しらす×温泉×古民家ステイ。
静岡市の小さな港町・用宗で
週末散歩を楽しみませんか?

静岡市の魅力を3つのキーワードで紹介していくシリーズ。
今回のキーワードは“用宗(もちむね)”。
独特の漁法により抜群の鮮度を誇るしらす、その漁港に面した温泉施設、
一棟貸しの古民家宿など、まち歩きが楽しい注目のレトロタウンをご紹介します。

しらす漁で知られるレトロタウン

静岡市の西端にある用宗(もちむね)は、しらす漁が盛んな港町。
静岡駅から東海道線でわずか2駅7分のところにありながら、
まちのそこここに昭和の面影を残すレトロタウンである。

全国屈指のしらすの水揚げ量を誇る静岡県の中でも、
「用宗のしらす」はよく知られたブランド。
餌となるプランクトンが豊富な好漁場、安倍川の河口に近いこと、
そして独特の漁法による鮮度のよさがその理由だ。

晴れた日には、富士山も見える用宗漁港。毎朝6~7時に50隻以上の漁船が一斉にしらす漁に向かう様子は圧巻だ。

晴れた日には、富士山も見える用宗漁港。毎朝6~7時に50隻以上の漁船が一斉にしらす漁に向かう様子は圧巻だ。

用宗のしらす漁は、2艘の漁船と運搬船という3艘ひと組で行われるのが特徴。
2艘の漁船が網を引いてとったしらすは、運搬船の上で氷づけにされ港へと運ばれる。
これを1日に3~4回。港では、運搬船が着くたびにセリが行われるので、
鮮度抜群のまま取り引きされるのだ。

新鮮なしらすを食べたければ、漁協直営の〈どんぶりハウス〉へ。
一番人気は、漁期中(1月15日~3月下旬の禁漁期間以外)、
それも出漁した日にしか味わえない(出漁日でも提供されない日もある)
「生しらす丼」。定番の「釜揚げしらす丼」(ともに700円)と食べ比べれば、
それぞれの魅力を堪能できる。

口に含んだ瞬間、プリプリとした食感と磯の香りが広がる「生しらす丼」。マグロの漬けと一緒に味わえる「用宗丼」(900円)も人気。

口に含んだ瞬間、プリプリとした食感と磯の香りが広がる「生しらす丼」。マグロの漬けと一緒に味わえる「用宗丼」(900円)も人気。

用宗漁港内にある〈どんぶりハウス〉。客席は、写真奥にあるテントの下。漁船が停泊する港を見ながら食事を楽しむ。

用宗漁港内にある〈どんぶりハウス〉。客席は、写真奥にあるテントの下。漁船が停泊する港を見ながら食事を楽しむ。

information

map

どんぶりハウス

住所:静岡市駿河区用宗2-18-1

TEL:054‒256-6077(漁協直売所)

営業時間:11:00~14:00

定休日:雨天時、禁漁時の木曜

Web:http://namashirasu.com/

writer profile

坂本 愛 Ai Sakamoto
さかもと・あい●香川県高松市出身。フリーランスの編集&ライター。建築と食という両極端な2ジャンルが大好物。製麺所(いまは廃業)の孫として、子どもの頃から鍛えられたおかげで、うどんも打てます。

photographer profile

木寺紀雄 Norio Kidera
きでら・のりお●写真家。神奈川県横須賀市出身。役所勤務、スタジオマンを経て、ホンマタカシ氏に師事。2001年独立しフリーとなる。雑誌広告、CMなどで活動中。

Recommend 注目のコンテンツ

Special 関連サイト

What's New 最新記事