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〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Yu Ebihara
海老原 悠
えびはら・ゆう●コロカルエディター。埼玉県出身。出張先で食べるおいしいものと酒が好き。
コロナ禍により旅行者の価値観も変わり、旅のあり方も転換期にあるのかもしれません。
2020年8月にサービス発表をした、
地域の日常を旅する〈LOCAL DIVER(ローカルダイバー)〉は、
10名以内の少人数で日本中の地域にある隠れた宝物にふれ、
地域の日常を旅する体験を体験するプラットフォーム。
観光スポットを巡ることもなく、
基本的にアテンドをつけないという一風変わったツアーです。
その代わりに、まちをよく知るローカルキュレーターと体験者と同じ選択をし、
集まった仲間たちと共に、その土地の生態系に潜り込む体験をします。
ローカルに生きる人とその物語に触れることで、その土地への愛着と、
人とのつながりが生まれていくという、新しい旅の体験です。
仕掛け人の1人は、不動産メディア〈東京R不動産〉などを展開し、
土地に根差した暮らしを提案する林厚見さん。
LOCAL DIVERを立ち上げたきっかけについて、林さんはこう語ります。
「まちづくりの仕事などでたまたま関わりを持ち、仲間ができた地域やまちが
自分にとって愛着ある大事な場所になるということに気づいたんです。
そうした場所が増えることは人生を豊かにする、ということにも気づきました。
しかし多くの人にとって、地域の人や日常に深く触れることは難しく、
その入口をつくっていきたいと思ったのが、きっかけです。
その場所の風土や歴史とつながった暮らしや生きざまから深い気づきを得ること、
人のつながりができて継続的な関わりが生まれること。そういう旅を増やしたいです。
関心を共有するグループで行くことで、
体験や交わりの機会をつくりやすいのではないかと思いました」
今回、LOCAL DIVERが、3つの地域でトライアルツアーの募集を開始。
足助(愛知県)、神山(徳島県)、小倉(福岡県)で行います。
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三河から信州へ塩を運ぶ中継地として栄えた愛知県豊田市にある足助。
東海随一と言われる紅葉の名所「香嵐渓(こうらんけい)」が目的地です。
この旅では、紅葉の山を見るためではなく、それを受け入れる側の地元の商人のひとりとして、
1年で最大のかき入れ時に、ひたすら商いをする体験をします。
言うなれば、修羅場のような商人たちの日常と、祭りの高揚感を味わいながら、
同じ景色を眺め、彼らの生き方と彼らを惹きつけているこのまちの何かを、
感じる旅となるのです。
日時:11月14日(土)〜15日(日)
価格:26000円/人
定員:10名(最小敢行人数6名)
LOCAL DIVERディレクター林厚見参加予定
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邪馬台国があったとも言われる、徳島県神山町。
ここ10年で合計16社のIT企業が、サテライトオフィスを開いたり、
森の中ではアーティストインレジデンスが開かれていたりと、
移住先として話題の地域です。
地名の通りの「神」の物語と新たに根づこうとする移住者が運んできた文化。
それらが共創するまちの生活にダイブします。
日時:11月21日(土)〜23日(月・祝)
価格:50000円/人
定員:6名(最小敢行人数4名)
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九州の玄関口である北九州にある小倉は、3つもの海流が交わる魚介の宝庫。
旦過市場(たんがいちば)は料理人から地元の人まで賑わいを見せます。
今回は、ゲストハウス〈タンガテーブル〉に滞在し、
まるで小倉の生活を味わうかのように、旦過市場で買い物し、
小倉の人と一緒に皆で料理をするステイ体験をします。
小倉は海流だけでなく、九州、四国、本州の人や文化が行き交う交流地点。
地元の魚だけでなく、人との出会いにも期待できそうです。
日時:11月28日(土)〜29日(日)
価格:24000円/人
定員:10名(最小敢行人数6名)
観光地としては知名度のない3つの地域ですが、
その土地の歴史や風土で培われた生業や文化の体験を通して、
新たな発見や出会いがあるはず。
それは、これまでの旅行体験では得られなかった財産になるでしょう。
詳細や申し込みは、LOCAL DIVERのウェブサイトをご覧ください。
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