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posted:2020.8.7 from:青森県弘前市 genre:食・グルメ
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
8月に入り一気に梅雨が明け、日差しの眩しい日々が続きますね。
これからいっそう、泡々なアルコールがおいしい時季。
ビールはもちろんですが、うだるような暑さを感じる夏だからこそ、
いろんな泡を試して、もっと爽やかな気分を味わいませんか。
今回ご紹介するのは、以前こちらでも
お伝えした青森〈もりやま園〉の新商品〈えんシードル〉。
“地域と人と環境の「縁」の中で地域に豊かな「園」をつくる。”
そんな理念を掲げるもりやま園は、弘前で100年以上続く老舗りんご園。
既存の生産体制を継承するだけではなく、りんご農業が成長産業となることを目指し、
先端技術を駆使しながら、りんご生産の枠を超え、さまざまな事業に取り組んでいます。
この〈えんシードル〉は、そんなもりやま園が手掛けるだけあって、
環境負荷の少ないりんご〈彩香(さいか)〉と、自社のりんご園の酵母菌を使った
オリジナル天然酵母〈MAY29〉から生まれた、自慢の一本。
彩香は、優れた耐病性と自己摘果性を併せ持ち、
環境負荷の少ないりんごとして以前より存在していたにも関わらず、
生産量が少なかったことにもりやま園が目をつけ、今回採用することに。
節減対象農薬と化学肥料、どちらにも手をつけず、環境負荷をできるかぎり
少なくした特別栽培を実用化し、シードルの商品化を実現しました。
甘味の中に爽やかな酸味やタンニン、桃やあんずのような香りが漂うのが特徴で、
ほかの品種をブレンドしなくてもバランスのとれた味わいになるのだそう。
実際の飲み口は、甘さと酸味のバランスが気持ち良く、
すっきりとした後味にフルーティさを感じられます。うーん、これは気になりますね!
現在もりやま園のオンラインストアから購入可能となっています。
時代を象徴するようなサステナブルな泡、えんシードル。
未来を果敢に切り開くもりやま園の姿勢にも感銘を受けつつ、
想いある生産背景に敬意を払いながら、ぜひこの夏、渾身の一本を味わってみませんか?
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えんシードル
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