかかる塩切り後のフナを森さんのところで購入して、
自宅で飯漬けする人も増えてきた。

鮒寿し体験に何度も参加している人たちは口を揃えて言っていた。
「ここから、お正月準備が始まっているんですよ」
気になる発酵臭に関しては、きちんと下処理をしているため、ほぼ感じられないという。

殺菌効果のある笹の皮で蓋をし、お手製のしめ縄で隙間をぴっちり閉じる。ただし、発酵させるため、密閉はしない。このまま重石をして、開封できるのは9月。そのときは酸味を楽しめるが、冬を迎えて米の旨みがフナに移ったお正月頃からが鮒寿し本来のおいしさが発揮されるという。森さんいわく、3月~4月に開けて食べるのがオススメとか。

〈水をたべるレストラン〉の
すべてから感じた
〈ミズカラ〉の大野愛

市民ユニット〈ミズカラ〉を中心に練り上げた打波古民家の夜

ここ数年、プロジェクトやイベントなどで、
水への感謝を伝えてきた福井県大野市。
特に食に関しては〈水をたべるレストラン〉と称したプロジェクトで、
さまざまな大野の特産品を紹介している。
ここでより大野の水と食を体感してもらおうと、
一夜限りのリアル〈水をたべるレストラン〉が開催された。(詳細は前編

会場は打波地区にある古民家。

このイベントを成功に導いたのは、〈ミズカラ〉という市民団体だ。
グラフィックデザイナー/映像作家である長谷川和俊さんが、
〈水をたべるレストラン〉のリアル版を開催したいと
大野市から相談を受けたところから始まる。

「この話を聞きながらすでに、今のメンバーの顔が思い浮かんでいました。
その日のうちに、みんなに声をかけたんです。全員即OKでした」(長谷川さん)

ミズカラのリーダーである長谷川和俊さんと高見瑛美さん。

「“自ら”や“水から”という意味をかけています」と言うのは
〈モモンガコーヒー〉を営む牧野俊博さん。
「水」というのはもちろん、「自ら」という由来に、彼らのモチベーションを感じさせる。

モモンガコーヒーの牧野俊博さん(右)。小屋などの設計担当である印牧拓朗さん(左)。印牧さんは、「次回は川床をやりたい」と意気込む。

ほかにもイベント会社勤務の桑原圭さん、工務店勤務の印牧(かねまき)拓朗さん、
フードユニット〈nishoku〉としても活動している村上洋子さんと三嶋香代子さん、
臨床美術士の広瀬美香さん、歯科衛生士の山田緑さん、
鉢植え作家の高見瑛美さんと、さまざまな職能のメンバーが揃った。

この企画の全体プロデュースを担当したのは、
料理開拓人として大阪でfoodscape!、全国でEATBEAT!を展開している
堀田裕介さん。しかし堀田さんは一歩引いた立場を取っている。

料理開拓人の堀田裕介さん。渓流好きが高じて大野通いに(!?)

「現地に実行委員会を立ち上げて、
そこを中心に進めていくのがいいと思っていました。
長谷川くんと出会って、彼に任せておけばうまくいくのではないかという勘は
見事に当たりましたね」(堀田さん)

具体的な料理の内容については、堀田さんが全体的な構想を練り、
〈nishoku〉というフードユニットの村上洋子さんと三嶋香代子さんを中心に
仕上げていった。

「僕たちがすべてを考えてしまうと、
僕たちがいなくなったときに何も残らなくなってしまうので、
できるだけ現地の人たちがつくり続けたい、発信したいと思うものにしたい。
あくまで僕たちはサポートのつもりです」(堀田さん)

〈nishoku〉の村上洋子さん(右)と三嶋香代子さん(左)。

〈日本の極み〉 知る人ぞ知るグルメが191点! 安心・安全・高品質なギフトを 揃えたギフトブランドが誕生

カタログギフトのリンベルから日本全国の安心・安全な地域産品を
届けるオリジナルギフトブランド
日本の極み Premium Gift Selection〉が誕生しました。

全国にはおいしいものがいっぱいあるにも関わらず、
「数に限りがある」「賞味期限を長く保つために添加物を加えなければならない」
などの事情から、まだ知られていないものが
たくさんあるのではないか——そんな思いから始まったこのブランド。
旬のおいしさにこだわり、あえて数量限定、
賞味期限が短い商品も取り扱っています。

商品は果物、スイーツ、水産品、精肉加工品、お総菜がぜんぶで191点。
糖度14度以上の桃を厳選した山形の桃「川中島白桃」「青空むすめ」や
山形の人気洋菓子店〈ESCARGOT〉の「キャラメルサンド」、
青森の高級ブランド魚「大間のまぐろ」など、
ギフトにふさわしいおいしいものが揃っています。

川のせせらぎを聞きながら、
大野市の恵みをいただく。
古民家で開催された
〈水をたべるレストラン〉

水とともにある福井県大野市の食文化

周囲を山に囲まれ、市内にある4本の一級河川には滔々と水が流れている。
水が豊富であることを感じさせる光景が広がっているのが、福井県大野市だ。
おいしい水で有名なまち。
その恵みをもらって食物が育ち、水を使って調理し、市民は生活を潤している。

大野市では〈水をたべるレストラン〉という取り組みを続けている。
すべての「おいしさ」の源には大野の水があり、
水の恵みを得た食を発信していくプロジェクトだ。
そば、米、醤油、水まんじゅう、まいたけ、コーヒーなど、
どれも大野自慢の一品である。

この度、〈水をたべるレストラン〉のリアル版、
つまり本物のレストランが一夜限定でオープンした。
まさに「水をたべる」と言えるもので、
大野の水への思いを存分に感じさせるイベントとなった。

会場となった打波古民家は、緑豊かで静かな上流域にある。

このイベントは大野市と、料理開拓人として大阪でfoodscape!、
全国でEATBEAT!を展開し、全国で食のプロジェクトを推進している
堀田裕介さん、そして大野市の若手有志団体〈ミズカラ〉により実現した。

料理開拓人の堀田裕介さん。

まずは、市内の“水の現場”を巡った。
一番の水どころである〈御清水(おしょうず)〉は、
かつて武士がお米を炊く水を汲む場所として使われていたという。
現在でも、大野市民のほとんどは家庭に井戸を持っていて、
地下水を生活用水として利用している。

「上水道はあまり普及しておらず、井戸が8000本以上あります」
と大野市の湧水再生対策室企画主査の荒矢大輔さんが教えてくれた。
この〈御清水〉でそれぞれの水を汲んで、ツアー中の飲み水にした。

大野にたくさんある湧水地のなかで一番有名な〈御清水〉。

次に朝市で有名な七間通りにある〈南部酒造〉を訪れて、
日本酒〈花垣〉の飲み比べをさせてもらった。120年の歴史がある。
当然、地下水を利用して日本酒を仕込んでいて、
県外からも「水がおいしいから」と買いに来るお客さんも多いという。

地下水仕込みの〈花垣〉を飲み比べた。

〈南部酒造〉のすぐ先にある〈伊藤順和堂〉では水まんじゅうを試食させてもらった。
夏を感じる清涼感のある和菓子で、大量の水と葛で固めてある。
店主の伊藤嘉健さんは「水を食べているようなものです」という。
水への感謝が詰まったお菓子といえよう。

〈伊藤順和堂〉の水まんじゅうは夏の風物詩。

まちなかから少し走ると、田んぼと、大きな葉が特徴の里芋畑が交互に広がる
上庄地区にさしかかった。大野の特産はこの里芋だ。
訪れたのは明治からこの場所で里芋をつくっているという〈中村農園〉さん。
里芋の収穫期は9月下旬からなので、訪れた8月はまだこれから大きく成長していく時期。

「ここ数日、雨が降らなかったので、今日は畑に水を流します。
明日の朝、陽が出る直前に水を抜きます。すべて水のおかげです」
という〈中村農園〉の中村勝利さん。

〈中村農園〉の中村勝利さんは、この道50年以上!

中村農園の里芋でつくった、煮っころがしを試食させてもらった。
里芋の収穫期は秋なので去年の里芋だったが、とてもおいしい。
醤油、砂糖、みりんで皮を剥かずに煮るだけのシンプルな煮物だが、
大野の里芋は身がしっかりとしまっていて歯ごたえがあるので、
煮くずれしにくいという。

目の前を流れる水路には、すごい勢いで水が流れている。
秋の収穫後になれば、この水路に里芋洗い機が設置され、
大野各地で湧水で里芋を洗う様子を見ることができるだろう。

〈寝かせ玄米炊き方教室〉開催。 寝かせ玄米を 家でも美味しく炊く 方法を伝授!

“寝かせ玄米”をご存知ですか?
玄米は健康にいいけど、パサついた食感、面倒くさい、うまく炊けない……など、
とっつきにくいイメージがあるかもしれません。
そんな玄米にまつわる悩みを解決できる玄米の炊き方として、最近
注目されている炊飯の方法です。
寝かせた玄米は、ふっくらモチモチの食感でびっくり!

2017年10月14日(土)、東京・蔵前にある食事処〈結わえる〉が、
神奈川県の武蔵小杉にある、odekake kitchen武蔵小杉で、
人気のイベント〈寝かせ玄米炊き方教室〉を開催します。
家庭でも簡単においしく寝かせ玄米が炊ける方法の教室です。

寝かせ玄米は、圧力鍋で炊き上げた玄米を3~4日保温熟成することで、
玄米とは思えないほどの旨みともちもち感を楽しめるというもの。
講座では、圧力鍋、土鍋、炊飯ジャーなどでの玄米の炊き方、
玄米の試食、寝かせた日によっての食べ比べなどを行います。

アーティストのような農家
〈キレド〉の野菜でつくる
フルタヨウコさんの北欧スープ

アーティストようで、博士のような農家

「これ、ちょっと食べてみてください」
差し出されたのは真っ青な唐辛子。
えっ……おそるおそる口にすると、あ、辛くない。
「スイートハラペーニョです、タネまで食べられるんですよ。甘いでしょう? 
次はこれ、かじってみてください」
割いたナス。生のまま……? なんと、甘くてみずみずしい。
「水ナスの元祖で、生でも食べられる泉州水ナスです。こっちはヒモナス。
もともと中国のもので水分を吸収するので炒めたり、麻婆ナスにぴったりなんですよ」

この日うかがったのは、千葉県四街道市にある農家〈キレド〉の畑。
お洒落な帽子を被った一見農家らしからぬこの男性が、キレドの栗田貴士さん。
1ヘクタールほどの畑で年に150種類もの野菜を育てています。
オーソドックスな野菜から見たこともない西洋野菜やハーブまで、畑にはさまざまな野菜が。

野菜の話をするのが楽しくて仕方ない様子の栗田さん。

栗田さんは美しい野菜をつくるアーティストのようであり、
野菜にとことん詳しい博士のようでもあり……そして何より“くいしんぼう”。
うまいもの好きが高じて農家になったという筋金入りで、畑にいると
「食べてみてください」「かじってみて」の連続。
どの部位をどんな風に食べるのがおいしいか、逐一教えてくれます。

それに負けないくらいおいしいもの好きの料理家、
フルタヨウコさんとともにキレドの畑を訪れ、採れたて野菜でスープをつくっていただきます。
キッチンは畑の一角に建つキレドの小屋。これぞファーマーズキッチンです。

千葉県の四街道駅から歩いて20分ほどの場所にあるキレドの畑。野菜はそのまま丸かじりしてもみずみずしくておいしい。

栗田さんの畑は野菜づくりの実験場

到着早々、畑を見てスープの材料を決めようと一同で畑へ。
夏真っ盛りの畑にはナスにトマト、オクラなど夏野菜が目白押しです。

まず目に入ったのは、黒い粒がつやつやと光っていてきれいなナス。
「これはブラックビューティー」と栗田さん。ナスだけで3種類。
真っ赤な赤オクラに緑のオクラ、巨大なトランペットズッキーニに、
ひょうたんのようなバターナッツ、と珍しい野菜に目を奪われます。

「生で食べてもおいしい」「アクの出ない野菜を」が、栗田さんの野菜づくりの基本。
肥料を与えすぎずミネラルを豊富に与えて野菜の本来の力を最大限に引き出すことを考えます。
手はかけすぎず、目をかけること。ピーマンを丸ごとかじりながら
「生で食べてもエグミがなくタネまで食べられるってすごいですよね」とフルタさん。

さらには「野菜の一生をみる」としてタネからつぼみ、
花も根っこもおいしければ食べる対象に。タネも根っこもそれぞれ、
その野菜本来の味がするのです。
エディブルガーデンならぬ、エディブルファーム。
栗田さんの畑は野菜づくりの実験場のようでもあります。

栗田さんは次々にその場で食べさせてくれる。美しい赤オクラ。生で食べられる。

茂みのようになるまで伸ばして育てる珍しい栽培方法。真っ赤なトマトが実る。

この日スープのために収穫した野菜たち。赤オクラ、ビーツ、水なす、ひもなす、バターナッツかぼちゃ、トランペットズッキーニ、フェンネル、ホーリーバジル、じゃがいも、ルバーブ。

山梨県甲斐市のふるさと納税に 一升瓶ワイン&マグのセットが。 敷島醸造 × Ugadell Design

山梨県甲斐市にある〈敷島醸造〉は、自社農場栽培したぶどうで
日本ワインを造るワイナリー。
知る人ぞ知る、本格的な日本ワインメーカーです。

そんな敷島醸造の名物が一升瓶に入った、“一升瓶ワイン”。
昔から、山梨では冠婚葬祭などの地元の集まりには
一升瓶ワインを湯呑みで飲むのが習わしだったそう。
いま、甲斐市で唯一、一升瓶ワインを製造するのが敷島醸造です。

敷島醸造の一升瓶ワイン(左から、昇仙峡赤・昇仙峡白・甲州)

一升瓶ワインを湯呑で飲むという、山梨のワイン文化。
この気軽にワインを楽しむ文化を残すべく、このたび山梨県甲斐市のふるさと納税に、
地元発のコラボアイテムが登場!

日本ワイン一升瓶1本と、デザインオフィス〈Ugadell Design ウガデルデザイン〉の
手掛ける、乾きやすい“ドライジーマグ”2個がセットとなり、
納税返礼品として取り扱いが開始されました。

ドライジーは、敷島醸造と同じ甲斐市で発明された、乾きやすいハイスペックマグ。
本体内底の周りを丸くしたり、裏底に排水口があったり、
さまざまな工夫が込められたマグです。
身近な食器でもっと気軽にワインを飲んでもらいたいという思いで、
今回のコラボが実現しました。

小布施堂名物の 〈栗の点心 朱雀〉が今年も! まさに幻の行列スイーツ

ネット上で話題騒然の長野のスイーツといえば、
栗の郷・長野県小布施町の老舗栗菓子店、小布施堂の〈朱雀〉。
毎年栗の収穫期である9月半ばから10月半ばまで、
1ヶ月間だけ提供される幻のスイーツです。
今年も、この朱雀が味わえる季節がやってきました。

朱雀は、とれたての新栗を蒸してから皮を取り除いて裏ごしし、
たっぷりの素麺状にして、栗餡の上にふわりと載せた点心です。
栗の郷であっても、めったにお目にかかれない、
新栗の仕込み時季、仕込み場界隈でのみ味わえる究極の味。
その味わいとまるで幻獣のようなフォルムが人気になり、
提供中は、連日大行列が続きます。

今年の販売期間は、2017年9月15日(金)から10月中旬まで。
お値段はお茶付きで1,500円(税込)。
小布施堂本店で朝8:30(土日祝は8:00)から朱雀を味わうための
“朱雀券”が販売されます。かなりの限定数なので、行列にはご注意を。

朱雀のほかにも小布施堂界隈では、専門店“えんとつ”の〈モンブラン朱雀〉や、
レストラン傘風楼で楽しめる〈朱雀パルフェ〉などスペシャルなスイーツが
楽しめますので、こちらもぜひ。

モンブラン朱雀 1,500円(ドリンク付・税込)

朱雀パルフェ 1,250円(ドリンク付・税込)

コメダのほわほわコッペパン 〈やわらかシロコッペ〉 ついに東京上陸!

1968年に名古屋で生まれ、こだわりのコーヒーとモーニングサービス、
シロノワールなどの独自メニューで全国で人気の〈コメダ〉が、
自社工場で作ったオリジナルのコッペパンが東京上陸!

テイクアウトのコッペパン専門店〈コメダ謹製『やわらかシロコッペ』〉を、
2017年9月1日(金)、東京スカイツリータウン(R)の商業施設
〈東京ソラマチ〉内に期間限定でオープンします。

コメダで提供されるパンは、実は全て自家製。自社パン工場で手間暇かけて、
丁寧につくられています。お店では食パンの販売も。
やわらかシロコッペは、小麦粉・発酵・焼き方にこだわった、
しっとりほわっほわの食感が特徴の、白いコッペパン。
名古屋などでは既に販売されていますが、東京で発売されるのは初めてのこと。

〈コメダ謹製『やわらかシロコッペ』〉では、
名古屋の定番“小倉マーガリン”など、素材にこだわった“スイーツコッペパン”のほか、
“ポークたまご”など、食べごたえたっぷりの“おかずコッペパン”も。
コメダでの店舗では味わえない、ここだけのコッペパンです。
お子様から大人まで人気の具材が揃っています。