鎌倉ニュースポット 〈鎌倉 松原庵 青〉 湘南でとれる新鮮な素材を、 蕎麦そして旨酒とともに

名前の「青」は鎌倉の空と海から

神奈川・由比ガ浜にある〈鎌倉 松原庵〉がプロデュースする
ホテル〈HOTEL AO KAMAKURA〉のオープン(2021年春)に先駆けて、
この夏に開業した〈鎌倉 松原庵 青〉。
湘南でとれる新鮮な野菜や魚、打ち立ての香り高い蕎麦、
クラフトビールや地酒、国内外から選りすぐったワインが楽しめます。

店内に入ると、鎌倉の空と海から名付けられた「青」という名の通り、
江ノ島が浮かぶ湘南の海を広々と見渡せます。
開放感があり、ゆったりと食事を楽しむことができるのです。

蕎麦をはじめ、手の込んだお料理が楽しめます。

〈藍“あい” 季節の前菜七種盛り合わせ そば(せいろ もしくは かけ)〉¥2750(税込)プラス400円で野菜の天ぷら盛り合わせも。

蕎麦

〈キンメダイと鎌倉ワカメの潮煮〉¥2035(税込)

〈First Essence Earl Grey Gin〉
国産紅茶とベルガモットを使用した
紅茶のクラフトジン

〈First Essence Earl Grey Gin〉蒸留器:カブト釜蒸留器 ベーススピリッツ:吟香露 / 高田酒造の米焼酎 / ちこり焼酎 ボタニカル:ジュニパーベリー / 紅茶 / ベルガモット *少数生産のため原則一般の販売はしておりません。

強力なタッグによる第2弾

引き続き、感度の高いお酒好きの間で人気なクラフトジン。
ブームも相まって、多種多様な銘柄が出ているのを、
みなさんご存知でしょうか。

この秋、強力なタッグによる紅茶のクラフトジン
〈First Essence Earl Grey Gin〉が誕生しました。

手掛けたのは、日本のクラフトスピリッツ界の先駆者として、
蒸留の可能性を模索し続ける辰巳祥平氏と、
茶の湯文化の開口を広げるべく、
既存の枠組みを越えさまざまな取り組みを行う〈TeaRoom〉。

この両者が組んだのは、今年の8月に発売された、
日本茶の生葉を使った日本初のクラフトジン
〈First Essence Tea Leaf Gin〉に続き、今回で2回目。

両者が提携することで、お酒の原料としてのお茶の可能性と魅力を
より深く追求することが可能になりました。

〈Ispahan 2020〉
ピエール・エルメの代表作
〈イスパハン〉と
秋田の蔵元集団
〈NEXT FIVE〉がコラボ。
限定商品を発売

©三輪卓護

両ブランドの職人の技が織りなす、日本酒と洋菓子のマリアージュ

この冬、パティスリー界のピカソと称されるピエール・エルメの代表作〈イスパハン〉が
秋田県の蔵元集団〈NEXT FIVE(ネクストファイブ)〉と
コラボレーションします。

和菓子の〈とらや〉やファッションブランド〈ミナ ペルホネン〉とも
創意溢れるコラボレーションを展開してきたピエール・エルメですが、
日本酒とフランス菓子とは、少々意外な組み合わせ。
一体どんなお菓子とお酒が楽しめるのでしょうか?

この度発売されるのは、上の写真のコラボレーション商品〈Ispahan 2020〉。
イスパハンのケークと、NEXT FIVEが
ケークにあわせて醸造した貴醸酒のセットです。

古代の酒造りに近い製法で醸される貴醸酒は、
米と麹と水、さらに水の一部を日本酒にかえて醸造する甘口の日本酒。
今回その日本酒には〈新政酒造〉の〈亜麻猫〉を採用しており、
フローラルな香りのなかに酸が際立つつくりになっているのだとか。

ピエール・エルメのフェティッシュ(※)を代表するイスパハンは、
ローズ、フランボワーズ、ライチの風味を組み合わせたもの。
一度味わったら忘れられない、独特の風味を備えています。

ケーク イスパハンは、貴醸酒に使われた
酒米を精米したときに派生した米粉を使用し、
バラをイメージした型で焼き上げたもの。
バラが香るしっとりとしたパウンド生地に
甘酸っぱいフランボワーズと華やかなライチを忍ばせています。

※フェティッシュ:ピエール・エルメさんが四季折々に考案するフレーバーの組み合わせ。

重箱をイメージした限定ボックスにコラボレーションの世界観を伝えるライナーノーツとともに収め、限定の風呂敷に包んでお渡しします。13,800円(税込)©︎三輪卓護

重箱をイメージした限定ボックスにコラボレーションの世界観を伝えるライナーノーツとともに収め、限定の風呂敷に包んでお渡しします。13,800円(税込)©︎三輪卓護

さらに、ピエール・エルメ・パリ 青山ブティック2階〈Heaven〉には、
期間限定のデセール〈デギュスタシオン イスパハン 2020〉が登場。

デセール「デギュスタシオン イスパハン 2020」2,400円(税・サービス料込) ピエール・エルメ・パリ 青山2F〈Heaven〉にて2020年11月20日〜30日まで提供。

デセール〈デギュスタシオン イスパハン 2020〉2400円(税・サービス料込) ピエール・エルメ・パリ 青山2階〈Heaven〉にて2020年11月20日〜30日まで提供。

貴醸酒〈Ispahan 2020〉とケーク イスパハン、
貴醸酒を搾った酒粕のマカロン、アイスを楽しめるデセール(デザート)です。
香り高く、しっとりとした口当たりのケーク、
さくさくした歯ざわりにふんわりと酒粕が香るマカロン、
酒粕の独特な風合いが生かされたアイス、そして酸の利いた貴醸酒。
日本酒とイスパハンのマリアージュを存分に楽しめそうです。

東京下町・酎ハイ街道のれんめぐり
〈はりや〉
敏腕女将が仕切る墨田の酒場で、
自由なつまみと
強炭酸酎ハイに出会う

●東京下町でいただく今宵の酎ハイは……
キリッと強炭酸が心地よい酎ハイと、頬がほころぶ多彩なつまみたち

酎ハイ街道。
その名がつけられているのは、
東武伊勢崎線鐘ヶ淵駅と京成線八広駅を結ぶ、鐘ヶ淵通りを中心に広がる一帯。
そこにはなぜか酎ハイの名店が揃い、酎ハイを愛する人々が集まってきます。
さあ、酎ハイの聖地へ、いざ。

今回紹介するのは〈はりや〉。
鐘ヶ淵駅の改札を出て右手に2分ほど。
奥まっているとも、わかりやすいともいえる、ちょっと不思議なたたずまい。
その不思議さは暖簾をくぐった後も続きます。

小料理屋か創作和食屋か? という雰囲気の看板ですが、ちゃんと縄のれんが居心地の良い酒場であることを伝えてくれます。

小料理屋か創作和食屋か? という雰囲気の看板ですが、ちゃんと縄のれんが居心地の良い酒場であることを伝えてくれます。

ポップなデザインの装飾の一方で、昭和の名残のインテリア。
そして大衆酒場としての気楽な居心地と、
カフェのような温かみのある洗練された雰囲気があります。

店内の様子

その理由は? といえば、
酎ハイ街道の老舗の遺伝子と、跡を継いだ3代目、荘司美幸さんのセンス、
ということになるでしょう。
でもそれがわかったのは杯を重ね、
ずーっと続いている酎ハイと看板のつまみに、
新しく生まれたメニューの数々を味わってからでした。

さあ、まずは酎ハイで乾杯。
口に含む前からスッキリ感がわかる香り。
グラスを近づけると強炭酸とわかる
細かく勢いのある気泡を目でも音でも感じます。

ジョッキに角氷を入れ、すでに前割された酎ハイを一気に注ぎ込みます。強炭酸ながらやわらかさも感じるのはこの泡立ちもひとつの要因でしょう。

ジョッキに角氷を入れ、すでに前割された酎ハイを一気に注ぎ込みます。強炭酸ながらやわらかさも感じるのはこの泡立ちもひとつの要因でしょう。

「とりあえずビール」ではなく、最初の1杯から飲める、スッキリ、爽やか、のどごしもうれしいはりやの酎ハイ(300円)。もちろんあとからくる味わいもあって、深まってきてからも存分に。置かれた札は、オーダーごとに1枚ずつ。これで杯数を計算するのが伝統ですが、お客さんも自分の酔いをこれで確認。足を取られる前に切り上げるのが、粋。

「とりあえずビール」ではなく、最初の1杯から飲める、スッキリ、爽やか、のどごしもうれしいはりやの酎ハイ(300円)。もちろんあとからくる味わいもあって、深まってきてからも存分に。置かれた札は、オーダーごとに1枚ずつ。これで杯数を計算するのが伝統ですが、お客さんも自分の酔いをこれで確認。足を取られる前に切り上げるのが、粋。

口に含むとガツンというよりはスッキリ。
爽やかさが抜けていったあとすぐに、
ほのかな甘みが口の中に広がります。
しかしその後味はしつこくなく、べたべたもせず、すーっと消えていくのです。
中身は昔から変わっていないということですが、
都会的な洗練というか、新しさも感じるソーダ割り。

アルコールよりも炭酸感か。
と、ちょっと油断して飲んでいたら……あとから追いかけてきました。
しっかり、おいしい酒感が。
なるほど、見た目のスッキリ、爽やかに反して、中身は濃厚でやんちゃ。

懐かし感のあるメニュー札もきちんと端正。そして並ぶメニューは荘司さんいわく「食べたいもの、つくりたいもの」。和洋アジアという枠でもない自由さも楽しい。

懐かし感のあるメニュー札もきちんと端正。そして並ぶメニューは荘司さんいわく「食べたいもの、つくりたいもの」。和洋アジアという枠でもない自由さも楽しい。

風化したサンゴで焙煎した
1杯を召し上がれ。
サンゴを育てるコーヒー〈35COFFEE〉

沖縄でしかつくれないスペシャルなコーヒー

コーヒーの焙煎は直火、炭火などさまざまな方法があります。
〈35COFFEE(スリーファイブコーヒー)〉の焙煎方法はちょっとユニーク。
なんと風化したサンゴを利用して焙煎しているんです。

風化したサンゴとは、寿命や環境などの外的要因で
死んでしまいサンゴの骨格だけになり化石化したもの。

通常、サンゴは風化していても沖縄県の漁業法により
持ち出しや使用は禁止されています。
35COFFEEでは沖縄県の許可を得て、
専門業者から購入して使用している、
沖縄でしかつくれないスペシャルなコーヒーです。

風化したサンゴを利用してコーヒー生豆を焙煎しているイラスト

そんな貴重な風化したサンゴを200度まで熱し、
コーヒー生豆を時間をかけてじっくりと焙煎。
豆本来のまろやかな風味が楽しめ、
コーヒーが苦手な方でも飲みやすいものになっています。

音楽家・ユザーンさんの旅コラム
「ひたすら讃岐うどんを食べる旅」

さまざまなクリエイターによる旅のリレーコラム連載。
第13回は、タブラ奏者のユザーンさんによる
香川で讃岐うどんを食べ歩いた記録。
カレーのイメージが強いユザーンさんが、
どうしてうどん屋をめぐることになったのだろうか。

なんだこれは、うますぎる

2018年の春、インド古典音楽のツアー中のことである。
岡山市のライブで、客席に意外な顔を見つけた。
僕は10年くらい前まで〈ASA-CHANG&巡礼〉というバンドに所属していたのだが、
そのバンドのマネージャーだった吉澤くんがなぜか来場していたのだ。
驚きながら、なんでここにいるのか彼に聞いてみた。

「いや、ちょっと高松にうどんを食べにきたんですけど、
ユザーンさんのライブが岡山であるって知ったんで高松から電車で駆けつけました」
「うどんを食べに高松? それだけで?」
「麺好きの僕には憧れの地だったんですよ。ていうか、讃岐うどんマジでヤバいです!
信じられないほどうまいし、目を疑うほど安い。今日だけで6杯食べましたね。
明日の昼過ぎまで高松なんで、もう4〜5杯は啜ってから帰ります」

興奮気味な彼の言葉を聞くうちに、僕の頭のなかもうどんでいっぱいになってしまった。
ちょうど翌日が高松のライブだったので、
吉澤くんのうどん巡礼に同行させてもらうことにした。

東京下町・酎ハイ街道のれんめぐり
〈亀屋〉琥珀の酎ハイに隠された
「秘密」とは

●東京下町でいただく今宵の酎ハイは……
母と息子と常連が守り続ける、琥珀の味わい

酎ハイ街道。
その名がつけられているのは、
東武伊勢崎線鐘ヶ淵駅と京成線八広(やひろ)駅を結ぶ、鐘ヶ淵通りを中心に広がる一帯。
結ぶといっても、鐘ヶ淵通りは鐘ヶ淵駅から八広駅まで歩いて15分ほど。
広がるといっても、隅田川と荒川に囲まれた、
タクシーを使うのも申し訳なく思うほどの距離。
そこは、小さな家々が迷路のように誘う、地番だけでは探れない複雑な細い、細い路地。
ともに各駅停車しか止まらない、だから残されたのか、とも感じる、
昭和、下町という場所と時間。
ライトアップされた東京スカイツリー、
拡張され区画整理された道路や新しい建物はあっても
東京になんとか残されたある種のノスタルジー。
そこになぜか酎ハイの名店が揃い、酎ハイを愛する人々が集まってきます。

東京スカイツリー

今回から始まる酎ハイ街道の旅。
その1軒目は〈亀屋〉。創業昭和7(1932)年。
現在のご主人、小俣光司さんの父である2代目が、
時代の先鞭となって亀屋の酎ハイを考案。

2007年に道路拡張などの再開発で現在の場所に移転し、
外観内観からは昭和の面影はなくなりましたが、伝統の酎ハイは変わりません。
いや、変わらないのではなく守り続けています。
さあ、暖簾をくぐりましょう。

鐘ヶ淵通り沿い、八広駅からのほうがやや近いけれど、鐘ヶ淵駅との中間あたり。まさに酎ハイ街道の一丁目一番的な場所。場所は変わっても3代88年、守り続けた亀屋ののれんは今日もあたたかく客を迎えます。

鐘ヶ淵通り沿い、八広駅からのほうがやや近いけれど、鐘ヶ淵駅との中間あたり。まさに酎ハイ街道の一丁目一番的な場所。場所は変わっても3代88年、守り続けた亀屋ののれんは今日もあたたかく客を迎えます。

カウンターと小あがり。大衆酒場というよりきれいな小料理屋の感じもしますが、肩ひじ張らずリラックスできる雰囲気、そして地元の常連さんたちが亀屋と一緒につくり上げるやわらかい空気感もあります。

カウンターと小あがり。大衆酒場というよりきれいな小料理屋の感じもしますが、肩ひじ張らずリラックスできる雰囲気、そして地元の常連さんたちが亀屋と一緒につくり上げるやわらかい空気感もあります。

定番とホワイトボードに書かれた今日のおすすめ。つまみはだいたい400円~500円とわかりやすい設定。計算というよりも単純な足し算で飲み代がわかるのも下町の酒場らしさ。

定番とホワイトボードに書かれた今日のおすすめ。つまみはだいたい400円~500円とわかりやすい設定。計算というよりも単純な足し算で飲み代がわかるのも下町の酒場らしさ。

店内に入ってすぐ右手、カウンターの端は、
酎ハイをつくる道具が置かれています。
ここは3代目の母、女将の美代子さんの指定席にして、
伝統の酎ハイが注がれる場所。
聖地があけっぴろげに待っていてくれている、なんという贅沢。
こうなればさっそく、酎ハイを注文しましょう。

冷えた強炭酸をシュワシュワっと注いでから、琥珀色の焼酎を注ぐ。氷なしでも心地よい喉越しと温度に。これも女将の変わらぬ技術。

冷えた強炭酸をシュワシュワっと注いでから、琥珀色の焼酎を注ぐ。氷なしでも心地よい喉越しと温度に。これも女将の変わらぬ技術。

亀屋のスタイルは「氷なし」。
タンブラーの真ん中あたりに厚めに輪切りにしたレモンを入れ、
そのレモンに当てるように、まずは炭酸を注ぎ込みます。
炭酸は地元墨田区の業者の強炭酸。
この炭酸の強弱も酎ハイの味わいに個性をもたらす大切な要素です。
そして最後に注ぎ込まれる琥珀の液体。
甲類焼酎とお店それぞれの個性あふれる「企業秘密」がミックスされた、
この液体こそが、酎ハイの命。
もちろんその中身は明かせないですよね?
と恐る恐る3代目に尋ねると、
ニッコリと柔和な笑顔で「秘密」を少しだけ話してくれました。

「毎晩、店を閉めた後に母が仕込んでいます。
私もレシピは知っているんです。
でも、隠し味がわからないんですよ」

レシピとして見せてくれたのは、25度の〈宝焼酎〉と、
台東区で製造されている梅のエキス。
これがなければ亀屋の酎ハイではないし、
でも、これだけでも亀屋の酎ハイではない。

「実は……」と明かしてくれたもうひとつの裏話。
商品開発のために、
やっきになってそのアイデアを求めていた宝酒造の社員が足繁く通い、
惚れ込んでいたのが〈亀屋〉の酎ハイ。
その熱意に負け、ヒントを教えたのだとか。

やや濃いめの琥珀。梅系のエキスだけではきっとない……そんな「?」も酎ハイの楽しみ。

やや濃いめの琥珀。梅系のエキスだけではきっとない……そんな「?」も酎ハイの楽しみ。〈焼酎ハイボール〉(300円)。

物語にあふれる琥珀の「企業秘密」が、
タンブラーにあふれんばかりに注がれます。
この「なみなみ」は先代のこだわり。
たっぷり飲んでほしいという思い。
口元にもってくるのが大変、なんていう幸せな不満をいいながら、
口元をタンブラーに寄せていきます。
味わえばまったりと、でも心地よいさっぱり感。
そして喉を通った瞬間に、小気味よく細やかな強炭酸のパンチ。
氷がない分、シャープすぎず、焼酎と琥珀のやさしい味わいも堪能できます。

最初の1杯を楽しんで、そろそろおかわり視野という頃に、おつまみが登場。
下町の大衆酒場よりも、下町のおうちに遊びに来たような
飾らない家庭的な料理がしみじみと合います。

変わり続ける
〈HOMEMAKERSカフェ〉の
スパイスカレー

移住して8年、積み重ねてきたもの

小豆島に移住してこの10月で丸8年!
随分と時間が経ったものだとびっくりします。
暮らし始めた頃は30代だった私たち夫婦は40代となり、
いろは(娘)はティーンエイジャーに。青春真っ只中です。

秋のはじめに咲く彼岸花。これからどんどん秋が深まっていきます。

秋のはじめに咲く彼岸花。これからどんどん秋が深まっていきます。

テスト勉強中のいろは(娘)。中学生は勉強に部活に大変だな。

テスト勉強中のいろは(娘)。中学生は勉強に部活に大変だな。

毎日毎日少しずついろんなことを積み重ねてきて、
引っ越してきたばかりの頃にはまったく存在しなかったものやことが、
いまここにはあります。

〈HOMEMAKERS〉というチーム自体もそうだし、
私たちが育てた野菜、野菜を育てている畑の風景、
カフェ、日々のここでのやりとり、すべてがこの8年かけてつくりあげてきたもの。
そう考えるとなんだか感慨深い。

積み重ねてるなんて普段は意識してないですが、
ふと振り返ると一日一日の積み重ねでいまがあるんですよね。

共に働く仲間。8年前には誰も知らなかったなぁ。

共に働く仲間。8年前には誰も知らなかったなぁ。

使われなくなった畑を借りて、さつまいもを植えました。

使われなくなった畑を借りて、さつまいもを植えました。

〈紅はるか〉という品種のさつまいも。今年は5種類のさつまいもを収穫。

〈紅はるか〉という品種のさつまいも。今年は5種類のさつまいもを収穫。

2014年2月にオープンした〈HOMEMAKERSカフェ〉も
試行錯誤しながら営業を続けています。
週に1日(土曜日のみ)しか開かないカフェですが(笑)。

時間をかけてカフェという場を育てていくことは、
新たに立ち上げるのと同じくらいパワーがいります。
瞬発力みたいなうぁっと一瞬で出し切るパワーじゃなくて、
途切れさせず出し続けていく力。
その時々のまわりの状況と自分たちの状況に合わせて、
少しずつスタイルを変えながら続けています。

現在カフェは週1日、土曜日のみ営業。

現在カフェは週1日、土曜日のみ営業。

地元の人に愛されている
秋田の郷土料理、だまこ鍋。
気軽にアレンジレシピも!

秋田のおいしいものがひとつの鍋に

コロナ禍で、以前のように自由に旅行しにくい状況が続いている。
大小さまざまな部分で生活スタイルが変わり、
日常を楽しむ工夫をしている人も多いと思うが、
なかなか行けない地方を身近に感じることができるのが、郷土料理。

その土地ならではの食材を使った気候風土に根ざした料理なので、
再現するのが難しそうに思えるが、似たような食材で代用しても
十分にその気分を味わうことはできる。
“おうちごはん”が増えているいま、自宅で再現しやすい郷土料理として、
秋田の「だまこ鍋」を紹介しよう。

秋田の郷土料理として多くの人がまず思い浮かべるのは、
きりたんぽ鍋やしょっつる鍋、いぶりがっこなどだろう。
だまこ鍋はそれらに比べると少々マイナーかもしれないが、
すりつぶしたご飯を丸めて、野菜や肉などさまざまな具材と一緒に煮込んだ鍋のこと。

ご飯をすりつぶすのはきりたんぽも同じだが、
きりたんぽは杉の棒に巻きつけるのに対して、
だまこは団子状に丸めるという形状の違いがある。
よく食べられている地域も異なり、きりたんぽ鍋は大館周辺など秋田県北部、
だまこ鍋はもう少し南の八郎潟周辺の郷土料理といわれている。

だまこ鍋は米どころ秋田ならではの料理ともいえる。

だまこ鍋は米どころ秋田ならではの料理ともいえる。

基本となる具材は、だまこ(お米)、比内地鶏、
せり、まいたけ、ごぼう、長ねぎなど。

なかでも特筆しておきたいのが比内地鶏とせりで、
比内地鶏はご存じ秋田のブランド地鶏。
薩摩地鶏や名古屋コーチンなどと肩を並べる、味のよい地鶏として知られている。
きりたんぽ鍋でも定番の食材で、赤みが強くて適度な歯ごたえもあり、脂も上品。
お肉自体がおいしいだけでなく、比内地鶏のガラでとったスープが絶品で、
これが鍋の味を決めると言ってもいいほど。

だまこ鍋をつくってくれた、五城目町の伊藤信子さん宅で飼っている比内地鶏。昔の農家ではよくある風景だったが、出荷用ではなく自分たちで食べる用に育てている。

だまこ鍋をつくってくれた、五城目町の伊藤信子さん宅で飼っている比内地鶏。昔の農家ではよくある風景だったが、出荷用ではなく自分たちで食べるために育てている。

比内地鶏の産みたての卵。

比内地鶏の産みたての卵。

そしてもうひとつ、鍋の中でいい仕事をしてくれるのがせりなのだが、
その仕事に欠かせないのが根っこの部分。
都市部のスーパーでは根が切られて売っていることもあるけれど、
実はうまみや香りが凝縮していて
「葉や茎は捨ててもいいけど、根っこは食べたい」とまで言う地元の人も。

夏から初秋にかけて出荷の最盛期を迎える〈山内(さんない)せり〉は、
横手市山内地区でのみ栽培されている早生せり。
山内せり農家の高橋藤一さんによると、せりは夏の強い日差しに弱いので
通常は早朝に収穫を行い、真夏だと深夜から行うこともある。

日差しを調整しながらハウス栽培をしている、山内せりの畑。

日差しを調整しながらハウス栽培をしている、山内せりの畑。

「秋田のせりというと、秋から冬に収穫される
根っこの長い〈三関(みつせき)せり〉が有名だけど、
寒くなるほど根が長くなるんです。
山内せりは夏に収穫するので根は短いけれども、うちの畑は周辺の沢から水を引いて、
米ぬかを土に混ぜて栽培しているから、普通のせりより青々としてますよ」

夏場はせり農家、冬場は杜氏となる高橋藤一さんは、秋田の地酒の要といえる山内杜氏のレジェンド。せりを見つめる眼差しはやさしい。

夏場はせり農家、冬場は杜氏となる高橋藤一さんは、秋田の地酒の要といえる山内杜氏のレジェンド。せりを見つめる眼差しはやさしい。

実は、米ぬかを土にたっぷり混ぜられるのは、
高橋さんが秋田の地酒〈雪の茅舎〉の杜氏をしているから。
そのため周辺の農家よりも毎年早めに収穫を終わらせて、せり農家から杜氏に転じる。

夏場に食べられる山内せりは、残念ながら基本的には秋田県内にしか流通していないが、
三関せりは、東京・有楽町の東京交通会館にある秋田県のアンテナショップ
〈秋田ふるさと館〉でもシーズンになれば販売している。

ひと束ずつ丁寧に収穫していくのは、なかなかの重労働だ。

ひと束ずつ丁寧に収穫していくのは、なかなかの重労働だ。

ちなみに山内せりや三関せりの産地である横手や湯沢などの県南エリアは、
いまでこそだまこ鍋を食べる家庭もあるものの、そこまで一般的ではないのだとか。
こちらの地域の人たちにとって、特産のせりを使う料理といえば、
断然、芋の子汁(芋煮)。
芋煮は山形や宮城でおなじみの郷土料理でもあるので、
食文化が地域によってグラデーションのように変わる様もまた興味深い。

さつまいもに栗にかぼちゃ、
食卓で感じる小豆島の秋

季節の食材をしっかり味わう

いつまで続くのこの暑さ! と思っていただけど、気づけば「秋」がやってきていた。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉どおり、朝晩はすっかり涼しくなったここ最近。
季節はちゃんと変わっていきますね。ほっ。

春に植えた生姜、夏を越えてだいぶ大きくなりました。

春に植えた生姜、夏を越えてだいぶ大きくなりました。

草を抜いて、大きくなった生姜に土をかぶせて、日々手入れ。

草を抜いて、大きくなった生姜に土をかぶせて、日々手入れ。

私たち〈HOMEMAKERS〉の畑では、ようやく秋の葉物野菜の収穫が始まりました。
毎年9月、10月は夏野菜から冬野菜への切り替え時期で、
端境期(はざかいき)とよく言うのですが、収穫できる野菜がほとんどなくなります。

今年は梅雨の長雨、梅雨が明けてからの酷暑で、
人間だけじゃなくて野菜たちもだいぶダメージを受けていて、
ピーマンなんかはいつもなら11月くらいまで収穫できていたりしますが、
8月終わり頃にほとんど枯れてしまいました。

9月から収穫を始めた新生姜。まだ少し小さめですが、フレッシュな香りと真っ白な肌が美しい。

9月から収穫を始めた新生姜。まだ少し小さめですが、フレッシュな香りと真っ白な肌が美しい。

私たちは、収穫した旬の野菜を組み合わせて〈HOMEMAKERSの旬野菜セット〉として
オンラインストアなどで販売しているのですが、
最近は毎日「あー、野菜がない〜。セットがつくれない〜」という状態。

暑さが落ち着いて、なすなど復活した夏野菜たち、
夏の終わりに収穫し保管しておいたかぼちゃやさつまいも、
採れ始めた葉物野菜を組み合わせて、なんとか旬野菜セットをつくってます。

ようやく採れ始めたルッコラ、赤リアスからし菜、かぶ菜。秋の葉物たち。

ようやく採れ始めたルッコラ、赤リアスからし菜、かぶ菜。秋の葉物たち。

涼しくなって再びつやつやの実をつけてくれたなす。

涼しくなって再びつやつやの実をつけてくれたなす。

という感じで、いま収穫できる野菜は少ないのですが、
キャベツやブロッコリー、にんじん、大根など冬野菜たちは着実に育っていて、
これから1か月後くらいの畑がとても楽しみ。
冬野菜フィーバー、早くこないかな。

〈HOMEMAMERSの旬野菜セット〉。ひとつひとつの野菜に名前と特徴や食べ方などの説明80字を書いた名札をつけるようにしました。

〈HOMEMAMERSの旬野菜セット〉。ひとつひとつの野菜に名前と特徴や食べ方などの説明80字を書いた名札をつけるようにしました。

コーヒーノキを栽培して
自分だけの一杯を!
新潟発のコーヒープロジェクト

植物とコーヒーのプロによる新しい試み

コーヒーのサードウェーブにより、
日本でもいままで以上に豆に注目が集まるようになった。
スペシャルティコーヒーが定着し、好みに合わせて
テロワールやロースターを選ぶ時代に。
しかし自分で栽培している人は少ないのではないだろうか。

コーヒー豆は見た目こそ似ているが、ワインのぶどうのように土壌や気候によって香りや味わいが異なるという。

コーヒー豆は見た目こそ似ているが、ワインのぶどうのように土壌や気候によって香りや味わいが異なるという。

実は新潟にコーヒー豆の栽培をサポートする活動がある。
〈新潟県立植物園〉と〈新潟バリスタ協会〉が中心となり、
県内約30のコーヒー専門店などが協力して実現した〈にいがたコーヒープロジェクト〉。
コーヒーを味わうだけでなく、自分たちでも育ててみようというのが、
活動の基本コンセプトだ。

リーダーを務めるのは新潟県立植物園の園長である倉重祐二さん。

「活動のキーワードは育てる、味わう、楽しむ。
苗木を育て、豆を収穫し、自分だけのコーヒーが味わえたら
おもしろいと思いませんか」(倉重さん)

倉重祐二さん。専門はツツジ属の分類と近代園芸史。コーヒーと紅茶の愛好家でもある。

倉重祐二さん。専門はツツジ属の分類と近代園芸史。コーヒーと紅茶の愛好家でもある。

活動の拠点は植物園のある新潟市秋葉区。
東西に阿賀野川、信濃川が流れ、南に丘陵地帯が広がる自然豊かなエリアだ。
ここでカフェの営業や講座、体験型セミナーなど、
コーヒーを丸ごと楽しめる活動を展開している。

コーヒーノキを自宅で育てる

コーヒーノキの苗木。これを機に緑に親しんでほしいと倉重さん。(写真提供:にいがたコーヒープロジェクト)

コーヒーノキの苗木。これを機に緑に親しんでほしいと倉重さん。(写真提供:にいがたコーヒープロジェクト)

この活動は、農園を所有してコーヒー豆を栽培するのではなく、
一般の人たちが各自で苗木を育てるというのがミソ。
コーヒーノキが自宅で手軽に育てられるという点に着目した。

「コーヒーノキはアカネ科の常緑低木で、
もともと観葉植物として日本でも人気があります。
室内で育てられ、上手に管理すれば
3年から5年でコーヒー豆を収穫できるんです」(倉重さん)

園内で育てているコーヒーノキ。ジャスミンのような香りの白い花が咲く。

園内で育てているコーヒーノキ。ジャスミンのような香りの白い花が咲く。

同プロジェクトでは、2017年に沖縄からコーヒーノキを取り寄せたのを皮切りに、
倉重さんが中心となってさまざまな種類を集めてきた。これらは園内で観賞できる。
また沖縄のコーヒーノキのタネから育てた苗木は、
園内にある週末限定カフェ〈にいがたコーヒーラボ〉で販売。
すでに200人ほどのコーヒー&植物愛好家たちが育てているという。

品種はブラジルやブルーマウンテンといった
レギュラーコーヒーの原料となるアラビカ種。
初心者でも育てられるよう、植物園では講座やSNSなどを通じて
育て方のサポートを行っている。

「アラビカ種の原産地は通年20度程度のエチオピアやスーダンの山岳地帯。
生育適温は15~25度程度で、日本では春と秋によく育ちます。
直射日光を避け、夏は涼しく、冬は暖かく管理するのがポイント。
5度以上あれば冬を越せます」(倉重さん)

苗木を購入した人のなかには、すでに花を咲かせたという上級者も。

苗木を購入した人のなかには、すでに花を咲かせたという上級者も。

順調に育てば、3~4年で白い花が咲き、翌年に真っ赤な実となる。
果実はほんのり甘みがあり、生で食べることができるのだそう。
この種子を乾燥させて焙煎すれば、自分だけのコーヒー豆の完成だ。

植物園では昨年度、熱帯植物ドームの改修に伴い、14本のコーヒーノキを植えた。

植物園では昨年度、熱帯植物ドームの改修に伴い、14本のコーヒーノキを植えた。

100年後の南部町のために 廃棄される剪定枝で燻す。 〈COFFEE STAND & SMOKE NANBUDOKI〉

〈COFFEE STAND & SMOKE NANBUDOKI〉の根市大樹さん・雪奈さん夫婦

剪定枝をチップに利活用

岩手県と接する青森県南部に位置する南部町。
その三戸駅のすぐそばに〈COFFEE STAND & SMOKE NANBUDOKI〉はあります。

三戸駅そばにあるカフェ COFFEE STAND & SMOKE NANBUDOKI 店内風景

人口約1万6千人の小さなまちでカフェを営むのは、
「次の世代に誇れる故郷を残す」ことをミッションに、
南部町の資源を活用し、魅力発信を行う〈合同会社南部どき〉の
代表・根市大樹さんと奥様の雪奈さん。

店ではコーヒーと燻製のエッセンスが入った軽食や商品を販売しています。
食品を燻すチップは、南部町で育まれた果物の剪定枝を利活用したものです。

山に囲まれた南部町は、
朝晩の寒暖の差が激しく果物栽培に適した土地。
多くの果樹農家がありますが、高齢化もあり、
剪定枝の処理が問題になっていました。

看板商品のスモークナッツ。左からサクランボ・ブドウ・梅・リンゴの枝で燻したもの。香りは科目(サクランボ・梅・リンゴはバラ科、ブドウはブドウ科)や収穫時期で違いが出るんだそう。

看板商品のスモークナッツ。左からサクランボ・ブドウ・梅・リンゴの枝で燻したもの。香りは科目(サクランボ・梅・リンゴはバラ科、ブドウはブドウ科)や収穫時期で違いが出るんだそう。

果樹による香りの違いを尋ねると、
「秋冬に収穫するリンゴは実を成熟させるために栄養が枝に残らないため、
クセや香りが少ないんです。
夏に収穫する実の小さなサクランボは、
枝に樹液が豊富に含まれているので甘味が出ます。
ビールやワインにはリンゴやサクランボがおすすめ。
ブドウはタンニンの渋みがあり、
舌にピリッとくるのでウィスキーと合いますよ」と大樹さん。

サクランボの旬は7月。収穫後、実に栄養を送る役目を終えた枝からは樹液が滴るほど。

サクランボの旬は7月。収穫後、実に栄養を送る役目を終えた枝からは樹液が滴るほど。

ウッドチップではナッツのほか、
オイル、コーヒー、しめ鯖や鮭トバなども冷燻。
燻したマヨネーズとナッツをはさんだサンドウィッチや、
オイル・ナッツ・チーズ・ベーコンを燻して
トッピングしたピザなど軽食もテイクアウト可能です。

SMOKED COFFEEのドリップパック。かわいらしいイラストは雪奈さんが描いたもの。

SMOKED COFFEEのドリップパック。かわいらしいイラストは雪奈さんが描いたもの。

〈とらや パリ店〉40周年記念展
『京の伝統産業 × Paris × Wagashi』

京版画 森愛鐘

京都の若手職人の趣あふれる工芸作品が集結

今年40周年を迎える〈とらや パリ店〉。
これを記念し、〈虎屋 京都ギャラリー〉にて9月26日(土)より、
『京の伝統産業 × Paris × Wagashi』と題した企画展がスタートします。

本展は、京都の若手職人が「パリ」をテーマに制作した、
和菓子を楽しむためのさまざまな工芸作品を展示。
「贈答」「ディスプレイ」「和菓子でもてなす空間」と3つのコーナーを設け、
とらやの和菓子と工芸作品のコラボレーションを楽しめます。

参加作家は、京表具、京焼、京七宝など12ジャンル19人。
浮世絵美人が描かれた、フランスからの逆輸入品のような木版の羊羹パッケージや、
薔薇がモチーフのミニ風呂敷、
パリ店40周年記念に誕生したとらやの生菓子を魅せるディスプレイなど、
趣向を凝らした作品に心を奪われることでしょう。

南魚沼産コシヒカリの新ブランド
〈然然〉誕生に際し、
ポップアップイベントを開催

南魚沼産コシヒカリの魅力を伝えるお米ブランド

日本有数の米どころ、新潟県魚沼地方。
ここで特に美味しいと言われているのが
南魚沼産(旧南魚沼郡塩沢地区)のコシヒカリです。
この秋、そんな南魚沼産のお米の新ブランド〈然然(シカジカ)〉が誕生します。

〈然然〉

〈然然〉

トータルプロデュースは、新潟県南魚沼発、
農業の新しい価値の発見・発信を目指すクリエイティブ集団
〈Soil Works(ソイルワークス)〉。

ブランド名の「然然」は新潟県田上町方言で、
「かくかく。これこれ。うんぬん。しかじか」
と繰り返して言ったり、詳しく言ったりする、
必要のないときにその代わりに使う語です。

わざわざ語らなくとも、
「新潟県南魚沼産コシヒカリは最高峰のお米って知ってるよね?」
という誇りと自信から名付けられているそう。
〈然然〉は、そんな南魚沼のコシヒカリのすばらしさ、
背後にあるストーリーをも伝えるブランドになればという想いがきっかけで
生まれました。

〈BELPA FARM〉
美容と農業で地域とつながる、
美容師たちの野菜づくり

美と健康は農業から! 美容院からの新たな提案

長野県松本市から、ヘアサロン〈BELPA(ベルパ)〉の美容師さんたちが
畑で野菜づくりに挑戦しているというニュースが届きました。

発端は、「美容で人とつながる、楽しいことをし続けるヘアサロンでありたい。
長野の美容室ならではの面白い活動ができないか」と考えていた
代表の高橋亮太朗さんが「美容を追求する立場だからこそ、
自分たち自身も規則正しい生活や健康的な食事に努めていこう」
とスタッフに農業を提案したこと。

それからスタッフの実家の畑を借りられることになり、
2020年4月より、週に5〜6日は畑に出ているのだそう。

野菜を手に取るヘアサロン〈BELPA(ベルパ)〉代表の高橋さん

スタッフの皆さん。〈BELPA〉は松本市で50年余りヘアサロンを展開しているベルパームグループの本店。

スタッフの皆さん。〈BELPA〉は松本市で50年余りヘアサロンを展開しているベルパームグループの本店。

畑仕事は、農業のベテランである、スタッフの祖父が“厳しく”指導。
野菜ごとの土づくりから植え方、収穫時期など、
細かくアドバイスを受けたおかげで、
近所の農家さんからも「毎日しっかり管理してるから
立派な野菜ができてるね〜」と声をかけられるのだとか。

畑仕事中の風景

こちらが、収穫した野菜。とても立派でおいしそう!

収穫した野菜

この活動には、地域の方との交流を広げ、
まちにとってサロンがより身近な存在になれば、というねらいもあるといいます。

現在は、お客さんに野菜をプレゼントしたり、
コロナ禍のなか、飲食店のテイクアウト商品をデリバリーする事業を立ち上げた
信州大学の学生グループに野菜を進呈し、喜ばれているようです。

信州大学の学生に野菜を渡す高橋さん。学生グループに野菜を進呈したのは、野菜不足になりそうな一人暮らしの学生さんに喜ばれるのでは、という思いから。

信州大学の学生に野菜を渡す高橋さん。学生グループに野菜を進呈したのは、野菜不足になりそうな一人暮らしの学生さんに喜ばれるのでは、という思いから。

また、みんなで畑仕事をすることでチームワークが育まれ、
農業での学びが、仕事への意識向上にもつながるという効果も生まれているよう。

スタッフからは「朝の作業はつらいです」
「食べ物に感謝するという想いが高まりました」
「カエルが気持ちわるいです」
「お客さんに喜んでもらえて嬉しいです」
「野菜づくりも美容の仕事も土台が大切だと思いました」
——などの声があがっているようです。

伊万里市でしか食べられない!?
“くずきゅうり”でつくった つぶつぶ食感の
〈きゅうりアイス〉

きっかけは伊万里ならではのデザートつくり

夏野菜の代表格、みずみずしさ満点の「きゅうり」。
酢の物や糠漬けなど日本の家庭料理に欠かせない食材であるきゅうりは、
夏バテ解消に効果があるとされています。

佐賀県伊万里市にきゅうりを使った珍しいデザートがあると聞きつけました。
見た目にも涼しい、〈きゅうりアイス〉をご紹介します。

伊万里市で農業を営むフェルマ木須のみなさん。

伊万里市で農業を営む〈フェルマ木須〉のみなさん。

佐賀県伊万里市木須町にある〈株式会社 フェルマ木須〉は、
米・麦・豆・キビなどの農作物を、種まきから袋詰め、
加工販売まで一貫生産する農家さんです。
きゅうりアイスの販売元であるフェルマ木須(旬ちゃん工房)は、
木須さんご家族と従業員さんで営まれています。

100年は経っているという風情あるフェルマ木須の家屋。

100年は経っているという風情あるフェルマ木須の家屋。

伊万里焼の産地としてが有名な伊万里市ですが、
昭和後期に農協の指導者らが尽力されたこともあり、
きゅうりの生産が盛んになったのだそう。
フェルマ木須でも、33年ほどきゅうりを栽培してきたといいます。

きゅうりアイスが生まれたのは15年ほど前。
「伊万里をどうにかしたい!」という思いから立ち上がった
「伊万里食三昧実行委員会」の実行委員の1人として活動していたのが、
フェルマ木須の木須旬子さんです。
「伊万里らしいデザートを作ろう」と話が持ち上がり、
きゅうりアイスの開発に乗り出したといいます。

伊万里市内の直売所で販売されるきゅうりアイス。内容量90cc 250円(税込)※今年の生産分は直売所にある在庫のみ。

伊万里市内の直売所で販売されるきゅうりアイス。内容量90cc 250円(税込)※今年の生産分は直売所にある在庫のみ。

きゅうりアイスの販売・加工を担当する木須さん。
「きゅうりは水分が多くて加工品に向いていないので、
採れたきゅうりを砂糖漬けにして水分を抜いて、
さらに炊くことで水分を飛ばしてペースト状にしています」
と教えてくれました。

その気になる味わいはというと……?
青臭さはまったくなく、まるでメロンのような風味。
爽やかさとミルクのコクが絶妙なバランスで
野菜のアイスと思えない食べやすさです。

きゅうりのつぶつぶ食感がクセになりそう!

以前はきゅうりの皮を取り除いていたそうですが、
実行委員の仲間から「なんできゅうりの皮ば捨てると?」
とアドバイスを受けて、きゅうりの皮ごと使うようになったのだそう。
つぶつぶの食感がたのしめる、伊万里ならではのきゅうりアイスです。

〈空家スイーツ〉 空き家に実った果物から レトロな“ニュータウン土産”が誕生

かわいい・おいしい・地域の魅力を伝える“ニュータウン土産”

埼玉県比企郡鳩山町にある鳩山ニュータウンで
空き家の果物を使ったプロジェクトがスタートしました。
その名も〈空家スイーツ〉。
空き家で人知れず実っている果物を活用して、
“ニュータウン土産”になるお菓子をつくるというものです。

第一段はこちらの〈ロシアケーキ〉。

八朔、柚子、金柑のジャムを使用したロシアケーキ。ジャムは季節によって変わります。

八朔、柚子、金柑のジャムを使用したロシアケーキ。ジャムは季節によって変わります。

なんとも可愛らしいですね!
鳩山ニュータウンは高齢化率が埼玉県ナンバー1なのですが、
近年ではこのまちの魅力に惹かれて若い人たちが移住してきており、
新しい取り組みが始まっているようです。
コロカルでも今年の4月に建築家、藤村龍至さんが手がけた
シェアハウス〈はとやまハウス〉をご紹介しました。

空家スイーツを手がけた生活芸術家/アーティスト菅沼朋香さんと
焼き菓子作家の山本蓮理さんも、鳩山ニュータウンに惹かれた若手のひとり。

生活芸術家/アーティストの菅沼朋香さん

生活芸術家/アーティストの菅沼朋香さん

焼き菓子作家の山本蓮理さん

焼き菓子作家の山本蓮理さん

菅沼さんは2017年より移住。鳩山町の町おこし拠点である〈鳩山町コミュニティマルシェ〉に
コーディネーターとして携わりながら、アートプロジェクトであり
実際に飲食店として営業している〈ニュー喫茶幻〉を運営しています。

元空家の1室をセルフリノベーション(!)した〈ニュー喫茶幻〉。2019年2月にオープンし、地域の方の憩いの場に。500円でコーヒー、トースト、ゆで卵がつくモーニングセットなどが人気です。

元空家の1室をセルフリノベーション(!)した〈ニュー喫茶幻〉。2019年2月にオープンし、地域の方の憩いの場に。500円でコーヒー、トースト、ゆで卵がつくモーニングセットなどが人気です。

一方山本さんは2017年〜2019年まで鳩山町コミュニティマルシェを務めていました。
現在は焼き菓子作家として活動しています。

プロジェクトのきっかけは、菅沼さんが道端に空き家の柿が落ちているのを見つけたこと。
それから空家スイーツを構想し、山本さんに相談を持ちかけたところから
このプロジェクトがスタートしました。

2020年2月には、ニュー喫茶幻の常連さんが地域の方に呼びかけ、
庭に実っている柑橘類を使わせてもらえることに。
柚子や金柑、八朔を大量に収穫することができ、まずは柚子のクッキーを試作。
できあがったクッキーは、柚子の香りが高く、
菅沼さんもびっくりするほどのおいしさだったそうです。

それから山本さんは試作を重ね、菅沼さんはパッケージを制作。
資金はクラウドファウンディングで募り、
9月1日、いよいよ一般発売されました。
商品はオンラインショップと鳩山町コミュニティ・マルシェでのみ販売。
9月5日はマルシェにて発売記念イベントも予定されています。(オンライン配信も予定)

青森・秋田・岩手の醸造家が共同開発! コロナ禍だからこそ生まれた ハードサイダー〈D.A.V.〉が新発売!

青森・秋田・岩手の醸造家が共同開発

秋田県横手市のゲストハウス&発酵バル〈Hostel&Bar CAMOSIBA〉が
プロデュースするハードサイダー(シードル)ブランド〈OK, ADAM〉から、
〈D.A.V.(ダヴ)〉が発売になりました!

青森・秋田・岩手の北東北3県の醸造家が、
それぞれの知恵を持ち寄り共同でつくりあげた新商品です。

〈CAMOSIBA〉とタッグを組んだのは、
「ホップの里からビールの里へ」という理想を掲げ、
行政・民間・生産者が連携したまちづくりを実践する
岩手県遠野市のマイクロブリュワリー〈遠野醸造〉と、
青森県弘前市の〈もりやま園〉で
サイダーの醸造研修を行うサイダーメーカー及川貴史さん。

〈CAMOSIBA〉の阿部円香さんと松橋真美さん、サイダーメーカーの及川貴史さんが〈遠野醸造〉に集結!

〈CAMOSIBA〉の阿部円香さんと松橋真美さん、サイダーメーカーの及川貴史さんが〈遠野醸造〉に集結!

〈もりやま園〉は、青森県弘前市で100年以上続くりんご園で、
摘果作業で間引かれ廃棄されていた果実をつかった
〈テキカカシードル〉を開発し、話題となっています。
岩手県大船渡市出身の及川さんは、
盛岡でクラフトビール専門店HOPPERSを経営した後、
ハードサイダーに出会い〈もりやま園で〉修行を開始。
2021年春には岩手県紫波町でサイダリーのオープンも予定しています。

商品名〈D.A.V.〉は三者の結束を「夏の大三角形」になぞらえ、3つの恒星のデネブ(Deneb)、アルタイル(Altair)、ベガ(Vega)の頭文字から名付けられました。

商品名〈D.A.V.〉は三者の結束を「夏の大三角形」になぞらえ、3つの恒星のデネブ(Deneb)、アルタイル(Altair)、ベガ(Vega)の頭文字から名付けられました。

ゲストハウス&発酵バル〈Hostel & Bar CAMOSIBA〉

〈CAMOSIBA〉を秋田県横手市で運営するのは、地元出身の阿部円香さん。

〈CAMOSIBA〉を運営する地元出身の阿部円香さん

円香さんは、東京の大学に在学中、休学して半年間海外に滞在。
ゲストハウスのおもしろさを味わい、
いずれ地元でゲストハウスを開きたいという思いをもって帰国します。
大学時代の恩師からもらった「いずれ帰るなら今帰ればいいじゃない」
という言葉をきっかけに、東京での就職活動をいっさいやめてUターン。
実家が創業100年を超える麹屋であるというルーツから、
2017年、発酵バルを併設したゲストハウスをオープンしました。

建物は大正後期に建てられた旧加藤茶舗店蔵をクラウドファンディングの支援も受け改装。今年国の有形文化財としての登録も決定しました。茶箱が椅子やテーブルとして活用されています。店を発酵バルとして、母屋をゲストハウスとして運営。

建物は大正後期に建てられた旧加藤茶舗店蔵をクラウドファンディングの支援も受け改装。今年国の有形文化財としての登録も決定しました。茶箱が椅子やテーブルとして活用されています。店を発酵バルとして、母屋をゲストハウスとして運営。

地域の人とつくるハードサイダー

発酵バルでは、実家である〈阿部こうじ屋〉の糀や味噌を使用した料理や、
オリジナルのハードサイダーをいただけます。

クリームチーズの味噌漬け

クリームチーズの味噌漬け

発酵のエッセンスを取り入れたメニュー

発酵のエッセンスを取り入れたメニュー

ハードサイダーづくりに欠かせないのは、
地域の人たちをはじめとした周りの人たちとのつながり。
ビールが好きで、横手はホップの産地でもあるため、
クラフトビールもつくりたいと思っていた円香さんでしたが、
〈CAMOSIBA〉を始めると、近所の果樹農家さんが発酵バルに来てくれるようになります。

「横手市の十文字地区はさくらんぼの産地ということはわかっていたんですが、
桃やリンゴなどいろんな果物が採れるんです。
お店に来てくれる果樹農家さんと仲良くなって話を聞いていると、
リンゴにも種類があって味も食感も全然違うことや、
そのおいしさをあらためて知ることができました。
そんなときにリンゴを原料としてつくる発泡酒・ハードサイダーの存在を知って……。
横手にはホップもリンゴもある、
ハードサイダーなら全部横手のものでつくることができるって思ったんです」

自分の好きなものに正直な円香さん。だからこそ軸がぶれずに〈CAMOSIBA〉ができあがったのかもしれません。

自分の好きなものに正直な円香さん。だからこそ軸がぶれずに〈CAMOSIBA〉ができあがったのかもしれません。

円香さんは真美さんとともに
アメリカ・オレゴン州のサイダリーで1か月醸造技術を学び、
ハードサイダーブランド〈OK, ADAM〉を設立。
秋田県内のマイクロブッリュワリーに委託醸造し、
2020年2月から横手産のりんご〈ふじ〉や〈紅の夢〉を使用した
ハードサイダーの販売をスタートしました。

秋田県羽後町の〈羽後麦酒〉とつくった〈HOP IN!〉と秋田市の〈BREWCCOLY〉とつくった〈PIQUANT RED〉。

秋田県羽後町の〈羽後麦酒〉とつくった〈HOP IN!〉と秋田市の〈BREWCCOLY〉とつくった〈PIQUANT RED〉。

「いろんな人に手伝ってもらって、
ゲストハウスも発酵バルもつくってくることができたから、
これからは地域の人たちと同じラインに立って、
周りの人たちと一緒にものをつくることで
(周囲に)還元できたらいいなと思っています」と話す円香さん。
ハードサイダーづくりはそのひとつの活動です。

九十九島アクティビティも!
飲み歩きも!
佐世保を遊びつくす体験ガイド

2018年4月、国際NGO〈世界で最も美しい湾クラブ〉に
加盟認定された九十九島(くじゅうくしま)。
長崎県佐世保湾から北へ、平戸までの約25キロの海域には複雑に入り組んだリアス海岸と
208の島々が織りなす美しい自然景観が広がっています。
大自然を満喫できる九十九島のアクティビティを中心に、
佐世保の魅力を詰め込んだ、とっておきの旅をご案内。

世界文化遺産に登録された集落のある黒島や佐世保で話題のはしご酒スポットまで。
佐世保のよくばりなアウトドアトリップへ、出かけてみませんか?

しらす×温泉×古民家ステイ。
静岡市の小さな港町・用宗で
週末散歩を楽しみませんか?

静岡市の魅力を3つのキーワードで紹介していくシリーズ。
今回のキーワードは“用宗(もちむね)”。
独特の漁法により抜群の鮮度を誇るしらす、その漁港に面した温泉施設、
一棟貸しの古民家宿など、まち歩きが楽しい注目のレトロタウンをご紹介します。

しらす漁で知られるレトロタウン

静岡市の西端にある用宗(もちむね)は、しらす漁が盛んな港町。
静岡駅から東海道線でわずか2駅7分のところにありながら、
まちのそこここに昭和の面影を残すレトロタウンである。

全国屈指のしらすの水揚げ量を誇る静岡県の中でも、
「用宗のしらす」はよく知られたブランド。
餌となるプランクトンが豊富な好漁場、安倍川の河口に近いこと、
そして独特の漁法による鮮度のよさがその理由だ。

晴れた日には、富士山も見える用宗漁港。毎朝6~7時に50隻以上の漁船が一斉にしらす漁に向かう様子は圧巻だ。

晴れた日には、富士山も見える用宗漁港。毎朝6~7時に50隻以上の漁船が一斉にしらす漁に向かう様子は圧巻だ。

用宗のしらす漁は、2艘の漁船と運搬船という3艘ひと組で行われるのが特徴。
2艘の漁船が網を引いてとったしらすは、運搬船の上で氷づけにされ港へと運ばれる。
これを1日に3~4回。港では、運搬船が着くたびにセリが行われるので、
鮮度抜群のまま取り引きされるのだ。

新鮮なしらすを食べたければ、漁協直営の〈どんぶりハウス〉へ。
一番人気は、漁期中(1月15日~3月下旬の禁漁期間以外)、
それも出漁した日にしか味わえない(出漁日でも提供されない日もある)
「生しらす丼」。定番の「釜揚げしらす丼」(ともに700円)と食べ比べれば、
それぞれの魅力を堪能できる。

口に含んだ瞬間、プリプリとした食感と磯の香りが広がる「生しらす丼」。マグロの漬けと一緒に味わえる「用宗丼」(900円)も人気。

口に含んだ瞬間、プリプリとした食感と磯の香りが広がる「生しらす丼」。マグロの漬けと一緒に味わえる「用宗丼」(900円)も人気。

用宗漁港内にある〈どんぶりハウス〉。客席は、写真奥にあるテントの下。漁船が停泊する港を見ながら食事を楽しむ。

用宗漁港内にある〈どんぶりハウス〉。客席は、写真奥にあるテントの下。漁船が停泊する港を見ながら食事を楽しむ。

information

map

どんぶりハウス

住所:静岡市駿河区用宗2-18-1

TEL:054‒256-6077(漁協直売所)

営業時間:11:00~14:00

定休日:雨天時、禁漁時の木曜

Web:http://namashirasu.com/

〈コロネコルネ〉 素材にこだわりぬいた新感覚おやつに 夏季限定〈レモンコロネ〉が登場

おやつ系“コロネ”とおかず系“コルネ”が揃った〈コロネコルネ〉

ホーン型のパイ生地にクリームを詰めた、どこか懐かしいお菓子「コロネ」。
兵庫県神戸市に、厳選した良質な材料とこだわりの製法で
コロネをつくっているお店〈コロネコルネ〉があります。

パイ生地に使用する小麦は国産小麦、バターはフランス産の無塩バター。
生地を何層にも折り重ね、高温・短時間で焼き上げることで
サクッと軽い食感を実現しています。

「コロネ」パイ生地+クリーム各300円(税込)撮影:田中将平

〈コロネ〉パイ生地+クリーム各300円(税込)撮影:田中将平

フレーバーはカスタード、チョコレート、抹茶、いちごの4種類。
さらに今年の夏は、夏期限定商品として〈レモンコロネ〉も登場しました。

夏季限定〈レモンコロネ〉価格:300円(税込)

夏季限定〈レモンコロネ〉300円(税込)

レモンコロネも余計なものは加えず、国産の小麦粉と食塩、脱脂粉乳、水で作った生地と
フランス産の無塩バターで折パイ生地を作りました。
中には低温殺菌牛乳、ビート糖、セイアグリー健康卵、
国産小麦粉、レモン果汁、レモンゼスト(果皮)パウダーを使用し、
銅釜で炊き上げたレモンクリームがたっぷり。

レモンは、愛媛県を中心とした瀬戸内産を使用。
太陽の光をたっぷり浴びて育ったレモンの風味を楽しめる、爽やかなコロネです。

また、クロワッサン生地にソーセージが入った「コルネ」も人気。

「コルネ」クロワッサン生地+ソーセージ各400円(税込)撮影:田中将平

〈コルネ〉クロワッサン生地+ソーセージ各400円(税込)撮影:田中将平

ソーセージには、飼育環境が徹底管理され、
抗生物質を極力使わずに育った「和豚もちぶた」を使用。
桜のチップでスモークされた香りと、
お肉本来の旨味と甘味が味わえる、本物のソーセージです。
こちらはプレーン、チョリソー、ブラックペッパー、バジルの4種で展開。

絶景×茶畑×カフェ。
日本有数の茶どころ・静岡市で
新たなお茶の魅力に出合う

静岡市の魅力を注目の3つのキーワードで紹介していくシリーズ。
今回のキーワードは“お茶”。
絶景でのお茶の体験プログラムや、100種ものお茶が試飲できる日本茶専門店、
富士山や駿河湾を望む展望施設など、静岡の新しいお茶の楽しみ方を紹介します。

〈天空の茶の間〉でつくり手の顔が見えるお茶を味わう

全国におけるお茶の約4割を生産する静岡県は、言わずと知れた日本一の茶どころ。
静岡市は、そんな静岡茶の発祥の地でもある。

ペットボトル入りのお茶が浸透する一方、急須で淹れる茶葉の需要が減少している昨今。
静岡市の茶業界で、新たな動きが起こっている。
まず注目したいのは、茶畑の真ん中に設けたテラスで、
その地でとれたお茶を味わえる体験プログラム〈茶の間〉だ。

いくつかある会場の中でも、人気が高いのは
標高350メートルの山間、両河内地区にある〈天空の茶の間〉。
運がよければ遠くに富士山と駿河湾、
早朝なら雲海が眼下に広がることもあるという絶景ポイントだ。

朝焼けの〈天空の茶の間〉。夏期は早朝プランもある。90分1名3000円。雨天中止。(写真提供:豊好園)

朝焼けの〈天空の茶の間〉。夏期は早朝プランもある。90分1名3000円。雨天中止。(写真提供:豊好園)

天空に浮かんでいるようなテラスで、目の前の茶畑でとれたお茶が味わえる。

天空に浮かんでいるようなテラスで、目の前の茶畑でとれたお茶が味わえる。

夏季限定で、お茶を使ったかき氷「茶氷」と冷茶が1種ついたプランが登場。

夏季限定で、お茶を使ったかき氷と冷茶が1種ついたプランが登場。

天空の茶の間が設置されているのは、世界的なパティシエ、
ピエール・エルメが食材探しに訪れたこともある茶園〈豊好園(ほうこうえん)〉。
場所によっては手をつかないと登れないほど急斜面の畑に、
約20種の品種茶を栽培している。

絶好の条件が重なると、左手に富士山、眼下に雲海が見える。(写真提供:豊好園)

絶好の条件が重なると、左手に富士山、眼下に雲海が見える。(写真提供:豊好園)

「茶葉は品種によって摘採期が違うので、長い期間、
それもいい状態の新芽を摘み取れるよう多品種を栽培しています。
とは言え、20種は多すぎますけどね(笑)」

こう話すのは、3代目園主の片平次郎さん。
豊好園では、生葉の生産から製茶、販売までをすべて自分たちで行う
自園・自製・自販のスタイルをとっており、最近では海外へも出荷している。

園主の片平次郎さん。父の働く姿に憧れ、大学卒業後すぐ実家に戻り就農した。(写真提供:豊好園)

園主の片平次郎さん。父の働く姿に憧れ、大学卒業後すぐ実家に戻り就農した。(写真提供:豊好園)

「僕が目指しているのは、湯呑みに入ったお茶の香りを嗅いだとき、
そして飲んだときに、思わず茶畑の光景が目の前に浮かぶような茶葉。
製茶をするとき、手のひらで葉の状態を感じながら、
つくりたいお茶のイメージに近づけていくんです。
お茶は僕にとっての作品なんだと思います」

〈豊好園〉では品評会に出品するお茶から、ほうじ茶、茎茶、紅茶まで手がけている。(写真提供:豊好園)

〈豊好園〉では品評会に出品するお茶から、ほうじ茶、茎茶、紅茶まで手がけている。(写真提供:豊好園)

2019年からスタートした茶の間プロジェクトへの参加以外にも、
片平さんが始めた取り組みに〈茶農家集団ぐりむ〉がある。

「静岡の茶産業を復活させたい」という思いから、
廃業が決まっていた両河内地区の共同工場を茶農家仲間とともに受け継ぎ、
自園・自製・自販とは差別化した、
主に市場に出荷する荒茶(仕上げ前の原料茶)をつくりながら、
耕作放棄地となった茶園の再生にも努めている。

静岡市の中心地から車で約1時間の距離にある両河内地区。市内では比較的新しい茶産地だ。(写真提供:豊好園)

静岡市の中心地から車で約1時間の距離にある両河内地区。市内では比較的新しい茶産地だ。(写真提供:豊好園)

日本平にある〈全景の茶の間〉のまわりにあるのも、茶農家集団ぐりむが管理する茶園。
富士山を望むパノラマとともに、茶農家が手塩にかけて育てたお茶を味わいたい。

日本平ホテル近くにある〈全景の茶の間〉。目の前に広がるのが〈茶農家集団ぐりむ〉の管理する茶畑。

日本平ホテル近くにある〈全景の茶の間〉。目の前に広がるのが〈茶農家集団ぐりむ〉の管理する茶畑。

information

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豊好園

住所:静岡市清水区布沢270

Web:http://houkouen.org/

天空の茶の間の予約・問い合わせ先

TEL:080-7016-1201(株式会社AOBEAT)

Web:https://changetea.jp/

information

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全景の茶の間

受付場所:静岡市清水区馬走1500-2 日本平ホテル1Fテラスラウンジ

TEL:080-7016-1201(株式会社AOBEAT)

Web:https://changetea.jp/

コーヒーカスからできた肥料で育った 麦茶の〈麦ちゃん〉と コーヒー入り麦茶の〈麦子ちゃん〉

コーヒーから環境問題を考えるきっかけを

〈manucoffee〉は福岡市内に5店舗を構えるコーヒーショップ。
2003年からスペシャルティコーヒーの魅力を伝えはじめ、
地元の憩いの場として、カルチャー発信の場として
コーヒー好きの多い福岡で幅広い層から愛される人気店です。

日頃から排出するゴミに対して責任を持ち、カップやストロー、
牛乳パックなどのリサイクルに取り組んできたmanucoffee。

しかしどうしても解決できなかったのが
大量に廃棄されるコーヒーカスの問題でした。
「毎日出るコーヒーカスの廃棄をどうにかできないか?」
というスタッフの想いからコーヒーカスの再利用の取り組みとして
〈マヌア・プロジェクト〉がスタートしました。

マヌア・プロジェクトから完成した「マヌア肥料」。manure (肥料)の意と、manucoffeeの店名を掛け合わせて名付けられた。

マヌア・プロジェクトから完成した〈マヌア肥料〉。manure (肥料)の意と、manucoffeeの店名を掛け合わせて名付けられた。

manucoffeeでは年間約120,000杯分、4トンを超えるコーヒーカスや、
焙煎時に出るチャフ(薄皮)を排出しているといいます。
以前は、消臭効果のあるコーヒーカスを袋に詰めお客さんに持ち帰って
もらえるように無料で配布していたそうですが、
それも最終的には廃棄されてしまうため根本的には解決されないまま。

長い間、コーヒーカスのリサイクル方法を模索していたところ
大きな転機が訪れます。
福岡県・糸島の〈金澤バイオ研究所〉と偶然の出会いがきっかけで、
「コーヒーカスで土の肥料をつくってみよう」と話が進んだといいます。

金澤バイオ研究所の工場に集められたコーヒーカスと焙煎ではじかれたコーヒー豆。

金澤バイオ研究所の工場に集められたコーヒーカスと焙煎ではじかれたコーヒー豆。

金澤バイオ研究所は「すべては土から」をテーマに、
世界の土を研究しバイオ肥料の製造や販売を行う会社です。

研究所でコーヒーカスを成分解析してみると、
肥料となる成分含有量が少ない資材であり
植物の生育阻害物質である難分解性化合物を含むため、
そのまま土に還すと問題があることが判明。
つまりコーヒーカスをそのまま土に撒いても、肥料効果は得られないのです。

コーヒーカスや米ぬかなど数種類の原料が微生物の働きで発酵する過程。温度は90度まで上る。

コーヒーカスや米ぬかなど数種類の原料が微生物の働きで発酵する過程。温度は90度まで上る。

試行錯誤の末、金澤バイオ研究所が特許を取得している
「HT菌」の発酵製法を用い、高温の熱で原料を発酵させることで、
コーヒーカスを土に害のない腐植という高機能を持つ
完熟有機肥料に転換することに成功。

構想から3年、開発に1年以上をかけ
2018年に〈マヌア肥料〉が完成しました。

十分な発酵によって完熟したマヌア肥料は悪臭がしない。「完熟」させることが重要なのだそう。

十分な発酵によって完熟したマヌア肥料は悪臭がしない。「完熟」させることが重要なのだそう。

小粒状に固めたペレットは、施肥、散布するときに飛び散りが少なく室内の観葉植物などへの使用におすすめ。

小粒状に固めたペレットは、施肥、散布するときに飛び散りが少なく室内の観葉植物などへの使用におすすめ。

開発から製造、販売まで一歩ずつ。
カビや臭いの問題も抱えながら、各店舗のスタッフが
10か月をかけコーヒーカスを地道に回収していったのだそう。
マヌア肥料を仕込んだ当時の様子はぜひこちらの動画をご覧ください。

「捨てるのはもったいない」「自分たちにできることは何か」
問題意識を持ち続け、カタチに変える。
街角のコーヒーショップが届けてくれるのは、
コーヒーだけではなく、時代を捉える「思考力」や
行動を伴う「表現力」なのかもしれません。

〈堀内果実園〉 農家直送の果物がゴロッと入った 夏期限定かき氷が登場

農家直営の「くだものを楽しむお店」

奈良県・吉野〈堀内果実園〉の直営店
〈堀内果実園 奈良三条店〉〈堀内果実園 グランフロント大阪店〉に、
夏季限定のかき氷が登場し、人気を集めています。

〈桃のかき氷〉(1200円 税別)は、トップのつるりんとした桃に目がくぎづけ。
フォークとナイフを使って、追熟した桃のおいしさを存分に味わうかき氷です。
「あまり時間が経ちすぎると桃が落ちやすくなりますので重々ご注意ください」
とのこと。桃好きにはたまらないですね。

堀内果実園のカフェは、大きくカットされた新鮮な果物を味わえるのが魅力。

グランフロント大阪店

グランフロント大阪店

代々受け継いできた園地で育てたこだわりの果物を、
一番おいしい時期に食べさせてくれる「くだものを楽しむお店」なんです。
農薬回数を減らした栽培・特別栽培というのもうれしい。

こちらも期間限定、〈丸ごとメロン〉は、
くり抜かれたメロンのトッピングがかわいらしい。

「丸ごとメロン」1,480円 税別

〈丸ごとメロン〉1480円 税別

隠し味は、梅のシロップ。
意外にも、メロンの風味を引き立たせてくれるのだそうです。

続いて、ゴールドパインとゴールドキウイが入った〈ゴールデンゴールデン〉。

「ゴールデンゴールデン」1,280円 税別

〈ゴールデンゴールデン〉1280円 税別

おいしいだけではなく、疲労回復、便秘解消、肌の整え作用、
生活習慣病予防、デトックス効果など、夏にうれしい作用がたくさん。
ビタミンをたくさんチャージして、元気になれそう。

夏季限定かき氷は、このほかに〈台湾トロピカル〉〈ベリーベリー〉があります。