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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
2017年9月、日本橋・室町にある創業280年の老舗乾物店、
〈八木長本店〉がリニューアルオープンしました。
八木長本店の創業は1737年、江戸時代のこと。
当時お店があった小舟町には鰹節問屋が軒を連ねていました。
八木長本店の初代は伊勢から上京した伊勢商人。
鰹節と塩鮭の商店を開いたのがはじまりでした。
その後明治時代に日本橋室町1丁目へ移転し、以来、同地で営業し続けています。
このたびリニューアルしたのは、店舗デザインとエンブレムロゴ。
そして出汁パックやアイスクリーム、だし巻きサンドイッチなどの新商品。
アイスクリームは「桜と北海道小豆」と「丹波大粒黒豆と黒糖」の2種類。
桜のアイスクリームには、桜餅に使う塩漬けの桜のフレーバーと北海道産の小豆、
黒豆のアイスクリームには京都丹波産の大粒の黒豆がふんだんに練り込まれています。
テイクアウトできるので、おもたせにも喜ばれそう!
総合プロデューサーはTHINK GREEN PRODUCE・代表の関口正人さん。
店舗デザインを手がけたのは、スキーマ建築計画の長坂常さん。
店内にはカラーMDFの木箱を積み上げ、市場のような空間を演出しました。
売り場の中心には、キッチンやレジカウンターになる銅天板のカウンターを配置。
店員さんとお客さんがコミュニケーションをはかりやすい、オープンな空間となっています。
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日本橋や銀座の老舗料亭やミシュランの星付レストラン、
高級スーパー、海外のバイヤーなどから
信頼を集めている八木長本店のだし素材と乾物。
このたびのリニューアルでは、家庭でも本格的なだしを
楽しんでほしいと、かねてより要望があった
調味料入りだしパック「東のだし」「西のだし」「野菜だし」を発売しました。
また、毎週水曜日限定で販売していた「枯節の削りたて」を、
毎日販売するとのこと。
忙しいときはだしパックを使ったり
ちょっと余裕にあるときは素材からだしをとったり。
毎日の料理にもっとだしを使って、深い味わいを楽しみたいですね。
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