室戸の黒糖の物語

室戸で丹精込めてつくられる黒糖は、夫婦の愛の結晶

備長炭や、歴史的なまち並みで知られる室戸市吉良川町。
吉良川にはふたつの川が流れている。
西の川と東の川と呼ばれ、名前の通りそれぞれが吉良川の西と東を走り海へ行く。
かつて台風の時には氾濫をし、道路を寸断して孤立集落をつくったこともあるという
やんちゃな川だが、その美しい水質は、室戸の豊かな生態系と農業を始めとした
基幹産業を支えている。

その東の川の再奥にあるのが日南(ひなた)集落。携帯の電波も入らない秘境である。
荒々しい波が打ち寄せる沿岸部とはまったく違って、山の裾野でのどかな田園風景が広がる。
このあたりはシキビ(シキミ・墓前に供える木)の組合があるそうで、
言われてみるとそこここにシキビの木が植わっているのが見える。
東の川のほとりにポツポツと立つ民家と、果てしない田園風景。
“ひなた”という名前にふさわしい、穏やかであたたかな雰囲気が集落全体から伝わって来る。

その日南で、伝統的な製法で黒糖をつくっているのが山川ご夫妻だ。
ベニヤでつくられた手づくり感のある製糖小屋に入ると、
朝の日の光と、小屋の中に6つある巨大な桶から立ち上る湯気が、
それはそれは幻想的な雰囲気をつくり出していた。

山川ご夫妻の製糖小屋。旦那さんであるテツオさんが材料を集めてご自身でつくった。

2メートルはあろうかというひしゃくを動かす手を止めて出迎えてくれたのがテツオさん。
奥さんのユリエさんと共に、毎年サトウキビを植え、収穫し、そしてこの製糖の日を迎える。
笑顔に人柄が滲み出るおふたりに、黒糖のつくり方を教わった。

妻のユリコさん。後ろにあるサトウキビはすべてふたりが種まきから収穫までを担ったもの。

ユリエさんの後ろに並ぶサトウキビは、すべて自分の手で植え、収穫したものだ。
よく見ると、長いサトウキビと短いサトウキビがある。

「長いのは海岸沿いの、高岡っちゅう集落に植えたやつ。あそこは日が昇ってから、
夕日が沈むまでずっと日が照っちゅうでしょう。
おかげに潮風も強いき、サトウキビが強くなろうとして太るのんかしら。
日南は奥やきね、日が短い分、あんまり長くならんのよ」

サトウキビを絞る。時には地域おこし協力隊など地元の人が手伝ってくれる。

バボボボボボ、と煙を上げだしたのが、数十年前の動力エンジン。
このエンジンの力で、サトウキビの圧搾機を動かす。
左側から機械にサトウキビを押し込む。
そうすると、強い力でプレスされてぺっちゃんこにされたサトウキビが右側から出てくる。
押し潰して絞り汁を下からジャージャー出すという仕組みだ。

動力エンジン。「もう古いき、気分屋さんでねえ。なかなか動いてくれんときもあるがよ」とユリエさんは言う。

この作業、簡単そうに見えて、意外と骨が折れる。
サトウキビ1本は、重いものだと2キロほどある。
加えて、圧搾機への入り口はなかなか狭く、力を入れて押し込まなければいけない。
サトウキビを押し込むテツオさんとユリエさんの口からは、
力んだ時に出る「ムッ」という息が漏れる。

東京で出逢う小さな鳥取。 大人気イベント 〈co-tori(コトリ)〉 今年も開催

鳥取の手仕事と旬の食材を、
東京・中目黒を街歩きしながら楽しむことができる
イベント、〈co-tori(コトリ)〉が今年もやってきます!

4年目となる今年は、2016年2月27日(土)から幕開け。
2月27日(土)~3月6日(日)まで、器と道具のショップ〈SML〉にて
陶器、和紙、型染め、鋼など鳥取の多彩な手仕事を紹介する
〈TOTTORI craft〉展を開催。
3月2日(水)・3日(木)の夜には、中目黒界隈の飲食店6店舗で
鳥取の日本酒と食材を楽しめる呑み歩き食べ歩きイベント〈co-tori BAL〉を行います。

昨年の会場

〈TOTTORI craft〉展に参加するのは、
牧谷窯、山根窯、福光焼、因州中井窯、
大因州製紙協業組合、延興寺窯、
吉田璋也デザイン ナイフ、山口邦子らの作家たち。

鳥取は民藝運動家 吉田璋也により民藝の思想が実践された地。
現在も「用の美」の精神と過去の技術に学びながらも、
今の時代にあったものづくりの姿勢が根付いているんです。
そんな鳥取の精神を感じることができる展示です。

そして大人気の〈co-tori BAL〉(コトリバル)。
3月2日(水)・3日(木)の二日間限定で、
18:00〜23:00(受付 21:30まで)にわたり、
鳥取の日本酒と食材を楽しむことができる呑み歩き&食べ歩きイベントです。

まずは、co-toriのメイン会場〈SML〉で参加費2500円を支払い、
登録を行ってイベントがスタート。
参加者の方には鳥取の窯元で作られたぐい呑みをプレゼントします。

めぐるお店は中目黒界隈の6店舗。
〈cafe RED BOOK〉、〈Malmö〉 、〈SOAKS〉、
〈nakameguro 燻製 apartment〉、〈バール・デルソーレ〉、
〈stove〉などいずれも個性的でおいしく、くつろげるお店ばかり。

各店舗がco-toriに合わせて用意した
鳥取食材を用いた限定メニューを注文すると、
鳥取産の地酒が1ドリンク無料でお楽しみいただけます。
全店舗を1日で回るもよし、2日間かけて回るもよし。
ぐい呑み片手に、夜の中目黒で鳥取を満喫してはいかが?

知られざる愛媛県の銘産 中山栗のおいしさを生かした 〈アステリスク〉のモンブラン

中山栗のおいしさを活かす〈モンブラン・クレメ〉の秘密

柑橘類、柿、イチゴ、キウイ……さまざまな愛媛の銘産をこれまで紹介してきましたが、
実は栗も愛媛の銘産のひとつ。愛媛県ならではの日照時間の長さと水はけの良い土壌は、
上質な栗を育てるのにも適しているのです。
今回は愛媛県の山間部、伊予市中山町で育てられた
中山栗のおいしさを楽しめるスイーツをご紹介。

2年に1度アメリカで開催されている製菓の国際コンクール〈WPTC〉をはじめ、
数々の世界大会での受賞歴を持つ和泉光一さん。
そんな彼がオーナーシェフを務めるのが東京・代々木上原に店舗を構える〈アステリスク〉。
中山栗が使われているのは2012年の開店以来、
お店の人気商品であり続けている〈モンブラン・クレメ〉です。

まず目を引かれるのが、この〈モンブラン・クレメ〉の高さ。
「9センチくらいあるんじゃないかな? お店の箱の高さのマックスが9センチなので、
これ以上高くすると箱の天井に当たってしまうんですよ」と和泉さん。
「かなりの量の栗を使っていますね。
つくるときは“(栗の)グラムは計るな”って言っています(笑)。
個人店では都内で一番、栗のペーストを使っているでしょうね」

ほかの生洋菓子と並ぶと、その高さが一層際立ちます。

抹茶や餡など、安易に和の素材を使わないというポリシーを持つ和泉さん。
和栗を使った〈モンブラン・クレメ〉のレシピの研究と開発には
相当な時間をかけたのだそう。

「モンブランのフランスのスタイルは確立されたもので、
甘いメレンゲにちょっとバニラの効いたマロンペーストをしぼって……と、
すごく一個で完成されているんです。
海外の栗と和栗とでは香りも違うので、
それをそっくり和栗に置き換えるのは“ちょっと違うな”と僕は思って。
メレンゲベースにする方は、
お砂糖をあまり入れない軽いシャンティ(甘みを加えた生クリーム)をしぼって、
上に濃い味を持ってくるんですけど、和栗だとどうしても風味のパンチが弱いんですよ」
と和泉さん。
「そこで脂肪分の軽い生クリームをあえて使わず、
脂肪分38%くらいの生クリームにお砂糖と、
もともとちょっと甘みのあるマスカルポーネチーズを加えたんです。
このシャンティをしぼることによってクリーミーさをアップさせたので、
“クリーミーな”という意味の〈クレメ〉を名前につけました」

生洋菓子だけでなく焼菓子、チョコレート、コンフィチュールなども並ぶ店内。そのどれもが芸術品のような美しさ……!

こう聞くと、食べ終えた後に胃が重くならいかと心配になる人もいるかもしれませんが、
その心配はまったくもってご無用。ほくほくとした和栗のペーストとクリーム、
そして土台のサクサクした香ばしいメレンゲがあわさった瞬間、
口の中に広がるのは実に程よい甘さ。クリームの口溶けの良さも手伝って、
食べる手がついついとまらなくなるおいしさなのです。

「メレンゲも普通は乾燥焼きさせるんですけど、
日本人はメレンゲの甘さが得意じゃないと思うんですよ。
なので高温の120℃でメレンゲを焼ききって、
中のお砂糖をキャラメリゼ(カラメル化)するんです。だからあまり甘みがない。
あと、ヨーロッパの栗が持つスモーキーな香りが、
メレンゲの中から出てくるようなバランスにしました」

外からも厨房の中がうかがえるスタイルに、お店としての誠実さを感じます。

ただおいしいものを組み合わせるのではなく、
口にしたときの味わいを徹底的に考えて誕生した和泉さんの〈モンブラン・クレメ〉。
開店まもないころに、新聞社で行われたモンブラン調査では見事一位を獲得し、
瞬く間に話題の存在に。
そして今でも〈アステリスク〉のトップセールスをほこる存在なのだそう。

モンブラン好きのみならず、スイーツ好きの心もわしづかみにする
〈モンブラン・クレメ〉。
その素材に愛媛県産の中山栗が使われるようになったのは、
レシピとの相性の良さだけではなく、ひとつのストーリーがありました。

富山の選りすぐりが 代官山T‐SITEに集結! 〈富山マーケット in 代官山2016 〉

富山の名物といえばなんでしょう?
ます寿しに地酒、高岡漆器などの伝統工芸品や
お土産ブランドなどなど、厳選した富山コンテンツを紹介するイベント
〈富山マーケットin代官山2016 ~大人の遊び、33の富山旅。~〉が
2016年2月20日(土)と21日(日)の2日間、
東京・代官山T‐SITE GARDEN GALLERYにて開催されます。

富山県観光連盟と県内14市町が参加する、
春の旅行シーズンに向けての観光PRイベントです。

生産者、卸売・小売業者が直接販売

まずはおいしいもの。
富山名物の〈ます寿司〉は、大正12年創業の老舗ます寿し店、川上鱒寿し店より。
肉厚でふんわりジューシーな仕上げ、柔らかな食感とさっぱりした味に定評ありです。
ます寿し1段は1,400円 。

そして富山の地酒は、〈北陸酒販〉から。
全国平均2割という酒造好適米の使用割合が、北陸酒販ではなんと8割。
立山連峰の恵み名水で醸す自慢の地酒です。
200~300円で有料試飲が出来るほか、ボトル販売も行います。

そして全国から集まる良質の牡蠣を
富山湾・入善町の沖合より取水する海洋深層水で浄化し、
安全性を高め栄養価を保持した〈深層水仕立て牡蠣〉。
それにマリアージュするのは、セイズファームの希少な氷見産ワインです。

続いては富山のいいものセレクト。
ブランディングされた伝統工芸品やお土産ブランドなど。
2頭の蚕が1つの繭玉をつくり出す“しけ絹”から考案された
〈ヨナハスストール〉や、
世界遺産〈五箇山〉で作られる強靭な和紙で作られた
〈FIVEカードケース〉。

ガラスのまち、富山市の〈富山ガラス工房〉で作られた
手のひらサイズの蕎麦猪口〈CHOCO(ちょこ)〉、
富山のあたらしいお土産シリーズ〈幸の小分け〉や
〈べつばら富山〉など、経済産業省が全国47都道府県より認定した〈The Wonder 500™〉
にも選ばれた商品が数多くならびます。

コーヒーの映画と 人気コーヒー店を 〈元・立誠小学校〉で楽しむ休日。 〈京都 珈琲マルシェ〉

ただいま京都木屋町の〈立誠シネマプロジェクト〉にて
上映中の映画、〈A Film About Coffee〉。
“サードウェーブ”など、世界を席巻するコーヒーカルチャーの
新潮流を描いたこのドキュメンタリー映画にちなんだ
イベント〈京都 珈琲マルシェ〉が、2016年2月20日(土)に開催されます。

会場は、〈立誠シネマプロジェクト〉がある〈元・立誠小学校〉の1階にある、
もともとは職員室だった場所をカフェとして運営している〈Traveling Coffee〉。
人気のコーヒーショップを集めた、一日限りのイベントです。

会場となる元・立誠小学校

参加コーヒーショップは、
“世界最高水準のコーヒーの街”ことノルウェーの首都、
オスロに本店を構える〈Fuglen Tokyo〉、
スペシャルティコーヒーを自家焙煎している名古屋の
人気コーヒーショップ〈TRUNK COFFEE〉、
アメリカ西海岸のコーヒー新潮流を代表するひとつの〈Fourbarrel Coffee〉
を日本で初めて扱う〈MERRY TIME〉、
大阪で若者から大人気の〈LiLo Coffee Roasters〉ら、個性豊かな5店舗。

5種類の豊かな味の違いを楽しめる、
飲みくらべチケットも販売されます!
チケットのお値段は1200円。購入者には、映画割引券をプレゼント。
コーヒーの奥深い世界を、ぜひ体験してみてはいかが?

春はすぐそこ! 芽吹いたばかりの 緑の味わいを軽井沢 〈ホテルブレストンコート〉で

軽井沢の美しい自然に囲まれた〈ホテルブレストンコート〉。
1964年にオープンし、多くの著名人や文化人を迎えてきた
リゾートホテルです。

客室は全て独立型のコテージタイプ。
信州の素材をふんだんに取り入れたニッポンのフレンチを
提供するフランス料理の〈Yukawatan〉や、
信州サーモンや信州の野菜を使った手軽なダイニング〈村民食堂〉などの
おいしいレストランがホテル内にあるほか、
信州の豊かな食材の魅力を発信するイベント〈軽井沢ガストロノミーサロン〉
なども開催しています。

そんな、信州の食にこだわる〈ホテルブレストンコート〉から、
春の芽吹きを感じる期間限定宿泊プラン〈軽井沢スプラウト ステイ〉が登場。
4月1日~5月31日の期間限定で、
芽吹いたばかりの緑(スプラウト)を存分に味わうプランです。

芽吹きを五感で味わうアフタヌーンティー

まずこちらは、ホテルにご到着した昼下がりに提供される
アフタヌーンティー。
アイスクリームを添えたフキノトウのパイに、
春の風味が香るあたたかなキッシュ、
そして信州の山野草をアクセントにした小菓子。
かわいらしく美味しそう! 
大きな窓から美しい自然を望むラウンジで、
ゆっくりした時間を過ごせます。

日本生まれの カレーパンが100種以上! 〈カレーパン博覧会2016〉開催

日本で生まれ、愛され続けてきた、カレーパン。
大人もこどももみんな大好きな国民食、カレーパンの祭典
〈カレーパン博覧会2016〉が、2016年3月6日(日)11:00より
東京・二子玉川の〈iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ〉にて開催されます。
なんと100種類以上のカレーパンが一堂に集まる、今までにないお祭りです。

主催するのは〈日本カレーパン協会〉。
2013年4月に有志によって設立された、
「カレーパンを通じて地球に住むすべての人を笑顔にする」
ことを目的に活動する団体です。
〈カレーパン検定〉などユニークな取り組みをしています。

〈カレーパン博覧会2016〉の会場に並ぶのは、
日本カレーパン協会が全国津々浦々から厳選したカレーパン111種類!

カレーパンの人気投票「カレーパン総選挙」で
“クイーンオブカレーパン”を受賞した〈パンメゾン もあ〉や
〈ブーランジェリーボヌール三軒茶屋〉、
〈ベッカライ徳太朗〉などの受賞カレーパンのほか、
食べやすいフルーティで甘口のカレーパン、
数種類のスパイスが香る本格的なカレーパンなどなど、
その多様さに驚きです!

〈金運のあんもち雑煮〉 あんこ入りの丸餅に甘い白味噌! 香川の雑煮、 お取り寄せ開始

全国津々浦々、ご当地のレシピがある雑煮。
なかでも香川県のお雑煮は、
いりこ(煮干し)を使った出汁をベースに、
甘い白味噌で味を整え、
中に黒餡が入った“あん餅”を入れるという変わり種! 
そんな讃岐のお雑煮が、ネット通販出来るようになりました。

白味噌の雑煮出汁と、あんこ入りの餅がセットになった
金運のあんもち雑煮〉が、
香川県観音寺市で創業134年の老舗、藤田株式会社より発売中です。
お値段は2食入りで1080円(税込)。

セットに入っているのは、あんもち雑煮のだしと、あんもち。
このだしは、伊吹島の沖合で捕れた
カタクチイワシによる〈伊吹いりこ〉を贅沢に使い、
白味噌と合わせて化学調味料・保存料を
一切使わず仕上げたオリジナルです。

香川の珍しいお雑煮はこれまでたくさんのメディアで
取り上げられてきましたが、
基本的にお雑煮は家庭料理なので、
県内でも1年を通じてお雑煮を食べる機会は少ないもの。
それがお土産として販売されるということで、
県外の方にも広く楽しんでもらえるメニューになりそうです。

ちなみに観音寺市の洋菓子店〈パティスリーブラン〉では、
あん餅雑煮と一緒に開発された新メニュー〈あん餅雑煮プリン〉も
販売されているのだそう。
こちらは店頭販売のみで、お取り寄せはできません。

あん餅雑煮プリン

二晩限りのプレミアムな 野外レストラン、尾道へ! 〈DINING OUT ONOMICHI with LEXUS〉

食を通じた地域振興プロジェクト〈DINING OUT(ダイニングアウト)〉。
現在、東京・虎ノ門ホテル〈アンダーズ 東京〉でも
スペシャルメニューを提供しているこのプロジェクトの第8弾、
〈DINING OUT ONOMICHI with LEXUS〉が
2016年3月26日(土)と27日(日)の二日間にわたり開催されます。

野外レストランの舞台となる浄土寺

今回選ばれたのは、広島県尾道。
尾道市にある、日本国宝にもなっている最古の寺〈浄土寺〉にて、
世界最速でミシュランを獲得したレストラン〈TIRPSE〉の仕掛け人、
大橋直誉さんがプロデュースする、プレミアムな野外レストランをオープンします。
参加費はダイニング・アウトの参加と1泊朝食付で10万7000円から、
限定60名というプレミアムなイベントです。

地元の生産者と交流する大橋氏

前回実施した有田では、トップシェフのアンドレ・チャンが、
この日のために全てオリジナルで制作された有田焼の器に、
佐賀の食材で独自の趣向を凝らした料理を表現した本イベント。

尾道水道

今回舞台となる広島県・尾道市は、
まち全体が日本遺産に認定されているところ。
中世以来、商人の重要な交通路として重宝された〈尾道水道〉、
3つの山からなる〈尾道三山〉に囲まれ、
尾道水道によって集積した人やもの・文化を外部から
受け入れて融合しながら発展してきました。

この“フュージョン”ともいえるあり方を尾道の“DNA”としてとらえ、
尾道で最も古い浄土寺にて、“最先端のフュージョン”を表現する、というのが
今回のコンセプトなんです。
そのため、今回はじめて、シェフではなくレストラン・プロデューサーが手がけることに。
大橋直誉さんが異なるジャンルのシェフたちを集めてコース料理をプロデュースし、
さらにホスト役として東洋文化研究家のアレックス・カーさんを迎え、
ともに尾道の歴史を紐解いていきます。

福井のおいしいお米製! ビーガンも安心の グルテンフリー食品 〈マイセンファインフード〉

福井県鯖江市の〈株式会社マイセンファインフード〉は、
福井で採れるお米を使った、
グルテンフリー・アレルゲンフリーの食品を手がけるメーカー。
“グルテンフリー”とは、小麦粉に含まれる成分“グルテン”が含まれていない
食品のことで、小麦アレルギーを持つ方や、ダイエットに良いと
アメリカで数年前から注目されているんです。

このたび、マイセンファインフードより発売される、
玄米粉を100%使用した〈おいしい玄米パン〉と
〈大豆と玄米のベジフィレ〉、〈大豆と玄米のベジミンチ〉は、
まさにグルテンフリーなアイテム。
さらに肉、卵、乳製品、白砂糖、アルコール類をも含んでいないので、
ベジタリアンやビーガン、マクロビオティックの方にとってもうれしい食品です。
原料になっているお米は、福井県で微生物自然農法によって育てられ、
自然乾燥でじっくり乾燥させたもの。
お米本来のうまみや滋養成分がたっぷり含まれています。

各648円(税抜)/1斤

まずこちらは、玄米粉で作られたトースト専用の〈おいしい玄米パン〉。
一般的な玄米パンの多くは小麦粉が含まれているものですが、
こちらは残留農薬検査をクリアした玄米から作った玄米粉を100%使用。
トースト専用なのは、お米で出来ているから。
冷めたご飯を温めるようにトーストすることで、外はカリカリ、
中はモチモチになっちゃいます。
お値段は1斤648円(税抜)です。

ヌードルライター・山田祐一郎の 「うどんのはなし」番外・群馬編 上州名物おっ切り込みうどんを食す

麺の宝庫群馬の「おっ切り込みうどん」とは……?

福岡生まれ、福岡育ち。
そんなぼくの地元・福岡は、全国きってのご当地麺の宝庫です。
博多ラーメン、久留米ラーメン、戸畑ちゃんぽん、
焼きラーメン、博多皿うどん、筑後うどん、小倉発祥焼きうどん、
まだまだあって、本当に枚挙にいとまがありません。

ところが、群馬県もまた、負けないくらいの麺の宝庫だと聞きました。
そこで、3回にわたり、群馬県の麺をお取り寄せしてご紹介します。

ひもかわうどんの製造風景。

「ぐんま三大うどん」とされる水沢うどん、館林うどん、桐生うどんを筆頭に、
おっ切り込み、ひもかわうどん、たかさき福々うどん、上州太田焼きそば、
キムトマ焼きうどん、高崎パスタ、藤岡ラーメンと、
こちらも例を挙げだすとキリがありません。
ヌードルライターとして、いつかはコンプリートせねばなるまいと思わせる、
圧巻のラインナップです。

そもそも、なぜ群馬は麺が豊富なのか。
そこには群馬ならではの気候と風土が関係しているそう。

小麦は主に秋冬に栽培されます。
その際、ポイントになるのが、日照時間と湿度。
小麦の栽培には長い日照時間とほどよい大地の乾燥が必要です。
群馬は冬の日照時間が長いうえに、水はけがいい火山灰地で、
からっ風が吹き、足元の大地が適度に乾燥します。
こうして良質な小麦が育つのです。
そんな群馬の小麦の生産量は全国トップクラス。
なんと弥生時代からの小麦の産地なのだと知って、驚愕しました。

そんな背景があり、小麦によって群馬の食文化は育まれていきました。
今回紹介するにあたり、本当に悩みました、どれにすべきか。
だって、どれをチョイスしても、未知との出会い。
もう、これは選べない! と思うくらい追い詰められ、出した結論が、
この「上州ひもかわうどんのおっ切り込みご膳 みそ味」です。

「おっ切り込み」とは、幅広い形状が特徴のひもかわうどんを、
野菜や肉と一緒に煮込んで楽しむご当地グルメ。
このセットには、ひもかわうどんと群馬県産を主とした野菜8種
(大根、にんじん、里芋、こんにゃく、ごぼう、まいたけ、豚肉、油揚げ)の水煮、
そして香り高い赤味噌に旨みを加えたおっ切り込み専用の
味噌スープが一式セットになっています。
特に食材を用意する必要なしというお手軽ぶりがありがたいですね。

1箱3〜4人前です。普通のお鍋でもいいですが、土鍋があれば、さらに温かそうに作れますよ。

何が決め手になったか。
まだまだ寒い冬ですし、いかにもあったかそうなビジュアル。
そしてひときわ目を引いた幅広い麺。ということで、さっそく食べてみます。

横浜〈豚の味珍〉 飲み屋街で楽しむ豚の珍味

イラストを拡大

醤油ベースでじっくり煮込んだ珍しい部位

狸小路は、横浜駅を行き交う人混みを抜けてすぐ。
見上げることすら難しいような大きなビルが立ち並ぶ駅前で、
忘れられたかのような一角。
くの字の路地に小さな飲み屋が小さな間口で並んで集まっています。

その中でも際立つ存在。蛍光灯で浮かび光る白地に赤い文字の看板、
中華の渦巻き模様を上下にあしらったのエンジ色の暖簾に
染め抜かれた文字には〈豚の味珍(まいちん)〉。
あやしいような、おかしいようなインパクトある店名。

両サイドに同じ名前で店を構えていますが、
私が好きなのは、引き戸のほうの店舗の2階。
一番左の戸をがらっと開けると、1階にいるほぼ全員が視線をよせてくれる
右側に会釈しつつ、前には、そびえ立つような急な階段。

手すりにしっかりつかまって、キシキシキシ、
木の階段を上がるというか、落ちないように登ります。
2階はその狭い急な階段のせいか、広くも感じる明るい空間。
変形斜めに広がるカウンターにテーブル席が3つほど。
カウンターの赤い丸椅子に座って、とりあえず、瓶ビールを。

メニューを見れば、頭・舌・耳・胃・足・尾……ぞぞぞぞっ。
目を泳がせてると、スッと、写真つきのメニューを出してくれるやさしいお店の方。
醤油で煮込まれた豚の珍しい部位が白いお皿に乗った写真。
茶色いそれぞれは、よくみると形状違い。
斜めに並んだ尾、足、耳は、コラーゲンたっぷりそう。
舌はしっとり、頭はこりこり。

足と耳を注文したなら、目の前に並んだ調味料で、タレづくりを開始。
からしを酢で溶いて、醤油を垂らして、ラー油を少々。
おろしニンニクもあるので、お好みで。
小皿を割り箸でまわしながら、待つ時間が楽しい。

旬を迎えた愛媛県産フルーツが 見た目も美しいスイーツに。 〈パティスリー キハチ〉の レイヤーケーキ

〈紅い雫〉〈紅まどんな〉〈はれひめ〉が主役のえひめスイーツ

愛媛県産のフルーツを素材に取り入れたスイーツを
都内の飲食店約16店舗で楽しめるイベント〈えひめスイーツコレクション2015〉。
昨年11月にスタートしたイベントですが、
2月末までの期間中に味わえるえひめスイーツはまだまだあります。
今回は2月16日まで〈パティスリー キハチ〉にて発売中の、
愛媛県産フルーツを使ったレイヤーケーキをご紹介します。

今回取材で訪れた〈パティスリー キハチ 東大島〉。

路面店でもあり〈パティスリー キハチ〉のセントラルキッチンも併設されているここで、全店舗で販売される洋菓子が製造されています。

〈パティスリー キハチ〉を代表するスイーツのひとつが、
ふわふわのスポンジで5種類のフルーツを巻き込んだ〈キハチトライフルロール®〉。
このロールケーキをはじめ、さまざまな季節の果物を素材としたスイーツを
つくり続けてきた〈パティスリー キハチ〉によるえひめスイーツは、
〈紅い雫〉〈紅まどんな〉〈はれひめ〉などの愛媛県産フルーツやクリーム、
スポンジ生地などが層(レイヤー)を織りなす
美しさとおいしさを同時に楽しめる3種類のレイヤーケーキです。

パティシエの外薗栄敏さん。

このレイヤーケーキをつくるにあたり、愛媛県を実際に訪れて果物をセレクトしたのが
パティシエの外薗栄敏さん。
「以前から自分たちで産地を回り、生産者さんにお会いする機会はあったのですが、
2014年9月から後輩のパティシエと一緒に定期的に産地を回っています。
それこそ北は山形から、南は熊本まで」
〈紅い雫〉〈紅まどんな〉〈はれひめ〉をセレクトした理由を訊ねると
「それはおいしかったから、それだけです(笑)」と実に明快な答えが。

〈苺のティラミス 紅い雫〉(税込584円)。カップに入っていることにより、持ち運び中にかたちが崩れる心配もないので、手土産などに重宝しそう。

おいしい愛媛県フルーツとの出会いによって生まれた3種類のレイヤーケーキのうち、
一番人気があるというのが〈苺のティラミス 紅い雫〉。
この連載でもご紹介した愛媛県オリジナル品種のイチゴ〈紅い雫〉、
コーヒーを染み込ませたチョコレート生地、マスカルポーネムース、ビスコッティ、
生クリームを層にしてティラミス仕立てにしたスイーツです。

ひとくちいただくと、コーヒーとチョコレートの風味にベリーの味わいが負けておらず、
〈紅い雫〉のみずみずしさも楽しめるおいしさ。
「中に入っているイチゴとラズベリーのジュレも効いていますからね。
メインはフルーツなので、フルーツに合うように
生クリームは脂肪分が高いものを使っています。
大体7〜8種類の脂肪分のパーセンテージが異なる生クリームを
フルーツによって使い分けているんですよ」

そして驚いたのがクリームやムースに負けていないイチゴの甘さ。
コンポートされているのかと思いきや
「乾燥しないように艶だしはしていますが、何もしてないんですよ。
他のふたつのレイヤーケーキに使っている柑橘もカットしたものを、
そのまま使っているだけです」
糖度が高いことで定評のある愛媛県産フルーツですが、
その甘い味わいをあらためて実感させられました。

〈ズッパイングレーゼ 紅まどんな〉(税込648円)。旬のおいしいフルーツを使うため、期間中に〈紅まどんな〉から〈甘平(かんぺい)〉へと種類が変わります。

続いていただいたのが〈紅まどんな〉、フロマージュブランのムース、
柑橘の果汁を染み込ませたスポンジ生地、生クリームを層にした
〈ズッパイングレーゼ 紅まどんな〉。
これまでさまざまなフルーツを取り扱ってきた外薗さんも
「本当にゼリーみたいですよね。この不思議な食感はすごいです」
と話す〈紅まどんな〉を使ったレイヤーケーキ。
ムースと一緒に果実が舌の上でとろける食感と甘い味わいに、
初めて〈紅まどんな〉を口にする人はきっと驚いてしまうはず。

「〈紅まどんな〉の旬が終わってからは〈甘平〉に変わるので、
レシピの配合もちょっと変えると思います。
最近の愛媛県の柑橘は糖度が高いのですが、この〈甘平〉もそうで、
全体のバランスを考えて、あえてフロマージュブランのムースで
酸味を足すくらいに甘いんですよ」と外薗さん。
プチプチとした大粒の果肉と強い甘みが特徴の〈甘平〉が使われるズッパイングレーゼは、
〈紅まどんな〉のものとはまた違ったおいしさになりそうなので、
こちらもあわせて楽しみたいところです。

“ハートのお揚げ”がかわいい! バレンタイン向け水沢うどん 〈LOVEきつね〉

実は小麦粉を使った食文化、“粉食文化”が栄える群馬県。
そして群馬が誇るご当地うどんといえば〈水沢うどん〉。
日本三大うどんの一つに挙げられる、名門うどんです。

そんな名門うどんが、来るバレンタインデーに向けて変身! 
こしが強く、のど越しなめらかな水沢うどんに、
ピンクに色づけされたハート型うどんと、
1枚1枚手揚げで仕上げたハート型のお揚げがセットになった
LOVEきつね〉がバレンタイン限定で登場しました。

〈LOVEきつね〉を考案したのは、
伊香保に二店舗を構える老舗うどん店〈水沢うどん大澤屋〉。
昔からたくさんの著名人がこの店を訪れ、店内には
芸術家の岡本太郎や彫刻家の北村西望の作品が展示されています。
2016年2月14日(日)までの期間中には、大澤屋第一店舗にて
かけうどんを注文すると、バレンタインプレゼントとして
〈ハートのお揚げとハートのうどん〉を無料でトッピングしてくれるのだそう。

お店からのバレンタインプレゼント♡

“つくる人”を増やすための 発酵デザインワークショップ 小倉ヒラク 後編

[ff_titlelink_by_slug prepend="前編【" append="】はこちら" slug="tpc-thi-journal-036"]

温度管理が重要な麹づくりワークショップ

東京・吉祥寺にある〈タイヒバン〉という飲食店に、エプロンをした人たちが集まっている。
そこに登場した発酵デザイナーの小倉ヒラクさん。
いきなり「みなさんエプロンとかしてきてくれるんですけど、
ホントはいらないんですよね(笑)」と冗談を言って場を和ます。
ここはヒラクさんが定期的に開催している「こうじづくりワークショップ」。
各地で似たようなワークショップは開催されているが、
ヒラクさんのワークショップの特徴として、
都心向けで、座学がしっかりしていることが挙げられる。

「“中目黒あたりのひとり暮らしの人が、キッチンの冷蔵庫にしまえる”
というコンセプトでやっています。
この場でつくれたとしても、再現性がないと意味がないので、
“麹菌とは?” という座学もしっかりとやります。
あとは、味。味噌にしか使えないのではもったいない。
僕が教える麹は、甘みを引き出しているので
甘酒、パンなどにも使えるおいしくて万能な麹です」

発酵デザイナーの小倉ヒラクさん。お酒はワインが好き。

ワークショップは、まずは『こうじのうた』のアニメーションを見て、
お勉強からスタート。
ヒラクさんがプロデュースした麹のことがわかる歌である。いわば麹のPV。

次に実際の麹づくりにとりかかる。まずはお米を蒸すところから。
木の蒸し器にお米を敷き詰めていきながら、
作業における具体的な細かい注意点なども教えてくれる。
40分後に蒸しあがる。失敗の原因は、この段階が多いという。

「お米は炊くのではなく、蒸しているのです。
一粒、食べてみてください。思ったよりかたいでしょ。
普段のお米を炊いたつもりでかたいと思ってしまって、
ここで蒸しを延長してしまう人が多いんです。
ベストは、芯が残っていないけど、最大にかたい状態です」

米を蒸し器に入れていく。端もきっちり入れ込むことが大切だ。写真:編集部

蒸し上がりまで40分、お待ちあれ。写真:編集部

これは「ひねりもち」と呼ばれる作業。
指先でお米をつぶして、おもちみたいにべたっと伸ばしてみる。
芯が残っていないことを確認。
その蒸したお米を、布巾の上にあけてお米をほぐしていく。
目指すのは、一粒一粒が切り離されている状態だ。
その上に種菌をヒラクさんがかけていく。

蒸しあがったお米をほぐしていく。写真:編集部

種菌をかけるヒラクさん。写真:編集部

そしてお米は発泡スチロールの中へ。
一緒に70℃のお湯が入ったペットボトルを入れて、保温する。

「発泡スチロール内部の温度をデザインすることが重要です」

約48時間後に麹は完成する。
ヒラクさんがこれから48時間のうち、12時間ごとの目安の温度を教えてくれた。
だんだんと温度は上がっていくようだ。
最初の24時間が重要で、そこでうまく温度を保つことができれば、
後半は、麹が発酵していって自然に温度は上がっていくはずだという。

「旨みが出る温度と、甘みがでる温度は違うんです。
僕は両方を最大限に引き出すことができる温度をデザインしているので、
すごくおいしい麹ができますよ」

そのためには4〜5時間に一度、
ペットボトルのお湯を温かいものに交換する必要がある。

「麹は生き物だから、すべてが同じではなく、少しずつ違うんです。
それぞれ家などの麹を育てる環境も違うし、
今回も、失敗する人たちが数人は出てくると思います。でもしょうがない。
麹づくりとは、料理のワークショップではなく、
生き物を育てるワークショップですから」

麹は生きている。だから自分の目で見て、肌で感じて、手をかけるということ。
ポイントさえ押さえれば、難しいことは何もないように感じた。
むしろ、このワークショップを終えて、家に持ち帰ってからが本番。
忘れずに、面倒くさがらずに、きちんと麹に向き合うことができるか。
会社に持っていって机の下で育てている人もいれば、
たまたま旅行の予定があって、麹を持って旅立った人もいるという。
愛情をこめて、手をかけた分、“いい子”に成長するのだ。

「ヒモがついているのでハンドバッグのように持ち歩いて」とヒラクさん。

ひとりひとりの発泡スチロール箱にコメントを書きながら、当日の感想を聞く。

勝手に作る商店街サンド: 今回の舞台は幕末維新ゆかりの地、 山口県山口市!

商店街サンドとは?

「商店街サンド」とは、
ひとつの商店街(地域)で売られているパンと具材を使い、
その土地でしか食べられないサンドイッチを作ってみる企画。
必ずといっていいほどおいしいものができ、
ついでにまちの様子や地域の食を知ることができる、一石二鳥の企画なのだ。

幕末維新ゆかりの地、山口市で作る!

今回は、山口県山口市にやってきた。
山口県と言えば、吉田松陰をはじめ木戸孝允、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文など
幕末期に活躍した志士たちを数多く輩出した地として知られている。
山口市には志士たちゆかりの場所も多く、
さらに遡って、室町時代に京都を真似て繁栄した大内文化や、
布教で訪れたザビエルが日本で初めてクリスマスを祝ったお寺があったり、と
見どころの多いまちである。

である、と書いたけど全然知らなかった!
はたしてどんなサンドができるのだろう。

歴史好きなら歩いておきたい〈萩往還(はぎおうかん)〉。日本海に面した萩市と瀬戸内海に面した防府市を縦につなぐ古道。幕末の志士たちも行き来した道。

吉田松陰のお兄さんが開いていた塾に隣接する十朋亭。長州藩の宿泊所として使われていた。高杉晋作や久坂玄瑞らも訪れている。自由にあがれるのがうれしい。

大内文化を代表する建築物のひとつである瑠璃光寺五重塔(国宝)。無料で見られる人気スポット。

漆塗りでつくられる〈大内人形〉の工房もまちにいくつか残っている。まん丸で可愛い。

人気のパン屋さんからスタート

さて今回のサンド作りは、
ザビエル死後400年を記念して建てられたという聖堂近くからスタートした。
聖堂のふもとにあるパン屋〈サビエル・カンパーナ〉のパンがお目当てなのである。

ザビエルの指の骨が納められている山口サビエル記念聖堂。ちなみにこの辺りでは「ザビエル」ではなく「サビエル」と呼ぶようだ。

そのふもとに昔からある人気のパン屋さん〈サビエル・カンパーナ〉。地元出身の宮野さんと。

今回ご縁があって一緒にサンド作りをしてくれるのは
商店街賑わい創出事業をしている宮野孝夫(みやのたかお)さん。山口市出身だ。
さっそく一緒にお店に入った。

山口に戻ってきたら食べ物とお酒がおいしくて体重が増えてしまった、という宮野さん。

サビエル・カンパーナでは、
地元の食材を使った調理パンやお菓子に加え、ザビエルの生まれた美食のまち、
スペイン・バスク地方のパンも並んでいる。
とにかく種類が豊富。なかには〈幕末維新パン〉と名づけられた変わり種があった。

それは、安政6年(1859年)に萩藩の中嶋治平という人が作ったパンを忠実に
再現したものらしい。
幕末に食べられていたパン、どんな味か気になる!

今回のサンドに使うパンは幕末維新パンに決まりでしょう!

うしろから「それ、おいしくないよ」と言いながら店長登場。耳を疑った。

今日のおやつ: 〈梅田のバナナ〉完熟バナナアイス 昭和2年からバナナ一筋! いまだけ3割引き

群馬県前橋市、地元では名の知れた個人商店〈梅田のバナナ〉。
なんと昭和2年の創業以来、
ひたすらバナナだけを販売しているという珍しいバナナ専門店なのです。
専門店ならではのこだわりにより、
店頭で売られているバナナが絶品と、評判高きお店です。

今日のおやつは、そんな〈梅田のバナナ〉さんのおいしいバナナを使った、バナナアイス。
群馬の物産がいろいろ取り揃えられた通販サイト〈CASAぐんま〉から、通信販売が可能
甘くなめらか、やさしい味のバナナアイスです。
1本1本バナナの糖度を測り、
18度以上の厳選したものだけを使っています。
ひとつのアイスに、2分の1本以上のバナナが使われる濃厚ぶりで、
とにかくバナナ感がすごい!
バナナ好きも納得のアイスです。

こちらがお店

店主の梅田さん

どうして〈梅田のバナナ〉のバナナはおいしいのか?
それは長年の経験で培ったこだわりの自家熟成。
店頭に並べるバナナも、熟成を促すために、
ビニール袋などには入れずに自然な状態にしてあります。
また、店内の温度を四季を通じて20度前後に一定させることで、
バナナの故郷である南国の暖かさを維持しているのだそう。

店頭で熟成されるバナナ

キウイの概念が変わるかも!?  見た目の美しさもおいしさも、 とびきりの〈レインボーキウイ〉

キウイ生産量が日本一の愛媛で育つ、魅惑の味わいの〈レインボーキウイ〉

これまでご紹介してきたように、さまざまなおいしい果物が生産されている愛媛県。
その中で日本一の収穫量を誇りながらも、
あまりそのことを知られていないのがキウイフルーツ。
キウイといえばニュージーランドというイメージが強いので
「北半球でも栽培できるの?」と思われる人も多いかもしれませんが、
実はキウイの原産地は中国。また国内では愛媛県のほか、
福岡県や和歌山県などの地域でも生産されています。

そんなキウイですが大きく分類すると、3つの種類があります。
ひとつ目は〈ヘイワード種〉と呼ばれる緑色のもの。
ふたつ目は〈ゴールドキウイ〉などの名前で知られる黄色のもの。
そして3つ目が、まだあまり知られていない赤いもの。
この希少な存在である赤いキウイ〈レインボーキウイ〉を生産している高橋農園を訪れました。

高橋農園の高橋賢一さん。楽しそうに話してくださる様子に〈レインボーキウイ〉への愛情を感じます。

愛媛県の東部に位置する西条市で
十数年にわたり〈レインボーキウイ〉を育て続けている高橋賢一さん。
以前は会社勤めをされていたそうですが赤いキウイと出会い、
その味わいに感動して専業農家となったという経歴の持ち主。
園地に到着して間もなく
「〈レインボーキウイ〉を見るのは初めて? まぁ、まずは食べてみてください」
と高橋さんに言われ、まずは試食をさせていただくことに。

半分にカットした〈レインボーキウイ〉。鮮やかな赤と黄緑色のコントラストの美しさに、まず心を奪われます。

「これは柔らかくておいしいと思うな」と、
高橋さんが半分にカットしてくれた〈レインボーキウイ〉。
まず驚かされたのは、黄緑色の果実の中央にかけて広がる鮮やかな紅色。
その美しい実にプラスチックのスプーンをあてると、
力も入れていないのにスプーンがスッと実の中に入っていき、
こぼれんばかりの果汁が実からあふれてきました。

とにかく柔らかくてジューシーな実。皮に産毛がないのも〈レインボーキウイ〉の特徴。葉っぱがすれるだけで皮にすり傷ができるほどデリケート。

そして、さらに驚かされたのが、その何ともいえない特別な味わいと舌触り。
緑色のキウイによくあるピリッとするような酸味や繊維質の固さが全くなく、
中央の白い部分でさえ柔らかい果実。そんな果実からあふれでるのは、
まろやかで濃厚な甘みとトロピカルフルーツを思わせる風味。
緑のキウイとは全く異なる、桃やマンゴーを思わせるような味わいに感動していると
「みなさん、色々な果物の味を連想されますね、
中には杏みたいな味わいと言った人もいました。
それで7つの果物の味があるということで〈レインボーキウイ〉という名前にしたんですよ。
ちょっとこじつけですけどね(笑)」と高橋さん。

7つの果物の味だけでなく、果物7つ分の甘みもあるのではないかと思ってしまう
〈レインボーキウイ〉ですが、今年は特に糖度が高いものが実ったのだそう。
「この間、糖度を計ったら23度ありました。
緑のキウイだと12度くらい、〈ゴールドキウイ〉で14度くらいで、
おいしいメロンだと14〜15度くらいなんですよ。
〈レインボーキウイ〉は小さなお子さんも、どんどん食べますね」と高橋さん。

一度食べたらキウイの概念が変わってしまいそうなおいしさの〈レインボーキウイ〉ですが、
突然変異によって生まれた品種なのだそう。
そんなこともあってか、高橋さんが栽培を始めた当初は栽培のノウハウも確立しておらず、
まさにゼロからのスタート。
そんな高橋さんが全身全霊をかけて育ててきた〈レインボーキウイ〉の園地を
拝見させていただきました。

もうすぐ開幕 〈瀬戸内国際芸術祭〉 作品そっくり!?の 〈芸術祭記念ランチ〉

2016年3月20日(日)に開幕される、
現代アートの祭典〈瀬戸内国際芸術祭〉。
瀬戸内海の香川県の島々で3年に一度開催される
言わずと知れたアートのお祭りですが、今年は
〈海の復権〉をテーマに、12島14会場で作品公開や
イベントが開催されます。

そんな〈瀬戸内国際芸術祭〉を食でも楽しもう! 
というわけで、小豆島にある
〈リゾートホテル オリビアン小豆島〉では、
小豆島で展示されるアート作品をイメージした
〈芸術祭記念ランチ〉メニューを3月1日(火)から提供します。
作品そっくり?!のユニークなメニューです。

上の写真は、〈きんつぎハンバーグ〉。
これは岸本真之さんの作品で、
小豆島の家庭から食器など使わなくなった陶磁器を集めて
“金継ぎ”という修復技術を模した技法でつなぎ合わせた
作品の〈つぎつぎきんつぎ〉をモチーフにしたハンバーグです。
作品と同様に、色鮮やかな食材たちが積み上げられています!

種差海岸の 世界観にひたる 〈TANESASHI CAFE〉 期間限定オープン

青森県八戸市にある〈種差海岸〉のポップアップカフェ、
〈TANESASHI CAFE〉が2016年2月1日(月)、
東京・渋谷ロフト2F〈Shibuya City Lounge〉にオープンします。

広大な天然芝生!

種差海岸は、日本でも珍しい景色が広がるエリア。
ウミネコが空を舞い、海から吹き注ぐヤマセの影響で
高山植物が咲き乱れています。
波打ち際まで敷き詰められた広大な天然芝生や、
樹齢100年以上の松並木がつづく「淀の松原」、
鳴砂が有名な、2km以上にわたる砂浜「大須賀海岸」など、
穏やかで表情豊かな風景が拡がる、
10km以上にわたる地域の総称が〈種差海岸〉なんです。

八戸産スルメイカとみどり野菜のジェノベーゼパスタ 田子にんにくのガーリックトースト添え/1000円

カフェでは、そんな種差海岸自慢のメニューが登場。
ランチでは、全国一の水揚げを誇る八戸産のイカや“田子にんにく”など、
青森の食材をふんだんに使った
〈スルメイカとみどり野菜のジェノベーゼパスタ〉をご提供します。
これは種差海岸の芝生地をイメージした、色鮮やかな緑色のパスタ。
甘みと歯応えが特徴の八戸産スルメイカと春野菜を、
香り高いバジルのジェノベーゼソースで合わせました。
天然酵母バゲットと、国産最高峰の青森県田子にんにくを使用した
ブルゴーニュトーストを添えた、おしゃれな一皿。

八戸産焼きスルメイカと春野菜のチーズリゾット パルメジャーノ飾り 1300円

こちらがディナーメニューの、
〈八戸産焼きスルメイカと春野菜のチーズリゾット パルメジャーノ飾り〉。
八戸産スルメイカを丸ごと1パイ、芽キャベツ、チェリートマト、
そしてパプリカをコク深いパルミジャーノチーズで合わせたリゾットです。
色鮮やかな見た目も楽しく
春の訪れを感じさせてくれそう。

つくり手の顔が見える、 豊かな食卓。 淡路島のさつまいも料理から 感じた大事なこと。

淡路島の美味しいアルバム

今回の美味しいアルバムの舞台は
フォトグラファー・津留崎徹花がここ数年、何かと縁があるという淡路島。
たまたま見かけた記事に惹かれ、さっそく取材依頼。
淡路島の〈あわじ花の歳時記園〉で迎えてくれたのは、
はつらつとした声が印象的な緒方信子さんでした。

懐かしいさつまいも掘りから、おいしい郷土料理、そして
ぐっと心に響いた信子さんの話。
今回の旅でもたくさんの出会いと収穫があったようで…

今日のおやつ:1000円のみかん! 〈愛媛Queen(クィーン) スプラッシュ〉誕生

今日のおやつは、愛媛うまれの新しいかんきつ、
〈愛媛Queen(クィーン)スプラッシュ〉。
これは、いままで〈甘平(かんぺい)〉
と呼ばれていた、西之香とポンカンをかけあわせた柑橘のなかで、
糖度13度以上、2L 〜4Lサイズ、傷がないなど、
厳しい基準をクリアした果実だけが名乗れる栄誉ある名前。
なんと小売価格はひとつ1000円になると予想される高級みかん!
愛媛県が自信をもっておくる、次世代の新かんきつなのです。
ラグジュアリーな化粧箱に、
ひとつひとつ丁寧に手作業で箱詰めされています。

こちらが3つ入りの立派な箱!

高級感が漂います

透明なおしゃれパッケージ

すごく大ぶりです

おしゃれなパッケージの中には、大ぶりの果実が入っています。
手にとってみると、ずっしりとした重みが。
皮が薄いので、手で簡単に剥くことができます。

皮の薄さにびっくり!

奥深いカカオの世界にご案内! 阪急うめだ本店で 〈バレンタインチョコレート 博覧会〉

新潟、しょこら亭の〈麒麟山利酒ショコラダブル仕込〉

大阪・阪急うめだ本店にて、
国内最大級のチョコレートの祭典〈バレンタインチョコレート博覧会〉がスタート!
2016年2月14日(日)まで、9階の催場場から阪急うめだギャラリー、アートステージ、
さらに地下1階の洋菓子売場、地下2階のグロッサリー売場を会場に、
国内外で人気のパティシエ、ショコラティエのチョコが大集合。
全館をあげた圧巻の品揃えで開催されます。
カカオ豆の加工からチョコレートの製造まで一貫して行う
“BeantoBar”が注目を集める今、チョコレートの奥深い世界に
気軽に触れられる催しです。

イベント期間中は、阪急うめだ本店9階がチョコレート一色に。
注目は、9階の祝祭広場での〈カカオティエ〉の紹介コーナー。
カカオティエとは、チョコレートの原料・カカオから探求し
チョコレートを作る職人のことで、阪急うめだ本店さんが名づけた造語なんだそう。
日本を代表するカカオの達人、〈パティシエエスコヤマ〉の小山進氏、
〈ミュゼ・ドゥ・ショコラテオブロマ〉の土屋公二氏、
〈ショコラティエパレドオール〉の三枝俊介氏、
〈バニラビーンズ〉の八木克尚氏、〈ダリケー〉の吉野慶一氏の
スペシャルチョコレートを紹介します。

〈ミュゼ・ドゥ・ショコラテオブロマ〉土屋公二氏

〈ショコラティエパレドオール〉三枝俊介氏

〈ダリケー〉吉野慶一氏

また日本のチョコ〈和チョコ〉の世界もご紹介。
アートステージで開催される〈ニッポンのチョコ〉には、
老舗の茶舗などによる和素材を使ったチョコが集結。
地下1階和菓子売場では、〈日本の銘菓撰〉を担当する、
和スイーツに精通したバイヤーが、
地元で人気のもの、特産品を使ったもの、隠れた名品から
バレンタイン限定品などを厳選。
100種類以上が登場します。
長野の市田柿専門店〈山下屋荘介〉の
チョコレートがけ干し柿や、
吟醸酒を練りこんだ2種の生チョコをぐい呑みにした、
新潟〈しょこら亭〉の〈麒麟山利酒ショコラダブル仕込〉など、
ご当地愛があふれるチョコレートばかりです。

東京、空いろの〈ほしチョコレート&スプーンクッキーセット〉

三重県、花咲かりんの〈チョコかりん〉

神奈川、エクスポートの〈赤いくつ〉

長野、山下屋荘介の〈柿チョコレート〉

京都、大文字飴本舗の〈京のブタさん〉

北海道、北菓楼の〈はまなすの恋〉

〈宮のたれ〉の〈ステーキ宮〉 町田木曽店オープン! 栃木県民のソウルフード、 ついに東京上陸。

ステーキ専門店〈ステーキ宮〉をご存知でしょうか?
もともと栃木県宇都宮で生まれた総業39年のブランド。
開業当時はビフテキと呼ばれ、庶民にはまだ高嶺の花だったステーキを
手頃な価格で食べてもらいたいとの願いから生まれたステーキ店です。
ファミリー向けのレストランとしてチェーン化され、
いまでは栃木だけでなく、関東、北陸、甲信越、
東北、東海、関西、北海道など様々な地域に展開されています。

余談ですが〈ステーキ宮〉は宮城県にも店舗が多くあり、
わたしはつい最近まで〈ステーキ宮〉の”宮”を
宮城発のレストランだから”宮”なんだと
思っていましたが栃木発でした...。
そんなステーキ宮が、ついに東京進出。
2016年2月4日(木)に東京初となる
〈ステーキ宮 町田木曽店〉をオープンします。

〈ステーキ宮 町田木曽店〉

ところでステーキ宮といえば、名物の〈宮のたれ〉。
レストランで味わえるだけでなく、
地元ではスーパーなどでも販売され、
家庭で親しまれているんです。

原材料は、タマネギ・ニンニク・醤油・酢のみ。
保存料不使用、加熱処理もしていない”生たれ”で、
なんと成分の7割弱がおろし生野菜なんだそう。
これを約3週間熟成するのが、創業以来変わらぬレシピなんです。

宮のたれ

実はこの〈宮のたれ〉を活かしたスナックも発売されています。