今日のおやつ:盛田屋「ところてん」。ツルツル・プルプル、西伊豆の採れたて天草一番搾り!

本日も猛暑が続く日本列島。
今日のおやつは、静岡県土肥・西伊豆で採れる天草(てんぐさ)を使った
盛田屋の「ところてん」。
西伊豆の八木沢海岸は、実は天草の生産量日本一を誇るメッカ。
このところてんは、ここ西伊豆で採れた天草を天城山麓の湧き水で
煮溶かして、その一番絞りだけを使った最高級のところてん。
普通のところてんには二番絞り、三番絞りの汁も使われる
そうですが、盛田屋さんでは一番搾りだけを使っています。
濃厚な天草エキスで作られたところてんは、
歯ごたえプルプル、喉越しツルツル、夏のおやつにぴったりです。

パッケージを開けると、特製のタレとからし、フォークが入っています。タレの三杯酢は、盛田屋で製造した天然塩使ったオリジナル。

キラキラと輝いています。

一本一本が太く、コシが強いところてん。

辛子も絡めて召し上がれ。

通信販売では、三杯酢はもちろん、
関西で一般的な黒蜜のほか青じそなどさまざまな味付けが
選べます。食物繊維たっぷりで、ヘルシーなおやつです。

盛田屋「ところてん」

今日のカレー:誰にでも愛される、プリンスホテルの多様性あふれる「特製カレーセット」

今日のカレーは、東京生まれのホテルチェーン、
プリンスホテルのホテルカレー。
親しみやすい味わいで、レストランの「定番の味」となっているメニューです。
4つの味が入った「特製カレーセット」をご紹介します。

気になる特製カレーセットの中身は...
フルーツチャツネやスパイスのブレンドが定番の「チキンカレー」、
ヨーグルトでチキンをマリネした「チキンティッカ」、
18種類のスパイスと香味野菜をふんだんに使った「ビーフカレー」、
それをさらにまろやかにした「マイルドビーフカレー」。
いずれも、良い素材に手間をかけることで創りあげた、
プリンスホテルの味です。

東京プリンスホテルが開業したのは1964年、
東京オリンピックが開催された年のこと。
東京の都心にありながら、緑あふれる閑静な芝公園にオープンしました。
この年は、アジアで初めて開かれたオリンピックで世界中から
来日する観光客のために、たくさんのホテルが開業した年。
その後プリンスホテルは日本最大級の「品川プリンスホテル」を初め、
国内だけでなく海外へも進出。さまざまな都市、さまざまな
シチュエーションでお客さまの心を掴んでいる安心の味をぜひ、
ご家庭でもどうぞ!

プリンスホテル 特製カレーセット
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見た目も爽やか、 おもてなしメニュー。 津軽の〈あおばの小川巻き〉レシピ

郷土食を日本の隅々から掘り起こし、記録した名著
『日本の食生活全集』全50巻(農文協)から
料理人・後藤しおりさんが現代の家庭でもおいしく
カンタンに作れるよう再現したレシピを
お届けしている本連載。ぜひ一緒に作ってみましょう!

今回ご紹介するのは『日本の食生活全集2 聞き書 青森の食事』
に掲載されている青森県の食事から。

青森県は三方を海に囲まれ、四季の魚が豊富なところ。津軽の弘前には
古くから魚問屋があり、県内の港でとれた魚が集まってきました。
春にはかわはぎやさば、夏はさざえやまぐろ、秋は鮭やすずき、
冬にはたらやはたはた。村のひとたちは、魚を売り歩く行商人から
魚介類を買っていたんです。

今回チャレンジするメニューは、津軽地方の「あおばの小川巻き」。
あおばとはひらめのこと。鯛と並ぶ高級魚のあおばはかつて
婚礼の膳でしかお目にかかれない貴重なお魚で、おじいやおばあは
「殿様の魚」と呼ぶほどでした。刺身でいただくのは、本当に上等な、
お客様用のごちそう。とくに秋口からのあおばの身は透きとおるように
白く、脂がのって歯ごたえも良くおいしいのだそう。

さてこの「小川巻き」。あおばに青じそを巻いてくるくると丸めた
爽やかな見た目のメニュー。手間があまりかからないのに、目新しい。
現代の食卓でもおもてなしに活躍しそうな一品です。

しおりさんが「日本の食生活全集2 聞き書 青森の食事」
から小川巻を選んだ理由は、なんといっても青森の魚介類の美味しさから。
ハレの日に出されるメニューで、簡単に作れるものということでこの
小川巻が選ばれました。

小川巻を作るコツは?

「魚を触る時間は短く、丁寧に。刺身にするときは、できるだけ長く、
幅をとり、薄く切ってあげてください。巻きやすく、見栄えもよくなります」

とのこと。それでは作ってみましょう!

個性ゆたかな「金沢百万石ビール」。石川の低農薬麦と米で作った「本当の地ビール」

台風一過の真夏日の今日は、
よく冷えたビールが恋しくなります。
本日ご紹介する「金沢百万石ビール」は、
石川県の能美郡川北町で作られている地ビール。
「コシヒカリエール」、「ペールエール」、「ダークエール」
という3種類のプレミアムビールがラインナップしています。

この金沢百万石ビールは「本当の地ビール」と言われているビール。
なぜなら、日本のビール業界では、一般的に輸入ビール麦を使用しているところを、
こちらが地元・石川にて自家栽培したビール麦とコシヒカリを使っているからなんです。
そのビール麦は、休耕田を利用して栽培した、
地元産の二条大麦。
しかも低農薬ということで、安心の国産原料だけで
使られたビールなんです。

作りては石川県の農業法人である「わくわく手づくりファーム川北」。
農業法人ということで、畑で麦を作り、そこから地ビールを作り、
さらにビールを売るためのレストランや産直店を運営しています。
石川のコシヒカリを贅沢に使った、さっぱりとしてまろやかな「コシヒカリエール」、
ホップの苦味が香ばしい「ペールエール」、
まろやかな苦みと深いコクがある「ダークエール」のセットは
コロカル商店にて販売中。ぜひギフトにもどうぞ!

わくわくてづくりファーム川北 石川県名産品でできた「金沢百万石ビールセット」

今日のカレー:「ホテル日航福岡 佐賀牛ビーフカレー」佐賀牛たっぷりの贅沢カレー

今日のカレーは、福岡県福岡市の「ホテル日航福岡」
のホテルカレー。
ホテルのカフェレストラン「セリーナ」シェフの監修のもと
誕生した「佐賀牛 ビーフカレー」です。
佐賀牛といえば日本の銘柄牛のなかでもトップクラスの黒毛和牛。
きめの細かな霜降りと、とろけるように柔らかでジューシーな肉が特徴。
この佐賀牛をたっぷり使うとともに、たくさんの野菜や果物で、
ほんのりとした甘みを出し、シンプルなスパイスの配合で佐賀牛の旨味を
最大限に引き出しました。お肉がゴロゴロ、コクのある甘さがおいしいカレーです。

ホテル日航福岡は、博多に根ざしたシティホテル。
1989年に開業し、今年開業25周年目。
福岡空港から地下鉄で2駅、JR博多駅から徒歩3分という
アクセスの良さを誇る、福岡のホテル文化に新風を吹き込んだ存在です。
レストラン「セリーナ」からは、御堂筋のイチョウ並木がよく見えるんだそう。
そんなレストランの雰囲気まで伝わってきそうなカレーです。

ホテル日航福岡 佐賀牛ビーフカレー

家庭料理の おいしさを支える醤油 大崎上島・岡本醤油醸造場

すっきりとして、とてもやわらか。
すっと体に馴染み、奥には食材の風味を引き出す謙虚さと力強さがある。
香りをかぎ、味わい、まさに私が思い描く理想の醤油の香りと味だと思った。
お野菜を主役にしたり、だしを利かせた料理が好きな私にぴったり。
出会えた喜びに包まれました。

手がけているのは、広島県大崎上島の唯一の蔵元「岡本醤油醸造場」。
75歳の岡本義弘さんと奥さん、そしてふたりの息子さんが、
毎日の「おいしい」を支えるべく、
大崎上島で生まれる四季折々の食材や、家庭ごとの味付け、
そしてひとりひとりの体調にもすっと馴染む醤油を造り続けています。

材料や微生物そのものが持つ力を支える

心地よい海風に誘われながら広島の竹原港からフェリーに乗ること30分。
初めての場所なのに懐かしさを感じるのどかな大崎上島に到着しました。

広島の竹原港からフェリーで30分。

港から5分ほど歩いて岡本醤油醸造場へ。
中では仕込みを行っており、岡本さんが大豆を蒸すNK缶の蓋を開けると、
熱気と高い香りが一気に立ちあがりました。
ある程度冷ましてNK管をひっくり返し、勢いよく出てくる材料を
弟の哲也さんがザッとショベルですくい、お兄さんの康史さんが容器で受け止めて
室(むろ)までかけ足で運んでバサッと入れる。
それが何度も繰り返されます。

蒸し上がったほくほくの大豆をNK缶から取り出し、味見をさせてくれた。

材料を室(むろ)の中に運び込む。力のいる作業を何度も繰り返す。

その様子を、お父さんの義弘さんがじっと見つめていました。
室に材料を入れ終わると
「醸造では寝かせることが大切なんだ。僕はすべての工程で寝かせる。
大豆を仕入れたら1年蔵の中に置く。
大豆を寝かせるとたんぱく質の成分が出る気がするんだよ。
煎った小麦も1日寝かせる。こうやって材料を室に入れてからも、
ひと晩寝かせると、ちゃんと自分の力で麹菌が動き始める。
すぐに人が手を入れちゃいけない。
材料や微生物そのものが持つ力を支えることが大切なんだよ」と話してくれました。

そして、材料や素材そのものの味を1年以上かけて引き出し続けてできた醤油は
「さまざまな料理や食材をおいしくする醤油になる。
季節ごとの食材や料理、そして家庭の好みや体調。
そういった繊細な違いにも対応する醤油になるんだ」と話します。

室に入れられた材料。「醸造では寝かせることが大切」という。

このような義弘さんの醤油造りに対する考えは、家庭料理が要。
「島に帰ってきたばかりの頃は、各家庭に醤油を配達していたんだ。
このことはすごく勉強になったよ。当時はうちだけじゃなく、
他の醤油屋もこぞって醤油を置きにいっていたんだ。
選ばれなきゃ! 使ってほしい! と思いながら巡っていると、
料理をしている家から香りがしてきて『うちの醤油の香りだ!』とわかるんだ。
この家では煮しめに、あの家では煮魚にうちの醤油を使ってくれているって。
その瞬間が嬉しくてね。
届けに行くと、天ぷらをうちの醤油でつくったつゆにつけて渡してくれたり、
分葱なますとかを食べさせてくれることもよくあった。
味わいやアレンジの仕方が家によって少しずつ違っていて、
こんな風に使ってくれているんだと思うと嬉しかったよ。
その時『家庭料理っていいなぁ』って思ったんだ」と、嬉しそうに話します。

愛情いっぱい醤油造りに対する考えを伝えてくれる社長・義弘さん。子供の頃からおじいさんに寄り添い、好んで蔵の中にいた。

「帰ってきた頃はまだ若かったから、
いろいろ珍しい醤油を造りたいって思っていたんだけど、家庭を巡って思ったんだ。
どの家庭で使ってもおいしく楽しめる醤油がいいって。醤油の味もぶれてはいけない。
冬の根、春の菜、夏の茎、秋の実もおいしくする醤油を造ろうって」
義弘さんの言葉は、確固たる信念に満ちていました。

できあがった麹。菌糸が伸び、黄色い胞子にびっしりと包まれている。

こうした家庭料理を想った醤油造りは、体や食卓と重ね合わせて考えられていて
「蔵は人間の体と同じだから常に清潔じゃないといけない。
体の中が汚れて不調になるとうまく消化や吸収ができなくなる」と清潔を保ち、
「すべてを肌で感じることが大切。
うちはもろみを櫂棒(もろみを混ぜる棒)で混ぜる。
手で混ぜながら、もろみと会話することが大切なんだよ。
料理も買ったものを食べたり、だし醤油を使って調理するより、
手を使ってだしをとって料理をするのがいい。
食卓を囲む相手を傍で見てわかって、おいしく感じるように味付けをする。
それが大切なんだよ」と話します。

もろみはすべて櫂棒で混ぜる。混ぜるときは、櫂棒をもろみの表面から上に持ち上げることなく、桶の中のもろみを対流させるように混ぜる。長年考えて生まれた方法。

さらに「うちの蔵は、醤油を造るのに適した蔵なんだ。
光合成でできた空気を含む山風や海風が通る場所を選んで蔵を建て、
蔵の中に風が通るつくりになっている。水質もいい。
こうして大崎上島の自然の恵みを得ながら造るから、
大崎上島でとれる食材にも合うし、体にも合う」と話します。

蔵の中は常に換気し、山から海へ、海から山へと流れるきれいな空気を通す。先祖が自然の恵みを得やすい場所を選んで蔵を建てたそうだ。

シンプルな商品ラインナップ。価格がお手頃。

家庭料理を大切にし、目に見えない微生物や自然の恵みに心を寄せて生まれた
岡本さんの醤油は、煮炊きに使っても、野菜や豆腐にかけても、
すっと食材と馴染んで繊細な風味を引き立ててくれる。
なんて使いやすい醤油なんだろう。

岡本さんの醤油で味付けしただし茶漬け。

頬張っているいまも、きっと岡本さんは気を緩めることなく
純粋無垢に素材や微生物を見守り、素材や微生物の持つ力を引き出し続けている。
これからも、ずっと。

帰りは見えなくなるまでずっと見送ってくれた。

「山下商店」山下賢太さん

島の風景を取り戻すために。

ぴ〜ぷ〜と豆腐屋さんのラッパが鳴ると、
ザルやボウルを抱えたおばあちゃんたちがぞくぞくと集まってくる。
昔はよく見られた光景だが、この甑島(こしきじま)でもずっと続いていたわけではない。
2年ほど前に山下賢太さんが復活させたものだ。

山下さんは、豆腐屋であり、農業、商品開発、営業など
ひとりで何役もこなす「山下商店」の代表、自称「百姓」でもある。
さまざまな仕事をこなしながらも、ずっと一貫して追い続けているのは、
子どもの頃に見た“島の風景”を取り戻すこと。
かつてにぎやかだった島はどんどん寂しくなり、田畑は草で荒れている。
目に見えないものは忘れられやすい。
でもどれだけ時代が進んでも、人が幸せを感じる風景は変わらないのではないか。
そう信じる彼の視線の先に見えているのは、いったいどんな島の未来なのだろう。

島の風景。

鹿児島県薩摩川内市上甑島。
串木野新港から船で1時間20分ほどでたどり着くこの小さな島に、
山下さんがUターンで戻ったのは4年前の21歳の時。
島へ戻る決意をしたのには、こんなエピソードがある。
子どもの頃から大好きだった場所があった。
港に近い、ハトンダン(波止ん段)と呼ばれる場所で、大きなアコウの木の下に、
大人も子どもも集い、おしゃべりして、ゆっくりくつろいだ憩いの場。

「夕暮れどきになるとみんなが自然と集まってきて、
昨日はどこどこの船が大漁だったとか、今日は満月だとか。
近頃、誰かの顔が見えないから帰りに寄ってみようということになったり。
島の日常の交流の場が、そこにはありました。
高校で島を離れて久しぶりに帰省した時、そのハトンダンが港の改修工事で壊されていたんです。
さらにショックだったのは、その工事をしていたのが自分の父親だったことでした」

なぜ、と問う山下さんに、父親はひとこと「お前を育てるためだ」と答えたのだそう。
想いだけでは、島を守ることができないのだと思い知ったのがこのときだった。

初めての稲刈り。(Photo by KOSERIE)

自分にできることはないかと考えたあげく、
島へ戻り、まずは田んぼや畑を耕すことから始めた。
農業をやるのも初めてなら、野菜や米を売るのも初めて。
祖父にイチから教わりながらのスタートだった。

「初めての収入は、無人販売所の空き缶に入っていた800円のみ。
これが僕の原点です」

周囲の協力を得てやっとの思いで収穫した米。
販売する際には工夫をし、東北の米に比べれば、あまり美味しいイメージのなかった島の米を、
新米の時期のみに絞って「島米Shimagome」というブランドで売った。
つけあげ(さつま揚げ)や干物といった島の特産品と合わせて送るなど、
「あくまで自分の米は、ほかの島の美味しいものの引き立て役」だという。

さらに、古くから地域に伝わるさつまいもの郷土菓子、“こっぱもち”を
オリジナルでつくって販売。
オンラインをはじめ、東京や鹿児島市にも頻繁に足を運び、
それまで島にはなかった流通路を広げていった。
そして2012年5月、築100年を超える古民家を改修して豆腐屋を開業する。

里港からすぐの里集落にある「山下商店」。

店内は、開放的で明るい雰囲気。

島の日常風景の一部になりたい。

なぜ豆腐屋だったのだろう。そう尋ねると、こんな答えがかえってきた。

「幼い頃に僕が住んでいた家の両隣は、2軒とも豆腐屋さんというほど、身近なものでした。
朝できたての豆腐を買いに行くということは、僕にとって日常だったんです。
そして今、限界集落と呼ばれるようなところまで行商に行くのも、
島の人たちの暮らしを支えたいと考えているからです」

子どもの頃、朝起きると、湯気の立ちこめるなかで働いている大人が居た。
自分はその背中を見て育ったのだと、今改めて思う。
最近では、働く大人の姿を間近に見られる機会が減っているような気がする。
そうした島の日常のひとコマも、大切にしたい風景のひとつだ。

豆腐屋の朝は早い。深夜3時から工房に立つ。(Photo by KOSERIE)

冷たい水に手を浸し、できたての豆腐に包丁を入れる。(Photo by KOSERIE)

山下商店は、里港からすぐの、碁盤目のように民家が並ぶ里集落にある。
工房を併設した店は、周りの民家と違って、懐かしくて新しい独特の雰囲気。

窓が大きく開放的で、木のあしらいにデザインが効いている。(Photo by KOSERIE)

豆腐以外にもお土産品を置いている。窓の向こうには、島特有の石垣が見える。(Photo by KOSERIE)

「食べてみてください」とすっと出していただいたのが、お手製の豆腐。
ふわっと大豆の香りがする、しっかりとした味の豆腐で、瞬く間に平らげてしまった。
その後、午前中の行商に同行させてもらうことに。

ふわっと大豆の香る手製豆腐。オリーブオイルをかけていただくのもおいしい。

「山下商店」とロゴの入ったワゴン車にぎっしりと豆腐や厚揚げを積んで、島の各集落へと運ぶ。

車で15分ほど、山をひとつ超えた集落の一角に車を停める。
山下さんがおもむろに取り出したのは、昔ながらの豆腐屋さんのラッパ。
ぴ〜ぷ〜という音が「ト〜フ〜」に聞こえるといわれるアレだ。
誰もいないのではと不安に思うほど静まりかえっていた集落にラッパの音が鳴ると、
ひとり、またひとりと財布とボウルを抱えたおばあちゃんたちが姿を見せ始める。
ほぼ毎日同じ順路で周るので、大まかに同じ時間に同じ場所を訪れることになるのだろう。
みんな、山下さんの豆腐を毎日心待ちにしているのだ。

昔なつかしい豆腐屋さんのラッパの音。

ひとつひとつ、手渡す。

お客さん同士もお馴染みさんなので、
いつもの顔が見えないと「裏の畑いっとるんやね。呼んでこよか」と誘い合って来てくれる。
手づくり豆腐に加えて、厚揚げも人気。豆腐一丁が180〜350円と、
スーパーで買うのに比べて、決して安いとは言えないが、
その人気の秘密をひとりのおばあさんが教えてくれた。

「昔は自分の家でみんな豆腐は手づくりしとったでしょう。
だから私たちにしたら懐かしいんよね。
この豆腐は、昔ばあちゃんがつくってくれた味がするのよ。
今、手づくりの豆腐を食べたくてもスーパーにはないもんね」

「ばあちゃんの味がするって言われた」と嬉しそうに笑う山下さん。
おばあちゃんたちは、買い物のあとしばらくそばの石段に腰かけておしゃべりに興じる。
「ちょっと寄っていかんね」とお茶に呼ばれて、玄関でひとしきり話す間に、
天ぷらやらお茶菓子やらいろんなものがふるまわれた。
「ばあちゃんたちの顔見てたら、疲れが吹き飛ぶんですよね」と山下さん。

無邪気に笑う顔が少女のようで、思わずそう口にすると、「あんたいい娘やねぇ」としみじみ褒められた。

豆腐を買いに出たついでのおしゃべりも、楽しいひととき。

ふつうの島を、楽しんでほしい。

行商の帰りに山下さんが連れて行ってくれたのが、
どこまでも海岸の続く浜が見渡せる「長目の浜」の展望台。島で一番の名所だ。
「こういうガイドブックに載っているような観光スポットもいいのですが、
ふつうの集落で島の暮らしを垣間見ることができるツアーもやりたいと思っているんです」
すでに今の仕事の合間に、島ガイドも引き受けている。
2年ほど前には、鹿児島市内のマルヤガーデンズで、
島の日常を紹介する「島の食卓展」を行った。
食卓の先には、誰かの日常がある。
そんなコンセプトで山下さんらが企画からコーディネートまでを行い、
しっかりと島の人たちと向き合った。
地域のみんなと開発した「ごちそうサンド」はお客様の評判もよく、
できることならその後も販売していきたかったが、
求められる数を継続的につくることができない島の生産体制などがネックに。

島の人たちと。(Photo by KOSERIE)

島の従来の商売の仕方、考え方は尊重しなければならない。
でも一方で、根本の見方を少しずつ変えていかなければ、
これから先、島の暮らしは続けられない。
農家は日々田畑で汗水たらして生産することが当たり前だが、
この時代、それだけでは生き残れないと山下さんは感じている。
自分たちのしあわせの定義や地域らしさを見直した上で、情報発信することも大事。
島外での活動が続くと「ケンタは農業やると言って、ちっとも島におらん」という声も
ちらほら聞こえてくるようになった。

何をするにも、ひとりでは無理なのだと気付く。
今は正社員3人、パート6名を雇い入れ、新しい体制で運営を始めている。
前述のツアーの企画も本格的に実現しようとしているし、
ここへきて、加工品にも陽が当たり始めた。
昨年(2013年)新しく開発した「とうふ屋さんの大豆バター」が好評で、
大手メディアに取り上げられるなど順調に売上を伸ばしている。

山下商店の忘年会の様子。

人気の「とうふ屋さんの大豆バター」。(撮影:island company)

豆腐屋の朝は早い。冬は身体の芯まで冷える仕事だ。
行商の後は農作業や加工品の製造、週2日の休日も休みはなく、
彼はここ数年ずっと走り続けている。
それもこれも、“未来にある甑島のふつうの風景”を、思い描き続けているからだ。

人の運命を決めるのは何ものか。本人の意思、というのもあるだろう。
でももっと何か大きな力に導かれて、彼はこの仕事を引き受けているのではないか。
山下さんを見ていると、そんなことを感じる。

行商に同行した日の夜、翌朝も早いというのに、
島で星が一番きれいに見えるという丘へ連れていってくれた。
都市で見る夜空に比べれば、ずっとたくさんの輝きが広がっていたのだけれど、
雲がかかっていていつもはこんなものじゃない、と悔しがる山下さん。
この人は本当に、島のことが好きなのだ。

宮古島・雪塩菓房の塩スイーツ「雪塩ふわわ」。お口のなかでふわっと溶ける!

今日のおやつは、沖縄・宮古島うまれのお菓子「雪塩ふわわ」のココナッツ味。
宮古島の地下海水を汲み上げて作ったパウダー状の塩「雪塩」と、
ふんわり泡立てた卵白、そしてココナッツを加えて
低温でじっくりと焼き上げたメレンゲのお菓子です。
さらさらの雪塩を使っているので、くちどけがとってもなめらか。
口に入れた瞬間に、甘くてほんのりしょっぱいメレンゲがふわっと溶けます。
その食感はまるで粉雪のよう!

南国感あふれるパッケージ

作りては、宮古島発の塩スイーツ専門店「雪塩菓房」さん。
宮古島で専属パティシエが作っているのだそう。
このココナッツ味のほかに、紅芋、黒糖味もあります!
青い海のヒトデを思わせる真っ白な姿といい、
暑い日に、ちょっと涼しくなれそうなお菓子です。

雪塩ふわわ

ソウルフード「スガキヤ」のラーメンフォーク、MoMA デザインストアで販売中。

愛知県名古屋市を中心に、東海エリアではお馴染みの
ラーメンと甘味のチェーン店、「スガキヤ」。
東海、関西・北陸、静岡、長野などに387店舗を展開する
一大チェーンです。
昭和21年の創業以来変わらないスープを誇るラーメンは、
いまでもお値段300円。ロングヒットのクリームぜんざいは210円。
こどもから学生さん、家族連れから
お年寄りまで、地元の人々に愛されるスナック屋さんなのです。

そんなスガキヤでラーメンを頼むと、不思議なかたちの
カトラリーが出てきます。それがこの「ラーメンフォーク」。
環境に配慮し、使い捨て割り箸の代わりにと作られたのだそう。
スプーンとフォークを融合させたユニークなかたちは、
スープを飲むのと麺を絡める2WAYに対応しています。

このラーメンフォークはスガキヤと食器メーカー、
ノリタケの共同開発。
スガキヤの60周年事業として、2007年にリニューアルしました。
デザインを手がけたのは、クリエイティブディレクター・
アートディレクター・デザイナーの高橋正実さん。
ユニークな形と多機能なデザインが認められ、
2008年よりニューヨーク近代美術館(MoMA)にて商品化
MoMAのミュージアムショップや、MoMA デザインストアなどで
販売されているんです。
箸づかいが苦手な外国の方にプレゼントしたら、
喜んでもらえるかも?なアイテムです。

MoMA スガキヤラーメンフォーク

今日のカレー:何でもありすぎる南国リゾート!鹿児島の「指宿いわさきホテル」のビーフカレー

今日のカレーは、鹿児島県指宿市の温泉リゾート地にある
「指宿いわさきホテル」のホテルカレー。
このホテルと、他にも霧島、屋久島、種子島などにリゾートホテルを運営する老舗、
いわさきホテルズ“秘伝のレシピ”によるビーフカレーです。
こってりとコクがあり、辛さは控えめ。
柔らか〜い牛肉がたっぷり入っています。
南国でのリラックス気分をもたらしてくれるような、マイルドなお味で
ギフトにしたら世代を問わず喜ばれそう。

指宿いわさきホテルがあるのは、熱帯植物が咲き乱れる温暖な土地。
自然湧出する温泉を利用し、暖かい砂に全身埋まることで
全身の血行を良くする「天然砂むし湯」で有名です。
いわゆる和風サウナといったところでしょうか。
ほかにもウォータースライダーがあるプールや
露天風呂が隣接する自慢のビーチ、
サッカー場からテニスコート
懐かしのゲーム機もあるゲームセンター、さらには
ボウリング場まで兼ね備える最強のレジャー施設。
滞在してゆっくり楽しみたいですね。

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指宿いわさきホテル ビーフカレー
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今日のおやつ:「菓匠 正庵のきんぎょ」。猛暑日を涼しげに!シロップの中で金魚が泳ぐ

夏本番!
とくに今日は、太平洋高気圧の影響で全国的に気温が大幅に上昇。
猛暑日を記録したところも多く、群馬県館林市では39.5度を記録!
今夏の全国最高気温を記録しました。
ちなみにただいま、コロカルとデイリーポータルZによる、
気温を測って投稿する「℃-1グランプリ」も行われてますので
是非ご参加ください!

そんな本日に食べたいおやつは、
東京・広尾の「菓匠 正庵」さんの「きんぎょ」。
まるでお祭りの金魚すくいの戦利品のように、
シロップのなかで真っ赤な金魚が泳ぐ涼し気な和菓子です。
こしあんが入った白い水まんじゅうと、
白あんが入った抹茶の水まんじゅう。
そして寒天で出来た、赤い金魚の組み合わせ。
ついつい見とれてしまいますが、ぜひ冷たいうちにお召し上がりください。

つくりての「菓匠 正庵」さんは、1997年創業、東京都渋谷区広尾に
本店を構える和菓子店。東京では松屋銀座にも出店されています。
暑い日々が続きますが、皆様お体に気をつけて!

・菓匠 正庵
広尾本店:〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-9-20 TEL:03-3441-1822
銀座店:〒104-8130 東京都中央区銀座3-6-1

今日のカレー:九州唯一のクラシックホテル「雲仙観光ホテル」特製歴史のビーフカレー

暑い夏を乗り切るために、食欲を刺激するカレーの
お取り寄せはいかがでしょう!ということで、
これから「今日のカレー」というシリーズで
ご当地のカレーをご紹介していきます。
まずは、日本各地の名ホテルが趣向を凝らした「ホテルカレー」などなど。

本日ご紹介するのは、長崎県雲仙市にある
クラシックホテル「雲仙観光ホテル」が作るビーフカレー。
「ホテル特製歴史のビーフカレー」として、
創業以来愛され続けている伝統のカレーです。
由緒正しい欧風カレーで、まるでビーフシチューのような濃厚な甘めのルーに、
長崎和牛のバラ肉をじっくり煮込んだ旨味が溶けこんでいます。
そこにピリっと効くスパイスは、まさに老舗ホテルのカレー!
ランチで頂けるこのカレーを目当てにホテルを訪れる方もいるほど。

この雲仙観光ホテルは昭和10年に創業した、
九州唯一のクラシックホテル。
日本初の国立公園に指定された雲仙の地に、日本で初めて「観光」という
言葉を冠して創業されました。
もともとは外国のお客様をお迎えするために作られた、
スイスシャレー様式の山小屋風建築の洋式ホテル。
80年近く経った今も、その外観とともに
おもてなしの精神を守り続けています。
創業以来の人気の味をご家庭でも味わえる通信販売は下記より!

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雲仙観光ホテル ビーフカレーセット
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新潟県十日町の「山ノ家」で今年も開催!創作料理でもてなす「夏宵の行灯 茶もっこの宴」

新潟県十日町市松代のカフェ&ドミトリー「山ノ家」。
古民家のような外観と、洗練された居心地の良い内装を
併せ持つスペースです。

こちらで、2014年8月16日、17日にイベント「夏宵の行灯 茶もっこの宴」が開催されます。
松代の伝統工芸「伊沢和紙」で作られた行灯を灯し、
自慢の地酒や郷土料理、地産地消の創作料理を振る舞うもの。
スペシャルゲストも続々登場の予定で、
主催者のひとりである山の家さんいわく、古民家などで開催される宴席をハシゴして、
一緒に盛り上がりましょう!とのこと。
また、昼間に行灯のワークショップも行われる予定です。

昨年開催された「夏宵の行灯 茶もっこの宴」の模様

「茶もっこの宴」は昨年から始まり、3度めの開催。
もともと、山の家があるほくほく通りは、江戸時代から街道筋として栄えて
いたところ。足を休める旅人たちにあたたかく声をかけ、
お茶を飲みながら話をする「茶もっこ」とよばれる文化が
古くから伝わっているのですが、この気質を外から来た人に
体験してもらおうというのがきっかけで始まったイベントなのです。
詳細は下記Facebookページにて!

夏宵の行灯 茶もっこの宴
会場:ほくほく通り周辺、山ノ家
料金:¥3,000(パスポート制)*地元割引あり

今日のおやつ:「ゾウノハナソフトクリーム」。横浜「象の鼻テラス」の人気スイーツ

神奈川県横浜市で、現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2014」が
本日開幕しました。
ということで、今日のおやつは、横浜のベイエリア「象の鼻テラス」の
カフェの看板メニューである「ゾウノハナソフトクリーム」。
濃厚な味わいの北海道ミルクで作られたアイスに、
ワッフルチップで耳を、チョコチップで目を表現した象さんのかたちのソフトクリーム。
やわらかいワッフルでクリームをすくって食べると二度おいしい!
象の鼻テラスは、ベイエリアのおでかけの定番、「赤レンガ倉庫」の
すぐ近くにある公園「象の鼻パーク」のカフェです。

上から見たところ。

食べごたえありです。鼻のカーブを再現しています。

■もうひとつのトリエンナーレ「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014」

パラトリエンナーレ会場にて

ここ「象の鼻テラス」では、もうひとつのトリエンナーレ、
ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014」が行われています。
これは障がい者と多様な分野のプロフェッショナルの協働から
生まれる現代アートの展示やイベントが行われるもの。
聴覚障害のダンサーに、音楽の信号を電気刺激デバイスで伝えて
振り付けをするプロジェクト「music for the deaf」
(真鍋大度+石橋素+照岡正樹+堤修一×SOUL FAMILY)や、
「自閉症」が生み出すクリエイティビティをヒアリングして作品を作る
「世界に溶ける:リサーチドキュメント」(目【め】)など、
興味ふかいプロジェクトを見ることができます。
ぜひ、アイスクリームとご一緒に!

象の鼻テラス
ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014

つるつるプチン!  “食べるエメラルド”でまちおこし

“蓴菜”と漢字で書いて、よみがなをふるのに躊躇しない人のほうが珍しい気がする。
この難しいよみがなの食材は、日本を始め、アジア各地で採れるもの。
秋田県三種町では、今が収穫の最盛期だ。
ヒントは、黄緑色。周りが透明なゼリーに覆われていてヌルヌルの触感。
口にいれるとつるんとした食感で、噛むとプチン!
どちらかといえば喉越しが涼感を誘う食材だ。
筆者は、一般家庭の食卓で、これが出てきたのを見たことがまずない。
日本料理のお膳で小鉢に酢の物として入っていたり、お吸い物に少しだけ入っていたり……
稀少な高級食材というイメージだ。

蓴菜と書いて、じゅんさいと読む。今が旬の食材は、生産地ではこんな風に売られている。見よ! このギュウギュウな詰まり具合!

ある日、三種町の直売所「じゅんさいの館」で、
はちきれんばかりにじゅんさいが詰まったビニール袋を
いくつも買い物かごに入れていくオバサマを発見。
「こんなに買ってどうするんですか?」と聞くと
「今の時期は毎年関東さいる親戚に送ってやるべ。
食べるなら、やっぱり“生”じゃねえと」とのこと。
……生!?
小瓶に入った加工食品のじゅんさいは見たことがあるけど
ビニールいっぱいに入った大粒の生じゅんさいは初めて。
ぷっくりと食べごたえのありそうなイキのいい様子は、
5〜8月だけのお楽しみなのだとか。
この時期は、酢のものや汁物などに調理され、
現地では朝から晩まで毎食の食卓にのぼることもあるという。
「今時期の朝ごはんはじゅんさい汁、昼はじゅんさい丼、
夜はじゅんさいの酢の物だねえ」と、おばちゃんは嬉しそう。

じゅんさいは、スイレン科の多年生水草。淡水池に群生しているハスのような水草でゼリー状のぬめりに包まれた若芽が食用である、と聞くと、なんとなく納得できるような。

北海道から九州まで全国各地にじゅんさい沼はあり、
それこそ昔はどこででもじゅんさいは採れたのだが、
高度成長期の波や環境の悪化により、じゅんさい沼自体が減少した。
今ではここ、三種町が国産じゅんさいのなかで
90%のシェアを占めているという。
なので、生産量は文字通り日本一である。
なぜ、ここがじゅんさい栽培が盛んなのかというと、
昭和44年の減反政策が実施された際に
当時の山本町(現在は合併して三種町)の町長が
転作農産物としてじゅんさい栽培を提案したことから、
田んぼがじゅんさい沼として使われるようになったという。
何よりも、三種町は水資源が豊富で、
世界遺産で有名な白神山地の水を貯水した素波里ダム湖の水をひいていたり、
地下水の湧き出る沼があったりと、じゅんさい沼を作るのによい条件の土地だったのだ。

じゅんさい沼は、農薬や化学肥料が混ざった水が入ってくるとその時点でアウトだ。
清廉な水と里山の生態系がちゃんとある良い環境でしか育つことない繊細な植物である。
というわけで、じゅんさいは恵まれた土地の姿を表す
貴重な食材であることがわかるだろう。

慣れた摘み手が1時間、じゅんさいを摘み続けて、その成果は、2〜3kgほど。

実は、三種町はじゅんさい沼存続の危機を数年前から課題としている。
じゅんさいはじゅんさい沼に箱船を出し、ひとりひとりが腰をかがんで頭を下げ、
水の中に手を入れて若芽を選んで摘んでいく。
大変細やかな作業で、慣れた人と慣れない人の収穫量は歴然だ。
田んぼを積極的にじゅんさい沼に変えてきた世代は
6〜70代の高齢者になってしまい、摘み手が高齢化。
今、摘み手がどんどんいなくなってきているのだ。
摘み手は1年にこの時期だけしか働く需要がなく、
季節労働なので、定期的な雇用の確保は難しい。
そうは言っても、手入れをしていないじゅんさい沼は
あっという間に生態系が崩れてダメになってしまう。
そんな重大な問題をいつまでも放っておくことはできない。
このままでは、じゅんさいどころかじゅんさいのできる環境すら
失ってしまうことになってしまうかもしれないのだ。

研修を受けて季節で働くふたりは主婦。家事労働の傍ら、この時期はじゅんさい摘みを行う。「なかなかはまりますよ〜」とひとりの方は意欲的。もうひとりの方は「う〜ん、今後摘み手を続けるかはわからない」という答え。

じゅんさいをサステイナブルなまちのビジネスに。

「国産日本一」は国内に流通しているじゅんさいの
3割のうちの90%でしかないことも忘れてはいけない。
中国や韓国などの外国産との価格競争もある。
現実を見ると、今後若い世代にじゅんさいを残していくことは難しいかもしれない、と
三種町でドライブイン、「ぴっといん丼・丼」を営む
戸嶋 諭(さとし)さんは危惧している。

男鹿半島出身の戸嶋さん、「三種からまちおこししていかないと、故郷の男鹿もさびれていってしまうよ」と心配する。

戸嶋さんはこれまで、特産の白神あわび茸を使ったまちおこしグルメ、
「みたね巻」に挑戦したり、地元の食材で作る「ライスピザ」を開発したりする傍ら、
三種じゅんさい料理推進協議会の副会長を務めている。
一昨年は、地域の飲食店とともにじゅんさいをたっぷりとご飯の上に乗せた
「三種じゅんさい丼」をお店で提供して、三種町にじゅんさいあり、と盛り上げた。

「ご当地グルメで丼選手権に出たりしたこともあるんだけどね、
もっとじゅんさいを消費できるもの、まちの経済活性化につながるものを
つくらなくてはいけない、と思ったんだよ。
そこで考えたのが、生うどん。
生じゅんさいを生地に練り込んで製麺してみたら周囲にも美味しいと好評で。
特産品の梅も一緒に練り込んでみたら相性もよぐてね」

戸嶋さんが開発した、ほのかにじゅんさいの緑色が入った「みたねうどん」。北海道産小麦100%に三種町のじゅんさいと梅林で有名な琴丘地区の梅が入った自家製麺で添加物なし。現地で食べるとさらにたっぷりとじゅんさいがついてくる!

こちらはカルボナーラならぬ、プルルナーラ。もちもちでしこしことした触感はパスタのように調理してもあう。生じゅんさいもクリームパスタにあうなんて、意外! 三種町ではじゅんさいうどんをアレンジしたものを町内の加盟レストランで食べることができる。

喉越しがよく、コシもある。
梅が入っているので少しだけ酸味もある。
三種じゅんさい丼を考えるときにじゅんさいと梅は相性がいい、と気づいたのを
そのままうどんにも応用してみたら、正解だった。

今まではじゅんさいであれば茎も葉も粉末にして練り込んだうどんはあったが、
それでは加工業者だけが儲かるシステムだから、と
戸嶋さんは摘み手が大切に採った生じゅんさいの若芽の部分のみを使っている。
厳選した素材を生うどんにして商品化し、
地元からいろんな場所へと売れていけば、地域に利益を還元できる。
摘み手などの永続的な雇用に結びつくのではないかと考えてのことだった。
確かに、この方法ならば生じゅんさいを冷蔵で
ストックしておくと、必要に応じていつでも使うことができるし
時期的な販売のムラは解消できるかもしれない。
戸嶋さんの打つうどんに、まちの未来が託されている。

一方、若い世代も負けて入られない。
じゅんさい情報センターの畠 譲(はたゆずる)さんは、30代後半。
中堅世代として、地域の若い人たちがじゅんさいのことを
自分たちのものとしてとらえていき、
また、どのように関わっていけるのかを模索している。
そのために、世代が上の戸嶋さんや他の飲食店の人たちとも
侃々諤々(かんかんがくがく)としたやりとりをすることが多いという。

東北地方の各地のガイドなどを作っていた経験のある畠 譲さんは、各地の地域おこしの例などを取材し、またその情報の出し方なども学んで地元に戻ってきた。

畠さんの着用している「NO JUNSAI, NO LIFE」は
じゅんさいやきりたんぽを販売をする安藤食品の若者ふたりがつくっている。
そのほか、「I LOVE♡蓴菜」ヴァージョンや缶バッジなどもあり、
有名なコピーをもじったもので、親しみやすさを醸し出している。
彼らは、SNSでも積極的にじゅんさいやきりたんぽなどの魅力を発信しており、
畠さんもマスコミ応対のときは制服のように着用し、
じゅんさいの宣伝活動には大活躍だ。

「フレッシュな感覚をもってすれば
こんな風にじゅんさいに内包されているメッセージを伝えていくこともできます。
正直なところをいうと、60代など上の世代はとても元気なので
地域活動は、彼らが中心になってきたところはありました。
若い世代は仕事が忙しかったり、また引っ込み思案で発言できなかったりと
世代間のミゾがあるのは確かです。
若者が自分たちで手をあげていけるような雰囲気になるように、
つなぎ役として機能できたらと思いながらこの仕事をやっています」
という畠さん。

畠さんは、じゅんさい情報センターの仕事だけではなく、
Ustream番組「はたフリちゃんねる〜HataFree?〜」の
パーソナリティーとしてじゅんさい以外の地域情報の発信もしている。
ちなみに、木曜の生放送を見てみたのだが、
やっぱり畠さんはじゅんさいTシャツを着ていた。

じゅんさい摘み採り体験でじゅんさいに親しむ。

畠さんに勧められ、せっかくなのでじゅんさい摘み採り体験をやってみた。
「食べるエメラルド」と称されたじゅんさいの摘み採りは
エメラルドだらけの沼に木の小船で漕ぎだし、
自ら宝を探しに行くようなものだ。
葉影に隠れてなかなか探し出せないじゅんさいを
最初は畠さんに「ここにありますよ」と教えてもらって摘み採る。
発見も難しければ、摘み採りもなかなかうまくいかない。
葉のついている茎とじゅんさいのついている茎の
根元を親指で切り、沼の根っこからまずはじゅんさいを切り離す。
手がぬるぬるして爪が役立たない。
その後、葉のついている茎とじゅんさいを切り落とすのだが
それも慣れている摘み手は“鋼の爪”を親指にはめて片手でぷちぷち切っていく。
「あ〜私も、鋼の爪が欲しいです」
と嘆いたら、畠さんは「鋼の爪を使いこなせるまでが難しいんです」と一言。
摘み手になるには訓練が必要でありました。

じゅんさい摘み採り体験は8月いっぱいまで可能。事前にじゅんさい情報センター(0185-88-8855)に問い合わせを。大人ひとり1800円で採った分は持ち帰りができるようビニールで包んでくれる。黙々と採っていると無の境地に達し、まるで瞑想をしているかのような状態に。ゼリー効果なのか、手がつるつるになるおまけつき!

さて、摘みたてのじゅんさいを持って宿泊する農家民宿へ。
あらかじめ、「じゅんさいを持っていくので鍋にしたい」と
頼んであったのもあり、かなりの量が必要だった。
実は、素人が1時間で採れる量など、ざるの下にたまるくらいしかない。
これでは夕食にじゅんさい鍋を作ってもらうのに足りない、ということで
「じゅんさいの館」で冒頭に出会ったおばちゃんと同じように
ぎゅうぎゅうに生じゅんさいが詰まった袋を購入した。

夕方になるとあんなにあったじゅんさいも売り切れ間近。みんなで採った体験をもとに美味しそうなじゅんさいを目利きしてみようとするも、どれもぷっくり美味しそうでわからない。「小さくて葉が開いていないのがいいんだや〜」と、また、通りがかりのおばちゃんに教えてもらう。

夏に鍋? というと驚く人もいるかもしれないが、
じゅんさい鍋は生じゅんさいの出る時期のお楽しみで、
暑い時期にふーふーいいながら
コラーゲンたっぷりの比内地鶏のスープで
じゅんさい鍋を食べるのが地元ではおなじみなんだそう。
ついでに冷やの生酒も一緒にいただけば、
これはもう、もち肌麗しい秋田美人が生まれる環境はばっちりというわけだ。

食物繊維がたっぷりのゼリーに包まれたじゅんさいの若芽。低カロリーでヘルシーな食材でもある。もちろん、締めはじゅんさいうどんで!

じゅんさいは、つくられる環境が保たれていることで
初めて食卓にのぼる食材だ。
摘み手の顔が想像できるスローフード、と
パンフレットに書いてあったが、まさにその通り。
白神山地と水、里山、摘み手、流通、食べる人という
循環のリズムで、ゆっくりと土地が育まれていく。

宝石のエメラルドの石言葉を調べてみると、
「希望」や「新たな始まり」「喜び」など未来に向かっている意味のものが多い。
食べるエメラルド、三種町のじゅんさいも
まちの未来につながる宝物であり続けますように。

今日のおやつ:岩手・大船渡銘菓「かもめの玉子 ミニ」。夏は冷やして召し上がれ。

今日のおやつは、岩手県大船渡市の「さいとう製菓」さんの
岩手銘菓「かもめの玉子」のミニ版。
かもめの玉子は、しっとり、ほくほくの黄身餡を上品に
ホワイトチョコレートで包んだお菓子。
ミニ版は、通常版の半分くらいの大きさです。
この時期には冷蔵庫で冷やして頂くのがオススメ。

地元に深く根付く「かもめの玉子」が誕生したのは昭和27年のこと。
岩手の二町五村が合併し、大船渡市が誕生したのを
記念して生まれました。
2011年の東日本大震災の際には、大津波によって工場や店舗が倒壊。
さらに歴史ある看板を流されながらも、さいとう製菓さんは
食料のない被災者の方たちにこのお菓子を配り続けました。
その後多大な努力によって工場や店舗を再開し、今に至ります。
奇跡的に看板も発見されたのだそう。
ちなみに東京銘菓で人気の「ごまたまご」は、この「かもめの玉子」の兄弟商品です。

南三陸の自然をゆうゆうと飛ぶかもめをあしらったパッケージ。

中の箱も涼し気なペールブルーです。

むきたてのゆでたまごのような、つるっとした表面がかわいらしい。

カステラ生地で包まれた黄身餡。

かもめの玉子にはこのほかにも、
平泉文化世界遺産登録を記念した栗入りの豪華版「黄金かもめの玉子」、
おめでたい席にぴったりの「紅白かもめの玉子」、
チョコクリームを使った「かもめのショコらん」など、さまざまなバリエーションが。
定番のほかにも、いろいろ試してみたくなっちゃいます。

かもめの玉子ミニ/オンラインショップ

今日のおやつ:グンイチパン「黄金のメロンパン」。群馬で一番おいしいパン屋を目指して60年。

今日のおやつは、昭和二十九年に群馬県で創業した
「グンイチパン」のこだわりメロンパン。
筋目のはいった定番の「カリカリメロンパン」と
皮がサブレタイプの「黄金のメロンパン」の
2種類をいただいてみました。

左が黄金のメロンパン。右が定番のカリカリメロンパン。昨年の日本全国ご当地パン祭りで銅賞をとったそう

まずはそのまま食べ比べ。
定番の方は外がカリカリ、中はしっとり。
ミルクのような甘さが口に広がりこれぞ求めているメロンパンの味。

いっぽう卵黄の色が美しく輝く黄金のメロンパンは
外側はサクサク、中はふんわり。
たっぷり使われていそうなバターの香りがとても贅沢に感じます。
お次はグンイチパンおすすめの食べ方にトライ。
トースターでうっすら焦げ目がつくくらいに焼いてみます。

青森といえばこれ! 〈じゃっぱ汁〉 洗練のカンタンレシピ。

今回ご紹介するのは、『日本の食生活全集2 聞き書 青森の食事』
に掲載されている青森県の食事。
青森県はかつて、一年の半分が雪に埋もれていたところ。

津軽地方で最も馴染みのある魚が「鱈」。
陸奥湾の鱈は、産卵のために来るので脂がのってとってもおいしいんです。
昔の津軽のひとたちは、鱈を雪の上で引いて歩き、
身を締まらせてさらにおいしくする工夫をしていました。

鱈にはどこも捨てるところがありません。身は刺身や焼き魚に。
たらこは塩漬けや、生のまま醤油と酒で味付けしたものを
二、三日置いてご飯に乗っけて食べたり。
白子は「タツ」と呼ばれて、豆腐やネギと一緒に味噌汁に。
新鮮なものは熱湯をくぐらせる程度の刺身にもします。

そして今回ご紹介するのが、
鱈の頭部、中骨、肝臓などを材料にして作られる鱈のじゃっぱ汁。
「じゃっぱ」とは残りものや屑を意味する「雑把」のこと。
津軽の郷土料理の中でも、ダントツの人気メニューです。

津軽では魚のアラを味噌で煮込むことが多いのですが、
三平仕立ての塩汁で食べられることもあります。
しおりさんのレシピでも、塩味をご紹介。

「『聞き書 青森の食事』に、ところによっては
塩味も食べると書いてあったので、せっかくなので塩味にしてみました。
調理のコツは、あまり塩を効かせすぎないこと。
ちょうど良い塩梅の一歩手前、
ちょっと薄味くらいの塩味にすることです」

また今回は、お手軽に作っていただけるように
現地で使われる魚のアラを使っていません。
本格的な味にするために、魚のアラを使う場合の
コツも教えていただきました。

「魚のアラを使う場合は、鍋に入れる前に塩を軽く振って20分ほど置き、
さっと湯どおししてから氷水につけ、
水気をふきとって使用すると生臭さが消えます。
そうして血の臭みやウロコなどをとってあげることで、
上品なじゃっぱ汁ができますよ」

出雲大社での食べ歩きスイーツ「おふく焼き」。まん丸ボディに思わず笑顔!

今日のおやつは、
島根県の出雲大社近くにお店をかまえる福乃和の「おふく焼き」。
福をもたらすと言われているフグの姿をしています。
ボッテリとした唇といい真ん丸いボディといい、なんとも可愛らしく
見るだけで幸せな気分になってきます。
角のない丸い形は縁結びや円満をあらわしているとか。
胸のところにハートが隠れてるのもポイントです。

フグのみりん干しやフグの入った伝統食「うず煮」などが人気の福乃和。お店の名前からして縁起よしですね

いい色に焼けてます

食べ歩きにぴったりなサイズ

できたてのおふく焼きを割ってみると、
中には北海道産あずきがたっぷり!
皮もあんこも甘すぎずパクパクといけちゃいます。
また、さめても固くならないのでお土産にも喜ばれそうですね。
ついつい笑顔になれる幸せなおふく焼き、
出雲大社に訪れた際にはぜひ。

福乃和/ひとくちおふく焼きは通販可

今日のおやつ:「雪塩ちんすこう」。宮古島のパウダー塩を使った、沖縄みやげの定番!

今日のおやつは、沖縄お土産として人気な南風堂の「雪塩ちんすこう」。
沖縄伝統のお菓子「ちんすこう」を、宮古島の地下海水を汲み上げて
精製される「雪塩」を使って、現代的な味に仕立てました。
雪塩とは、宮古島にある「雪塩製塩所」にて、特殊な製法で
にがりの成分を取り除くこと無く作られるパウダー状のお塩。
この雪塩と、ラードだけでなくショートニングを使うことで、
塩のあっさりとした旨味と、べとつかないさらさらの舌触りを実現。
県外の方にも親しみやすい味になっています。

こちらがパッケージ。

ちんすこうとは、「珍しい(もしくは金の)お菓子」という意味。
その歴史は古く、15世紀には既にありました。
もともと琉球王朝の王族や貴族が祝い事の際に食べるお菓子だったのを
戦後大量生産することに成功し、今ではたくさんの人に親しまれるものになったのだそう。
イギリスのショートブレッドのように、
濃い目の紅茶やブラックコーヒーと合わせて楽しみたいおやつです。

南風堂「雪塩ちんすこう」

奥村文絵×友廣裕一が語る、これからの仕事と幸せ。『地域の「おいしい」をつくるフードディレクションという仕事』出版記念トーク開催

いまや日本の地域おこしには欠かせない「食」という視点から
ブランディングを行なう「フードディレクター」の奥村文絵さん。
東京デザインセンター勤務を経て、「デザインで食の未来を考える」
という一貫したテーマのもと、日本の食文化に根ざした商品開発や
ブランドづくりに取り組んでいます。

フードディレクターとは、食べ物を作る人ではありません。
食べ物の「味」だけでなく、「食べる」という体験もデザインするのがその役割。
奥村さんはこれまでに「鈴懸」や「榮太樓本鋪」のデザインディレクションのほか、
山形県飽海郡遊佐町、山梨県韮崎市の地域特産物開発、
また21_21 DESIGN SIGHTの「テマヒマ展」や「コメ展」にも企画協力として
深く関わってきました。

奥村文絵さん

■7月25日(金)にトークショー開催!

さてこのたび、奥村さんが、これまでの活動を綴った書籍
地域の「おいしい」をつくるフードディレクションという仕事」(青幻舎)
を出版。出版記念のトークショーが、2014年7月25日(金)に
東京・代官山の蔦屋書店にて開催されることになりました。
対談相手には、「マーマメイド」、「OCICA」などの震災復興支援プロジェクトを
手がける「つむぎや」の友廣裕一さんを迎えます。
地域と関わりながら人やモノをつなぐという共通点を持ち、
今までになかったお仕事をされている二人がどんなトークをされるのでしょう?
地域ブランドについて興味がある方はぜひ会場へ。
お申込みや参加方法などは蔦屋書店Webサイトにて。

【開催概要】
『地域の「おいしい」をつくる フードディレクションという仕事』刊行記念トークイベント これからの仕事、これからの幸せ。 奥村文絵×友廣裕一 トークショー
会場:蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース
会期:2014年7月25日(金)
時間:19:30-21:00 (開場:19:15)
蔦屋書店Webサイト

【関連書籍】
地域の「おいしい」をつくるフードディレクションという仕事

今日のおやつ:「割りしみチョコせんべい」。岩手の南部せんべいとホワイトチョコの華麗な融合

今日のおやつは、岩手県の煎餅メーカー、巖手屋さんの
「割りしみチョコせんべい」。スタンダードなゴマの南部せんべいを
割って、ホワイトチョコを染み込ませました。
クッキーにチョコレートが染み込んだ「しみチョコ」の岩手版的お菓子です。
せんべいとホワイトチョコレート、というと相性があまり良くなさそうですが、
南部せんべいは小麦粉を原料に、胡麻やピーナッツを
プレーンな生地に合わせたものが多いので、
実は洋菓子とすごく相性が良かったんですね。
この組み合わせはかなり、目からうろこ!

お味のほうはサクサクしていて軽い食感。
ホワイトチョコのまろやかな甘さとプレーンな煎餅、
そしてホワイトチョコと香ばしい黒胡麻の相性がバッチリ!
おいしくて、一箱ぺろっと食べてしまいそう。

こちらがパッケージ

箱の中にぎっしり詰まってます。

お値段は一袋360円(税込)。
ちなみに巖手屋さんからは、冬季限定で、クランチした落花生せんべいを
ピュアチョコレートでコーティングした
チョコ南部」も販売されます。
巖手屋さんでは、「販売可能な良品のおせんべいを割ってしまう」ということについて、
最初はすごく葛藤があったのだそう。その常識をあえて超えていったことで、
まったく新しいお菓子ができました。

冬季にはぜひ「チョコ南部」も食べてみたいと思います。

「割りしみチョコせんべい」

今日のおやつ:亀田製菓のサクサク「サラダホープ」。米どころ、新潟県だけのおいしさ!

今日のおやつは、新潟で生まれた一口タイプの
サクサクあられ、「サラダホープ」。
「亀田の柿の種」や「ハッピーターン」などで知られる
亀田製菓さんのお菓子です。
こちらは定番のうま塩味、海老しお味に
チーズ味、わさび味が加わった4つの風味のバラエティーパック。
一度食べると止まらないタイプのお菓子ですよ。

「サラダホープ」とは、新潟県外の方には聞き慣れない名前かもしれません。
このお菓子が生まれたのは昭和36年なのですが、全国進出することなく、
現在も新潟県以外では販売されていないんです。
ちなみに「サラダせんべい」とは塩を「サラダ油」を吹くことで定着させる
ことから付けられた、「塩せんべい」に変わる洋風の名前なのだとか。

新潟限定の文字が眩しい。食べきりサイズのパックが8袋入っています。

4種類をお皿にあけてみました。軽い口当たりとまろやかな塩味で止まらない...!!

米どころ新潟にて、たくさんのおいしいお菓子を作っている亀田製菓さん。
柿の種を作るために使われるお米の量はなんと年間1万トンにもなるのだそう。
新潟限定の「サラダホープ」は、現在通信販売が可能です。
お値段は864円(税込)となっております。

亀田製菓「サラダホープ 4種ミックス」

今日のおやつ:目にも涼しげ!金魚が泳ぐ「若葉蔭」ほか、和菓子の老舗「とらや」が生み出す夏の生菓子

暑い日が続きますね。
今日のおやつは、京都発祥、室町時代後期の創業以来、
約480年の歴史を持つ和菓子屋「とらや」が作る季節の生菓子。
どれも、眺めているだけで涼しくなりそうなお菓子ばかりです。
上の生菓子は、水面に浮かぶ青葉の蔭を金魚が泳ぐ「若葉蔭」。
寒天を溶かし、白双糖を加え煮詰めて水飴を加えた「琥珀製」のお菓子。
夏の季語である金魚の姿が涼やかです。
他にもとらやさんでは、夏らしい生菓子を作ってらっしゃいます。

きんとん製の元気いっぱいの「向日葵」。ひまわりの種の部分を御膳餡で、花びらを黄色のそぼろで表わしています。

葛製の「常夏」。「常夏」とは秋の七草の一つでもある撫子の古名。春から秋にかけて花が咲き続けるさまを、常に夏のようだとして、この名前がついたとされています。

どの生菓子も、繊細な手仕事が素晴らしい。
それぞれの生菓子は東京、御殿場、京都の一部店舗にて販売されます。
詳細は下記Webサイトにて。

とらやの生菓子