おいしい“未利用魚”を食卓に。 〈うみのうちプロジェクト〉から、 九州のとれたて魚の下味キットや 鮮魚BOXが届く!

食べて応援! 捨てるから活用する食卓へ

福岡市の東側、博多湾の北部に位置する志賀島は、
古くから大陸の交易地点として栄え、
新鮮な海の幸や山の幸がとれる自然豊かな島です。

福岡市内で飲食店を営む〈株式会社パノラマ〉の
斉藤裕輔さんは、6年間にわたってこの志賀島を毎日のように訪ね、
魚介類や農作物などを生産者から直接仕入れてきました。

その漁港で水あげされる魚介類のなかには、
さまざまな理由で廃棄される魚=「未利用魚」が大量に出るのだそう。

〈うみのうちプロジェクト〉は、この未利用魚を活用した
「もったいないをおいしいに。九州の新鮮な魚をあなたのおうちへ」を
コンセプトに立ち上がったプロジェクト。現在クラウドファウンディングを実施中です。
(6月15日まで)

このプロジェクトを立ち上げたのは、パノラマと
水産ベンチャーの〈株式会社ベンナーズ〉。
ベンナーズは、福岡市を拠点に水産物の卸売事業と、
売り手と買い手をオンラインでつなげるプラットフォーム〈Marinity〉を運営。
代表の井口剛志さんは日本の水産業界の抱える課題解決に日々奮闘しています。

左から、ベンナーズの古田さん、パノラマ代表の斉藤さん、ベンナーズ代表の井口さん。

左から、ベンナーズの古田さん、パノラマ代表の斉藤さん、ベンナーズ代表の井口さん。

斉藤さんと井口さんは、出会ってすぐにお互いのビジョンや
共通する水産業界の課題に意気投合したのだそう。

今年の春、新型コロナウイルスの影響によって大打撃を受けている飲食店。
それにより漁師さんたち生産者は買い手不足により出荷できず、
まさに業界全体が危機的状況に立たされています。

「どげんかせんといかん!」とその状況を打破すべく、
未利用食材の活用で生産者の所得向上に少しでも付与し、
安心安全で新鮮な食材を届けようとふたつの企業がタッグを組み
〈うみのうちプロジェクト〉はスタートしました。

焼くだけのせるだけの下味キットで、毎日の献立も楽々

「下味キット」なら魚の下処理もなく時短でカンタン。

〈下味キット〉なら魚の下処理もなく時短でカンタン。

〈うみのうちプロジェクト〉は、海と農地からあなたのお家へ、
新鮮な食材を届けることに由来しています。

リターンのひとつの〈下味キット〉は、
水あげされた新鮮な魚をその日のうちにパッキング。
調理しやすくカットされ、こだわりの調味料で味つけされています。

キットの内容は、生食用と加熱用の2種類。

生食用は、刺身漬けとオリーブオイル漬け。
熱々ごはんにのっけるだけでよし、カルパッチョや
シーフードサラダなどに最適です。

加熱用は、竜田漬けと西京味噌漬け。
竜田漬けは、竜田揚げはもちろん、アヒージョやフィッシュ&チップスなど、
煮る・焼く・揚げるとさまざまなアレンジができるので、
飽きずに楽しめ、小さなお子さんも喜びそう。

同じパターンになりがちな魚料理ですが、
その時々の旬の魚が味わえるので季節感のある食卓に。
キットの味つけと魚種の組み合わせは未定となりますが、
お届けのセットには、おすすめのレシピも同梱されるので安心です。

リターンには4〜5キロと大容量の〈特盛!鮮魚BOX〉も用意され、
飲食店の方はもちろんご家庭での注文もおすすめです。
こちらも魚の捌き方・調理法レシピがつくので初心者にも心強いですね。

玄界灘の荒波で身が締まった魚たちがこれでもかとたっぷり詰まっている。ご近所でのシェアも◎。

玄界灘の荒波で身が締まった魚たちがこれでもかとたっぷり詰まっている。ご近所でのシェアも◎。

処分されるなんて、もったいない! 

漁港には毎日さまざまな種類の魚が水あげされる。

漁港には毎日さまざまな種類の魚が水あげされる。

日本近海で水あげされる魚は3800種類もあるといわれ、
そのなかで日常で食べられているのは20種類程度なのだそう。
底引き網漁の50%、定置網・巻き網漁でかかった魚の30%ほどが
廃棄されるといわれています。

たしかにスーパーに並ぶのは特定の魚種ばかり。
マイナーな魚種や、傷がついてしまったもの、
サイズや形が不揃いなもの……多くとれすぎても少なすぎても
市場ルートから省かれ、廃棄の対象になってしまうのだそう。

少々曲がってしまったブリ。「ボクになにか問題でも?」

少々曲がってしまったブリ。「ボクになにか問題でも?」

味には全く関係ない理由で捨てられているのは、もったいない!

「手軽においしい魚を楽しんでもらいたい、飲食店を応援したい、
未利用魚を購入することで生産者を助けたい、ありがとうを伝えたい!」
そんな思いを斉藤さんと井口さんはかたちにしようとしています。

早朝から海に出る漁師さんたちは出荷が終わっても、夕方まで網の修繕や明日の準備に忙しい。

早朝から海に出る漁師さんたちは出荷が終わっても、夕方まで網の修繕や明日の準備に忙しい。

私たちの食卓は、自然の恵みと漁師さんや農家さんの
日々の仕事に支えられています。

魚食が減ってしまい、ますます漁業の衰退が危ぶまれる現代社会。
市場ルートでは消費者まで渡らずに捨てられていた未利用魚も、
その価値を知り、手に入れることができる世の中になりつつあります。

「食を通じて作る人、食べる人、そして社会を豊かにする」という
ミッションを掲げる〈うみのうちプロジェクト〉。

「もったいない」を「おいしい」に変える、新たな仕組みづくりに
あなたも賛同してみませんか?

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うみのうちプロジェクト

writer profile

林真世 Mayo Hayashi
はやし・まよ●福岡県出身。さまざまな職種を経験後、現在はフリーランスのライターとして活動中。デザイン・アートが好きで、作家やアーティストのインタビューを中心に執筆。2020年に地元福岡に帰郷、東京と行き来しながら九州のおもしろいヒトモノコトを掘り起こし発信している。

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