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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
世界で初めて真珠の養殖に成功し、
現在も最高峰の真珠の産地として名高い伊勢志摩。
この場所で「金魚真珠」という名の
“しっぽ”つきの真珠を使ったジュエリー
〈百花-HYAKKA-〉が誕生しました。
近年、真珠を生み出すアコヤ貝の大量死や
養殖事業者の高齢化、後継者不足などにより、
年々真珠の生産量が減少しつつある伊勢志摩。
ひと粒が宝石になるまでに、約3年という決して短くない年月を要する真珠の養殖は、
貝を開けど、美しい“真円”状の真珠となっているのは2割ほど。
歪な形の真珠は規格外として、流通に乗ることがほとんどありませんでした。
そんな規格外とされていた真円ではない“しっぽ”付きの真珠を
伊勢志摩のパールジュエリーブランド〈SEVEN THREE.〉が、
このたび「金魚真珠」として商標登録。
SDGsの目標12 つくる責任つかう責任「持続可能な生産消費形態を確保する」
目標14 海の豊かさを守ろう「海洋資源を持続可能な形で利用」を体現し、
〈百花-HYAKKA-〉という名の新たなジュエリーを発表しています。
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現在作られているのは、ネックレスやピアス、イヤリング。
乳白色ではあるものの、微妙にニュアンスの違う
ブルー、グレー、ゴールド、マーブルなど、
真珠本来の色合いをそのまま生かしており、
もちろん形はひとつとして同じものはありません。
また、風水発祥の地・中国では
「金魚」とお金が余ることを意味する「金余」が
同じ発音であることから、金魚は金運の象徴とされています。
そして、真珠の宝石言葉は「健康」「長寿」「富」。
ということで、「金魚真珠」は総合的なお守りとしての役割も。
ケースも、ジュエリー専用の定番ものではなく、
パッと見た時に思わずトキメク「缶」を採用。
ジュエリーの収納以外にも、さまざまな使い方が楽しめます。
デザインもシンプルで、どんな着こなしにも
品よくマッチしてくれそうな〈百花-HYAKKA-〉。
伊勢志摩の真珠産業への貢献につながるということも、
思いの外、気持ちのよい買い物となりそう。
日常使いできるジュエリーをお探しの方、
ぜひお気に入りのひとつを見つけてみてはいかがでしょう。
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SEVEN THREE.
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