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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
2017年10月22日(日)、
香川県・小豆島の農村歌舞伎舞台にて
〈風が吹いてきたよ 小豆島・肥土山音楽祭2017〉が開催されます。
これは子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで、
お客さんみんなが一体になって楽しめるお祭り。
2015年、島の有志の皆さんによって初開催され、大盛況となりました。
2回目を迎える今年も、山あいの舞台にミュージシャンと小豆島の食が集います。
今年の出演者は、音楽家/映像作家の高木正勝さん×パーカッショニストの渡辺亮さん、
小豆島坂手地区出身の国際的ジャズシンガー・伊藤君子さん、
和楽器による演奏を全国各地で繰り広げる切腹ピストルズ、
日本各地の民謡や汎ブラックミュージックの融合を柱に置くアラゲホンジ、
モンゴルやアイルランドの音楽をベースに新たな音楽を目指すカルマン、
高野山金剛流合唱団の四国の団員のみで構成されたユニット梵音遊行。
里山の風景と親和性があり、
エンタテインメント性の高いミュージシャンをお呼びしたのだとか。
また、オリーブや醤油、素麺をはじめとする小豆島の食にもフォーカスをあてます。
ここ数年、次々と新しいお店がオープンしているという小豆島。
土地のものを生かした新しいおいしさと出会えそうですね!
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今から300年ほど前、小豆島には歌舞伎舞台が30以上もあったといいます。
ある一行が上方歌舞伎を見に行ったことがきっかけで一大歌舞伎ブームが起こり、
豊作と実りへの感謝を祈願する農村歌舞伎が栄えたというのです。
ところがいま現存する舞台は、肥土山(ひとやま)と中山地区にある舞台の2か所のみ。
現在でも年に1度農村歌舞伎が上演され、舞台と観客が一体となって盛り上がるそうです。
「風が吹いてきたよ」は、こうした文化を後世に伝えていくため、
島の方々が肥土山の舞台をお借りして始めたお祭り。
昨年参加したお客さんからは「まるで日本昔話の世界に少しだけ入り込めたよう」
「涙したり、笑ったり、一緒に歌ったり、踊ったり、すべてがドラマチックな1日」
「夢のような1日だった」などの声が寄せられたよう。
ぜひ一度行ってみたいですね!
information
風が吹いてきたよ 小豆島・肥土山音楽祭2017
開催日:2017年10月22日(日)※雨天決行・荒天中止。雨天の場合は最寄り施設に変更の場合有
時間:開場・開演9:30/終演 16:30(予定)
会場:小豆島・肥土山農村歌舞伎舞台(国指定有形民俗文化財)
住所:香川県小豆郡土庄町肥土山2303
アクセス:高松港、新岡山港、神戸港からフェリー。小豆島・土庄港付近から会場までバスの運行を予定しています。くわしくはこちら
主催:風が吹いてきたよ実行委員会
チケット料金:前売・当日5,500円 小豆島豊島島民チケット3,000円
※高校生以下無料(小学生以下は保護者要同伴)
※予定枚数に達した場合は当日券の販売無
※島内チケットは購入時ならびに入場時に在住している証明書類等要提示。前売りチケット販売は島内店舗での販売のみ。
※主催者による中止の場合以外の払い戻しは致しません。
チケット販売:Webサイトまたはメール(ticket@kazefuki.com)にて氏名、住所、電話、チケット種別、枚数を記載の上お申し込みください。ほか、島内各所にて販売有り。くわしくはこちら
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