イベント目白押し! 小倉ヒラクさんが手がける 発酵食品の展覧会へ行こう

近年、世界中から注目されている日本の食文化、発酵食品。
その発酵食品をテーマにした展覧会
〈Fermentation Tourism Nippon ~発酵から再発見する日本の旅~〉が
渋谷ヒカリエ8階の〈d47 MUSEUM〉で、2019年7月8日(月)まで開催中です。

ローカル発酵食品MAP

情報量の多さと、買い物の楽しさから展覧会のリピーターが続出。

47の発酵食品が集合

今回、展示のキュレーションを務めたのは発酵デザイナーとして活躍中の小倉ヒラクさん。
会場には発酵や微生物などの基本的な解説コーナーが設けられ、
小倉さんが47都道府県の山、海、島、まちを巡り、取材して出会った
ローカルな発酵食品なども展示。
発酵食品から日本の食文化、郷土文化の多様性を紐解きます。

左から、鳥取(智頭町)の「柿の葉ずし」をつくる國政勝子さん。兵庫(淡路島)の〈都美人〉製造の様子。

左から、鳥取(智頭町)の「柿の葉ずし」をつくる國政勝子さん。兵庫(淡路島)の〈都美人〉製造の様子。

発酵食品を仕込む道具や小倉さんが取材で撮りためた写真なども展示

発酵食品を仕込む道具や小倉さんが取材で撮りためた写真なども展示。香りをかぐことができるコーナーもあります。

見て、買って、体験できる

会場に展示されている発酵食品の一部のほか、
日本全国から集まったおいしくて、めずらしい発酵食品の購入も可能。
発酵消臭剤や種麹のほかに、
展示には収まりきらない“取材旅”の記録が詰まった公式書籍『日本発酵紀行』など、
食べ物以外にも、発酵にまつわるさまざまな商品の購入もできます。

大人気の『日本発酵紀行』

全国発売前から重版が決定!大人気の『日本発酵紀行』。

期間中は発酵イベントが盛りだくさん!

会期中は「発酵」をさらに深めるイベントが週末(金土日)、開催されています。
ゲストを招き、発酵にまつわるあれこれを学ぶトークイベント、勉強会、ワークショップ。
毎週金曜夜は、各地域の銘酒を味わえる「角打ち」なども実施。

「食べたり飲んだり、話を聞きながら、つくり手の方とお話しできるので、
渋谷にいながら、"ツーリズム”体験ができた」と参加者から好評を集めているようです。

イベント情報は公式サイトにて随時更新。
6月中は、「ふぐの卵巣ぬか漬け」(6月9日開催)のトークイベントや、
ぬか床ロボット「NukaBotお披露目会」(6月9日開催)、
発酵茶の世界を学ぶ「基礎から学ぶ発酵茶」(6月16日開催)などの開催が予定されています。

右、小倉ヒラクさん。

右、小倉ヒラクさん。

お酒に合う発酵食品のおつまみも用意

お酒に合う発酵食品のおつまみも用意。展示品とお酒を実際に合わせて楽しむことができます。

おいしく楽しく、発酵文化を学べる展覧会
〈Fermentation Tourism Nippon ~発酵から再発見する日本の旅~〉。
そんな本展のように、日本の発酵文化の魅力を伝えていこうと、
コロカルチームも「みんなの発酵BLEND」の運営メンバーとして活動中です。
発酵好きは、ぜひチェックしてみてください。

information

map

Fermentation Tourism Nippon
〜発酵から再発見する日本の旅〜supported by カルピス

日程:2019年4月26日(金)~7月8日(月) ※会期中無休

時間:11:00~20:00 入場は閉館30分前まで

※館内イベント開催時は開館時間が変更になる場合があります。

詳細はwebでご確認ください。

会場:d47 MUSEUM(ディヨンナナ ミュージアム)

住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8階

主催:D&DEPARTMENT PROJECT

Web:https://static.d-department.com/jp/fermentation-tourism-nippon

弘前〈菊富士〉
酒と郷土料理を通じてかみしめる幸せ

旅の醍醐味はローカル酒場!
全国おすすめ酒場探訪記 弘前編
“なぜおいしい?”その探究心が家族の笑顔をつくる

家族の時間、夫婦の時間。
家での日常の会話は大切ですが、酒場だからこそ話せること、深まることがある。
弘前の郷土料理酒場で、地元のご夫婦に教えてもらったのは、
酒と食がある場所で、じっくりと、でも軽やかに語り合う幸せでした。

今回の酒場は青森県弘前市。
青森は県東側の南部エリアと県西側の津軽エリアで
食文化、気質、言語も大きく違っていることが
時に真剣に、時にバラエティ番組などでもおもしろく紹介されています。

岩木山とりんごの花

標高1625メートル、県内最高峰で、日本百名山かつ新百名山にも選出。別名は津軽富士……という説明が軽く感じられるほど、弘前のみなさんにとって大切なシンボル。岩木山とりんごの花。

弘前は、津軽エリア。
歴史的にも進取の気性と郷土愛に熱い土地柄で、
地元の豊かで独特な食材を使った郷土料理があります。
今回のローカル酒場は、その津軽らしい郷土料理を味わえる店、
〈菊富士〉をご案内しましょう。

〈菊富士〉の外観

ルーツを辿れば1927(昭和2)年。地元に愛され、VIPも訪れ、現在は世界各国からの観光客の受け入れや電子マネーの対応など、伝統と進取その両面で酒場好きを迎えてくれる菊富士。カウンターで津軽の家庭料理を味わいながら隣の旅人と外国語で語り合う、なんて楽しみもあります。

今回の酒場案内人は、弘前で「料理研究一家」というユニークな活動をしている
〈古川(こがわ)家〉のご夫妻、勝也(まさや)さんと恵里さん。
2012年にスタートした愛娘と3人で活動するこのユニットでは、
郷土料理を日常の楽しいテーブルのレシピにアレンジするなど、
新しい、今だからこそ楽しめるものにするという取り組みもされています。

しまなみ海道から、 ご当地食材を使ったサイクリング用 総合補給食〈minagiru〉が発売

今治産の食材を使った新感覚の自然派フード

サイクリストの聖地・しまなみ海道のたもとにある愛媛県で、
サイクリングをより楽しくしてくれる総合補給食〈minagiru〉が誕生しました。

「気軽に持ち運べて、ライド中にパッと食べられる
“ご当地感”のある補給食がほしい」
「食べ物はいくらでもコンビニで買えるけど、サイクリングに
必要な栄養や身体のケアに特化した健康的な物を摂りたい」

そんな声を受けて開発された〈minagiru〉は、
アスリートフードマイスターの資格を持つ池田清子氏が全面協力し、
サイクリング界に精通する編集者・ライターの佐藤喬氏がコーディネーターとして参加。

今治産の食材を使いつつ、おみやげの枠を超え、
日常のトレーニングでも使用できるように製法や素材を厳選。
食材が持つ自然本来の栄養素を損なわないまま摂取でき、
長期的に摂取することで体質も改善してくれるのだそうです。

〈蔵出しめんたい本舗〉 まるでキャビア。 真っ黒なとび子 〈暗太子(あんたいこ)〉誕生!

味も見た目も新しい、クールなとび子

2019年6月1日(土)、佐賀県・鳥栖で
辛子明太子の製造販売を行っている〈蔵出しめんたい本舗〉から、
真っ黒なとび子〈暗太子(あんたいこ)〉が発売されます。

蔵出しめんたい本舗「暗太子」

蔵出しめんたい本舗〈暗太子〉価格:1,188円(税込) 撮影:山口亜希子(Y / STUDIO)

見た目は、黒い宝石といわれるキャビアのよう。
口に入れるとプチプチと弾けるような食感で、
程よい塩味と濃厚な旨味が広がります。
チーズと一緒にクラッカーに載せたり、
カルパッチョやパスタにトッピングしたり。
もちろん、そのままご飯にのせてもおいしい。
おもてなしやお土産にも喜ばれそうです。

暗太子を使った料理

撮影:山口亜希子(Y / STUDIO)

この商品は、蔵出しめんたい本舗が
「今までの概念を覆す真っ黒な明太子をつくれないか?」という発想から
試作を重ねて生み出したもの。

真っ黒な色の秘密は、イカ墨。
イカ墨を秘伝の辛子調味液に配合し、トビウオの原卵である「とび子」を
じっくりと低温で熟成させたところ、
このように真っ黒な〈暗太子〉が誕生したのだそうです。

プロデュースを手がけたのは、〈method(メソッド)〉の
山田遊さんと松尾真奈美さん。
methodは〈燕三条 工場の祭典〉の監修や
〈菊鹿ワイナリー〉の店づくりなどでもおなじみ。
同社では、昨年から蔵出しめんたい本舗の
ユニークな商品作りに関わっています。

JR尾道駅がリニューアル! 「もはや目的地」な新駅舎には、 魅惑的なテナントが目白押し

JR尾道駅、新駅舎の外観。鉄骨仕様。photo by teruaki takekuni

リニューアルしたJR尾道駅は、見どころいっぱい!

2019年3月10日、JR尾道駅が約2年の工事期間を経て、
ついにリニューアルしました! 

2階へとつながる階段〈おのたびゲート〉。尾道で生まれた作品や、近隣の商店街内のおすすめ店舗が紹介されている。photo by teruaki takekuni

2階へとつながる階段〈おのたびゲート〉。尾道で生まれた作品や、近隣の商店街内のおすすめ店舗が紹介されています。photo by teruaki takekuni

1891年(明治24年)に駅舎が創設されて以来、約128年ぶりとなる建て替え。
外観は瓦屋根や深い軒など初代駅舎のなごりを受け継いでいる一方で、
内観は大幅にリニューアルされました。

2階〈展望デッキ〉。新設デッキからは尾道水道などの景色を見晴らせる。

2階〈展望デッキ〉。新設デッキからは尾道水道などの景色を見晴らせます。

2階〈ブックラウンジ〉。机や椅子には旧駅舎の梁などが使われている。photo by teruaki takekuni

2階〈ブックラウンジ〉。机や椅子には旧駅舎の梁などが使われています。photo by teruaki takekuni

新駅舎は、まちの風情を取り入れながら、
尾道とともに成長していける駅を目指したそう。
尾道をテーマにしたパントリーや食堂、ホステルなどのテナントも新たに参画し、
「駅を目的地にしてもいいのでは……」と思えるほど素敵な空間に生まれ変わりました。

スパイス文化を通じて、 カレーの概念を変える 〈三条スパイス研究所〉

ウコン畑が見えるレストラン

日本人の誰もが親しみを持っているカレーという料理。
そのうえで「カレーとは何か?」と聞かれたらなんと答えるでしょう。
きっと、子どもの頃に食べたカレーの具材や味を思い出す人は
多いのではないでしょうか。
つまりカレーとは、ひとりひとりの概念によって
支えられた味でもあると思うのです。

内と外の境界が溶け合っている〈ステージえんがわ〉は、誰もが気軽に立ち寄れて、多目的に使えるまちの交流広場。

内と外の境界が溶け合っている〈ステージえんがわ〉は、誰もが気軽に立ち寄れて、多目的に使えるまちの交流広場。

そんなカレーの概念を大きく変えるレストラン、
〈三条スパイス研究所〉が、新潟県JR北三条駅のそばにあります。
2016年3月27日にオープンしたこの研究所は、
公共施設である〈まちなか交流広場 ステージえんがわ〉に食堂として併設され、
「にほんのくらし」を織り交ぜたスパイス料理を提供しています。

多種多様なスパイスがずらりと並ぶ〈三条スパイス研究所〉。メニュー監修は、東京・押上にあるスパイス料理店〈スパイスカフェ〉のオーナーシェフの伊藤一城さんが手がけました。

多種多様なスパイスがずらりと並ぶ〈三条スパイス研究所〉。メニュー監修は、東京・押上にあるスパイス料理店〈スパイスカフェ〉のオーナーシェフの伊藤一城さんが手がけました。

「そもそもカレーとはスパイス料理なんです。
その前提に立って考えてみると、カレーへの可能性が広がりませんか?」
そう話すのは、〈三条スパイス研究所〉の統括ディレクターを務める
山倉あゆみさん。撮影当日は山倉さん本人が出張のため、
残念ながら会えませんでしたが、山倉さんは三条市のプロデュースのもと、
〈ステージえんがわ〉をこの場所につくることが決まった後、
外部コンサルからの依頼でプロジェクトに参加し、
ディレクターとして奔走してきたひとりです。

〈三条スパイス研究所〉のオープンキッチンは、仕込みの真っ最中でした。

〈三条スパイス研究所〉のオープンキッチンは、仕込みの真っ最中でした。

世界三大炊き込みご飯のひとつ、南インド料理ビリヤニも〈三条スパイス研究所〉の人気メニュー。

世界三大炊き込みご飯のひとつ、南インド料理ビリヤニも〈三条スパイス研究所〉の人気メニュー。

「研究所がオープンしたての頃、
“世界中見渡しても、ウコン畑が見えるレストランは、ここだけなのでは?”
と、いろんなお客さまに言われてうれしかったです」
と山倉さんが言うように、〈三条スパイス研究所〉の窓からは
敷地内のウコン畑が見渡せます。

山崎さんの畑で採れたフレッシュなウコン。

山崎さんの畑で採れたフレッシュなウコン。

「カレーづくりには欠かせないスパイスのひとつ、ターメリックは、
ウコンの地下茎を乾燥させた香辛料です。
そもそも〈三条スパイス研究所〉は、
そのウコンを地元で育てている
山崎一一(かずいち)さんとの出会いによって生まれました。
山崎さんを通して、健康的なスパイスと地元野菜を中心とした、
ここでしか食べられないカレーを提供できる。
スパイス文化を発信しようという想いが固まって、私たちは進み出せたのです」

〈神戸北野ホテル〉が 20周年イヤーを記念し、 「世界一の朝食」をアップデート!

一度は食べたい! 「世界一の朝食」

異人館が建ち並ぶ、神戸市北野町。
その一角にある〈神戸北野ホテル〉は、
「イギリスのマナーハウスを日本に」というコンセプトのもと
1992年に誕生しました。

その後、95年の阪神淡路大震災の影響により一時閉館していましたが、
2000年には、日本で先駆けとなる“都市型オーベルジュ”として再オープン。
総支配人であり総料理長も務める山口浩氏は、
パリのレストラン数店で修行したのち、
フランスの名店〈ラ・コート・ドール〉
(現〈ルレ・ベルナール・ロワゾー〉)の天才シェフ、
ベルナール・ロワゾー氏のもとで「水のフレンチ」を学んだ人物です。

朝食会場は、中庭に面したダイニング「イグレック」。

朝食会場は、中庭に面したダイニング「イグレック」。

「世界一」と称賛されたベルナール・ロワゾー氏の朝食メニューを受け継いだ山口氏は、
〈神戸北野ホテル〉で独自に進化させました。

リニューアルから20周年を迎える来年に向けて、この「世界一の朝食」がアップデート!
ベースをそのままに、地産地消を取り入れた
〈Hyogolaise(ひょうごレーズ)〉がデビューします。

佐賀発〈めんたいアヒージョ〉 新たなる“洋風”明太子、 オイルとともに現る

“洋”の明太子、お味はいかに!

特に九州では、ごはんのおともの代表格として名高い明太子。
長らく“和”の食卓になじみ続けてきましたが、
このたび、“洋”の明太子アイテムが生まれました。

それは、〈めんたいアヒージョ〉。
ローズマリーなどのハーブが香るマイルドな味わいの「プレーン」と、
唐辛子とガーリックでピリッと美味な「レッドペッパー」の2種類があります。

〈めんたいアヒージョ〉プレーン 1,296円(税込)。

〈めんたいアヒージョ〉プレーン 1,296円(税込)。

〈めんたいアヒージョ〉レッドペッパー 1,296円(税込)。

〈めんたいアヒージョ〉レッドペッパー 1,296円(税込)。

低温熟成した明太子を特殊な方法で加熱することにより、
余計な水分を落とし、風味や旨みをぎゅっと凝縮。
その明太子を、約7種類のかぐわしいスパイスとあわせて
スペイン産のピュアオリーブオイルに漬け込んでいます。
相乗効果が際限なく発揮された絶品アヒージョ……。
明太子の旨みが溶け込んだオイルとともに、
口の中で弾けんばかりのつぶつぶ感をお楽しみください。

まずはそのまま味わってみるもよし、
ぐつぐつと煮立ててバゲットをひたしていただくもよしです。
そのほか、パスタソースやサラダのドレッシング代わりにも使える万能さ。
最後の一滴まで、無駄なくおいしく食べられます。

〈第15回青山パン祭り〉 東京最大級のパン祭りに カネルブレッドら人気店が集結。 石窯も登場!

〈カネルブレッド〉、〈ムール ア・ラ ムール〉などの人気店が勢揃い

2019年5月11日(土)〜12日(日)、
東京・青山の国際連合大学前広場にて、〈第15回青山パン祭り〉が開催されます。

これは、毎週末開催されている青山ファーマーズマーケット内で
2013年に始まった、東京最大級のパン祭り。
2日間の間に、のべ80店以上のパン屋さんが出店します。

今回は〈カネルブレッド〉〈ムール ア・ラ ムール〉〈セモア!〉
〈ラトリエ・デュ・パン〉〈ソイル・バイ・ホウトー・ベーカリー〉
〈キビヤベーカリー〉などの人気店が出店するほか、
鳥取〈タルマーリー〉のパンとビールも楽しめます。

過去のパン祭りの様子。

過去のパン祭りの様子。

青山パン祭りの見どころ

ぜひチェックしたいのは、今回のメインテーマ「表現者としてのパン屋」を
体現する限定ショップ「想いを食すパン屋」。

こちらは、青山パン祭りの運営チームが集めた“パンづくりに
想いのある良きつくり手たち”がその想いを表現するショップ。
職人さんの手紙が添えられたパンを数量限定で販売します。

1日(土) は〈タルマーリー〉〈SHŌPAIN ARTISAN BAKEHOUSE〉
〈発酵所〉〈しげくに屋〉、
12日(日)は〈ニオール〉 〈megane〉〈畑のコウボパン・タロー屋〉のパンが並びます。

サンドイッチ好きには、青山ファーマーズマーケットに出店する
農家さんの野菜を使用したサンドイッチなどが
買えるオリジナルサンドイッチのブースがお薦め。
〈RYO’S FARM〉による〈たっぷりリリコイバターのフルーツサンド〉や、
〈TENERA〉の〈青山サンド〉が数量限定で販売されます。

〈RYO’S FARM〉の「たっぷりリリコイバターのフルーツサンド」に使用するリリコイバター。

〈RYO’S FARM〉の「たっぷりリリコイバターのフルーツサンド」に使用するリリコイバター。

会場内のラウンジには、バーがオープン。
コクがありながら、あっさりした口当たりのミルクティー、
スウェーデン・ストックホルムで焙煎したコーヒー、
酪農家がつくるチャイなど、パンにぴったりの飲みものが揃います。
こちらには、前回大人気だったタルマーリーの
天然酵母ビール(4種)が登場。
タルマーリーのパンにかかせない酵母を使用したビールです。
ぜひ飲んでみたいですね!

〈タルマーリー〉のビール。

〈タルマーリー〉のビール。

新・奈良土産〈しかじか〉。 まるで“持ち帰れる奈良公園”。 鹿型スナックがぎっしり!

奈良に行ったら、新発売のスナック菓子はいかが?
奈良っぽさ満点のフレーバーにも注目

奈良公園に集う鹿をイメージしたお土産品〈しかじか 米こがし〉が、
4月20日(土)から発売されます!

公園でひしめきあう鹿たちをそのままお菓子で再現したユニークさ。

公園でひしめきあう鹿たちをそのままお菓子で再現したユニークさ。

この〈しかじか 米こがし〉は、
奈良県内にある〈中川政七商店〉の直営店でのみ入手可能。
つまんでかかげてみたくなる愛らしい鹿のフォルム、
これは行かねば、買わねば……と掻き立ててくれるお土産ができました。

〈しかじか 米こがし〉のベースとなる赤米。

〈しかじか 米こがし〉のベースとなる赤米。

「奈良」にこだわったという〈しかじか 米こがし〉。
かつては古代人が食べていたとされる、
奈良県産の栄養豊富な赤米を生地に練りこんでいます。
カリッとした焼き上がりで、いくらでも食べてしまえる軽さ。
スナックに伸びる手はきっと止まらなくなるはずです。

〈だし醤油〉税別600円。一度食べたらやみつきになる香ばしさ。

〈だし醤油〉税別600円。一度食べたらやみつきになる香ばしさ。

〈大和茶〉税別600円。ほんのり甘く御茶請けにも最適。

〈大和茶〉税別600円。ほんのり甘く御茶請けにも最適。

〈古代チーズ〉税別600円。クリーミーで上品な甘さ。

〈古代チーズ〉税別600円。クリーミーで上品な甘さ。

定番3種のフレーバーも、もちろん奈良づくし。
関西らしい旨味が広がる〈だし醤油〉、地元産の煎茶をまぶした〈大和茶〉、
1000年前の和製チーズとも言われる“蘇”をイメージした〈古代チーズ〉のラインナップです。
奈良の素材と歴史を、鹿のかわいさとともに味わえます。

夏季限定で販売される〈塩レモン〉。税別600円。

夏季限定で販売される〈塩レモン〉。税別600円。

鹿の新土産をつくったのは?

こちらの商品を手がけたのは奈良県に本社を構える、1716年創業の老舗〈中川政七商店〉。奈良観光のシンボルともいえる「鹿」をモチーフにした土産菓子ブランド〈しかじか〉の第1弾として、〈しかじか 米こがし〉を発表しました。

奈良公園周辺には約1200頭もの鹿が生息しています。

奈良公園周辺には約1200頭もの鹿が生息しています。

奈良の鹿は約1300年前に春日大社が創建された際、
春日大明神が白い鹿に乗って現れたことから、
「神様の使い」として地域で永く大切にされてきたそう。
地元の人だけでなく、今や世界中から訪れる観光客からも愛される鹿をベースに、
見て味わうだけで奈良の良さが伝わるお土産をつくったそうです。

封をあけると、ぎっしり詰まった鹿とご対面。
行った人には鹿の群れを思い出させ、
行ってない人には鹿への会いたさをつくりだす
「食べられる奈良公園」をぜひ持ち帰りましょう。

information

map

しかじか 米こがし

価格:600円(税別)

種類:だし醤油、大和茶、古代チーズ ※塩レモンは夏季限定

販売店舗:中川政七商店の直営店のみ(近鉄百貨店奈良店、日本市 奈良三条店、遊 中川本店)

会社名:株式会社中川政七商店

WEB:中川政七商店

静岡のロースター 〈IFNi ROASTING&CO.〉の オリジナル器具&食品で コーヒーがもっと身近に!

「おしゃべりをしていたら、おのずともう一杯ほしくなる」

静岡県静岡市の〈IFNi ROASTING&CO.〉(以下、IFNi)は、
生活の中に当たり前のようにあるコーヒーを提供するロースター兼直売所です。
コーヒー豆の焙煎と卸を中心に〈MARGARET HOWELL〉などの
豆のOEM生産も行なっています。

その中でも特徴的なのは、
コーヒーにまつわる器具や食品をオリジナルでつくっているところ。
今回は魅力的なアイテムの数々をご紹介します。

〈CLOTH FILTER〉台形型1〜3杯用 1,458円。

〈CLOTH FILTER〉台形型1〜3杯用 1,458円。

器具のいちおしは〈CLOTH FILTER〉。
糸から注文してつくったリネンのフィルターは繰り返し使える環境に優しいアイテムです。
エコであることも魅力ですが、すごいのはこのフィルターを通すだけで
さまざまな味を楽しめること。
1枚でさっと淹れるとペーパードリップに、2〜3枚重ねて淹れるとネルドリップ、
1〜2枚を重ねてゆっくり淹れるとフレンチプレスに近い味わいに。
さらには和食の出汁とりや紅茶のジャンピングにも使える多機能さです。

〈EVERY BOARD〉12,420円。

〈EVERY BOARD〉12,420円。

ここ最近問い合わせが多いのは〈EVERY BOARD〉。
キッチンのスペースを取りがちなドリップスタンドを多機能にアレンジ。
ドリップ用のアームを外せば、まな板や食事用のウッドトレーなど、
1枚で何役もこなしてくれる優れものです。

〈MT.FUJI DRIPPER〉3,240円。

〈MT.FUJI DRIPPER〉3,240円。

新潟県燕市の職人が手作業でつくりあげる
〈MT.FUJI DRIPPER〉もおすすめ。
軽量で清潔、ポータブルなのでアウトドアにも連れていけるアイテム。
何十年経っても型崩れしないようつくってあるそうなので、親子代々長く使えます。

「コーヒーにまつわる食品のおすすめは?」

〈COFFEE SYRUP〉caffein less 1,512円。ホット・アイス兼用。その他、ヘーゼルナッツ、チャイスパイス(どちらも1,620円)などのフレーバーあり。

〈COFFEE SYRUP〉caffein less 1,512円。ホット・アイス兼用。その他、ヘーゼルナッツ、チャイスパイス(どちらも1,620円)などのフレーバーあり。

食品なら濃縮タイプの〈COFFEE SYRUP〉がおすすめ。
牛乳や豆乳で希釈してカフェオレに、バニラアイスにかけてアフォガードに、
さらにはかき氷のシロップにも使える汎用性が魅力です。

〈珈琲羊羹〉1,350円。餡子ときび砂糖に香ばしいコーヒーがマッチ。

〈珈琲羊羹〉1,350円。餡子ときび砂糖に香ばしいコーヒーがマッチ。

〈COFFEE GRANOLA〉1,350円。オリジナルブレンドの有機コーヒー豆がパウダー状で入ったグラノーラ。お皿に残ったミルクはカフェオレとしておいしく飲める。

〈COFFEE GRANOLA〉1,350円。オリジナルブレンドの有機コーヒー豆がパウダー状で入ったグラノーラ。お皿に残ったミルクはカフェオレとしておいしく飲める。

〈IFNi〉のつくる食品は基本的にカフェインレス。
妊婦さんはもちろん、お子さんにもOKです。
実は身体によく健康食品として再認識されつつあるコーヒーを、
親子で気軽にお楽しみください。

器具に多機能さを備えることでものを増やすハードルを下げ、
ユニークな食品をつくることでコーヒーを楽しむきっかけをくれる〈IFNi〉。
難しく考えすぎずにシンプルに「コーヒーっていいね」と思える生活をはじめてみませんか。

※商品の価格はすべて税込です。

information

map

IFNi ROASTING&CO. 
イフニ ロースティング アンド コー

住所:静岡県静岡市葵区水道町125

TEL:054-255-0122

営業時間:12:00〜18:00

定休日:水・木曜。イベントや祝日などで臨時休業になる場合あり

Web:IFNi ROASTING&CO.

Web:オンラインショップ

いまや鎌倉の食文化!? 
自然派ワインをまちに広めた老舗酒屋
〈鈴木屋酒店〉の華麗なる転身

鎌倉から考えるローカルの未来

長い歴史と独自の文化を持ち、豊かな自然にも恵まれた日本を代表する観光地・鎌倉。

年間2000万人を超える観光客から、鎌倉生まれ鎌倉育ちの地元民、
そして、この土地や人の魅力に惹かれ、移り住んできた人たちが
交差するこのまちにじっくり目を向けてみると、
ほかのどこにもないユニークなコミュニティや暮らしのカタチが見えてくる。

東京と鎌倉を行き来しながら働き、暮らす人、
移動販売からスタートし、自らのお店を構えるに至った飲食店のオーナー、
都市生活から田舎暮らしへの中継地点として、この地に居を移す人etc……。

その暮らし方、働き方は千差万別でも、彼らに共通するのは、
いまある暮らしや仕事をより豊かなものにするために、
あるいは、持続可能なライフスタイルやコミュニティを実現するために、
自分たちなりの模索を続ける、貪欲でありマイペースな姿勢だ。

そんな鎌倉の人たちのしなやかなライフスタイル、ワークスタイルにフォーカスし、
これからの地域との関わり方を考えるためのヒントを探していく。

鎌倉にワイン文化を広めた立役者

観光客で賑わう日中とは打って変わり、夜になると静けさが訪れる鎌倉だが、
まちなかには、本格的なイタリアンやフレンチを、
ワイン片手に楽しめるカジュアルな飲食店が点在している。

そして、これらのお店はかなりの確率で、
「自然派ワイン」「ナチュラルワイン」と呼ばれるワインを取り揃え、
客の好みや料理との相性などをもとにした最適な一杯を、
造り手についての詳細な説明などとともにグラスに注いでくれるのだ。

鎌倉の食と言えば、鎌倉野菜やシラスなどがまず思い浮かぶだろうが、
実は、「自然派ワイン」もまた、このまちの食文化を語るうえで
欠かせない存在になっている。

数あるまちの飲食店やワインバーのみならず、2009年に鎌倉でスタートし、
いまや全国に広がっている自然派ワインのイベント〈満月ワインバー〉、
古刹・覚園寺で毎年開催されている〈terra! terara! terra!〉など、
いまや鎌倉は、「自然派ワイン」のまちとしても認知されつつある。

外観だけを見ると、どのまちにもある普通の酒屋のようにも思える鈴木屋酒店だが、一歩店内に足を踏み入れると、所狭しと並べられているワインボトルの数に圧倒される。

外観だけを見ると、どのまちにもある普通の酒屋のようにも思える鈴木屋酒店だが、一歩店内に足を踏み入れると、所狭しと並べられているワインボトルの数に圧倒される。

そして、鎌倉のワイン文化を語るうえで欠かせない存在が、
由比ヶ浜の地で100年以上続く〈鈴木屋酒店〉だ。
昔ながらの「まちの酒屋」だった鈴木屋酒店は、
4代目となる現店主・兵藤 昭さんに代替わりしたことを機にシフトチェンジし、
いまでは、店内に並ぶ商品のほとんどが自然派ワインという、
老舗酒屋らしからぬ振り切ったラインナップになっている。

時代とともに消費者のニーズが変わるなか、
老舗酒屋の後継者として新たな活路を見出しただけでなく、
市内の飲食店と密接なネットワークを築きながら、
鎌倉のまちに新たな食文化を浸透させた立役者とも言える兵藤さんを訪ね、
鈴木屋酒店に足を運んだ。

熟成肉専門店〈格之進〉
食、農業、環境の未来を育む
“ハンバーグ工場”とは?

「熟成肉」という新たなジャンルの食文化が日本で定着している。
牛肉を一定の温度と湿度で管理し、水分を抜きながら旨みを増殖させ、
肉の質感さえも変化させるという技術だ。
おいしい肉をさらにおいしく食べられるとあって、首都圏を中心に
人気を博しているのは周知の通り。

この熟成肉にいち早く着目・開発し、開花させた会社が岩手県一関市にある。
東京を中心に、現在16の店舗を構える熟成肉専門店〈門崎熟成肉 格之進〉だ。

「格之進肉学校」と書かれた本社の門。

その格之進が、2018年4月、一関にハンバーグ工場を新設。
代表の“肉おじさん”こと、千葉祐士(ちばますお)さんは一関生まれ。
7年前に廃校になった千葉さんの母校をまるごと買いとり、
体育館を大規模なハンバーグ製造工場に生まれ変わらせ、
旧校舎には格之進の母体である〈株式会社 門崎〉の本社を置いた。

でも、都心に十数店舗を構える有名店が、なぜ一関に本社を? 
その答えは、定期的に開催される“ハンバーグ工場見学ツアー”で明らかに。
格之進のものづくりの哲学や、経営理念、この地域にかける思いが見えてきた。

本社が置かれている旧校舎。

本社の中身をご紹介!

小学校の面影がそのまま残る旧校舎。
旧職員室はそっくり事務所として使われている。日当たりもよく、快適そう。

旧職員室を利用した格之進の事務所。

社長室、ミーティングルーム、資材置き場と、各教室があてがわれ、
千葉さんの実家にあったという農機具や、ドジョウやカニをとる罠などが展示された
ミニ資料館のような部屋も。
校舎は2階建て。教室数が多いため、今は空き部屋も少なからずある。

ミーティングルーム。

実際に千葉さんが子どもの頃に使っていたという道具たち。ドジョウをとる筌(うけ)や、山菜籠などがずらり。

実際に千葉さんが子どもの頃に使っていたという道具たち。ドジョウをとる筌(うけ)や、山菜籠などがずらり。

「本社をここに移したのが2年前で、まだすべての部屋を使いきれていません。
でも、ここを自分たちの会社だけで使うというのではなくて、
首都圏に住む人や会社が、地域とつながってなにかやりたいといったときの
サテライトオフィスにしていきたいと思っているんです」

交流、発信、クリエイティブの拠点にし、イノベーションを起こせるような場所にしたいと語る千葉さん。

交流、発信、クリエイティブの拠点にし、イノベーションを起こせるような場所にしたいと語る千葉さん。

すでに千葉さんの頭の中は、この先展開するさまざまな構想でいっぱい。
2階にあるステージつきの音楽室は、千葉さんが敬愛する
一関のジャス喫茶〈ベイシー〉のマスター・菅原正二さんと、
ジャズレコードをかけたり、コンサートやライブを開いたりと、
音楽をフックに、人が寄り集まるスペースにしたいと考えているのだとか。

今後の使い道のイメージがさまざまにふくらむ音楽室。

今後の使い道のイメージがさまざまにふくらむ音楽室。

またゆくゆくは、つくりたてのハンバーグが食べられるレストランや、
広い校庭で定期的にハンバーグ祭りを開催するなど、遠方からも人が訪れ、
地域住人と県外から訪れた人の交流の拠点となることを目指しているという。

しかし、都内に12店舗のレストランを構える格之進。
都心に拠点を置くという選択肢もあったはずだが、
一関に本社を置き、拠点とする理由はなんだろう? 

代表の千葉祐士(ちばますお)さん。

「ここは現在“川崎町”という地域ですが、
合併する前は“門崎村(かんざきむら)”という名前でした。
私の祖父は、門崎から東京芝浦まで牛を運んで売買する馬喰(ばくろう)をやっていて、
牛を通じて地方と首都圏をつなぐ仕事をしていたんです。
きっと祖父も同じように感じていたと思うんですが、
私も食に携わるようになって、首都圏と地方のものの評価、
価格の差をすごく感じるわけです。
それらの差をどうやって埋めるか、あるいはものの価値をどのように最大にしていくか。
以前からそこに興味を持っていて、いずれ一関と東京を食でつなぎ、
格差を埋める事業をやりたいと思っていたんです」

社名の〈門崎〉は、千葉さんの決意表明に違いない。
静かな山間部にある小学校跡地で、格之進の熱い思いがふつふつと沸き立っている。

体にいいラーメン!?
〈BASE FOOD(ベースフード)〉
が仕掛ける主食のイノベーションとは?

栄養をとるのが一番難しい

「アメリカ人がピザばかり食べて健康になったら?」
そんな無邪気な発想で主食にイノベーションを起こそうとしているのが〈ベースフード〉だ。

〈ベースフード株式会社〉代表の橋本舜さんは、
前職では自動運転バスやタクシーの事業に携わっていた。
高齢者や運転ができない人たちが、外出する機会を創出できる事業だ。
そのなかで、特に地方における少子高齢化から来る健康寿命の問題に直面した。
健康寿命を延ばすための基本的なファクターは、栄養と睡眠、適度な運動である。
橋本さんが自分のライフスタイルを顧みたときに、
「栄養をとる」ということが一番ハードルが高いと感じた。

ベースフード株式会社代表取締役の橋本舜さん。

ベースフード株式会社代表取締役の橋本舜さん。

「食事に関しては、なんとなく不安がありました。
ひとり暮らしなので、ファストフード、カレー、ラーメン、どんぶり……。
みんなで食事するときは、お酒を飲みながら派手に食べる。
ひとり飯か、パーティみたいな(笑)」

実際に同じような食生活を送っている人も多いことだろう。
そこでどのような手段があれば、みんなが栄養をとりやすいか考えた。

「栄養を正しくとったほうがいいことは誰もがわかっているのに、
ほとんど実行されていません。
ということは、徐々に変わっていくことはないのだろうと思いました。
それならば、一番直接的なソリューションにアプローチしようと、主食に注目したんです」

毎日食べるパンや麺の栄養バランスが良ければなによりだ。
こうして橋本さんはまずはパスタ麺をつくろうと、
まるで“麺職人”のごとく自宅で試作を始める。
前職での最後の仕事が、伊勢志摩サミットのメディアセンターで
自動運転のデモンストレーションを行うことだったというから、
そのギャップは周囲に驚きを与えただろう。

「実は、誰もつくり方を知らないんです」と橋本さん。麺づくりは今や当たり前過ぎて、
「“水と小麦粉、入れても卵”という制約のなかで、どれだけ技術を磨くか」という世界。
だから“栄養素の入れ方”は誰も知らなかった。

試作は100種類以上に及んだ。
近所のスーパーなどで海苔、きなこ、ドライフルーツやナッツなどの
乾燥食品を購入してきて、1食で食べるべき栄養素が揃う組み合わせをたくさんつくった。

さまざまな食材を粉末にしたもの。

さまざまな食材を粉末にしたもの。

「最初は、動画サイトで勉強したパスタのつくり方に従って、
家庭用製麺機で試作していました。でも当然、うまくいきません。
茹でたら溶けてしまったり。
では“なぜパスタは溶けないんだっけ?”という基本に戻って始めました」

試作をつくって、専門家に話を聞きに行く。アドバイスを得たら、また試作にトライ。
それを何度も繰り返すことで、人脈も増えていった。
当然、最初は誰もが「できるわけない」という冷たい反応だったが、
次第に反応が変わっていく。

「30回目くらいの試作だとかたちはできているのですが、
おいしくなかったり、見た目が悪かったり。
そうすると、一応もの自体ができているので“できない”という人はいなくなるんですね。
次は、どうおいしくできるかという議論に変わっていくんです。
食品業界ではなかったからこそ業界の常識を知らず、
基本や原点に立ち返ることができたのが役に立ったと思います」

こうして試行錯誤を繰り返し、〈ベースパスタ〉が完成した。
1食に約30種の栄養素が含まれ、厚生労働省が定める「食事摂取基準」が定める
1日に必要な栄養素の3分の1をとることができる麺である。

麺はスパゲッティとフェットチーネの2種類。

麺はスパゲッティとフェットチーネの2種類。

落ち込んだ時ではなく、
楽しいときに飲む。
熊本〈こもれび家〉で飲む紅芋焼酎と
馬肉しゃぶしゃぶ

旅の醍醐味はローカル酒場! 全国おすすめ酒場探訪記 熊本編
「それでも」郷土料理があるから出会いがある

酒場にお酒を飲みにいくことは、ストレス解消? 憂さ晴らし?
いやいや、美酒を楽しみ、美味を堪能し、豊かな時間を過ごすことです。
でも、それだけじゃない。いや、それと同じくらい大切なことがある。
それは、美酒や美味を通して、人と出会い、自分の世界が広がること。
だから、世代が違っても一緒に酒場に行ける。
熊本の郷土料理居酒屋で、地元のみなさんに教えてもらったのは、
熊本のクリエイター流の酒と出会いの楽しさでした。

熊本市内中心部の繁華街といえば、下通り(しもとおり)と上通り(かみとおり)。
中でも下通りから新市街にかけては、飲食店の激戦区。
大衆居酒屋、バーやスナックはもちろん、
地元の名士、出張族にも愛され続けている
本格的な郷土料理や老舗も多いエリアです。
今回のローカル酒場は、気軽ながらもしっかり郷土料理を味わえる店。
そんな〈こもれび家〉をご案内しましょう。

〈こもれび家〉の外観

雑居ビル店舗の多い下通り、新市街エリアで堂々の門構えを誇る〈こもれび家〉。一歩入れば居心地の良さがわかります。

さて、熊本の郷土料理といえば、馬刺し、辛子蓮根などが浮かびますが
実際に地元の酒場好きにはどのような存在なのでしょう?
そのあたりの事情も合わせて、熊本の酒場の楽しみ方を教えてくれるのは
当地でデザインプロダクション〈ネストグラフィックス〉を運営し、
自らも最前線で腕を振るう河北信彦さんと酒場仲間の女性3人。

河北信彦さん

「酒場の楽しみは知らない世界と出会うこと」と語る河北さん。「来熊(らいゆう=熊本を訪れること)される際には、郷土料理や地元の酒という、知らない世界と出会っていただければ」。クリエイターや趣味人が集まる店も多数知っているだけに酒場の引き出しは多いようです。

酒場仲間の女性というから誰かと思えば若い社員さんとバイトスタッフさん。
年齢は親子ほども違う4人。しかも職場のメンバー。
最近ではなかなかなさそうな組み合わせですが普段から仲良く酒場へ。
「なぜか趣味が合うんですよ」と笑う河北さん。
社員の上妻(こうづま)莉子さんとは映画、
バイトの前田優佳さんとは『シン・ゴジラ』で盛り上がり、
村上亜由美さんは現役の熊本大生でデザインの世界に興味津々。
職場の愚痴をこぼすような酒ではなく、楽しい会話の場だから集まれる。
「落ち込んだ時ではなく、楽しいときに飲む。反省はなし(笑)」(河北さん)。

では、女性も多いので甘く爽やかな香りの焼酎で乾杯といきましょう。
今日は熊本の郷土料理を味わっていただくのですから、やはり焼酎。
と思ったところ河北さんから意外なひと言が。
「実は普段飲みでは、あまり郷土料理の店には行かないですねえ」
上妻さんも「そうですね、なにか普通のものばかりあるところ」
前田さんも「家で食べようと思っても馬刺しって安くないですから
あまり外でも食べに行こうとしないですね」
「でも」と河北さんはメニューをめくりながら、
「なんだかんだいって、熊本の人間は地元のものが好きなんだな」

その理由は? と聞けば、
「阿蘇とか有明とか天草とか地元の地名がついてるとおいしそう(笑)」
こもれび家は、地鶏の天草大王や有明あさりをはじめ、
地元食材を使った料理のバリエーションが豊富。
「こうなると郷土料理を食べたくなってくる。この焼酎とも合いそうだし」
という河北さんに、3人は「ラッキー」という笑顔。

「地元で愛される車エビも!」(上妻さん)
「久々に馬も。ヒモ(アバラ肉)の溶岩焼き」(前田さん)
「それなら僕の好きな天草大王もだな」(河北さん)
なんだ、やっぱり好きなんじゃないか、というところで村上さんがひと言。
「辛子蓮根と一文字のぐるぐるも……!」
すばらしいチームワークで注文が決まります。

農家や漁師の旬の素材を
いつでも届けられる。
〈カンブライト〉が開発する
プレミアム缶詰とは?

缶詰に込められた地域と食へのまなざし

困ったときの、缶詰。そんな非常食のようなポジションを覆す高品質な缶詰が、
最近はたくさん発売されている。
「プレミアム缶詰」ともいえるシーンを牽引しているのが〈カンブライト〉だ。

代表の井上和馬さんは、ITやソフトウェアなど、まったくの畑違いの業界で生きてきた。
そしてあるとき見たテレビ番組で、
現在のビジネスにつながるアイデアを思いついたという。

「テレビのドキュメンタリー番組で、〈パン・アキモト〉が行っている
救缶鳥プロジェクトを見ました」

これは賞味期限の長いパンの缶詰を飢餓地域などに届ける仕組み。
いつかはこんな取り組みをしてみたい。

初の国産ジビエ認証施設である〈かきうち〉の鹿肉を使用したプレミアムジビエ缶詰シリーズ。左から、〈鹿の千代漬アヒージョ〉、〈鹿のみやび漬〉、〈鹿のフレッシュコーンミート〉。

初の国産ジビエ認証施設である〈かきうち〉の鹿肉を使用したプレミアムジビエ缶詰シリーズ。左から、〈鹿の千代漬アヒージョ〉、〈鹿のみやび漬〉、〈鹿のフレッシュコーンミート〉。

そう思っていた井上さんに直接的な転機が訪れたのは、これまたテレビ番組。
そこに出演していた社会起業家に投資をしているという投資家を見て、すぐに連絡をした。
6月にテレビを見て、7月に会いに行き、8月後半には会社を立ち上げていた。
ツテも何もないうえに、事業計画を作成する間もない電光石火の動き。
もちろん缶詰をつくったこともないし、食品業界ですらない。
しかし井上さんの熱意が投資家を動かしたのだ。

〈カンブライト〉代表の井上和馬さん。

〈カンブライト〉代表の井上和馬さん。

井上さんは食品業界ではなかったが、母親の手料理を存分に食べて育った。

「キッチンに立っている母親の横が、子どもの頃の私の定位置でした。
豊かな食生活は豊かな人間を育むと思っています」

その影響もあって、自身も料理好き。
買い物に行っては、地方の食材に興味を抱いていたという。

「これから日本の一次産業が厳しくなっていくことは明白でしたので、
少しでも地方にお金が落ちるような仕組みを考えられないかと思っていました」

賞味期限が長く、容器が丈夫な缶詰ならば海外に持っていきやすい。
そうした利点と日本の地方の産業がうまくはまった。

「これからの日本は人口が減って、どんどん市場は小さくなる一方で、
世界の人口は増え続けるわけです。
それならば日本の地方がお金を回すには、海外を市場と考えていかなくてはならない。
缶詰ならばそれが実現できます」

錦市場近くにある店舗には数々の缶詰が並ぶ。

錦市場近くにある店舗には数々の缶詰が並ぶ。

青森県・八戸みやげの新定番 〈八戸サバ缶バー〉。絶品ブランド魚を 世界のグルメで堪能しよう。

サバにちなんで38種類の味を目指し、今後も種類を増やしていく予定。

地元でしか買えない絶品サバ缶

オンラインで注文するとなんでもすぐに届くインターネット大流通時代。
そんな現代においてまたひとつ、その土地でしか買えない
スペシャルなおみやげが誕生しました!

その名は〈八戸サバ缶バー〉(以下、サバ缶バー)。
「八戸みやげの新定番」をコンセプトに開発され、地元八戸を中心に
青森県内で販売されています。

〈八戸サバ缶バー〉グリーンカレー

グリーンカレー。

〈八戸サバ缶バー〉トムヤムクン

トムヤムクン。

現在のラインナップは、津軽海峡の塩、ゆずこしょう、
グリーンカレー、アヒージョ、トムヤムクン、ハバネロの6種類。

3月21日(木)からは7種類目となる〈スタミナ源たれ〉味が発売。
サバ缶としてはめずらしいバラエティ豊かな風味を、
バーでさまざまなお酒を味わうように食べ比べてみてください。

八戸前沖で水揚げされたサバ

八戸前沖で水揚げされたサバ。

また〈サバ缶バー〉の場合は味付けのみならず、
その素材自体も格別! 使用されているのは、冷涼な八戸沖で
たっぷりと脂肪を蓄えたブランド魚〈八戸前沖さば〉。
八戸では旬真っ只中のトップシーズンにサバが漁獲されるため、
漁場が南下した後に水揚げされるサバよりもずっと粗脂肪分が豊富なんだそう。
飲食業界では「日本一脂がのったサバ」とも評され、その後味の良さは絶品です。

味と素材の両方にこだわった〈サバ缶バー〉は、
昨今の凄まじいサバ缶ブームの中でもひときわ存在感を放っています。

神秘の島・神津島で
キンメダイづくしの料理に舌鼓!
5つのおすすめスポット

山に登ってキンメを食べて。
神津島をダイナミックに遊ぶ!

神々が集う島として、さまざまな神話や伝説に彩られている神津島。
火山島が織りなす海や山などのダイナミックな自然、
漁が盛んな島ならではの新鮮な魚介類、そして笑顔の絶えない温かな島の人々。
見どころの多い島だ。

断崖と白砂のコントラストが美しい、多幸湾側から見る天上山。

断崖と白砂のコントラストが美しい、多幸湾側から見る天上山。

そんな神津島でぜひとも訪れておきたいスポットや、
島の魅力を存分に味わえる飲食店や宿泊施設をご紹介。
とりあえずここを押さえておけば、間違いなしの神津島案内スタート!

1. 【体験する】 天上山
初心者も、トレッキング好きも大満足

天上山に登る

神津島で楽しめるアクティビティとして年間を通して人気なのが、
島のほぼ中央に位置する天上山のトレッキング。
標高572メートルとそれほど高くはないのだが、
標高だけで魅力を測れないのが、この山のおもしろいところ。

スタート地点は、白島登山口と黒島登山口のふたつ。
それぞれの登山口から中腹まではそれなりに傾斜がきついものの、
木の生い茂った林道は深呼吸をしたくなるような清々しさ。
外輪に出ると、それまでとは打って変わって視界を遮るものがなくなり、低木と岩や砂がむき出しになった高山のような世界が広がる。

山頂周辺は台形状になっていて、眺望以外にも見どころの多いエリア。
たとえば、伊豆諸島の神々が集まり、
水の配分について会議をしたという神話の舞台「不入ガ沢(はいらないがさわ)」や、
中洲に竜神様がまつられているハート型の「不動池」、
山の上とは思えないような白砂が広がる「表砂漠」と「裏砂漠」の荒涼とした世界、
そして“黒潮に浮かぶ展望台”というこの山の通称を実感できる「天空の丘」などなど。

森を抜けて視界が開けたときの開放感は最高

森を抜けて視界が開けたときの開放感は最高。眼下には紺碧の海と、山全体が抗火石でできている神戸山が。

不入ガ沢は神聖な場所なので、名前の通り足を踏み入れることは禁じられている。

不入ガ沢は神聖な場所なので、名前の通り足を踏み入れることは禁じられている。

また、本州では2000メートル級の山にしか生息していないような高山植物を
山頂付近では見ることができ、伊豆諸島の固有種も多いことから、
「花の百名山」に選ばれている。
山頂を周遊して、全行程を踏破するには6~7時間かかるが、
初心者など登山に自信がない人は、途中まで車でアクセスすることも可能。
登ったあとは、島の景色がちょっと違って見えるかも!

information

map

天上山白島登山口

住所:東京都神津島村那智(詳細は下記、神津島観光協会サイトをご確認ください)

Web:https://kozushima.com/sightseeing/mttenjo

2.【食べる】 居酒屋たつみ
島民が夜な夜な集うローカル酒場

来店者のポラロイド写真がずらり

小上がりの壁一面には、店の人も「いつから撮り始めたのかわからない」という、島内外からの来店者のポラロイド写真がずらり。

夜ごはんを宿ではなく外で食べるなら、島民御用達のお店はやはり気になるところ。
「ちょうちん」や「赤ちょうちん」という通称で親しまれている
〈居酒屋たつみ〉は、島民でいつも賑わっている人気店。

以前は入り口に赤ちょうちんがぶら下がっていたらしいが
(今も気が向いたら、お目見えするとか、しないとか……)、看板やのれんも特にないので、
お店であることが一見わかりにくいのが難点といえば難点。
しかし煌々と明かりが漏れるガラス戸を思い切って開けると、
カウンター席と小上がり、ずらりと並んだ短冊メニューなど
“THE 居酒屋”な空間が(奥には座敷席も)。

本格麦焼酎〈盛若〉

島のおいしい水で仕込んだ本格麦焼酎〈盛若〉は、すっきりとしたまろやかな味わい。

メニューは豊富で、島らしい味を楽しみたいなら、刺し身の盛り合わせ、
うつぼの唐揚げ、イカの塩辛などがおすすめ。
チェーン飲食店のない島で、
この店は居酒屋だけでなくファミリーレストラン的な役割も兼ねているようで、
おつまみ以外にもご飯ものや麺類なども充実していて、家族連れも多い。

刺し身の盛り合わせ

地魚をメインにした刺し身の盛り合わせ。左から中トロ、ムツ、アカサバ(ハチビキ)、アカイカ。

今でこそ何でも食べられるお店となっているが、もともとは焼き鳥屋だそうで、
地元の人には焼き鳥が人気とのこと。
島外から遊びに来た人を島民は瞬時に判別できるので、
気さくな人が話しかけてきて、思わぬコミュニケーショが生まれる可能性も。

information

map

居酒屋たつみ

住所:東京都神津島村74

TEL:04992-8-0289

営業時間:17:00~23:00

定休日:水曜

散歩しながら食料調達!
ずぼらでも楽しめる
春野草の料理のススメ

こんにちは。
「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる
〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。

山の谷間にある我が家の集落も、すっかり春めいてきました。
雨が降るたびに吹く風が暖かくなり、
小川のほとりに、散歩道の隅っこに、
春の野草たちがぽこぽこと顔を出し始めます。

カゴを背負って野草摘みへ!

今日は天気もよくって気持ちがいいので、
私と一緒に我が家の周りを散歩してみませんか?

せっかくなので、0円で手に入るごはんの材料、
“春の野草”をゲットしてきたいと思います。

「野草って、下処理が大変そう……」と思った方、ご心配なく! 
普段から野菜の皮はむかない、アク抜きもしない、
そんな私でも楽しく採れる野草が、野原にはたっくさんあるのです。

収穫した野草。

ここで私の、野草摘みのポリシーを紹介します。

(1)すぐ食べられるものを採る

(2)採りすぎない

(3)お気に入りスポットを愛でる

まず最初に「(1)すぐ食べられるものを採る」ですが、
アクを抜いたり、皮をむいたり……食べるまでに手間がかかる野草は
するりと避けて、すぐ食べられる野草をチョイスします。

例えば、このハコベ。

みずみずしいハコベ。

みずみずしいハコベ。

野草にしては珍しく、生でも食べられるお手軽野草です。
今の季節は水分をたっぷりと含んでいて、
茎を折るとジュワッと水分が染み出してくるほど。

さっと湯がいておひたしにすると、
青臭さが抜けてもっと食べやすくなります。

カラスノエンドウは、先っぽだけポキっと折って収穫!

カラスノエンドウは、先っぽだけポキっと折って収穫!

道端でよく見かけるカラスノエンドウも、
若芽なら生で食べてもおいしくいただけます。

エグみが少なく、枝豆のような風味がして、なかなかイケます。
ただ、アブラ虫がびっしりとついていることがあるので、
それだけはしっかりとチェック!

レンゲの花と、タンポポ。

レンゲの花と、タンポポ。

レンゲも同じマメ科なので、野草の中では比較的食べやすい味です。
花をサラダに入れると彩りのアクセントになって◎。

水辺には、キラキラと水を弾くセリが。ミツバのようなスキッとした風味がお吸い物にぴったり。

水辺には、キラキラと水を弾くセリが。ミツバのようなスキッとした風味がお吸い物にぴったり。

それから、初心者にオススメしたい野草は、なんといってもノビル。
葉っぱはニンニクとネギの合いの子のような風味で、
根っこはラッキョウのような不思議な野草。
どんなお料理にも合うため、我が家では重宝しています。
薬味としても、炒めても、茹でてもOK。
普通の野菜とほぼ同じように調理できます! 

ノビルは根っこの先の膨らんだ部分がおいしいのですが、
地面にしっかりと根づいたものだと
スコップで掘り返したりしなければ、根っこの先まで収穫するのは大変。

無理やり引っ張ると、この丸い部分がちぎれてしまいます、一番おいしいところ!

無理やり引っ張ると、この丸い部分がちぎれてしまいます、一番おいしいところ!

そのため、ノビルを探すなら道端の石垣周りが狙い目。
石垣の間に溜まったふわふわの土はやわらかいため、
そこに生えたノビルであれば、するりと抜くことができるのです。

さて、石垣の積まれた道を登り切ると、
昔畑だった空き地にびっしりとツクシが生えているのを見つけました。

ツクシの群れ。

ここはご近所さんたちのツクシ収穫スポット。
まるでツクシ畑のようにニョキニョキと生えています。

これぞ野草のずぼら料理。3分でつくれます。

これぞ野草のずぼら料理。3分でつくれます。

ちなみに私、つくしのハカマをとらずに調理します。
ご近所さんには「信じられない!」と驚かれましたが、
ハカマに毒はないようですし、
ちょっと歯ごたえはあるけれど全然気にせず食べられます。

ひとつひとつハカマをとるのは重労働ですから、
採ってきたツクシをそのままパッと鉄鍋に投げ入れて、
ジャッと強火で炒め、醤油と胡椒で味つけするのが大好きです。

長寿の秘密は“食”にあり?
〈信州感動健康料理アカデミー〉とは

「信州感動健康料理」って?

たっぷり盛られた、オーガニック野菜の彩りサラダ。
甘みの強い、信州特産のナカセンナリ大豆を使ったトマト煮込み。
シャリシャリ食感の焼き大根と、ジビエ味噌のマッチング。
余計な調味はされていないのに、ほっこりと味わい深い、古代米のリゾット。
さらには、ニオイコブシの枝を煮出した、“山の香り”のコンソメスープ!
「いったいどんな味!?」と興味をそそられませんか?

この料理は、新しい視点で長野県ならではの料理をつくり出そうという
プロジェクトのなかで開発された「信州感動健康料理」のメニューなんです。

この信州感動健康料理のポイントは、いたってシンプル。
全国でも一、二を競う長寿の長野県ならではの食材や調理法を用い、
「おいしいこと」
「心地よい時間を過ごしてもらうこと」
「驚きがあること」
この3つの要素を意識した一汁三菜を基本とする料理。

長野県に行ってこの料理が食べたい! 
たくさんの方にこう思ってもらうことを最終目標としています。

2019年2月8日(金)に開催された「信州感動感動料理 提案発表会」の風景。

2019年2月8日(金)に開催された「信州感動感動料理 提案発表会」の風景。

このプロジェクトの核となっているのが、
県内の料理人や生産者などを対象としたアカデミー。
第1期は17名が受講し、メニュー開発を行っています。

今回は、2019年2月8日(金)にアンジェロコート東京で開催された
「提案発表会」で、講師陣や受講生が開発し提案した
信州感動健康料理をいくつかご紹介します。

まずこのアカデミー、とにかく講師陣が豪華!
食文化研究家で「料理マスターズ」のシルバー賞受賞者の北沢正和さん、
郷土料理研究家の横山タカ子さん、
料理人として黄綬褒章を受章している湯本忠仁さんという、長野が誇る料理家たち。

彼らが発する言葉のひとつひとつが哲学的で、そのお話は驚きと発見の連続です。 
手がける料理やジャンルは違えど、同じ長野県で生まれ育った背景もあってか、
長野の食や文化への思いには、3人に共通するものがありました。

水にまつわる人々の営みを知る島の旅 
斉藤アリスさんが巡る神津島

天然のダムを有する、水に恵まれた島

東京から南へ約180キロに位置する、伊豆諸島のひとつ、神津島。
高速ジェット船だと竹芝から約3時間40分、
調布飛行場から小型飛行機に乗ればわずか45分でアクセスできるこの島には、
同じ東京都であることが信じられないような豊かな自然が溢れ、
島特有のゆったりとした時間が流れている。

伊豆諸島の有人島としては最も西にある神津島。面積は18.58平方キロメートル。

伊豆諸島の有人島としては最も西にある神津島。面積は18.58平方キロメートル。

『Hanako』や書籍のライターとしても活躍している、モデルの斉藤アリスさんは、
国内外いろんな場所を旅しているものの、
東京の島、伊豆諸島に降り立ったのは今回が初めてとのこと。

「海外旅行のときは必ず飛行機に乗るので、
そのプロセスを踏んだことで飛行時間は短いのにすごく遠くに来た気分です。
しかも定員19名の飛行機は人生で初めてで、
プライベートジェットで離島に行くセレブみたいでワクワクしました(笑)」
と早くも興奮気味。

神津島は周囲約22キロ、人口約2000人の島。
遊ぶにも暮らすにも、何かとちょうどよいサイズ感といえるのだが、
なかでも突出しているのが、水の豊かさ。
離島は水不足に悩まされる場所というイメージがあるかもしれないが、ここは別。
そもそも神津島は、その昔「神集島」という字を当てていたそうで、
伊豆諸島の神々がこの島に集まって水の配分について会議をしたという
「水配り伝説」があるほど。

まさに神津島の水の豊かさを物語る逸話といえるが、島暮らしに限らず、
水は人間が生きていくために必要不可欠なもの。
アリスさんもモデルという職業柄、美容の面でも水の重要性を日々感じているようだ。
「人間も動物も植物もどんな生き物にとっても、水は体を構成する一番多い要素。
だから生命は水があるところにしか宿りません。
そんな生き物にとって最も大切な水を誇れる土地というのは、
それだけでエネルギーに溢れていて、パワーをもらえそうな気がします」

前浜海岸には、水配り伝説をモチーフにした水配り像が。神津島の神様がほかの島々の神様に、水を配分する様子が表現されている。

前浜海岸には、水配り伝説をモチーフにした水配り像が。神津島の神様がほかの島々の神様に、水を配分する様子が表現されている。

向かったのは、水の恵みを象徴するようなポイントのひとつ、多幸湧水。
ここは目の前に海が広がる絶景ポイントでもあり、
ポリタンクを持って水を汲みに来る人の多い、島民愛用の湧き水。
アリスさんも島の水をさっそく飲んでみることに。
「柔らかい味わいですね。手で触れるとひんやり冷たいんだけど、
突き刺すような冷たさではなく、感触も柔らかいんです。
洗ったあと、自然と手がポカポカしてきて不思議な心地よさです」

「東京の名湧水57選」にも選ばれている多幸湧水。心地よい冷たさに、思わず頬がゆるむ。

「東京の名湧水57選」にも選ばれている多幸湧水。心地よい冷たさに、思わず頬がゆるむ。

テングサの洗い場。生活用水としても島民に親しまれている。

テングサの洗い場。生活用水としても島民に親しまれている。

そもそもなぜ、神津島は水に恵まれているのか。
自然ガイドをしている古谷亘さんは、
トレッキングでも人気のある標高572メートルの天上山にその秘密があるという。

前浜港に鎮座する、水や漁業の神様とされる龍神様から望む天上山。

前浜港に鎮座する、水や漁業の神様とされる龍神様から望む天上山。

2018年3月に移住し、〈Full Earth〉代表として神津島の自然ガイドを務める古谷亘さん。

2018年3月に移住し、〈Full Earth〉代表として神津島の自然ガイドを務める古谷亘さん。

「天上山は言ってみれば、天然のダムのようなもの。
冬に吹く強い西風の影響で、
8合目以上は木がほとんど生えていないエリアがあり、
岩や石が風化して、山頂近くには白砂の砂漠が広がっています。
雨が降るとその砂地にしみこんでろ過されて、
地下水として山の周辺から湧き出てくるのです」

白島登山口から天上山をトレッキング。序盤は鬱蒼とした森が続き、植生の豊かさを感じさせる。山登りが好きだというアリスさんの足取りは軽い。

白島登山口から天上山をトレッキング。序盤は鬱蒼とした森が続き、植生の豊かさを感じさせる。山登りが好きだというアリスさんの足取りは軽い。

8合目を過ぎると一気に低木に。パノラマの絶景に大興奮!

8合目を過ぎると一気に低木に。パノラマの絶景に大興奮!

山頂近くにある「不入ガ沢(はいらないがさわ)」は、水配り伝説の会議の舞台と言い伝えられる神聖な場所。こうした砂地に雨がしみこみ、やがて湧き水となる。

山頂近くにある「不入ガ沢(はいらないがさわ)」は、水配り伝説の会議の舞台と言い伝えられる神聖な場所。こうした砂地に雨がしみこみ、やがて湧き水となる。

例えるなら、島の真ん中に巨大な水瓶がどっしりと置かれているようなもの。
水が豊富なのも納得なのである。

各地の人気店や、
パン事情をご紹介!
わたしのまちの「パン屋さん」

今月のテーマ 「まちのパン屋さん」

フワフワやわらかの日本のパンや、外国のハード系パン、
こだわりが詰まった自家製酵母パン。
もはや日本の食卓には、パンは欠かせません!

各地に目を向ければ、じつにユニークなパン屋さんがいっぱい。
さらに、地域のパン事情もさまざまです。

今回は、全国のみなさんから、
地域に愛される「パン屋さん」を紹介してもらいました。

【島根県隠岐の島町】 子を想う母の、体にやさしい天然酵母パン

親子の笑顔マークが出迎えてくれます。

親子の笑顔マークが出迎えてくれます。

隠岐の島にある〈マムズ・ベーカリー〉。
“子どもが安心して食べられるパンを。”
そんな、お母さんの愛情から生まれたお店です。

マムズ・ベーカリーの自家製十勝あんぱん。

どのパンも、も~っちり。
餡やクリームなど、手づくりならではのやさしい甘みのなかに、
バターの香りと奥深さが広がって、ひと口ひと口の満足感がすごい。

「焼ける数に限りがあるんです……」というオーナーですが、
1点1点こだわっているのに、パンの種類は豊富で、
そこに、子を想う母の強さとやさしさが表れている気がしました。

オープン当時から人気を誇るクリームチーズパン。

オープン当時から人気を誇るクリームチーズパン。

お店を手伝うのはオーナーのお母さま。
お子さんへの想いから生まれたお店を、お母さんとおばあちゃんで守っている姿が
親子3代、家族の距離が近い隠岐らしくてほっこりしました。

ほかにも隠岐の島には、昔ながらのパン屋〈木村屋〉さんも。
5つの味がランダムに入った「夢がいっぱい! おやつあんパン」をはじめ、
島民に愛され続けています。

店内の様子。

information

map

天然酵母のパン屋さん マムズ・ベーカリー

住所:島根県隠岐郡隠岐の島町西町八尾の一

TEL:090-6833-1404

営業時間:13:00~18:00

定休日:水・土・日曜・祝日

Facebook:https://www.facebook.com/momsbakery.oki/

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五十嵐杏美 いがらし・あみ

平成2年生まれ。元ギャルの島ガール。2017年3月末、東京から島根県隠岐の島町へ移住し、現在は地域おこし協力隊として活動中。移住のテーマは、【自然との共生】と【丁寧な暮らし】。四季の移ろいのなかで豊かに生きる術を学び中。また、自分らしく生きることを探求するためにヨガとアーユルヴェーダを学んでおり、同時に広める活動も行っている。

【岐阜県白川村】 パン屋がない! 白川村のパン事情

白川村にはパン屋さんがありません。
人口1600人あまりの小さな村なので、お店自体も少ない。
では、村民のみなさんはどうやってパン欲を満たしているのでしょう?

パンをゲットする手段は、主に5つ。

1.高山や富山など、まちのパン屋まで買いに行く

2.まちのスーパーマーケットへ買い物に出かけたついでにパンを購入

3.村内のスーパーマーケット、またはコンビニ(デイリーヤマザキ)にて購入

4.週に3回来る移動販売車にて購入

5.コープの宅配にて注文

陳列棚のパン。

移動販売車の店内。

移動販売車の店内。

市販の食パンを食べる方は、まちや村内のスーパーマーケットで。
買い物になかなか行けない方は、毎週届く宅配で。
それぞれの暮らしやパン欲に合わせて、調達手段を選んでいます。

デイリーヤマザキにて。ヤマザキの工場直送パンが売られています。

デイリーヤマザキにて。ヤマザキの工場直送パンが売られています。

パン屋のない白川村では、
ないものはないなりに手段を選び、パン欲を満たしているのです。

photo & text

長坂風子 ながさか・ふうこ

愛知県生まれ。大学卒業後、映像制作会社に勤務。地域の“今”を残したいと思い、岐阜県白川村に移住。好きなことは、映画を観ること、おいしいものを食べること。

群馬〈おだしがしみたきざみあげ〉が 第37回食品ヒット大賞で 〈優秀ヒット賞〉を受賞

〈おだしがしみたきざみあげ〉参考価格158円(税込)。

使い勝手のよすぎる新しい油揚げ
〈おだしがしみたきざみあげ〉はもう試しましたか?

この度、第37回〈食品ヒット大賞〉で、栄えある〈優秀ヒット賞〉を受賞。
2018年1月に販売されて以来、リピーターが続出しています。
その商品の人気の秘密は、油揚げの常識を塗り替える
「賞味期限が3ヶ月」「常温保存が可能」なところ。

賞味期限の短い油揚げは1回では使い切れず、
冷蔵庫に保管していたら、いつの間にか賞味期限が
切れてしまっていた……ということが起こりがち。

けれど〈おだしがしみたきざみあげ〉ならば、
消費期限が1〜2週間ほどの他製品に比べてかなり長く使えます。
また常温保存ができるので冷蔵庫や冷凍庫のスペースもとりません。

ひじきに使ってみました

まな板でのカットが不要で、楽に使える。

さらに魅力的なのは、油抜きが不要でべとつかず、
ちょうどよいサイズにカット済みなところ。
そしてチャック付きで繰り返し利用がしやすく、
「鰹風味の甘辛だし」が既に染み込ませてあるのです。
煮物や炊き込みご飯に必要なぶんをパラパラっといれると、
味付けのバランスを整えてくれます。

まさに至れり尽くせり。楽に、長く使えて、おいしい。
そんな商品は一人暮らしの方や、忙しい主婦の方の救世主になるでしょう。

希少種〈モルー〉100%の 〈エキストラバージンオリーブオイル トルトサ〉を限定販売

オンラインショップや直営店などで販売。箱入りで1本3000円(税抜)から。

今年も〈エキストラバージンオリーブオイル トルトサ〉
(以下、トルトサ)が、2月21日から
数量限定で販売となります! 早い者勝ちです。

オリーブオイル通をうならせる〈トルトサ〉の香りはまさに青リンゴ。
フルーティな味わいが特徴です。

一方では、オイルの旨味を担うほろ苦さや爽やかな辛味も適度にあり、
バランス感覚の優れたオイルに仕上がっています。

〈モルー〉が育つ畑

〈モルー〉は、「とがったくちびる」を意味している。

原料である希少種〈モルー〉は、
世界一のオリーブ生産国・スペインのカタルーニャ地域で栽培。
そのトルトサ市で伝統的に親しまれてきた品種です。

収穫されたオリーブ

今年は約10トンのオリーブオイルを収穫。

特にこだわっているのは、〈モルー〉の甘みを生かす
「最適熟度」で収穫し、そこから8時間以内に搾油をすること。
一般的なオリーブオイルは、収穫から24時間以内に
搾油されることが多いのですが、そのスパンが短い〈トルトサ〉は
フレッシュさがより際立つ仕上がりに。