〈BELPA FARM〉
美容と農業で地域とつながる、
美容師たちの野菜づくり

美と健康は農業から! 美容院からの新たな提案

長野県松本市から、ヘアサロン〈BELPA(ベルパ)〉の美容師さんたちが
畑で野菜づくりに挑戦しているというニュースが届きました。

発端は、「美容で人とつながる、楽しいことをし続けるヘアサロンでありたい。
長野の美容室ならではの面白い活動ができないか」と考えていた
代表の高橋亮太朗さんが「美容を追求する立場だからこそ、
自分たち自身も規則正しい生活や健康的な食事に努めていこう」
とスタッフに農業を提案したこと。

それからスタッフの実家の畑を借りられることになり、
2020年4月より、週に5〜6日は畑に出ているのだそう。

野菜を手に取るヘアサロン〈BELPA(ベルパ)〉代表の高橋さん

スタッフの皆さん。〈BELPA〉は松本市で50年余りヘアサロンを展開しているベルパームグループの本店。

スタッフの皆さん。〈BELPA〉は松本市で50年余りヘアサロンを展開しているベルパームグループの本店。

畑仕事は、農業のベテランである、スタッフの祖父が“厳しく”指導。
野菜ごとの土づくりから植え方、収穫時期など、
細かくアドバイスを受けたおかげで、
近所の農家さんからも「毎日しっかり管理してるから
立派な野菜ができてるね〜」と声をかけられるのだとか。

畑仕事中の風景

こちらが、収穫した野菜。とても立派でおいしそう!

収穫した野菜

この活動には、地域の方との交流を広げ、
まちにとってサロンがより身近な存在になれば、というねらいもあるといいます。

現在は、お客さんに野菜をプレゼントしたり、
コロナ禍のなか、飲食店のテイクアウト商品をデリバリーする事業を立ち上げた
信州大学の学生グループに野菜を進呈し、喜ばれているようです。

信州大学の学生に野菜を渡す高橋さん。学生グループに野菜を進呈したのは、野菜不足になりそうな一人暮らしの学生さんに喜ばれるのでは、という思いから。

信州大学の学生に野菜を渡す高橋さん。学生グループに野菜を進呈したのは、野菜不足になりそうな一人暮らしの学生さんに喜ばれるのでは、という思いから。

また、みんなで畑仕事をすることでチームワークが育まれ、
農業での学びが、仕事への意識向上にもつながるという効果も生まれているよう。

スタッフからは「朝の作業はつらいです」
「食べ物に感謝するという想いが高まりました」
「カエルが気持ちわるいです」
「お客さんに喜んでもらえて嬉しいです」
「野菜づくりも美容の仕事も土台が大切だと思いました」
——などの声があがっているようです。

伊万里市でしか食べられない!?
“くずきゅうり”でつくった つぶつぶ食感の
〈きゅうりアイス〉

きっかけは伊万里ならではのデザートつくり

夏野菜の代表格、みずみずしさ満点の「きゅうり」。
酢の物や糠漬けなど日本の家庭料理に欠かせない食材であるきゅうりは、
夏バテ解消に効果があるとされています。

佐賀県伊万里市にきゅうりを使った珍しいデザートがあると聞きつけました。
見た目にも涼しい、〈きゅうりアイス〉をご紹介します。

伊万里市で農業を営むフェルマ木須のみなさん。

伊万里市で農業を営む〈フェルマ木須〉のみなさん。

佐賀県伊万里市木須町にある〈株式会社 フェルマ木須〉は、
米・麦・豆・キビなどの農作物を、種まきから袋詰め、
加工販売まで一貫生産する農家さんです。
きゅうりアイスの販売元であるフェルマ木須(旬ちゃん工房)は、
木須さんご家族と従業員さんで営まれています。

100年は経っているという風情あるフェルマ木須の家屋。

100年は経っているという風情あるフェルマ木須の家屋。

伊万里焼の産地としてが有名な伊万里市ですが、
昭和後期に農協の指導者らが尽力されたこともあり、
きゅうりの生産が盛んになったのだそう。
フェルマ木須でも、33年ほどきゅうりを栽培してきたといいます。

きゅうりアイスが生まれたのは15年ほど前。
「伊万里をどうにかしたい!」という思いから立ち上がった
「伊万里食三昧実行委員会」の実行委員の1人として活動していたのが、
フェルマ木須の木須旬子さんです。
「伊万里らしいデザートを作ろう」と話が持ち上がり、
きゅうりアイスの開発に乗り出したといいます。

伊万里市内の直売所で販売されるきゅうりアイス。内容量90cc 250円(税込)※今年の生産分は直売所にある在庫のみ。

伊万里市内の直売所で販売されるきゅうりアイス。内容量90cc 250円(税込)※今年の生産分は直売所にある在庫のみ。

きゅうりアイスの販売・加工を担当する木須さん。
「きゅうりは水分が多くて加工品に向いていないので、
採れたきゅうりを砂糖漬けにして水分を抜いて、
さらに炊くことで水分を飛ばしてペースト状にしています」
と教えてくれました。

その気になる味わいはというと……?
青臭さはまったくなく、まるでメロンのような風味。
爽やかさとミルクのコクが絶妙なバランスで
野菜のアイスと思えない食べやすさです。

きゅうりのつぶつぶ食感がクセになりそう!

以前はきゅうりの皮を取り除いていたそうですが、
実行委員の仲間から「なんできゅうりの皮ば捨てると?」
とアドバイスを受けて、きゅうりの皮ごと使うようになったのだそう。
つぶつぶの食感がたのしめる、伊万里ならではのきゅうりアイスです。

〈空家スイーツ〉 空き家に実った果物から レトロな“ニュータウン土産”が誕生

かわいい・おいしい・地域の魅力を伝える“ニュータウン土産”

埼玉県比企郡鳩山町にある鳩山ニュータウンで
空き家の果物を使ったプロジェクトがスタートしました。
その名も〈空家スイーツ〉。
空き家で人知れず実っている果物を活用して、
“ニュータウン土産”になるお菓子をつくるというものです。

第一段はこちらの〈ロシアケーキ〉。

八朔、柚子、金柑のジャムを使用したロシアケーキ。ジャムは季節によって変わります。

八朔、柚子、金柑のジャムを使用したロシアケーキ。ジャムは季節によって変わります。

なんとも可愛らしいですね!
鳩山ニュータウンは高齢化率が埼玉県ナンバー1なのですが、
近年ではこのまちの魅力に惹かれて若い人たちが移住してきており、
新しい取り組みが始まっているようです。
コロカルでも今年の4月に建築家、藤村龍至さんが手がけた
シェアハウス〈はとやまハウス〉をご紹介しました。

空家スイーツを手がけた生活芸術家/アーティスト菅沼朋香さんと
焼き菓子作家の山本蓮理さんも、鳩山ニュータウンに惹かれた若手のひとり。

生活芸術家/アーティストの菅沼朋香さん

生活芸術家/アーティストの菅沼朋香さん

焼き菓子作家の山本蓮理さん

焼き菓子作家の山本蓮理さん

菅沼さんは2017年より移住。鳩山町の町おこし拠点である〈鳩山町コミュニティマルシェ〉に
コーディネーターとして携わりながら、アートプロジェクトであり
実際に飲食店として営業している〈ニュー喫茶幻〉を運営しています。

元空家の1室をセルフリノベーション(!)した〈ニュー喫茶幻〉。2019年2月にオープンし、地域の方の憩いの場に。500円でコーヒー、トースト、ゆで卵がつくモーニングセットなどが人気です。

元空家の1室をセルフリノベーション(!)した〈ニュー喫茶幻〉。2019年2月にオープンし、地域の方の憩いの場に。500円でコーヒー、トースト、ゆで卵がつくモーニングセットなどが人気です。

一方山本さんは2017年〜2019年まで鳩山町コミュニティマルシェを務めていました。
現在は焼き菓子作家として活動しています。

プロジェクトのきっかけは、菅沼さんが道端に空き家の柿が落ちているのを見つけたこと。
それから空家スイーツを構想し、山本さんに相談を持ちかけたところから
このプロジェクトがスタートしました。

2020年2月には、ニュー喫茶幻の常連さんが地域の方に呼びかけ、
庭に実っている柑橘類を使わせてもらえることに。
柚子や金柑、八朔を大量に収穫することができ、まずは柚子のクッキーを試作。
できあがったクッキーは、柚子の香りが高く、
菅沼さんもびっくりするほどのおいしさだったそうです。

それから山本さんは試作を重ね、菅沼さんはパッケージを制作。
資金はクラウドファウンディングで募り、
9月1日、いよいよ一般発売されました。
商品はオンラインショップと鳩山町コミュニティ・マルシェでのみ販売。
9月5日はマルシェにて発売記念イベントも予定されています。(オンライン配信も予定)

青森・秋田・岩手の醸造家が共同開発! コロナ禍だからこそ生まれた ハードサイダー〈D.A.V.〉が新発売!

青森・秋田・岩手の醸造家が共同開発

秋田県横手市のゲストハウス&発酵バル〈Hostel&Bar CAMOSIBA〉が
プロデュースするハードサイダー(シードル)ブランド〈OK, ADAM〉から、
〈D.A.V.(ダヴ)〉が発売になりました!

青森・秋田・岩手の北東北3県の醸造家が、
それぞれの知恵を持ち寄り共同でつくりあげた新商品です。

〈CAMOSIBA〉とタッグを組んだのは、
「ホップの里からビールの里へ」という理想を掲げ、
行政・民間・生産者が連携したまちづくりを実践する
岩手県遠野市のマイクロブリュワリー〈遠野醸造〉と、
青森県弘前市の〈もりやま園〉で
サイダーの醸造研修を行うサイダーメーカー及川貴史さん。

〈CAMOSIBA〉の阿部円香さんと松橋真美さん、サイダーメーカーの及川貴史さんが〈遠野醸造〉に集結!

〈CAMOSIBA〉の阿部円香さんと松橋真美さん、サイダーメーカーの及川貴史さんが〈遠野醸造〉に集結!

〈もりやま園〉は、青森県弘前市で100年以上続くりんご園で、
摘果作業で間引かれ廃棄されていた果実をつかった
〈テキカカシードル〉を開発し、話題となっています。
岩手県大船渡市出身の及川さんは、
盛岡でクラフトビール専門店HOPPERSを経営した後、
ハードサイダーに出会い〈もりやま園で〉修行を開始。
2021年春には岩手県紫波町でサイダリーのオープンも予定しています。

商品名〈D.A.V.〉は三者の結束を「夏の大三角形」になぞらえ、3つの恒星のデネブ(Deneb)、アルタイル(Altair)、ベガ(Vega)の頭文字から名付けられました。

商品名〈D.A.V.〉は三者の結束を「夏の大三角形」になぞらえ、3つの恒星のデネブ(Deneb)、アルタイル(Altair)、ベガ(Vega)の頭文字から名付けられました。

ゲストハウス&発酵バル〈Hostel & Bar CAMOSIBA〉

〈CAMOSIBA〉を秋田県横手市で運営するのは、地元出身の阿部円香さん。

〈CAMOSIBA〉を運営する地元出身の阿部円香さん

円香さんは、東京の大学に在学中、休学して半年間海外に滞在。
ゲストハウスのおもしろさを味わい、
いずれ地元でゲストハウスを開きたいという思いをもって帰国します。
大学時代の恩師からもらった「いずれ帰るなら今帰ればいいじゃない」
という言葉をきっかけに、東京での就職活動をいっさいやめてUターン。
実家が創業100年を超える麹屋であるというルーツから、
2017年、発酵バルを併設したゲストハウスをオープンしました。

建物は大正後期に建てられた旧加藤茶舗店蔵をクラウドファンディングの支援も受け改装。今年国の有形文化財としての登録も決定しました。茶箱が椅子やテーブルとして活用されています。店を発酵バルとして、母屋をゲストハウスとして運営。

建物は大正後期に建てられた旧加藤茶舗店蔵をクラウドファンディングの支援も受け改装。今年国の有形文化財としての登録も決定しました。茶箱が椅子やテーブルとして活用されています。店を発酵バルとして、母屋をゲストハウスとして運営。

地域の人とつくるハードサイダー

発酵バルでは、実家である〈阿部こうじ屋〉の糀や味噌を使用した料理や、
オリジナルのハードサイダーをいただけます。

クリームチーズの味噌漬け

クリームチーズの味噌漬け

発酵のエッセンスを取り入れたメニュー

発酵のエッセンスを取り入れたメニュー

ハードサイダーづくりに欠かせないのは、
地域の人たちをはじめとした周りの人たちとのつながり。
ビールが好きで、横手はホップの産地でもあるため、
クラフトビールもつくりたいと思っていた円香さんでしたが、
〈CAMOSIBA〉を始めると、近所の果樹農家さんが発酵バルに来てくれるようになります。

「横手市の十文字地区はさくらんぼの産地ということはわかっていたんですが、
桃やリンゴなどいろんな果物が採れるんです。
お店に来てくれる果樹農家さんと仲良くなって話を聞いていると、
リンゴにも種類があって味も食感も全然違うことや、
そのおいしさをあらためて知ることができました。
そんなときにリンゴを原料としてつくる発泡酒・ハードサイダーの存在を知って……。
横手にはホップもリンゴもある、
ハードサイダーなら全部横手のものでつくることができるって思ったんです」

自分の好きなものに正直な円香さん。だからこそ軸がぶれずに〈CAMOSIBA〉ができあがったのかもしれません。

自分の好きなものに正直な円香さん。だからこそ軸がぶれずに〈CAMOSIBA〉ができあがったのかもしれません。

円香さんは真美さんとともに
アメリカ・オレゴン州のサイダリーで1か月醸造技術を学び、
ハードサイダーブランド〈OK, ADAM〉を設立。
秋田県内のマイクロブッリュワリーに委託醸造し、
2020年2月から横手産のりんご〈ふじ〉や〈紅の夢〉を使用した
ハードサイダーの販売をスタートしました。

秋田県羽後町の〈羽後麦酒〉とつくった〈HOP IN!〉と秋田市の〈BREWCCOLY〉とつくった〈PIQUANT RED〉。

秋田県羽後町の〈羽後麦酒〉とつくった〈HOP IN!〉と秋田市の〈BREWCCOLY〉とつくった〈PIQUANT RED〉。

「いろんな人に手伝ってもらって、
ゲストハウスも発酵バルもつくってくることができたから、
これからは地域の人たちと同じラインに立って、
周りの人たちと一緒にものをつくることで
(周囲に)還元できたらいいなと思っています」と話す円香さん。
ハードサイダーづくりはそのひとつの活動です。

九十九島アクティビティも!
飲み歩きも!
佐世保を遊びつくす体験ガイド

2018年4月、国際NGO〈世界で最も美しい湾クラブ〉に
加盟認定された九十九島(くじゅうくしま)。
長崎県佐世保湾から北へ、平戸までの約25キロの海域には複雑に入り組んだリアス海岸と
208の島々が織りなす美しい自然景観が広がっています。
大自然を満喫できる九十九島のアクティビティを中心に、
佐世保の魅力を詰め込んだ、とっておきの旅をご案内。

世界文化遺産に登録された集落のある黒島や佐世保で話題のはしご酒スポットまで。
佐世保のよくばりなアウトドアトリップへ、出かけてみませんか?

しらす×温泉×古民家ステイ。
静岡市の小さな港町・用宗で
週末散歩を楽しみませんか?

静岡市の魅力を3つのキーワードで紹介していくシリーズ。
今回のキーワードは“用宗(もちむね)”。
独特の漁法により抜群の鮮度を誇るしらす、その漁港に面した温泉施設、
一棟貸しの古民家宿など、まち歩きが楽しい注目のレトロタウンをご紹介します。

しらす漁で知られるレトロタウン

静岡市の西端にある用宗(もちむね)は、しらす漁が盛んな港町。
静岡駅から東海道線でわずか2駅7分のところにありながら、
まちのそこここに昭和の面影を残すレトロタウンである。

全国屈指のしらすの水揚げ量を誇る静岡県の中でも、
「用宗のしらす」はよく知られたブランド。
餌となるプランクトンが豊富な好漁場、安倍川の河口に近いこと、
そして独特の漁法による鮮度のよさがその理由だ。

晴れた日には、富士山も見える用宗漁港。毎朝6~7時に50隻以上の漁船が一斉にしらす漁に向かう様子は圧巻だ。

晴れた日には、富士山も見える用宗漁港。毎朝6~7時に50隻以上の漁船が一斉にしらす漁に向かう様子は圧巻だ。

用宗のしらす漁は、2艘の漁船と運搬船という3艘ひと組で行われるのが特徴。
2艘の漁船が網を引いてとったしらすは、運搬船の上で氷づけにされ港へと運ばれる。
これを1日に3~4回。港では、運搬船が着くたびにセリが行われるので、
鮮度抜群のまま取り引きされるのだ。

新鮮なしらすを食べたければ、漁協直営の〈どんぶりハウス〉へ。
一番人気は、漁期中(1月15日~3月下旬の禁漁期間以外)、
それも出漁した日にしか味わえない(出漁日でも提供されない日もある)
「生しらす丼」。定番の「釜揚げしらす丼」(ともに700円)と食べ比べれば、
それぞれの魅力を堪能できる。

口に含んだ瞬間、プリプリとした食感と磯の香りが広がる「生しらす丼」。マグロの漬けと一緒に味わえる「用宗丼」(900円)も人気。

口に含んだ瞬間、プリプリとした食感と磯の香りが広がる「生しらす丼」。マグロの漬けと一緒に味わえる「用宗丼」(900円)も人気。

用宗漁港内にある〈どんぶりハウス〉。客席は、写真奥にあるテントの下。漁船が停泊する港を見ながら食事を楽しむ。

用宗漁港内にある〈どんぶりハウス〉。客席は、写真奥にあるテントの下。漁船が停泊する港を見ながら食事を楽しむ。

information

map

どんぶりハウス

住所:静岡市駿河区用宗2-18-1

TEL:054‒256-6077(漁協直売所)

営業時間:11:00~14:00

定休日:雨天時、禁漁時の木曜

Web:http://namashirasu.com/

〈コロネコルネ〉 素材にこだわりぬいた新感覚おやつに 夏季限定〈レモンコロネ〉が登場

おやつ系“コロネ”とおかず系“コルネ”が揃った〈コロネコルネ〉

ホーン型のパイ生地にクリームを詰めた、どこか懐かしいお菓子「コロネ」。
兵庫県神戸市に、厳選した良質な材料とこだわりの製法で
コロネをつくっているお店〈コロネコルネ〉があります。

パイ生地に使用する小麦は国産小麦、バターはフランス産の無塩バター。
生地を何層にも折り重ね、高温・短時間で焼き上げることで
サクッと軽い食感を実現しています。

「コロネ」パイ生地+クリーム各300円(税込)撮影:田中将平

〈コロネ〉パイ生地+クリーム各300円(税込)撮影:田中将平

フレーバーはカスタード、チョコレート、抹茶、いちごの4種類。
さらに今年の夏は、夏期限定商品として〈レモンコロネ〉も登場しました。

夏季限定〈レモンコロネ〉価格:300円(税込)

夏季限定〈レモンコロネ〉300円(税込)

レモンコロネも余計なものは加えず、国産の小麦粉と食塩、脱脂粉乳、水で作った生地と
フランス産の無塩バターで折パイ生地を作りました。
中には低温殺菌牛乳、ビート糖、セイアグリー健康卵、
国産小麦粉、レモン果汁、レモンゼスト(果皮)パウダーを使用し、
銅釜で炊き上げたレモンクリームがたっぷり。

レモンは、愛媛県を中心とした瀬戸内産を使用。
太陽の光をたっぷり浴びて育ったレモンの風味を楽しめる、爽やかなコロネです。

また、クロワッサン生地にソーセージが入った「コルネ」も人気。

「コルネ」クロワッサン生地+ソーセージ各400円(税込)撮影:田中将平

〈コルネ〉クロワッサン生地+ソーセージ各400円(税込)撮影:田中将平

ソーセージには、飼育環境が徹底管理され、
抗生物質を極力使わずに育った「和豚もちぶた」を使用。
桜のチップでスモークされた香りと、
お肉本来の旨味と甘味が味わえる、本物のソーセージです。
こちらはプレーン、チョリソー、ブラックペッパー、バジルの4種で展開。

絶景×茶畑×カフェ。
日本有数の茶どころ・静岡市で
新たなお茶の魅力に出合う

静岡市の魅力を注目の3つのキーワードで紹介していくシリーズ。
今回のキーワードは“お茶”。
絶景でのお茶の体験プログラムや、100種ものお茶が試飲できる日本茶専門店、
富士山や駿河湾を望む展望施設など、静岡の新しいお茶の楽しみ方を紹介します。

〈天空の茶の間〉でつくり手の顔が見えるお茶を味わう

全国におけるお茶の約4割を生産する静岡県は、言わずと知れた日本一の茶どころ。
静岡市は、そんな静岡茶の発祥の地でもある。

ペットボトル入りのお茶が浸透する一方、急須で淹れる茶葉の需要が減少している昨今。
静岡市の茶業界で、新たな動きが起こっている。
まず注目したいのは、茶畑の真ん中に設けたテラスで、
その地でとれたお茶を味わえる体験プログラム〈茶の間〉だ。

いくつかある会場の中でも、人気が高いのは
標高350メートルの山間、両河内地区にある〈天空の茶の間〉。
運がよければ遠くに富士山と駿河湾、
早朝なら雲海が眼下に広がることもあるという絶景ポイントだ。

朝焼けの〈天空の茶の間〉。夏期は早朝プランもある。90分1名3000円。雨天中止。(写真提供:豊好園)

朝焼けの〈天空の茶の間〉。夏期は早朝プランもある。90分1名3000円。雨天中止。(写真提供:豊好園)

天空に浮かんでいるようなテラスで、目の前の茶畑でとれたお茶が味わえる。

天空に浮かんでいるようなテラスで、目の前の茶畑でとれたお茶が味わえる。

夏季限定で、お茶を使ったかき氷「茶氷」と冷茶が1種ついたプランが登場。

夏季限定で、お茶を使ったかき氷と冷茶が1種ついたプランが登場。

天空の茶の間が設置されているのは、世界的なパティシエ、
ピエール・エルメが食材探しに訪れたこともある茶園〈豊好園(ほうこうえん)〉。
場所によっては手をつかないと登れないほど急斜面の畑に、
約20種の品種茶を栽培している。

絶好の条件が重なると、左手に富士山、眼下に雲海が見える。(写真提供:豊好園)

絶好の条件が重なると、左手に富士山、眼下に雲海が見える。(写真提供:豊好園)

「茶葉は品種によって摘採期が違うので、長い期間、
それもいい状態の新芽を摘み取れるよう多品種を栽培しています。
とは言え、20種は多すぎますけどね(笑)」

こう話すのは、3代目園主の片平次郎さん。
豊好園では、生葉の生産から製茶、販売までをすべて自分たちで行う
自園・自製・自販のスタイルをとっており、最近では海外へも出荷している。

園主の片平次郎さん。父の働く姿に憧れ、大学卒業後すぐ実家に戻り就農した。(写真提供:豊好園)

園主の片平次郎さん。父の働く姿に憧れ、大学卒業後すぐ実家に戻り就農した。(写真提供:豊好園)

「僕が目指しているのは、湯呑みに入ったお茶の香りを嗅いだとき、
そして飲んだときに、思わず茶畑の光景が目の前に浮かぶような茶葉。
製茶をするとき、手のひらで葉の状態を感じながら、
つくりたいお茶のイメージに近づけていくんです。
お茶は僕にとっての作品なんだと思います」

〈豊好園〉では品評会に出品するお茶から、ほうじ茶、茎茶、紅茶まで手がけている。(写真提供:豊好園)

〈豊好園〉では品評会に出品するお茶から、ほうじ茶、茎茶、紅茶まで手がけている。(写真提供:豊好園)

2019年からスタートした茶の間プロジェクトへの参加以外にも、
片平さんが始めた取り組みに〈茶農家集団ぐりむ〉がある。

「静岡の茶産業を復活させたい」という思いから、
廃業が決まっていた両河内地区の共同工場を茶農家仲間とともに受け継ぎ、
自園・自製・自販とは差別化した、
主に市場に出荷する荒茶(仕上げ前の原料茶)をつくりながら、
耕作放棄地となった茶園の再生にも努めている。

静岡市の中心地から車で約1時間の距離にある両河内地区。市内では比較的新しい茶産地だ。(写真提供:豊好園)

静岡市の中心地から車で約1時間の距離にある両河内地区。市内では比較的新しい茶産地だ。(写真提供:豊好園)

日本平にある〈全景の茶の間〉のまわりにあるのも、茶農家集団ぐりむが管理する茶園。
富士山を望むパノラマとともに、茶農家が手塩にかけて育てたお茶を味わいたい。

日本平ホテル近くにある〈全景の茶の間〉。目の前に広がるのが〈茶農家集団ぐりむ〉の管理する茶畑。

日本平ホテル近くにある〈全景の茶の間〉。目の前に広がるのが〈茶農家集団ぐりむ〉の管理する茶畑。

information

map

豊好園

住所:静岡市清水区布沢270

Web:http://houkouen.org/

天空の茶の間の予約・問い合わせ先

TEL:080-7016-1201(株式会社AOBEAT)

Web:https://changetea.jp/

information

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全景の茶の間

受付場所:静岡市清水区馬走1500-2 日本平ホテル1Fテラスラウンジ

TEL:080-7016-1201(株式会社AOBEAT)

Web:https://changetea.jp/

コーヒーカスからできた肥料で育った 麦茶の〈麦ちゃん〉と コーヒー入り麦茶の〈麦子ちゃん〉

コーヒーから環境問題を考えるきっかけを

〈manucoffee〉は福岡市内に5店舗を構えるコーヒーショップ。
2003年からスペシャルティコーヒーの魅力を伝えはじめ、
地元の憩いの場として、カルチャー発信の場として
コーヒー好きの多い福岡で幅広い層から愛される人気店です。

日頃から排出するゴミに対して責任を持ち、カップやストロー、
牛乳パックなどのリサイクルに取り組んできたmanucoffee。

しかしどうしても解決できなかったのが
大量に廃棄されるコーヒーカスの問題でした。
「毎日出るコーヒーカスの廃棄をどうにかできないか?」
というスタッフの想いからコーヒーカスの再利用の取り組みとして
〈マヌア・プロジェクト〉がスタートしました。

マヌア・プロジェクトから完成した「マヌア肥料」。manure (肥料)の意と、manucoffeeの店名を掛け合わせて名付けられた。

マヌア・プロジェクトから完成した〈マヌア肥料〉。manure (肥料)の意と、manucoffeeの店名を掛け合わせて名付けられた。

manucoffeeでは年間約120,000杯分、4トンを超えるコーヒーカスや、
焙煎時に出るチャフ(薄皮)を排出しているといいます。
以前は、消臭効果のあるコーヒーカスを袋に詰めお客さんに持ち帰って
もらえるように無料で配布していたそうですが、
それも最終的には廃棄されてしまうため根本的には解決されないまま。

長い間、コーヒーカスのリサイクル方法を模索していたところ
大きな転機が訪れます。
福岡県・糸島の〈金澤バイオ研究所〉と偶然の出会いがきっかけで、
「コーヒーカスで土の肥料をつくってみよう」と話が進んだといいます。

金澤バイオ研究所の工場に集められたコーヒーカスと焙煎ではじかれたコーヒー豆。

金澤バイオ研究所の工場に集められたコーヒーカスと焙煎ではじかれたコーヒー豆。

金澤バイオ研究所は「すべては土から」をテーマに、
世界の土を研究しバイオ肥料の製造や販売を行う会社です。

研究所でコーヒーカスを成分解析してみると、
肥料となる成分含有量が少ない資材であり
植物の生育阻害物質である難分解性化合物を含むため、
そのまま土に還すと問題があることが判明。
つまりコーヒーカスをそのまま土に撒いても、肥料効果は得られないのです。

コーヒーカスや米ぬかなど数種類の原料が微生物の働きで発酵する過程。温度は90度まで上る。

コーヒーカスや米ぬかなど数種類の原料が微生物の働きで発酵する過程。温度は90度まで上る。

試行錯誤の末、金澤バイオ研究所が特許を取得している
「HT菌」の発酵製法を用い、高温の熱で原料を発酵させることで、
コーヒーカスを土に害のない腐植という高機能を持つ
完熟有機肥料に転換することに成功。

構想から3年、開発に1年以上をかけ
2018年に〈マヌア肥料〉が完成しました。

十分な発酵によって完熟したマヌア肥料は悪臭がしない。「完熟」させることが重要なのだそう。

十分な発酵によって完熟したマヌア肥料は悪臭がしない。「完熟」させることが重要なのだそう。

小粒状に固めたペレットは、施肥、散布するときに飛び散りが少なく室内の観葉植物などへの使用におすすめ。

小粒状に固めたペレットは、施肥、散布するときに飛び散りが少なく室内の観葉植物などへの使用におすすめ。

開発から製造、販売まで一歩ずつ。
カビや臭いの問題も抱えながら、各店舗のスタッフが
10か月をかけコーヒーカスを地道に回収していったのだそう。
マヌア肥料を仕込んだ当時の様子はぜひこちらの動画をご覧ください。

「捨てるのはもったいない」「自分たちにできることは何か」
問題意識を持ち続け、カタチに変える。
街角のコーヒーショップが届けてくれるのは、
コーヒーだけではなく、時代を捉える「思考力」や
行動を伴う「表現力」なのかもしれません。

〈堀内果実園〉 農家直送の果物がゴロッと入った 夏期限定かき氷が登場

農家直営の「くだものを楽しむお店」

奈良県・吉野〈堀内果実園〉の直営店
〈堀内果実園 奈良三条店〉〈堀内果実園 グランフロント大阪店〉に、
夏季限定のかき氷が登場し、人気を集めています。

〈桃のかき氷〉(1200円 税別)は、トップのつるりんとした桃に目がくぎづけ。
フォークとナイフを使って、追熟した桃のおいしさを存分に味わうかき氷です。
「あまり時間が経ちすぎると桃が落ちやすくなりますので重々ご注意ください」
とのこと。桃好きにはたまらないですね。

堀内果実園のカフェは、大きくカットされた新鮮な果物を味わえるのが魅力。

グランフロント大阪店

グランフロント大阪店

代々受け継いできた園地で育てたこだわりの果物を、
一番おいしい時期に食べさせてくれる「くだものを楽しむお店」なんです。
農薬回数を減らした栽培・特別栽培というのもうれしい。

こちらも期間限定、〈丸ごとメロン〉は、
くり抜かれたメロンのトッピングがかわいらしい。

「丸ごとメロン」1,480円 税別

〈丸ごとメロン〉1480円 税別

隠し味は、梅のシロップ。
意外にも、メロンの風味を引き立たせてくれるのだそうです。

続いて、ゴールドパインとゴールドキウイが入った〈ゴールデンゴールデン〉。

「ゴールデンゴールデン」1,280円 税別

〈ゴールデンゴールデン〉1280円 税別

おいしいだけではなく、疲労回復、便秘解消、肌の整え作用、
生活習慣病予防、デトックス効果など、夏にうれしい作用がたくさん。
ビタミンをたくさんチャージして、元気になれそう。

夏季限定かき氷は、このほかに〈台湾トロピカル〉〈ベリーベリー〉があります。

〈もりやま園〉の〈えんシードル〉 青森弘前生まれのサステナブルな 新シードル

〈えんシードル〉750ml 1800円(税抜)

環境負荷の少ないりんご〈彩香〉を使った渾身の一本

8月に入り一気に梅雨が明け、日差しの眩しい日々が続きますね。
これからいっそう、泡々なアルコールがおいしい時季。
ビールはもちろんですが、うだるような暑さを感じる夏だからこそ、
いろんな泡を試して、もっと爽やかな気分を味わいませんか。

今回ご紹介するのは、以前こちらでも
お伝えした青森〈もりやま園〉の新商品〈えんシードル〉。

“地域と人と環境の「縁」の中で地域に豊かな「園」をつくる。”

そんな理念を掲げるもりやま園は、弘前で100年以上続く老舗りんご園。
既存の生産体制を継承するだけではなく、りんご農業が成長産業となることを目指し、
先端技術を駆使しながら、りんご生産の枠を超え、さまざまな事業に取り組んでいます。

ラベルも〈もりやま園〉の理念を象徴する、アイコニックなまるーいデザインです。

ラベルも、もりやま園の理念を象徴する、アイコニックなまーるいデザインです。

この〈えんシードル〉は、そんなもりやま園が手掛けるだけあって、
環境負荷の少ないりんご〈彩香(さいか)〉と、自社のりんご園の酵母菌を使った
オリジナル天然酵母〈MAY29〉から生まれた、自慢の一本。

彩香は、優れた耐病性と自己摘果性を併せ持ち、
環境負荷の少ないりんごとして以前より存在していたにも関わらず、
生産量が少なかったことにもりやま園が目をつけ、今回採用することに。
節減対象農薬と化学肥料、どちらにも手をつけず、環境負荷をできるかぎり
少なくした特別栽培を実用化し、シードルの商品化を実現しました。

甘味の中に爽やかな酸味やタンニン、桃やあんずのような香りが漂うのが特徴で、
ほかの品種をブレンドしなくてもバランスのとれた味わいになるのだそう。

シードルを楽しむ男女

実際の飲み口は、甘さと酸味のバランスが気持ち良く、
すっきりとした後味にフルーティさを感じられます。うーん、これは気になりますね!

現在もりやま園のオンラインストアから購入可能となっています。

時代を象徴するようなサステナブルな泡、えんシードル。
未来を果敢に切り開くもりやま園の姿勢にも感銘を受けつつ、
想いある生産背景に敬意を払いながら、ぜひこの夏、渾身の一本を味わってみませんか?

information

えんシードル

内容量:750ml

アルコール分:5%

味わい:セミスウィート

URL:https://www.moriyamaen.com/SHOP/209366/list.html

土産商・岡野弥生さんの旅コラム
「イイダコ、ワカメに見開き御朱印!
1泊2日×6回の東北ショート旅」

さまざまなクリエイターによる旅のリレーコラム連載。
第11回は、江戸土産ブランド〈新吉原〉を手がける岡野弥生さんによる
松島、平泉、石巻、気仙沼などを旅した話。
東日本大震災をきっかけに東北を再認識し、
東北旅を毎年春の恒例行事としてきたそう。
1泊2日で行ける東北アチコチの魅力を伝えてくれます。

1泊2日の旅を繰り返し、東北各地へ

東京から近いのになかなか訪れる機会のなかった東北。
私の住んでいる台東区には“東北への玄関口”といわれている上野駅があるし、
行こうと思えばすぐに行けると思っていたのかもしれない。

東日本大震災をきっかけに2012年から17年までの間、
春になると毎年友人と一緒に東北を旅した。
春の恒例行事にしていこうと思っていたが、
好きなときにふらっと行けていた旅が結婚や出産などでだんだん難しくなっていき、
また行けるかなと思った頃に新型コロナウイルスで旅どころではなくなってしまった。

今まで海外も国内もたくさん旅してきたが、
事前の下調べやスケジュールを組むのも大好きなので、
最近はいろいろなコースを頭の中で考えながら過ごしている。
東北旅行のときも私がほぼ全部スケジュールを決めていた気がする。

当時は友人も私も会社員だったので週末しか休みがなく、
1泊2日で行ける範囲となると大体決まってしまい、
松島、平泉、石巻、気仙沼くらいまでしか行けなかった。
松島ではお寿司を食べて素敵な風景を堪能し、
平泉ではわんこそばを食べて中尊寺に行った。

気仙沼はまだまだ復興途中という時期に訪れたが、
ちょうど〈シャークミュージアム〉がオープンしたばかりでサメについて学んだ。
東日本大震災の爪痕が残る場所へ案内してもらえる〈語り部タクシー〉にも乗り、
テレビでしか見ていなかった被災地を実際に訪れ、いたたまれない気持ちになった。

現在1か月待ち!? レトロでキュートな 伊勢の大人気お取り寄せスイーツ 〈冷凍ぷりんソフト〉

コーンの帽子の中にはフレッシュなソフトクリームが!

空前のお取り寄せブームがきている今日。
日本全国のご当地ECショップをリサーチしては、
次はどれを頼もうかなんてあれこれ考えている方も多いのでは?

そんな方にぜひチェックしてほしいのが、
今回ご紹介する、伊勢の大人気スイーツ〈冷凍ぷりんソフト〉。

なんてフォトジェニックな佇まいなんでしょう。

なんてフォトジェニックな佇まいなんでしょう。

このアイスのコーンを帽子のように被った愛らしい見た目、
かなり心を掴まれますよね!

見てください、この乳白色の美しいアイスの溶け方!

見てください、この乳白色の美しいアイスの溶け方!

コーンの下には、山村牛乳を使用した濃厚なソフトクリームが隠れています。
現在では珍しい85度で15分間殺菌する低温殺菌という手法と
熟練された職人の技によって生み出された牛乳のコクとほのかな甘みは、
ほかのソフトクリームとはひと味違う味わいで病みつきに。

レトロな山村牛業のロゴも心奪われます。

レトロな山村牛業のロゴも心奪われます。

その下には、こちらも大人気のトロリとまろやかな〈山村ぷりん〉が。

レトロな瓶に入っているのもかわいらしいし、これは人気な理由がわかりますね。
なんと現在は、注文から1か月待ちなんだとか。

カクテルをベースにした“さけ氷”も。 〈お茶と酒 たすき 新風館〉の 個性派かき氷

6月にオープンした〈お茶と酒 たすき 新風館〉。
魅力あふれる限定メニューにひと目惚れ!

なかなかジメジメとした梅雨が明けないのは困ったものですが、
もう7月も終わり。
時季的にもキーンと冷たいかき氷が欲しくなります。

まだ全国を自由に飛び回ることはできませんが、
先日オープンした京都の〈新風館〉には、こんな趣ある
クラシックモダンな一杯を提供するお店がオープンしました。

その名も〈お茶と酒 たすき 新風館〉。
ここはセレクトリサイクルショップ〈PASS THE BATON〉の京都祇園店内に
併設されている喫茶〈お茶と酒 たすき〉の2号店です。

「すでにあるものを大切にし、新たな価値を創造する」という
「PASS THE BATON」のコンセプトのもと、京都の四季折々の素材を使い、
クラシカルで創造性豊かな“かき氷”を提供する〈お茶と酒 たすき〉。

NYやモスクワのスナックも。 全国のスナックが集結した 〈オンラインスナック横丁〉に注目!

家飲みに革命を。画面越しに名物ママとおしゃべり

なかなか気軽に飲みに行けない日々が続きますが、
みなさんいかがお過ごしでしょうか?

TVや本をお供にしっぽりひとり飲みや流行りのオンライン飲みなど、
家でのお酒の楽しみ方を模索している方も多いのでは?
そして、どんよりした今の空気を取り払ってくれる、楽しいコンテンツを利用したい。
そんな気持ちの人は、きっとたくさんいらっしゃるかと思います。

今回ご紹介する〈オンラインスナック横丁〉は、
そんな新たな家飲みを探している方にぜひチェックいただきたいもの。
なんとオンラインで、全国、はたまた海外のスナックの
名物ママや店長などと楽しくおしゃべりすることができちゃうんです。

お店は32店舗登録されており、予算は平均2500円~3500円程度(時間制)。
チケットを購入し、好みの飲み方(1対1、ほかのお客さんとの相席となるフリー、
仲間内でのグループで貸切)を選んで、いざスナックの世界へ。
いつものように、〈オンラインスナック横丁〉でも、
2、3件と梯子することもできちゃいます。

つくり手、お店と、人をつなぐ 仙台の〈1TO2BLDG.〉が、 オンラインで 〈旅する、イチと二市〉を開催中!

オンラインで購入できる〈CAFÉ MUGI〉のチーズケーキ

〈旅する、イチと二市〉、オンラインで開催中!

新型コロナウィルス感染症対策のため、なかなかお出かけできない日々。
マルシェイベントも軒並み中止となっていますが、
仙台で人気の〈1TO2BLDG.(イチトニビル)〉が、
オンラインで〈旅する、イチと二市〉を開催しています!

〈1TO2BLDG.〉は、仙台・西公園の近くに建つ、
カフェ・レンタルスペース・オフィスから成る複合型店舗。
「さまざまな事業者の1歩目2歩目を共に歩もう」をコンセプトに、
2017年、空きビル1棟をリノベーションし、オープンしました。

4階にデザインオフィス、3階にレンタルスペースを構え、1・2階は〈CAFÉ MUGI〉として焼き菓子やごはんを提供、東北を中心にした作り手による食材や道具、アクセサリーの販売も行っています。

4階にデザインオフィス、3階にレンタルスペースを構え、1・2階は〈CAFÉ MUGI〉として焼き菓子やごはんを提供、東北を中心にしたつくり手による食材や道具、アクセサリーの販売も行っています。

※感染症対策のため、現在は営業時間を短縮、
アルコール消毒を各所へ設置し、客席数を減らして営業をしています。

〈CAFÉ MUGI〉では、岩手県産の小麦にこだわったマフィンが人気。駅前の喧騒から離れ静かに過ごせるのも魅力で、1階はペット連れもOKです。

〈CAFÉ MUGI〉では、岩手県産の小麦にこだわったマフィンが人気。駅前の喧騒から離れ静かに過ごせるのも魅力で、1階はペット連れもOKです。

ランチでは、自家製の無水カレーライスや季節の定食が人気で、すべての食事に宮城県美里町の老舗〈鎌田醤油〉の味噌を使ったお味噌汁が付きます。現在はお弁当のテイクアウトも実施中。

ランチでは、自家製の無水カレーライスや季節の定食が人気で、すべての食事に宮城県美里町の老舗〈鎌田醤油〉の味噌を使ったお味噌汁がつきます。現在はお弁当のテイクアウトも実施中。

ギフトにぴったりな〈ムギのクッキー詰め合わせ〉もおすすめです(写真はクッキー缶のイメージ。新型コロナウィルスの影響のため缶の入荷ができず、現在は紙箱への詰め合わせで販売を行っています)。オンラインからも注文できます。

ギフトにぴったりな〈ムギのクッキー詰め合わせ〉もおすすめです(写真はクッキー缶のイメージ。新型コロナウィルスの影響のため缶の入荷ができず、現在は紙箱への詰め合わせで販売を行っています)。オンラインからも注文できます。

この〈1TO2BLDG.〉を運営するのは、
代表がブランディングデザインを務める〈株式会社ブライト〉。
デザイン会社ならではの自由な発想で、これまでさまざまな企画を行ってきました。
新型コロナウィルス感染症が拡大する以前まで、
3階のレンタルスペースでは、自社企画として
県内外の出展者が集まるマルシェ〈イチと二市〉や、
創作ジャム作家やアロマの専門家など、大人になってから知りたい、
その道のプロから直接学ぶことができる場〈1が2になる学校〉なども開催していました。

〈1TO2BLDG.〉のメンバー

〈1TO2BLDG.〉のメンバー

小豆島でおいしいピザをゆったりと。
〈Pizza Kamos〉と
〈cafe u ra ni wa〉

天然酵母でつくる生地がおいしい!〈Pizza Kamos〉

私たちが小豆島に移住してきたのは2012年。
それから8年の間に、新しいカフェやパン屋、ジェラート屋、
自家焙煎のコーヒー豆屋、美容院など新しいお店がだいぶ増えました。
小豆島に移住してきた人が経営する小さなお店が多く、
個性豊かですてきなお店がたくさんあります。

そんなお店の中でも、とびきりセンスがいいピザ屋があります! 
オーナーは山本友則さん。
もともと高松のイタリア料理のお店でピザ職人として働かれて、
2019年5月に小豆島に〈Pizza Kamos〉をオープンされました。

お店の名前は、Kamosと書いて「カモス」と読みます。
そう! 「醸す」からきているんです。

2019年5月にオープンした小豆島のピザ屋〈Pizza Kamos〉。土庄港(とのしょうこう)から歩いて5分ほどの住宅街にあります。

2019年5月にオープンした小豆島のピザ屋〈Pizza Kamos〉。土庄港(とのしょうこう)から歩いて5分ほどの住宅街にあります。

もともとは島の会社の事務所だった建物を改修してピザ屋に。

もともとは島の会社の事務所だった建物を改修してピザ屋に。

古い木の家具の雰囲気がとてもいい。窓の外にはオリーブの木。

古い木の家具の雰囲気がとてもいい。窓の外にはオリーブの木。

古い木の家具やアンティーク食器が並ぶ店内は、やさしくて穏やかな雰囲気。
統一された世界観、カモスワールド。
おしゃれなんだけど、疲れないおしゃれ、心地いいおしゃれ。
いいよねぇ、こういう雰囲気って感じると思います。

お店の雰囲気がいいだけじゃなくて、もちろんピザもおいしい。
特にピザ生地がおいしい。
Kamosのピザ生地は天然酵母で発酵させたもので、
香りと食感が最高でずっと食べ続けていたくなります。

ちなみに、いろは(娘)はシラスが苦手でいつも家では食べないのですが、
先日Kamosに食べに行ったときに
「瀬戸内しらすと小豆島レモンの“瀬戸内ピザ”」をもりもり食べていて、
「しらす苦手じゃなかった?」と聞いたら
「生地がおいしいから食べたい」と言って、何切れも食べてました(笑)。
苦手なものでも食べれるようになるピザ生地マジック!

「瀬戸内しらすと小豆島レモンの瀬戸内ピザ」。

「瀬戸内しらすと小豆島レモンの瀬戸内ピザ」。

店の真ん中にある石窯。山本さんがピザを焼いている様子が客席からもよく見えます。

店の真ん中にある石窯。山本さんがピザを焼いている様子が客席からもよく見えます。

私たち〈HOMEMAKERS〉が育てたタイガーメロンでつくってくれたスムージー! Kamosには毎週野菜の配達に行っています。

私たち〈HOMEMAKERS〉が育てたタイガーメロンでつくってくれたスムージー! Kamosには毎週野菜の配達に行っています。

鎌倉の看板食堂〈朝食屋コバカバ〉
店主・内堀敬介さんと考える、
これからの地域とのつながり方

鎌倉から考えるローカルの未来

長い歴史と独自の文化を持ち、豊かな自然にも恵まれた日本を代表する観光地・鎌倉。

年間2000万人を超える観光客から、鎌倉生まれ鎌倉育ちの地元民、
そして、この土地や人の魅力に惹かれ、移り住んできた人たちが
交差するこのまちにじっくり目を向けてみると、
ほかのどこにもないユニークなコミュニティや暮らしのカタチが見えてくる。

東京と鎌倉を行き来しながら働き、暮らす人、
移動販売からスタートし、自らのお店を構えるに至った飲食店のオーナー、
都市生活から田舎暮らしへの中継地点として、この地に居を移す人etc……。

その暮らし方、働き方は千差万別でも、彼らに共通するのは、
いまある暮らしや仕事をより豊かなものにするために、
あるいは、持続可能なライフスタイルやコミュニティを実現するために、
自分たちなりの模索を続ける、貪欲でありマイペースな姿勢だ。

そんな鎌倉の人たちのしなやかなライフスタイル、ワークスタイルにフォーカスし、
これからの地域との関わり方を考えるためのヒントを探していく。

鎌倉の人気食堂〈朝食屋コバカバ〉は、鎌倉駅東口を降りて歩くこと数分、鎌倉市農協連即売所、通称「レンバイ」のすぐそばにある。

鎌倉の人気食堂〈朝食屋コバカバ〉は、鎌倉駅東口を降りて歩くこと数分、鎌倉市農協連即売所、通称「レンバイ」のすぐそばにある。

鎌倉のまちのハブ的存在

自然とともに生きるオーガニックなライフスタイルを志向する人から、
せわしなく国内外を飛び回るIT企業のビジネスパーソンまで、
さまざまな人たちが暮らす鎌倉には、多様なコミュニティが形成されている。
これらが多層なレイヤーとなって折り重なっていることもこのまちの特徴だが、
長きにわたって、こうした人と人との出会い、
コミュニティ同士のつながりを育む媒介となってきた人物がいる。

鎌倉の目抜き通り、若宮大路沿いにある農産物直売所、通称「レンバイ」の並びで
2006年に〈食堂コバカバ〉を開いた内堀敬介さんがその人だ。

地域の人たちが親しみを込めて「ウッポン」と呼ぶ内堀さんは、
鎌倉の看板食堂の店主であると同時に、ミュージシャンとしての顔も持ち、
地元の飲食店やアーティストらが参加する「グリーンモーニング鎌倉」や、
まちのユニークな人たちを銭湯で引き合わせる交流会「クレイジー銭湯」など、
大小さまざまなつながりの場をつくってきた。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、約1か月の営業自粛、短縮営業を経て、この7月からは通常の営業時間に近いかたちでお店を回し始めているコバカバの店主・内堀敬介さん。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、約1か月の営業自粛、短縮営業を経て、この7月からは通常の営業時間に近いかたちでお店を回し始めているコバカバの店主・内堀敬介さん。

2015年には鎌倉界隈で暮らす人たちが集う俳句の会
「コバカバみんなの句会」を立ち上げ、
2017年にコバカバを「朝食屋」としてリニューアルするなど、
近年は季節や自然な時間の流れを感じる暮らしの提案をしてきた内堀さんだったが、
全世界で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響によって、
他の飲食店の例に漏れず、コバカバも大きな打撃を受けることとなった。

コロナ禍において、図らずも多くの人たちが地域との関係性を見つめ直すことになり、
まちの店舗がこれからのあり方について再考することを余儀なくされているいま、
鎌倉のまちを誰よりも知り、愛してきた内堀さんは、何を思うのか。

これからの地域との関わり方、ローカルコミュニティのあり方について話し合うために、
営業再開後、間もないコバカバを訪ねた。

鎌倉〈朝食屋コバカバ〉看板

PASS THE BATON MARKET Vol.2 〈十勝“もったいない”大百貨店〉 オンラインに十勝のクラフト・グルメが勢揃い

〈PASS THE BATON〉が知らないなんて“もったいない”十勝をご紹介

2020年7月17日(金)〜8月2日(日)、
オンラインに北海道・十勝のクラフト・グルメが集う
〈十勝“もったいない”大百貨店〉が開催されます。

これは、2019年夏に二子玉川で行われ、
約2万人が来場した物産展〈十勝大百貨店〉のオンライン版。
〈PASS THE BATON〉による〈PASS THE BATON MARKET〉の
第2弾として開催されます。

出店者は、十勝の農家・生産者・作家、全20社。

生産者による“きまぐれ”セット。産地を応援しながらおいしいものが味わえるお得なセットを数量限定で販売。

生産者による“きまぐれ”セット。産地を応援しながらおいしいものが味わえるお得なセットを数量限定で販売。

生産者が昨今の状況により行き場を失ってしまった商品などを
気まぐれで詰め合わせるセットや、
放牧牛乳をふんだんに使用したアイスクリーム、
地元の人にも愛されているラム・ジンギスカン、
新鮮な魚介類、ハマナスを使ったオーガニックコスメ、
猟師である店主が自らつくる鹿や熊革のクラフト小物など、
地域の特性を生かした珍しい商品が並びます。

十勝・芽室町で飲食事業を営む会社〈めむろプラニング〉のジンギスカン。昔からの製法を守り、生の果実等から作る特製ダレに漬け込んだラム・ジンギスカンは今でも多くの人々に愛されています。

十勝・芽室町で飲食事業を営む会社〈めむろプラニング〉のジンギスカン。昔からの製法を守り、生の果実等からつくる特製ダレに漬け込んだラム・ジンギスカンは今でも多くの人々に愛されています。

〈菊池ファーム〉のアイスクリーム。約85頭の牛を放牧主体でなるべくストレスのない環境で飼育。カフェでは季節ごとに変わる生乳本来の味が感じられるソフトクリームやジェラート、搾乳牛の役目を終えた牛のお肉を使ったハンバーガーなどを提供。

〈菊池ファーム〉のアイスクリーム。約85頭の牛を放牧主体でなるべくストレスのない環境で飼育。カフェでは季節ごとに変わる生乳本来の味が感じられるソフトクリームやジェラート、搾乳牛の役目を終えた牛のお肉を使ったハンバーガーなどを提供。

ぜひチェックしたいのは、毎週金曜日の18時〜22時に
限定開催される〈“もったいない”夜市〉。

“もったいない”夜市

十勝ハーブ牛のお肉の端切れや放牧牛乳、
2年熟成の越冬じゃがいもなどといった普段は販売しないもの、
十勝でしか買えないもの、特別価格の商品が登場します。

都市とローカルの新たな関係。
〈eatrip soil〉で野村友里さんが
試みていること

野村友里さんが教える、ローカルのおいしいもの vol.3

いまこんなときだからこそ、地域のおいしいものをお取り寄せしたい。
〈eatrip〉など多彩な活動で知られ、全国のおいしいものを知り尽くした
料理人・野村友里さんに、家での食事を楽しく、
豊かにしてくれるものを教えてもらいました。

野村さんセレクトのおいしい食セットを
インタビューとともに紹介する3回シリーズの最終回です。

第1回第2回はこちら。

都市と地方の新しい関係性を探る場に

レストラン〈eatrip〉を拠点に、地方の役割や都市との関係について考え、
さまざまな挑戦を続けてきた野村友里さん。
2020年1月には、“SHOP&THINK”をコンセプトにした新しい商業施設
〈GYRE〉4階〈GYRE. FOOD〉内にグロサリーショップ〈eatrip soil〉を開き、
これまで関係性を築いてきた日本全国の生産者のプロダクトを紹介しながら、
「土のある暮らし」とつながる都市のあり方を模索している。

「都心の空中階にある小さな庭に、できることは限られている。
でも、この場所だからこそできることがあると信じてもいるんですよね」

野村さんは、東日本大震災以降、都市と地方の関係は、段階的に変化しているという。

「いまや生産者も、自ら情報を発信できる時代に。
地方だからこそ、生産者だからこそできる情報や価値の発信、提案に
皆が注目し始めていますよね。東京を経由せずとも、
必要な情報は必要な人のところに届き、都市を介さず地方と地方の結びつきが生まれる。
正確にいえば、人と人との結びつき、ということになるのでしょうか。
地方=産地、都市=消費地という二極化も意味をなさなくなりつつあります」

シンプルなバニラクッキーや和魂洋才の焼き菓子〈和心缶〉は、店頭に並ぶや売り切れてしまう大人気商品。

シンプルなバニラクッキーや和魂洋才の焼き菓子〈和心缶〉は、店頭に並ぶや売り切れてしまう大人気商品。

震災を機に世の中は大きく変わり、
大量生産、大量消費、さまざまな機能の都市への一極集中化など、
高度成長期以降、良しとされてきた価値が見直されつつある。
新型コロナウイルスのパンデミックは、その流れをますます後押しするはずだ。
野村さんは、次のように続ける。

「誰もが大変な経験をしたけれど、いまほどいろんなことを考えるのにいい機会はない。
生きることにとって本当に大切なことは何なのか。
何もかもがうまくいっているときは、
その流れに乗ってさえいれば迷う必要が生じないですから」

野村さんの味の原点ともいえる母・野村紘子さんのレシピ本や自身の著作に加え、食、農、環境などさまざまなジャンルの書籍も紹介。

野村さんの味の原点ともいえる母・野村紘子さんのレシピ本や自身の著作に加え、食、農、環境などさまざまなジャンルの書籍も紹介。

都会の中にある畑〈eatrip soil〉
野村友里さんがつくる
「考えるショップ」

野村友里さんが教える、ローカルのおいしいもの vol.2

いまこんなときだからこそ、地域のおいしいものをお取り寄せしたい。
〈eatrip〉など多彩な活動で知られ、全国のおいしいものを知り尽くした
料理人・野村友里さんに、家での食事を楽しく、
豊かにしてくれるものを教えてもらいました。

野村さんセレクトのおいしい食セットを
インタビューとともに紹介する3回シリーズです。

第1回はこちら。

“最先端”の価値を更新する「考えるショップ」

2020年1月にグランドオープンした表参道〈GYRE〉4階、
〈GYRE.FOOD〉内にあるグロサリーショップ〈eatrip soil〉。
「soil(土)」を店名に冠し「都会の真ん中で、土に触れられる場所」を
コンセプトにした店は、原宿のレストラン〈eatrip〉に並び、
現在の野村友里さんの大切な活動拠点になっている。

「商業施設の中に店を持つとは、夢にも思いませんでした。
eatripのようにもとからそこにある建物を、どう生かそうかという空間、
場所づくりならアイデアが次々と湧くのですが。
経営面でもハードルは高く、積極的な気持ちになれずにいたのですが、
担当者から新しいビルのコンセプトを聞き、気持ちが動きました」

新しいGYRE.FOODは「文化を発信する」という
強い意志をもってつくられた施設だという。
コンセプトは「SHOP&THINK」。

「eatripという恵まれた場所で店を8年続けてきて、
都市にももっと土に触れられる場所が必要だと強く思うようになりました。
かつて表参道といえば最先端のもの、ゴージャスなものの象徴のようなまちでしたが、
果たしてこれからもそのままでいいのか。
いや、いま発信するべき最先端とは何なのかを私なりに考え続けてきて。
理解ある担当者と話し合いを重ね、建築家の田根剛さんと一緒に
この場所をつくることになったのです」

色とりどりの野菜は、東京・青梅の〈Ome Farm〉から。朝、採れたてのものが届く。

色とりどりの野菜は、東京・青梅の〈Ome Farm〉から。朝、採れたてのものが届く。

コーヒー片手にほっとひと息
「わたしのまちの喫茶店」


今月のテーマ 「わたしのまちの喫茶店」

ふらりと入った喫茶店やカフェのコーヒーがおいしかった。
それだけで、ちょっぴり幸せになりませんか。
地元の方々に愛され長く営業している喫茶店、
新しくオープンしたおしゃれなカフェ。
歴史は違えどオーナーのこだわりは、味はもちろんのこと
内装からティースプーンひとつに至るまで広がっています。

今回は日本各地の〈地域おこし協力隊〉のみなさんが住むまちにある
喫茶店やカフェをご紹介いただきました。

ニューノーマルの生活が始まり、
外出する機会が増えた方も少なくないのでは?
まだまだ注意は必要ですが、まちにある喫茶店やカフェでほっとひと息ついて
リフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

【山口県萩市】
市指定文化財の中にある喫茶店

萩市土原にある市指定文化財「小川家長屋門」。
その敷地内に今回ご紹介する自家焙煎珈琲店〈長屋門珈琲 カフェ・ティカル〉と
土原の歴史を伝える小さな資料室があります。

カフェ・ティカルの外観

観光地にありながら「いつものコーヒー」と注文する
常連客もいらっしゃるような地元の方に愛されているお店です。

長年続けてこられたのはコーヒーへの情熱と技術。
そして、いつも笑顔で「いらっしゃいませ」と迎えてくれ
「ホッとする」場所を提供してくれるマスターとその家族の存在があるからこそです。

カフェ・ティカルのコーヒー

コーヒーは世界各地の農園から取り寄せた新鮮な生豆を焙煎、ドリップ。
常時20種類以上用意されていいます。
そのなかには萩の味のコーヒーと名づけた、やさしい味わいの「箱入娘」、
酸味苦味の調和した「勝兵衛」、やや強口の「ふくみみ」の3タイプも。
自宅でもおいしいコーヒーが楽しめるように
自家焙煎されたコーヒー豆の販売も行っています。

コーヒーカップ

もちろん、コーヒーだけではなく
夏みかんジュースや手づくりケーキ、トーストなどもあります。
萩市に遊びに来られた際は「ホッと」しに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

information

map

長屋門珈琲カフェ・ティカル

住所:山口県萩市土原298-1

TEL:0838-26-2933

営業時間:9:30〜19:00(日曜・祝日 9:30〜18:00)

※新型コロナウイルス対策のため、営業時間の変更や臨時休業の場合あり。

Web:https://localplace.jp/t200311134/

photo & text

古冨竜也 ふるとみ・たつや

山口県、兵庫県、新潟県、長崎県、広島県と全国各地で暮らし、趣味で海外を放浪する。2019年、理学療法士から山口県萩市の地域おこし協力隊に着任。3秒で地域に溶け込む力を生かし、地元の人が主役の持続可能な地域づくりを目指す。

「#最初の晩餐」 自粛明けに食べたい一皿は? お店へのエールを込めて 思い出の料理をシェアしよう

全国に広がる、#最初の晩餐

ニュースはいまだ新型コロナ一色。
自粛要請が解除されても、模索の日々が続いています。

そんななか、安心して出かけられる日が来たら「あのお店であれを食べたい!」
……そんな思いをシェアできるウェブサイトがオープンしました。
その名も「#最初の晩餐」。
たとえばこんなふうにお店の名前とメニュー名、
料理への思いを投稿できるようになっています。

コーヒー&トースト

上の写真は三軒茶屋にある〈コーヒー&トースト〉。
浅草で人気の老舗ベーカリー〈パンのペリカン〉のパンを使用したトースト専門店です。
なんとも厚切りで魅力的。

2020年5月半ばにオープン後、着々と投稿が集まっている同サイト。
こちらは東京・二子玉川〈つばめグリル〉のハンブルグステーキです。

〈つばめグリル〉のハンブルグステーキ

続いて、東京・三軒茶屋〈たべろ屋〉のたらこスパゲッティー。

たべろ屋〈たべろ屋〉のたらこスパゲッティー

大阪からも。〈インデアンカレー三番街店〉のインデアンカレー。

〈インデアンカレー三番街店〉のインデアンカレー

最初に食べにいきたいお店とあって、推薦コメントにも熱が込められています。

京都・〈本と野菜 OyOy〉 坂ノ途中と鴎来堂が手がける 本と食の出会いの場

移ろいゆく時間を本と食で表現

「100年先もつづく、農業を。」
この想いを胸に、持続可能な農業の普及を目指し、
新規就農者支援や農場運営などの事業を展開している〈株式会社坂ノ途中〉。
そして神楽坂に〈かもめブックス〉などを展開する
校正・校閲の専門会社〈鴎来堂〉。

この両者が手を組み、
季節のスープと本を展開する複合型店舗〈本と野菜 OyOy(おいおい)〉を
6月11日(木)、京都・新風館の1階にオープンしました。

新風館は隈研吾氏が建築デザインを担当し、
リニューアルオープンした京都の総合複合型施設。
アジア初上陸の〈エースホテル京都〉や〈アップリンク京都〉を併設した、
京都の新スポットとして現在注目を集めている場所です。

本と食のイメージ

本と食のイメージ

この〈本と野菜 OyOy〉では
“季節のなだらかな移ろいを野菜で感じる”スープを料理のテーマに、
旬のオーガニック野菜に合わせた調理法で
素材本来のおいしさを提案しています。

こちらは代表書籍。左から、『野菜のおかず』日本調理科学会/編  農文協/刊 2,800円、『画家のむだ歩き』牧野伊三夫/著  中央公論新社/刊 1,500円、『一日一花』川瀬敏郎/著  新潮社/刊 3,500円、『キッチン』吉本ばなな/著  新潮社/刊 430円、『にんじん』せなけいこ/著  福音館書店/刊 700円(すべて税別)

こちらは代表書籍。左から、『野菜のおかず』日本調理科学会/編 農文協/刊 2,800円、『画家のむだ歩き』牧野伊三夫/著 中央公論新社/刊 1,500円、『一日一花』川瀬敏郎/著 新潮社/刊 3,500円、『キッチン』吉本ばなな/著 新潮社/刊 430円、『にんじん』せなけいこ/著 福音館書店/刊 700円(すべて税別)

本は「食べる」「旅」「植物」「読む」「こども」 の
大きく5つのジャンルを中心にラインナップ。
「知らない」が「面白い」に変わってゆく、
そんな有意義な読書を願ったセレクトに。

〈本と野菜 OyOy〉入口

〈本と野菜 OyOy〉入口

〈本と野菜 OyOy〉店内

〈本と野菜 OyOy〉店内

植物や季節の食の本など、
舌だけでなく知識からも移ろいを感じられる空間をコンセプトとし、
店内にいながら季節の移ろいが体感できるようになっています。

また、店舗名の「OyOy」は、
ゆっくりと時間が移り変わっていくさまを反映しているのだそう。

〈efish〉から譲り受けた食器

〈efish〉から譲り受けた食器

店内にある家具や食器は、
昨年惜しまれながら閉店した五条のカフェ〈efish〉から引き継いだものを使用。
白と黒を基調に、緊張感のあるフォルムのバランスが美しいスープ用のお皿は、
京都の清水焼団地にて工房を構える〈素—shiro〉の清水さんにフルオーダー。