100年後の南部町のために 廃棄される剪定枝で燻す。 〈COFFEE STAND & SMOKE NANBUDOKI〉

〈COFFEE STAND & SMOKE NANBUDOKI〉の根市大樹さん・雪奈さん夫婦

剪定枝をチップに利活用

岩手県と接する青森県南部に位置する南部町。
その三戸駅のすぐそばに〈COFFEE STAND & SMOKE NANBUDOKI〉はあります。

三戸駅そばにあるカフェ COFFEE STAND & SMOKE NANBUDOKI 店内風景

人口約1万6千人の小さなまちでカフェを営むのは、
「次の世代に誇れる故郷を残す」ことをミッションに、
南部町の資源を活用し、魅力発信を行う〈合同会社南部どき〉の
代表・根市大樹さんと奥様の雪奈さん。

店ではコーヒーと燻製のエッセンスが入った軽食や商品を販売しています。
食品を燻すチップは、南部町で育まれた果物の剪定枝を利活用したものです。

山に囲まれた南部町は、
朝晩の寒暖の差が激しく果物栽培に適した土地。
多くの果樹農家がありますが、高齢化もあり、
剪定枝の処理が問題になっていました。

看板商品のスモークナッツ。左からサクランボ・ブドウ・梅・リンゴの枝で燻したもの。香りは科目(サクランボ・梅・リンゴはバラ科、ブドウはブドウ科)や収穫時期で違いが出るんだそう。

看板商品のスモークナッツ。左からサクランボ・ブドウ・梅・リンゴの枝で燻したもの。香りは科目(サクランボ・梅・リンゴはバラ科、ブドウはブドウ科)や収穫時期で違いが出るんだそう。

果樹による香りの違いを尋ねると、
「秋冬に収穫するリンゴは実を成熟させるために栄養が枝に残らないため、
クセや香りが少ないんです。
夏に収穫する実の小さなサクランボは、
枝に樹液が豊富に含まれているので甘味が出ます。
ビールやワインにはリンゴやサクランボがおすすめ。
ブドウはタンニンの渋みがあり、
舌にピリッとくるのでウィスキーと合いますよ」と大樹さん。

サクランボの旬は7月。収穫後、実に栄養を送る役目を終えた枝からは樹液が滴るほど。

サクランボの旬は7月。収穫後、実に栄養を送る役目を終えた枝からは樹液が滴るほど。

ウッドチップではナッツのほか、
オイル、コーヒー、しめ鯖や鮭トバなども冷燻。
燻したマヨネーズとナッツをはさんだサンドウィッチや、
オイル・ナッツ・チーズ・ベーコンを燻して
トッピングしたピザなど軽食もテイクアウト可能です。

SMOKED COFFEEのドリップパック。かわいらしいイラストは雪奈さんが描いたもの。

SMOKED COFFEEのドリップパック。かわいらしいイラストは雪奈さんが描いたもの。

〈佐賀10000円ショップ〉が好評! 名産品がお得に買える ECサイトがオープン

佐賀の魅力が10000円に凝縮!

今年の8月にオープンした佐賀のプレミアムなものがお得に手に入る
特設ECサイト〈佐賀10000円ショップ〉。

さが県産品流通デザイン公社が、県産品の消費喚起・拡大を目的に
「佐賀支え愛応援キャンペーン」の一環として展開するこのプロジェクトは、
県知事も「1万円以上の価値がある!」と太鼓判を押す
佐賀の名産品が勢揃いしています。

税込み・送料込みの1万円均一で、なかには通常価格より
20%以上もお得な商品やここでしか手に入らない限定商品などが
産地直送で各ご家庭に届けられます。

サイトオープンから約1か月、好評のラインナップに加え
9月に新たに追加された商品をご紹介します。

漁師直送の希少な有明海産天然うなぎなど、
ここでしか買えない商品が目白押し。
9月は9つのアイテムが新たに追加され、
佐賀ならではのラインナップがさらに充実しています。

とくに今回おすすめしたいのが〈タニタ食堂〉とのコラボ商品。
タニタ食堂監修による、県が誇る食材とレシピがセットになった魅惑の内容です。

〈BELPA FARM〉
美容と農業で地域とつながる、
美容師たちの野菜づくり

美と健康は農業から! 美容院からの新たな提案

長野県松本市から、ヘアサロン〈BELPA(ベルパ)〉の美容師さんたちが
畑で野菜づくりに挑戦しているというニュースが届きました。

発端は、「美容で人とつながる、楽しいことをし続けるヘアサロンでありたい。
長野の美容室ならではの面白い活動ができないか」と考えていた
代表の高橋亮太朗さんが「美容を追求する立場だからこそ、
自分たち自身も規則正しい生活や健康的な食事に努めていこう」
とスタッフに農業を提案したこと。

それからスタッフの実家の畑を借りられることになり、
2020年4月より、週に5〜6日は畑に出ているのだそう。

野菜を手に取るヘアサロン〈BELPA(ベルパ)〉代表の高橋さん

スタッフの皆さん。〈BELPA〉は松本市で50年余りヘアサロンを展開しているベルパームグループの本店。

スタッフの皆さん。〈BELPA〉は松本市で50年余りヘアサロンを展開しているベルパームグループの本店。

畑仕事は、農業のベテランである、スタッフの祖父が“厳しく”指導。
野菜ごとの土づくりから植え方、収穫時期など、
細かくアドバイスを受けたおかげで、
近所の農家さんからも「毎日しっかり管理してるから
立派な野菜ができてるね〜」と声をかけられるのだとか。

畑仕事中の風景

こちらが、収穫した野菜。とても立派でおいしそう!

収穫した野菜

この活動には、地域の方との交流を広げ、
まちにとってサロンがより身近な存在になれば、というねらいもあるといいます。

現在は、お客さんに野菜をプレゼントしたり、
コロナ禍のなか、飲食店のテイクアウト商品をデリバリーする事業を立ち上げた
信州大学の学生グループに野菜を進呈し、喜ばれているようです。

信州大学の学生に野菜を渡す高橋さん。学生グループに野菜を進呈したのは、野菜不足になりそうな一人暮らしの学生さんに喜ばれるのでは、という思いから。

信州大学の学生に野菜を渡す高橋さん。学生グループに野菜を進呈したのは、野菜不足になりそうな一人暮らしの学生さんに喜ばれるのでは、という思いから。

また、みんなで畑仕事をすることでチームワークが育まれ、
農業での学びが、仕事への意識向上にもつながるという効果も生まれているよう。

スタッフからは「朝の作業はつらいです」
「食べ物に感謝するという想いが高まりました」
「カエルが気持ちわるいです」
「お客さんに喜んでもらえて嬉しいです」
「野菜づくりも美容の仕事も土台が大切だと思いました」
——などの声があがっているようです。

〈リバーバンク〉が考える
空き古民家の再生。
地域に入り、足で探し、暮らしを学ぶ

地域に長く住むジェフリー・アイリッシュさんと空き家問題に取り組む

僕が代表理事を務める〈一般社団法人リバーバンク〉の活動は、
鹿児島県南九州市川辺町の高田地区に残る
旧長谷小学校という廃校を再生するところから始まり、
さらにまだまだ地域に眠っているさまざまな資源を活用する活動へと広がってきました。
(その詳細は以前の連載vol.006にて)

僕らが考えたこれらの地域資源には3つの軸があります。
ひとつめは戦前の建物である古い学校建築を残した廃校。
ふたつめは学校の周辺にある渓谷や古い石切り場などの自然。
そして最後の軸が、地域にたくさん現存する空き古民家。
これは僕らから見れば立派な資源です。

空き古民家の再生事業については、
リバーバンク発足前からこの地域に暮らしてきた
ジェフリー・アイリッシュさんとともに進めています。
ジェフリーさんは民俗学を大学で教えていることもあり、
古い集落の歴史や暮らしを調査してアーカイブするということを
ライフワークにしていました。このテーマでこの地域についての本も書いています。

ジェフリー・アイリッシュさん。地域のご老人にかつての話を尋ねるところから。

ジェフリー・アイリッシュさん。地域のご老人にかつての話を尋ねるところから。

そもそも空き家問題の根本的な原因のひとつに、
空き家が不動産マーケットになかなか流通せず、
借りたい人とのマッチングが難しいということがあります。

過疎地域の空き家は地価が低く、
建物も老朽化している場合はほとんど値がつかないため、
不動産屋さんが仕事として入りづらい。
ゆえに地域に移住して暮らしたいという人がいたとしてもまず情報が届かない。

仮に空き家があるという情報を得たとしても、
大家さんがその地域にすでに暮らしていないことも多く、
連絡や契約までなかなかたどり着けないということも起こります。

『幸せに暮らす集落』(ジェフリー・アイリッシュ著)

幸せに暮らす集落』(ジェフリー・アイリッシュ著)

しかしジェフリーさんは地域をくまなく歩き回り、
不動産マーケットに流通しない情報を丹念に調べていました。

「Aという空き家の持ち主はBという家に住んでいるおばあさんの親戚で、
今は子どものいるどこどこのまちに暮らしている」とか、
その家の歴史からひもといて、
「空き家を貸すかどうするかの判断は誰に聞けばいい」というような、
とてもまちの不動産屋さんでは拾いきれないような情報をたくさん持っていました。

空き家はそこらじゅうにありますが、立地条件や建物の状態を見極め、
なおかつ低コストで改修ができて使えそうな空き家を見つけたうえで
大家さんと交渉するというのは並大抵のことではありません。

地元のキーパーソンと。

地元のキーパーソンと。

ジェフリーさんは日本に来た当時、大手の建築会社で働いていたこともあり、
建物を見る目があります。それと民俗学的な知識とフィールドワークの手法に加えて、
長年この集落に暮らしているという地域からの信頼。
これがなくては絶対に実現しないプロジェクトです。

人や親族のつながりをたどって大家さんを探し、丹念に交渉を続け、
これまでに5棟の家を借りられるようにしました。

〈MUJIcom ホテルメトロポリタン
鎌倉〉永尾亮店長が考える、
ブランドが地域に果たすこれからの役割

鎌倉から考えるローカルの未来

長い歴史と独自の文化を持ち、豊かな自然にも恵まれた日本を代表する観光地・鎌倉。

年間2000万人を超える観光客から、鎌倉生まれ鎌倉育ちの地元民、
そして、この土地や人の魅力に惹かれ、移り住んできた人たちが
交差するこのまちにじっくり目を向けてみると、
ほかのどこにもないユニークなコミュニティや暮らしのカタチが見えてくる。

東京と鎌倉を行き来しながら働き、暮らす人、
移動販売からスタートし、自らのお店を構えるに至った飲食店のオーナー、
都市生活から田舎暮らしへの中継地点として、この地に居を移す人etc……。

その暮らし方、働き方は千差万別でも、彼らに共通するのは、
いまある暮らしや仕事をより豊かなものにするために、
あるいは、持続可能なライフスタイルやコミュニティを実現するために、
自分たちなりの模索を続ける、貪欲でありマイペースな姿勢だ。

そんな鎌倉の人たちのしなやかなライフスタイル、ワークスタイルにフォーカスし、
これからの地域との関わり方を考えるためのヒントを探していく。

今年4月、まちの中心を通る若宮大路沿いに開業した〈ホテルメトロポリタン鎌倉〉。その1階に、鎌倉中心部には初の出店となる〈MUJIcom〉、〈Café&Meal MUJI〉がオープンした。

今年4月、まちの中心を通る若宮大路沿いに開業した〈ホテルメトロポリタン鎌倉〉。その1階に、鎌倉中心部には初の出店となる〈MUJIcom〉、〈Café&Meal MUJI〉がオープンした。

鎌倉中心部初出店となる〈無印良品〉

新型コロナウイルスの感染拡大によって、鎌倉のまちは一変した。
緊急事態宣言に基づく外出自粛要請によって、まちなかから観光客の姿は消え、
鎌倉の観光地としての顔は影を潜めた。

こうしたさなか、地域最大規模のホテルとして、
オリンピックイヤーに満を持して開業するはずだった〈ホテルメトロポリタン鎌倉〉は
予想外のスタートを切ることになり、鎌倉中心部への初出店として、
同ホテル1階に入った〈MUJIcom〉、〈Café&Meal MUJI〉もまた、
不安と緊張を抱えたまま、4月24日のオープンを迎えることになった。

開店にあたり、住民たちとのワークショップなどを事前に重ねたMUJIcomでは、
「地域のリビング」をコンセプトに鎌倉の暮らしに必要な日用品を取り揃えるとともに、
地域のプレイヤーたちと連携して開催する期間限定マーケット
「つながる市」を行うオープンスペースや、
住民らが持ち寄った鎌倉関連のガイドブックのレンタルコーナー、
オススメの飲食店などをマッピングした市内の地図など、
ローカルの魅力を発信するスペースが大きくとられている。

併設するCafé&Meal MUJIにおいても、同店初の試みとなる
地域の食材を使ったオリジナルメニューが豊富に揃う。

MUJIcom ホテルメトロポリタン鎌倉の店内。エントランス付近のスペースには移動可能な什器が用いられており、今後は地域の人たちによるイベントやポップアップショップなどの開催も見据えているという。

MUJIcom ホテルメトロポリタン鎌倉の店内。エントランス付近のスペースには移動可能な什器が用いられており、今後は地域の人たちによるイベントやポップアップショップなどの開催も見据えているという。

同店を展開する〈良品計画〉が近年掲げているキーワード
「土着化」を地で行くようなこの鎌倉店において、
現場でのさまざまな取り組みを推進しているのが、
今回の主人公となるMUJIcom ホテルメトロポリタン鎌倉の永尾亮店長だ。
自ら志願してこの店で働くことを選んだ永尾さんは、店長着任を機に鎌倉に移住し、
地域の住民や生産者らとつながりながら、鎌倉ならではの店舗づくりに奔走している。

コロナ禍によって地域におけるさまざまな価値観が大きく変わりつつあるなか、
これからの企業やブランドが地域に果たすべき役割はどうなっていくのか。
地元住民や観光客で賑わいを見せるMUJIcom ホテルメトロポリタン鎌倉に、
永尾店長を訪ねた。

写真家・西野壮平さんの旅コラム
「別府の温泉に浸かり、声をかけ、
100湯以上を撮影した旅」

さまざまなクリエイターによる旅のリレーコラム連載。
第12回は、写真家・西野壮平さんによる
別府の温泉を撮影して回った話。
自らも地元の銭湯や温泉、通称「ジモ銭」に入りながら、
合計100湯以上で撮影を敢行したことで
エリアごとの小さな特徴を感じ、
ローカルでのコミュニティとしての役割を認識したようだ。

水にどうしても惹かれる

「山か海かどちらが好き?」と聞かれると
「海も湖も川も好き」と答えたいといつも思う。
僕は断然、水派だ。

水というものにどうも惹かれるのだ。
生まれたところは比較的海が近かったし、
今までの人生で引っ越しを10回ほどしてきているが、
自然と家の近くに川があるところを選ぶ傾向があった。

「温泉名人」の指原勇さん。

「温泉名人」の指原勇さん。

写真を生業にしてかれこれ15年以上経つが、
その大半がさまざまな世界の都市という舞台をテーマに作品を制作してきた。
撮影ではそのまちで生活しながら、都市の風景や人を写真に撮ってきた。
すべての場所がそうというわけではないが、
ある場所が都市となる前の風景には、たいてい水があった。

川や海があり、そこに人が集まり、交易、貿易が発達することで
さまざまな文化が生まれ、その繰り返しが脈々と続いたことで
今日の都市の姿へと変貌を遂げてきたのだ。

そのまちに流れる水の存在は、生命を維持する血管のようであり、
その水を見ることは、ひとつの生き物の体の中を見ているようだなと
ロンドンのテムズ川沿いを歩きながら思ったことがある。

別府のまち並み。

別府のまち並み。

ビル泊×美術館×模型。
静岡駅前に立つビルで
ユニークな試みが進行中

静岡市の魅力を3つのキーワードで紹介していくシリーズ。
今回のキーワードは“ビル”。
ビルの一部をリノベーションしたホテル、駅前の高層タワーに入る美術館、
模型の情報発信地など、静岡市のビルを舞台にした取り組みをご紹介します。

まちなかのビルを活用した分散型ホテル〈ビル泊〉

いま各地で分散型ホテルが注目を集めている。
分散型ホテルとは、地域に点在する空き物件を宿泊用の客室に転用し、
それらが位置するエリア全体をひとつの宿として見立てる新しいスタイル。
宿泊客がホテルの中を移動するようにエリア内を回遊することで、
地域活性化も期待されている。

多くの場合、客室には古民家が活用されるが、ここ静岡市ではひと味違う。
今年3月にオープンした〈ビル泊(ビルぱく)〉は、駅前の商店街に面した
4棟のビルの一部を客室として再生。現在、7室が稼働している。

1フロアが〈ビル泊〉の3室になっている「YS BLDG.」。写真は、3名まで利用可能な202号室。

1フロアが〈ビル泊〉の3室になっている「YS BLDG.」。写真は、3名まで利用可能な202号室。

水回りも美しくリノベーション。洗面ボウルも2つ備えるなど、大勢で泊まってもストレスはない。

水回りも美しくリノベーション。洗面ボウルも2つ備えるなど、大勢で泊まってもストレスはない。

ビルの入口に設置されたロゴが目印。ありふれたビルのエントランスと客室のギャップに驚かされる。

ビルの入口に設置されたロゴが目印。ありふれたビルのエントランスと客室のギャップに驚かされる。

おそらくは日本で初めての試みとなる、ビルを活用した分散型ホテルの仕掛け人は、
〈CSA不動産〉の社長・小島孝仁さん。

「市街地にあるビルの空き物件の活用は、どの地方都市にとっても深刻な問題。
それを解消し、中長期的に人が訪れるまちにするためには
どうすればいいかと考えたとき、ビジネスホテルとは違う、
滞在することが目的になるようなホテルをつくればいいと思ったんです」と言う。

小島孝仁さん(右)と、ビル泊の内装を手がけたデザイナーの李大英さん(左)。「部屋のどこにいても心地よく過ごせる、居場所をつくることを意識しました」と李さん。

小島孝仁さん(右)と、ビル泊の内装を手がけたデザイナーの李大英さん(左)。「部屋のどこにいても心地よく過ごせる、居場所をつくることを意識しました」と李さん。

静岡駅と地下道でつながるレセプションも、もちろんビル中に位置。ここから各室へは徒歩約2~7分。

静岡駅と地下道でつながるレセプションも、もちろんビル中に位置。ここから各室へは徒歩約2~7分。

全7室の客室は、55~99平方メートルの広さがある贅沢なつくり。
コンクリートの躯体を生かした内装で、
敢えてビルの一室であることを前面に出している。
ふと窓から下を見ると、商店街を行き交う人たち。
「まちを感じながら、ビルに泊まる」という体験が、ここでの醍醐味だ。

屋上テラス付きの住居を改修した「MASATOYO BLDG.」301。むき出しの躯体がインダストリアルな雰囲気を醸しだす。

屋上テラス付きの住居を改修した「MASATOYO BLDG.」301。むき出しの躯体がインダストリアルな雰囲気を醸しだす。

小さなテラスに面した「COSMOS BLDG.」401のベッドルーム。リビングルームにはハンモックもある。

小さなテラスに面した「COSMOS BLDG.」401のベッドルーム。リビングルームにはハンモックもある。

静岡ならではの魅力を感じてもらうための工夫も欠かさない。
客室には、同市を代表する模型メーカー、タミヤのパーツパネルを飾るほか、
地元の布団職人・新貝晃一郎さんが手がけたオーダーメイドの座布団を用意。
希望すれば、調味料まですべての食材を静岡産で揃えた
豪華な朝食を味わうこともできる。

小島さんが気に入り、各室に設置したタミヤのパーツパネル。レセプションにはビル泊のオリジナルも。

小島さんが気に入り、各室に設置したタミヤのパーツパネル。レセプションにはビル泊のオリジナルも。

一部の客室に置かれた、遠州織物を使った座布団。角までしっかりと綿が入っており、座り心地も抜群だ。

一部の客室に置かれた、遠州織物を使った座布団。角までしっかりと綿が入っており、座り心地も抜群だ。

32種の小鉢がずらりと並ぶ朝食(5,000円)は、レセプション近くの店で提供。端正な重箱は地木工職人・戸田勝久さんが手がけた。(写真提供:ビル泊)

32種の小鉢がずらりと並ぶ朝食(5,500円・税込)は、レセプション近くの店で提供。端正な重箱は地木工職人・戸田勝久さんが手がけた。(写真提供:ビル泊)

information

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ビル泊

住所:静岡市葵区紺屋町1-5 協友ビルB1(レセプション)

TEL:054‒292-6800

料金::1泊1名9,900円・税込~(客室と人数により異なる)

Web:https://birupaku.jp/

世界のアパレルに愛されてきた
兵庫の播州織。コロナ禍の今、
その新しいチャレンジを応援したい!

播州織とは、“日本のへそ”と呼ばれる兵庫県の西脇市を中心とした
北播磨地域で生産されている生地、テキスタイルのこと。
しかしコロナ禍によって、注文数が激減するなど多大な影響を受けた。

そこで伝統的なものづくりを守り、その品質を広めていくため、
大丸・松坂屋が手がける「Think LOCALー買って、食べて、参加して!キャンペーン」にて
(※このキャンペーンは終了しています)
「北播磨地場産業開発機構」を支援する活動が始まった。

まずはこの地で続く分業制の生産の流れ、
工場の技術力と伝統を受け継ぎながらもいま生まれつつある
播州織の新たなチャレンジと可能性に注目してみたい。

播州織ならではの表情豊かなテキスタイル

播州織には約230年の歴史がある。京都の西陣織の技術がこの地にもたらされ、
閑散期の農家が機織りに従事したことが始まり。
最盛期の1980年代には約9割が海外輸出され
数多くの世界的なアパレルブランドにも愛されてきた。

その特徴は、先染め織物。
先に糸を染めてから織り上げるため、複雑な格子柄など自由自在に
表情豊かなテキスタイルをつくり出すことができる。
そして、糸を染める、糸を織る、生地を加工する、
完成までの工程すべてを同地域内で行えることは、全国の産地でも稀である。
播州織はどのようにできあがるのか? そしてその現状とは?

コロナ禍の今こそ、大阪が誇る
伝統的エンターテインメント
「文楽」を 知って、応援したい!

コロナ禍によって、大阪の伝統文化である文楽も、
公演を自粛するなど、多大な影響を受けた。
そこで文楽公演の復帰はもちろん、その先にある活動を見据えて、
「Think LOCALー買って、食べて、参加して!キャンペーン」にて
(※このキャンペーンは終了しています)
文楽協会を支援する活動が始まった。
まずは初心者でも楽しめる文楽の魅力を知ってほしい。

大阪が誇る伝統芸能、文楽はいま見てもおもしろい

文楽は約300年前から続く、大阪が世界に誇る伝統芸能。
伝統芸能、といわれるとちょっと身構えるかもしれないが
実は昔も今も庶民のためのエンターテインメント。
少しの準備さえすれば、この古くて新しい魅力に気づくはず。
文楽の世界をちょっとのぞいてみませんか?

江戸初期の「大坂」で生まれた文楽。その正式名称は「人形浄瑠璃文楽」で、
『曽根崎心中』などの名作を次々に生み出した竹本義太夫と近松門左衛門による
作品を上演した「竹本座」を皮切りに、大阪のまちで発展した総合芸術である。

国立文楽劇場は、〈中銀カプセルタワービル〉などで知られる黒川紀章による建築。

国立文楽劇場〉は、〈中銀カプセルタワービル〉などで知られる黒川紀章による建築。

三業(語りの太夫、三味線奏者、人形遣い)が一体となり繰り広げられる人形芝居で、
その演目は大きく時代物、世話物、景事の3つに分けられる。
時代物は鎌倉から戦国時代の歴史物語、
世話物は江戸当時の恋愛や事件などを主題としたドラマ、景事は華やかな舞踊劇。
世界にも類を見ない伝統芸能として、
2008年にはユネスコの無形文化遺産にも登録されている。

文楽には日本のすべてが詰まっている

ずばり文楽とは? 大阪と文楽の関係とは?
これからの文楽の魅力をどのように捉え、発信しているのか?
舞台上のパフォーマーである太夫と三味線弾き、そして人形遣い、
3人の若手技芸員(ぎげいいん)に話を聞いた。

2018年(平成30年)1月に、8代目竹本綱太夫五十回忌追善の公演にて『摂州合邦辻』を語る。6代目竹本織太夫の襲名披露でもあった。(写真提供:竹本織太夫)

2018年(平成30年)1月に、8代目竹本綱太夫五十回忌追善の公演にて『摂州合邦辻』を語る。6代目竹本織太夫の襲名披露でもあった。(写真提供:竹本織太夫)

「大阪は、負け続けていても阪神タイガースをとことん応援するまち。
これだけ身びいきの強い大阪で、なぜ文楽最高! と言ってもらえないのか?
そこはまだまだ僕らの発信や提案が足りないからだと思っています」

そう語るのは太夫の竹本織太夫さん。
織太夫さんはいわば文楽という大阪カルチャーのスポークスマン。
舞台以外でもテレビやラジオへの出演、
そして自著『文楽のすゝめ』『ビジネスパーソンのための 文楽のすゝめ』などを通し
文楽の魅力を精力的に伝えている。

平成30年に6代目を襲名した竹本織太夫さん。

平成30年に6代目を襲名した竹本織太夫さん。

舞台で義太夫節を語る太夫の役割は、ただのナレーターにあらず。
舞台上手から、同じ演目内に登場するさまざまな人物を、
ひとりで語り分ける声の役者でもある。
織太夫さんから見た文楽の魅力は、日本文化が詰まっていることだという。

「まず文楽は日本語でやっている、ということです。
外国の音楽の歌詞よりは、わかろうと思えばすぐに理解できるはず。
それに文楽には文学、音楽、宗教、風習、歴史、そして本質的な精神性に至るまで、
日本のすべてが詰まっている、といっても過言ではありません。
囲碁を学ぶことや、俳句だって知ることができる。そこが大きな魅力なのです」

特に「関西人は文楽を2割増しで楽しめる」素養があるという。
なぜなら、舞台の多くが関西だから。

「文楽を見ると大阪のまちはアミューズメントパークのように見えてくると思います。
曽根崎だったり、北浜だったり、
大阪の人が知っている地名がいろいろと出てくるわけです。
観光視点としては、大阪にはお好み焼きや〈USJ〉もあるけれど、
文楽もありますよ、という提案をしています。
いくたまさん”や“お初天神”など、
演目に出てくるスポットを巡礼することもできますしね」

太夫が舞台で読む「床本(ゆかほん)」。自筆である。

太夫が舞台で読む「床本(ゆかほん)」。自筆である。

今回、文楽協会を支援している〈大丸〉の
「Think LOCALー買って、食べて、参加して!キャンペーン」。
(※このキャンペーンは終了しています)
大阪の心斎橋出身という織太夫さんは、
その〈大丸〉心斎橋店に個人的にも忘れがたい思い出があるそうだ。

「私たちの源流は道頓堀の竹本座ですが、
昔の竹本座の納入記録には
大丸さんから人形の衣裳が納品されていたという帳面も残っています。
だから大丸さんと文楽は、300年のご縁があるのです。
それに私の小学校の通学路には大丸さんがあった。
当時は地下通路にあったクッキー屋さんで、
毎日、試食用のクッキーをいただいて帰ったものです(笑)」

〈百花-HYAKKA-〉 「金魚真珠」を使った サステナブルな真珠ジュエリー

福をもたらす唯一無二の真珠

世界で初めて真珠の養殖に成功し、
現在も最高峰の真珠の産地として名高い伊勢志摩。

この場所で「金魚真珠」という名の
“しっぽ”つきの真珠を使ったジュエリー
〈百花-HYAKKA-〉が誕生しました。

近年、真珠を生み出すアコヤ貝の大量死や
養殖事業者の高齢化、後継者不足などにより、
年々真珠の生産量が減少しつつある伊勢志摩。

ひと粒が宝石になるまでに、約3年という決して短くない年月を要する真珠の養殖は、
貝を開けど、美しい“真円”状の真珠となっているのは2割ほど。
歪な形の真珠は規格外として、流通に乗ることがほとんどありませんでした。

そんな規格外とされていた真円ではない“しっぽ”付きの真珠を
伊勢志摩のパールジュエリーブランド〈SEVEN THREE.〉が、
このたび「金魚真珠」として商標登録。

SDGsの目標12 つくる責任つかう責任「持続可能な生産消費形態を確保する」
目標14 海の豊かさを守ろう「海洋資源を持続可能な形で利用」を体現し、
〈百花-HYAKKA-〉という名の新たなジュエリーを発表しています。

〈旅するふるさと便〉 長野県松本の魅力を詰め込んだ ギフトボックスが発売

人と人、まちとまちをつなぐギフトボックス

2020年6月、長野県松本から長野の魅力を詰め込んだギフトボックスを
届けるプロジェクト〈旅するふるさと便〉が始まりました。

ギフトボックスの内容は〈Confiturier Chez Momo〉の〈梅とウイスキーのジュレ〉や
松本ゆかりの染色家、柚木沙弥郎さんのふきん、
〈村山農園〉のりんごジュースなどなど、
長野で生まれた、素敵なプロダクトがたくさん。

旅するふるさと便まつもと号

企画・制作を手掛けた本柳寛子さん(ページトップ写真)は、
コロナ禍による混乱が続くなか、遠くに住む友人や、
松本へ訪れることを楽しみにしていた人たちのことを思い、この企画を考えたといいます。

制作課程を綴ったnoteには、次のようなメッセージが載せられていました。

「信州北アルプスをのぞみ、山からのゆたかな水源や
健やかな空気をたっぷりとたくわえ、
美しい四季がめぐり、民藝運動とともに歩んできた松本より、
わたしが個人的な想いから選んだものたちで“ふるさと便”を編みました。
また気軽に旅ができる日が訪れるまで、
ひととひと、地域と地域をつなぐ、
コミュニケーションボックスになることを願って」

春は桜、夏は新緑が楽しめるピクニックスポット、アルプス公園。

春は桜、夏は新緑が楽しめるピクニックスポット、アルプス公園。

ただいまオンラインショップでは、このふるさと便の“春夏号”が販売されています。
さっそく、気になる内容を拝見してみましょう。
ギフトボックスは〈アルプス公園〉〈あがたの森〉〈女鳥羽川〉の3種。
いずれも、本柳さんが好きな松本のスポットへトリップするような、
ピクニックをイメージした構成になっています。

アルプス公園には、オーガニックハーブを使用したアロマオイルや
ハーブビネガーなどをつくっている〈issou〉の水出しブレンドティーや
Confiturier Chez Momo 〉の「梅とウィスキーのジュレ」、
〈村山農園〉のりんごジュースなどが入っています。

旅するふるさと便 まつもと号 2020SS〈アルプス公園〉3,550円(税込)

旅するふるさと便 まつもと号 2020SS〈アルプス公園〉3,550円(税込)

〈issou〉この春、松本で育ったハーブや野草を丁寧にブレンドした水出しブレンドティー(2種)。

〈issou〉この春、松本で育ったハーブや野草を丁寧にブレンドした水出しブレンドティー(2種)。

南仏でジャム作りを学んだコンフィチュール職人、
蒔田友之さんが開いた〈Confiturier Chez Momo〉は、
魅力的な店が点在する松本のなかでも、草分け的存在なのだとか。

〈Confiturier Chez Momo〉の「梅とウィスキーのジュレ」梅の酸味にウィスキーの苦みをほんのり効かせた、深みある味わい。

〈Confiturier Chez Momo〉の〈梅とウィスキーのジュレ〉梅の酸味にウィスキーの苦みをほんのり効かせた、深みある味わい。

「蒔田さんのつくるコンフィチュールには、
いつも遊び心とその取り合せの奥深さに、
ひと口すると小躍りしてしまいます」と、本柳さん。

また、ふるさと便には、市内にある印刷会社〈藤原印刷〉の
藤原隆充さんが制作協力したラッピングテープ〈HOME TO TAPE〉が入っています。
デザインを手がけたのは、松本市出身のデザイナー、清水貴栄さん。

「HOME TO TAPE」ふるさと便のラッピングにも使用されているテープです。サイズ: 幅5cmx10m巻 660円(税込)

「HOME TO TAPE」ふるさと便のラッピングにも使用されているテープです。サイズ: 幅5cmx10m巻 660円(税込)

藤原さんは本企画の相談役でもあり、
本柳さんの思いをかたちにする手助けをしてくれた方です。
コロカル でも子どもたちに“おおきな紙”を配るプロジェクトや、
to go MATSUMOTO 』をご紹介したので、記憶に残っている方もいるのでは?

〈藤原印刷〉の藤原隆充さん。

〈藤原印刷〉の藤原隆充さん。

このテープが同梱されているのは、
受けとった方がこのテープを使って次の相手へ
ふるさと便を贈ってほしいという願いからだそう。
たしかに、誰かにプレゼントを贈ってみたくなりますね。

コロナ禍で考えたマルチローカル。
タウン&カントリーの
オルタナティブな暮らし方

アリゾナのバンド〈キャレキシコ〉に学んだLocal to Global

これまで7回にわたって、
10年前に廃校で開催を始めた〈グッドネイバーズ・ジャンボリー〉の立ち上げ、
そしてその廃校を引き受けて運営するために立ち上げた
一般社団法人〈リバーバンク〉のことを書いてきました。

この10年間というもの、僕は東京と鹿児島を月1回以上のペースで行き来するという、
ダブルローカル生活を続けてきました。
人生のなかで暮らした年数からいえば、東京と鹿児島はちょうど半分ずつ。
ところが今年初めに始まったコロナ禍によってその生活はストップし、
この文章を書いている現在(20年7月)の時点で
もう3か月以上鹿児島に戻れないという状況が続いています。

そんなコロナ自粛の最中に、
「複数のローカルを持つということ」について考えたことを今回はお話しようかと思います。

僕は1990年に18歳で鹿児島から上京して学生、そして音楽活動をしていて、
ひたすら東京で新しい刺激を求めていました。
そんな僕が自分の地元を意識するきっかけになったのは、
2001年「アメリカ同時多発テロ」のちょっと後に
アメリカの〈キャレキシコ〉というバンドと僕らのバンド〈ダブルフェイマス〉が
日本ツアーを一緒にしたときのことです。

当時使っていた僕のトランペットケース。

当時使っていた僕のトランペットケース。

キャレキシコ(calexico)というちょっと変わった名前は、
カリフォルニア(california)とメキシコ(mexico)の間という意味で、
「越境すること」はバンドの音楽的なコンセプトにもなっていました。
彼らはアリゾナ州ツーソンという小さなまちを拠点に、世界中にツアーに出ていました。

キャレキシコのメンバーとダブルフェイマス。

キャレキシコのメンバーとダブルフェイマス。

ツーソンは人口50万人ほど。
人口だけでいえば僕が育った鹿児島市と大して変わりません。
ニューヨークやロサンゼルスのような大都市のほうが便利そうなのに、
なぜそんな小さなまちにいるのか尋ねたら、
逆に「なんでそんなこと聞くんだ?」という顔をされたのを憶えています。

「ツーソンにいれば自分のスタジオでリラックスして音楽活動ができる。
創作活動するのにいちいち狭くて高いスタジオを借りるなんて考えられないから、
都会に全然メリットを感じない」と事もなげに答えてくれました。
そして「ところで君たちのホームタウンはどこなの? 東京?」と。

アメリカの中でも特に西部は開拓者精神を持って移民した人たちの土地なので、
自分の居場所は自分で選択するというマインドを持っている人が多いように思います。
裏側にはさまざまな暗い歴史もあるので一概に称賛はできないものの、
近しい祖先が開拓して勝ち取ったという選択にプライドがある。

それに対して日本人は先祖代々生まれ育ったところにずっといるという人も多いし、
都市と地方の距離も比較的近いので自分で土地を選ぶという意識は少ないかもしれません。

広々としてリラックスしたアメリカのローカルの風景。

広々としてリラックスしたアメリカのローカルの風景。

〈上勝町ゼロ・ウェイストセンター(WHY)〉 サスティナブルな上勝町の集大成が ここに誕生!

セミナー、ホテル、アクティビティが揃った環境型複合施設

2003年よりゼロ・ウェイスト(Zero=0、Waste=廃棄物)宣言を掲げ、
国内はもちろん、国外にも町の活動を精力的に発信してきた上勝町。
現在上勝町には、世界中から環境問題への問題意識を持った人々が多く足を運ぶといいます。

標高700m以上の美しい山々に囲まれた立地。

標高700メートル以上の美しい山々に囲まれた立地。

そんな上勝町に、2020年5月30日(土)、環境型複合施設
〈上勝町ゼロ・ウェイストセンター(WHY・ワイ)〉が誕生しました。

ブランディング・クリエイティブプロダクション・エクスペリエンスデザインは
〈株式会社トランジットジェネラルオフィス〉、
建築設計は〈中村拓志&NAP建築設計事務所〉が担当。

上勝町のゼロ・ウェイスト活動に興味を持ち訪れた人々がよりまちの取り組みを知れるよう、
同施設には、リサイクルごみ集積場のごみステーション〈くるくるショップ〉、
〈ゼロ(0)・ウェイストアクションホテル〉、セミナールーム、ラボと
さまざまなスペースが用意されています。

なかでもゼロ・ウェイストアクションホテル〈HOTEL WHY〉は、
排出されたゴミの行方を知ることができるウェイスト・セパレーション、
実際に利用する石鹸のセルフ切り分けやサービスコーヒー豆の量り分けなど
身の回りにあるものでゼロ・ウェイストアクション体験し、
環境問題について学べる仕掛けが。

また、トレッキング、フィッシング、レイクカヤック、サバイバルゲームといった、
上勝町の大自然を堪能できるフィールドアクティビティ体験プログラムも用意されており、
慌ただしい日常から解放され、マイナスイオンたっぷりななか、英気を養えることでしょう。

廃棄されていた 「仙台七夕まつり」の飾りをリサイクル 〈TANABATA PAPER〉が誕生! 2021年へつなぐために、 クラウドファンディングも実施中

毎年廃棄されていた七夕飾りを再利用

例年8月6日~8日、色鮮やかなぼんぼりのついた吹き流し飾りで彩られる宮城県・仙台市。
新型コロナウイルス感染症対策のため、
2020年の「仙台七夕まつり」は中止になってしまいましたが、
2019年の七夕まつりで実際に使用された七夕飾りをリサイクルした
〈TANABATA PAPER〉が〈東北スタンダードマーケット〉から誕生しました!

毎年新作がつくられる七夕飾りは、
ぼんぼりや吹き流しをつなぎ合わせるために針金等を使用しており、
原料の分別に手間がかかることからリサイクルされず、
祭りが終わると廃棄されていました。

七夕飾りのぼんぼりに使用した花紙。これまでは産業廃棄物としてお金をかけて廃棄されていました。(撮影:張田亜美)

七夕飾りのぼんぼりに使用した花紙。これまでは産業廃棄物としてお金をかけて廃棄されていました。(撮影:張田亜美)

「七夕飾りをなんとか再利用したい」と考えていたのが、
明治時代から紙問屋を営む〈鳴海屋紙商事株式会社〉。
品質の高い「本物の和紙」を使い、
仙台市内のさまざまな企業から七夕飾り製作の依頼を受ける老舗です。

今では仙台七夕の象徴として飾られる、〈鶴の吹き流し〉を解体し、
〈仙臺七夕祈織〉へと再生させる活動は行っているものの、
手掛けたすべての七夕飾りを回収し、
糸や針金等の部材を手作業で取り外すには膨大な時間がかかります。

2011年の東日本大震災以来、仙台市の児童生徒約8万8千人が、復興支援への感謝や将来の夢などを祈りながら折る折り鶴を繋いだ〈鶴の吹き流し〉(写真は2019年)。

2011年の東日本大震災以来、仙台市の児童生徒約8万8千人が、復興支援への感謝や将来の夢などを祈りながら折る折り鶴を繋いだ〈鶴の吹き流し〉(写真は2019年)。

空間+まち+未来の視点で。
美濃加茂市と取り組む、
仕組みのリノベーション

ミユキデザイン vol.6

岐阜を拠点に建築、まちづくり、シェアアトリエの運営などの活動をする
〈ミユキデザイン〉末永三樹さんによる連載。
今回は、岐阜県美濃加茂市が舞台です。
新庁舎整備基本構想のプロポーザルを皮切りに、
川沿いの公園のプロデュース、里山にある施設のリノベーションなど、
自治体と一緒にチャレンジを重ねていく一連の動きを紹介します。

チャレンジを選ぶ自治体と協働すること

いよいよ最終回。ここまでを読み返してみると、
たくさんの出会いと試行錯誤があった8年間に目頭が熱くなります。

私たちが行政と仕事をするうえで、“いい感じ”の状態を言語化すると
「互いにチャレンジしている」です。
これを感じていないと、自分たちは空回りで、結果も出ない。
小さなことでもいいので、チャレンジを意識して仕事を組み立てています。

美濃加茂市に関わるきっかけは、2016年の新庁舎整備基本構想のプロポーザルでした。
事務所の実績や規模面から、対個人の仕事が多いなか、
「やっぱり公共建築にも関わりたいなあ」と
定期的にプロポーザルまとめサイトを眺めて、見つけた情報でした。

美濃加茂市の夜景。これもまた美しい。

美濃加茂市の夜景。これもまた美しい。

岐阜市から近いので土地勘もあったし、
「まちづくりに庁舎を生かす」というプロポーザルの仕様がユニークで、
提案できる幅が大きいこと、そしてなにより参加資格実績のハードルが低く、
自分たちも手を挙げられることが参加を後押ししました。

当時の市長は同世代で、まちの課題設定や政策など共感する部分が多く、
そんな首長がいる自治体なら、自分たちでも勝てるかもしれない、
そんな淡い期待を持ちながら真剣に取り組みました。

会社員時代から、建築系プロポーザルには何度もチャレンジしてきましたが、
このプレゼンテーションはいまでも鮮明な記憶として残っています。
私たちはまちの見立てを強いメッセージで伝え、
審査側も「なぜ?」「それは本当にできるの?」と鋭い質問を投げかけてくる。
委託業者じゃなくて、「人」を見て、一緒にプロジェクトを進める
チームメンバーになれそうかを判断しているのだと感じました。

そして結果的に、名もない私たちがパートナーとして選定され、
自分たちも本当にびっくりしました。

公共事業において、コンサルティング業務は、設計業務の上流にあります。
物事の考え方や方向性を決めるいわば根幹に近い部分です。
そこに踏み込むことは私たちが目指していたことであり、
とても大きな意味を持つことでした。

美濃加茂市中之島公園で仲間と夕日を見ながら。

美濃加茂市中之島公園で仲間と夕日を見ながら。

〈花で応援 ウェディングフラワーキャンペーン〉 自粛ムードに花を。新潟から 結婚するおふたりへブーケをプレゼント

ユリの名産地、新潟からお届け

新型コロナウイルス感染症の影響下、
結婚式も自粛せざるおえない状況が続いています。
そんななか、新潟から結婚式を自粛・延期・中止したふたりに
「ユリ」をメインにしたアレンジメントをプレゼントする
〈花で応援 ウェディングフラワーキャンペーン〉のお知らせが届きました。

新潟県は、ユリの名産地。
生産面積は全国1位なのだそうです(出展:農林水産省「平成30年産花き生産出荷統計」)

お花

当選者数は合計2,749組。
下記の3期に分けて募集が行われます。

第1期:7月7日(火)〜7月20日(月)1,000組
第2期:7月21日(火)〜8月13日(木)1,000組
第3期:8月14日(金)〜8月31日(月)749組

応募者はご本人でも、友人や親族の方でもOKなので、
プレゼントにしても、喜ばれそう。

結婚式

応募条件は、ご本人またはプレゼントする相手が
結婚式を自粛・延期・中止されていること。
ご自身のSNS等へお花の写真とともに投稿いただけること。
花に関するアンケートに回答いただけること。
日本国内に在住であること。
お申し込みは、ホームページから。

〈有鹿(あるか)神社〉 ネギさんに会いに行こう! SNSで話題のネギ禰宜に聞いた 地域密着型神社とは

有鹿神社の“ネギさん”の正体とは?

神奈川県海老名市にある相模国最古の神社、有鹿(あるか)神社。
こちらに、頭が「ネギ」の神職の方がいると、
SNSを中心に話題を呼んでいます。
それがこちらのお方なのですが……まさしくネギですね!

「ネギ」の神職

長さといい袴とのコンビネーションといい、絶妙なバランスに目を奪われます。
こちらの神社では、毎年心身を清めて厄災を払い、
無病息災を祈願する「茅の輪くぐり」という行事が行われているのですが、
そちらもこの通り……

こんなに長いのにすごい!
一体どんな方がこんなにユニークなアイデアを思いついたのでしょうか。

「ネギ」のなかに入っているのは、宮司の娘さんである小島実和子さん。
デビューは2018年4月15日。
小島さんの役職が「禰宜(ネギ)」という名であることから
「神職には禰宜という役職がある」ということを周知するために
始めたといいます。なので、正式名称は「ネギ禰宜」。

じつは有鹿神社のキャラクターは、ネギ禰宜が初めてではありません。

左から「ネズミ宮司」と人気の「パンダ宮司」。

左から「ネズミ宮司」と人気の「パンダ宮司」。

他に「パンダ宮司」や「レッサーパンダ宮司」、
「ネズミ宮司」「天人宮司」など、たくさんのキャラクターがいて、
「普段神社へ日常的に参拝しない層に、興味を持っていただきたい」と、
ユーモアを交えて神社の活動を伝えています。
なんとかぶりものは、すべて小島さんが手づくりしているのだとか。

有鹿神社。親しみをこめて「お有鹿様」と呼ばれてきた、相模国で最古の神社。

有鹿神社。親しみをこめて「お有鹿様」と呼ばれてきた、相模国で最古の神社。

沼津〈INN THE PARK〉が クラウドファウンディングを始動! “泊まれる公園”に野外ステージを

ウィズコロナの時代に合う鑑賞のかたちとは?

静岡県沼津市にある〈INN THE PARK イン·ザ·パーク〉が
〈MOTION GALLERY〉でクラウドファウンディングプロジェクトをスタートさせました。

ゴールは、宿泊施設を備えた“泊まれる公園”INN THE PARKに
野外ステージをつくるというもの。
活動場所に困っているアーティストや事業者の方に、
きれいな空気と自然に囲まれたステージを提供したいと
立ち上げられたプロジェクトです。

ステージのイメージ図。詳細は今後、協議しながら決定していくそう。

ステージのイメージ図。詳細は今後、協議しながら決定していくそう。

静岡県沼津市で30年以上にわたり愛されてきた
「少年自然の家」跡地をリノベーションして誕生したINN THE PARK。

森のなかに浮かぶ球体型の吊テントや、
天窓のあるドームテントといった、ユニークな宿泊施設が自慢です。

木漏れ日が気持ちよいテントの室内。

木漏れ日が気持ちよいテントの室内。

リノベーションを手がけたのは沼津市と設計事務所〈オープン・エー〉。公民連携の事業として、2017年9月にオープン。

リノベーションを手がけたのは沼津市と設計事務所〈オープン・エー〉。公民連携の事業として、2017年9月にオープン。

スタッフの皆さん。

スタッフの皆さん。

野外ステージでライブや演劇を楽しんだ後、
そのまま公園に泊まるなんて楽しそうですね。

当面はソーシャルディスタンスを保つ工夫が求められそうですが、
INN THE PARKの面積は、代々木公園に匹敵する約60ヘクタール。
この広さを生かして、ウィズコロナの時代に合った
新しい鑑賞のかたちが生まれるかもしれません。

以前開催されたイベントの様子。

以前開催されたイベントの様子。

〈スノーピーク〉の若きリーダー・
山井梨沙さんが描く未来とは。
『FIELDWORK─野生と共生─』
出版記念インタビュー

撮影:ただ(ゆかい)

アウトドアメーカー〈スノーピーク〉の3代目社長である
山井梨沙さんの初の著書『FIELDWORK─野生と共生─』が、7月16日に発売される。
自然のなかで独自の感性を培ってきた山井さんが、いま伝えたいこととは。

人間が「野生」を取り戻すために

2020年3月末、大手アウトドアメーカー〈スノーピーク〉の社長に、
山井梨沙さんが弱冠32歳で就任したニュースは、世間を驚かせた。
同社創業者の幸雄さんを祖父に、2代目社長(現会長)の太さんを父に持つ
3代目にあたる山井さんは、2012年の入社以来、
アパレル事業を立ち上げるなど数々の新事業を展開していく。

その根底にある理念は、自然と人間との接点を持つことを通して、
「野生」と「人間性」を取り戻すこと。
原点には幼い頃から親しんだキャンプの経験があるのだと、山井さんは語る。

「いまでも4月~10月までのオンシーズンはほぼ毎週のようにキャンプしています。
スノーピークのキャンプイベントや
お取引先様とのキャンプミーティングも多いのですが、
プライベートでは東京のファッション業界のお友だちを連れて行くこともあります。

最初はみんな『虫がイヤ』『汚れる』ってすごく躊躇するんですけど、
やっているうちにだんだん積極的になる。
外の気温や風や鳥の鳴き声を感じたり、焚火を囲んでコミュニケーションしたりすると、
都市生活で使っていない野生の感覚が、誰でも呼び起こされるんですよね」

コロナで気づいた「可能性」

もちろん、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため
緊急事態宣言が発令されていた時期は、外出すらままならなかった。
しかし山井さんはこの間、東京でほとんど人と会わないまま
リモートワークを続けながらも、大きな気づきを得られたという。

「テクノロジー、特にオンラインで人と人がつながれることに
とても可能性を感じました。例えばinstagramでヴァーチャル焚火イベントなど、
週に約10コンテンツをライブ配信したら、最大で約1万人が見てくれたり、
オンラインストアにチャットの接客サービスを導入したら、
EC売り上げの8割を占めるほどに新規のお客さんが増えたり。
なにより、外出ができない状況で、みんな自然に対する欲求が
すごく高まっていることを実感しました」

実際に、SNSでつながった新規ユーザーからは、
「これを機に、コロナ明けはキャンプに行きたい!」
という声がとても多く寄せられたという。
確かに、当たり前のことがそうではなくなったとき、
いままで外に出て何かを体験することが日常的にどれほど大切なことだったか、
痛感した人は少なくないのではないだろうか。

「文明や都市によって、人間と自然は切り離され、遠ざけられていますが、
人と自然が結びつくことや、自然のなかで人と人がつながることは、
本来あるべき姿であり、人間にとって必要なことです。
コロナの影響で暮らし方や働き方を見つめ直す人が増え、
『東京じゃないと働けない/住めない』という価値観ではなくなったと思うんです。
だからこれからも、都市だけでなく
自然で過ごすことも必要だという提案をしていきたい」

山井さんは「その土地を着る」ことをコンセプトにしたプロジェクト〈LOCAL WEAR〉を立ち上げた。

山井さんは「その土地を着る」ことをコンセプトにしたプロジェクト〈LOCAL WEAR〉を立ち上げた。

令和2年7月熊本南部豪雨 「県外からできる相合(こと)」 緊急災害支援金募集

2020年7月3日、豪雨が熊本南部を襲いました。
翌4日には球磨川が氾濫、河川流域は甚大な被害が発生しています。
熊本県だけではなく九州全域にかけて長時間の大雨が続き、
今もなお各地で被害が広がっています。

DONATE

そんな状況下でいち早く基金を開設した
〈一般社団法人BRIDGE KUMAMOTO(以下、BRIDGE KUMAMOTO)〉。

〈BRIDGE KUMAMOTO基金〉熊本南部豪雨への緊急災害支援募金
で現在、全国のみなさまから寄付を募っています。

7月5日の開設からの5日間(7月9日時点)で、
支援者は2,000人以上、目標の100万円を大きく超える
1,000万円以上の寄付金が集まりました

被害を受けた人吉のまち

人吉の被害の様子

球磨川の氾濫で大きな被害を受けている人吉市。
BRIDGE KUMAMOTOの理事で今回の基金を立ち上げた
三城賢士さんは、熊本支援チームの一員として
連日人吉市に入り、片付けや泥かきの復旧作業を行っています。

ここは国宝に指定される青井阿蘇神社に近く、
普段ならば自然に囲まれた穏やかな場所。
被災された地元の方々は黙々と片づけをされているそうですが、
その間にも雨が降り続くため作業は思うように進んでいません。

「人手不足の状況ではありますが、コロナ禍の影響もあり
今後どのくらいの人員で復旧作業ができるかわかりません。
必要な物資も刻々と変わっているので一概には言えませんが、
まずは公的なボランティアセンターが立ち上がったことで一歩前進。
人と人とのつながりのなかで支援を続けていきたいです」(三城さん)

人吉の被害の様子1

人吉の被害の様子2

人吉の被害の様子3

避難所の過ごし方やボランティア活動においては、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐ対策も必要です。
ソーシャルディスタンスを保つことや接触を防がなくてはいけない
状況もあり、新たに意識しなければならないことが増えています。

次々に新たな課題が浮かび上がっている現状ですが、
「助けたい」というその想いが集結し、着実に動き始めています。

令和2年九州地域大雨災害における 支援方法まとめ

令和2年九州地域における大雨災害により、
被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

コロカルでは、大雨災害で被災された県や自治体、災害支援団体への
募金などの支援方法をまとめました。

※情報は随時更新いたします。
※災害支援を装った寄付金詐欺にはご注意ください。

義援金募金
「日本赤十字社」:令和2年7月豪雨災害義援金

被災地全域への寄付、地域を限定しての寄付ができます。
いずれも、口座振り込みとなります。
「日本赤十字社」はこちら

「赤い羽根共同募金」:令和2年7月3日からの大雨による災害に伴う災害ボランティア・NPO活動サポート募金

専門的な技術をもつ被災県内のNPO・ボランティア団体によって、
支援活動が展開され始めています。こうした被災者支援活動を応援するための寄付です。
「赤い羽根共同募金」はこちら

「Yahoo! Japan ネット募金」:九州南部大雨災害 緊急支援募金

複数のNPO法人への支援が可能です。
避難所での感染対策を含め、避難生活による健康被害を最小限にするための活動を行う医療支援会への募金も。
「Yahoo! Japan ネット募金」はこちら

「楽天クラッチ募金」:令和2年7月九州大雨被害支援募金

集まった支援金は、地方自治体などを通じて被災された方々の支援に。
楽天ポイントでの募金も受付中。
「楽天クラッチ募金」はこちら

「READY FOR」:【令和2年7月豪雨】緊急災害支援プログラム

災害支援団体を選んで寄付することができるので、活動内容を見たうえでの支援ができます。
「READY FOR」はこちら

「飛騨日日新聞」創刊。 白川村のありのままの暮らしと人を 発信するWebサイト

世界遺産の村のありのままの暮らしを伝えるWebメディアが誕生

岐阜県大野郡白川村が、2020年7月、村のありのままの暮らしや、
村にゆかりある人を紹介するメディア「飛騨日日新聞」を開設しました。
まずは、ティザーサイトからスタート。
“観光地白川郷”ではない、白川村の何気ない日常や暮らしの中に村の魅力を再発見し、
村内外に発信することで、移住の促進とシビックプライドの向上を目指していきます。

世界遺産白川郷がある白川村は、
年間約215万人の観光客が訪れる国内有数の観光地である一方で、
2020年4月現在1574人の人口は10年後には1374人に減少、
さらに2045年には1185人にまで落ち込むことが予想されており、
高齢化と人口減少が課題です。

世界遺産白川郷がある白川村。

世界遺産白川郷がある白川村。

白川郷はその合掌造りの美しい風景だけでなく、
そこでの暮らしや文化も含めて世界遺産に登録されています。
今後、人口減少が加速すると、世界遺産としての白川郷を維持できなくなる恐れがあり、
村の現状を維持するためには、
村民の継続的な居住と次世代を担う若い世代の移住が欠かせません。

田植えの時期の白川村。

田植えの時期の白川村。

雪化粧の白川村の風景。

雪化粧の白川村の風景。

飛騨高山のゲストハウス〈cup of tea〉
銭湯に浸かりながら、
新しい「木」のまちづくりを。

今回のゲストハウス:cup of tea(岐阜県高山市)

外国人観光客から特に人気の高い観光エリア、飛騨高山。
東京と京都の間に位置することで寄りやすく、
豊かな自然が満喫できることも魅力となっている。
その高山で2018年にオープンしたゲストハウスが〈cup of tea〉。
海外経験豊富なオーナー・中村匠郎さんにオンラインインタビューにて
11の質問を投げかけた。

Q1 立ち上げ経緯は?

「世界の都市や東京から見てローカルコミュニティの可能性を感じました」

「高校生の頃から海外に留学し、大学、社会人と合計5か国10年間、
海外で生活していました。
それまで日本もグローバリゼーションの渦のなかで
発展していくべきだと思っていたのですが、
21世紀をリードすると考えられているシンガポールや上海で働くことで、
日本も同じ線上で勝ち目の薄い戦いをするべきなのかという疑問と違和感を持ちました。
それよりも別の土俵で戦うべきで、
それであれば東京よりローカルのほうが課題もたくさんあり、
解決できるのもローカルの現場だ。
そう思い、実家に戻って銭湯を継ぎつつ、
まずはゲストハウスをオープンすることにしました」

中村さんの実家は銭湯。かつては銭湯を継ぐことは考えてもいなかったというが、
東京で盛り上がりを見せる銭湯業界を目の当たりにし、
これからのコミュニティ社会にとっての核になる可能性を感じたという。

cup of teaはすっきりとしたデザイン。

cup of teaはすっきりとしたデザイン。

シェア団地〈読む団地〉で 本から始まるご近所づきあいを

本がつなぐ住民たちのご近所コミュニケーション

東京の東エリアの北綾瀬に本好きにはたまらない
シェアハウス〈読む団地〉が誕生しました。

共有スペースのブックリビングダイニングには
約1000冊の本が常設されていて、
住人の方は自由に読むことが可能です。

ジャンルごとにさまざまな本がずらり。

ジャンルごとにさまざまな本がずらり。

ソファ席もあり、住人同士でゆっくり語り合うのにぴったり。

ソファ席もあり、住人同士でゆっくり語り合うのにぴったり。

ひとりで本の世界に没頭したり、
好きな作家やストーリーについて語り合うなど
さまざまな楽しみ方ができます。

広々としたキッチンはグリル付き3口ガスコンロに余裕のあるスペースの作業台など、日々の料理がはかどる環境に。

広々としたキッチンはグリル付き3口ガスコンロに余裕のあるスペースの作業台など、日々の料理がはかどる環境に。